レバノンの動き(2014年12月31日)

ジャディード(12月31日付)によると、シリア当局は24日に北部県アッカール郡アリーダ村沖で拘束した漁師3人を釈放した。

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内務治安軍総局は12月31日付で声明を出し、レバノンに入国・滞在するシリア人に対してビザ取得を義務づけることを発表した。

AFP, December 31, 2014、AP, December 31, 2014、ARA News, December 31, 2014、January 2, 2015、Champress, December 31, 2014、Iraqi News, December 31, 2014、al-Jadid TV, December 31, 2014、Kull-na Shuraka’, December 31, 2014、al-Mada Press, December 31, 2014、Naharnet, December 31, 2014、NNA, December 31, 2014、Reuters, December 31, 2014、SANA, December 31, 2014、UPI, December 31, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国がシリア国民連合メンバーでバッカーラ族長のバシール氏を拘束(2014年12月31日)

ARA News(12月31日付)は、ダイル・ザウル県内で、ダーイシュ(イスラーム国)が12月27日、シリア革命反体制勢力国民連立メンバーでバッカーラ族の族長の一人ナウワーフ・バシール氏を拉致、連行したと報じた。

AFP, December 31, 2014、AP, December 31, 2014、ARA News, December 31, 2014、Champress, December 31, 2014、Iraqi News, December 31, 2014、Kull-na Shuraka’, December 31, 2014、al-Mada Press, December 31, 2014、Naharnet, December 31, 2014、NNA, December 31, 2014、Reuters, December 31, 2014、SANA, December 31, 2014、UPI, December 31, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍がラッカを、米軍がハサカを爆撃(2014年12月31日)

ラッカ県では、ARA News(12月31日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているラッカ市各所を複数回にわたり空爆し、数十人が死傷した。

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ハサカ県では、ARA News(12月31日付)によると、米国など有志連合はシャッダーディー市近郊の石油配給施設、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを空爆した。

また、ARA News(1月1日付)によると、シリア軍がタッル・ハミース市一帯を空爆、さらにハサカ市西部郊外では、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ARA News(1月1日付)によると、シャッダーディー市でダーイシュ(イスラーム国)幹部と地元部族(ジュブール部族)名士が会談し、ダーイシュによるシャッラーラ村、ガウス村の住民拉致など同県における諸問題への対応について協議した。<br>

同会談はダーイシュ公共関係局の呼びかけによって実現したという。

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ヒムス県では、SANA(12月31日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 31, 2014、AP, December 31, 2014、ARA News, December 31, 2014、January 1, 2015、Champress, December 31, 2014、Iraqi News, December 31, 2014、Kull-na Shuraka’, December 31, 2014、al-Mada Press, December 31, 2014、Naharnet, December 31, 2014、NNA, December 31, 2014、Reuters, December 31, 2014、SANA, December 31, 2014、UPI, December 31, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:反体制武装集団がシリア軍基地の貯水タンクに毒物混入(2014年12月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、「統一旗同盟軍」部隊がカタナー市郊外のシリア軍第7師団第78旅団基地の貯水タンクに毒物を混入し、シリア軍兵士数十人を殺害した。

一方、SANA(12月31日付)によると、ハラスター市、アルバイン市、アイン・タルマー村、ザマルカー町、リーハーン農場、アーリヤ農場、ザブディーン村、カーラ市無人地帯、アッサール・ワルド町無人地帯、ザバダーニー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、アッシリア人権監視団によると、アレッポ市スライマーニーヤ地区(シリア政府支配下)のシリア正教司教区施設に迫撃砲弾が着弾した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、タルビーサ市でイーマーン旅団(自由シリア軍)司令官のアブー・ワーイル・ヒムスィー氏が何者かに誘拐された後、殺害された。

