カタールを訪問中のジャルバー議長がジュネーブ2会議への出席に前向きだった立場を再度転換させる、シリア北部ではヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国が軍や人民防衛隊に対する攻勢を強化(2013年7月31日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立メンバーでシリア民主主義者連合代表のミシェル・キールーはシリアの独立系ラジオ局「ロザーナ・ラジオ」に「アサドと和解せよとのいかなる圧力も反体制勢力は受けていない。世界はこの危機をめぐって混乱しているか、決定を下していないか、アサドを支持しているかのいずれかだ」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はカタール通信(7月31日付)のインタビューに応じ「過去8ヶ月と同様、我々は、自由シリア軍と革命諸勢力が現地で強くならなければ交渉に望まない」と述べ、ジュネーブ2会議への出席に前向きだった前日までの姿勢を一変させた。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長は『ハヤート』(8月1日付)に対して「三つの主要な戦線(アレッポ、イドリブ、ダマスカス郊外県)において、政府(軍)は進軍していない。逆に自由シリア軍が新たな戦果を得ている」と述べ、反体制武装集団の劣勢を否定した。

また「過激派に武器が渡らないするようさまざまなかたちで保証する…。主な保証とは、クラッシクなかたちで組織された軍に武器を供与するということである…。第2に、解放区の信頼できる集団に武器を与えることである…」と付言し、反体制勢力のさらなる武装化の必要を強調した。

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ハサカ県の有識者284人が「ジャズィーラ有識者の呼びかけ」と題した共同声明を出し、対話を通じた混乱の解消を呼びかけた。

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クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、ダマスカス郊外県で活動する使徒末裔旅団の各部隊が「カラムーン解放戦線」を結成した。

カラムーン解放戦線に参加した武装集団は以下の通り:

第一旅団特殊部隊
マンズール殉教者大隊
サーディクー・アフド大隊
殉教者ナーディル・サイフッディーン大隊
サイフ・アドル大隊
アブー・タアーン大隊
ハーリド・ディヤーブ大隊
ズー・フカール大隊
殉教者アフマド・ハティーブ大隊
ナシャーマー・カラムーン大隊

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ダマスカス郊外県でロシア製のOSA防空システムを使用したとされるイスラーム旅団の報道官はクッルナー・シュラカー(7月31日付)対して同県東グータ地方上空を「飛行禁止空域」に指定したと述べた。

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(7月31日付)は、地元活動家の話として、アサド大統領がハマー市のモスクで礼拝する映像を撮影したと報じた。

同報道によると、映像はイード・アル=フィトルに放映するために撮影されたという。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国が、クルド人が多く住むタッルアラン村とタッル・ハースィル村を占拠し、村人約200人を誘拐・拉致した。

また同監視団によると、先週反体制武装集団が制圧したハーン・アサル村に対して、軍が奪還をめざし攻撃を激化させた。

このほか、アレッポ市のカーディー・アスカル地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区などを軍が砲撃、またクルド山の村々が軍の空爆を受けた。

一方、SANA(7月31日付)によると、タッラ・マガーラ村で、軍は反体制武装集団の掃討を完了し、同村の治安を回復した。

またアイン・ダクナ村、アナダーン市、フライターン市、ダーラト・イッザ市とダーナー市(イドリブ県)を結ぶ街道、ハーン・アサル村、マンナグ村、ハンダラート・キャンプ、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、旧市街、サラーフッディーン地区、マシュハド地区、カルム・ジャバル地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA、シリア人権監視団によると、紛争和解をめざしてきたザバダーニー市のマージド・ティーナーウィー市議長とガッサーン・ハッージ・ハンムード国民和解委員会メンバー(ダマスカス郊外県)が反体制武装集団に襲撃・暗殺された。

また、SANA(7月31日付)によると、ハラスター市、アイン・タルマー村、バハーリーヤ農場、ズィヤービーヤ町、フジャイラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県でシリア民主社会党(アドナーン・ブーザーン党首)の治安部隊(アサーイシュ)の検問所前で、袋に入れられた爆弾が爆発し、治安要員1人が死亡した。

またカフターニーヤ市郊外のスーフィヤー村、ターヤー村、ジールキー村で、民主統一党人民防衛隊と、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国が交戦した。

さらにタッル・ハラフ市でも両者が交戦、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員7人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、マアバダ(カルキールキー)市内にある病院前の民主統一党人民防衛隊検問所で爆弾を積んだ車が突入し自爆、多数の兵士が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のバーブ・フード地区、旧市街、ワアル地区が軍の砲撃を受ける一方、ヒムス石油精製所に対して何ものかが迫撃を行った。

ヒムス県では、SANA(7月31日付)によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、クスール地区、カラービース地区、バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区、バーブ・スィバーア地区、ワアル地区、ハウラ地区、キースィーン市、ラスタン市、タルビーサ市、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ガジャル村、タッルカラフ市で、軍が反体制武装集団を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハスヤー町で反体制武装集団が車に爆弾を仕掛けて爆破し、市民1人が死亡、6人が負傷した。

さらに反体制武装集団がヒムス石油精製所に対して砲撃を行った。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月31日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバルザ区で、科学研究センター職員が乗ったバスに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、6人が死亡、19人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バーラ村などに軍がクラスター爆弾を投下し、子供5人と女性2人を含む9人が死亡した。

一方、SANA(7月31日付)によると、バシュラームーン村、カニーヤ村、バーラ村、イフスィム町、カンスフラ村、ダイル・サンバル村、カフルルーマー村、タマーニア町、ナフラ市、ウンム・ジャリーン村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ファンダル村、タッル・アフダル村、スッカリーヤ町などで、民主統一党人民防衛隊と、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国が交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャラーイウ村に軍が突入、またハーッラ市で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月31日付)によると、東ガーリヤ町、フラーク市、イズラア市、ムサイフラ町、ハーッラ市、ブスル・ハリール市、ガーリヤート市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月31日付)によると、ダイル・ザウル市のラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、工業地区、カナージブ村、マリーイーヤ村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アブー・ラアド・サイフ・イスラーム集団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月31日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、サウジアラビアのバンダル・ビン・スルターン総合情報庁長官とモスクワで会談し、シリア情勢などについて協議した。

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ロイター通信(7月31日付)などによると、ローマ教皇フランシスコは、シリアでのイタリア人宣教師パウロ・ダルリオ氏(ダイル・マール・ムーサ-修道院修道長)の失踪に対して懸念を表明した。

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UNDOF主力部隊であるオーストリアの派遣部隊(380名)がゴラン高原からの撤退を完了した。

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アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリーは音声声明を発表し、「イスラーム教徒のシリアでのジハード主義インティファーダは、シャームにおけるシーア派・サファビー朝の計略を主導するハサン・ナスルッラーの醜い顔を暴露した…。(シリアでの紛争は)イスラーム教徒のウンマに、(ヒズブッラーが)このシーア派・サファビー朝の計略の道具に過ぎないことを示した」と非難した。

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シリア大統領府が米国のSNSインスタグラムに「syrianpresidency」(http://instagram.com/syrianpresidency#)というページを開設し、大統領の写真を掲載・公開していることに関して、米国務省報道官は「卑劣なPR行為以外の何ものでもない」と酷評した。

AFP, July 31, 2013、al-Hayat, August 1, 2013、Kull-na Shuraka’, July 31, 2013, August 1, 2013、Kurdonline,
July 31, 2013、Naharnet, July 31, 2013、Reuters, July 31, 2013、SANA, July
31, 2013、UPI, July 31, 2013などをもとに作成。

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

シリア革命反体制勢力国民連立のジャルバー議長ら代表団がカタールを訪問しタミーム新首長らと会談、ハサカ県ではクルド最高委員会外交委員会メンバーのハッスー氏(民主統一党)が暗殺される(2013年7月30日)

シリア政府の動き

ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣は記者会見を開き、ヒムス市のハーリド・ブン・ワリード・モスクの破壊に関して「破壊行為と煽動的タクフィール主義思想の結果で、そうした姿勢は宗教的な名所を標的とする武装テロ集団のなかに体現されている」と非難した。

ロイター通信(7月30日付)が報じた。

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アサド大統領は2013年政令第52号を発し、シリアからの空路での出国税を1人2,500SPに、陸・海路での出国税を1人1,000SP、1車輌5,000SPに引き上げた。

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アブドゥルカーディル・カッドゥーラ元人民議会議長が亡くなった。77歳だった。

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SANA(7月30日付)は、イランとシリアの中央銀行は、イランがシリアのさまざまな分野おける投資の権利を得ることの見返りとして、シリアに36億ドル相当の石油を供与することを合意した、と報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら代表団がカタールを訪問し、タミーム・ビン・ハマド新首長ら、ハーリド・ビン・ムハンマド・アティーヤ新外務大臣らと会談、シリア情勢などについて協議した。

ドーハでの記者会見で、ジャルバー議長は「ジュネーブ2会議への出席を受諾するには、ロシアの姿勢など幾つかの点が明らかにされる必要がある。また政府との交渉は期限を設けてなされねばならない…。政府が国内で我らが国民への殺戮を続けるなか、(交渉を)3年も続けるというようなことは賢明でない」と述べた。

また「バッシャール・アサドが去るかどうかは我々にとっては決着済みだ…。ケリー米国務長官は、ジュネーブでの交渉でそうなるだろうと述べている」と付言した。

さらにイード・アル=フィトル明け後10日程度で亡命政権を樹立する意思を示した。

カタールについては「シリア国民の意思を支援するとの姿勢を確認してくれた…。カタールの姿勢は後退していない」と述べた。

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民主統一党人民防衛隊は、クルド最高委員会外交委員会メンバーのイーサー・ハッスー暗殺を受けて声明を出し、「武器を携帯できるすべての者へ、イラク・シャーム・イスラーム国とシャームの民のヌスラ戦線の攻撃から(クルド人)地域の支配を守るため、隊列に加わるよう呼びかける」と発表した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市で、クルド最高委員会外交委員会メンバーのイーサー・ハッスー氏(民主統一党、西クルディスタン人民議会)が乗っていた車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、ハッスー氏が死亡した。

また民主統一党人民防衛隊が、カフターニーヤ市郊外にあるムハンマド・ズィヤーブ村、ジールキー村、ハマーラ村、マズルーム村でシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国などと交戦、またタッル・アッルー村、カルフーク村、ユースフィーヤ村、アリー・アーガー村で戦闘を続けた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区からティールマアッラ村に避難していた家族7人(うち4人が子供、2人が女性)が同村に対する砲撃で死亡した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ヒムス市マターヒン地区で、軍は反体制武装集団の掃討を完了し、治安を回復した。

またカラービース地区、ワルシャ地区、バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、アブラージュ地区、ワアル地区、ワーディー・サーイフ地区、ハミーディーヤ地区、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤ村、タルビーサ市、ラスタン市、ガントゥー市で反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市ダブラーン地区のモスク近くに反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アナダーン市に対する軍の空爆によって子供5員、女性2人を含む7人が死亡した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ハーン・アサル村郊外、アターリブ市郊外、アイン・ダクナ村、タッル・リフアト市、ダイル・ハーフィル市、マッルアナーズ市、マンスーラ村、ダフラ・アブドゥラッブ村、アレッポ中央刑務所周辺、アルカミーヤ村、マンナグ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、アーミリーヤ地区、ブスターン・カスル地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市、バイト・サフム市で、軍と反体制武装集団が交戦し、戦闘員1人を含む12人が死亡した。

ユーチューブ(7月30日付)で、「シーア派だったが、イスラームに改宗した」を名のるユーザーが、イスラーム旅団が東グータ地方のダマスカス国際空港近くで、シリア軍のヘリコプターをロシア製のOSA防空システムを使用して撃墜したとする映像(http://www.youtube.com/watch?v=YXHaFfCNgsM)がアップされた。

 

一方、SANA(7月30日付)によると、ハラスター市、ミスラーバー市、アルバイン市、アドラー市、ダイル・サルマーン市、マンスーラ村、サカー市郊外、ガズラーニーヤ町、サイイダ・ザイナブ町、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町で、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区、カダム区、ヤルムーク区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がブスル・ハリール市郊外の運輸局と武器局を襲撃し、軍と激しく交戦した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ブスル・ハリール市で、軍が反体制武装集団と交戦し、南部タウヒード旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月30日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、カフルシャラーヤー市、バルシャトゥーン市、マガーラ村、マルイヤーン村、カンスフラ村、サラーキブ市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャリーア委員会の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月30日付)によると、ティブナ市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡した。

諸外国の動き

ロイター通信(7月30日付)によると、ハタイ県で未明、シリア領内から密輸業者ら1,500人から2,000人が流入、レイハンル市郊外の対シリア国境に近いオーウルピナル村にある閉鎖中の国境通行所に近づき、投石を行った。

これに対して、トルコ軍は催涙弾などで応戦し、彼らの入国を阻止した。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長とイスラーム諸国会議機構(OIC)のエクメレッディン・イフサン・オグル事務局長はカイロで共同声明を出し、「地域および国際社会のすべての当時者、そして最強の当時者と目されるシリア政府に、智を示し、殺戮と破壊を停止する」よう呼びかけた。

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『アフバール』(7月30日付)は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領がダマスカス県ヤルムーク区での戦闘停止に向けて使節団をシリアに派遣したと報じた。

同報道によると、使節団は、アフマド・マジュダラーニー、ザカリヤー・アーガー、ビラール・カースィム、イスマーイール・ジブル(パレスチナ軍事情報局長)からなり、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長と会談し、パレスチナ人の不関与、キャンプへの砲撃停止、インフラ復興などについて合意した。

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『ディヤール』(7月30日付)は、複数の治安筋の話として、サウジアラビアが、フランス、さらにはロシアと、アサド政権やヒズブッラーとの対立収拾をめぐって協議し、そのなかでバンダル国家安全委員会事務局長が、シリアからのヒズブッラーの完全撤退を条件として提示し、シリア側に伝えるよう求めたと報じた。

AFP, July 30, 2013、al-Akhbar, July 30, 2013、al-Diyar, July 30, 2013、al-Hayat, July 31, 2013、Kull-na Shuraka’, July 30, 2013、Kurdonline, July 30, 2013、Naharnet,
July 30, 2013、Reuters, July 30, 2013、SANA, July 30, 2013、UPI, July 30,
2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革諸勢力国民調整委員会のジャルバー議長がこれまでのスタンスを転換しジュネーブ2会議に「無条件」で参加する用意があることを明らかに、アレッポ県では自由シリア軍クルド戦線旅団がヌスラ戦線と交戦し後者のアミールが死亡(2013年7月29日)

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会の青年局の代表団が7月25、26日にスワイダー市を訪問し、ドゥルーズ派のシャイフ、アブー・ワーイル・ハンムード・ヒンナーウィー師と会談した。

クッルナー・シュラカー(7月29日付)が報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『ニューヨーク・タイムズ』(7月29日付)に、ジュネーブ2会議に「無条件」で参加し、アサド政権の代表団と交渉する用意があると述べた。

シリア革命反体制国民連立はこれまでは、アサド大統領の退任、「現地でのパワー・バランスの変化」を大会参加の条件としてきた。

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『ワタン・アラビー』(7月29日付)は、複数の活動家の話として、アフリカ出身の戦闘員が政府軍側について戦っていると報じた。

同報道によると、これらのアフリカ人戦闘員はコートジボワールなどの出身者で、ダマスカス郊外県フジャイラ村などで戦闘に参加、死傷しているという。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会の広報局は声明を出し、アサド政権が委員会メンバーファーティマ・ムヒーッディーン・サリーム女史(反シオニズム国民協会)を逮捕したと発表、批判した。

シリア政府の動き

ダマスカスで進歩国民戦線中央指導部が開催された。議長はスライマーン・カッダーフ副書記長が務めた。

これに関して、クッルナー・シュラカー(8月2日付)は、新たに中央委員会メンバーに任命されたシリア民族社会党ハルダーン派のナズィール・アズマ党首が、アサド大統領による任命が凍結されたと門前で告げられ、会合への出席を認められなかったと報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、SANA(7月29日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区で軍が反体制武装集団の掃討を完了、同地区の治安を完全に回復し、勝利宣言をした。

また、ヒムス市のカラービース地区、ワルシャ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、クスール地区、タルビーサ市、タッルドゥー市、タッルダハブ市、ラスタン市で、軍は反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市各所、カースィーン村、地方各所、ラスタン市で、軍、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員と反体制武装集団が「これまでもっとも激しい」戦闘を行い、軍が砲撃・空爆を行った。

またヒムス市マズラア地区とワアル地区の間の検問所で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、複数の兵士が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山、マアッラト・ヌウマーン市、ラーム・ハムダーン市などに軍が砲撃・空爆を加え、反体制武装集団と交戦した。

また同監視団によると、カフルシャラーヤー市近郊の岡を軍が制圧する一方、反体制武装集団はカラーミード軍事基地包囲を続けた。

一方、SANA(7月29日付)によると、カニーヤ村、バシュラームーン村、タマーニア町、カフルルーマー村、カフルナブル市、タッフ市、マガーラ村、イフスィム町、マルイヤーン村、マアラブー市、バザーブール村、ハミーディーヤ市、ウンム・ジャリーン村、アブー・ズフール航空基地周辺などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハースィル村で自由シリア軍クルド戦線旅団がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、前者の司令官1人、後者のアミール1人(外国人)を含む戦闘員3人が死亡した。

