トルコのハベル・トゥルク(3月29日付)は、アレッポ県アフリーン市内での特派員のインタビューに応え、「自由シリア軍はテロリスト」と批判する住民の発言を、「人民防衛部隊(YPG)がいることを望まない」意図的に「意訳」したレポートを放映した。 [caption id="attachment_47801" align="aligncenter" width="622"] Youtube, March 29, 2018[/caption] ANHA(3月29日付)がユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=4-MJAyRqd-o&feature=youtu.be)を通じて公開した映像において、地元住民がレポーターの質問に対して、「私たちは、アフリーン市に武装集団がいる光景など目にしたくありません。なぜなら、自由シリア軍は自由のための軍隊などではないからです。自由シリア軍は、盗み、略奪、強盗をする集団です。テロリストです。連中は私たちの家で略奪を行い、女性達を連れ去りました。昨晩も15歳の少女3人が強姦されました」と述べた。 しかし、同行していた通訳は「私たちは、アフリーン市の外から来た彼らがアフリーン市にいることを望まない。彼らは我々の財産や持ち物を略奪した。YPGは我々の尊厳を傷つけた。我々は彼らがここにいることを望まない。彼らはこの土地の本当の持ち主ではない」と「意訳」した。 AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、Haberturk, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.