ジェームズ・マティス米国防長官はNATOの会合に出席するために訪問中のブリュッセルで、トルコのヌレッティン・ジャニクリ国防大臣と会談した。 会談後、マティス国防長官は、「我々は共通の基盤に達しようとしている…。それは率直さ、透明性を特徴とし…、彼ら(トルコ側)の正当な懸念に対処するための方法を確立するために協力を続ける」としたうえで、トルコに対してダーイシュ(イスラーム国)との戦いに注力するよう改めて求めたことを明らかにした。 米国防総省が発表した声明によると、マティス国防長官は「ダーイシュに勝利するための戦いに集中し、その残党がシリアで再び組織を再構築するのを阻止」するよう呼びかけ、「シリアの複雑な治安状況、そしてダーイシュが復活することでNATOのすべての加盟国が直面する脅威について議論した」という。 これに対して、ジャニクリ国防大臣は、記者団に対して「シリア民主軍は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)に完全に従属している」シリア民主軍からYPGを排除するよう呼びかけた。 AFP, February 15, 2018、ANHA, February 15, 2018、AP, February 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2018、al-Hayat, February 16, 2018、Reuters, February 15, 2018、SANA, February 15, 2018、UPI, February 15, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.