遺体はサアン町で発見された。

Kull-na Shuraka', December 31, 2014
Kull-na Shuraka’, December 31, 2014

一方、SANA(12月31日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラジャム・カスル村、ウンム・ジャーミア村、アイン・フサイン村、アイン・ダナーニール村、ヒブラ村、ムシャイリファ村ラスム・ダブア村、タッルドゥー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月31日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月31日付)によると、ウカイリバート、ハッラ村、サルハー村、ラターミナ町、カフルズィーター市、シャイフ・ヒラール村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月31日付)によると、ダルアー市各所、アルマー村、ナーミル村、イブタア町、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月31日付)によると、ファルナルク村、スーダー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月31日付)によると、バシュラームーン村、カルア・ガザール村、シュワイハ村、ビンニシュ市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 31, 2014、AP, December 31, 2014、ARA News, December 31, 2014、Champress, December 31, 2014、Iraqi News, December 31, 2014、Kull-na Shuraka’, December 31, 2014、al-Mada Press, December 31, 2014、Naharnet, December 31, 2014、NNA, December 31, 2014、Reuters, December 31, 2014、SANA, December 31, 2014、UPI, December 31, 2014などをもとに作成。

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アサド大統領がダマスカス県ジャウバル地区を訪問(2014年12月31日)

SANA(12月31日付、1月1日付)は、12月31日深夜、アサド大統領が新年に合わせて、ダマスカス県ジャウバル区を訪問し、シリア軍将兵と面談した、と報じ、写真、映像(https://www.youtube.com/watch?v=eBljx88HAc4)を公開した。

SANA, December 31, 2014
SANA, December 31, 2014

 

アサド大統領は、面談した将兵に対して「新年に家族は集まっているが、あなたたちは家族を残して、国民と祖国を護ろうとしている…。新年はすべての人にとって希望を与えるが、最大の願いとは、我らが武装部隊、そしてテロに対する戦いにおいて我々とともに戦うすべての者の勝利である」と述べたという。

SANA, January 1, 2015
SANA, January 1, 2015

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これに関して、SNNのアーミル・シャーミーを名のる活動家(特派員)は、アサド大統領がジャウバル区を訪問したとする音声と画像のすべてがねつ造で、シリア軍が同地で進軍を遂げていないなか訪問は不可能だと主張した。

AFP, December 31, 2014、AP, December 31, 2014、ARA News, December 31, 2014、Champress, December 31, 2014、Iraqi News, December 31, 2014、Kull-na Shuraka’, December 31, 2014、al-Mada Press, December 31, 2014、Naharnet, December 31, 2014、NNA, December 31, 2014、Reuters, December 31, 2014、SANA, December 31, 2014、January 1, 2015、SNN, January 1, 2015 、UPI, December 31, 2014などをもとに作成。

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赤十字国際委員会はシリアへの医療支援にかかる予算を3倍に(2014年12月30日)

赤十字国際委員会は、シリアへの医療支援にかかる年間予算を前年比の3倍となる1,500万スイス・ポンド(1,200万ユーロ)に増額させると発表した。

AFP(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き:ロシア外務省が反体制活動家に招待状送付(2014年12月30日)

ロシア外務省は、シリアの反体制活動家約30人に対して、紛争解決に向けたシリア政府代表との交渉、いわゆる「モスクワ1」の招待状を送付した。

『ハヤート』(12月31日付)が入手した招待状によると、招待状には、「テロリストと戦うためにさらなる努力」を行うこと、ジュネーブ合意に基づく当事者どうしによる「前提条件なし」の対話の実施を呼びかけているが、同合意において樹立が求められていた「移行期統治機関」(移行期政府)については言及がない、という。

ARA News(12月30日付)によると、招待状が送られたのは以下28人:

