ダルアー市ダルアー・バラド地区でシリア政府側の要求に沿った停戦合意が成立(2021年8月31日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーが立て籠もりを続けるダルアー市ダルアー・バラド地区で、ロシア軍の仲介のもとに、シリア政府側の治安委員会と元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会が会合を開いた。

会合は、ロシア側が示していた行程表が事態収拾の最終期限としていた8月31日となったために開かれた。

この会合で、9月1日から新たな停戦合意を履行することで合意した。

新たな停戦合意は、①戦闘停止、②指名手配者(武装解除拒否者)の武装解除と社会復帰の実施、③社会復帰を希望しない者のシリア北部への退去、④ロシア軍憲兵隊のダルアー市ダルアー・バラド地区への進駐、⑤同地区でのロシア、シリア両国国旗の掲揚、⑥第5軍団所属の第8旅団と軍事情報局の合同拠点を3カ所に設置、を骨子とする。

合意内容は、シリア政府側の要求に沿ったもの。

シリア人権監視団によると、会合には、ダルアー県各地の名士も中央委員会とともに参加し、武装解除拒否者に合意内容を受け入れるよう説得したという。

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合意に先立って、地元の武装集団がシャイフ・サアド村を砲撃したほか、ダーイル町にある空軍情報部の検問所を襲撃した。

一方、シリア軍も第4師団などが、ダルアー市ダルアー・バラド地区に対して50発以上の地対地ミサイルを撃ち込み、突入の姿勢を見せ、元反体制武装集団メンバー側に合意の受諾・履行を迫った。

シリア軍はまた、シャイフ・サアド村、ムザイラア村などを砲撃し、ムザイラア村では女性1人が死亡したほか、タファス市に発砲し、男性1人が負傷した。

SANA(8月31日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、武装解除を拒否し、立て籠もりを続ける元反体制武装集団メンバーが、ダルアー市各所を砲撃、シリア軍がこれに応戦した。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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米軍とシリア民主軍は、アラブ系部族からなる国境警備を任務とした武装組織を新設することで合意(2021年8月31日)

アイン・フラート(8月31日付)は、複数の地元メディア筋の話として、米軍の代表が8月27日と30日にハサカ県ルマイラーン町にある米軍基地でシリア民主軍を構成する人民防衛隊(YPG)やサナーディード軍の代表と会合を開き、新たな武装組織を結成することで合意したと伝えた。

この武装組織は、イラク・シリア国境の警備を任務とし、18歳から40歳のアラブ系部族の子息約2,000人によって構成され、彼らには月150米ドルの報酬が与えられるという。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、‘Ayn al-Furat, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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シリア政府支配地からシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県に2度目となるクロスラインでの支援が実施される(2021年8月31日)

アレッポ県では、世界食糧計画(WFP)の食糧支援物資を積んだ車輌12輌が、政府の支配下にあるアレッポ県ミーズナール村の通行所から、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握する反体制派の支配地に入った。

クロスラインでの支援物資搬入が行われるのは8月30日に続いて2回目。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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トルコがリビアに派遣したシリア人傭兵(シリア国民軍)がトリポリのキャンプで待遇改善を求める抗議デモ(2021年8月31日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアに派遣したシリア人傭兵(シリア国民軍)が首都トリポリにあるヤルムーク・キャンプで8月30日、傭兵数十人が給与の減額や休暇が認められない状況に反発し、抗議デモを行ったと発表した。

同監視団が得た情報によると、休暇を希望する傭兵らは、司令官らから1,000米ドルの罰金を科されているという。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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シリア国民軍がドローンでアレッポ県北部のシリア軍拠点を爆撃(2021年8月31日)

アレッポ県では、ANHA(8月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村、シャッアーラ村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア国民軍はまた、無人航空機(ドローン)を使用して、カフル・ナースィフ村にあるシリア軍の拠点を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHA(8月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村、クーザリーヤ村、タッル・ラバン村を砲撃した。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のCONOCOガス田に米軍が違法に設置する基地が砲撃を受ける(2021年8月31日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月31日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地に迫撃砲弾2発が着弾した。

シリア人権監視団によると、着弾した砲弾は3発。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)が複数の地元筋から得た情報によると、砲弾はシリア政府の支配下にあるフシャーム町から発射され、着弾地点から炎が上がるのが目撃されたという。

