イドリブ県、アレッポ県各所でデモが発生、参加者はシリア革命の旗とアル=カーイダ系組織の旗を掲げ、政権打倒とロシアの攻撃反対を叫ぶ(2018年8月31日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)によると、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、サルマダー市、アリーハー市、サラーキブ市、ジャルジャナーズ町、ジスル・シュグール市で、金曜日の集団礼拝後、イドリブ県に対するロシア軍の攻撃に反対するデモが行われた。

同サイトによると、同様のデモは、トルコの実質占領下にあるアレッポ県北部のアナダーン市、アンジャーラ村、アアザーズ市、マーリア市、ジャラーブルス市、ダーラト・イッザ市でも行われた。

デモ参加者は、シリア革命旗(フランス委任統治領シリアの国旗)、国民解放戦線の旗、シャーム解放機構の旗を掲げ、政権打倒、革命継続、逮捕者釈放、占領者(ロシア、イラン)の追放などを訴えるとともに、ロシア軍による攻撃や、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の姿勢を非難した。

al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018
AFP, August 31, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018

国民解放戦線は2018年6月に結成された連合体で、トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構から離反した「穏健派な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム解放機構と共闘関係にあったいわゆる自由シリア軍諸派(自由イドリブ軍、精鋭軍、ナスル軍などからなる。

al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018

また、シャーム解放機構はシャームの民のヌスラ戦線の後身組織で、シリアのアル=カーイダと目されている。

Aljazeera.net, February 26, 2017

抗議デモは、トルコのイスタンブールで活動するシリア・イスラーム評議会、イドリブ県の自治を担っていると主張するシリア救国内閣などが呼びかけていた。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣「イドリブ県の住民を避難させるための人道回廊設置に向けた協議を続けている」(2018年8月31日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、シリアには、イドリブ県の反体制派支配地域から過激派を相当する権利があると述べる一方、同県の住民の避難路を確保するための人道回廊設置に向けた協議を継続していることを明らかにした。

『ハヤート』(9月1日付)などが伝えた。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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NNA,

国民解放戦線に属すアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動筋は、トルコがシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構を「有力部隊」とみなしている旨、反体制派に通知したと暴露(2018年8月31日)

ザマーン・サスル(8月31日付)は、国民解放戦線に所属するシャーム自由人イスラーム運動の消息筋の話として、トルコがシャーム解放機構を有力部隊とみなすとする書簡を、自らが支援する反体制武装集団に回付したことを明らかにした。

同消息筋によると、「シャーム解放機構とトルコの当局との間で連日やりとりがあった。水面下でのこのやりとりは、メディアで伝えられているものとは根本的に異なっていた」としたうえで、「トルコの上級士官は、(シャーム自由人イスラーム運動とともに国民解放戦線に所属している)ヌールッディーン・ザンキー運動に対して、シャーム解放機構が革命の基礎をなす部隊で、彼らへの攻撃はシリア革命に対する攻撃に等しい、と伝えた」のだという。

そのうえで、同消息筋は、「シャーム解放機構の許可、そして調整がなければ、トルコはシリア領内の監視所に兵士を派遣することなどできない。彼らとトルコの連携は今も行われている」と断じた。

al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018
Aljazeera.net, February 26, 2017

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018、Zaman al-Wasl, August 31, 2018などをもとに作成。

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トルコ政府はイドリブ県での戦闘を回避すべく懐柔を試みていたシャーム解放機構をテロ組織(シャームの民のヌスラ戦線の別名)とみなす政令を施行(2018年8月31日)

トルコ大統領府は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構をシャームの民のヌスラ戦線の別名とみなし、テロ組織に指定するとする政令を発表し、これを施行した。

『デイリー・サバフ』(8月31日付)によると、政令が発表された官報は、シャーム解放機構の呼称の追記を、6月5日の国連安保理の制裁委員会での決定を受けたものと位置づけている。

Aljazeera.net, February 26, 2017

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トルコ政府は、イドリブ県での戦闘を回避するために、シャーム解放機構を解体し、そのメンバーをトルコが支援する反体制武装集団に吸収しようとしていたが、今回の決定は、この試みをトルコが断念し、シリア軍によるイドリブ県進攻作戦に青信号を出したものと見ることができる。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、Dali Sabah, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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YPGはトルコの実質占領下にあるアフリーン郡でトルコ軍と反体制武装集団を攻撃し、戦闘員2人を殺害(2018年8月31日)

