ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のサルジャ村一帯と、イドリブ市の缶詰工場一帯を爆撃(2022年8月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村一帯と、イドリブ市の缶詰工場一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍もカンスフラ村一帯を砲撃した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02stjgcy3cJdpD8awpfMG8vTfiuEmWfzyvNFeEJwRAWL27PdaGZbff3J9pzRGeq6qXl

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバスラトゥーン村一帯を砲撃した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配地域担当の特使に新たに就任したニコラス・グレンジャー氏が北・東シリア自治局渉外委員会の代表と会談(2022年8月31日)

北・東シリア自治局支配地域担当の特使に新たに就任したニコラス・グレンジャー氏がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県カーミシュリー市の北・東シリア自治局渉外委員会本部を訪問し、バドラーン・ジヤー・クルド共同議長、アビール・イーリヤー共同副議長、ファナ・カイートアビール・イーリヤー共同副議長と会談した。

ANHA(8月31日付)によると、会談において、グレンジャー特使は、トルコによるシリア北部への攻撃を指示しないと表明した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍パトロール部隊がラッカ県アイン・イーサー市近郊で、トルコ軍の発砲を受ける(2022年8月31日)

ラッカ県では、ANHA(8月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市に駐留するロシア軍のパトロール部隊が、同市の東約3キロの距離に位置するサファーウィーヤ村近くのM4高速道路沿線で、トルコ軍の発砲を受け、部隊は基地への帰還を余儀なくされた。

トルコ軍はまた占領下のタッル・アブヤド市に近いヒルバト・バカル村、クール・ハサン村、サワーン村を砲撃した。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプでアサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続し、12人を新たに逮捕(2022年8月31日)

ハサカ県では、ANHA(8月31日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

第1、2、3区での作戦を完了したアサーイシュは、7日目となる31日には第7区に入り、スリーパーセルが使用していたテント複数丁を撤去、児童の洗脳に関与していた女性1人などスリーパーセのメンバー5人と容疑者7人を逮捕、ダーイシュの通貨や教材を押収したほか、収容者の登録更新作業を行った。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がアレッポ国際空港と首都ダマスカス近郊をミサイル攻撃(2022年8月31日)

SANA(8月31日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午後8時頃、アレッポ国際空港に対してミサイル攻撃を行い、若干の物的被害が出た。

イスラエル軍はまた、午後9時18分頃、パレスチナ北部のティベリアス湖(ガリラヤ湖)上空方面から首都ダマスカス南東の複数ヵ所に対して多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、その一部を撃破したが、若干の物的被害が出たと伝えた。

https://www.facebook.com/New.aleppo.new/posts/441448864684686

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シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港に対する攻撃では4発のミサイルが発射され、うち3発は空港周辺に展開する「イランの民兵」の武器弾薬庫複数ヵ所を標的とし、1発は空港ターミナルに着弾した。

滑走路は被害を受けなかったが、「イランの民兵」の武器弾薬庫などに物的被害が出た。

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、アレッポ国際空港に駐留するロシア軍部隊は、シーア派(12イマーム派)聖地巡礼を目的としてイランからの巡礼観光客が空路で訪れるようになるなか、イラン側が同空港を軍事目的で利用するのを阻止してきたという。

また同筋によると、空港に駐留するロシア軍部隊は、ミサイル攻撃を10分前に察知し、警戒態勢をとっていたという。

オリエント・ニュース(8月31日付)は、複数筋の話として、イスラエル軍はイランの航空機がアレッポ国際空港に着陸するのを阻止するためにミサイル攻撃を行ったが、同機が進路を変えてダマスカス国際空港に着陸しようとしたため、首都南東部にミサイル攻撃を行ったと伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、首都ダマスカス南東に対するミサイル攻撃では、ダマスカス郊外県キスワ市一帯が狙われた。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Orient News, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍の戦闘機が米国が占領する55キロ地帯近くでダーイシュの拠点を爆撃、有志連合所属の戦闘機が緊急発進し、警戒監視活動にあたる(2022年8月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が30日深夜から31日未明にかけて、スフナ市に近いダーヒク山、タイバ村、クーム村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

ロシア軍戦闘機はまた、シリア軍戦闘機とともに、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に近いハマード砂漠に対しても爆撃を実施した。