また、SANAによると、アブー・ハルドゥーブ村では、「人民抵抗諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点に手榴弾を投げ込んだ。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がカーミシュリー市内の学校への職員の出勤を阻止(2021年8月31日)

ハサカ県では、SANA(8月31日付)がイルハーム・スールハーン県教育局長の話として、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タイ地区(4月に内務治安部隊(アサーイシュ)が国防対を排除)の学校3校に北・東シリア自治局支配下の地区に居住する職員が出勤のを阻止していると伝えた。

出勤が阻止されたのは、イブン・スィーナー高等学校、ガザ小学校、ファイサル・ハッスィー小学校。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍所属と思われる戦闘機がトルコ占領下の「オリーブの枝」を初めて爆撃(2021年8月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍所属と思われる戦闘機複数機が、トルコが占領下するいわゆる「オリーブの枝」地域のジンディールス村近郊のイスカーン(イースカー)村、ジャルマ村にあるシリア国民軍所属のシャーム軍団のキャンプを爆撃し、5人が負傷した。

ロシア軍がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域を爆撃するのは初めて。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)が複数の地元筋から得た情報によると、爆撃は5回にわたって行われた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍憲兵隊は、トルコ領内に不法入国しようとしたシリア人国内避難民(IDPs)5人に発砲、1人を射殺し、4人を負傷させた。

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クナイトラ県では、SANA(8月31日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村近郊の道路に仕掛けられていた爆弾が、車の通過に合わせて爆発し、乗っていた住民2人が死亡した。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民298人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は697,692人に(2021年8月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月31日付)を公開し、8月30日に難民271人(うち女性81人、子供138人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民271人(うち女性81人、子供138人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は698,526人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者303,278人(うち女性91,148人、子ども154,393人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は927,806人(うち女性278,424人、子供472,884人)となった。

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一方、国内避難民274人が新たに帰宅した。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,366人(うち女性37,528人、子供33,221人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,366,962人(うち女性420,087人、子供676,987人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 31, 2021をもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で136人、北・東シリア自治局支配地域で171人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1,401人(2021年8月31日)

保健省は政府支配地域で新たに136人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者20人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、8月31日現在の支配地内での感染者数は計27,915人、うち死亡したのは2,013人、回復したのは22,471人となった。

SANA(8月31日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに171人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、8月31日現在の支配地内での感染者数は計20,489人、うち死亡したのは788人、回復したのは1,956人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性76人、女性78人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市25人、カーミシュリー市48人、マーリキーヤ(ダイリーク)市36人、アームーダー市6人、ナウルーズ・キャンプ1人、ロジュ・キャンプ2人、ラッカ県のラッカ市13人、タブカ市26人、アレッポ県のマンビジュ市2人、アイン・アラブ(コバネ)市3人、ダイル・ザウル県11人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1674798939376703

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月30日に新たに1,401人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、200人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡42人、イドリブ郡281人、ハーリム郡504人、アリーハー郡213人、アレッポ県スィムアーン山郡26人、ジャラーブルス郡56人、バーブ郡48人、アフリーン郡184人、アアザーズ郡47人。

これにより、同地での感染者数は計39,271人、うち死亡したのは760人、回復したのは24,750人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1655416257996592

AFP, August 31, 2021、ACU, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーの籠城が続くダルアー市ダルアー・バラド地区で激しい砲撃戦、住民やシリア軍兵士が死傷(2021年8月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、武装解除を拒否し、ダルアー市ダルアー・バラド地区で籠城を続ける元反体制武装集団メンバーに対して、シリア軍第4師団と親政権民兵が激しい砲撃を行い、住民1人が死亡した。

これに対して、元反体制武装集団メンバーも砲撃で応戦し、シリア軍兵士2人を殺害した。

なお、戦闘激化を受けて、8月29日頃から住民数百人がヤルムーク川渓谷方面に避難しているという。

一方、SANA(8月30日付)によると、武装解除を拒否し、ダルアー市ダルアー・バラド地区で籠城を続ける元反体制武装集団メンバーが、同地区周辺の住宅街やシリア軍の拠点を砲撃、シリア軍兵士4人が死亡、15人が負傷、民間人も女児1人とその母親1人が負傷した。

https://youtu.be/9g0JKXaQWzY

シリア軍はこれに対して応戦し、ロケット弾発射地点などを攻撃した。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関はイドリブ県ジスル・シュグール市でダーイシュのセルを摘発(2021年8月30日)