またタッル・ハースィル村では、シャームの民のヌスラ戦線の検問所でクルド人1人が殺害された。

一方、『ハヤート』(7月30日付)によると、「誠実な約束作戦司令室」は、「不信心者粉砕」作戦と銘打って、アレッポ市ライラムーン地区などの軍拠点への攻撃を開始し、同地方の施設多数を制圧する一方、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部を砲撃した。

他方、SANA(7月29日付)によると、タッル・ハナースィル市、アブドゥー・ムーサー村、ヒジャーラ・カビーラ村、ジュッブ・アワド村、カルバーティーヤ村、ラシャーディーヤ村で、軍が反体制武装集団の掃討を完了し、これらの村の治安を回復した。

また、ハーン・アサル村、アナダーン市・フライターン市街道、カフルハムラ村、マンナグ村、マンスーラ村、アレッポ中央刑務所周辺、フライターン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区などで軍と反体制武装集団の交戦が続いた。

一方、SANA(7月29日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザーヒラ地区、カッサーア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、4人が死亡、17人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(7月29日付)は、シリア軍消息筋の話として、ダマスカス県ムライハ市で反体制武装集団と面談する映像がネット上にアップされていたムスタファー・アブドゥルカリーム准将が、脚を撃たれて重傷を負い、死亡した、と報じた。

アブドゥルカリーム准将は、反体制武装集団との停戦について協議するため軍によって派遣されていたとされる。

またシリア人権監視団によると、ドゥーマー市郊外、ジュダイダト・ファドル町、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装集団と交戦、軍が砲撃・空爆を行った。

一方、SANA(7月29日付)によると、ドゥーマー市郊外、アドラー市、ダイル・サルマーン市、マンスーラ村、ズィヤービーヤ町、フジャイラ村、スバイア市、ナブク市郊外、ヤブルード市郊外で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月29日付)によると、ヌアイマ村、アクラバー村、フラーク市、バサーラ市、サイダー市、ハーヌート市、スィースーン市、ヒルバト・ガザーラ町、イズラア市、ラジャート高原一帯で、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人、リビア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月29日付)によると、タッル・カサービーヤ村、ジュッブ・スライマーン村、アービディーン村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル市では、SANA(7月29日付)によると、ダイル・ザウル市ラサーファ地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月29日付)によると、ハサカ市ナースィラ地区にある民主統一党の「人民の家」で、即席爆弾が爆発した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月29日付)によると、反体制活動に共鳴するイタリア人宣教師パウロ・ダルリオ氏(ダイル・マール・ムーサ-修道院修道長)がラッカ市で何者かに誘拐された。

同報道によると、パウロ氏は、シャームの民のヌスラ戦線と面談するため、ラッカに向かっていたという。

その他の国内での動き

クッルナー・シュラカー(7月29日付)は、シリア・テレコムが国際電話料金を平均で700%値上げすることを決定したと報じた。

AFP, July 29, 2013、al-Hayat, July 30, 2013、Kull-na Shuraka’, July 29, 2013, July 30, 2013, August
1, 2013、Kurdonline, July 29, 2013、Naharnet, July 29, 2013、The New York Times, July 29, 2013、Reuters, July 29, 2013、SANA, July 29, 2013、UPI, July 29,
2013、al-Watan al-‘Arabi, July 29, 2013などをもとに作成。

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軍、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員がヒムス県ハーリディーヤ地区の大部分を制圧、アレッポ県では軍が複数地点でシャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊(2013年7月28日)

反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、7月16日から28日にかけての民主統一党人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘で、120人が死亡した。

うち120人のうち79人がサラフィー主義戦闘員で、そのなかには非シリア人も含まれるという。

これに対して、人民防衛隊の死者数は41人。

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クッルナー・シュラカー(7月28日付)は、ラタキア県で活動する反体制武装集団がシリア革命反体制勢力国民連立のムスタファー・サッバーグ前事務局長が代表を務めるシリア・ビジネスマン・フォーラムとの調整を通じて、「第10旅団」を結成したと発表した。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員がヒムス県ハーリディーヤ地区の大部分を制圧した。

同監視団によると、軍は、ハーリディーヤ地区、旧市街を中心に反体制武装集団と交戦、地対地ミサイルによると思われる爆発音などが聞こえた。

戦闘は、ジャウラト・シヤーフ地区、ワーディー・サーイフ地区などでも行われ、反体制武装集団の戦闘員3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バーブ・ナイラブ地区を軍が地対地ミサイルで攻撃した。

一方、SANA(7月28日付)によると、アウラム・スグラー村・ダーラト・イッザ市間の街道、カフルハムラ村、ドゥワイリーナ村、ナッカーリーン村、アナダーン市、フライターン市、ハーン・トゥーマーン村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、サラーフッディーン地区、アンサーリー地区、マサーキン・ハナーヌー地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ航空基地周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月28日付)によると、軍がカフルヌブーダ町、ジャービリーヤ市、ル=ジャーヌーディーヤ町、ジスル・シュグール市郊外で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月28日付)によると、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ町周辺、ダーライヤー市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月28日付)によると、シャーム解放旅団が東グータ地方への潜入を試みたが、軍がこれを撃退した。

またドゥーマー市郊外、ハラスター市、ヤブルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月28日付)によると、具がマスハラ村、マスハラ丘で反体制武装集団の掃討を完了、両村の治安を回復した。

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ヒムス県では、SANA(7月28日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ハミーディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、クスール地区、バーブ・フード地区、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、タルビーサ市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市、マズラア交差点で、反体制武装集団が車に仕掛けた爆弾がバク初市、女性2人が死亡、複数が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(7月28日付)によると、サイダー町、バサーラ市、ハーヌート市、サナマイン市、シューマラ市、ダルアー市、ムハッジャ村、ナワー市、タスィール町、ブスル・ハリール市で、軍が反体制武装集団と交戦し、バヤーリク・イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月28日付)によると、サルマー町、スッカリーヤ町、フルワ村、ラビーア町で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月28日付)によると、ダイル・ザウル市クスール地区にあるシリア赤新月社ダイル・ザウル支部に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

レバノンの動き

『ナハール』(7月28日付)は、レバノンの当局が、ベカーア県東部でシリア人が無許可で営業している店舗など377軒に対し、8月15日までに営業許可が得られない場合は閉鎖処分とすることを決定したと報じた。

諸外国の動き

イラク国民議会で刑務所の脱獄について調査を行っている委員会メンバー(ハーキム・ザーミリー)は『ハヤート』(7月28日付)に「アブー・グライブ刑務所、タージャー刑務所の脱獄者約100人がシリアに逃れ、シャームの民のヌスラ戦線に加わったとの情報がある」と述べた。

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イラク・クルディスタン地域政府の宗教関係省の報道官は、シャームの民のヌスラ戦線に従軍していたクルド人戦闘員40人が離反し、帰国したと発表した。

同報道官によると、クルド人戦闘員は自らの意思で戦闘員参加していたが、ヌスラ戦線が「シリアのクルド人同胞に対する戦闘に関与していることが明らかになり、帰国した」という。

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『イクティサード』(7月28日付)は、エジプト在住のシリア人の話として、エジプトに避難していたシリア人が空路でシリア、ないしは第三国への出国を開始している、と報じた。

AFP, July 28, 2013、al-Hayat, July 28, 2013、July 29, 2013、al-Iqtisad, July 28, 2013、Kull-na Shuraka’, July 28, 2013、Kurdonline, July 28, 2013、al-Nahar,
July 28, 2013、Naharnet, July 28, 2013、Reuters, July 28, 2013、SANA, July
28, 2013、UPI, July 28, 2013などをもとに作成。

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ダマスカス県で戦闘を続ける反体制武装集団が統合し「首都征服戦線」を結成するなか、軍がヒズブッラー戦闘員の支援を受けつつヒムス市ハーリディーヤ地区の約60%を奪還(2013年7月27日)

シリア政府の動き

シリアの外務在外居住者省と国連は共同声明を出し、化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長とアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が24、25日にシリアを訪問、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談し、「活動継続に関して合意した」と発表した。

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シリア外務在外居住者省は、国連安保理議長、事務総長、人権高等弁務官に宛てて書簡を送り、アレッポ県ハーン・アサル村で26日に「アンサール・ヒラーファ旅団」を名のるテロ集団が民間人・軍人合わせて数十人を虐殺したと報告した。

同書簡ではまた「ハーン・アサル村で起きたことは、一部の国が武装テロ集団に軍事、物資、兵站支援に関与していることを暴露するもの」と非難した。

SANA(7月27日付)が報じた。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(7月27日付)は、ダマスカス県ジャウバル区で戦闘を続ける反体制武装集団が統合し、「首都征服戦線」を結成したと報じた。

Kull-na Shuraka', July 27, 2013
Kull-na Shuraka’, July 27, 2013

首都征服戦線に参加した武装集団は以下の通り:

ハールーン・ラシード旅団
ファールーク・ウマル旅団
サイフ・ムスタファー旅団
アフル・アサル大隊
アッラーの獅子大隊
シャバーフ・フダー大隊
アブドゥッラー・ブン・サラーム大隊
フスターター・ムスリミーン旅団
ズー・ヌーライン大隊
マジド・ハビーブ大隊
イバード・ハック旅団
アブー・ズー・ギファーリー旅団
スフーフ・ハック旅団
イーサー・ブン・マリヤム大隊
ムジャーヒディーン・フィー・サビール・アッラー大隊
ムハージリーン・ワ・アンサール軍
スルターン・ムハンマド・ファーティフ大隊
ディルウ・シャーム大隊
ジャウバル殉教者大隊
サイイドナー・ムハンマド・サッラー・アッラー・アライヒ・ワ・サッラム大隊
ファールーク・シャーム大隊
フルサーン・タウヒード大隊
マジド・ヒラーファ大隊

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ザマーン・ワスル(7月27日付)は、シリア・ムスリム同胞団のズハイル・サーリム報道官が同胞団を脱会したと発表した。

同報道によると「一兵卒」としてアラブ・シャルク調査研究センターでの職に専念するというのが脱会の理由だという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長とジョン・ケリー米国務長官の25日の会談で、議長が2通の書簡を手渡したことを明らかにした。

同声明によると、第1の書簡は、シリアでの政治的転換を促すよう国際社会に直接働きかけることを求めるもので、第2の書簡は、アサド政権に政治的解決を受け入れさせるため、「自衛のための手段」をシリア国民(反体制勢力)に供与することを求めたものだという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はニューヨークで記者会見を開き「戦況は1ヶ月で変化するだろう」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連安保理にアサド政権が「直接責任を負っている大虐殺」を非難するよう呼びかけた。

同声明によると、アサド政権は7月半ばだけで以下の集団虐殺を行ったという。

1. アリーハー市、2013年7月21日、22人を殺害。
2. バイダー町、2013年7月21日、13人を殺害。
3. イドリブ市、2013年7月19、21日、15人を殺害。
4. ダマスカス県ヤルムーク区、2013年7月21日、22人を殺害。
5. ヒムス市、2013年7月21日、22人を殺害。
6. ダマスカス県カーブーン区、2013年7月半ば、4人を殺害。
7. ヒムス県ザーラ村、2013年7月半ば、7人を殺害。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒズブッラー戦闘員の支援を受けた軍がヒムス市ハーリディーヤ地区の約60%を奪還した。

戦闘では、戦闘員2人を含む市民4人が死亡したという。

シリア革命総合委員会などによると、ハーリディーヤ地区突入とともに、軍はハーリディーヤ地区に激しい砲撃を加えたという。

またシリア人権監視団によると、反体制武装集団が、ヒムス市上空を偵察中の軍の航空機を墜落させる一方、ワアル地区では、軍の砲撃により女性1人が死亡した。

一方、SANA(7月27日付)によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、クスール地区、バーブ・フード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ハーリド・ブン・ワリード・モスク周辺一帯を奪還した。

またラスタン湖などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市ハーリディーヤ地区で取材中のアーラム・チャンネルの記者が狙撃され、負傷した。

さらに、ヒムス石油精製所、ヒムス市アクラマ地区などが反体制武装集団の砲撃を受け、市民2人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市東部の防衛工場機構・ハナースィル市間の街道で、軍を要撃し、兵士7人を殺害した。またバーブ市では砲撃によって、女性1人が死亡した。

SANA, July 27, 2013
SANA, July 27, 2013

アレッポ市では、マア-ディー地区、ブスターン・カスル地区に対して軍が砲撃・空爆を行い、子供6人を含む12人が死亡した。

さらに、バーブ・ナイラブ地区などに対して、軍は地対地ミサイルで攻撃を加え、子供13人を含む17人が死亡した。

軍の砲撃はブスターン・カスル地区などにも及んだ。

一方、SANA(7月27日付)は、報道筋の話として、ハーン・アサル村などアレッポ市郊外で武装テロ集団(アンサール・ヒラーファ旅団)が殺戮した市民(民間人、軍人)の数が123人にのぼると報じた。

また、SANA(7月27日付)によると、ダーラト・イッザ市、バーブ・ナッカーリーン街道、アナダーン市・フライターン市街道、アレッポ中央刑務所、マンスーラ村、フライターン市、カフルナーヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、アーミリーヤ地区、分スターン・カスル地区、シャイフ・マクスード地区、旧市街、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マアバダ(カルキールキー)市近郊の民主統一党人民防衛隊の拠点を、軍のヘリコプターが空爆し、複数の戦闘員が死傷した。

軍はまた、県内に潜伏するシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国の拠点も空爆した。

SANA, July 27, 2013
SANA, July 27, 2013

これに対して、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国は、マアバド市とヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町間のジュナイディーヤ村を攻撃した。

一方、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市南部郊外のマズルーマ・カッス村では、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国が民主統一党人民防衛隊の検問所を襲撃し、前者の戦闘員5人と後者の戦闘員2人が死亡した。

シリア人権監視団によると、戦闘は、ターヤー村、ジールカー村にも及んだという。

このほか、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国はラアス・アイン市への砲撃を続けた。

またカーミシュリー市のカドルー・ベク地区で、民主統一党アサーイシュを狙った爆弾テロが発生した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アッバースィーヤ地区の旅客バス・ターミナル近くの電力機構を反体制武装集団が襲撃、制圧した。

またジャウバル区、バルザ区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃・空爆を行った。

さらにヤルムーク区では、PFLP-GCの戦闘員が主導するパレスチナ人の人民諸委員会が反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月27日付)によると、バルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANA, July 27, 2013
SANA, July 27, 2013

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市東部が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月27日付)によると、フラーク市、ヌアイマ村、アクラバー村、ハーッラ市などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月27日付)によると、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザマーニーヤ農場、ルハイバ市、ズィヤービーヤ町、フジャイラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月27日付)によると、マアッラトミスリーン市、サラーキブ市、マガーラ村、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月27日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジャウラ地区、マリーイーヤ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANA, July 27, 2013
SANA, July 27, 2013

諸外国の動き

ハマースのアフマド・ユースフは、AFP(7月27日付)に対して「今月、ハマースの幹部2人が、イラン高官と重要な会合を開いた。ヒズブッラー幹部も同席したこの会合では、ハマースとイランの戦略的パートナー関係が協議された」と述べた。

ユースフによると「シリア情勢への姿勢など、意見を異にする問題に関して、互いの姿勢を理解し合い…、すべての問題で協力調整する」意思を示したという。

AFP, July 27, 2013、al-Hayat, July 28, 2013、Kull-na Shuraka’, July 27, 2013、Kurdonline, July 27, 2013、Naharnet,
July 27, 2013、Reuters, July 27, 2013、SANA, July 27, 2013、UPI, July 27,
2013、Zaman al-Wasl, July 27, 2013などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム共同党首がイスタンブールに入り外相を含むトルコ高官らと会談したと報じられるなか、シリア革命反体制勢力国民連立の代表団が国連安保理15カ国の代表と非公式会合をもつ(2013年7月26日)

クルド民族主義勢力の動き

ロイター通信(7月26日付)は、複数のクルド消息筋の話として、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首がトルコのイスタンブールに入ったと報じた。

『ハヤート』(7月27日付)によると、ムスリム共同党首はアフメト・ダウトオール外務大臣、国家情報機構(MIT)のハカン・フィダン長官らと会談し、ハサカ県、ラッカ県での戦闘激化への対応などについて協議した。

同紙によると、ムスリム共同党首の訪問は、イラク・クルディスタン地域政府の仲介によって実現したものと思われるという。

トルコ日刊紙『タラフ』(7月26日付)によると、ムスリム共同党首による「非公式会合」の申し出を受けて訪問が実現し、トルコの複数の消息筋によると、トルコ政府は、西クルディスタン自治政府を発足しないよう民主統一党に求めた。

『ザマン』(6月26日付)によると、トルコのレジェップ・タイプ・エルドアン首相は、トルコの治安機関高官らが、トルコを訪問中の民主統一党サーリフ・ムスリム共同党首に対して「トルコ国境に近いシリア北部にクルド人の独立した政体を樹立しないよう警告した」と述べた。

