ダマスカス郊外県では、SANA(4月12日付)によると、東グータ地方ドゥーマー市で活動を続けていたイスラーム軍戦闘員と家族をアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去させる作業が続き、彼らを乗せた大型バス複数台がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを経由して、同地を後にした。 ロシア外務省によると、12日に退去した戦闘員と家族は1,521人に及ぶという。 一方、ドゥラル・シャーミーヤ(4月12日付)によると、11日にドゥーマー市を退去していたイサーム・バワイダーニー氏らイスラーム軍の幹部が11日晩、アレッポ県に到着した。 [caption id="attachment_48221" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 12, 2018[/caption] またシリア軍は、ザマルカー町で、反体制武装集団の武器弾薬庫、爆弾製造所を発見し、武器弾薬、サウジアラビア製の爆発物質などを押収した。 ** ヒムス県では、SANA(4月12日付)によると、反体制武装集団がカニー・アースィー村を砲撃し、3人が負傷した。 AFP, April 12, 2018、ANHA, April 12, 2018、AP, April 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2018、al-Hayat, April 13, 2018、Reuters, April 12, 2018、SANA, April 12, 2018、UPI, April 12, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.