シャーム解放機構の総合治安機関は声明を出し、実行部隊がイドリブ県のジスル・シュグール市にあるダーイシュ(イスラーム国)のセルのアジトを急襲し、メンバー複数人を逮捕、大量の小型武器やRPG弾を押収したと発表した。

https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/posts/367196511696877

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部の学生らが無人航空機(ドローン)/ラジコン飛行機の制作に成功:「シリア革命のための重要な成果」(2021年8月30日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)は、トルコ占領下のアレッポ県北部で、学生らが無人航空機(ドローン)/ラジコン飛行機の制作に成功したと伝え、イリヤース・ファキーフ氏なる人物が撮影した画像を転載した。

ドローン/ラジコン飛行機を制作したのは、アアザーズ市にあるシャーム大学の学生で、SNSでは、活動家らが「シリア革命のための重要な成果だ」などと称賛しているという。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機6機がヒムス県の砂漠地帯でダーイシュの拠点を爆撃(2021年8月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機6機がスフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県南部の砂漠地帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍兵士1人が死亡した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、米主導の有志連合のヘリコプターの航空支援を受けて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市近郊のカッサール村に突入し、住民1人を拘束した。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カフターニーヤ市近郊の街道で、住民がロシア軍の車列に投石を行い、トルコによる電気、水道の遮断に対処しようとしないロシアに抗議(2021年8月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカフターニーヤ市近郊の街道で、住民がロシア軍の車列に投石を行い、トルコによる電気、水道の遮断に対処しようとしないロシアに抗議の意思を示した。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市が砲撃を受け、ロケット弾数十発が各所に着弾、トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部などを砲撃(2021年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市が砲撃を受け、ロケット弾数十発が各所に着弾した。

https://youtu.be/BL2NfgBPEkE

シリア人権監視団によると、砲撃はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域からのもの。

シリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のいずれが砲撃を行ったか不明だが、灯油街道、ジャンディール交差点などに砲弾が着弾し、子供を含む住民5人が負傷した。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のバイナ村、フライビカ村、ダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村一帯、アルカミーヤ村、タート・マラーシュ村、スーガーニカ村、マンナグ航空基地、カフル・ナーヤー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市近郊のハズワーン村でシリア民主軍に所属するハムザ師団が住居1棟を接収しようとしたが、住民の抵抗に遭い、戦闘となった。

この住居は、トルコ軍が拠点として使用していたが、数日前に住民に返還したが、ハムザ師団がこれを改めて接収しようとして衝突に発展したという。

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ラッカ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、ハーリディーヤ村、マアラク村、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

トルコ軍はまた、M4高速道路を走行中の車2台を機関銃で攻撃した。

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ハサカ県では、SANA(8月30日付)によると、ハサカ電力公社の技術復旧チームが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町の変電所に電力を供給する66K.F.送電線の復旧作業を完了した。

66K.L.送電線は8月24日のトルコ軍とシリア国民軍の攻撃によって破壊されていた。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で125人、北・東シリア自治局支配地域で130人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1,178人(2021年8月30日)

保健省は政府支配地域で新たに125人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者22人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、8月30日現在の同地での感染者数は計27,779人、うち死亡したのは2,007人、回復したのは22,451人となった。

SANA(8月30日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、8月30日現在の同地での感染者数は計20,316人、うち死亡したのは788人、回復したのは1,954人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性65人、女性65人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市38人、カーミシュリー市57人、マーリキーヤ(ダイリーク)市15人、アームーダー市2人、フール・キャンプ1人、ラッカ県のラッカ市16人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1674071446116119

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月30日に新たに1,178人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、127人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡48人、イドリブ郡148人、ハーリム郡457人、アリーハー郡99人、アレッポ県スィムアーン山郡20人、ジャラーブルス郡82人、バーブ郡48人、アフリーン郡211人、アアザーズ郡65人。

これにより、同地での感染者数は計37,870人、うち回復したのは24,550人、死亡したのは760人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1654950298043188

AFP, August 30, 2021、ACU, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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政府支配下のアレッポ県西部からシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県にWFPの食糧物資がクロスラインで搬入される(2021年8月30日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が支配地の自治を委託するシリア救国内閣の開発人道問題省は声明を出し、世界食糧計画(WFP)の食糧支援物資1,000パッケージを積んだ車輌15輌が、政府の支配下にあるアレッポ県ミーズナール村の通行所から、反体制派支配地に入ったと発表した。

https://www.facebook.com/mdha11/posts/1200255000386761

声明によると、今回のクロスラインによる支援は、WFPの支援プログラムの一環だが、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からの越境(クロスボーダー)支援で提供されている支援物資の5%にも相当しない量だという。