一方、トルコ日刊紙『ラディカル』(7月26日付)は、ダウトオール外務大臣がムスリム共同党首との会談で、アサド政権への非協力、宗派・人種に基づく「既成事実」(自治政府)を作らないこと、人道支援の促進、対トルコ国境を脅かさないこと、シリア革命反体制勢力国民連立へのクルド人の参加などを要求したと報じた。

なおこの訪問に合わせるかたちで、トルコ当局はシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と民主統一党人民防衛隊の戦闘を逃れてトルコへの入国を求めていたシリア人(クルド人)避難民を受け入れたという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立の代表団は、国連安保理15カ国の代表と非公式会合を行った。

会合後、代表団を率いたアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、安保理各国に対して「全権を有する完全な(移行期)政府」樹立に向けた支援を求めたことを明らかにした。

また「アラブ湾岸諸国、国際社会に高性能兵器の供与」を求めるとの姿勢を強調、サウジアラビア、トルコ、フランス、米国などへの歴訪を通じて「アラブ同胞と友人らから近く自由シリア軍に武器が供与されるだろう」と述べた。

『ハヤート』(7月28日付)によると、会合で、シリア革命反体制勢力国民連立の代表団は、ジュネーブ2会議の開催の必要を強調した。

これに対して、フランスのジェラール・オロ国連代表大使は「安保理のメッセージは単純で、軍事的解決はないというものだ」と述べ、安保理各国がシリア革命反体制勢力国民連立に対して、政治的解決に向けて積極的に取り組むよう求めたことを明らかにした。

またオロ国連代表大使は、4月の代表メンバー拡大によりシリア革命反体制勢力国民連立が「シリア国民すべての合法的な代表」になることができたと主張する一方、ロシアの姿勢を「あらゆる多様性をも分裂とみなす全体主義的思考」と非難した。

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シリア人権監視団は、アレッポ県ハーン・アサル村で22日から23日にかけて150人以上の軍兵士が反体制武装集団に殺害され、うち士官30人を含む51人が戦場で処刑されたと発表した。

国内の暴力

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国がイフタール直前の7時15分頃、ラアス・アイン市住宅地などに向けて無差別砲撃を加え、パンを買いに外に出ていた子供1人が負傷した。

またこの攻撃により、ラアス・アイン市に隣接するトルコ領内のジェイランプナル市の民家に戦車の砲弾が着弾し、一家5人が負傷した。

攻撃を受け、ジェイランプナル市のクルド系住民数百人がトルコ政府にテロリストに対処するよう求めてデモを行ったという。

なおジェイランプナル市には、7月半ば以降、たびたび迫撃砲弾が着弾している、という。

一方、SANA(7月26日付)によると、マクバラ村で反体制武装集団が7人の村人を虐殺した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区を軍が砲撃した。

『ハヤート』(7月27日付)は、パレスチナ国民闘争戦線のハーリド・アブドゥルマジード代表の話として、シリア軍の後方支援を受けたPFLP-GC主導のパレスチナ人の人民諸委員会が、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの約3分の1を制圧したと報じた。

一方、SANA(7月26日付)によると、バルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月26日付)によると、アルバイン市、シャイフーニーヤ村、ムライハ市郊外、バービッラー市、フサイニーヤ町、ヤブルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、ジャナーイン地区に迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、3人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アクラバー村とジャアフィーフ市を結ぶ街道で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バサーミス市、カフルラーター市などに軍が空爆を行い、バサーミス市で子供2人を含む10人が死亡した。

一方、SANA(7月26日付)によると、シャイフ・シンディヤーン市、サルマーニーヤ村、ダーウド・アクラード市、フルール市、キークーン市、バシュラームーン村、ダイル・サンバル村、イフスィム町、カフルルーマー村、マアッラト・ヌウマーン市、タフタナーズ市、サラーキブ市、タッラト・ヌサイビーン市、アブー・ズフール航空基地周辺、マジャース村、ジダール・ブカフルーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタドムル市西部のウルヤーニーヤ地区のダマスカス・バグダード街道、ヒムス・バグダード街道で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(7月26日付)によると、ハイヤーン町郊外、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル村、シャイフ・ナッジャール市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、ハーリディーヤ地区、サラーフッディーン地区、アーミリーヤ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月26日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、旧空港地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月26日付)によると、ハーン・ジャウズ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

AFP(7月26日付)によると、チュニジアのルトフィー・ベン・ジッドゥー内務大臣は記者会見で、治安当局が2013年3月以降、「ジハード」のため、トルコ経由でシリアに入国し、反体制武装集団に合流しようとしたチュニジア人4,500人の渡航を阻止したと発表した。

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UNHCR報道官はジュネーブで記者団に対し、エジプト国内でシリア人の恣意的逮捕が増加していると述べ、懸念を表明した。

エジプトの複数のメディアなどによると、シリア人数百人がムハンマド・ムルスィー前大統領支持を表明するデモに参加し、同報道官によるとこれまでに85人のシリア人が逮捕されたとの報告を受けているという。

AFP, July 26, 2013、al-Hayat, July 27, 2013、Kull-na Shuraka’, July 26, 2013、Kurdonline, July 26, 2013、Naharnet,
July 26, 2013、Reuters, July 26, 2013、SANA, July 26, 2013、UPI, July 26,
2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がシリア民族社会党のアズマ党首を進歩国民戦線中央指導部メンバーに任命、シリア革命反体制勢力国民連立の代表団が米国務長官らと面会するも武器供与の具体的なプランについては言及されず(2013年7月25日)

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(7月25日付)によると、アサド大統領は、シリア民族社会党のナズィール・アズマ党首を進歩国民戦線中央指導部メンバーに任命する決定を行った。

アズマ党首はレバノンのシリア民族社会党に近いいわゆる「アスハド・ハルダーン派」のシリアにおける党首で、同派は進歩国民戦線の加盟政党ではない。

シリア民族社会党はハルダーン派のほかに、進歩国民戦線加盟政党であるイサーム・マハーイリー派、アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣を党首とし変化解放人民戦線に加盟するインティファーダ派などがある。

なお同報道によると、ウズマ党首の中央指導部入りに先立ち、アサド大統領は中央指導部メンバーを刷新、バアス党シリア地域指導部のワーイル・ハルキー首相、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、ヒラール・ヒラール、ファイルーズ・ムーサーとともに、マハーイリー党首もメンバーに任命していたという。

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外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務局長宛に書簡を送り、そのなかでジャルマーナー市での爆弾テロをイラク・シャーム・イスラーム国の犯行だと断じ、厳然たる対応をとるよう要請した。

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SANA(7月25日付)は、外務在外居住者省高官の話として、米下院情報特別委員会によるシリアの反体制勢力への武器供与承認に関して、「武装テロ集団への武器供与は米国がシリアの危機を煽る役割を果たし、同国政府がジュネーブでの国際大会を通じた政治的解決をめざしてないことを示す…。米国がシリアでの暴力とテロの継続をめざしているとの真意がみなの前に暴露された」と非難した。

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ウムラーン・ズウビー情報大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表特使のムフタール・ラマーニーと会談し「(シャームの民の)ヌスラ戦線を支援する国の行為は、テロ撲滅に関する国際社会の決定に反している」と批判した。

SANA(7月25日付)が報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立の複数の消息筋は、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が24日のフランソワ・オランド仏大統領との会談で、紛争解決が「アサド体制に殺戮の停止を求めるかたちでは行われない…。民間人の保護、残されたインフラの維持は、現地でのパワー・バランスの変化をもってのみ実現し得る」と述べたことを明らかにした。

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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(7月25日付)に、7月10日以降(ラマダーン月)の死者数が2,014人に達していると述べた。

このうち1,323人が反体制武装集団の戦闘員と軍兵士だという。

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シリア革命反体制勢力国民連立の代表団が米国を訪問、ニューヨークの国連本部でジョン・ケリー米国務長官ら米国高官と会談した。

代表団を率いたアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は声明で、アサド大統領が「化学兵器からクラスター爆弾にいたるミサイルを用いて軍事的に勝利しようとしている」と断じ、「体制が政治的解決に同意しない限り、我々は自衛する必要がある」と強調し、米国に武器供与を求めた。

また「(サラフィー主義)過激派(台頭)への米国の懸念を重々承知している」としたうえで、連立が「すべてのシリア人のため、宗教・人種的帰属を越えた開かれた民主制を確立すべく、100%計画を立てている」と強調した。

これに対して、ケリー国務長官は、ジャルバー議長との会談に「前向き」な姿勢で臨んだが、武器供与について具体的に言及しなかったという。

そのうえで、ケリー国務長官は「シリアの反体制勢力はジュネーブ2会議が重要だと述べた。彼らは、大会の成功を保障するための条件などでコンセンサスにいたるべく活動することに同意した」と述べた。

連立の代表団には、ジャルバー議長のほか、ミシェル・キールー、ブルハーン・ガルユーンが参加している。

AFP(7月26日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(7月25日付)によると、ジャルマーナー市のスユーフ・広場で反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、女性1人を含む市民10人が死亡、66人が負傷した。

また、ハラスター市郊外、アルバイン市、ドゥーマー市郊外、ヤブルード市、ダイル・サルマーン農場、バハーリーヤ市、フジャイラ村、ナブク市郊外、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、サフナーヤー市に迫撃砲弾が着弾した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ航空基地から複数の黒煙がのぼった。

爆発に先立って、同飛行場は激しい砲撃に曝され、一部の活動家によると、ヘリコプターないしは燃料庫が炎上したのだという。

またヤルムーク区スーク・フダールに対して軍が砲撃を行い、子供1人を含む4人が死亡、またPFLP-GCの人民防衛隊が同地区内で反体制武装集団との交戦を続けた。

さらにバルザ区、カーブーン区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦、複数の活動家によると、反体制武装集団はカーブーン区の「重要な軍事拠点」を制圧したという。

このほか、ドゥンマル区(マシュルーウ・ドゥンマル地区)で、爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

一方、SANA(7月25日付)によると、サウラ通りのアイヤーム・サブア・ホテル前に迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡、女性3人を含む8人が負傷した。

またバルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャリーア委員会の戦闘員が第55旅団本部を制圧、同旅団司令官と副官2人を捕らえ、殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、ハーリディーヤ地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を行った。

またイッズッディーン氏で、拷問によって殺害されたと思われる男性の遺体が発見された。

一方、SANA(7月25日付)によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、ワルシャ地区、ハミーディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、アシーラ地区、カラービース地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ダール・カビーラ村、タルビーサ市、ガントゥー市、南マシュジャル市、バイト・ハッジュー市、アイン・フサイン市、タッル・フッル市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ラッカ・ワーディー・グライブ街道で、軍が特殊作戦を行い、部族自由人旅団のアミールを名のるアブドゥッラッザーク・サフークを殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市郊外が軍の空爆を受けた。

アレッポ市のブスターン・カスル地区、ハーリディーヤ地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またクッルナー・シュラカー(7月25日付)は、反体制ストリーミング放送のオリエント・チャンネルのウバイダ・バタル記者ら2人がタッル・リフアト市で何者かに誘拐されたと報じた。

一方、SANA(7月25日付)によると、マンナグ村、タッル・リフアト市、ヒーラーン村、アレッポ中央刑務所周辺、カフルハムラ村、マンスーラ村、ハーン・アサル村郊外、アウラム・スグラー村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市のラーシディーン地区、アーミリーヤ地区、ズブディーヤ地区、ハイダリーヤ地区、ブスターン・バーシャー地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バルユーン市を軍が空爆、カルミード軍事基地(煉瓦工場近く)で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月25日付)によると、ジュッブ・アフマル市、サルマーニーヤ村、ハッルーズ村、アーリヤ市、バシュラームーン村、バーラ村、イフスィム町、マアッルディブスィー市、ハーン・スブル村、ダイル・サンバル村、シャンナーン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク国境に近いタッル・アッルー村周辺で、民主統一党人民防衛隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団が、タッル・アブヤド市で、イラク・シャーム・イスラーム国が複数の民家に爆弾を仕掛け爆破し、「自由シリア軍クルド戦線大隊と人民防衛隊が反抗を行った、ないしは彼らが発砲した」と主張していると発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区にある第55旅団本部周辺で軍とシャリーア委員会戦闘員が激しく交戦、シャリーア委員会が旅団本部を制圧し、司令官ら6人を捉えた。

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ダルアー県では、SANA(7月25日付)によると、カラク村、西ムライハ村、バスラ-・シャーム市、サイダー町、ナワー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

レバノンの複数のメディアによると、7月16日にベカーア県ザフラ郡マスナア市で発生したヒズブッラーの車列を狙った爆弾テロの容疑者のシリア人がマジュダル・アンジャル市でレバノンの警察当局によって逮捕された。

諸外国の動き

ロイター通信(7月25日付)によると、マーティン・デンプシー米統合参謀本部議長は訪問先のポーランドで、シリア情勢に関して「軍事的解決を提言する前に、軍事的選択肢によって、現状よりもさらに過酷な苦しみが生じる失敗国家をもたられないと納得する必要がある」と述べた。

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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「我々はシリアからヒズブッラーへの最新兵器、大量破壊兵器の移転を許さない。これは越えてはならないレッド・ラインだ」と述べた。

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国連の潘基文事務総長は、2011年初め以降のシリアでの死者数が10万人以上に達したと認めるとともに、「早急にジュネーブで和平大会を開催する必要がある」と述べた。

AFP, July 25, 2013, July 26, 2013、al-Hayat, July 26, 2013、Kull-na Shuraka’, July 25, 2013、Kurdonline, July 25, 2013、Naharnet,
July 25, 2013、Reuters, July 25, 2013、SANA, July 25, 2013、UPI, July 25,
2013などをもとに作成。

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各地で人民防衛隊とヌスラ戦線およびイラク・シャーム・イスラーム国の間の戦闘が激化するなか、米下院情報特別委員会はシリアの反体制勢力への武器供与を承認(2013年7月24日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(7月25日付)は、シリア人権監視団の話として、ハサカ県、ラッカ県の民主統一党人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘激化を受け、自由シリア軍のクルド戦線旅団は前者に、それ以外の部隊は後者について対立を深め、住民の間でも緊張が高まっていると報じた。

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『ハヤート』(7月25日付)によると、アレッポ県などで活動する8つのイスラーム主義組織が統合し、ハーン・アサル村から数キロ離れたアレッポ市南部入り口に位置するアサド軍事工科アカデミー攻略に向けて「誠実な約束作戦司令室」と証する作戦司令室を設置したと発表した。

統合したのはシャームの夜明けイスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、カリフ制の夜明け大隊、イブン・タイミーヤ大隊、アルド・ラバート大隊、サハーバ大隊、ハック大隊連合、ラフマーン・ムハージリーン兵士大隊。

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クッルナー・シュラカー(5月25日付)によると、ハサカ県で「イスラーム戦闘諸派連合」を名のる軍事連合組織が結成され、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市を「浄化する」との声明を発表した。

イスラーム戦闘諸派連合は、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、自由シリア軍使徒末裔旅団、クルド・イスラーム戦線からなる。

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シリア国家建設潮流のリーム・トゥルクマーニー女史はAKI(7月24日付)に「シリア革命反体制勢力国民連立は国民の象徴を焼き討ちにした…。連立は政治組織ではない。変革すべき政体であるシリアで政治活動を行う能力がなく…、政治的プログラムもない」と批判した。

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シリア国民民主会合のミーダース・アーズィーズィー報道官は、民主統一党が推し進める西クルディスタン自治政府構想に関して、AKI(7月24日付)に、「クルド民族主義勢力内で協議されておらず…、時期尚早」と述べた。

シリア政府の動き

北朝鮮の金正恩第1書記は、朝鮮戦争休戦60周年の記念行事出席のために訪朝したシリアの代表団と会談し、両国の協力強化を確認した。

SANA, July 24, 2013
SANA, July 24, 2013

朝鮮中央通信(5月24日付)が伝えた。

金第1書記が外国代表団と会うのは2012年11月以来で、中国以外の国とは初めて。

SANA(7月25日付)によると、会談で金第1書記は「帝国主義に立ち向かうためシリアとの完全なる団結」を確認したという。

シリアの代表団は、バアス党のアブドゥッラ・アフマル民族指導部副書記長を団長とし、会談にはハイサム・サイード在平壌常駐代表も同席した。

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ワーイル・ハルキー首相は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表特使のムフタール・ラマーニーと会談した。

SANA(7月24日付)によると、会談でハルキー首相は「危機を終わらせるのに資するあらゆる国際社会のイニシアチブに対して、前提条件なしに門戸を開いている」としたうえで「シリア国民は危機解決政治プログラムを自らの手で実施」するとの意思を示した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境のヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国などの武装集団と交戦した。

人民防衛隊はまた、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)市郊外のザーヒリーヤ(ヒラーブ・バーシャール)村でシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦の末、同村を制圧した。

またジュワーディーヤ市、カッルフーク村でも両者が交戦した。

一方、ジュワーディーヤ市に近いザヒーラ市では、反体制武装集団が、民主統一党のアサーイシュの検問所で、爆弾を仕掛けた車を爆破した。

これにより、反体制武装集団の戦闘員2人、民間人1人が死亡、警官多数が負傷した。

このほか、マアバダ市(カルキールキー市)近郊のスッカリーヤ村でも、民主統一党人民防衛隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国などの武装集団と交戦し、双方の戦闘員6人が死亡、周辺の農地で火災が発生した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ミシュラーファ村郊外にある民主統一党人民防衛隊とアサーイシュの合同検問所をシャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国が襲撃し、クルド人戦闘員4人が死亡、6人が負傷した。

この戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線とイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員13人も死亡、十人以上が負傷した。

一方、SANA(7月24日付)によると、ラッカ市とイスリヤー村(ハマー県)を結ぶ街道を封鎖しようとした反体制武装集団と軍が交戦、戦闘員全員を殲滅した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区に軍が砲撃を加え、女性5人を含む11人が死亡する一方、PFLP-GCの人民諸委員会が同地区で反体制武装集団の追撃を続けた。

またバルザ区、カーブーン区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月24日付)によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ガウス大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月24日付)によると、ハラスター市、アルバイン市、アドラー市、バハーリーヤ農場、ダイル・サルマーン市、フジャイラ村、バービッラー市、フサイニーヤ町、ズィヤービーヤ町、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市、サイダー町などで、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月24日付)によると、ヒルバト・スナイン市、アブダリー市、アイン・ズィクル村で、軍が反体制武装集団の掃討を完了し、治安を回復、また熱誘導式ミサイルなどの武器・弾薬を押収した。

またサイダー町、ハーヌート市、ブスラー・シャーム市、ムザイリーブ町、タファス市、ダイル・アダス村、ナワー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヌッブル市、ザフラー町の軍拠点を反体制武装集団が攻撃した。

またアレッポ市のアシュラフィーヤ地区、旧市街のハタブ広場で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月24日付)によると、カフルダーイル村、マンスーラ村、カフルハムラ村、ハーン・アサル村、アターリブ市、アウラム・クブラー町で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市のラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タフタナーズ市、サルミーン市、サルジャ村を軍が砲撃した。

また、覆面をした武装集団がサラーキブ市内のメディア・オフィスを襲撃、ポーランド人記者を誘拐したほか、記者に暴行を加え、機材などを強奪した。

一方、SANA(7月24日付)によると、ハーン・シャイフーン市、シャイフ・スィンディヤーン地方、サルマーニーヤ地方で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月24日付)によると、ザウル・ヒーサ市、トゥライムサ市、フワイズ市、ラーシャー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のムライジャ地区、バーブ・ドゥライブ地区で、軍と反体制武装集団が交戦したほか、ワーディー・ザハブ地区、ヌズハ地区、アクラマ地区、カラム地区に迫撃砲弾が着弾し、10名以上が負傷した。

一方、SANA(7月24日付)によると、スフナ市でシャームの民のヌスラ戦線メンバー6人が逮捕された。

またヒムス市バーブ・フード地区、クスール地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、バイヤーダ地区、ラスタン市、ヒルバト・ヌアイマーン市、ジュッブ・ジャッラード市、ワーディー・バアユーン市、ミンタール・マイサ市、タルビーサ市、ガントゥー市、バイト・ハッジュー市、アイン・フサイン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市カラム・シャーミー地区、ラービア地区、バーブ・スィバーア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、女性1人が死亡、複数が負傷した。

さらに、ヒムス市とマフラム市を結ぶ街道で、反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆破し、市民1人が死亡、複数が負傷した。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、EU外相理事会でのヒズブッラー軍事部門のテロ組織指定に関して「これらの国々は、レバノンとそのレジスタンスへのあらゆる攻撃に対して全面的に責任を負うことになった」と批判した。

また「これらの国々は知るべきだ…。今やテロと戦っており、テロリストを標的としている、とイスラエルが今や言えるようになったことで、レバノンへのイスラエルの攻撃を法的に覆い隠してしまうということを」と付言した。

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『ハヤート』(7月24日付)は、シリアの警察当局が、17日に殺害されたアラブ在外居住者世界機構のムハンマド・ディラール・ジャンムー政治交際関係局長の妻スィハーム・ユーヌスを殺人容疑で逮捕し、レバノン側に引き渡した、と報じた。

諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領はパリのエリゼ宮殿でシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談した。

会談後の共同記者会見で、オランド大統領は「我々にとって」、シリア革命反体制勢力国民連立は「シリア国民の唯一の正統な代表」だと強調、フランスが「まず、シリアのすべての民主的勢力を代表し得るよう連立を支援し、次に連立と自由シリア軍が担う政治的軍事的圧力を継続(的に支援し)」と述べた。

また連立がジュネーブ2会議に参加する勢力を結集し得るよう支援を続ける意思を示した。

これに対して、ジャルバー議長は、「欧州および国連安保理で、人道支援、人道回廊、全面的な政治支援に関して全力」を尽くすとの言葉をオランド大統領から受けたと述べた。

一方、ミシェル・キールーは「連立には多様性がある。イスラーム主義潮流と民主的潮流という二つの基本的な潮流が協調し合っている」と述べる一方、「自由シリア軍の改編を行い、文字通りの正規軍、プロフェッショナルな軍にする」と述べた。

ジャルバー議長には、スハイル・アタースィー副議長、ファールーク・タイフール副議長、自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長、ブルハーン・ガルユーン、ミシェル・キールーが随行した。

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イラクのホシェル・ゼバリ外務大臣は、『インディペンデント』(7月24日付)に「アサド大統領は、近い将来、シリアの反乱分子の蜂起を克服できるだろう。なぜなら、ダマスカスなどの大都市を統合軍が掌握しているからだ」と述べた。

またゼバリ外務大臣は「湾岸諸国が反乱分子に武器を供与する一方、米国と欧州は反体制勢力を支援するため秘密裏に作戦を行っているが…、現地のパワー・バランスは変化しないだろう…。アサド政権に対する全面戦争も辞さない広範な西側の介入があって初めてそうした変化は生じるだろうが…、そのような政治的意思は存在しない」と付言した。

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PFPL-GC政治局のフサーム・アラファートはフェイスブック(7月24日付)で、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプで激化する戦闘に関して「ハマースはシリア政府がキャンプに毒ガス、白リン弾を使用したと疑っているが、この嫌疑は嘘でねつ造で…、キャンプでタクフィール主義勢力側についてシリアの軍や国家機関に反抗していることを隠蔽しようとしている」と綴った。

アラファートは「PFLP-GCの戦闘員は日曜日(21日)、ヤルムーク・キャンプをタクフィール主義者から解放するための戦いを開始し…、キャンプの3分の1を現在制圧した」と付言、すべてのパレスチナ勢力に解放のための戦いに参加するよう呼びかけた。

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化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長とアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が、シリア政府高官と調査団の活動のしくみを協議するためにシリアに入った。

ハーリド・ミスリー駐シリア国連特使によると、両名のシリア訪問はシリア政府の招聘によるもので、2日間の滞在を予定している。

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赤十字国際委員会の駐シリア使節団長は声明を出し、シリア政府が医療物資などのヒムス市への搬入を許可しないと批判した。

ロイター通信(7月24日付)が報じた。

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CNN(7月24日付)などによると、米下院情報特別委員会は、シリアの反体制勢力への武器供与を承認した。

これに関して、マイク・ロジャース委員長は22日、委員らが慎重な検討を重ねた結果、一定の条件下で支援計画を認めることで合意に達したと明らかにしていた。

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ジョン・ケリー米国防長官は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談で「我々はすべての当時者をジュネーブ2の交渉のテーブルにつける努力を続けている」と述べた。

AFP, July 24, 2013、AKI, July 24, 2013、CNN, July 24, 2013、al-Hayat, July 24, 2013, July 25, 2013, July 26, 2013、The Independent, July 24, 2013、Kull-na Shuraka’, July 24, 2013, July 25, 2013、Kurdonline,
July 24, 2013、Naharnet, July 24, 2013、Reuters, July 24, 2013、SANA, July
24, 2013、UPI, July 24, 2013などをもとに作成。

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シリア人権監視団が民主統一党とサラフィー主義勢力の間で攻勢が活発化している現状に警鐘を鳴らすなか、シリア革命反体制勢力国民連立がEU外相理事会によるヒズブッラー軍事部門のテロ組織認定を歓迎(2013年7月23日)

反体制勢力の動き

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(7月23日付)に対して、ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県での民主統一党によるシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国への攻勢に関して「これら地域におけるクルド人住民とアラブ人住民の亀裂を拡げ…、戦いは民主統一党とジハード主義者の戦闘からクルド人とアラブ人の紛争に変わる」との見方を示した。

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シリア・クルド国民評議会事務局メンバーでシリア・クルド民主統一党(イェキーティー)のムスタファー・マシャーイフ副書記長は、イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領が呼びかけている「クルド民族大会」に関して、歓迎の意を示す一方、評議会が依然として正式な招待状を受け取っていないと述べた。

クッルナー・シュラカー(7月23日付)が報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、EU外相理事会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織認定に歓迎の意を示した。

声明において、連立は「EUの決定を正しい方向へのステップとみなす。シリアでのヒズブッラー民兵の介入を停止させるのに資する措置をEUが講じる必要があると強調する」と述べるとともに、シリア領内でのヒズブッラーが行ったテロ行為に関して、その幹部の裁判」を求めた。

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シリア国民評議会のムアイイド・ギズラーンなる活動家はCNN(7月23日付)に、シリアでの戦闘で死亡したヒズブッラーの戦闘員数百人が埋葬されている集団墓地を発見したと主張した。

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ハヴィダールを名のるクルド人活動家はAFP(7月23日付)に「そもそも、革命当初から政治的レベルで両当事者(クルド人と反体制勢力)には信頼などなかった…。我々は革命を支持したが、シリアの反体制勢力は、クルド人と駆け引きすることを残念ながら止めようとせず、クルド人を周辺に追いやろうとした。その結果、今日分裂は明白なのである」と述べた。

シリア政府の動き

アサド大統領は2013年政令第51号を発し、宗教関係省にザカート・サダカ基金を設置することを決定した。

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シリアの外務在外居住者省は声明を出し、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「レバノン、そしてアラブ世界のレジスタンスを標的としたアメリカとイスラエルの命令…、こうした措置は占領と侵略を助長する」と非難した。

国内の暴力

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市一帯で、民主統一党、クルド戦線旅団(自由シリア軍)が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦、クール・ハッスー村、アトワーン村、サーリジュ村、ヒルバト・アッルー村を制圧した。

またクルド戦線大隊が、ジャルバ村でアブー・ラアドを名のるヌスラ戦線のアミールを含む戦闘員多数を捕捉、さらにシリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊がカンダール村、スーサク村、タッル・アフダル村、タッル・ファンダル村、カルハサート村を制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)村周辺、民主統一党人民防衛隊とイラク・シャーム・イスラーム国が交戦を続け、人民防衛隊がシャイフ・ガソリン・スタンド、カラミー農場を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区を軍が砲撃、ジャウバル区で反体制武装集団と交戦した。

またPFLP-GCの人民諸委員会がヤルムーク区で反体制武装集団と交戦を続ける一方、軍が同地区に砲撃を加えた。

一方、SANA(7月23日付)によると、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イエメン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市、ハジャル・アスワド市を軍が空爆・砲撃、またヤルダー市で軍と反体制武装集団が交戦し、子供2人を含む6人が死亡した。

一方、SANA(7月23日付)によると、フジャイラ村、バービッラー市、ズィヤービーヤ町、ドゥーマー市郊外、アドラー市郊外、ヤブルード市郊外、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、パレスチナ人戦闘員、シャームの民のヌスラ戦線メンバーらを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市アルバイーン地区、ラジャート高原一帯、ハーッラ市を軍が砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月23日付)によると、タッル・タラーウブ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外、スフナ市、カルアト・ヒスン市、ヒムス市ハーリディーヤ地区、旧市街などを軍が砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月23日付)によると、タドムル市郊外のスフナ市で、軍が反体制武装集団の掃討を完了、同市の治安を回復した。

またラスタン市、タルビーサ市、ヒムス市バーブ・フード地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルミーン市、ビンニシュ市、ハナリヤー市を軍が砲撃・空爆、また反体制武装集団と交戦し、女性2人と子供3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村を軍が空爆する一方、反体制武装集団はサフィーラ市郊外で軍の車列を襲撃し、車輌2台を破壊、兵士4人を殺害した。

アレッポ市のアシュラフィーヤ地区で軍と反体制武装集団が交戦した。

またシャームの民のヌスラ戦線は、アレッポ市とサラミーヤ市(ハマー県)を結ぶ街道が「軍事地区で、地雷や爆発物が敷設されている」と述べ、市民に使用しないよう呼びかけた。

一方、SANA(7月23日付)によると、ハーン・アサル村および同市郊外、マンスーラ村、マンナグ村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、シャイフ・ヒドル地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ハナースィル市・アレッポ市間の街道で軍が反体制武装集団の掃討を完了、同街道の治安と安全を回復した。

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ラタキア県では、SANA(7月23日付)によると、カサーティル村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

ナジーブ・ミーカーティー暫定首相は、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「レバノン政府はこの決定を拒否し、その撤回をめざす」と述べた。

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ナジーブ・ミーカーティー暫定内閣は、シリア人避難民の流入に関する閣議を開き、「シリアでの紛争を逃れてレバノンに入国するシリア人避難民を歓迎する」ことを確認する一方、シリア人による違法な経済活動を規制するための一連の措置を講じることを決定した。

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組閣要請を受けているタマーム・サラーム首相は、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「レバノン国内の複雑な状況を克服することに資したいと繰り返し述べてきたEU諸国の主張に反している」と非難した。

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ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「レバノンの情勢にさらなる緊張と不安定をもたらす」と非難、「撤回すべき」と主張した。

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自由国民潮流代表で国民議会議員のミシェル・アウン元国軍司令官は、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「領土解放の権利を謳う国連憲章に反している」と非難した。

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ムスタクバル潮流は、EU外相委員会によるヒズブッラーの軍事部門のテロ組織指定に関して「至上の国益につながる目標を維持し、レバノン統合に熱心であり続けていれば、ヒズブッラーはこうした決定を回避できたはずだ…。彼らはレバノン国内、さらにはシリアの反体制勢力に対して武器を向け…、レジスタンス組織から、レバノンの法律、憲法に反する民兵へと変容した」と批判した。

諸外国の動き

国連のロバート・セリー中東和平プロセス特別調整官は、シリア国内での化学兵器使用に関して安保理で「国連はこれまでにこの問題に関して13件の報告を受けている」と述べた。

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サウジアラビアのアブドゥルムフスィン・ビン・ファールーク・イリヤース国連常駐代表は安保理で、シリア政府の国民に対する虐殺を停止させるよう呼びかけた。

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フランスの治安当局は、シリアで戦闘を行うジハード主義者の戦列に加わろうとしていた47歳の男性1人をフランス東部で逮捕したと発表した。

AFP(7月24日付)が報じた。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、シリアの反体制勢力に軽火器、弾薬、対戦車兵器を供与する見通しだとしたうえで、ヒズブッラーやイランの支援を受けるアサド政権に対して、反体制勢力が最終的に勝利する支援することが目的だと述べた。

しかしカーニー報道官は、軍事的手段だけで政権転覆を行うことは想定していないと強調した。

AFP, July 23, 2013, July 24, 2013、CNN, July 23, 2013, July 24, 2013、al-Hayat, July 24, 2013, July 25, 2013、Kull-na Shuraka’, July 23, 2013、Kurdonline,
July 23, 2013、Naharnet, July 23, 2013、Reuters, July 23, 2013、SANA, July
23, 2013、UPI, July 23, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線のアミールを名乗るジャウラーニーが声明を出し「シャームの地で祝福されたジハード運動」を行うよう呼びかける一方、イラク・クルディスタン地域のバールザーニー大統領は、イラク、イラン、シリア、トルコのクルド人の「統一民族戦略」を設定するための大会の開催を呼びかけ(2013年7月22日)

反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線のアミールを名のるアブー・ムハンマド・ジャウラーニーはインターネット・サイトを通じて音声声明を出し「我々イスラーム教徒は、政治プロセス、政党、議会選挙を信じない。我々はシューラーが定着し、公正が広まるイスラーム的支配体制を信じる」と述べた。

また「シャリーアを確立するための我々の道とは、アッラーのためのジハードである。シャリーアは、人間が定めた束縛や法から地上のすべての人間を解放する」と強調、「イスラームにあるべき役割を回復させる」ため、「シャームの地で祝福されたジハード運動」を行うよう呼びかけた。

一方、西側諸国の姿勢に関して「敵は、イスラームの地からが再生することを察知し、アメリカや西側諸国やただちに、我々をテロ組織に認定した…。外国勢力は、現地でのパワー・バランスの維持をめざし、紛争当事者に政治プロセスを受け入れるよう強いるため、さまざまな方面から圧力をかけている」と非難した。

さらにヒズブッラーに関しては「この政党を運営する者たちの愚行に関して、アッラーに感謝する。この政党の支持者たちのスンナ派に対する隠された憎しみを暴露してくれた」と非難、「この党を支援し、シリアとレバノンでの犯罪に賛同するすべての勢力」に対して、ヒズブッラーへの支持をやめるよう呼びかけた。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、アブドゥルアズィーズ・ハイイル死亡に関する報道に関して、身柄拘束中の他のメンバーとともに「その消息に大いなる懸念」を表明した。

