シリア国内の暴力(2014年5月31日追記)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブサイラ市を制圧したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とムシャーヒディーン・シューラー評議会が同町で交戦し、ダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

ムジャーヒディーン・シューラー評議会は、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、自由シリア軍からなる武装集団の連合体。

同監視団によると、ブサイラ市制圧・維持のため、ダーイシュはCONOCOガス工場から撤退したという。

al-Hayat, June 2, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年5月31日)

『ハヤート』(6月1日付)は、イランの複数のメディアが報じたとして、イラン・イスラーム革命防衛隊元司令官のアブドゥッラー・イスカンダリー氏が今週、シリア国内のシーア派巡礼地で防衛の任務中に死亡し、6月1日にイランのシーラーズ市で葬儀が行われる、と伝えた。

これに関して、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(5月31日付)は、イスカンダリー氏以外にもシリア国内の戦闘でイラン人約60人が死亡している、と報じた。

また、同誌は、イラン・イスラーム革命防衛隊のフサイン・ムハイダーニー氏の話として、約13万人のイラン義勇兵が教練を受け、シリアでの戦闘に向けて備えていると付言した。

さらにイランは、シリア国内で約5万人に対して軍事教練を施し、またレバノン、イラク、さらにはアフガニスタンからの戦闘員数万人の派遣を支援しているという。

ジェニファー・サキ米国務省報道官は、イドリブ県での自爆攻撃で死亡した「アブー・フライラ・アミーリキー」に関して、「シリアでの自爆攻撃に関与したアメリカ人は、ムニール・アブー・ッサーリハ氏だと思われる」としたうえで、シリアで活動する外国人戦闘員の増加と過激化に懸念をもって中止している、と述べた。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014、The Wall Street Journal, May 31などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年5月31日)

レバノン内務省は、UNHCRに難民登録しているシリア人およびパレスチナ人に対して2014年6月1日以降にシリアに入国した場合、難民の地位を失う、との告知を発表した。

NNA(5月31日付)が報じた。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街のザフラーウィー市場近くで、ジハード主義武装集団が軍拠点の地下にトンネルを掘り、爆弾を仕掛け、爆発させ、軍兵士20人以上(クッルナー・シュラカー(5月31日付)によると40人)を殺害した。

Kull-na Shuraka', May 31, 2014
Kull-na Shuraka’, May 31, 2014

これに関して、イスラーム戦線はツイッターで犯行を認める声明を出した。

なおこの爆破攻撃のあと、同地域一帯で、軍と反体制武装集団が交戦した。

また、アレッポ市サーフール地区、シャッアール地区、カルム・ジャバル地区、ブスターン・カスル地区などを軍が「樽爆弾」で攻撃、アレッポ城周辺、サブア・バフラート地区などでジハード主義武装集団と交戦した。

このほか、ラアス・アイン市郊外のラーウィヤ村、マブルーク村一帯で、民主統一党人民ほぼ部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などからなる武装集団と交戦、ヌークラーン村に対するダーイシュの砲撃で、市民2人が死亡した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ハンダラート・キャンプ、ムスリミーヤ村、タッル・ジャニーン村、シャイフ・イーサー村、アナダーン市、カフルダーイル村、クワイリス村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、フライターン市、アターリブ市、ズィルバ村、カフルハムラ村、バービース村、アアザーズ市、タッル・リフアト市、バナーウィー村、ハージブ町、カフル・ナースィフ村、タッル・カッダーフ村、ジュバイラ村、アレッポ市ハナーヌー地区、ブスターン・バーシャー地区、旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ダルアー市、ブスラー・シャーム市を軍が「樽爆弾」などで攻撃した。

一方、SANA(5月31日付)によると、タッフ村、サトフ・ザフナーン村、ウンム・アウサジュ村、アバヤー村、インヒル市、ダルアー市、アトマーン村、サムリーン村・スィンダイヤーナ町街道、サムリーン村・ズィムリーン村交差点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・シャルシューフ村一帯で、軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、同地を砲撃した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ハスヤー町、ウンム・シャルシューフ村、シャアバーニーヤ村、フーシュ・ターリブ村、ファルハーニーヤ村、ラスタン市、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がブサイラ市で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦の末、ジャバル地区を除く同町を制圧した。

これに対し、ヌスラ戦線はダイル・ザウル市の住宅街で強制捜査を行い、ダーイシュ支持者と疑われる住民を摘発した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月31日付)によると、ダーライヤー市、ザバダーニー市、ムライハ市およびその周辺、ダイル・アサーフィール市、ハラスター市西部、ドゥーマー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月31日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月31日付)によると、ムーリク市、カナーフィズ村、サルバー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(5月31日付)によると、サルバー町、ヒヤーリーン町でジハード主義武装集団が軍と交戦、軍兵士20人を殺害し、両町を制圧した。

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イドリブ県では、SANA(5月31日付)によると、ハーン・シャイフーン市、アルバイーン山周辺、バスィーリヤー村、ナイラブ村、マールティーン村、ビカフルーン村、マアッラトミスリーン市、ビンニシュ市、アイン・スーダ村、ジスル・シュグール市北部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ARA News(5月31日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、アルメニア教徒が多く暮らすラッカ県ラッカ市内郊外のアイン・イーサー町の土地を没収、住民(農民)に対してジズヤの支払いを求めていると報じた。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年5月31日)