ハーディー・バフラ:シリア革命反体制勢力国民連立代表(外)
アフマド・ムアーッズ・ハティーブ:無所属、シリア革命反体制勢力国民連立元代表(外)
ハサン・アブドゥルアズィーム:民主的変革諸勢力国民調整委員会代表
サーリフ・ムスリム:民主統一党党首(外)
アーリフ・ダリーラ:民主的変革諸勢力国民調整委員会(外)
サミール・アティーヤ:民主的変革諸勢力国民調整委員会(外)
マジュド・ニヤーズィー:祖国シリア党(野党)
スハイル・サルミーニー:シリア国民青年党(野党)
バドル・ジャームース:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
アイマン・アスファリー:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
ランダ・カスィース:多元社会運動代表(外)(元シリア民主世俗主義諸勢力連立メンバー)
アブドゥルアハド・アスティーフー:シリア革命反体制勢力国民連立(外)
ファーティフ・ジャームース:平和的変革の道潮流代表
アブドゥルバースィト・サイダー:シリア革命反体制勢力国民連立前議長(外)
ナウワーフ・ムルヒム(および部族代表2人):シリア人民党書記長
マイス・クライディー:無所属(スワイダー県で活動を続ける活動家)
サラーフ・ダルウィーシュ:シリア革命反体制勢力国民連立前議長(外)
マーズィン・マグリビーヤ:シリアのための第三潮流代表
ムナー・ガーニム:シリア国家建設潮流副代表
ハイサム・マンナーア:民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局長(外)
カドリー・ジャミール:人民意思党党首(外)
ワリード・ブンニー:無所属(元シリア革命反体制勢力国民連立)(外)
サリーム・ハイルベク:民主的変革諸勢力国民調整委員会
マイヤ・ラフビー:無所属(元民主的変革諸勢力国民調整委員会)
ムハンマド・ファーリス:シリア人初の宇宙飛行士、元自由シリア軍(外)

(外)は在外活動家。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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在クウェート・シリア大使館再開は人道的理由(2014年12月30日)

クウェートのハーリド・ジャールッラー外務次官は、在クウェート・シリア大使館再開に関して、『ハヤート』(12月31日付)に、「バッシャール・アサド政権に接近していることを意味しておらず、在クウェート・シリア人15万人以上の人道状況を踏まえたものだ」と弁明した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国が拘束したヨルダン軍機パイロットのインタビュー、写真を公開(2014年12月30日)

ダーイシュ(イスラーム国)はインターネット機関誌『ダービク』の最新号で、24日にラッカ市で捕捉したヨルダン軍戦闘機パイロットのムアーッズ・サーフィー・カサースィバ氏(空軍中尉)のインタビュー記事を掲載、またオレンジ色の「囚人服」を来た同氏の写真を公開した。

同記事で、カサースィバ氏は、自身が操縦していた戦闘機がラッカ市上空で熱誘導ミサイルを被弾し、墜落したと証言した。

ARA News, December 30, 2014
ARA News, December 30, 2014

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル、ハサカ、ヒムスで戦闘続く(2014年12月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、SANA(12月30日付)によると、タッル・ハミース市・アブー・カサーイブ村回廊、ウンム・トゥワイナ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月30日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍がドゥーマー市、ザブディーン村住民数十世帯を保護(2014年12月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍部隊が、ドゥーマー市、ザブディーン村での「タクフィール主義テロ組織のテロ、暴行」から逃れてきた住民数十世帯を保護し、ダーヒヤト・クドスィーヤー市の仮設住宅に搬送した。

SANA, December 30, 2014
SANA, December 30, 2014

またカラムーン地方無人地帯、アイン・ブスターン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がハバーリーヤ村、ダーライヤー市などを「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街スワイカ地区で地下トンネルを破壊したと思われる爆発が発生した。

同監視団によると、シャーム戦線が爆破したのは、サブア・バフラート地区にあるシリア軍・国防隊拠点に通じるトンネルで、これによりシリア軍兵士ら20人以上が死傷したという。

これに関して、SANA(12月30日付)は、テロ集団がスワイカ地区に潜入しようとしたのをシリア軍、国防隊が迎撃し、複数の戦闘員を殺傷、その際に爆発が発生し、同地区内の史跡などが被害を受けたと報じた。

また、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯、アレッポ市ラーシディーン地区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