ロシア軍とシリア軍の戦闘機が55キロ地帯に接近したのを受けて、米主導の有志連合所属の戦闘機が緊急発進し、55キロ地帯上空に飛来、警戒監視活動にあたった。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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アズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人がナスィーブ国境通行所(ジャービル国境通行所)を経由して新たに帰国(2022年8月31日)

SANA(8月31日付)によると、ヨルダンのアズラク難民キャンプで避難生活を送っていたシリア人が、シリア側の関係当局が用意したバスに乗って、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)を経由して新たに帰国した。

今回帰還したのは、ダマスカス県、ダイル・ザウル県から避難していた難民。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアを訪問し、ラブロフ外務大臣と会談(2022年8月31日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

SANA(8月31日付)によると、シリア情勢に関して、ラヴロフ外務大臣は会談後の共同記者会見で、ロシア、イラン、トルコを保障国とするアスタナ会議の枠組みの重要性を改めて確認したことを明らかにした。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア沿海地方のセルゲイフスキー訓練場で大規模合同軍事演習「ボストーク(Vostok)2022」開幕、シリア軍も参加(2022年8月31日)

ロシア沿海地方のセルゲイフスキー訓練場で大規模合同軍事演習「ボストーク(Vostok)2022」が開会式が行われた。

スプートニク(8月31日付)によると、ボストーク2022は9月1日から7日にかけて、ロシア軍参謀総長の指揮下で、攻防作戦の実践演習が行われ、ロシア軍約5万人のほか、アゼルバイジャン、アルジェリア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、中国、ラオス、モンゴル、ニカラグア、シリア、タジキスタン軍も参加する。

AFP, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022、Sputnik News, August 31, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で17人(2022年8月31日)

保健省は政府支配地域で新たに17人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者21人が完治したと発表した。

これにより、8月31日現在のシリア国内での感染者数は計57,043人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,404人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02vzw7gbzqxD4NFiEyUwBbJAJxR8HDqdfxr5kUTTL7cftGQKENrQy1v8GxmNpm1qscl

AFP, August 31, 2022、ACU, August 31, 2022、ANHA, August 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2022、Reuters, August 31, 2022、SANA, August 31, 2022、SOHR, August 31, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏は公的機関から罪を着せられる司法判断を受けたとと発表(2022年8月30日)

アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/)を通じて声明を出し、「公的機関」から、「自身が行っていないことに関して、罪を着せられ、非難を浴びる司法判断を受けた」と発表した。

具体的な内容については言及していないが、同氏は2019年半ば頃から自らが取締役会長を務めていたシリアテルや事実上経営者であったMTNシリアなどでの汚職を追求されていた。

https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/posts/pfbid0xARerc3XSMTvg6UfajRFoZiFJEpk6KR49eMyJ5xEh47fbMj1DzoeWzD1wVwGTDp5l

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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米国務省はニコラス・グレンジャー氏を北・東シリア自治局支配地域担当の特使に任命(2022年8月30日)

米国務省は、ニコラス・グレンジャー氏をマシュー・パール氏の後任として、北・東シリア自治局支配地域担当の特使に任命した。

グレンジャー新特使は、パール前特使が試みてきたクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)と、シリア・クルド国民評議会など他のクルド民族主義組織との関係改善に向けた折衝を引き続く。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)などが伝えた。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ヒマール・アリー村で裁判所の職員がダーイシュのスリーパーセルと思われる武装グループの襲撃を受けて死亡(2022年8月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザイル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるヒマール・アリー村で裁判所の職員がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装グループの襲撃を受け、死亡した。

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ダルアー県では、SANA(8月30日付)によると、関係当局が県西部でダーイシュ(イスラーム国)が隠していた大量の武器弾薬を押収した。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年8月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊をドローンで攻撃(2022年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマドユーナ村を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアレッポ市でシリア国民軍に所属するシャーム戦線のメンバー2人が車で移動中に何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるクール・ハサン村を砲撃し、シリア軍兵士1人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃し、シリア軍第1師団の兵士1人が死亡した。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続し、M-16自動小銃などを押収(2022年8月30日)

ハサカ県では、ANHA(8月30日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

アサーイシュは声明を出し、5日目となる前日29日にダーイシュのスリーパーセルのメンバーと思われる容疑者23人を逮捕、スリーパーセルが利用していたテント23張を破壊、複数の塹壕を発見、スマートフォンやコンピュータなどを押収したと発表した。

