レバノン日刊紙『ムドン』(1月30日付)は、29日にソチで開幕したシリア国民対話大会に、サウジアラビアが後押ししてきたイスラーム軍が代表2人を派遣したと伝えた。 大会に派遣されたのは、「イスラーム・アッルーシュ」の名で知られるマジュディー・ニウマ報道官、ムハンマド・ハイル・ワズィール前司令官。 これに関して、ワズィール氏は、「ソチ(での大会)に参加するが、大会出席人関してイスラーム軍との間には何の連絡も調整もない」と述べたという。 また、ニウマ氏もツイッターで「シリア問題の研究者として招待された。革命を代表する政治家、軍人として招かれてはいない。だが、シリア人が混同しないよう、出席を辞退した」と綴った。 なお、イスラーム軍は28日、大会をボイコットするとの声明を発表している。 [caption id="attachment_45911" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018[/caption] AFP, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、al-Mudun, January 30, 2017、Reuters, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.