ロシア軍戦闘機がシリア国内の砂漠地帯各所でダーイシュのスリーパーセルを狙って12回爆撃(2023年10月31日)

シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機がシリア国内の砂漠地帯各所(詳細な場所は明記せず)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを狙って12回にわたって爆撃を実施したと発表した。

AFP, November 1, 2023、ANHA, November 1, 2023、‘Inab Baladi, November 1, 2023、Reuters, November 1, 2023、SANA, November 1, 2023、SOHR, November 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)がイスラエルを長距離弾道ミサイルで攻撃したと発表:イスラエルは紅海地域で長距離防空システムHetz 3を作動させ、ミサイルを迎撃したと発表(2023年10月31日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後2時20分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて速報を出し、イスラエル空軍が同日に紅海地域からイスラエル領内に向けて発射された地対地ミサイルを長距離防空システムHetz 3(Arrow 3)で迎撃と発表した。

 

**

これに関して、イエメンのアンサール・アッラー(別称:フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官(准将)はXなどを通じて声明を出し、パレスチナ人民とその抵抗運動を支援するため、シオニスト政体(イスラエル)の領内深部を標的として弾道ミサイル複数発を発射したと発表した。

サリーア報道官は、今回のミサイル攻撃が「パレスチナの抑圧された同胞を支援するための3回目の作戦」だとしたうえで、今後もイスラエルが攻撃を停止する前、ミサイルや無人航空機(ドローン)による特殊攻撃を継続すると表明した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ウマル油田に米軍が違法に設置している基地がロケット弾の攻撃を受ける(2023年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地で激しい爆発が複数回にわたって発生した。

この爆発に関して、RIAノーヴォスチ通信(10月31日付)は、米軍基地がロケット弾の攻撃を受け、4回の爆発音が聞こえたと伝えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍部隊はイスラエルが占領するゴラン高原に面するクナイトラ県のナースィリーヤ村、マアラカ村の連隊基地に再展開(2023年10月31日)

反体制派サイトのオリエント・ニュース(10月31日付、ライス・ハムザ特派員)は、ロシア軍部隊がイスラエルが占領するゴラン高原に面するクナイトラ県のナースィリーヤ村、マアラカ村の連隊基地に再展開し、ロシア国旗を掲げたと伝えた。

ロシア軍が同地に再展開するのは数ヶ月ぶりで、シリア人権監視団によると、シリア軍とイスラエル軍の砲撃戦が続いていることに対処するための動きだという。

**

イナブ・バラディー(11月1日付)によると、ロシア軍は、イスラエル占領下のゴラン高原と兵力引き離し地域を隔てる境界線(ラインA)一帯と、ウンム・ラウカス村にあるサフラ連隊陣地を巡回した。

ロシア軍は2021年半ばに県北部のハムル丘陵地帯に展開していた憲兵隊を撤収させてい以降、兵力引き離し地域での活動は行ってなかった。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、November 1, 2023、Orient News, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でシリア民主軍とシリア軍がユーフラテス川を挟んで交戦、若い男性1人が死亡、2人が負傷(2023年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のシュハイル村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にある対岸(西岸)のバクラス村に展開するシリア軍部隊が川を挟んで交戦、これにより若い男性1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は10月8日以降のイスラエル軍との戦闘の戦果を示すインフォグラフックを公開(2023年10月31日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」を受けて、10月8日にレバノン南部・イスラエル北部でのイスラエル軍のとの戦闘が始まって以降23日間の戦果を示すインフォグラフックを公開した。

それによると、レバノン・イスラーム抵抗はこれまでに兵員輸送車2輌、高機動多用途装輪車輌(HMMWV)2輌、戦車9輌を破壊、イスラエル軍兵士120人を殺傷、陣地105ヶ所を打撃、通信システム69ヶ所、監視カメラ140台、妨害システム17基、レーダー33基、諜報システム27基を破壊、無人航空機(ドローン)1機を撃墜、28の入植地を放棄させ、入植者6万5000人を避難させた。

マナール・チャンネル(10月30日付)が伝えた。

**

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後12時22分、アースィー陣地近くのハッザーン丘に布陣するイスラエル軍の要撃部隊を捕捉、「殉教者フサイン・マンスール・グループ」がロケット弾で攻撃し、直接の損害を与え、ほぼすべての兵士を殺傷した。

午後2時15分、マルジュ陣地を攻撃し、機器に直接の損害を与えた。

午後2時30分、ビラニット軍事キャンプ近くでイスラエル軍のメルガヴァ戦車1輌をロケット弾で破壊した。

午後4時、ジャルダーフ丘の陣地近くでイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、確実な損害を与えた。

**

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後3時58分

レバノン国内で過去数週間に、数千人がヒズブッラーによる戦争に巻き込まれることを恐れて、自らの意思でレバノン南部を去っている。

 


AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Qanat al-Manar, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を2機のドローンで爆撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年10月31日)

この攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後12時半頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/57)を通じて声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を2機の無人航空機(ドローン)で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

 

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県カフルタアール村で、イスラーム解放党のメンバーとされる17歳の青年を拘束・連行(2023年10月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるカフルタアール村で、イスラーム解放党のメンバーとされる17歳の青年の携帯電話などを没収、その後拘束・連行した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県アフタリーン市で3日連続でシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモ(2023年10月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアフタリーン市で、前日および前々日に続いて住民どうしの銃撃戦に対するシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモが行われた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯、イドリブ市西のアイン・シーブ村を9回にわたって爆撃(2023年10月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を5回にわたって爆撃した。

ロシア軍はまた、イドリブ市西のアイン・シーブ村を4回にわたり爆撃した。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍が、イドリブ県のInkzik村、カンスフラ村を爆撃し、地下シェルター2ヶ所と無人航空機(ドローン)用の部品保管庫を破壊するとともに、過激派が乗った車輛を攻撃、少なくとも10人を殲滅したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア軍も、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カスル村を砲撃した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月31日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(10月31日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのラブロフ外務大臣と電話会談:イスラエルのガザ攻撃停止の必要を確認(2023年10月31日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、中東地域情勢の進展、とりわけパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化について意見を交わすとともに、シリア・ロシア二国間関係強化の重要性を確認した。

ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、ガザ地区の人道状況の悪化を指摘、イスラエルの犯罪行為を止めさせるため国際社会が取り組みを強化する必要があると述べた。

一方、ラブロフ外務大臣は、イスラエルがシリアに対して繰り返している攻撃に拒否の意思を示すとともに、ガザ地区での軍事作戦の停止の必要を強調した。

SANA(10月31日付)が伝えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を15件確認したと発表(2023年10月31日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に15件確認したと発表した。

違反は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空で行われ、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機3機、タイフーン戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機が領空侵犯を繰り返したという。

RIAノーヴォスチ通信(10月31日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 31, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県アフタリーン市で前日に続いてシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモ(2023年10月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアフタリーン市で、前日に続いて住民どうしの銃撃戦に対するシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモが行われた。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍戦闘機などがダイル・ザウル県のブーカマール国境通行所、ユーフラテス川西岸を爆撃する一方、「イランの民兵」も県内の米軍基地を狙って砲撃(2023年10月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の有人戦闘機複数機が早朝、ブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を経由してイラクからシリアに入国した車列を狙って爆撃を行い、貨物車輛3輌が破壊された。

車列はブーカマール国境通行所から数十メートルの場所で被弾した。

死傷者で出たとの情報はないという。

ロイター通信(10月30日付)によると、10輌の貨物車輛からなる車列が爆撃を受けたほか、「イランの民兵」が使用しているビルも被弾した。

マヤーディーン・チャンネル(10月30日付)は、複数筋の話として、爆撃は米軍の無人航空機(ドローン)多数によって行われ、食料品や清掃道具を積んだ貨物車輛や冷蔵車輛が狙われ、6~7輌の車輛が損害を受けたと伝えた。

また、これに対する報復として、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に設置されている米軍の基地に対してロケット弾15発が撃ち込まれたと伝えた。

**

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のタービヤト・ジャズィーラ村、ムッラート村にある「イランの民兵」の陣地複数ヶ所を爆撃、ロケット弾発射台複数基が破壊された。

この爆撃を受けるかたちで、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のCONOCOガス田に設置されている米軍基地を狙って砲撃が行われ、ロケット弾4発が着弾し、複数回の爆発が発生、兵站物資などを積んだ米軍の車列が基地への進入を阻止された。

この攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後12時半頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/55)を通じて声明を出し、CONOCOガス田の米軍基地に対して多数のロケット弾を発射し、直接の被害を与えたと発表した。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Qanat al-Mayadin, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空方面からダルアー県農村地帯にあるシリア軍の陣地2ヶ所をミサイルで爆撃し、若干の物的被害(2023年10月30日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午前1時35分頃、占領下のゴラン高原上空方面からダルアー県の農村地帯にあるシリア軍の陣地2ヶ所をミサイルで爆撃し、若干の物的被害が出たと発表した。

SANA(10月30日付)が伝えた。

**

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イスラエル軍のF-16戦闘機2機が午前1時33分から35分にかけて、占領下ゴラン高原上空からダルアー県にあるシリア軍の陣地2ヶ所を誘導ミサイルで爆撃し、軍事インフラが損傷を受けたと発表した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍が狙ったのは、ナワー市に近いシリア軍第112旅団司令部内の陣地複数ヶ所、砲兵大隊の陣地1ヶ所。