アサド大統領は、ダマスカス県の名士からなる代表団と会談し、国民和解プロセスにおける努力を讃えた。

SANA, May 31, 2014
SANA, May 31, 2014

SANA(5月31日付)が伝えた。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月31日)

ハマー軍事評議会とハマー県革命軍事評議会は共同声明を出し、大統領選挙投票の前日にあたる6月2日からハマー県全土を「軍事地域」に設定すると発表、政府、軍関連の施設への攻撃を予告、住民に対して外出を控えるよう呼びかけた。

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Kull-na Shuraka', May 31, 2014
Kull-na Shuraka’, May 31, 2014

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)バラカ州はイラクとシリアのシャンマル族に宛てて公開書簡を発表、同部族が民兵「カラーマ軍」を結成し、族長のハミーディー・ダッハーム・ハーディー氏と民主統一党がマーリキーヤ市一帯でのダーイシュ掃討で合意したことを非難した。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月31日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、高等司法選挙委員会のヒシャーム・シャッアール委員長から、28日(レバノンだけは28、29日)に行われた在外選挙の投票結果を受け取った。

SANA, May 31, 2014
SANA, May 31, 2014

シャッアール委員長は、SANAなどに対し、在外投票は43の在外シリア大使館において実施され、選挙登録した在留シリア人の95%が投票を行ったことを明らかにした。

また在外投票の結果は6月3日に実施される国内の投票結果と併せて発表されることを明らかにした。

SANA(5月31日付)が伝えた。

なおシリア外務在外居住者省HP(http://www.moex.gov.sy/cweb/MOEX_NEW/Home_Page_New/Mission_count.htm)によると、65カ国にシリア大使館は置かれている。

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SANA, May 31, 2014
SANA, May 31, 2014

SANA(5月31日付)によると、6月3日に投票が行われる大統領選挙のためにダマスカス県内に設置される選挙センターの代表およびスタッフ1,563人がダマスカス県のファイハー・スポーツ・シティで行われた宣誓式に参加した。

またシャーム・プレス(5月31日付)によると、クナイトラ県クナイトラ市、ハサカ県カーミシュリー市、ダルアー県ダルアー市でも同様の宣誓式が行われた。

AFP, May 31, 2014、AP, May 31, 2014、ARA News, May 31, 2014、Champress, May 31, 2014、al-Hayat, June 1, 2014、Kull-na Shuraka’, May 31, 2014、al-Mada Press, May 31, 2014、Naharnet, May 31, 2014、NNA, May 31, 2014、Reuters, May 31, 2014、SANA, May 31, 2014、UPI, May 31, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月30日追記)

イタルタス通信(5月30日付)によると、ロシアの中央選挙委員会は6月3日に投票が行われる大統領選挙にシリア側からの要請により、アントン・ロパティン渉外局長からなる選挙監視団を派遣すると発表した。

Itar-tass, May 20, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月30日追記)

ユーチューブ(5月30日付)に、アレッポ県マンビジュ市で、反体制勢力よりアサド政権の軍の方がましだと興奮して訴えるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員の映像(https://www.youtube.com/watch?v=gubZUVMP5z4)が公開された。

この戦闘員は「アッラーにかけて、バッシャール・アサドの兵の方があの犬どもより気品がある。アッラーにかけて、バッシャール・アサドはあいつらがやるようなことをやったことはない。あいつらはムハージリーン(外国人戦闘員)を殺し、ムハージリーンの妻たちを犯した。何のために彼らはこんなことをしたんだ。金のためか」と訴えた。

Youtube, May 30, 2014をもとに作成。

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イラクの動き(2014年5月30日)

マダー・プレス(5月30日付)は、ジュルフ・サフル地方にあるイラク軍検問所で軍部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュ戦闘員1人が死亡したと報じた。

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マダー・プレス(5月30日付)は、アンバール県警察の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がハーリディーヤ市とハーリディーヤ島を結ぶサディーキーヤ橋を爆破、破壊したと報じた。

AFP, May 30, 2014、AP, May 30, 2014、ARA News, May 30, 2014、Champress, May 30, 2014、al-Hayat, May 31, 2014、Kull-na Shuraka’, May 30, 2014、al-Mada Press, May 30, 2014、Naharnet, May 30, 2014、NNA, May 30, 2014、Reuters, May 30, 2014、SANA, May 30, 2014、UPI, May 30, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年5月30日)

NNA(5月30日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村にあるワーディー・フマイイド検問所で、レバノン軍がシリア領内から不法入国しようとしたシリア人10人を逮捕した。

AFP, May 30, 2014、AP, May 30, 2014、ARA News, May 30, 2014、Champress, May 30, 2014、al-Hayat, May 31, 2014、Kull-na Shuraka’, May 30, 2014、al-Mada Press, May 30, 2014、Naharnet, May 30, 2014、NNA, May 30, 2014、Reuters, May 30, 2014、SANA, May 30, 2014、UPI, May 30, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月30日)

「アブー・フライラ・アミーリキー」を名乗り、シャームの民のヌスラ戦線に加わり戦闘を行っていた米国人ジハード主義戦闘員が5月25日、イドリブ県アルバイーン山で自爆攻撃を行い、死亡した。