アレッポ県では、ANHA(8月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)がトルコの実質占領下にあるアフリーン郡のバルバナ村でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団を攻撃し、戦闘員2人を殺害、2人を負傷させた。

ANHA, August 31, 2018

またYPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室も声明を出し、28日にシャーム軍団のズィヤード・ムハンマド・ガイブーン司令官をシャイフ・ハディード(シーヤ)町近郊の街道で殺害したと発表した。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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ロシアを訪問中のムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相はボリソフ副首相と会談し、両国協力関係の発展の方法などについて協議(2018年8月31日)

ロシアを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、ユーリイ・ボリソフ副首相と会談し、両国協力関係の発展の方法などについて意見を交わした。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、シリア・ロシア経済通商協力合同委員会のシリア側議長を、ボリソフ副首相はロシア側議長を務めている。

SANA(8月31日付)が伝えた。

SANA, August 31, 2018

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は米占領下のタンフ国境通行所方面に逃走を図るダーイシュ戦闘員を追撃(2018年8月31日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月31日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃、米国が占領するヒムス県のタンフ国境通行所方面に逃走を図る戦闘員を追撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市とマヤーディーン市を結ぶ幹線道路でシリア軍と親政権民兵の車列を要撃し、多数の死傷者が出た。

この車列はイラク国境方面からダイル・ザウル市に向かって移動中だったという。

なお、県東部では西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュと各地で交戦した。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党はシリア軍の進軍を回避するためハマー県の橋2本を破壊(2018年8月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はズィヤーラ町、カルクール村を砲撃、これに対してシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党も同地での戦闘に備えて増援部隊を集結させた。

また、監視団およびSANA(8月31日付)などによると、アル=カーイダ系のシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党がガーブ平原に位置するシャリーア村とバイト・ラース村を結ぶ橋2本を爆破して、破壊した。

al-Hayat, September 1, 2018

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がビダーマー町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコマン山一帯を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)によると、シリア軍が、トルコマン山一での戦闘への参加を拒否した兵士8人を処刑した。

処刑されたのは、ダルアー県でのシリア政府の和解に応じ、シリア軍に従軍していたインヒル市出身者だという。

AFP, August 31, 2018、ANHA, August 31, 2018、AP, August 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2018、al-Hayat, September 1, 2018、Reuters, August 31, 2018、SANA, August 31, 2018、UPI, August 31, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:29~30日に難民211人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は9,570人に(2018年8月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月31日付)を公開し、29~30日に難民211人が新たに帰国したと発表した。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は9,570人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者9,252人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万5,282人(うち女性209万5585人、子供356万2494人)。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月31日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(ラタキア県12件、アレッポ県12件、イドリブ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも6件(ラタキア県2件、アレッポ県1件、イドリブ県2件、ハマー県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 31, 2018をもとに作成。

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ロシア外務省報道官はイドリブ県での戦闘を間近に控えてツイッター上に登場した新たなアイコンを「ハラー」ちゃんを非難(2018年8月30日)

ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は、会見で「ハラー」を名のる女の子のツイッターのアカウントが話題になり始めていると指摘、「こうした女の子のアカウントを利用することは、西側がシリアへのプロパガンダにおいて行ってきた傍若無人にして慎重な伝統的手法の一例」と非難し、「世界はイドリブ県に関心を示し、こうした子供の殺戮や戦闘停止を回避すべき」と呼びかけた。

ザハロワ報道官は、「ハラー」ちゃんのアカウントは、BBC、ハフィングトン・ポスト、バズフィード、フッラ・チャンネルなど欧米諸国のメディアがフォローしているとしたうえで、「このアカウントは、世界に対して、シリア政府が民間人に対して化学兵器を使用したと断じることを目的とした映像を配信することになるだろう…。まったく同じ事を前にも目にしてきた」と述べた。

なお、ザハロワ報道官が指摘したのは、ハラーを名のる6歳の女の子によるとされる「حلا_hala」(https://twitter.com/hala_syri)のアカウントで、7月29日にから書き込みが始まっている。

Twitter

アカウントには、「#イドリブに目を向けて」(Please keep your #EyeOnIdlib)といった書き込み、映像、画像、「私の名前はハーラ、イドリブ市出身の6歳です」という英語での書き込みと映像、「私は話したい。世界は私の声を聞いて下さい」という正則アラビア語の映像などがアップされている。

https://twitter.com/hala_syri/status/1023151701564502017

8月30日現在のツイート数は18、フォロワー数は518。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣「民間人を保護するため、イドリブ県での攻撃を回避したい」(2018年8月30日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、首都アンカラでの参謀本部での会議で、シリア情勢について言及し、民間人を保護するため、イドリブ県をはじめとするシリア北部での攻撃を回避に向け努力していると述べた。