開発人道問題省はまた、ミーズナール村の通行所が開放されるとの一部情報を否定、今回のクロスラインでの支援が、WFPがアレッポ県とイドリブ県に設置している倉庫間の物資の移動に過ぎず、シリア赤新月社は一切関与していないと強調した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1205073729959249

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県4件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 30, 2021、ANHA, August 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2021、Reuters, August 30, 2021、SANA, August 30, 2021、SOHR, August 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民298人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は697,692人に(2021年8月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月30日付)を公開し、8月29日に難民307人(うち女性92人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民307人(うち女性92人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は697,999人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者302,751人(うち女性90,990人、子ども154,124人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は927,279人(うち女性278,266人、子供472,615人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,092人(うち女性37,407人、子供33,195人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,366,688人(うち女性419,966人、子供676,961人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2021をもとに作成。

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武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバー側は、アサド大統領、シリア軍、シリア国旗を承認することを求めるシリア政府側の条件を拒否、ダルアー県で再び戦闘激化(2021年8月29日)

ダルアー県では、HFL(8月29日付)によると、シリア政府は、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会に対し、ロシアの支援を受けるシリア軍第5軍団に所属する第8旅団の司令官を通じて、事態収拾に向けた新たな条件を通告した。

新たな条件とは、以下3点を声明として発表するというもの。

  1. アサド大統領をシリアの正統な大統領として承認する。
  2. シリア軍をシリアの治安に責任を負う組織として承認する。
  3. シリア国旗を承認する。

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これに対して、中央委員会は条件を拒否し、声明を出し、ハウラーン地方全域に非常警報を発出した。

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3080162115546105

中央委員会はまた、「体制が非妥協的で、ロシアの提案に応じず、厳しい条件を課そうとし続け、停戦を尊重せず、第4師団の民兵を進軍させ、ダルアー市に多方向から突入を試みたため、交渉は崩壊した」と発表、シリア政府が平和的解決を拒否し、「イラン人司令官やヒズブッラー、ファーティミーユーン旅団、ザイナビーユーン旅団といった外国人周波主義民兵が指揮する戦争へとこの地域を陥れようとしている」と非難した。

https://www.facebook.com/HoranFreeMedia/posts/3080255385536778

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中央委員会側の条件拒否を受けて、県内各所ではシリア軍と元反体制武装集団メンバーの戦闘が再び激化した。

シリア人権監視団によると、シリア軍は、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーが立て籠もりを続けるダルアー市ダルアー・バラド地区を砲撃し、男性2人が死亡し、8人が負傷した。

シリア軍はまた、ジッリーン村を砲撃し、女性1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、タッル・シハーブ町、タファス市一帯を砲撃した。

これに対して、地元の武装集団は、サナマイン市、タファス一帯、ダルアー市ダルアー・バラド地区でシリア軍の検問所を襲撃し、兵士5人を殺害した。

一方、SANA(8月29日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で立て籠もりを続ける「テロ・グループ」が撃った迫撃砲弾1発がダルアー市入口のバス発着所に着弾し、住民1人が死亡、2人が負傷した。

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このほか、タファス市では、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバー1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021、August 30, 2021などをもとに作成。

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イラク産のガソリンを積んだトレーラー約50輌がシリア軍第4師団の護衛を伴い、ブーカマール国境通行所からシリアに入国、レバノンに向かう(2021年8月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ガソリンを積んだトレーラー約50輌が、シリア軍第4師団の護衛を伴い、ブーカマール国境通行所(カーイム国境通行所)を経由して、イラク領内からシリアに入った。

トレーラーの車列はレバノンに向かったという。

レバノンでは、8月22日、政府がガソリンへの補助金を削減し、ガソリン価格を66%引き上げると発表していた。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県西部でダーイシュに対して爆撃を実施(2021年8月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にある県西部のムサッラブ村近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の拠点複数カ所を襲撃した。

これに対して、ロシア軍戦闘機がダーイシュの拠点に対して爆撃を行った。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣がシリアを訪問しアサド大統領と会談(2021年8月29日)

イラクの首都バグダードで開催されたイラク近隣諸国首脳会談への出席を終えた、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣がシリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

