ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、マナール・チャンネル(11月5日付)を通じて演説を行い、4日に滞在先のサウジアラビアで辞意を表明したサアド・ハリーリー首相に関して、「ハリーリー首相を辞任に追いやるような理由はレバノン国内にはない。理由はサウジアラビア国内に求められねばならない」と述べた。 ナスルッラー書記長はそのうえで「おそらく、サウジアラビア国内での王子どうしの権力争いの結果、あるいは金銭絡みの争いごとの結果だろう。つまり、ハリーリー首相はサウジアラビアを統治する王族内の誰かによって粛清されたのだろう。あるいはサウジアラビアが彼の仕事に満足せず、サウジアラビアの政策に文字通り忠実な別の人間を首相にすげ替えたいのだろう」と述べた。 AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Qanat al-Manar, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.