アカル国防大臣は「イドリブ県での停戦が反故になる前に、トルコは約400万人の安全を保証し、滞りなく人道支援を行いたいと考えている…。シリア政府は…最近になっても、無垢な人々が暮らすイドリブ県内の各所を陸空から攻撃し続けている…。だが、我々はこの事態に対処するため、外交、軍事の両レベルで必要な協議を続ける」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)が伝えた。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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国民解放戦線はシリア軍が化学兵器攻撃を準備しているとの声明を発表(2018年8月30日)

国民解放戦線のナージー・アブー・フザイファ報道官は声明を出し、シリア軍が民間人に対して化学兵器を使用するため、化学物質の入ったタル複数本をハマー県郊外に持ち込んだと主張した。

アブー・フザイファ報道官は声明で「戦線はシリア政府支配地域を正確に監視することにより、政権が貨物車輌10台が化学物質の入った樽複数本を運び込んだとの情報を得た」と発表した。

国民解放戦線は2018年6月に結成された連合体で、シャーム軍団、自由イドリブ軍、第1沿岸師団、第2沿岸師団、第1歩兵師団、第2軍、精鋭軍、ナスル軍、ダーライヤー・イスラーム殉教者旅団、自由旅団、第23師団、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)、シャームの鷹旅団、自由人軍、ダマスカス連合などからなる。

al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はシリア軍によるイドリブ県制圧を事実上容認:「私は戦闘が終わり次第、人々が自分達のいた場所に戻れるよう保証したい」(2018年8月30日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスのジュネーブでの記者会見で、「米国はヌスラ戦線(シャーム解放機構)とダーイシュ(イスラーム国)のテロリスト約1万人がイドリブ県におり、彼らを敗北させる必要があると考えている」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018

デミストゥラ特使は「イドリブ県は緊張緩和地帯の枠組みのなかで合意・維持されている最後の地域となった。その他の地域から退去させられてきた民間人数百人にとって最後の避難場所であり、ここ以外にもう避難場所はない…。軍事攻撃は真の悲劇をもたらすだろう」としたうえで、「ヌスラ戦線は化学兵器を持っている可能性はあるし、シリア政府も同じだ…。予想される戦闘で化学兵器の使用が回避されねばならない」と強調した。

デミストゥラ特使はそのうえで「私は今一度用意ができている…個人として、そして私自身が身をもって、シリア政府と協力し…、臨時の(人道回廊)を確保し、戦闘が終わり次第、人々が自分達のいた場所に戻れるよう保証したい」と付言した。

『ハヤート』(8月31日付)などが伝えた。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアフリーン郡(アレッポ県)でトルコ軍とシャーム軍団が住民数十人を拉致(2018年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のカブシーン村でトルコ軍とシャーム軍団が住民数十人を拉致、連行した。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は声明を出し、28日にトルコの実質占領下にあるアレッポ県北東部のサンダラ村とタッル・シャイール村を結ぶ街道(ラーイー村近郊)でスルターン・ムラード師団のアブー・ムハンマド・ドゥーマーニー司令官を殺害したと発表した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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ロイター通信:イドリブ県に対するシリア軍の攻撃はまずは同県南部および西部に対して行われ、イドリブ市そのものが標的とはならない(2018年8月30日)

ロイター通信(8月30日付)は、シリア政府を支援する民兵の司令官の話として、イドリブ県に対するシリア軍の攻撃がまずは同県南部および西部に対して行われ、イドリブ市そのものが標的とはならない、と伝えた。

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こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)によると、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党の増援部隊がシリア軍に対峙するため、ラタキア県山岳地域(クルド山、トルコマン山)やハマー県北部に到着した。

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一方、ANHA(8月30日付)によると、イドリブ市中心街で、シャーム解放機構の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー2人が負傷した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)で爆弾が爆発(2018年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるマンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県でダーイシュ掃討戦を継続(2018年8月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、ウンム・マルザフ方面の広範囲を新たに制圧した。

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スワイダー県では、スカイ・ニュース・アラビック(8月30日付)によると、ヒズブッラーの戦闘員が乗った車が爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員3人が死亡した。Sky

