国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、シリア情勢への対応を協議するための国連安保理15カ国非公式作業会合(21日)に出席するために訪問していたスウェーデンで、SVT(4月22日付)のインタビューに応じ、「冷戦が戻ってきたことは明白だ」としたうえで、「安保理がこれほどまでに分断されているなかで、国連がこの問題を魔法を使うように解決できるなどと考えるのは純朴だ…。米国もロシアもかつてのようにみなを監督していない。この地域にはトルコ、イラン、サウジアラビアといった国が大きな役割を果たすようになっており、これらの国を監督する単一のブロックは存在しない…。安保理は今や、世界のパワー・バランスを反映しておらず、現状に合致しておらず、一部の国が拒否権を悪用している」と述べた。 [caption id="attachment_48655" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018[/caption] AFP, April 23, 2018、ANHA, April 23, 2018、AP, April 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2018、al-Hayat, April 24, 2018、Reuters, April 23, 2018、SANA, April 23, 2018、SVT, April 23, 2018、UPI, April 23, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.