ロシア外務省のヴラジミル・エルマコフ不拡散軍備管理局長は7日にダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で発生した塩素ガス使用疑惑事件を調査するためにシリア入りしている化学兵器禁止機関(OPCW)の専門家チームが、「西側の圧力に曝されている」と批判した。 エルマコフ局長は、「OPCWの専門家は圧力に曝されている。なぜなら米国が2011年に、アサド大統領を退陣させると決定し、この決定に沿って政策を打っているからだ」と述べた。 エルマコフ局長はまた「ロシアは、化学兵器によるとされる攻撃の調査結果がプロフェッショナルなもんであれば、受け入れる用意がある」と付言した。 リア・ノーヴォスチ(4月23日付)が伝えた。 AFP, April 23, 2018、ANHA, April 23, 2018、AP, April 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018、al-Hayat, April 24, 2018、Reuters, April 23, 2018、RIA Novosti, April 23, 2018、SANA, April 23, 2018、UPI, April 23, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.