アナトリア通信(12月24日付)は、アスタナ8会議に出席した反体制武装集団代表団「シリア軍事革命諸勢力代表団」が、会議期間中(21日)にカザフスタンの首都アスタナでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に提出した報告書のなかで、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)を国際テロ組織として認定するよう求めたと伝えた。 シリア軍事革命諸勢力代表団は報告書のなかで、国際テロ組織の定義に言及するとともに、クルディスタン労働者党(PKK)、シリア政府との関係、そして数々の犯罪行為について指摘、「PYDの行為は国際人道法に違反しており、国際刑事裁判所規程(ローマ規定)が定義するところの戦争犯罪とみなし得る」と指弾、PYDをPKKのシリアにおける支部組織と断じたうえで、「欧州連合、英国、米国、そしてそのほかの多くの国を含む世界水準においてテロ組織と分類される」と締めくくっているという。 AFP, December 25, 2017、Anadolu Ajansı, December 25, 2017、ANHA, December 25, 2017、AP, December 25, 2017、ARA News, December 25, 2017、Champress, December 25, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 25, 2017、Naharnet, December 25, 2017、NNA, December 25, 2017、Reuters, December 25, 2017、SANA, December 25, 2017、UPI, December 25, 2017などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.