SANA(8月29日付)によると、会談では、経済・通商分野など二国間関係を強化し、両国に対する一方的な制裁の影響に対処する方途、アフガニスタンなどの地域・国際情勢の変化の影響などについて意見が交わされた。

アブドゥッラフヤーン外務大臣はまた、イラクの首都バグダードで8月28日に開催されたイラク近隣諸国首脳会談について説明し、この地域の未来が、同地域の諸国民の意思によって作られ、域内諸国との協力関係も諸国民の意思と内政不干渉の原則に基づくべきであることが確認された。

アサド大統領は、シリアとイラクの協力関係が、「テロとの戦い」などにおいて、両国および両国民の利益を守る結果をもたらしたとしたうえで、シリア全土が解放されるまで「テロとの戦い」を継続すると強調した。

これに対して、アブドゥッラフヤーン外務大臣も、「テロとの戦い」におけるシリアの勝利を評価、経済テロを含むあらゆるのテロと対峙するシリアおよび同国民を支援すると述べた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4521360161241114

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田近くで「人民諸派」が米軍とシリア民主軍の合同パトロール部隊を襲撃、シリア民主軍兵士3人死亡(2021年8月29日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月29日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のCONOCOガス田近くで、有志連合を主導する米軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合同パトロール部隊を「人民諸派」が要撃し、米軍・シリア民主軍と交戦の末、シリア民主軍の兵士3人を殺害した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の車輌1輌が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・アカイダート村でダーイシュ(イスラーム国)に属す武装グループの襲撃を受けて、兵士3人が死亡、複数が負傷した。

また、オートバイに乗った正体不明の武装集団がマーシフ・アフマル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の諜報員の自宅を夜襲し、諜報員の子供1人が死亡、諜報員も負傷した。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021、August 30, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はシリア軍と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2021年8月29日)

ハサカ県では、SANA(8月29日付)、ANHA(8月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はシリア軍と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・マンダル村、サウダー村、タッル・タウィール村、タッル・カラフ・バイト村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町に近いM4高速道路で、住民がロシア軍の車列に投石を行い、トルコによる電気、水道の遮断に対処しようとしないロシアに抗議の意思を示した。

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アレッポ県では、ANHA(8月29日付)によると、トルコ占領下のブルブル町でシリア国民軍の憲兵隊とスルターン・ムラード師団の戦闘員どうしが盗品の分配をめぐって対立し、交戦、双方に多数の死傷者が出た。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市に設置されている高等教育機関のアレッポ自由大学で、学生数十人が授業料の値上げに抗議するデモを行った。

授業料の値上げは、シリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣の教育省の決定によるもの。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で115人、北・東シリア自治局支配地域で219人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で707人(2021年8月29日)

保健省は政府支配地域で新たに115人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者19人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、8月29日現在の同地での感染者数は計27,654人、うち死亡したのは2,003人、回復したのは22,429人となった。

SANA(8月29日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに219人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、8月29日現在の同地での感染者数は計20,186人、うち死亡したのは784人、回復したのは1,950人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性111人、女性106人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市45人、カーミシュリー市64人、マーリキーヤ(ダイリーク)市26人、アームーダー市1人、ナウルーズ・キャンプ3人、ラッカ県のラッカ市28人、タブカ市27人、アレッポ県のマンビジュ市2人、アイン・アラブ(コバネ)市17人、ダイル・ザウル県6人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1673492536174010

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で8月29日に新たに707人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、99人が完治し、0人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡28人、イドリブ郡32人、ハーリム郡427人、アリーハー郡110人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡0人、アフリーン郡78人、アアザーズ郡30人。

これにより、同地での感染者数は計35,430人、うち死亡したのは751人、回復したのは24,321人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1653195861551965

AFP, August 29, 2021、ACU, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村一帯を4回にわたって爆撃(2021年8月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村一帯を4回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を22件(イドリブ県11件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 29, 2021、ANHA, August 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 29, 2021、Reuters, August 29, 2021、SANA, August 29, 2021、SOHR, August 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民307人と国内避難民(IDPs)233人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は697,999人、2019年以降帰還したIDPsは98,092人に(2021年8月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月29日付)を公開し、8月28日に難民307人(うち女性92人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民307人(うち女性92人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は697,999人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者302,751人(うち女性90,990人、子ども154,124人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は927,279人(うち女性278,266人、子供472,615人)となった。

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一方、国内避難民233人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは233人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,092人(うち女性37,407人、子供33,195人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,366,688人(うち女性419,966人、子供676,961人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 29, 2021をもとに作成。