一方、カフル・カルミーン村では、シャームの民のヌスラ戦線がいわゆる「穏健な反体制派」の一つハズム運動の拠点を攻撃し、制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市北東部、フバイト村を「樽爆弾」で空爆する一方、反体制武装集団はカンスフラ村で爆弾を仕掛けた車を爆破した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ムーカー村、タマーニア町、フワイズ村、ダイル・サンバル村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、タルビーサ市をシリア軍が重火器で砲撃、「樽爆弾」などを投下した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ヒムス市ワアル地区、アルヤーナ村、ラジュム・カスル村、ヒブラ村、ムシャイリファ村、ラスム・ダブア村、ジャッブ・ジャッラーフ村一帯、アイン・フサイン村、アイン・ダナーニール村、ラスタン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、バッラー大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ナブア・サフル村をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月30日付)によると、クルーム丘、ジャッバー村、マスハラ村、ブザーク丘で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シリア革命家戦線、ハーッラ殉教者大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東カラク村、アルマー村、ナーミル村をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(12月30日付)によると、ダルアー市各所、アトマーン村周辺、ナーミル村一帯、シャイフ・マスキーン市一帯、イブタア町、アルマー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月30日付)によると、カフルズィーター市、ハスラーヤー村、ラターミナ町、アブー・リマール村、アトシャーン村、中カスタル村、アバーイカ村、クライブ・サウル村、ジャニー・アルバーウィー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県でヌスラ戦線追放を求めるデモ(2014年12月30日)

クッルナー・シュラカー(12月30日付)によると、ダマスカス郊外県バイト・サフム市で、住民が抗議デモを行い、シャームの民のヌスラ戦線の追放と、食糧物資搬入を要求した。

Kull-na Shuraka', December 30, 2014
Kull-na Shuraka’, December 30, 2014

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期文民局はシリア・クルディスタン民主党の事務所再開を許可(2014年12月30日)

ARA News(12月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)当局は、29日に閉鎖処分を下していたハサカ市サーリヒーヤ地区にあるシリア・クルディスタン民主党の事務所の再開を認めた。

AFP, December 30, 2014、AP, December 30, 2014、ARA News, December 30, 2014、Champress, December 30, 2014、al-Hayat, December 31, 2014、Iraqi News, December 30, 2014、Kull-na Shuraka’, December 30, 2014、al-Mada Press, December 30, 2014、Naharnet, December 30, 2014、NNA, December 30, 2014、Reuters, December 30, 2014、SANA, December 30, 2014、UPI, December 30, 2014などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き(2014年12月29日)

『ハヤート』(12月30日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表ら両組織の代表はカイロでの会談に先立って、「モスクワ1」参加に向けた「共通のヴィジョン」策定のための調整を行った。

同ヴィジョンは、「カイロ宣言」として近く発表されるという。

なおマヤーディーン(12月29日付)によると、両者は以下の6点について合意したという。

1. ジュネーブ合意(2012年6月30日)の承認。
2. ジュネーブ2会議(2013年2月)でシリア革命反体制勢力国民連立が提出した紛争解決に向けた行程表(シリア救済行程表)の承認。
3. 反体制勢力による協議会合開催に向けた協力。
4. 独裁体制の打倒、多元主義的民主制への体制転換。
5. 上記の合意に基づく協力態勢の構築。
6. 両組織を含む反体制勢力の協力のための合同連絡委員会の設置。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Qanat al-Mayadin, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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東京在住の日仏夫婦、シリア領内のイスラーム国支配地域に向け渡航か?(2014年12月29日)

『毎日新聞』(12月29日付、インターネット版、http://mainichi.jp/select/news/20141229k0000m040122000c.html)は、東京都内に住んでいた、いずれも20代の日本人女性とフランス人男性のイスラーム教徒の夫妻が11月、トルコに出国後、連絡が取れなくなっていることが政府関係者への取材で分かった、と報じた。

この夫妻はトルコから隣国シリアに不法入国し、イスラーム国の支配地域に向かう意向を示していたとされ、日仏両政府関係者が説得したが「戦闘目的ではない」として渡航を止められなかったという。