シリア政府支配地から占領下ゴラン高原への砲撃への報復として爆撃は行われたという。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、RIA Novosti, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイラクのアイン・アサド米軍基地に対して多数のロケット弾を発射し、直接の被害を与えたと発表(2023年10月30日)

イラク・イスラーム抵抗は午後7時半頃にテレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/55)を通じて声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地に対して多数のロケット弾を発射し、直接の被害を与えたと発表した。

 

 

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

前日にアラブ系部族の攻撃を受けたダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸で事態正常化(2023年10月30日)

ANHA(10月30日付)は、前日に「ダマスカス政府の傭兵」(アラブ系部族)による攻撃を受けたダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)支配下のダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸各所で事態が正常化と伝え、市街地の映像やビデオを公開した。

**

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、前日のダイル・ザウル県での「傭兵」(アラブ系部族)による攻撃で、兵士3人が戦死したと発表した。

 

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハリータ・ダルアー県知事が暗殺未遂に遭う(2023年10月30日)

ダルアー県では、シャーム・ネットワーク(10月30日付)によると、ルワイユ・ハリータ・ダルアー県知事を乗せた車列が首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ高速道路を通過するのに合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

この爆発でハリータ知事の護衛1人が負傷したが、ハリータ知事は無事だった。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、Shaam Network, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はレバノン南部を白リン弾などで砲撃(2023年10月30日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後、バイヤード・ブライダー陣地を攻撃し、設備や守備隊に直接の損害を与えた。

午後、マタッラ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後、ナークーラ岬の陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後15時20分、ジャル・アラーム陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後、ビラニット軍事キャンプを攻撃し、兵舎や守備隊に直接の損害を与えた。

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が戦死したと発表した。

**

マナール・チャンネル(10月30日付)は10月30日にレバノン・イスラーム抵抗が攻撃を行った場所をビデオと画像で示した。

**

ナハールネット(10月30日付)によると、イスラエル軍の戦車がアイター・シャアブ村(ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)を砲撃した。

イスラエル軍はまた、シャブアー農場、カフルシューバー村(いずれもナバティーヤ県マルジャアユーン郡)、アイター・シャアブ村近くなどを白リン弾などで砲撃した。

イスラエル軍はさらに戦闘機でラッブーナ村(南部県スール郡)などを爆撃した。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Naharnet, October 30, 2023、Qanat al-Manar, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセルがハサカ県ダシーシャ村でアサーイシュを襲撃、隊員1人殺害(2023年10月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが北・東シリア自治局の支配下にあるダシーシャ村で内務治安部隊(アサーイシュ)を襲撃、隊員1人を殺害した。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市近郊のトゥーハール村を自爆型ドローンで攻撃(2023年10月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のトゥーハール村を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃し、住民1人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、アウン・ダーダート村にあるシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会の検問所(ザアタル検問所)を砲撃した。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を爆撃する一方、シリア軍はトルコ軍が駐留するタフタナーズ航空基地近くで医療チームの車輛をミサイル攻撃(2023年10月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を爆撃した。

シリア軍も同地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にあるブライジュ村を砲撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあり、トルコ軍が駐留するタフタナーズ航空基地近くで医療チームの車輛をミサイルで攻撃し、医療スタッフ1人が死亡、医師1人と運転手が負傷した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯、アイン・イーサー村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月30日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(10月30日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県バアス市の文化センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが実施される(2023年10月30日)

クナイトラ県では、SANA(10月30日付)によると、バアス市の文化センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが実施され、ダマスカス郊外県西部農村地帯出身者数十人が手続きを済ませた。



シリア人権監視団によると、手続きを済ませたのは、サアサア町、ハルムーン村、アルナ村、カルアト・ジャンダル村、ハーン・シャイフ町、バクアサム町、リーマー農場の住民。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア中央銀行は1米ドル=12,500シリア・ポンド、1ユーロ=13,198.81シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年10月30日)

シリア中央銀行は、30日付の送金為替速報で、1米ドル=12,500シリア・ポンド、1ユーロ=13,198.81シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(10月30日付)が伝えた。

AFP, October 30, 2023、ANHA, October 30, 2023、‘Inab Baladi, October 30, 2023、Reuters, October 30, 2023、SANA, October 30, 2023、SOHR, October 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を12件確認したと発表(2023年10月30日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に12件確認したと発表した。

違反は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空で行われ、F-15戦闘機3機、F-16戦闘機2機、MQ-1C無人航空機2機が領空侵犯を繰り返したという。

RIAノーヴォスチ通信(10月30日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 30, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県アフタリーン市でシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモ(2023年10月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアフタリーン市で発生した住民どうしの銃撃戦に対するシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモが行われた。