シリア政府の動き

アサド大統領は2013年政令第267号を発し、アミーラ・アブドゥー・ガーニムを人民議会議員に任命した。

同議員の任命は、ムハンマド・フルウ・フルウ人民議会議員の離反とトルコへの逃亡(2012年11月)によるハサカ県選挙区B部門の欠員を補充するための措置。

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カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣がロシアを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、シリア情勢について協議した。

複数の外交筋によると、会談で、ラブロフ外務大臣は「シリア国内のテロリストを放逐するため、シリアの政府と反体制勢力双方の努力を結集する」必要があり、「(ジュネーブ2)大会の主要議題の一つになるべきだ」との見解を示した。

一方、ジャミール副首相は、S-300防空システムの供与に関して、「(供与にかかる)契約は継続されており有効だ」と述べた。

AFP(7月22日付)が報じた。

クルド民族主義勢力の動き

イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領は、イラク、イラン、シリア、トルコのクルド人の「統一民族戦略」を設定するための「クルド民族大会」の開催を呼びかけた。

これに関して、シリア・クルド・イェキーティー党のムスタファー・ウースーは『ハヤート』(7月23日付)に、ラマダーン月中に「クルド民族大会」が開催される見込みだと述べる一方、各国のクルド民族主義組織に代表者を比例配分するための準備委員会が設置され、民主統一党、シリア・クルド国民評議会に代表者のポストが割り当てられることを明らかにした。

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シリア・クルド・イェキーティー党のムスタファー・ウースーは『ハヤート』(7月23日付)に「西クルディスタン人民議会は、武力を通じて現地で覇権を押し付け、自分たち以外の組織を排除しようと、最近になって幾つかの措置を単独でとった」と述べ、民主統一党による自治政府樹立の試みを批判した。

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シリア・クルド左派党のシャラール・カッドゥーは『ハヤート』(7月23日付)に「シリアのクルド人勢力どうしの意見の相違は、我々が祖国、歴史、言語を有するクルド人民であると承認することを拒否する一部の者たちが言っているほどのレベルではない」と述べつつ、「客観的状況が満たされれば、クルド人は独自の政府を樹立するだろう。しかし現状はそれにふさわしくないと考える。なぜなら、シリア国民の運命がどうなるか分からないからだ」と述べ、自治政府樹立に消極的な姿勢を示した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク国境に近いスワイディーヤ村周辺で民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦し、サラフィー主義戦闘員5人を殺害した。

Kull-na Shuraka', July 22, 2013
Kull-na Shuraka’, July 22, 2013

シリア人権監視団はまた、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市で、サラフィー主義戦闘員が所持していたとされる外国のパスポートが発見・報酬されたと発表、その写真を公開した。

一方、SANA(7月22日付)によると、マギーラ村で、軍が熱誘導式ミサイルなどの武器弾薬を発見、押収した。

また、ハサカ市、アリーシャ村、アターラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

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ラッカ県では、複数の活動家によると、タッル・アブヤド市で、民主統一党人民防衛隊とクルド戦線旅団(自由シリア軍)が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦した。

シリア人権監視団によると、対トルコ国境のタッル・アブヤド通行所およびラッカ市から、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国の増援部隊が派遣され、戦闘が激化しているという。

シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国はまた、タッル・アブヤド市郊外のヤービサ村、タッル・ファンダル村、タッル・アフダル村、スーサク村を砲撃した。

これに対し、クルド戦線旅団がタッル・スワイリフ村とタッル・アブヤド市間で、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国の戦車などを攻撃、破壊した。

なお、『ハヤート』(7月23日付)によると、クルド戦線旅団は、アレッポ市アシュラフィーヤ地区やシャイフ・マクスード地区での勢力争いでは民主統一党人民防衛隊と衝突していたが、タッル・アブヤド市攻防をめぐっては協力し合っているという。

一方、SANA(7月22日付)によると、タッル・アブヤド市郊外のマクバラ村に軍が突入し、複数の反体制武装集団戦闘員を殺傷、熱誘導式ミサイルなどの武器弾薬を破壊・押収した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハーン・アサル村を制圧、軍の士官・兵士が多数籠城する南部に突入した。

また反体制武装集団は、アレッポ国際空港、ナイラブ航空基地に近いサフィール市郊外のウバイダ村、フジャイラ村を制圧した。

さらに同監視団によると、サフィーラ市で、イラクの覚醒評議会を模した自警団を結成しようとして、シャームの民のヌスラ戦線メンバーに逮捕されていたアブドゥッラ・ハマドゥーが釈放された。

複数の反体制消息筋によると、ハーン・アサル村攻略において、「自由シリア軍」はシリア軍のハリール・ラマダーン大佐、アニース・ガーニム准将を含む数十人の将兵を捕捉、また士官15人を含む200人の兵士を殺害したという。

一方、SANA(7月22日付)によると、トルコ領からダーラト・イッザ市方面に武器弾薬を運び込もうとしていた反体制武装集団の車列を軍が攻撃、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またハーン・アサル村および同市周辺では、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

このほか、アズィーザ市、ワディーヒー村、ヒーラーン村、アレッポ中央刑務所周辺、マンナグ村周辺、マンスーラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を押収した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区、サラーフッディーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市郊外の軍の検問所複数カ所を反体制武装集団が制圧、またカルミード軍事基地(煉瓦工場に近い軍の拠点)周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月22日付)によると、ビンニシュ市、サラーキブ市、マアッラトミスリーン市、バスマーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人大隊、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区など各所に対して軍が砲撃を続けた。

またシリア人権監視団によると、市内のハーリド・ブン・ワリード・モスク内のハーリド・ブン・ワリード廟が軍の砲撃によって損壊した。

一方、SANA(7月22日付)によると、ウンム・タバービール村、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、ワルシャ地区、クスール地区、カラービース地区、ザーラ村郊外、カフルラーハー市郊外、ガントゥー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

また、ヒムス市グータ地区で、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民3人が死亡、複数が負傷した。

他方、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、ヒムス市ザフラー地区でダマスカス破棄裁判所顧問のファーイズ・アフマド・アスカル判事が暗殺された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区に軍が砲撃を続け、複数名が死傷した。

これに関して、PFLP-GCは「パレスチナ人民諸委員会は、(ヤルムーク)キャンプの複数地区でテロリストを浄化し、同キャンプを占拠するシャームの民のヌスラ戦線と自由シリア軍に対して、降伏・撤退するよう最後通告を行った」と述べた。

また『ハヤート』(7月23日付)は、パレスチナ人高官の話として、PFLP-GCの人民防衛隊の戦闘員数百人が、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに進軍したと報じた。

なお、PFLP-GCの人民諸委員会が出した声明によると、浄化作戦は21日早朝に開始された。

このほか、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区に対する軍の砲撃が続いた。

一方、SANA(7月22日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月22日付)によると、アドラー市郊外、アルバイン市、ドゥーマー市郊外、ダイル・サルマーン市、バービッラー市、ハルブーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アンサール・ハック大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

一方、SANA(7月22日付)によると、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月22日付)によると、ダイル・ザウル市のジュバイラ地区、ハウィーカ地区、工業地区、ラシュディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ハミーディーヤ地区、ジャフラ村、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジュダイド・アカイダート村では、反体制武装集団がガス・パイプラインに仕掛けようといてた爆弾が誤爆し、戦闘員8人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(7月22日付)によると、タファス市、ムザイリーブ町、東ムライハ町、西ムライハ村、スーラ町、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市ハマーディーン地区、ナワー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊・押収した。

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タルトゥース県では、SANA(7月22日付)によると、バーニヤース市郊外のクライル村モスクのシャイフ、ウサーマ・タウフィーク・アアサル師が反体制武装集団によって暗殺された。

その他の国内の動き

シリアのNGOサダー研究世論調査機構は、「シリア革命反体制勢力国民連立の現実と成果に関する世論調査」を実施、その結果を発表した(http://www.sadasy.org/sy/?p=65)。

同機構の世論調査は、18歳から70歳のシリア在住のシリア人1,500人を対象とし、うち40歳以下の回答者を全体の65%、女性を40%とするかたちで回答者の選択が行われた。

世論調査結果は以下の通り:

1. シリア革命反体制勢力国民連立の拡大によってより革命が代表されるようになったと思いますか?はい27%、いいえ70%、わからない3%
2. シリア革命反体制勢力国民連立の新指導部が国民の支持を受けていると思いますか?はい15%、いいえ84%、わからない1%。
3. シリア革命反体制勢力国民連立がサウジアラビアとカタールの影響下にあると思いますか?はい78%、いいえ21%、わからない1%。
4. シリア革命反体制勢力国民連立が自由シリア軍を制御していると思いますか?はい10%、いいえ88%、わからない2%。
5. シリア革命反体制勢力国民連立は、アサド政権との交渉拒否といった原則を譲歩すべきだと思いますか?はい57%、いいえ38%、わからない5%。
6. シリア革命反体制勢力国民連立は存続すべきだと思いますか、あるいは別の政治組織にとって代わられるべきだと思いますか?存続すべき20%、存続すべきでない77%、分からない3%。

レバノンをめぐる動き

AFP(7月22日付)は、オランダのハーグ検察局報道官の話として、EU各国のイスラーム教徒の若者を戦闘員としてシリアに派遣しようとした19歳のオランダ人女性が逮捕され、取り調べを受けていると報じた。

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欧州連合(EU)は外相理事会で、ヒズブッラーの軍事部門をテロ組織と認定することで合意した。

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EU外相理事会の決定に関して、ヒズブッラーは声明を出し、「EUの決定を断固拒否する…。敵対的で不公正な決定であり、何の正当性もなく、いかなる根拠にも基づいていない…。この決定は米国の手によって、シオニストのインクを用いて書かれたものだ」と非難した。

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レバノンの複数のメディアによると、7月16日にベカーア県ザフラ郡マスナア市で発生したヒズブッラーの車列を狙った爆弾テロの容疑者のシリア人がレバノンの警察当局によって逮捕された。

諸外国の動き

イラクのシーア派のアーヤトゥッラー・ウズマー、アリー・スィースターニー師は「シリアに戦いに行った者たちは、マルジャイーヤの命に反している」との見解を示した。

ロイター通信(7月22日付)が報じた。

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マーティン・デンプシー米統合参謀本部議長は、議会に提出した書簡のなかで、シリアの紛争をめぐって米国が実施し得る5つの選択肢について説明した。

5つの選択肢とは、①飛行禁止空域の設定、②反体制勢力への訓練・助言、③シリア空軍基地への限定爆撃、④緩衝地帯の設置、⑤アサド政権が保有する化学兵器の破壊。

このうち、飛行禁止空域の設定や化学兵器の破壊作戦には月10億ドル以上、訓練・助言には年間5億ドルが必要との試算も示した。

そのうえでデンプシー議長は「米国は過去10年間の経験から、深い考えもなく軍事バランスを変えるだけでは不十分だということを学んだはずだ」と警鐘を鳴らした。

AFP, July 22, 2013、CNN, July 24, 2013、al-Hayat, July 23, 2013, July 25, 2013、Kull-na Shuraka’, July 22, 2013、Kurdonline,
July 22, 2013、Naharnet, July 22, 2013, July 25, 2013、Reuters, July 22,
2013、SANA, July 22, 2013、UPI, July 22, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県でイラク・シャーム・イスラーム国とクルド戦線旅団の間で人質・捕虜交換が行われるなか、シリア・クルド国民評議会は西クルディスタン社会契約を発表した民主統一党の単独行動を批判(2013年7月21日)

国内の暴力

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国が身柄拘束していたクルド人約300人を釈放したことを受け、クルド戦線旅団(自由シリア軍)がイラク・シャーム・イスラーム国のアミールを名のるアブー・ムスアブ(非シリア人)を3人のメンバーとともに釈放した。

アブー・ムスアブらは20日にヤービサ村での戦闘で拘束され、報復としてイラク・シャーム・イスラーム国もタッル・アブヤド住民を逮捕・拘束していた。

クッルナー・シュラカー(7月21日付)によると、人質・捕虜交換の交渉は、シャームの民のヌスラ戦線、クルド戦線旅団、民主統一党人民防衛隊の間で行われたという。

なお、ヤービサ村では、民主統一党人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線メンバー、イラク・シャーム・イスラーム国との戦闘が続き、現地の活動家によると、人民防衛隊の戦闘員5人(女性1人を含む)が死亡したという。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月21日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がラアス・アイン市東部を自家製の迫撃砲で攻撃した。

ヌスラ戦線は、同市南部のタッル・ハラフ村、アスファル・ナッジャール村、ミシュラーファ村を放棄し、近くの高台に布陣していたという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月21日付)によると、アドラー市工業団地(マディーナ・スィナーイーヤ)西部で軍が反体制武装集団を要撃し、多数の戦闘員を殲滅し、装備を破壊した。

戦闘員はシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、アブー・リーフ大隊のメンバーで、その多くは、ヨルダン、エジプトなどのパスポートを所有していたという。

これに関して、クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、マイダアー町・ドゥマイル市間で、軍が東グータ地方に進入しようとした反体制武装集団を要撃し、戦闘員50人を殺害したと報じた。

一方、シリア人権監視団は、アドラー市郊外で軍と反体制武装集団が交戦し、反体制武装集団の戦闘員28人が死亡したと発表(その後死者が49人にのぼると発表)、また戦闘に先立ち、アドラー市では共和国護衛隊の大佐を含む2人が殺害されたと付言した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、軍東グータ作戦司令官のムハンマド・アリー准将が反体制武装集団との戦闘で死亡した、と報じた。

このほか、SANA(7月21日付)、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊、またRTの特派員が、戦闘に巻き込まれて負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がアリーハー市の市場を空爆し、少なくとも15人が死亡した。またビンニシュ市、サラーキブ市などに対しても軍は砲撃・空爆を行った。

一方、SANA(7月21日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、バラーギーティー市、カフルシャラーヤー市、カニーヤ村、ジャーヌーディーヤ町などで、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市郊外のバイダー町で、子供6人、女性3人を含む一家13人の遺体が発見された。

同監視団によると、20日深夜から21日早朝にかけて、バイダー町周辺で国防隊と反体制武装集団が交戦し、この一家の男性3人が屋外で処刑されたほか、戦闘員2人が殺害され、また国防隊側も士官1人を含む3人が死亡したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村での戦闘で、「自由シリア軍」が同市の作戦司令官のハサン・ユースフ・ハサン大佐および副官2人を含む兵士5人とともに殺害した。

これに関連して、第9師団司令部を名のる武装集団が、ビデオ声明を出し、ハーン・アサル村を完全解放したと発表した。

またアレッポ市ではラーシディーン地区、ジャミーリーヤ地区、アターリブ市などで、軍と反体制武装集団が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、SANA(7月21日付)によると、ハーン・アサル村、アターリブ市、カブターン・ジャバル村、カフルダーイル村、フライターン市、ヒーラーン村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ブスターン・カスル地区、旧市街で、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、旧市街、ザーラ村などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月21日付)によると、ヒムス市のバーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、クスール地区、ハーリディーヤ地区、ワルシャ地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区、マサービグ地区、ラスタン市、ザーラ村郊外、タドムル市郊外、ダイル・サラーム遺跡、サムアリール村、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町、ナワー市、アイン・ズィクル村、バッカール村、ジュバイリーヤ村、アービディーン市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月21日付)によると、ダクル市、スーラ町、フラーク市、東ムライハ町、ブスル・ハリール市、シャイフ・マスキーン市、サイダー町、ウンム・ルークス市、アブー・マダッラート市、ジャースィム市、ダルアー市などで、軍がヤルムーク殉教者旅団と交戦し、同旅団司令官のムハンマド・タアーニーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対し、自由シリア軍南部戦線司令官でヤルムーク旅団を率いるバッシャル・ズウビーは『ハヤート』(7月22日付)の電話取材に応じ、「シリア南部の多くの都市・村々を急速に進軍し、政府軍が大規模に展開する同地域の約60%を制圧した…。ラマダーン月の開始とともに主導権を握った」と述べた。

ズウビーはまた「ラマダーン月に入って戦闘員の意志が高まり…、戦闘員が大量の武器を入手した…。ラマダーン月が終わるまでにシリア南部全土を解放区とすると発表したい」と強調した。

なお供与されている武器の一部に関して、ズウビーは「アラブ湾岸諸国2カ国が供与する一方、ヨルダン人密輸業者を通じて入手している」と付言した。

反体制勢力の動き

シリア・クルド国民評議会事務局が声明を出し、民主統一党が進める自治政府樹立の動きに関して、「将来のシリアにおける最善の体制が、シリア社会を構成するすべての集団の権利が保障される多元的他民族連邦民主制である旨…西クルディスタン人民議会と」合意したと主張し、疑義を呈した。

またシリア・クルド国民評議会は「どのクルド人当時者にも、クルド人民の要求を単独で規定するいかなる計画を提示する権利はない」と付言、西クルディスタン社会契約(憲法)を批判した。

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『ハヤート』(7月22日付)によると、タッル・アブヤド市での戦闘に関して、民主統一党の複数の幹部は、トルコ政府が対シリア国境地域におけるクルド人の影響力増大を阻止するため、過激派を支援していると疑っていると述べた。