この日、ヌスラ戦線はアルバイーン山一帯で4度にわたり自爆攻撃を行い、その中の1回がアブー・フライラ氏による犯行だという。

『ハヤート』(5月31日付)がSNSへの複数の米高官の書き込みなどをもとに報じた。

これに関して、クッルナー・シュラカー(5月30日付)は、アンサール・イスラームの情報として、アブー・フライラ氏がファナール・レストラン近くで、車に「16トン」もの爆薬を積んで自爆攻撃を行ったのだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムライハ市およびその周辺を軍が「樽爆弾」で空爆する一方、同市周辺で軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月30日付)によると、アルバイン市、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、ナシャービーヤ町郊外、ヒヤーラ・ドゥユーン村およびその周辺、アイン・バイダー農場、キスワ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が砲撃した。

一方、SANA(5月30日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ナワー市、ブスラー・シャーム市を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(5月30日付)によると、アトマーン村、ズィムリーン村周辺、ラジャート高原一帯、フラーク市、インヒル市、シャイフ・マスキーン市南部などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町一帯、マアッルクッバ村、カフルズィーター市などを、軍が「樽爆弾」で空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市西部を軍が空爆した。

一方、SANA(5月30日付)によると、アイン・スーダ村、ミシュミシャーン村、ジスル・シュグール市、カフル・ジャーリス村、ハーン・シャイフーン村、タフタナーズ市、アイン・シャイブ村、マアッラト・ヌウマーン市、ナージヤ村、タイバート村、シャグル村、アルバイーン山、バザーブール村周辺、ラーミー村、ファイルーン村、マラティーン村、マアッルザーフ町、ナイラブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カサブ町郊外の第45監視塔周辺で、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム運動、シャーム軍団、カーディスィーヤの民師団、我らがシャーム連合などと交戦した。

一方、SANA(5月30日付)によると、カサブ町郊外の第724高地に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月30日付)によると、カーミシュリー市のシリア・アラブ航空事務所一帯でパトロールを行っていた治安部隊車両が武装集団に襲撃された。

カーミシュリー市内で治安部隊が襲撃されたのはこれが初めてで、民主統一党人民防衛隊によると襲撃によって複数の治安部隊隊員が死傷したという。

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アレッポ県では、SANA(5月30日付)によると、ハンダラート・キャンプ西部、アレッポ市ブアイディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、ハラク地区、カーディー・アスカル地区、ライラムーン地区、カースティールー地区、シュカイイフ地区、フライターン市東部、アターリブ市、タッル・シュアイル村、ムスリミーヤ村、タッル・カッラーフ村、カフルサギール村、カフルアントワーン村、ダーラト・イッザ市、マーイル町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月30日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、ガジャル村、ジャッブーリーン村、アイン・フサイン村、フーム村、ウンム・リーシュ村、バルグースィーヤ村、ダイル・フール村、マシュラファ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、マサール・プレス(5月30日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、自由シリア軍第313大隊が「今こそ我々は彼らを襲撃する」と銘打って、ラスタン市西部のウンム・シャルシューフ村への攻撃を開始した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(5月30日付)によると、スブハ村でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、自由シリア軍およびシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、自由シリア軍戦闘員2人が死亡した。

AFP, May 30, 2014、AP, May 30, 2014、ARA News, May 30, 2014、Champress, May 30, 2014、al-Hayat, May 31, 2014、Kull-na Shuraka’, May 30, 2014、al-Mada Press, May 30, 2014、Masar Press Agency, May 30, 2014、Naharnet, May 30, 2014、NNA, May 30, 2014、Reuters, May 30, 2014、SANA, May 30, 2014、UPI, May 30, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月30日)

シリア人権監視団は声明を出し、2014年初めから5月29日までの約5ヶ月間で、アレッポ市などに対する軍の「樽爆弾」による攻撃で、子供567人、女性283人、18歳以上の男性1,113人の併せて1,963人が死亡したと発表した。

これに関して『ハヤート』(5月31日付)は、軍の「樽爆弾」などによる「空爆が主に標的としている反体制武装集団戦闘員の死者はこの統計には含まれていない」と報じた。

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民主統一党人民防衛隊は声明を出し、アレッポ県アイン・アラブ市郊外(ラーウィヤ村、タッル・ヒンズィール村、タッル・ビラール村、ファリーサ村)でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と戦闘で、28日までにダーイシュ戦闘員86人を殲滅したと発表した。

AFP, May 30, 2014、AP, May 30, 2014、ARA News, May 30, 2014、Champress, May 30, 2014、al-Hayat, May 31, 2014、Kull-na Shuraka’, May 30, 2014、al-Mada Press, May 30, 2014、Naharnet, May 30, 2014、NNA, May 30, 2014、Reuters, May 30, 2014、SANA, May 30, 2014、UPI, May 30, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月30日)

大統領選挙に立候補しているハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣は、ダマスカスのシェラトン・ホテルで国民民主陣営諸勢力連立の代表らと会談し、自身の選挙綱領などについて意見を交わした。