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在レバノン・シリア大使館前で「拉致」されたとされる元反体制武装集団司令官らはいずれもダルアー県からの不法入国者で、シリア当局ではなくレバノン当局が拘束(2021年8月28日)

在レバノン・シリア大使館前でシリアの反体制武装集団元司令官らが拉致・連行されたとの情報が拡散されるなか、レバノンの軍事情報局は声明を出し、シリアからレバノンに不法入国したシリア人T.H.と’A.D.の2人の身柄を総合情報総局に引き渡したと発表した。

インディペンデント・アラビーヤ(8月28日付)によると、軍事情報局はまた、シリア大使館があるヤルザ村(レバノン山地県)とバアブダー市(レバノン山地県)で密輸業者の仲介でシリアからレバノンに不法入国したシリア人M.’A.W.、M.S.W、A.’A.、I.Sh.の4人を逮捕している。

国際人権法を専門とするシンクタンクのLIFE研究所(レバノン民主主義人権研究所)のナビール・ハラビー所長によると、レバノン国内でのシリア人活動家の拘束は今週に入ってたびたび報告されているとしたうえで、拘束されているのはいずれもダルアー県からの不法入国者で、武装解除を拒否し、ダルアー市ダルアー・バラド地区で籠城を続ける元反体制武装集団メンバーと、これを包囲するシリア軍の対立が激化していることが関係しているという。

なお、アリー・アブドゥルカリーム在レバノン・シリア大使は一連の報道を否定している。

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ハラビー・LIFE研究所所長によると、シリアの元反体制武装集団司令官のファーイズ・ハッジーらがヤルザ村(レバノン山地県)の在レバノン・シリア大使館近くで「治安グループ」によって拘束され、レバノンの軍事情報局のテロ撲滅課に引き渡されたとの情報を得たことを明らかにした。

レバノンの当局が、ハッジー氏の身柄をシリア政府側に引き渡したかどうかは不明だという。

ハッジー氏は、ダマスカス郊外県グータ地方で活動していたアバービール軍の司令官だった人物。

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ハッジー氏については、レバノンのターリク・シャンダブ弁護士は8月25日、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/tarekchendeb/)で、数日前にパスポートを取得するためにシリア大使館を訪れた直後に、「大使館の制服」を着た複数の男性によって拘束、連行されたと発表していた。

https://www.facebook.com/tarekchendeb/posts/1868162683346334

また、レバノンのムドゥン(8月28日付)は、8月27日に在レバノン・シリア大使館で4人の若者(イブラーヒーム・マージド・シャムリー氏、ムハンマド・サイード・ワーキド氏、ムハンマド・アブドゥルイラーフ・スライマーン氏、アフマド・ズィヤード・イード氏)が拉致されたと伝えていた。

反体制派系のオリエント・ニュース(8月26日付)は、在レバノン・シリア大使館前で、反体制派の元司令官複数人が「拉致」されたと伝える一方で、ハッジー氏が「レバノンの総合情報総局によって逮捕された」、「逮捕は、彼の活動ではなく、レバノン国内の事件にかかわっている」とする地元消息筋の話も紹介していた。

AFP, August 28, 2021、ANHA, August 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2021、Independent Arabia, August 28, 2021、al-Mudun, August 28, 2021、Orient News, August 26, 2021、Reuters, August 28, 2021、SANA, August 28, 2021、SOHR, August 28, 2021などをもとに作成。

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ダルアー市で武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーの砲撃で子供2人死亡、5人負傷(2021年8月28日)

ダルアー県では、SANA(8月28日付)によると、「テロ・グループ」が8月27日深夜から28日未明にかけて、ダルアー市マンシヤ地区、ダルアー・バラド地区一帯、カルファー村の住宅を砲撃し、カルファー村では子供2人が死亡、子供3人と5人の両親が負傷した。

これに対して、シリア軍は、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーが立て籠もりを続けるダルアー市のダルアー・バラド地区、ダム街道地区、難民キャンプ地区の住民の避難の経路を確保するため、数時間にわたって工業地区にいたる街道を開放した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はダルアー・バラド地区を砲撃したほか、同地に向けて地対地ミサイル多数を発射し、同地一帯で武装集団と交戦した。

AFP, August 28, 2021、ANHA, August 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2021、Reuters, August 28, 2021、SANA, August 28, 2021、SOHR, August 28, 2021などをもとに作成。

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