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ムスタファー・トゥラース元国防大臣の長男でビジネスマンのフィラース・トゥラースが『カバス』(7月21日付)のインタビューに応じ「政治的資金の流入が、シリア革命の大部分、とりわけ武装部隊を腐食させた」と述べ、諸外国による援助を批判した。

また「トゥラース家には文字通り、財産を持っていない。前にも述べた通り、マース社に体現されている私の財産は、シリア社会の開発…のために活動する機関のために運用されるだろう」と述べ、反体制運動に資金援助する意思はないと強調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立はフェイスブックを通じて声明を出し、軍がダマスカス県ヤルムーク区に対して化学兵器を使用したと主張、国際社会に対応を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、20日の軍によるサラーキブ市空爆を受けて、声明を出し、国際社会に対して飛行禁止空域を設定するよう求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立はイスタンブールでの2日間(20~21日)にわたって政治委員会会合を開催した。

カマール・ルブワーニーによると、会合では、連立の財務を監督する財務監督者を任命することが決定された。

また防衛治安委員会、政治体制再検討委員会、経済委員会、渉外委員会が設置され、ルブワーニー自身が防衛治安委員会の委員長に選出されたという。

クッルナー・シュラカー(7月22日付)が報じた。

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クッルナー・シュラカー(7月21日付)は、ラタキア県出身でオリエント・チャンネルの記者として活動してきたアッブード・ハッダードが、1ヶ月前にイラク・シャーム・イスラーム国によって拉致され、現在も行方不明だと報じた。

諸外国の動き

デヴィッド・キャメロン英首相はBBC(7月21日付)に「状況はきわめて悲観的だ。シリアが間違った方向に進んでいると思えるような状況だ」と述べ、危機感を表明した。

AFP, July 21, 2013、BBC, July 21, 2013、al-Hayat, July 22, 2013, July 23, 2013、Kull-na Shuraka’, July 21, 2013, July 22,
2013、Kurdonline, July 21, 2013、Naharnet, July 21, 2013、Reuters, July 21,
2013、al-Qabas, July 21, 2013、SANA, July 21, 2013、UPI, July 21, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主的変革諸勢力国民調整委員会が西クルディスタン社会契約草案に対する「断固とした拒否」を表明するなか、人民防衛隊がハサカ県およびラッカ県でヌスラ戦線などと交戦し多数の戦闘員を殺害(2013年7月20日)

シリア政府の動き

サアド・ナーイフ保健大臣は、世界保健機構(WHO)のエリザベス・ホフ駐シリア代表と会談し、シリアへの人道支援の状況などについて意見を交換した。

SANA(7月20日付)が報じた。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のラジャー・ナースィル報道官は、西クルディスタン社会契約(憲法)草案に関して、スカイ・ニュース(7月20日付)に「シリアの領土および人民の統合への觝触は、いかなる勢力によるものであれ、断固として拒否する」と述べた。

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『ハヤート』(7月21日付)によると、民主統一党は、民主的変革諸勢力国民調整委員会に対して、発足の準備が進められている自治政府が「公式な政府、ないしは国家という形式をとるものではなく、社会から選出され、社会の全構成員を代表する民主的行政を表現した者に過ぎない」とするメッセージを送った。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はラアス・アイン市での戦闘に関して、『ハヤート』(7月21日付)に「過激な戦闘員が占拠クルド人地域の防衛」のために人民防衛隊が作戦を実施したと述べるとともに、「彼らがこの地域にイスラーム国を建設しようとしているとの情報を多数得ていた」ことを明らかにした。

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シリア・クルド国民評議会は声明を出し、ハサカ県でのシャームの民のヌスラ戦線によるクルド人拉致を非難、即時釈放を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『シャルク・アウサト』(7月20日付)に、自由シリア軍が高性能兵器を早急に入手することが、連立の最優先課題だと主張しつつ、シリアに安全地帯を設置することがアサド政権の終わりの始まりになるだろうと述べ、諸外国の介入を求めた。

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シリア国民変革潮流(アンマール・カルビー代表)のメンバー9人が共同声明を出し、メンバーが意思決定プロセスから排除されていることを理由に、脱退を宣言した。

国内の暴力

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、20日深夜から21日未明にかけて、タッル・アルー村、カッルフーク村、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)村周辺で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国と交戦、人民防衛隊が幹線道路の分岐点に位置する検問所を制圧した。

同監視団によると、過去3日間での戦闘により、民主統一党の戦闘員19人、サラフィー主義戦闘員35人が死亡したという。

一方、SANA(7月20日付)によると、スィーハ地方、トゥワイナ地方、はマーイル地方、カーナー地方、カラーマ地方、南部ダム地方などで、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、タッル・アブヤド市に近いヤービサ村の検問所で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線の指導者のアミールを名のるアブー・ムスアブ(非シリア人)らを拘束、また検問所を攻撃しようとしたヌスラ戦線の戦闘員4人を殺害した。

これに関して、シリア人権監視団は、アブー・ムスアブがイラク・シャーム・イスラーム国メンバー3人とともに、タッル・アブヤド市郊外のヤービサ村で拘束されたと発表した。

同監視団によると、彼らはクルド民族主義政党の一つが拠点としたヤービサ村の学校に爆弾を仕掛けようとしたところ、クルド人民兵(クルド戦線旅団)と交戦し、拘束されたという。

また拘束時、アブー・ムスアブらは自爆ベルトを着用しており、拘束時の戦闘で、イラク・シャーム・イスラーム国のメンバー2人が死亡したという。

クッルナー・シュラカー(7月20日付)によると、アブー・ムスアブの拘束を受け、タッル・アブヤド市に展開するシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国などすべてのサラフィー主義集団が、市民数百人を拉致、また市内にあるクルド民族主義政党に事務所閉鎖を求めた。またシャームの民のヌスラ戦線は、ヤービサ村に対して砲撃を行った。

一方、民主統一党人民防衛隊の幹部は『ハヤート』(7月22日付)に対して、タッル・アブヤド市での戦闘で、人民防衛隊はサラフィー主義戦闘員25人を殺害したと述べた。

また同幹部は、サラフィー主義戦闘員が西クルディスタン人民議会の「人民の家」の管理人に同施設の明け渡しを要求したことをきっかけにタッル・アブヤド市で戦闘が発生し、人民防衛隊がアブー・ムスアブを拘束したと述べた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍がサラーキブ市に対して少なくとも12回空爆を行い、子供3人を含む市民多数が死亡した。

シリア革命総合委員会によると、軍の空爆は、自由シリア軍がサラーキブ市郊外の検問所を襲撃したことを発端としていたという。

一方、SANA(7月20日付)によると、バーラ村、シャンナーン市、フリーカ市、カフルルーマー村、マアッラト・ヌウマーン市、ナフラ市、サラーキブ市、アリーハー市、煉瓦工場周辺、カンスフラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村で軍と反体制武装集団が交戦し、軍兵士12人が死亡した。

一方、SANA(7月20日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、マンナグ村、マンナグ航空基地周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、マズラア地区周辺、バーブ・フード地区などで軍、国防隊、人民諸委員会が反体制武装集団と交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月20日付)によると、ヒムス市ワアル地区、バーブ・フード地区、ザーラ村周辺、タッルドゥー市、カルアト・ヒスン市、タルビーサ市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がダーヒヤ・アサド市入り口の検問所を攻撃し、また、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市では軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月20日付)によると、ナブク市郊外、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、バービッラー市、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アバービール・ハウラーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区に対する軍の砲撃で、反体制武装集団7人が死亡した。

また軍は、ヤルムーク区、バルザ区、ジャウバル区に対して砲撃を加え、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月20日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アマーラ地区では、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、市民1人が死亡、5人が負傷した。

またアッバースィーイーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月20日付)によると、ダイル・ザウル市のハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサウワ村では、トルコに原油を密輸しようとしていた反体制武装集団の車列15輌と交戦、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月20日付)によると、ダルアー市の国立病院周辺、ムハッジャ村、西ムライハ村、サイダー町、ナワー市などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月20日付)によると、カサーティル村、サーキヤ・クルト村、マズィーン村、バイト・アワーン村、スッカリーヤ町で、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人、ソマリア人など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月20日付)によると、フバイト村北東部で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

エジプトのナビール・ファフミー外務大臣は記者会見で「我々はシリア革命と、民主制をめざすシリア国民の権利を支持するが、両国関係は低迷した。すべてが(再)検討されることになる…。しかし、シリアでジハードを行う意思がないと言える。これ(この発言)は以前の姿勢を受けたものである」と述べた。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「バッシャール・アサドがシリア全土を再び支配することはないと思う。そうする権利や正統性を持つべきだとは思わないし、持っていないと考える」と述べた。

AFP, July 20, 2013、al-Hayat, July 21, 2013, July 22, 2013、Kull-na Shuraka’, July 20, 2013, July 21,
2013、Kurdonline, July 20, 2013、Naharnet, July 20, 2013、Reuters, July 20,
2013、SANA, July 20, 2013、Sky News-Arabic, July 20, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 20, 2013、UPI, July 20, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ外相が人民防衛隊によるラアス・アイン市制圧を「きわめて深刻な事態」として警戒するなか、ハサカ県では人民防衛隊がさらにタッル・アッルー村、スワイディーヤ村を制圧(2013年7月19日)

シリア政府の動き

NNA(7月19日付)は、シリアの治安当局が、ラマダーン月に合わせてレバノン人女性服役者複数名を釈放したと報じた。

同通信社などによると、アレッポ県アアザーズ市で反体制武装集団に拉致(2012年5月)されているレバノン人9人の釈放に向けた措置だという。

シリア人権監視団によると、釈放された女性は23人に達し、彼女らは18日に釈放された。

これに対して、クッルナー・シュラカー(7月20日付)は、女性23人の釈放が、拉致されているレバノン人の釈放のため「人質交換」ではなく、女性の拘束をめぐって「アサド政権が圧力に曝されていた結果」だと報じた

反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線は、アレッポ県サフィーラ市でアブドゥッラー・ハマドゥーを逮捕した。

ハマドゥーは、イラクの覚醒評議会を模した自警団を戦闘員数十人とともに結成し、サラフィー主義者に対抗しようとしていたという。

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DPI(7月19日付)は、民主的変革諸勢力国民調整委員会幹部の一人のアブドゥルアズィーズ・ハイイルが拷問で死亡した(未確認情報)と報じた。

ハイイルは2012年9月、中国からの帰国直後に当局に逮捕されていた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区で軍、国防隊、人民諸委員会と反体制武装集団が交戦し、人民諸委員会のメンバー12人が殺害された。

またヒムス市各所に軍が砲撃・爆撃を加え、子供2人を含む複数名が死亡した。

一方、SANA(7月19日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、トゥルウマーン地区、カルアト・ヒスン市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマズラア町、ラッカ村では、反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民5人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山に軍が砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月19日付)によると、タッル・リフアト市、クワイリス市南部などで、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市シャイフ・サイード地区、ラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、サイイダ・ザイナブ町にあるザイナブ廟近くに迫撃砲が着弾し、ザイナブ廟事務局のアナス・ルマーニー局長が死亡した。

また軍はフジャイラ村、ハラスター市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月19日付)によると、アルバイン市、ハラスター市、バールーキーヤ市、フジャイラ村、ヤブルード市で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またクッルナー・シュラカー(7月19日付)によると、カーブーン区で反体制武装集団が軍兵士16人を要撃・殺害した。

一方、SANA(7月19日付)によると、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃、破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市で、軍と反体制武装集団が交戦し、子供を含む市民5人と反体制武装集団の戦闘員3人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊が、ジュワーディーヤ地方のタッル・アッルー村、スワイディーヤ村を制圧した。

これに対して、ジュワーディーヤ(ジル・アーガー)地方にある民主統一党人民防衛隊の拠点で、自爆テロが発生した。

なお、18日以降の戦闘で、民主統一党、サラフィー主義者双方の戦闘員29人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月19日付)によると、ダイル・ザウル市のシャイフ・ヤースィーン地区、工業地区、アルディー地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市で、シャームの民のヌスラ戦線がクルド人5人を逮捕した。

レバノンの動き

NNA(7月19日付)によると、シリア領内から発射された迫撃砲弾2発が北部県アッカール郡カワーシラ村に着弾し、妊娠中の女性が負傷した。

諸外国の動き

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、シリアへの反体制勢力への武器供与に関して「フランスは現在もまだ姿勢を修正してない。我々は殺傷兵器を供与しない。これが我々の姿勢だ」と述べた。

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『ザマン』(7月19日付)によると、トルコ軍参謀長が声明を出し、ハサカ県ラアス・アイン市からの流れ弾でトルコ軍兵士1人が軽傷を負ったと発表した。

同声明によると、これを受け、トルコ軍は、シリア領内タッル・ハラフ村近くの発射地点に対して応戦した。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、民主統一党人民防衛隊によるラアス・アイン市制圧に関して「きわめて深刻な事態をもたし得る危険がある」と述べ、「引き続き国境防衛のために必要な措置をとる」との意思を示した。

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エジプトのバドル・アブドゥルアーリー外務省報道官は、シリア情勢に関して『ハヤート』(7月20日付)に、シリア人の入国ビザ取得義務化が「国内治安に関わる一時的」措置だと述べ、民主制建設をめざすシリア国民を引き続き支持すると述べた。

AFP, July 19, 2013、DPI, July 19, 2013、al-Hayat, July 20, 2013, July 21, 2013、Kull-na Shuraka’, July 19, 2013, July 20,
2013、Kurdonline, July 19, 2013、Naharnet, July 19, 2013、NNA, July 19, 2013、Reuters,
July 19, 2013、SANA, July 19, 2013、UPI, July 19, 2013、Zaman, July 19, 2012などをもとに作成。

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人民防衛隊がラアス・アイン市近郊でシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国といった武装集団と引き続き交戦するなか、西クルディスタン自治政府の基本法「西クルディスタン社会契約」草案の全文が公開される(2013年7月18日)

反体制勢力の動き

ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)は、ヨルダン治安当局が過去3日間でシリアからヨルダンに帰還しようとした戦闘員3人を逮捕したと発表した。

シャラビーによると、この3人はダルアー市での戦闘に参加していたという。

またシャラビーは、現在シリア国内での戦闘に派遣しているサラフィー主義戦闘員の数が900人以上に達し、うち200人がアレッポ市での戦闘に参加していることを明らかにした。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー議長と自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、ハサカ県での民主統一党人民防衛隊の攻勢を受けて共同声明を出し、「東部地域での…同胞どうしによる戦闘」に遺憾の意を示した。

そのうえで、民族、宗教に基づく「対立の罠」に落ちないよう呼びかけるとともに、「東部地域に展開する自由シリア軍の全部隊に…偉大なるシリア革命に敵対するすべてに対し、シリア国民に奉仕し続ける」よう呼びかけた。

なお共同声明で、ジャルバーの名前はアフマド・アースィー・ジャルバーでなく、アフマド・ウワイナーン・ジャルバーとある。

この氏名は、クッルナー・シュラカー(7月10日付)によると、ジャルバーの議長就任への祝辞のなかで、西側諸国、湾岸諸国が使用した氏名だという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイナーン・ジャルバー議長がサウジアラビアを訪問、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と会談し、シリア情勢について協議した。

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『ハヤート』(7月19日付)は、反体制勢力が現在のシリア国歌の歌詞の一部を変更した新たな国歌を採用する準備を進めている、と報じた。

現在のシリア国歌は、詩人のハリール・マルダムによる詩「ハマート・ディヤール」(家を守る者たち=シリア軍)と、1938年の公募で採用された旋律が採用されている。

反体制勢力が採用しようとしている新国歌は、メロディーや歌詞のほとんどはそのままだが、歌詞冒頭の「ハマート・ディヤール、あなた方が平安でありますよう。寛大なる魂が無駄になることはないよう」との歌詞が、「シャヒード・ディヤール(家の殉教者)、あなた方が平安でありますよう。人々を守るために血は流された…」と変更されている。

またヨルダンの首都アンマンで「シャーム自由人楽団」なる集団が新国歌を収録する予定だという。

なお2011年には、「ハマート・ディヤール、あなた方が平安でありますよう。国民は体制打倒を望んでいる」という歌詞の替え歌が作られたが、普及しなかったという。

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『ハヤート』(7月20日付)などによると、タルトゥース市で、芸術家フースフ・アブダルキーと、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアドナーン・ディブス中央評議会メンバー、共産主義行動党のタウフィーク・ウムラーンが治安当局に逮捕された。

逮捕の理由は不明だが、アブダルキーは18日に発表された有識者の共同声明に名を連ねていた。

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クッルナー・シュラカー(7月18日付)によると、自由シリア軍に属する武装集団や調整のメンバー130人以上が共同声明を出し、「在外反体制勢力の打倒」を主唱、7月19日にデモに参加するよう呼びかけた。

共同声明にはリヤード・アスアド大佐、ハーディー・アブドゥッラーなどが名を連ねている。

クルド民族主義勢力の動き

シリア人権監視団によると、ハサカ県では、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市郊外のタッル・アッルー市、カルフール市などで、人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国といった武装集団と交戦、17日以降の戦闘員の死者数が19人に達した。

