2015年10月1日(木)から10日(土)までのシリアをめぐる主な動きは以下の通り。
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9月30日に、シリア政府の要請のもと、シリア領内での空爆を開始したロシア軍が、シリア軍と連携し、ハマー県、イドリブ県、ヒムス県、ラタキア県、ラッカ県、ダマスカス郊外県、アレッポ県で空爆を続けた。空爆の規模は、2014年9月にシリア領内での空爆を開始した米国主導の有志連合(1日平均3~5回)の5~10倍の規模で、7日にはカスピ海に配備されているフリゲート艦から巡航ミサイルでの攻撃が行われた。
また、ロシア軍戦闘機は2度にわたってトルコ領内を侵犯したほか、シリア領内に配備されたミサイル防空システムが、シリア領空を飛行するトルコ軍戦闘機を標的としてレーダーで捕捉するなどして、攻撃を敢行した。
ロシア軍の空爆では、ダーイシュ(イスラーム国)、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、そしてヌスラ戦線と連携するジハード主義者などの武装集団の拠点が標的となったが、欧米諸国が「穏健な反体制派」と位置づける武装集団、すなわち米国(CIA)が支援してきた「穏健な反体制派」の「山地の鷹旅団」の教練キャンプ空爆や、同じく「穏健な反体制派」と目される「ハック旅団」、「第13師団」の拠点も標的となった。
なお、これらの「穏健な反体制派」は、イドリブ県、アレッポ県において、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などと共闘している。
ロシア軍による攻勢を受け、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がロシアに武器支援と連携を要請したと発表した。
一方、在外の反体制組織は、ロシアの空爆を批判、このうち、シリア・ムスリム同胞団、シリア・イスラーム評議会は、ロシアへのジハードを唱導した。
欧米諸国、トルコ、サウジアラビアなどいわゆる「シリアの友諸国は、ロシアがダーイシュ以外の組織を空爆しているとの批判を続けた。しかし、フランスは、ほどなくロシアに対して「ダーイシュとテロリストと目される組織」を空爆すべきだと語気を弱め、事実上ロシアに同調した。
ドイツ、ハンガリーは、難民問題とシリア情勢と関連づけ、ロシアの協力が不可欠だとの姿勢を示した。
エジプトは、外務大臣がロシアによるシリア空爆に支持を表明した。
(主な関連記事)
■シリア・イスラーム評議会「ロシアとの戦いはもっとも偉大なジハード」(2015年10月1日)
■ドイツのメルケル首相「シリアの内戦はロシアの支援なしに終わらせることはできない」(2015年10月1日)
■サウジのジュバイル外相「アサドがいない移行期統治評議会を設置することによってのみ、シリアの危機を終わらせることができる」(2015年10月1日)
■米英仏独、トルコ、サウジ、カタールが共同声明でロシア軍のシリアでの空爆開始を批判(2015年10月1日)
■ドイツのシュタインマイヤー外務大臣「我々は行動をもってアサドの独裁体制の蛮行を止めねばならない」(2015年10月1日)
■サウジアラビアのムアッリミー国連代表がロシアによるシリア領内での空爆停止を求める(2015年10月1日)
■YPGは、ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線などのテロ組織と戦うため、ロシアに武器支援と連携を要請(2015年10月1日)
■ロシア軍はCIAが支援する「山地の鷹旅団」の教練キャンプを空爆(2015年10月1日)
■ロシア軍がヒムス県、ハマー県、イドリブ県を12回にわたり空爆、シリア軍も三県での空爆を実施(2015年10月1日)
■ロシアのラブロフ外務大臣「ロシア軍の空爆は有志連合とまったく同じで、ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線を標的としている」(2015年10月1日)
■チェチェン共和国のカディロフ大統領がプーチン大統領の要請を受け、シリアへの派兵を決定(2015年10月2日)
■ロシア軍、シリア軍がアレッポ県、イドリブ県、ハマー県、ラッカ県、ラタキア県のダーイシュ(イスラーム国)など「国際テロ組織」への空爆を続ける(2015年10月2日)
■潘国連事務総長、国際テロ組織のみを空爆の標的とするようロシアに要請(2015年10月2日)
■南部戦線(自由シリア軍)「ロシア軍とイラン軍への攻撃は我々の部隊にとって合法的な標的」(2015年10月2日)
■菅官房長官「仮にロシアがダーイシュ以外の対象を攻撃したのが事実であれば、シリア情勢のさらなる悪化につながり、懸念せざるを得ない」(2015年10月2日)
■シリア・ムスリム同胞団「ロシアへの防衛ジハードは義務」(2015年10月3日)