SANA, May 30, 2014
SANA, May 30, 2014

会談でヌーリー元国務大臣は、28日と29日にレバノンの首都ベイルートで行われた大統領選挙在外投票について、「シリア、シリア・アラブ軍支持、テロとの戦いにおける軍司令官(アサド大統領)支持をめぐる国民合意」の結果としたうえで、「政治問題、テロとの戦い、シオニスト政体との戦い、パレスチナ支持という点で、バッシャール・アサド候補と意見が一致している」と強調した。

SANA(5月30日付)が伝えた。

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シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)は政治決議を発表、そのなかで「狂信的独裁体制による殺戮、破壊、住民追放」を非難、クルド人に対して6月3日に投票が行われる「大統領選挙劇場」をボイコットするよう呼びかけた。

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Naharnet, May 30, 2014
Naharnet, May 30, 2014

NNA(5月30日付)によると、レバノンの北部県アッカール郡ヒルバト・ダーウド村で、6月3日に投票が行われるシリア大統領選挙に反対する座り込みが行われ、「(ベイルートの)シリア大使館でバッシャール・アサドに投票したほとんどは、シリア人などではない」と主張、選挙をボイコットするよう訴えた。

AFP, May 30, 2014、AP, May 30, 2014、ARA News, May 30, 2014、Champress, May 30, 2014、al-Hayat, May 31, 2014、Kull-na Shuraka’, May 30, 2014、al-Mada Press, May 30, 2014、Naharnet, May 30, 2014、NNA, May 30, 2014、Reuters, May 30, 2014、SANA, May 30, 2014、UPI, May 30, 2014などをもとに作成。

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シリア政府・反体制派・米国による交渉に向けた動き(2014年5月30日)

『ハヤート』(5月30日付)は、複数の消息筋の話として、シリア政府に近い高官・ビジネスマン、国内で活動する反体制組織幹部が、レバノンの首都ベイルートでリチャード・マーフィー元駐シリア米大使らと6月1日に会談し、「シリアの危機解決をめぐる新たな政策案を協議し、バラク・オバマ大統領への提言をめざしている、と報じた。

同報道によると、この会談には、シリア商業会議所連合元会長のラーティブ・シャッラーフ氏、ダマスカス商業会議所のガッサーン・カッラーア会長、アスマー・アフラス大統領夫人の親戚でビジネスマンのタリーフ・アフラス氏、民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局長のハイサム・マンナーア氏、シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン氏らが招聘されている、という。

なおカタールの首都ドーハにある米ブルッキングス研究所のサルマーン・シャイフ代表によると、反体制組織代表とシリア政府に近い高官らによる同様の会談は6月5日にノルウェーの首都オスローでも計画されている、という。

al-Hayat, May 30, 2014をもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月29日追記2)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市東部のズヌーバ村をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が襲撃し、102歳の老人を含む一家6人を殺害した。

同監視団によるとこの一家はアラウィー派だという。

al-Hayat, June 2, 2014をもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月29日追記)

ラッカ県では、アフバール・スーリヤー(5月30日付)によると、タブカ市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアミールの一人で治安部門の重鎮と目されるアブドゥッラフマーン・ハムダーン氏(通商「アブー・ウクバ・アムニー」)が乗っていた車が何者かの襲撃を受け、暗殺された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市郊外のカッバースィーン村でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、17~70歳の村人193人を拉致した。

同監視団によると、拉致の理由は定かでないが、この手の犯罪は、身代金目当て、クルド民族主義組織支持への嫌疑、イスラーム法違反などを口実に多発している、という。

al-Hayat, May 31, 2014、Maktab Akhbar Suriya, May 30, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年5月29日)

ARA News(5月29日付)は、国境なき医師団は、ラッカ県ラッル・アブヤド市および同市北部農村地帯における医療活動を停止したと報じた。

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国連安全保障理事会のアル=カーイダに対する制裁委員会のゲイリー・クインラン委員長(国連オーストラリア大使)は、安保理に提出した定例報告書のなかで「数千人の外国人」がシリアでアル=カーイダ系組織に参加して戦っているとしたうえで、「彼らが帰国、ないしは第三国に去れば、シリア国外に深刻な脅威を与える」と警鐘を鳴らした。

『ハヤート』(5月30日付)が報じた。

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ローマ・カトリック教会の「コール・ウーヌム」委員会の調整役を務めるギニア人ロバート・サラ枢機卿は、シリア情勢に関して、米国、ロシア、そして中東地域が「勇気をもって共同行動」をとるよう呼びかけた。

AFP(5月29日付)が伝えた。

AFP, May 29, 2014、AP, May 29, 2014、ARA News, May 29, 2014、Champress, May 29, 2014、al-Hayat, May 30, 2014、Kull-na Shuraka’, May 29, 2014、al-Mada Press, May 29, 2014、Naharnet, May 29, 2014、NNA, May 29, 2014、Reuters, May 29, 2014、SANA, May 29, 2014、UPI, May 29, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年5月29日)

マダー・プレス(5月29日付)は、アンバール県作戦司令室筋の話として、イラク軍戦闘機が対シリア国境地帯でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車列を空爆し、車3台を破壊したと報じた。

またファッルージャ市東部のマズラア地区近くで、軍はダーイシュ戦闘員7人を殲滅した。

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マダー・プレス(5月29日付)は、サラーフッディーン県作戦司令室筋の話として、軍・治安部隊合同部隊が県内各所でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)メンバーの一斉摘発を行い、16人を逮捕したと報じた。