同監視団によると、人民防衛隊は、ラアス・アイン市に続いて、ジュワーディーヤ市南部のカスルーク町をシャームの民のヌスラ戦線との交戦の末に制圧した。

また人民防衛隊は、油田地帯のスワイディーヤ地方の大部分も制圧したという。

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『ハヤート』(7月19日付)が報じたところによると、トルコ軍が声明を出し、民主統一党人民防衛隊が「トルコのクルド人破壊分子とつながりがある」としたうえで、ラアス・アイン市が「PKKの手に落ちた」と発表した。

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これに対し、クッルナー・シュラカー(7月18日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線は、ハサカ市・タッル・タムル町間の街道で旅客バスを襲撃、ヒムス県から自宅に戻ろうとしていた学生15人を拉致した。

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リハーブ・ニュース(7月18日付)は、民主統一党などが樹立を進めている西クルディスタン自治政府の基本法(憲法)となることが見込まれる「西クルディスタン社会契約」草案の全文を掲載した(http://www.rihabnews.com/?p=41174)。

「我々は西クルディスタン人民である」との宣言をもって始められる同草案(全59条)の骨子は以下の通り:

1. シリアをダマスカスを首都とし、多元的代議民主連邦制の主権国家とみなす(第3条)。
2. 西クルディスタン(自治区)は地理上、行政上シリアと不可分で、カーミシュロー(カーミシュリー)を民主的自治区の首都とする(第3条)。
3. クルド語とアラビア語を自治区の公用語とする(第5条)。
4. 信仰、信条の自由を完全に保障する(第6条)。
5. 人民防衛隊は国境防衛、テロとの戦いを任務とする(第10条)。
6. 表現の自由、平和的デモ権、結社の自由を保障する(第15、21条)。
7. エスニック集団、宗教宗派集団、文化共同体、言語共同体などの帰属アイデンティティの自由を保障する(第19、27条)。
8. 人民議会を設置し、すべての地域を代表する20,000人の議員を選出(第31条)。任期は4年。
9. 政府は、人民議会が選出する首相および11人の閣僚から構成される(第39条)。任期は4年。
10. 内務、財務、法務、保健、教育、環境観光、人権、労働社会問題、文化、スポーツ青年、農業、工業、通商経済、通信、電力、石油地下資源、地方自治、女性家族、防衛、高等教育、殉教者問題を担当する省を設置(第47条)。
11. 司法の独立(第48条)。
12. 最高構成府、再審人民裁判所、第一審人民裁判所、検事局、軍事裁判所を設置する(第48条)。

シリア政府の動き

アサド大統領は、マアン・サラーフッディーン・クナイトラ県知事、タラール・バラーズィー・ヒムス県知事の両名の認証式を行った。

SANA(7月18日付)が報じた。

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シリアのテロ法廷検事局は、シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー民主ブロック代表、スハイル・アタースィー副議長らを、シリアに対する陰謀への参加、テロ支援、シリア人どうしの戦闘助長といった容疑で、同法廷第2判事に起訴した。

クッルナー・シュラカー(7月18日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区で、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月18日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムカイラビーヤ市で、軍の地対地ミサイル攻撃によると思われる大きな爆発が起きた。

またダーライヤー市で、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月18日付)によると、バハーリーヤ農場、ハラスター市、ドゥーマー市、リーハーン農場、キスワ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市、シャイフ・マスキーン市、アイン・ズィクル村の軍検問所、バッカール村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の砲撃により市民4人が死亡、6人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、アイン・アファー遺跡一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、フバイリーヤ市、ハーヌート市、サイダー町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派が多く住むヒムス市のヌズハ地区、アクラマ地区にロケット弾が着弾した。またカラム・シャーミー地区にも迫撃砲弾が着弾する一方、ワアル地区では爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

またSANA(7月18日付)などによると、ヒムス市ダブラーン地区のアンダルス学校に迫撃砲弾が着弾し、避難中の市民3人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、ヒムス市ワーディー・サーイフ地区、ハミーディーヤ地区、ワルシャ地区、ハーリディーヤ地区、カラム・ミシュミシュ地区、バーブ・フード地区、ガントゥー市、キースィーン市、タッルドゥー市、タルビーサ市、ラスタン湖、タドムル市郊外、ラスタン市、タッルカラフ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市が軍の砲撃を受け、女性・子供を含む複数名が死傷、またマアッルザーフ市、カフルラータ市が空爆を受けた。

アリーハー市でも子供1人が殺害されたという。

一方、SANA(7月18日付)によると、軍がブサンクール村で全長500メートルの地下トンネルを発見、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカフルシャラーヤー市、クーリーン市、クマイナース村、アブー・ズフール市、マジャース市、カフルルーマー村、イブリーン村、イフスィム町、マアスラーン市、サルミーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、ダーウド旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区に迫撃砲弾が着弾、また同地区に突入しようとした軍と反体制武装集団が交戦した。

また旧市街周辺での戦闘で、軍兵士3人が死亡、7人が負傷した。

一方、SANA(7月18日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、マンナグ村、ワディーヒー村、シャイフ・ナッジャール市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、シャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月18日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、アリー・ベーク地区、ハウィーカ地区、旧空港地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンをめぐる動き

自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、17日のムハンマド・ディラール・ジャンムー(アラブ在外居住者世界機構政治交際関係局長)暗殺に関して、『ナハール』(7月18日付)に「公正な裁判にかけられるべきだった」と述べ、その親政権の姿勢を非難する一方、「2年半にわたってシリア国民を殺している…体制に、現在起きている異常な振る舞いすべての責任がある」と非難した。

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レバノン軍司令部は声明を出し、17日のムハンマド・ディラール・ジャンムー(アラブ在外居住者世界機構政治交際関係局長)暗殺に関して「犯罪の背後に政治的動機がないことが初動捜査から判明した」と発表した。

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自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官(国民議会議員)は、北部県マトン郡ラブエ市にある自宅でシリアのアリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣と会談した。

会談後、アウン元司令官は、OTV(7月18日付)にレバノンで避難生活を送るシリア人避難民の帰国に関する計画があると述べ、シリア政府が帰国先での住居、学校施設などの提供を準備していることを明らかにした。

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NNA(7月18日付)は、シリア軍の戦闘機とヘリコプターがレバノン領空を侵犯し、ベカーア県バアルベック郡アルサール地方に空爆を行ったと報じた。

諸外国の動き

ライラー・ズルーキー児童と武力紛争に関する国連事務総長特別代表はシリアのダマスカスを訪問し、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長らシリア政府高官と会談した。

会談後、ベイルートに移動したズルーキー特別代表は、記者との懇談会を開き、そのなかでシリア側が、「児童保護のための真摯な取り組み」を行う意思を示したと述べる一方、その背後に「政権は反体制勢力に勝利するとの念があり、実際に勝利した際、別の顔を見せようとしている」との懸念を表明した。

ズルーキー特別代表は、作業グループとともに4日間にわたってシリアに滞在、その間、ダマスカス郊外県などの被災地域や、避難民収容施設を視察した。

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ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は、ジュネーブ2会議に関して、インテルファクス通信(8月18日付)に対し、「国連総会前の9月開催について現在話し合っている。この目標が実現することを希望している」と述べた。

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ヘルマン・ファン・ロンパウ欧州理事会議長は、訪問先の南アフリカで「シリアにおいて軍事的解決はあり得ない。唯一の解決策は政治プロセスを前進させることだ」と述べた。

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ジョン・ケリー米国務長官がヨルダン北部のザアタリー・キャンプを訪問し、シリア人避難民6人と40分にわたり面談した。

『ハヤート』(7月19日付)などによると、この面談で、避難民は、国際社会の対応の悪さへの不満を露わにし、シリア領空に飛行禁止空域を設置するよう求めたという。

AFP, July 18, 2013、al-Hayat, July 19, 2013, July 20, 2013、Kull-na Shuraka’, July 18, 2013、Kurdonline,
July 18, 2013、Naharnet, July 18, 2013、al-Nahar, July 18, 2013、NNA, July
18, 2013、OTV, July 18, 2013、Reuters, July 18, 2013、Rihab News, July 18,
2013、SANA, July 18, 2013、UPI, July 18, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国やシャームの民のヌスラ戦線との戦闘の末ラアス・アイン市をほぼ制圧、民主統一党のムスリム共同党首を首班とする「西クルディスタン政府」が近く発足することが明らかに(2013年7月17日)

クルド民族主義勢力の動き

『ハヤート』(7月18日付)などによると、民主統一党人民防衛隊は、ハサカ県ラアス・アイン市で、イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする反体制武装集団を戦闘の末に放逐し、対トルコ国境の国境通行所を含む同市を「ほぼ完全に制圧」した。

また、クルドオンライン(7月17日付)によると、民主統一党人民防衛隊は、武装集団が拠点としていたラアス・アイン市内の穀物サイロも制圧した。

これに関して、民主統一党のサーリフ・ムスリム書記長は『ハヤート』(7月18日付)に「人民防衛隊の戦闘員は、過激なイスラーム主義武装集団の戦闘員に、別の地域に逃走する余地を与え、トルコ領内で戦闘が起きないようにした」と述べた。

一方、クルドオンライン(7月17日付)は、民主統一党人民防衛隊が制圧したラアス・アイン市内のイラク・シャーム・イスラーム国の拠点の一つ(マハッタ地区)からトルコ人のIDカード3枚が発見、押収されたと報じ、その写真を公開した。

同報道によると、ラアス・アイン市でのこれまでの戦闘でも、トルコ人1人が殺害されたほか、トルコの救急車両が目撃されているという。

またハサカ市サッド地区でもトルコ軍兵士の認識票が発見されたほか、アフリーン地方では、アル=カーイダの戦闘員がアサーイシュに対して、トルコ軍士官の支援を受けてシリアに入国していると証言していた、という。

Kurdonline, July 17, 2013
Kurdonline, July 17, 2013

なお、シリア人権監視団やクルド人活動家によると、ラアス・アイン市住民は、ラマダーン月に入ってからのイラク・シャーム・イスラーム国やシャームの民のヌスラ戦線の振る舞い(断食の強要、女性のヒジャーブ着用を強いるなど)に憤慨していた、という。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、民主統一党の複数の消息筋の話として、同党の主導のもと、西クルディスタン政府が近く樹立される、と報じた。

同消息筋によると、西クルディスタン政府は民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首を首班とし、以下のような閣僚から構成されるという。

首相:サーリフ・ムスリム(民主統一党党首)
副首相:スィーナム・ムハンマド(西クルディスタン人民議会議員)
外務大臣兼副首相:アブドゥルハミード・ダルウィーシュ(シリア・クルド進歩民主党書記長)
エネルギー石油資源大臣:ムハンマド・ムーサー(シリア・クルド左派党書記長)
財務投資大臣:ムハンマド・ファーリス(タイイ部族シャイフ)
法務移行期問題大臣:フアード・アリークー(シリア・クルド・イェキーティー党)
情報大臣:シーラザード・アーディル・ヤズィーディー(西クルディスタン人民議会報道官)
社会団結大臣:サーリフ・カッドゥー
内務大臣兼武装部隊司令官:アールダール・ハリール(大佐、西クルディスタン人民議会)

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、西クルディスタン自治政府樹立構想に関して、『ハヤート』(7月18日付)に、民主統一党が2007年に自治構想を提起、その後、同構想の内容に沿って、民主的変革諸勢力国民調整委員会と、住民へのサービス提供のための地方自治行政、経済、救済・支援、通商などについて協議したことを明らかにした。

またシリアのクルド民族主義政党が、7月11日にイラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で同構想について協議したとしたうえで、近くエルビル市で協議を再開すると述べた。

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シリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長は『ハヤート』(7月18日付)に、7月11日のイラク・クルディスタン地域スライマーニーヤ市でのクルド民族主義政党の会合で、民主統一党の代表者の提案を受け、「シリアのクルディスタンでの自治」について協議したと述べた。

ダルウィーシュ書記長によると、会合は、アームーダー市での民主統一党とシリア・クルド・イェキーティー党などとの対立によってもたらされた悪影響を解消することがめざされたとしたうえで、「いかなる自治の宣言も…一つの政党のみが行えば、大きな誤りとなるだろう」と述べた。

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西クルディスタン人民議会のシーラーザード・アーディル・ヤズィーディー報道官は『シャルク・アウサト』(7月17日付)に、同議会選挙の準備、暫定憲法草案の作成が進められていることを明らかにした。

シリア政府の動き

アサド大統領は2013年政令第255号および256号を発し、マアン・サラーフッディーンをクナイトラ県知事、タラール・バラーズィーをヒムス県知事に任命した。

クッルナー・シュラカー(7月17日付)によると、バラーズィー新知事は、ドバイを拠点とするビジネスマンで、ラーミー・マフルーフの資金のマネーロンダリングを担当している人物だという。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、テロ法廷が先週、ムハンマド・ハバシュ前人民議会議員を起訴した、と報じた。

ハバシュ前人民議会議員は現在、イスラーム研究センター(在ダマスカス)所長を務める。

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クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、タルトゥース港当局が7月17日17時より港湾施設を一時閉鎖すると発表した。

同報道によると、この措置は、ロシア船籍による武器搬入に伴う措置だという。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、『デイリー・テレグラフ』(7月17日付)に、デヴィッド・キャメロン英首相がシリアの反体制勢力への武器供与を断念したことにより「政府軍の殺戮に(自由シリア)軍を曝し、アル=カーイダによる反乱軍制圧への道を開く」と非難した。

イドリース参謀長はまた「西側の約束はもう消え去った。我々が殺されるよう放置するのか、とキャメロンに個人的に尋ねる機会もない…。西側の友人たちは何を期待しているのか?イランとヒズブッラーがシリア国民を皆殺しにすることを待っているのか?」と述べた。

さらに「西側がより穏健な武装集団への武器供与を拒否したことで、シリアの革命は過激集団の手に渡ってしまうだろう…。武器が供与されるはずの自由シリア軍は存在しなくなるだろう。なぜなら、イスラーム主義集団がすべてを制圧してしまうからだ。これは英国の国益にはならない」と強調した。

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シリアの有識者100人が共同声明を発表し、「シリアの独立、安全、領土の統一性をめざす多元的民主体制樹立のために戦う革命諸勢力への支持」、「シリアの愛国的決定の独自性の追及と、域内諸国の戦略的・宗派主義的紛争にシリアを曝すことへの拒否」、そして「バッシャール・アサドとその幹部の退任」を呼びかけた。

共同声明には、サーディク・ジャラール・アズム、ユースフ・アブダルキー、ヤースィーン・ハーッジ・サーリフ、ハイサム・ハッキー、ムハンマド・アリー・アタースィーらが在外の活動家が著名している。

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Elaph(7月17日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー議長を団長とする使節団が近くサウジアラビアを訪問し、執行委員会の発足など今後の戦略などについて協議する予定だと報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カナーキル村で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、子供を含む7人が死亡した。

またムウダミーヤト・シャーム市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、クッルナー・シュラカー(7月17日付)は、ザバダーニー市で反体制活動家6人が刑務所で拷問を受け、死亡したと報じた。

他方、SANA(7月17日付)によると、ドゥーマー市、アドラー市、フジャイラ村、ハラスター市、アルバイン市、バハーリーヤ農場、ザバダーニー市、ハーン・シャイフ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカナーキル村で反体制武装集団が車に爆弾を仕掛け爆破し、市民3人を殺害した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区、座ブラターニー地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマッザ区では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、11歳の子供が死亡、8歳の子供を含む2人が負傷した。

さらにファイハー・スポーツ・サロンにも迫撃砲弾が着弾した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で軍がバーブ・フード地区への再突入を試み、同地区などが砲撃を受けた。

またラスタン市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、ラスタン市、キースィーン市、アクラブ町、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市、ナワー市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、フラーク市、東ムライハ町、ブスラー・シャーム市、サフム・ジャウラーン村、シャジャラ町、ムザイリーブ町、シャブラク村、ナーフィア村、ナワー市、ティーラ市、ハマド丘、ヒルバト・スィニーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、交戦した。

この戦闘で、軍は、シャームの民のヌスラ戦線の「ダルアーのアミールの代理」と称されるヨルダン人のサミール・タワーイナらヨルダン人、サウジ人、リビア人、パレスチナ人戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ワディーヒー村、アレッポ中央刑務所周辺、ダイル・ハーフィル市、カブターン・ジャバル村で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

アレッポ市では、ハーリディーヤ地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月17日付)によると、アアザーズ市南部で、トルコから武器弾薬を運び込もうとしていた反体制武装集団の車列を軍が攻撃、複数の戦闘員を殺傷、車輌・武器弾薬を破壊した。

またカフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村・バービース村間の街道、カフルダーイル村、アターリブ市、ハーン・アサル村郊外、ムスリミーヤ街道で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、サーフール地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月17日付)によると、フワイズ市、ジャービリーヤ村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジューズィフ市、バサーミース市、ナビー・アイユーブ高地、マアッルバリート市、マアスラーン市、ナイラブ村周辺、アリーハー市・サラーキブ市間の街道、マアッラト・ヌウマーン市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月17日付)によると、イドリブ市郊外の煉瓦向上近くの軍拠点(カルミード軍事基地)を襲撃しようといた反体制武装集団を軍が撃退した。