■ロシア軍がシリア軍の支援を受け、イドリブ県、ハマー県、ラッカ県での空爆を続け、クッルナー・シュラカーによるとイドリブ県で一家9人を含む11人が死亡(2015年10月3日)
■ハンガリーのシーヤールトー外相「移民問題とシリア和平はロシアの協力が必要」(2015年10月3日)
■フランスのオランド大統領「ダーイシュ(イスラーム国)のみを空爆すべきとロシアに伝える」(2015年10月3日)
■ファロン英国防相「ロシア軍の空爆のうち、ダーイシュ(イスラーム国)を標的としているのは全体の5%だけ」(2015年10月3日)
■シリア・ムスリム同胞団「ロシアの占領に対する抵抗は合法的義務」(2015年10月4日)
■ドイツのメルケル首相「反体制派、シリア政府、諸外国などすべての代表者の政治プロセスへの参加が必要」(2015年10月4日)
■キャメロン英首相「ロシアのシリア空爆は決定的な誤り」(2015年10月4日)
■エジプトのシュクリー外相はロシア軍によるシリア空爆への支持を表明(2015年10月4日)
■ロシア軍がイドリブ県、ヒムス県、ラッカ県でダーイシュなどの拠点への空爆を続ける(2015年10月4日)
■ファトフ軍支配下のイドリブ市でロシア軍の空爆に反対するデモ発生(2015年10月5日)
■フランスのファビウス外相は「ダーイシュ(イスラーム国)およびテロリストと目される組織」を空爆すべきと述べ、オランド大統領の前言を撤回し、ロシアの主張に事実上同調(2015年10月5日)
■トルコ政府、NATOはロシア軍戦闘機によるハタイ県への領空侵犯に厳重抗議(2015年10月5日)
■ロシア軍はイドリブ県、ヒムス県、ラタキア県でダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線の拠点を空爆(2015年10月5日)
■トルコのエルドアン大統領「ロシアがトルコのような友好国を失えば、多くを失うことになる」(2015年10月6日)
■ロシア軍が3日に続いて、4日にもトルコに領空侵犯、また5日には地対空ミサイルのレーダーでトルコ軍機を捕捉(2015年10月6日)
■ロシア軍がタドムル市一帯(ヒムス県)、ダマスカス郊外県を初めて空爆(2015年10月6日)
■シリア国民連合はロシア軍の空爆でイドリブ県の遺跡が破壊されたと主張(2015年10月6日)
■ロシア海軍がカスピ海からシリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを巡航ミサイルで攻撃(2015年10月7日)
■シリアでの空爆調整をめぐる米露の協議:米国はロシアへのダーイシュ(イスラーム国)関連の情報提供を拒否(2015年10月7日)
■ロシア国防省報道官「「トルコ国防省がシリア領内でのロシア軍の空爆に関して、行動調整のための合同作業グループ設置を提案」(2015年10月7日)
■シリア領内のミサイル防空システムがトルコ軍戦闘機8機を標的として捕捉(2015年10月7日)
■ロシア軍がヒムス県、ラッカ県、ハマー県、ラタキア県のテロ組織拠点への空爆を実施し、ヌスラ戦線戦闘員100人以上を殲滅(2015年10月8日)
■エジプトのスィースィー大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談(2015年10月8日)
■イラン領内にロシアの巡航ミサイルが着弾したとの米高官の主張をイラン、ロシアともに否定(2015年10月9日)
■エジプト外相がロシア外相と電話会談:地域諸国とのより広範な同盟をロシアに要請(2015年10月9日)
■ロシア軍はアル=カーイダ系組織と共闘する「穏健な反体制派」のハック旅団、第13師団拠点を空爆により破壊(2015年10月9日)
■ロシア軍がシリア各地に過去最大規模の空爆を実施(2015年10月10日)
■ムジャーヒディーン軍がアレッポ市でロシア軍偵察機を撃墜か?(2015年10月10日)
米国は、ロシアによるシリア空爆に関して、ダーイシュ(イスラーム国)以外の組織、具体的にはアサド政権と戦う反体制派を標的としている、との批判を続けた。しかし、前月までの「穏健な反体制派」への軍事教練プログラムの失敗を受け、米政府は、教練プログラムの廃止を決定、同プログラムのための予算を、シリア国内ですでに活動している「穏健な反体制派」への武器供与に充てる方針へと転換した。
しかし、国内の「穏健な反体制派」への武器供与は、「基本的」(basic)な武器に限定され、対戦車ロケット砲や高性能兵器の供与は、「テロリスト」の手に渡る可能性を踏まえて見送られた。
米国による「穏健な反体制派」への支援策が迷走を続けるなか、米トルコ両政府がアレッポ県北部に設置合意した「安全地帯」では、ダーイシュが勢力を強めた。
(主な関連記事)
■ラッカ革命家旅団はダーイシュ(イスラーム国)との戦いに向け「部族軍」を結成(2015年10月1日)