毎日新聞、2014年12月29日付などをもとに作成。

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ペシュメルガがモスルに対するイスラーム国の化学兵器攻撃を阻止したと主張(2014年12月29日)

イラク・クルディスタン地域ペシュメルガのカースィム・シーシュー司令官は、クルディスタン民主党のHPを通じて声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)がモスル市に対して行おうとしていた化学兵器攻撃をペシュメルガが阻止したと発表した。

イラキー・ニュース(12月29日付)が伝えた。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:フルクルス・ガス製造所襲撃(2014年12月29日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がフルクルス・ガス製造所)フルクルス町郊外)を襲撃し、工場の警備にあたるシリア軍兵士4人を含む8人を殺害した。

SANA(12月29日付9によると、ダーイシュは爆弾を積んだ車を爆発させ、工場の入り口などを破壊したが、工場の警備にあたる守衛(シリア軍)が2人を逮捕した。

しかしマサール・プレス(12月28日付)によると、この襲撃でシリア軍兵士22人が殺害され、工場の一部が占拠されたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市ムハッディサ学校一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、双方に数十人の死者が出た。

また米国など有志連合は同市一帯のダーイシュ拠点を空爆した。

このほか、バーブ市、ジャラーブルス市のダーイシュ拠点に対しても空爆(シリア軍、有志連合のいずれによるか不明)が行われたという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、アブー・カサーイブ村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ARA News(12月29日付)によると、シリア軍がカーミシュリー市南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点への砲撃を続けた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャフラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆・砲撃した。

一方、SANA(12月29日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区マリーイーヤ村、ジャフラ村、シューラ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバフラ村では、ダーイシュによって殺害された70人の遺体が遺棄されているのが発見された。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を12回、イラク領内を6回にわたって空爆した。

シリア領内の空爆は、アイン・アラブ市、ラッカ市、ダイル・ザウル県に対して行われたという。

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ARA News(12月29日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)は、イラン・イラク国境に近いディヤラー市上空で、イラン軍の無人航空機を撃墜したと発表し、その映像を公開した。

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ARA News(12月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、イラクのサーマッラー県での戦闘でイラン・イスラーム革命防衛隊の士官を殺害したと発表した。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Masar Press Agency, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アレッポ県でシリア軍とヌスラ戦線らが交戦(2014年12月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市郊外のスナイダ村一帯で、シリア軍と反体制武装集団が交戦、またシリア軍はカフルズィーター市、ラターミナ町一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、ウンマ軍との戦闘の末、イスラーム軍(ザフラーン・アッルーシュ)が獲得したダマスカス郊外県ドゥーマー市の文化センターで、大量の麻薬が発見された。

一方、SANA(12月29日付)によると、カラムーン地方無人地帯などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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イドリブ県でな、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人を含む3人が死亡した。

シリア軍はまたマアッラトミスリーン市を空爆し、1人が死亡した。

一方、SANA(12月29日付)によると、タフタナーズ市周辺、マアッラトミスリーン市、タッル・ダマーン村、アブー・ズフール町一帯などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市マンシヤ地区、イブタア町、ブスラー・シャーム市、ダイル・アダス村で、シリア軍、国防隊とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(12月29日付)によると、ブスラー・シャーム市、イブタア町、ナーミル村、アルマー村、サムリーン村、ズィムリーン村、シャイフ・マスキーン市、アトマーン村、ダーイル町、ダルアー市バジャービジャ地区などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、ガバーギブ殉教者旅団、クライシュの鷹大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市一帯、アイン・フサイン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:在クウェート・シリア大使館再開(2014年12月29日)

外務在外居住者省は、クウェートのシリア大使館が、領事部の活動再開に向けて業務を再開したと発表した。

シリア政府は、2012年2月のクウェート政府による駐シリア大使の召還と在クウェート・シリア大使館閉鎖要請を受け、2012年4月に閉鎖していた。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:西クルディスタン移行期民政局がシリア・クルディスタン民主党の事務所閉鎖(2014年12月29日)

