フランス日刊紙『ル・パリズィアン』(4月21日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市での塩素ガス使用疑惑事件を口実とする14日の米英仏のシリア攻撃に関して、攻撃開始直前にフランス軍航空機と艦艇に「技術的トラブル」が発生していたとの極秘情報を入手した、と伝えた。 同紙によると、攻撃に参加したラファール戦闘機5機のうちの1機がミサイル発射に失敗、操縦士はマニュアルに従い、主導でミサイルを切り離したという。 また、攻撃に参加したフリゲート艦のコンピューターにも不具合が生じ、ミサイルが発射できなくなったという。 ただし、これらのトラブルはフランス軍の攻撃に影響は及ぼさなかったという。 [caption id="attachment_48612" align="aligncenter" width="622"] al-Durar al-Shamiya, April 21, 2018[/caption] AFP, April 21, 2018、ANHA, April 21, 2018、AP, April 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2018、al-Hayat, April 22, 2018、Le Parisien, April 21, 2018、Reuters, April 21, 2018、SANA, April 21, 2018、UPI, April 21, 2018などをもとに作成。 (C)青山弘之 All rights reserved.