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相がラヴロフ外務大臣と会談:「米英仏が攻撃しようがしまいが、シリア全土を解放するという我々の決意に影響はない」(2018年8月30日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相はロシアを訪問、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

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会談後の共同記者会見で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、イドリブ県で、シャーム解放機構と戦う決意を示しつつ、優先されるべきは、米英仏のシリアに対する愚かな攻撃を警戒しつつ、地元和解を推し進めることにあると強調した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、「我々とロシアはテロとの戦いのパートナーであり、戦地で偉大なる戦果を実現できた。我々は今、このテロの終わりの間近にいる。シリアで復興プロジェクトについて検討するのは当然だ。また、ロシアがこのプロジェクトに貢献することを優先課題とすることも当然だ」と述べた。

また「この7年から今まで、我々に対して陰謀を繰り返してきたックにの行為を忘れることなどできない…。シリアの指導部は、イドリブ県でどれだけの犠牲を払おうと、テロ組織であるヌスラ戦線(シャーム解放機構)と戦う決意をした。だが、我々は言いたい。優先事項は地元でも和解にある」と強調した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、米国がシリアでの化学兵器使用があった場合に再び対抗措置にでるとの姿勢を示しているやシリア国内に基地を建設し駐留していることに関して、「米国の駐留は敵対的なもので、違法だ」と非難、「米国の問題とは世界を欺いていることだ。その証拠に、テロ組織であるホワイト・ヘルメットのメンバーをシリア南部から、占領下ゴラン高原の兵力引き離し地域を経由して、イスラエル、そしてヨルダンに密出国させた。彼らがどこにいるのか我々は分からないが、そのほとんどがイドリブ県に戻ったのだろう」と述べた。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、「ホワイト・ヘルメットを作った英国諜報機関は…今、ホワイト・メルメットと協力して、イドリブ県郊外で化学兵器使用の劇場をでっちあげようとしている。最近、イドリブ県で子供44人を彼らは拉致したが、これは子供たちをこの劇場で訳者として利用するためだ。これは、西側が国連安保理の諸決議でテロリストに指定されているヌスラ戦線(シャーム解放機構)を救出するため、米英仏の攻撃を望んでいることを示している。だが、三カ国の攻撃があろうとなかろうと、シリア全土を解放するという我々の決意には影響はない」と強調した。さらに「米英仏が攻撃しようがしまいが、シリア全土を解放するという我々の決意に影響はない」と表明した。

そのうえで「我々は彼らの国(西側諸国)にいるシリア難民の帰還について共同の取り組みを行うべく検討を行った。我々は西側諸国に言いたい…。もし難民帰還で実質的な支援をしたいのなら、彼らが暮らすための復興を保証し、シリアへの一方的制裁を撤廃する努力をすべきだ」と述べた。

https://youtu.be/nm1kdOWBRyM

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一方、ラブロフ外務大臣は、ロシアがシリア問題をめぐる地域の通信拠点になったと自負、各国との連絡を通じて建設的な意見交換を行ってきたと述べた。

ラブロフ外務大臣は「テロリストはイドリブ県の緊張緩和地帯に乗じて…、シリア軍への攻撃を行い、ラタキア県のフマイミームにあるロシア軍の航空基地に対して無人航空機で攻撃を行っている…。イドリブ県の武装勢力とテロリストを峻別する問題については意見交換がなされてきた。また地元和解や民間人の安全確保も試みられてきた。さらに我々は国連安保理決議第2254号や措置での国民対話大会での成果を遵守することを確認してきた」と述べた。

そのうえで「テロとの戦い、難民の帰還、安定回復は、シリア軍を挑発し、危機の政治的解決を妨害するテロリストなど一部の勢力のためになされるのではない」と強調した。

さらに、「ホワイト・ヘルメットが、西側諸国(による攻撃)のための口実を作り出そうとして、化学兵器使用捏造のための劇場を準備している」と警鐘を鳴らした。

SANA, August 30, 2018

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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日本政府が保健省と高等教育省所轄の公立病院のために供与したハイテク医療機器がWHOを通じて引き渡される(2018年8月30日)