ARA News(12月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)当局は、ハサカ市サーリヒーヤ地区にあるシリア・クルディスタン民主党の事務所を閉鎖した。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ元議長、リヤード・ヒジャーブ元首相が国連の潘基文事務総長宛に共同書簡を送り、「シリアに対する責任を果たし…シリア国内での虐殺を調査するための国際調査委員会」を設置するよう求めた。

『ハヤート』(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 29, 2014、AP, December 29, 2014、ARA News, December 29, 2014、Champress, December 29, 2014、al-Hayat, December 30, 2014、Iraqi News, December 29, 2014、Kull-na Shuraka’, December 29, 2014、al-Mada Press, December 29, 2014、Naharnet, December 29, 2014、NNA, December 29, 2014、Reuters, December 29, 2014、SANA, December 29, 2014、UPI, December 29, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表(2014年12月28日)

シリア人権監視団は、ダーイシュ(イスラーム国)がカリフ制樹立を宣言した2014年6月28日以降、同組織が国内で1,878人を処刑したと発表した。

ダーイシュが処刑した1,878人のうち、民間人は1,175人、シャームの民のヌスラ戦線や反体制武装集団戦闘員は81人、シリア軍および親政権民兵は500人、そしてダーイシュを離反しようとした戦闘員は120人だという。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ハサカ、ヒムス、アレッポで戦闘続く(2014年12月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヒムス市・タドムル市街道でシリア軍部隊を要撃し、兵士4人を殺害、またシャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がイラク領内からクルド人男性70人(ペシュメルガ)をシャッダーディー市方面に連行した。

また、SANA(12月28日付)によると、ミールビーヤ村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員34人を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市で「イスラーム教徒の財産を横領した」などの容疑で男性2人を張り付けの刑に処し、殺害した。

またアイン・アラブ市では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュがシャヒード・ムールール広場、スーフィヤーン広場一帯などで交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、米国など有志連合は、ダーイシュが占拠しているジャラーブルス市の文化センターなどを空爆した。

また、ARA News(12月28日付)によると、アフリーン市・アアザーズ市間に位置するカトマ村近郊の西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの検問所に対して、ダーイシュ(イスラーム国)が自爆攻撃を行った。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月28日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ウルフィー地区、工業地区、ラサーファ地区、フワイジャト・サクル地区、ジャフラ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して8回、イラク領内で5回の空爆を行った。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:反体制派は、シリア軍が毒ガスを使用したと主張(2014年12月28日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

これに関して、SMC(12月28日付)は、ジャウバル区でシリア軍が毒ガスを主張し、「自由シリア軍」戦闘員7人が中毒症状を訴えたと主張した。

一方、SANA(12月28日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市西方の山岳地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外などで、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区で、シリア軍、国防隊とジハード主義武装集団が交戦した。

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ダルアー県では、SANA(12月28日付)によると、シャイフ・マスキーン市、ブスル・ハリール市、西ガーリヤ村、イブタア町、アルマー村、インヒル市、ブスラー・シャーム市、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月28日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ラジュム・カスル村、ヒブラ村、ウンム・サフリージュ村、ウンク・ハワー村、西サラーム村、スルターニーヤ村、アイン・フサイン村、ラスタン市、ジャッブーリーン村、バイト・ラービア村、ハラーリーヤ村、ガントゥー市などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月28日付)によると、カトフ・ルンマーン村、サーキヤト・カルト村、ハーン・ジャウズ村、カサブ村、バーシューラ村、スッカリーヤ村、トゥッファーヒーヤ村、ザーヒー山などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、SMC, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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ヒムス中央刑務所で収監者が釈放を求めてハンスト(2014年12月28日)

クッルナー・シュラカー(12月28日付)などによると、ヒムス中央刑務所(ヒムス県)に収監者が、2014年半ばのアサド大統領の恩赦に従い釈放するよう要求、ハンストを開始した。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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イドリブ県でヌスラ戦線に反対するデモ発生(2014年12月28日)

クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、イドリブ県サルキーン市で、住民数十人がデモを行い、シャームの民のヌスラ戦線を「抑圧的」と非難、同戦線が拘束する住民の釈放を求めた。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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シリア・クルド国民評議会が加盟3組織を除名(2014年12月28日)

シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)は声明を出し、加盟3組織を除名したと発表した。

除名されたのは、シリア・クルド民主党(アル・パールティー)ナスルッディーン・イブラーヒーム派、シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)、クルド・シリア国民合意(ファウズィー・シャンカーリー代表)。

評議会の決定に従わないことが除名の理由だという。

これに対して3組織はハサカ県カーミシュリー市で記者会見を開き、除名が評議会の規則に反すると批判、自らがシリア・クルド国民評議会を代表していると表明した。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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トルコで新たな反体制連合組織結成の動き(2014年12月28日)

『ハヤート』(12月29日付)は、トルコ南部レイハンル市(ハタイ県)を拠点とする在外活動家約250人が、「シリア革命諸勢力国民同盟」(ルワイユ・アブドゥルバーキー書記長)の名で来年早々にも新たな反体制組織を結成する準備を進めている、と報じた。

結成大会は1月3~4日に開催され、政権打倒をめざすという。

AFP, December 28, 2014、AP, December 28, 2014、ARA News, December 28, 2014、Champress, December 28, 2014、al-Hayat, December 29, 2014、Iraqi News, December 28, 2014、Kull-na Shuraka’, December 28, 2014、al-Mada Press, December 28, 2014、Naharnet, December 28, 2014、NNA, December 28, 2014、Reuters, December 28, 2014、SANA, December 28, 2014、UPI, December 28, 2014などをもとに作成。

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「モスクワ1」をめぐる動き(2014年12月27日)

『ハヤート』(12月28日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、ロシア政府が、紛争解決に向けたシリア政府と反体制勢力の会合、いわゆる「モスクワ1」を2015年1月26~29日にモスクワで主催することを決定した、と伝えた。

「モスクワ1」は、反体制勢力どうしの非公式協議(1月26~27日)とシリア政府と反体制勢力の協議(1月28~29日)の二段階からなり、反体制勢力からは、シリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、変革解放人民戦線(カドリー・ジャミール前副首相)、民主統一党(西クルディスタン移行期民政局を主導)が参加する見込み。

またシリア政府は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省を団長とする交渉団が参加を予定しているという。

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SANA(12月27日付)は、外務在外居住者省高官筋が、「モスクワ1」に向けたロシア政府との準備会合開催に向けて同国政府と協議を行っているとしたうえで、シリア政府が準備会合に参加する用意があるとの意思を示した、と報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は、カイロでのサーミフ・シュクリー外務大臣との会談後、「モスクワ1」に関して、「ロシアが明確なイニシアチブを持っていない」と非難しつつ、他の反体制勢力と「共通のヴィジョン」を策定するための対話を開始したことを明らかにした。

バフラ議長はまた、連立の使節団とともに、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談した。

AFP(12月28日付)が伝えた。

AFP, December 27, 2014、December 28, 2014、AP, December 27, 2014、ARA News, December 27, 2014、Champress, December 27, 2014、al-Hayat, December 28, 2014、December 29, 2014、Iraqi News, December 27, 2014、Kull-na Shuraka’, December 27, 2014、al-Mada Press, December 27, 2014、Naharnet, December 27, 2014、NNA, December 27, 2014、Reuters, December 27, 2014、SANA, December 27, 2014、UPI, December 27, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:イスラーム国は有志連合パイロットに離反を呼びかける、YPGはアイン・アラブの60%以上を制圧(2014年12月27日)

クッルナー・シュラカー(12月27日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がインターネットなどを通じて、米国など有志連合のパイロットに対して、「タブカ航空基地は、アラブ十字軍連合からの離反を望むすべてのアラブ人パイロットに対して開放されている」とのメッセージを発し、離反を呼びかけた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との約3ヶ月の攻防戦の末、アイン・アラブ市の60%以上を制圧した。