作戦6日目となる30日には、スリーパーセルが地下に埋めて隠していたM-16自動小銃、ナイフ、斧、スマートフォン、弾薬、拷問器具などを発見し、これを押収した。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がラタキア県、アレッポ県、イドリブ県、ハマー県で交戦(2022年8月30日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアラーフィート村、ルワイサ村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるバスラトゥーン村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のハバータ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村、アーフィス村、スフーフン村、ファッティーラ村、マジュダリヤー村、アルバイーン山を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で18人(2022年8月30日)

保健省は政府支配地域で新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者49人が完治したと発表した。

これにより、8月30日現在のシリア国内での感染者数は計57,026人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,383人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0WZw5pya7x9eXoMtd6nSLqCyRwYnzoRqPE9MoSFQiUrWbv5ghZEVkrvWCUPPz1pBXl

AFP, August 30, 2022、ACU, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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「48年パレスチナ人」(イスラエルのアラブ系市民)のNGOがトルコ占領地で建設中のIDPs居住区の一部がまもなく完成(2022年8月29日)

いわゆる「48年パレスチナ人」(イスラエルのアラブ系市民)のNGO「慈善寄付者への忠誠」は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/wafacharity/)を通じて、トルコの占領下にあるアレッポ県ジンディールス町近郊のカフルサフラ村で建設中の国内避難民(IDPs)居住区の建設の第1期工事が近く完了することを明らかにした。

https://www.facebook.com/wafacharity/posts/pfbid02Xvg2EM7fYvc9PoRE6e5aQcnzJkUPQhby4wqsWU73AvqLYaPDus6jgW4Hzf1VgM2sl?__cft__[0]=AZWYzc3sBrKILSY3cGfLYOre5QFD5HANHbzndue4R9kUFqRRZqhy6YNGdgMsK60245CcCZ4ZpxEbQLdHOcIe312hRMJRuEPgoGSAquwJTQBlZA2IzVKwg30ZzC9UIHi99sLBU3tyCPUUFETaqGScF9luZDB8PYfUnOnCnqwaVfTjD8WLEMXD_4q8pnTNRvGW9dpcAXxdgI6gI5Bd5o3JqBPD&__tn__=%2CO%2CP-R

第1期工事では、住宅34ユニットが建設される。

ユニットは2Kの間取りで、近くシリア人IDPsに引き渡される。

「慈善寄付者への忠誠」は同地に80ユニットを建設する予定だという。

AFP, September 1, 2022、ANHA, September 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2022、Reuters, September 1, 2022、SANA, September 1, 2022、SOHR, September 1, 2022などをもとに作成。

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シリア国民連合のムスラト代表は、シリア政府との関係正常化をめざすトルコから退去を求めたとの報道を否定(2022年8月29日)

シリア革命反体制派勢力国民連立(シリア国民連合)のサーリム・ムスラト代表は声明を出し、シリア政府との関係正常化をめざすトルコが同連立にトルコからの退去を求めたとするイランのタスニーム通信(8月29日付)の報道について、これを否定した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022、Tasnim, August 29, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団がダイル・ザウル県ザッル村のシリア民主軍の拠点を襲撃(2022年8月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるザッル村の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を襲撃した。

また、ガラーニージュ市では住民がダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で住民がズィーバーン町のシリア民主軍の検問所を襲撃し、放火、拠点を制圧(2022年8月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラトゥーワ地区の水上通行所近くで少年を銃殺したのを受けて、住民が同地のシリア民主軍の検問所を襲撃し、放火した。

住民はまた、シリア民主軍の軍事拠点1ヵ所を強襲し、激しい戦闘の末にこれを制圧した。

一方、ハリージーヤ村では、正体不明の武装集団が13歳の子どもを銃で撃ち殺害した。

AFP, August 28, 2022、ANHA, August 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2022、Reuters, August 28, 2022、SANA, August 28, 2022、SOHR, August 28, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフル・ヌーラーン村を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡する一方、イドリブ県ではシリア軍兵士3人が狙撃され死亡(2022年8月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャウバース村を砲撃した。

また、県南部各所でシリア軍兵士3人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、バイニーン村の森林地帯、ガーニヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村を砲撃し、ガーニヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村で複数の住民負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルクール村、ズィヤーラ町を砲撃した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃(2022年8月29日)