AFP, October 29, 2023、ANHA, October 29, 2023、‘Inab Baladi, October 29, 2023、Reuters, October 29, 2023、SANA, October 29, 2023、SOHR, October 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でアラブ系部族がユーフラテス川西岸にあるシリア民主軍の拠点次々と攻撃、シリア軍が東岸から砲撃で部族を援護(2023年10月29日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(10月29日付)によると、複数の武装集団シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から東岸に渡河し、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村、ズィーバーン町、アブー・ハルドゥーブ村を攻撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が応戦、激しい戦闘となった。

シリア人権監視団によると、国防隊の複数の民兵組織(地元武装集団)が西岸から東岸に渡河、ズィーバーン町、アブー・ハルドゥーブ村、ハワーイジュ・ズィーバーン町、ハワーイジュ・ジャルズィー村、カシュキーヤ村を攻撃、シリア民主軍の激しく交戦、アブー・ナイタル村にあるシリア民主軍の陣地、スワル町にあるシリア民主軍の検問所を襲撃した。

戦闘により、地元武装集団は、アブー・ハルドゥーブ村でシリア民主軍の兵士3人を殺害、多数を捕虜にした。

イナブ・バラディー(10月29日付)は、アラブ系部族の武装グループはシリア民主軍の軍事拠点などを攻撃し、ズィーバーン町のタルワ地区、フワイジャト・ハフル地区を掌握したと伝えた。

また、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川西岸に展開するシリア軍が地元武装集団を援護するかたちで東岸各所を砲撃、アブー・ハルドゥーブ村では砲弾1発が民家に着弾し、住民5人が死亡、複数人が負傷、ズィーバーン町とカシュキーヤ村でも複数の住民が負傷した。

さらに、ガラーニージュ市の街道近くでは、地元の武装集団がシリア民主軍の兵士2人を襲撃、1人を殺害、1人を負傷させた。

これに対して、シリア民主軍は砲撃が行われた西岸各所を砲撃、マヤーディーン市に砲弾が着弾し、住民1人と国防隊のメンバー複数人が負傷した。

SANA(10月29日付)はダイル・ザウル県のアサド病院のマアムーン・ヒーザ院長の話として、マヤーディーン市の民家複数棟が砲撃を受け、住民1人が死亡、40人が負傷したと伝えた。


シリア人権監視団によると、シリア民主軍はまたシリア政府の支配下にあるクーリーヤ市帯を砲撃した。

また米主導の有志連合の戦闘機が上空に飛来し、警戒活動にあたった。

一方、アブー・ハマーム市では、オートバイに乗った2人組がシリア民主軍の士官が乗った車をRPG弾で攻撃、乗っていた司令官が死亡した。

一連の戦闘で、地元武装集団のメンバー5人、国防隊のメンバー4人が死亡した。

**

アラブ部族軍のアブー・アブドゥッラフマーンを名乗る報道官は、イナブ・バラディー(10月29日付)の取材に対して、攻撃は「解放作戦開始の宣言であり、これと合わせてジャズィーラ地方にいるすべての戦闘員に総動員がかけられた」と述べた。

**

シリア民主軍は声明を出し、一連の戦闘で「傭兵」19人(ズィーバーン町で6人、アブー・ハルドゥーブ村で13人)を殲滅、20人を負傷させたと発表した。

負傷した「傭兵」のなかには、シリア軍の傘下で活動する「東部獅子」の幹部の1人マルワーン・ファーディル氏も含まれているという。

**

シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で軍事情報局に協力していた若い男性が、シリア軍の検問所を静止を振り切って通過しようとし、検問所の兵士によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 29, 2023、ANHA, October 29, 2023、‘Inab Baladi, October 29, 2023、Reuters, October 29, 2023、SANA, October 29, 2023、SOHR, October 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配地から占領下ゴラン高原に砲撃があり、イスラエル軍はダルアー県を砲撃(2023年10月29日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はダルアー県のナワー市西のジュムーア丘一帯を砲撃した。

砲撃は同地からイスラエル占領下のゴラン高原に砲撃が行われたのを受けたもの。

マヤーディーン・チャンネル(10月29日付)も、イスラエル軍はクナイトラ県農村地帯を砲撃したと伝えた。

**

これに関してイスラエル軍は午後11時頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/4746)で、シリアからイスラエル領内(占領下のゴラン高原)に向けて多数の砲弾が発射され、複数発が空地に着弾、これに対してイスラエル軍が、砲弾が発射された場所一帯に応戦したと発表した。

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官もX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、午後11時頃にシリア領内からイスラエルに向けて多数の砲撃が発射され、イスラエル軍が応戦、砲弾が発射された地域一帯を砲撃したと発表した。

AFP, October 29, 2023、ANHA, October 29, 2023、‘Inab Baladi, October 29, 2023、Qanat al-Mayadin, October 29, 2023、Reuters, October 29, 2023、SANA, October 29, 2023、SOHR, October 29, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.