SANA(8月30日付)は、日本政府が保健省と高等教育省所轄の公立病院のために供与したハイテク医療機器が、世界保健機関(WHO)を通じて引き渡されたと伝えた。

医療機器は総額1200万ドル相当で、機器には日本の国旗のシールが貼られている。

WHOのエリザベス・ホフ駐シリア代表によると、今回支援には、これらの機器のメンテナンスを行う技師の養成、病院・医療センターの復旧、救急車輌や移動式診療所の供与を通じた救急医療システムの確保、ダマスカス大学小児病院建設(200万ドル規模)も含まれているという。

SANA, August 30, 2018
SANA, August 30, 2018
SANA, August 30, 2018

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

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ロシア合同調整センターが会合を開き、シリア難民・避難民の帰還の状況を報告(2018年8月30日)

ロシア国防省は、ロシア合同調整センターがモスクワで会合を開き、シリア難民・避難民の帰還の進捗状況報告を行ったと発表した。

ロシア国防省発表の骨子は以下の通り:

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アサド大統領がレバノンのミシェル・アウン大統領で電話会談を行い、レバノンからの難民の帰還や支援について協議した。

ヨルダン政府はシリア政府との集中協議を行い、陸路交通の改善、難民帰還を促進するためにあたってシリア政府への信頼の増進の方途などについて意見を交わした。

中国通商省は、シリア経済復興に向けて国営企業にシリア側企業との関係深化を奨励している。

これまでにシリアに帰国した難民は23万8,000人にのぼる。

このうち過去2ヶ月で帰国したのは9,500人で、うち9,000人強がレバノンから帰還した。

避難先から帰宅した国内避難民の数は122万人にのぼる。

このうち2018年1月以降に帰宅した国内避難民は14万人にのぼる。

Ministry of Defense of Russia, August 30, 2018
Ministry of Defense of Russia, August 30, 2018

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一方、SANA(8月30日付)によると、国外難民帰還調整委員会の委員長を務めるフサイン・マフルーフ地方自治環境大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らシリア政府関係者がテレビ会議システムで会合に参加した。

マフルーフ地方自治環境大臣、ミクダード外務在外居住者副大臣は、シリア政府が難民帰還に必要なあらゆる措置を行っていると強調した。

SANA, August 30, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2018をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは27件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年8月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(ラタキア県10件、アレッポ県15件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも2件(アレッポ県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2018をもとに作成。

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国連OCHAシリア事務所代表「イドリブ県に対するシリア軍の総攻撃が開始されたら、80万人が避難を余儀なくされる」(2018年8月29日)

国連OCHA(人道問題調整事務所)のシリア事務所代表を務めるリンダ・トム氏はAFP(8月29日付)の取材に対して、イドリブ県に対するシリア軍の総攻撃が開始されたら、80万人が避難を余儀なくされ、人道支援を必要とするようになると警鐘を鳴らした。

イドリブ県には現在300万人が暮らしていると推計される。

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国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明を出し、イドリブ県での大規模な軍事作戦が行われることで人道的危機が発生する危険が増しているとしたうえで、「いかなる化学兵器の使用も完全に拒否される」と警鐘を鳴らした。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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米・ロシアは、米諜報機関使節団がシリアを極秘訪問したとのイランの報道を否定(2018年8月29日)

ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣は、米諜報機関使節団がシリアを極秘訪問し、シリア政府側と協議したとのファルス通信(8月28日付)の報道に関して、「捏造されたニュースだと思う」と述べた。

RT(8月29日付)が伝えた。

また、米国務省のヘザー・ナウアート報道官も「6月に米高官がダマスカスを訪問し、シリアの高官と会談したとの報道は正しくない…。報道は我々が知っている真実を何ら伝えていない…。私はこのような会談が行われたなどと承知していない」と述べた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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反体制派系サイトのザマーン・ワスル:共和国護衛隊は首都ダマスカス近郊の人民宮殿近くの地下に化学兵器製造・貯蔵施設を建設(2018年8月29日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(8月29日付)は、共和国護衛隊の元隊員からの情報として、首都ダマスカスの郊外にある人民宮殿の近くの秘密刑務所の地下部分に化学兵器を製造・貯蔵する施設が建設されている、と伝えた。

元隊員は、共和国護衛隊第289施設大隊のマルワーン・マフムード大佐の監督のもとに進められたこの秘密刑務所の建設(2002年から使用開始)に参加したとしたうえで、共和国護衛隊化学兵器大隊の地下トンネルがこの刑務所に併設されていたと証言した。