人民防衛隊が制圧したのは、市庁舎が位置する治安厳戒地区、市北東部、南部、および東部。

ダーイシュは、市内のそれ以外の地区からもすでに撤退しているが、人民防衛隊は爆発物などの処理が完了していないために、同地を完全制圧してはいないという。

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米中央軍は、米国など有志連合が25、26日の2日間で、アイン・アラブ市一帯(アレッポ県)に対して10回、ハミース市(ハサカ県)に対して13回の空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌などを破壊したと発表した。

この2日間で空爆回数は31回に及んだという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュハイル村で、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、イフラース旅団が所有していた家屋を接収、またダーイシュへの反抗を断念し、「改悛」していた武装集団司令官1人を逮捕した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ラサーファ地区、ハウィーカ地区、工業地区、ハトラ村、ムーハサン市、アブド村、ジャフラ村、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 27, 2014、AP, December 27, 2014、ARA News, December 27, 2014、Champress, December 27, 2014、al-Hayat, December 28, 2014、Iraqi News, December 27, 2014、Kull-na Shuraka’, December 27, 2014、al-Mada Press, December 27, 2014、Naharnet, December 27, 2014、NNA, December 27, 2014、Reuters, December 27, 2014、SANA, December 27, 2014、SLN, December 27, 2014、UPI, December 27, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラ戦線がイドリブ市の水道、電気を遮断すると脅迫(2014年12月27日)

イドリブ県では、SLN(12月27日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とイスラーム委員会は共同声明を出し、同県郊外からアレッポ大学に向かう途中にシリア軍が逮捕(先週)した女学生43人に関して、その釈放を要求し、要求に応じない場合、イドリブ市の電気と水道を遮断すると脅迫した。

また、シリア人権監視団によると、ヌスラ戦線はイドリブ市に向かう街道(ビンニシュ・イドリブ街道、アラブ・サイード・イドリブ街道)の封鎖を続けた。

一方、SANA(12月27日付)によると、フバイト村、バラーギーティー村、アブー・ズフール町、タフタナーズ市、ハザーヌー町などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月28日付)によると、アルド・マッラーフ地区一帯で、反体制武装集団とシリア軍が交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(12月27日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、子供3人を含む5人が死亡した。

またシリア軍はドゥーマー市、ハムリート村、カナーキル村に対しても「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(12月27日付)によると、アッブ農場、フーシュ・ダワーヒル農場、ラカビーヤ農場、カラムーン地方無人地帯、サアサア町一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイブタア町、ダーイル町などを空爆・砲撃し、子供1人を含む7人が死亡した。

またドゥラル・シャーミーヤ(12月27日付)によると、シリア軍はシャイフ・マスキーン市に対して12回、イブタア町に4回、ダーイル町に3回の空爆を行った。

一方、SANA(12月27日付)によると、西ガーリヤ村、シャイフ・マスキーン市、イブタア町、アクラバー村、アルマー村、ブスル・ハリール市、ブスラー・シャーム市、フラーク市、ナワー市、アトマーン村、ダイル・アダス村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザト・アサド・アッラー旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(12月27日付)によると、ビイル・アジャム村、ブライカ村、マスハラ村、クナイトラ市内で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラームの暁旅団、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月27日付)によると、シャフルナーズ村、バアルブー村、ウカイリバート町、カフルズィーター市、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月27日付)によると、バイト・ラービア村、ハラーリーヤ村、ガントゥー市、ジャッブーリーン村、東サラーム村、タルファーウィー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 27, 2014、AP, December 27, 2014、ARA News, December 27, 2014、Champress, December 27, 2014、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2014、al-Hayat, December 28, 2014、Iraqi News, December 27, 2014、Kull-na Shuraka’, December 27, 2014、al-Mada Press, December 27, 2014、Naharnet, December 27, 2014、NNA, December 27, 2014、Reuters, December 27, 2014、SANA, December 27, 2014、UPI, December 27, 2014などをもとに作成。

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