■オバマ米大統領「「穏健な反体制派」への軍事教練の失敗は、彼らが「樽爆弾」の攻撃を受けており、ダーイシュとの戦闘に集中できないため」(2015年10月2日)
■オバマ米大統領は国防総省にシリア国内の「穏健な反体制派」への武器供与を命令(2015年10月4日)
■チュニジアが米主導の有志連合への参加を表明(2015年10月4日)
■ロシアのラブロフ外務大臣「米国は自由シリア軍がどこにおり、誰が指導しているかといった情報を開示しない…。自由シリア軍は想像上の組織に過ぎない」(2015年10月5日)
■9カ国が「穏健な反体制派」の教練プログラムから撤収、米軍の軍事教練を受けた第30師団の失敗はトルコが原因(2015年10月8日)
■ロシア軍のシリア空爆により、米国主導の有志連合はシリア領内での航路変更を余儀なくされる(2015年10月8日)
■米国防総省は「穏健な反体制派」への教練プログラムを廃止、シリア国内の反体制派への限定的武器供与に方針転換し、高性能兵器が「テロリスト」の手に渡らないよう配慮!(2015年10月9日)
■イラン・イスラーム革命防衛隊幹部がアレッポ県で死亡(2015年10月9日)
■ダーイシュ(イスラーム国)は米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」で新たに勢力拡大(2015年10月9日)
■フランス空軍がシリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して2度目となる空爆を実施(2015年10月9日)
■SANAは有志連合がアレッポ県の発電所2カ所を空爆で破壊したと非難(2015年10月10日)
■シリア領空での空爆作戦を調整するための米ロシア協議再開の準備整う(2015年10月10日)
西クルディスタン移行期民政局が、アレッポ市シャイフ・マクスード地区のジャズィーラ検問所を開放し、シリア政府支配地域との往来を規制緩和したことを受けて激化していた人民防衛隊とシャーム戦線の対立は収束する一方、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線がYPGへの攻撃を激化させた。
(主な関連記事)
■アレッポ市のYPG支配地域(シャイフ・マクスード地区)をヌスラ戦線が砲撃(2015年10月1日)
■アレッポ市内でYPGとアル=カーイダ系のヌスラ戦線が交戦(2015年10月4日)
■アレッポ市シャイフ・マクスード地区でのYPGがヌスラ戦線戦闘員4人を殺害(2015年10月5日)
ロシア軍によるシリア攻撃に合わせるかたちで、シリア軍が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などからなるファトフ軍の攻勢が続いていたハマー県北部、ラタキア県北部で反転攻勢を開始、8日にはアリー・アブドゥッラー参謀長が大規模テロ掃討作戦の開始を宣言し、シリア軍は、ハマー県バフサ村、アトシャーン村、スカイク丘を完全制圧し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市への進路を確保した。
シリア軍はまた、ダイル・ザウル県、ハマー県北部、ヒムス県中部(タドムル市一帯)で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点への攻撃を激化させたが、ダーイシュはタドムル市内にあるUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡の凱旋門を破壊した。
一方、南部戦線の衰退が著しいダルアー県では、ダルアー県で反体制武装集団の元戦闘員ら約700人がシリアの治安当局に投降した。
他方、「堪え忍ぶ者たちに吉報をもたらせ」作戦司令室が攻勢を続けているクナイトラ県では、同作戦司令室がシリア軍に対して攻勢を続けるなか、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の活動が徐々に顕在化していった。
(主な関連記事)
■シリア軍がアレッポ市東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年10月1日)
■ダイル・ザウル県内でダーイシュ(イスラーム国)とムーハサン市住民の対立が激化(2015年10月2日)
■シリア軍がクナイトラ県で反体制武装集団との戦闘を続ける(2015年10月2日)
■ラタキア県北部にシリア軍戦闘機1機が墜落(2015年10月3日)
■ダルアー県で反体制武装集団メンバー450人、民間人法律違反者250人が集団投降、「解放区」の自治失敗などが要因(2015年10月3日)
■クナイトラ県で、元ヌスラ戦線司令官のシャーム自由人イスラーム運動司令官がアフマル丘一帯での戦闘で戦死(2015年10月3日)