地下トンネルは4カ所の出入り口があり、その中にはそれぞれ幅3.5メートル、高さ4メートル、厚さ25センチの扉が三重に設置され、全長約500メートルのトンネル内部では北朝鮮の専門家たちが空気清浄機の設置を監督していたという。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018、Zaman al-Wasl, August 29, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣はサウジアラビアのジュバイル外務大臣と会談「イドリブ県での攻撃開始は間近。反体制派は「腐った膿」で殲滅する必要がある」(2018年8月29日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣との会談、二国間関係、シリア情勢、イエメン情勢、イランへの対応などについて意見を交わした。

ラブロフ外務大臣は会談後の共同記者会見でシリア情勢に言及、イドリブ県に対するシリア軍の攻撃開始が間近に迫っていると述べた。

ラブロフ外務大臣は「イドリブ県は緊張緩和地帯を悪用しようとしているテロリストにとっての最後の温床だ…。「革命家」は民間人を人間の盾にする一方で、シリア政府との交渉の準備をしている武装集団に身を置こうとしている…。トルコとロシアは、シリアの反体制派とテロリストとみなされる人々を分ける必要があるという点で、政治的に相互理解に達している」と述べた。

そのうえでイドリブ県で抵抗を続ける反体制武装集団を「腐った膿」と非難、殲滅する必要があるとしつつ、「テロリストに対する作戦に向けた準備をするにあたっては、民間人の犠牲を最小限にするため、できるすべてを行わねばならない」と付言した。

一方、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を改めて強調し、和平協議に向け、サウジアラビアが行ってきた反体制派糾合の試みに謝意を示すとともに、西側諸国による挑発や「テロとの戦い」への妨害を促さないよう求めた。

これに対して、ジュバイル外務大臣も、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を確認した。

Reuters, August 30, 2018

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イランのモハンメド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、トルコの首都アンカラを電撃訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。

『ハヤート』(8月30日付)などが伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、RT, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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国民解放戦線はイドリブ県内でシリア政府との和解を主唱する30人以上を粛清(2018年8月29日)

国民解放戦線は声明を出し、イドリブ県東部のブライサー村、タッル・シーフ村、ハルバ村、ダイル・シャルキー村、タッル・シャイフ村、ムアイサルーナ村で、シリア政府との和解を主唱する活動家・住民30人以上を拘束したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)が伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのカッツ諜報大臣「我々はイスラエルを脅かし得るイランのいかなる標的に対しても全力で報復する」(2018年8月29日)

イスラエルのイスラエル・カッツ諜報大臣は、イランのエミール・ハータミー国防大臣のシリア訪問時に締結された「軍事技術合意」に関して「バッシャール・アサドとイランが交わした合意はイスラエルにとって試練になる。我々の対応は明白なものとなろう。我々はイランがシリアを軍事拠点化することを許さない…。我々はイスラエルを脅かし得るイランのいかなる標的に対しても全力で報復する。シリア軍防空部隊が介入し、我々に対抗しようものなら、代償を支払うことになるだろう」と述べた。

AFP(8月28日付)が伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍増援部隊がイドリブ県内の反体制派支配地域に設置された監視所に配備(2018年8月29日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)によると、カフルルースィーン村に設置された国境通行所を経由して、15輌の車輌からなるトルコ軍部隊がシリア領内に進入、反体制派支配地域に設置された監視所に向かった。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアフリーン郡(アレッポ県)で武装集団どうしの戦闘、爆発事件、YPGによるトルコ軍部隊への攻撃、トルコ軍の砲撃(2018年8月29日)

アレッポ県では、ANHA(8月29日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市でスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団と第7師団が交戦し、双方に死傷者が出た。

こうしたなか、市内のノウルーズ広場に仕掛けられた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士3人、武装集団戦闘員1人、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去してきた住民4人が死亡、20人以上が負傷した。

ANHA, August 29, 2018

このほかにも、市内で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、4人が負傷した。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)がシーラーワー町各所でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団に対して特殊作戦を敢行し、複数の兵士、戦闘員を殺傷、車輌などを破壊した。

これに対して、トルコ軍はシーラーワー町近郊のバーシャムリー村、クワンダト・マザン村を重火器で砲撃した。

トルコ軍はまた、ハムザ師団、シャーム軍団とともにアンダーラ村、ブルジュ・ハイダル村(シーラーワー町近郊)で強制捜査を行い、住民22人を拉致、連行した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘でダーイシュ追撃を続ける(2018年8月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に面するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、カブル・イード・フナイシュ地区、ハウィー・アワド池一帯を制圧した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

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