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ティグリス作戦司令室は、ディヤーラー県各所で、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に対する掃討作戦を行い、戦闘員14人を殺害した、と発表した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はインターネットを通じて声明を出し、バグダード市内で28日に発生した連続自爆テロ(140人が死傷)に関して、「ファッルージャ住民に対する政府…の戦争」への報復だと述べ、犯行を認めた。

AFP, May 29, 2014、AP, May 29, 2014、ARA News, May 29, 2014、Champress, May 29, 2014、al-Hayat, May 30, 2014、Kull-na Shuraka’, May 29, 2014、al-Mada Press, May 29, 2014、Naharnet, May 29, 2014、NNA, May 29, 2014、Reuters, May 29, 2014、SANA, May 29, 2014、UPI, May 29, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月29日)

クッルナー・シュラカー(5月29日付)は、アサド政権が「国民和解委員会」使節団をダマスカス郊外県ダーライヤー市に派遣し、休戦合意締結に向け反体制武装集団や地元評議会との交渉を開始した、と報じた。

同報道によると、交渉は、①ダーライヤー市からの軍の完全撤退と住民の帰宅、②アサド政権が拘束したすべての逮捕者の釈放、を基本原則としつつ、③ダーライヤー市からの「自由シリア軍」の部分撤退、④軍のダーライヤー市における部分的再展開などが具体的に協議されている、という。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市西部に位置するタリーリーヤ村を、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と思われる武装集団が襲撃、子供5人、女性1人を含む10人を処刑した。

これに関して、ARA News(5月29日付)は、タリーリーヤ村で、ダーイシュは住民約40人を処刑したと伝えた。

またシリア人権監視団によると、ラアス・アイン市西部のタマード地区で、爆弾を積んだ車が爆発、その後民主統一党人民防衛隊が、ダーイシュなどからなる反体制武装集団と交戦した。

これに関連して、クッルナー・シュラカー(5月29日付)は、ダーイシュがラアス・アイン市西部のサマード村にある民主統一党人民防衛隊の検問所を爆破し、戦闘員全員を殺害し、2日間での戦闘による双方の死者数が60人にのぼっている、と報じた。

またダーイシュは、タッル・ヒンズィール村の人民防衛隊検問所に対しても爆弾を積んだ自動車で攻撃を仕掛けたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、マサーキン・ハナーヌー地区、アイン・タッル地区、バーブ街道地区、シャッアール地区、バーブ・ナスル地区、ハラク地区、バーブ・ナイラブ地区、ダーラト・イッザ市、タッル・リフアト市、ハリーサ村などを軍が「樽爆弾」で空爆し、複数人が死亡した。

また軍は、ジハード主義武装集団の拠点と目されているカーディー・アスカル交差点に近いシャリーア委員会一帯を「樽爆弾」で攻撃した。

一方、SANA(5月29日付)によると、アレッポ市ハラク地区、ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区、ブスターン・カスル地区、ブスターン・バーシャー地区、インザーラート地区、ラーシディーン地区、ジャンドゥール交差点、ザイディーヤ地区、アシュラフィーヤ地区、ブアイディーン地区、ジュダイダ地区、ハンダラート・キャンプ、アターリブ市、マーリア市、ハーン・アサル村、カフルダーイル村、アルド・マッラーフ地区、アナダーン市、マンスーラ村、クワイリス村、ラスム・アッブード村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ムスリミーヤ村、フライターン市、カフルハムラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、複数の活動家によると、反体制武装集団が6月1日にイドリブ市に侵攻・砲撃すると警告を発したとの情報を受け、多数の住民が避難した。

一方、SANA(5月29日付)によると、バルーマー町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との交戦の末、アブリーハ村、スブハ村東部を制圧した。

この戦闘で、両村から避難しようとした住民と双方の戦闘員多数が死亡したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺を軍が地対地ミサイルなどで攻撃する一方、ヒヤーラ村、アイン・バイダー農場で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月29日付)によると、ムライハ市北部、ナシャービーヤ町郊外、ビラーリーヤ村郊外、カースィミーヤ市郊外、アーリヤ農場、ダーライヤー市、キスワ市郊外アイン・バイダー農場およびサウラ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、シャバーブ・フダー旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(5月29日付)によると、マアダーン町で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャーム自由人イスラーム運動に属し戦闘を行っていた若者2人を処刑した。

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ダマスカス県では、SANA(5月29日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月29日付)によると、シャイフ・マスキーン市南西部、サムリーン村、アトマーン村、インヒル市、ズィムリーン村・サムリーン村間、フラーク市郊外、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク一帯、ヤルムーク学校一帯、Syriatelビル一帯などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 29, 2014、AP, May 29, 2014、ARA News, May 29, 2014、Champress, May 29, 2014、al-Hayat, May 30, 2014、Kull-na Shuraka’, May 29, 2014、al-Mada Press, May 29, 2014、Naharnet, May 29, 2014、NNA, May 29, 2014、Reuters, May 29, 2014、SANA, May 29, 2014、UPI, May 29, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年5月29日)