アレッポ県では、ANHA(8月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のハサージク村とワフシーヤ村を結ぶ地域、ザルナイータ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シャッラーン町近郊のカフルジャンナ村にあるトルコ軍の基地一帯が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域からの砲撃を受けた。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍憲兵隊が占領下のラアス・アイン市近くの国境を越えて不法入国を試みたダイル・ザウル県シャンナーン村出身の男性1人を射殺した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続(2022年8月29日)

ハサカ県では、ANHA(8月29日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

作戦5日目となる29日には、ダーイシュの活動に関連する文書、通貨、スマートフォン、コンピュータなどが押収される一方、第3地区で収容者の登録更新作業が行われた。

アサーイシュはまた、第3地区での捜索活動中に逃亡を試みた女性1人を含む3人を逮捕した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、米国の占領、シリア民主軍とテロ・グループの盗奪による被害総額が1,071億米ドルに達していると報告(2022年8月29日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、そのなかで、シリア領内に部隊を違法に駐留させる米国の振る舞いが、テロ・グループや「分離主義的」なシリア民主軍(クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)の民兵組織の人民防衛隊(YPG)を主体とする武装連合体)が行う略奪・密売とともに、シリアの石油、天然ガス、鉱物資源の採掘、生産、分配、投資を阻害し、2011年から今年半ばまでの直接、間接の被害総額が1,071億米ドルに達していると報告した。

このうち、シリア民主軍による石油、天然、鉱物資源の盗奪によってもたらされた被害額は242億ドル、同軍による違法な採掘と密売で生じた被害額は182億ドル、「テロ・グループ」による石油、天然ガス、鉱物資源の盗奪による被害額は32億ドル、有志連合が石油、天然ガス関連施設に対して行った爆撃の被害額は28億ドル、これらの盗奪、違法採掘、密売、破壊によって生じた間接的な被害額は829億ドルに達するという。
SANA(8月29日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0XTb72NHKPVCNJT5qs82jDnRjfyJKKoDF6qSgkha4VngAxQTYTV7QsfjaTmo9GHZ2l

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ハサカ県では、SANA(8月29日付)によると、シリア国内の油田から不正に採掘し、盗奪した石油を積んだタンクローリー123輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で23人(2022年8月29日)

保健省は政府支配地域で新たに23人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者30人が完治したと発表した。

これにより、8月29日現在のシリア国内での感染者数は計57,008人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは53,334人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02zeh1CdsShrMmGG6KYzL9KMF54RS6vACmEbzEA2PwdGFXKrmANkQpadmgXPgY91o7l

AFP, August 29, 2022、ACU, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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フランスのマクロン大統領の顧問が8年ぶりにシリア政府との仲介者と会談(2022年8月28日)

フランスのジャーナリスト、ジョルジュ・マルブリュノー氏は、『フィガロ』紙(8月28日付)に、エマニュエル・マクロン大統領の顧問の1人が今年夏に8年ぶりにシリア政府との仲介者と会談していたと伝えた。
同氏の記事によると、フランスはシリア政府に対して、一部難民のシリア政府支配地域への帰国を認めるよう求めているという。

AFP, August 30, 2022、ANHA, August 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2022、Le Figaro, August 28, 2022、Reuters, August 30, 2022、SANA, August 30, 2022、SOHR, August 30, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県ヤアクービーヤ村にあるアルメニア教会で、住民らが聖アンナ教のお祭りを公然と行う(2022年8月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るジスル・シュグール市近郊のヤアクービーヤ村にあるアルメニア教会で住民らが、聖アンナ教のお祭りを公然と行った。

シャーム解放機構が主導する反体制派の支配地であるいわゆる「解放区」で、キリスト教のお祭りが黙認されるのはこれが初めてで、同機構がマイノリティを保護しているとのイメージを国際世論にアピールするのが狙いだという。

AFP, August 29, 2022、ANHA, August 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2022、Reuters, August 29, 2022、SANA, August 29, 2022、SOHR, August 29, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県、ラタキア県、イドリブ県で交戦(2022年8月28日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原の灌漑計画一帯で「決戦」作戦司令室とシリア軍が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バーラ村、ダイル・サンバル村県東部のアーフィス村を砲撃した。

AFP, August 28, 2022、ANHA, August 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2022、Reuters, August 28, 2022、SANA, August 28, 2022、SOHR, August 28, 2022などをもとに作成。

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