西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に参加する複数の武装集団は、ラッカ市の県立競技場(アスワド競技場)で共同声明を出し、ユーフラテス川以東に展開している部隊を撤退させ、トルコ軍が侵攻を続けているアレッポ県アフリーン郡に転戦すると表明した。 [caption id="attachment_47033" align="aligncenter" width="620"] ANHA, March 6, 2018[/caption] 共同声明を発表したのは、革命家軍、クルド戦線、北部民主旅団、イドリブ軍事評議会の4組織。 ** ロイター通信(3月6日付)は、シリア民主軍の司令官の一人アブー・ウマル・イドリビー氏の話として、シリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うためにラッカ県やダイル・ザウル県に展開させていた戦闘員1,700人をアフリーン郡に転戦させた、と伝えた。 AFP, March 6, 2018、ANHA, March 6, 2018、AP, March 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2018、al-Hayat, March 7, 2018、Reuters, March 6, 2018、SANA, March 6, 2018、UPI, March 6, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.