アサド大統領はシリア訪問中の北朝鮮使節団(李竜男(リ・リョンナム)貿易相団長)とダマスカスで会談した。

SANA, May 29, 2014
SANA, May 29, 2014

SANA(5月29日付)によると、会談でアサド大統領と北朝鮮使節団は、二国間関係について協議し、27日にダマスカスで開催されたシリア北朝鮮合同委員会での議事に基づき、良子高官の関係強化をめざすことを確認したという。

またアサド大統領は、シリアと北朝鮮が「他者への従属を拒み、主権、独立を固持し、植民地的計略に対抗していることで受け続けている包囲と圧力にともに対抗するため、両国の歴史的関係を強化する」ことが肝要だと述べたという。

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SANA, May 29, 2014
SANA, May 29, 2014

SANA(5月29日付)によると、ファフド・ジャースィム国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)がハサカ県カーミシュリー市を視察した。

AFP, May 29, 2014、AP, May 29, 2014、ARA News, May 29, 2014、Champress, May 29, 2014、al-Hayat, May 30, 2014、Kull-na Shuraka’, May 29, 2014、al-Mada Press, May 29, 2014、Naharnet, May 29, 2014、NNA, May 29, 2014、Reuters, May 29, 2014、SANA, May 29, 2014、UPI, May 29, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月29日)

SANA(5月29日付)によると、レバノンの首都ベイルートにあるシリア大使館で、前日に引き続き大統領選挙在外投票が実施され、「数十万」の在留シリア人が投票に押し寄せた。

Naharnet, May 29, 2014
Naharnet, May 29, 2014
Naharnet, May 29, 2014
Naharnet, May 29, 2014
SANA, May 29, 2014
SANA, May 29, 2014

 

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高等司法選挙委員会は、6月3日の大統領選挙での投票のために一時帰国を予定している在留シリア人のために、空港での投票を認めることを決定した。

空港での投票は、パスポート、ないしはIDを提示することで行えるという。

SANA(5月29日付)が伝えた。

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SANA(5月29日付)によると、ラタキア市、クナイトラ県ハダル町、タルトゥース市、ハマー市、ダイル・ザウル市、ヒムス市などで、大統領選挙実施と軍による「テロとの戦い」を支持するデモ・集会が開かれ、バアス党支部幹部、人民諸委員会、職業諸組合らが参加し、アサド大統領への支持を訴えた。

AFP, May 29, 2014、AP, May 29, 2014、ARA News, May 29, 2014、Champress, May 29, 2014、al-Hayat, May 30, 2014、Kull-na Shuraka’, May 29, 2014、al-Mada Press, May 29, 2014、Naharnet, May 29, 2014、NNA, May 29, 2014、Reuters, May 29, 2014、SANA, May 29, 2014、UPI, May 29, 2014などをもとに作成。

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化学兵器禁止機関・国連合同派遣団がハマー県で一時拉致(2014年5月28日)

化学兵器禁止機関は、27日にハマー市郊外で化学兵器禁止機関・国連合同派遣団のスタッフら11人が拉致された事件に関して声明を出した。

そのなかで化学兵器禁止機関は、政府支配地域を出た直後に、4台からなる車列の先頭を走っていた車が爆弾によって大破し、乗っていたスタッフを救出後に、市街地に避難したが、そこで至近距離から発砲を受け、2台の車が武装集団によって拉致されたことを明らかにした。

またその後、カフルズィーター市での塩素ガス使用疑惑の調査のために政府と停戦合意を行った反体制勢力の仲介により、拘束されていたスタッフらは釈放されたとし、調査チームを襲撃、拉致したのが反体制武装集団であることを示唆した。

OPCW, May 28, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年5月28日)

バラク・オバマ米大統領は、ニューヨーク州ウエストポイントにある陸軍士官学校の卒業式に出席し、南シナ海への中国の進出、ウクライナ情勢などに関する包括的な外交演説を行った。

この演説のなかで、オバマ大統領はシリア情勢にも触れ、「恐ろしい苦しみをすぐになくすことができるような簡単な答え、軍事的解決はない。大統領として、私はこの宗派戦争のただなかに米兵を派遣すべきでないと決断し、それが正しい決断だと信じている」と述べた。

そのうえで、オバマ大統領は「このことは、自国民を空爆し、飢えさせている独裁者に反抗するシリア国民を助けるべきでないということではない。自分の将来を選ぶというすべてのシリア人の権利のために戦っている人々を助けることで、我々はまた混乱のなかで安住の地を乱している多数の過激派に対抗している」と強調した。

さらにオバマ大統領は「我々は、シリアの隣国であるヨルダン、レバノン、トルコ、イラクが避難民に対処し、シリア国境を越えて活動するテロリストに対抗するよう支援する。私は議会に対し、テロリストや野蛮な独裁者への最善のオルターナティブとなるシリアの反体制派への支援を増加させるべく活動するだろう」と付言、そのために西欧やアラブ世界の同盟国との連携を続けると述べた。

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年5月28日)

ヌーリー・マーリキー首相は毎週定例の声明のなかで、アンバール県の全住民に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)およびアル=カーイダを殲滅するよう呼びかけた。

マダー・プレス(5月28日付)が伝えた。

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マダー・プレス(5月28日付)は、ジャズィーラ砂漠作戦司令室筋の話として、軍・治安部隊合同部隊がアンバール県ラマーディー市西部の対シリア国境地帯で、シリア領内から潜入しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、7人を殺害、5人を逮捕したと報じた。