■シリア軍は、ロシア軍の空爆と並行して、ハマー県、ヒムス県のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、有志連合はハサカ県でYPGを航空支援(2015年10月4日)
■シリア軍は、ロシア軍の空爆と並行して、ハマー県、イドリブ県、ラタキア県、ヒムス県などでファトフ軍の拠点を攻撃・空爆(2015年10月4日)
■シリア軍はアレッポ県、ヒムス県中部、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆(2015年10月5日)
■シリア軍は、ロシア軍の空爆と並行して、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県、ヒムス県でヌスラ戦線などの拠点を空爆(2015年10月5日)
■シリア軍は、ロシア軍の空爆と並行してアレッポ県、ヒムス県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆(2015年10月6日)
■シリア軍は、クナイトラ県でヌスラ戦線などと交戦(2015年10月6日)
■シリア軍がアレッポ県、ハマー県でヌスラ戦線などに対する攻撃を激化(2015年10月7日)
■シリア軍が、アレッポ県、ヒムス県でロシア軍の空爆と並行して、ダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃(2015年10月7日)
■シリア軍がハマー県でファトフ軍に対する地上作戦を本格化(2015年10月8日)
■ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍がアレッポ県、ヒムス県でのダーイシュ(イスラーム国)への攻撃を続ける(2015年10月8日)
■シリア軍参謀長が「テロ集団根絶」と「テロに蹂躙された地域の解放」に向けた大規模攻撃を開始すると発表(2015年10月8日)
■ダーイシュ(イスラーム国)は、羊を生贄として捧げることで知られるイード・アドハーにキリスト教徒住民3人を処刑(2015年10月8日)
■シリア軍はファトフ軍の支配下にあったハマー県北部バフサ村を完全制圧、ファトフ軍はイドリブ県フーア市一帯からハマー市北部に転戦開始(2015年10月9日)
■シリア軍がハマー県北部のアトシャーン村、スカイク丘を制圧し、イドリブ県ハーン・シャイフーン市への進路を確保(2015年10月10日)
アサド大統領はイランのテレビ局ハバル・ネットの単独インタビューに応じ、ロシアによるシリア空爆に関して「トルコ、ヨルダン、カタール、サウジアラビアといった国に圧力をかけ、シリアへのテロリスト、武器、資金の流れを止めることだ…。テロ支援が止まれば、ほとんどの難民はただちに帰国するだろう…。テロを支援する国がいては、政治的解決は実現し得ない」と述べた。
(主な関連記事)
■ムアッリム外務在外居住者大臣が国連総会で演説「空爆はシリア国内でテロと戦う唯一の勢力であるシリア・アラブ軍との協力がなされない限りは無駄なものとなる」(2015年10月2日)
ロシア軍の空爆、米国の「穏健な反体制派」支援策の迷走と転換、そしてシリア軍の反転攻勢を受けるかたちで、国内各所でアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の二つの組織を軸に、反体制武装集団の再編がにわかに活発化した。
(主な関連記事)
■アル=カーイダとの関係を否定するシャーム自由人イスラーム運動のロケット・砲兵旅団がアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線に忠誠を誓う(2015年10月4日)
■アレッポ県で活動する反体制派2組織がアル=カーイダ系のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動にそれぞれ忠誠を誓う(2015年10月5日)
■「穏健な反体制派」の最有力組織ヌールッディーン・ザンキー運動とアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線が和解(2015年10月6日)
■ダルアー県で活動する無名の2組織がアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動に加入(2015年10月7日)
■アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動を含む武装集団がアレッポ県で新たな軍事連合組織「シャーム軍」を結成(2015年10月9日)
シリア情勢についてもっと詳しく知りたい方は「シリア・アラブの春顛末期:最新シリア情勢」(http://syriaarabspring.info/)をご覧ください。
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