またファッルージャ市南部のヌアイミーヤ地方で、軍ヘリコプターの砲撃により、ダーイシュ戦闘員4人が死亡した。

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マダー・プレス(5月28日付)は、ニネベ県作戦司令室筋の話として、モスル市東部のアルバジーヤ地方で、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員3人を射殺した、と報じた。

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マダー・プレス(5月28日付)は、内務省筋の話として、ベイルート県南部のユースフィーヤ地区で、軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃を受け、兵士3人が死亡、5人が負傷したと報じた。

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年5月28日)

ジャディード・テレビ(5月28日付)は、イスラエル軍兵士25人からなる部隊が、占領下のガジャル村(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)のゲートを越え、レバノン領内に一時侵入したと報じた。

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NNA(5月28日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外のワーディー・フマイイドにシリア軍戦闘機が侵入し、空爆を行った。

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Jadid TV, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月28日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(5月28日付)によると、ラッカ市サクナ地区のラーズールド・ホテル前にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の本部の一つに対して、民主統一党人民防衛隊の「フィダーイーイーン部隊」が爆弾を積んだ自動車で自爆攻撃を行った。

この自爆攻撃で、ホテルと周辺の民家が損壊し、ダーイシュのメンバーと住民数十人が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マガーイル地区、マイサル地区を軍が空爆し、子供9人を含む22人が死亡した。

シリア人権監視団によると、27日晩にも、軍はアレッポ市カッターナ地区、ブスターン・カスル地区、バーブ街道地区、バニー・ザイド地区、ムギール地区、ライラムーン地区を軍が「樽爆弾」などで攻撃し、44人が死亡したという。

一方、SANA(5月28日付)によると、フライターン市、タッル・スースィーン村、タッル・リフアト市、ハンダラート・キャンプ、タッル・ジャニーン村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アターリブ市、カフルハムラ村東部、クワイリス村、ラスム・アッブード村、アナダーン市、自由貿易区、カフルダーイル村、ハーン・アサル村、アレッポ市旧市街、バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区、アーミリーヤ地区、バーブ・ハディード地区、ブスターン・カスル地区、カースティールー地区、ジャンドゥール地区、ハナーヌー地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月28日付)によると、カースィミーヤ市郊外、ドゥーマー市郊外、ザバダーニー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月28日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(5月28日付)によると、マアッル・ハッタート村、アルバイーン山周辺、マアッル・バアリート村、マンタフ村、カフルラーター村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月28日付)によると、フラーク市郊外、シャラーイア町西部、ウンム・ハウラーン村北部、アトマーン村、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク一帯、ガラズ刑務所周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月28日付)によると、ワーディー・ミーラ、ワーディー・フィーハ、タッル・ナッサール一帯、ハッターブ村、ウンク・ハワー村、キースィーン港、ハーリディーヤ村、マンシャラ村、ドゥワイル村、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、タッルドゥー市、カフルラーハー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・バアルバ村、カフルアブド村、ダイル・マアッラ村、ハラーリーヤ村、ダール・カビーラ村で、投降していた反体制武装集団266人が釈放された。

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年5月28日)

クッルナー・シュラカー(5月28日付)は、複数の活動家などの話として、シリア政府が近くハサカ県の部族の青年からなる新たな民兵(義勇軍)「アラブ人民防衛隊」の結成準備を進めていると報じた。

Kull-na Shuraka', May 28, 2014
Kull-na Shuraka’, May 28, 2014

同報道によると、「アラブ人民防衛隊」は、ハサカ県でアサド大統領の選挙キャンペーン(いわゆる「祖国のテント」)を統括する「シャッビーハ」のファーイズ・ナーミス氏が結成に向けた準備を進めているという。

また、「アラブ人民防衛隊」が結成されれば、民主統一党の人民防衛隊との緊張が高まることは必至だとする一方、ナーミス氏がスンナ派であるにもかかわらず、シリア東部でのシーア派の布教に深く関与していると付言した。

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月28日)

SANA(5月28日付)などによると、シリア大統領選挙在外投票が在外公館で実施された。

これに関して、『ワタン』(5月28日付)は、外務在外居住者省筋の話として、在外投票に先だって、38の在外公館に約20万人の在留シリア人が選挙登録を行った、と報じた。

SANAなどによると、在外投票が実施された主な国は以下の通り:

アラブ諸国:ヨルダン、イラク、レバノン、スーダン、モーリタニア、オマーン、イエメン、アルジェリア。

そのほかの中東諸国:イラン、アルメニア、キプロス。

西中北欧諸国:スペイン、オーストリア、スウェーデン、チェコ。

東欧諸国:ロシア、ポーランド、ウクライナ、セルビア、ベラルーシ、ルーマニア。

中南米諸国:ヴェネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、キューバ。

アフリカ諸国:南アフリカ、ナイジェリア、セネガル。

アジア諸国:日本、中国、北朝鮮、マレーシア、インド、パキスタン。

しかし、「シリアの友連絡グループ」に参加する11カ国を含むアラブ連盟加盟国12カ国、米、英、仏などの欧米諸国では在外投票は禁止された。

SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
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SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014

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SANA(5月28日付)によると、在外投票が実施された在外公館のうち、ベイルートのシリア大使館では、予定されていた投票時間(5月28日午前7時~午後5時)を過ぎても、在留シリア人による投票が終わらなかったため、外務在外居住者省は投票時間を午後10時まで延長、また29日も在外投票も行うことを決定した。

またSANAなどシリアの主要なメディアは、ベイルートのシリア大使館に投票に向かう在留シリア人の車が渋滞する様子を報じた。

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AFP(5月28日付)によると、ヨルダンの首都アンマン(アブドゥーン地区)にあるシリア大使館で、大統領選挙在外投票が行われ、治安当局が厳戒態勢を敷くなか、大使館前には数百人の在留シリア人が列を作り、投票の順番を待った。

しかし、SANA(5月28日付)は「数万人の在留シリア人」が在外投票を済ませたと報じた。

またAFP、SANなどによると、投票を行った在留シリア人は、シリア国旗やアサド大統領の掲げ、選挙実施への支持を表明した。

これに対し、大使館から200メートル弱の場所で、反体制活動家数十人が集まり、「血の選挙に反対」、「と殺人再選に反対」といったプラカードを掲げて選挙に抗議した。

なおヨルダンには、60万人以上がUNHCRに難民登録を行っているが、ヨルダン当局によると避難民を含む在留シリア人は約700万人に達するという。

国連によると、周辺諸国などで避難生活を送るシリア人の数は2014年4月の段階で280万人以上おり、うち100万人以上がレバノン、77万人がトルコ、60万人がヨルダン、22万人がイラク、13万7,000人がエジプトで避難生活を送っている。

また国内で避難生活を余儀なくされているシリア人は650万人に達している。

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イラクの首都バグダードでは、SANA(5月28日付)によると、予定されていた投票時間(5月28日午前7時~午後5時)を過ぎても、在留シリア人による投票が終わらず、投票時間が深夜まで延長された。

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日本では、東京都港区赤坂にあるシリア大使館に「日本の南北から多数」の在留シリア人が訪れ、で在外投票が行われた。

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なおSANA(5月28日付)によると在外投票が行われた各国(ロシア、ヨルダン、レバノンなど)では、投票に訪れた在留シリア人が選挙実施を支持する示威行動を行った。

また、大統領選挙在外投票が実施されなかった米国(ウィスコンシン州)、エジプト(カイロのシリア大使館前)、スイス、フランス、ドイツ、ベルギーでは、在留シリア人が、大統領選挙実施を禁じた当局に抗議するためのデモ集会を開き、参加者が用意した投票箱に投票用紙を入れ、抗議の意を示した。

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最高憲法裁判所のマージド・フドラ報道官はAFP(5月28日付)に対し「(6月3日に投票が行われる大統領)選挙は、ラッカ市以外のすべての都市で実施される」と述べた。

これに関して『ハヤート』(5月29日付)は、「すべての都市」という言葉に、ダマスカス郊外県、シリア北部よび東部、さらにはアレッポ市やダイル・ザウル市の反体制勢力制圧地区での選挙は想定されていない、としたうえで、約600万人が居住するシリア領内の40%の地域で選挙が行われるに過ぎないとの見方を示した。

なお、シリアの総人口(2013年)は約2,300万人。

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SANA, May 28, 2014
SANA, May 28, 2014

SANA(5月28日付)によると、アレッポ市(アレッポ大学)で、大統領選挙実施と軍による「テロとの戦い」を支持する集会が開かれ、バアス党支部幹部、学生、人民諸組織、職業諸組合メンバーらが参加し、アサド大統領への支持を訴えた。

集会には、バアス党シリア地域指導部のヒラール・ヒラール副書記長が出席した。

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クッルナー・シュラカー(5月28日付)は、ラタキア県ジャブラ市で、6月3日に行われる大統領選挙への投票をボイコットするよう呼びかけるビラが配布されたと報じた。

Kull-na Shuraka', May 28, 2014
Kull-na Shuraka’, May 28, 2014

AFP, May 28, 2014、AP, May 28, 2014、ARA News, May 28, 2014、Champress, May 28, 2014、al-Hayat, May 29, 2014、Kull-na Shuraka’, May 28, 2014、al-Mada Press, May 28, 2014、Naharnet, May 28, 2014、NNA, May 28, 2014、Reuters, May 28, 2014、SANA, May 28, 2014、UPI, May 28, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

大統領選挙をめぐる動き(2014年5月27日追記)

ARA News(5月28日付)は、バアス党シリア地域指導部のヒラール・ヒラール副書記長が大統領選挙キャンペーンの一環でハサカ市を訪問、市内のバアス党支部で会談したアラブ系部族の代表から、民主統一党、人民防衛隊、さらにはアサーイシュの振る舞いへの不満を記した陳情書を受け取った、と報じた。

ARA News, May 28, 2014
ARA News, May 28, 2014

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アレッポ県のムハンマド・アッカード県知事は、『ワタン』(5月27日付)に対して、6月3日に投票が行われる大統領選挙にアフリーン郡およびアイン・アラブ郡のクルド人約100万人が参加するだろう、と述べた。

ARA News, May 28, 2014、al-Watan, May 27, 2014をもとに作成。

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