またダーナー市、バサーミス市、ダイル・サンバル村、ハーン・スブル村、バーラ村、イブリーン村、マルイヤーン村、ハーッス村、アリーハー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の赤新月社地区、ラサーファ地区、ガリーバ村で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(7月17日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、タルナジャ市、ビイルアジャム市の郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月17日付)によると、ラビーア町、サーミヤ村、カラク村、ハーン・ジャウズ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

アラブ在外居住者世界機構のムハンマド・ディラール・ジャンムー政治交際関係局長が、サラファンド市(南部県サイダー郡)の自宅前で深夜、武装集団に暗殺された。

ジャンムー局長は親政権のシリア人政治活動家で、LBCI(7月17日付)によると、22発の銃弾を受けて、即死だったという。

諸外国の動き

ヨルダンの治安当局はシリアに不法入国しようとしたソマリア人12人を身柄拘束したと発表した。彼らの多くは妻と子供を連れていたという。

UPI(7月17日付)が報じた。

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国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はジュネーブで記者会見を開き、シリアでおよび周辺諸国で人道支援を行う73,000人の活動を支援するため約40億ドルが必要だと述べた。

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イランのハサン・ロウハーニー次期大統領は、シリアとイランの緊密な関係を通じて「シオニスト政体をはじめとする地域の敵」に対抗すると述べる一方、シリアが「現下の危機を克服するだろう」との書簡をアサド大統領に送った。

またロウハーニー次期大統領はヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長にも書簡を送り、対イスラエル闘争における「努力」を賞賛する一方、レバノンの国家の安定を支持するとの意思を表明した。

IRNA(7月17日付)が報じた。

AFP, July 17, 2013、The Daily Telegraph, July 17, 2013、Elaph, July 17, 2013、al-Hayat, July 18, 2013, July 19, 2013、IRNA, July 17, 2013、Kull-na Shuraka’, July
17, 2013、Kurdonline, July 17, 2013、Naharnet, July 17, 2013、Reuters, July
17, 2013、SANA, July 17, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 17, 2013、UPI, July 17, 2013などをもとに作成。

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自由シリア軍筋によってアル=カーイダがシリア北部でイスラーム国家樹立を宣言しようとしていることが明らかに、同組織は構想の実現に向けイドリブ県バーブ・ハワー市、ハーリム市の攻略を本格化(2013年7月16日)

反体制勢力の動き

『シャルク・アウサト』(7月16日付)は、自由シリア軍の指導者(匿名)が、アル=カーイダがシリア北部でイスラーム国家樹立を宣言しようとしていることを明らかにしたと報じた。

同報道によると、この計画は7月6日のイドリブ県ダーナー市での「自由シリア軍」とサラフィー主義武装集団の衝突で、後者の司令官ファーディー・カッシュとその弟が殺害されたことを受けて浮上、ラマダーン月1日(7月9日)からそのための作戦を開始、イドリブ県内の対トルコ国境に面するバーブ・ハワー市、ハーリム市の攻略を本格化したという。

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バッラー大隊はビデオ声明を出し、軍が突入したダマスカス県カーブーン区に戦闘員数十人を派遣したと発表した。

声明で同大隊は「ダマスカスのカーブーン区住民の要請に応じ、我々は同地区の包囲解除と民間人保護…同地に駐留する諸部隊支援のために援軍を派遣することを発表する…。カーブーンは東グータ地方の不可分の一部であり、同地区の陥落は東グータ全体の陥落に等しい」と主張した。

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シリア国内で活動するシリア人避難民救済委員会のムハンマド・ダルアーウィーを名のる調整官は『ハヤート』(7月17日付)に「対ヨルダン国境近くの道路が数日前から封鎖されている」としたうえで、ヨルダンに避難しようとしているシリア人数万人の「人権状況が悪化している」と述べた。

またヨルダン側も「タッル・シハーブ地方近くに多数の避難民が押し寄せてきた」ことを受け、違法に開設されていた国境通行所を閉鎖していると付言した。

ダルアーウィー調整官はヨルダンの複数の士官に電話で閉鎖の理由を尋ねたが、満足できる回答は得られなかったという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー(シリア民主主義者連合)は滞在先のパリでロイター通信(7月16日付)に、国内の反体制武装集団を再構成し、資金・武器供与を行うため、移行期政府に代えて、「執行評議会」(執行委員会)を結成する準備を行っていると語った。

キールーによると、「執行評議会」は10名のテクノクラートからなり、連立の指導部から独立した機関になるという。

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シリア国民評議会元事務局長のブルハーン・ガルユーンはフェイスブックで「シリア革命反体制勢力国民連立は、革命と国の行方を決定するうえで大きな比重を占めていない。最大の比重は、(反体制)武装組織と、アサド体制が安定しないことを国益とする支援国にある…。私見では、連立には、(反体制)武装組織の状況改善、組織化、統合、支援国との調整、動員、武器供与のレベル向上のために活用する以外には価値はない」と述べた。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(7月17日付)などによると、カーブーン区、バルザ区などで、軍と反体制武装集団の交戦が続き、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月16日付)によると、カーブーン区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバルザ区、マイダーン地区では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人を含む複数の市民が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市および同市周辺、ドゥーマー市周辺、ザバダーニー市などで、軍と反体制武装集が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月16日付)によると、ハラスター市、ダイル・サルマーン市、マルジュ・スルターン村、ハーミスィーヤ村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民4人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市に複数の迫撃砲弾が着弾し、子供1人が死亡、また反体制武装集団が同市内の中部および東部の検問所4カ所を制圧した。

これを受け、軍はナワー市への空爆を行った。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が15日に突入・制圧したカフターニーヤ町周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、この戦闘で反体制武装集団は軍の戦車4輌を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市および同市周辺で、軍と反体制武装集が交戦、軍が砲撃を加えた。

またクッルナー・シュラカー(7月16日付)によると、ハーン・アサル村での軍との戦闘で、クルド・アーザーディー大隊(別名アリー・シーシャーニー大隊)のジハード・シャアブー司令官が戦死した。

一方、SANA(7月16日付)によると、アルカミーヤ村、マンナグ航空基地周辺、マンナグ村、マンスーラ村、ハーン・アサル村、アレッポ中央刑務所周辺、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市のラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カルミード軍事基地周辺、ジャーズィル軍事基地周辺、アリーハー市などで、軍と反体制武装集の交戦が続く一方、反体制武装集団はアリーハー・アレッポ街道の検問所1カ所を制圧した。

一方、SANA(7月16日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市内で、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市で、民主統一党人民防衛隊がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、ヌスラ戦線戦闘員4人が死亡、3人が負傷した。

この戦闘で人民防衛隊は、ヌスラ戦線に拉致されていた隊員1人に釈放に成功、また同戦線が占拠していた政治治安部施設を制圧した。

一方、SANA(7月16日付)によると、タッル・アフマル村で、軍が反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、カアカーア旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境に近いフール市を軍が空爆した。

一方、SANA(7月16日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、工業地区、マリーイーヤ村で、軍と反体制武装集団が交戦し、ハドラー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月16日付)によると、ハウワーシュ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人旅団の戦闘員を殲滅した。

またサラミーヤ市では、反体制武装集団が道路に仕掛けた爆弾が爆発し、市民2人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザーラ市で、「ラマダーン休戦」の実施に尽力していた「地元和解委員会」のメンバー7人が人民諸委員会(自警団)によって殺害された。

殺害された「地元和解委員会」は退役士官2人、モスクのイマームらからなっていた。

その他の国内の動き

SANA(7月16日付)によると、ダマスカス郊外県のドゥーマー市、ハサカ県シャッダーディー市で、武装テロ集団の退去を求めるデモが発生し、多数の市民が参加した。

レバノンの動き

AFP(7月16日付)などによると、ベカーア県ザフラ郡の対シリア国境に位置するマスナア市の街道で爆弾が爆発し、シリアに向かっていたヒズブッラーの車列(2台)が被弾、2人が負傷した。

国連の動き

国連安保理で、オーストラリアとルクセンブルクの提案のもと「中東情勢」に関する会合が開かれ、人権関連団体およびシリア周辺諸国の代表が参加、シリア情勢への対応について協議した。

会合に参加したアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は「これほどの規模での避難民の流出は、約20年前のルワンダでの大虐殺以降見たことがなかった…。(シリアの)この危機は、我々が恐れていた以上のものになっており、人道面への悪影響は耐えがたい」と述べた。

またバレリー・アモス人道問題担当事務次長は「この危機は地域的だ」としたうえで「国際社会全体の継続的関与」が必要だと主張、国際社会に対して、シリア領内への「越境支援」を行うよう呼びかけた。

これに対して、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、現下の紛争状態が「テロとの戦い」だと述べ、「我々は世界全体に代わってタクフィール主義・原理主義的テロと戦っている」と主張、「テロリストを養っている国々にもテロはいずれ達するだろう」と警鐘を鳴らした。

また会合に提示された「約180万人」という避難民数の集計に関して「プロらしからぬ」かたちでなされたと批判した。

一方、レバノンのナウワーフ・サラーム国連代表は「レバノンのシリア人避難民の数が今年末までに122万9,000人に達することが見込まれる」と述べ、危機感を表明した。

諸外国の動き

パキスタンのターリバーン幹部で、同シューラー会議メンバーの一人はAFP(7月16日付)に対して、「ターリバーンに戦術上の何らの変化も生じていないし、シリアに部隊を派遣する決定も下されていない…。こうしたニュースは正しくない。我々には現地でより優れた目標がある。米国が指導するNATO軍が依然としてアフガニスタンに駐留しているからだ」と述べた。

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イラクの法治国家連立(ヌーリー・マーリキー代表)のイッザト・シャーバンダル議員は『ハヤート』(7月17日付)に「イラクは独立国であり、米国、イスラエルの命令を受けない。またシリアの反体制勢力への西側の武器供与に反対する権利がある。なぜなら、これらの武器の半分は、イラクに流れてくるからであり、こうした状況には自衛に対する断固たる姿勢が求められるからだ」と述べた。

またイラクからシリアへの武器兵站の空輸に関しては「武器流入を阻止する能力をイラクは持っていない」と述べた。

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イランのアッバース・アラクジー外務省報道官は、「我々は(シリアの反体制勢力に)完全休戦を実施し、武器を置き、シリア政府との交渉を始めることを忠告する…。軍事的解決はない。唯一の道は政府と真の反体制勢力による国民対話だ」と述べた。

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イスラエル軍報道官は、イスラエルが占領するゴラン高原南部の兵舎にシリアの武装集団が侵入し、軍パトロール部隊に発砲してきたと発表した。

同報道官によると、この兵舎は現在使用されておらず、イスラエル軍は武装集団に対して応戦した、という。

この交戦で死傷者が出たかについては明らかにしなかった。

AFP, July 16, 2013、al-Hayat, July 17, 2013, July 18, 2013、Kull-na Shuraka’, July 16, 2013、Kurdonline,
July 16, 2013、Naharnet, July 16, 2013、Reuters, July 16, 2013、SANA, July
16, 2013、al-Sharq al-Awsat, July 16, 2013、UPI, July 16, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県で民主統一党人民防衛隊とクルド戦線旅団が共同で管理する検問所の近くに迫撃砲弾が着弾、またシリア国内の携帯会社2社がトルコへの国際通話料を40倍に値上げ(2013年7月15日)

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(7月15日付)によると、モロッコの週刊紙『マー・ワラー・ハバル』などは、ファールーク・シャルア副大統領がモロッコへの「自主的亡命」をアサド大統領に進言し、拒否されていたと報じた。

同報道によると、シャルア副大統領は、シリア国内の治安状況の悪化に備えて、自身と家族がモロッコに「自由的亡命」することを進言、マーヒル・アサド准将から支持を受けたが、アサド大統領に反対されたのだという。

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SANA(7月15日付)は、アレッポ大学が、2009年に同大学がトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相に授与した名誉博士号を剥奪する決定を下した、と報じた。

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アサド大統領は、2013年政令第250号を発し、計画国際協力委員会のガッサーン・ハバシュ委員長(前駐日本シリア大使)を解任、ダマスカス大学経済学部教授のハマーム・ジャザーイリーを後任の委員長に任命した。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長はフェイスブックのページで声明を出し、「我々が活動する現状、状況はきわめて困難だ。我々に届くさまざまな支援は、各戦線での必要を大幅に下回っている」と発表した。

Kull-na Shuraka', July 15, 2013
Kull-na Shuraka’, July 15, 2013

イドリース参謀長はまた「高性能兵器は…各勢力に支給、戦線で使用され、絶大な成果をもたらした。しかしすべての戦線に支給するだけの量は届いていない。我々は新たな増援を得られるよう全力を尽くす…。我々が活動している状況が困難であることをみなに理解して欲しい」と述べた。

さらに「我々の体制との戦争は長く、厳しいもので、フェイスブックやスカイプのうえで行われているものではない…。現地情勢は困難で、ダマスカス、同郊外、ヒムス、同郊外で政府軍からの激しい圧力に曝されている。犯罪者体制が、ロシア、イランから無制限の支援を受け、ヒズブッラーの犯罪者、イラク、イラン、パキスタン、アフガニスタンの過激な傭兵と協力して戦っていることを、君たちは知っているはずだ」と強調した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、シリア軍がダマスカス県カーブーン区制圧のために、地区内に民間人を「人質」として閉じ込め、またその一部を「人間の盾」として利用している、と非難し、国連などに対して、民間人の救済を求めた。

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イスラーム旅団の広報局は声明を出し、ダマスカス県カーブーン区、バルザ区の戦闘に参戦すると発表した。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(7月16日付)などによると、シリア軍地上部隊がカーブーン区に突入した。

また、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月15日付)によると、アルカーブーン区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

またカーブーン区で迫撃砲弾が着弾し、市民24人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市などを軍が砲撃した。

また同監視団によると、カーラ市近くの軍検問所で、軍が子供を含む市民9人を「戦場処刑」したという。

一方、SANA(7月15日付)によると、ドゥーマー市、ハラスター市、バハーリーヤ市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区、ラスタン市などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月15日付)によると、ヒムス市カラービース地区、ワアル地区、クスール地区、マサービグ地区、バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、タルビーサ市、バイト・ハッジュー市、ラスタン市、ガジャル村、キースィーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カルミード軍事基地周辺、サラーキブ市・アリーハー市街道沿いの検問所、マアッルバリート市、ブサンクール村、バフタームーン市、不ルール市、イラーキーヤ市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月15日付)によると、ジスル・シュグール市とアリーハー市の間に位置するバクリード村、サンカラ村で、軍が反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安を回復した。

またブサンクール村周辺などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区を軍が空爆、民主統一党人民防衛隊とクルド戦線旅団が共同で管理する検問所の近くに迫撃砲弾が着弾した。

一方、SANA(7月15日付)によると、武器弾薬を搭載してトルコから侵入した車5台をアアザーズ市西部で軍が攻撃・破壊し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷した。

またフライターン市、ハーン・アサル村、カフルナーハー村、カフルハムラ村、アレッポ中央刑務所周辺などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにアレッポ市では、シャイフ・マクスード地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月15日付)によると、ダルアー市、ダーイル町、東ムライハ町、タファス市、サフム・ジャウラーン村、シャジャラ町、タスィール町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団の戦闘員や外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月15日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、工業地区、ジュバイラ地区、ブーカマール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月15日付)によると、フワイジャ村、カフルヌブーダ町で、軍がシャーム自由人大隊の拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月15日付)によると、カサーティル村、バイダー町、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、イエメン人、イラク人など外国戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア革命総合委員会によると、「自由シリア軍」が占領下のゴラン高原に面するカフターニーヤ町を制圧した。

レバノンの動き

レバノンのシリア人避難民問題担当局のハーリド・ムスタファー局長は、北部県ミンア郡にあるイルムッディーン病院が、院内の財政面の対立を受け、シリア人患者30人を強制的に退院させたと発表した。

30人はヒムス県クサイル市での戦闘で負傷したシリア人で、このほかにもレバノン人従業員とシリア人看護師複数名も病院を追放された。

30人は救急車で北部県トリポリ市のザフラー病院に転院させられたという。

イルムッディーン病院の従業員によると、強制退院は、入院費用の支払いの延滞や、同病院がシリア人の避難センターと化し、地元の住民の通院・治療が困難になっていたことが原因だったという。

国内のその他の動き

シリアの携帯電話会社のシリアテルとMTNは、外国への通話料の値上げを発表した。

うちトルコへの通話料は、1分間30SPから1,214SPに40倍の値上げとなった。

またレバノンへの通話料は、98SPから193SPに、ヨルダンへの通話料は185SPから587SPに値上げとなった。

このほかにも、UAE、エジプト、イラン、フランスへの通話料が値上げとなった。

諸外国の動き

『デイリー・テレグラフ』(7月15日付)などは、英国のデヴィッド・キャメロン首相が軍幹部(国家安全保障会議)からの反発・説得を受け、シリアの反体制勢力への武器供与を断念したと報じた。

同報道によると、軍幹部はキャメロン首相に対して、アサド政権が優勢を回復した現下において、軽火器、ミサイルを供与したとしても事態に変化はないと進言したのだという。

また、英国が供与する武器が穏健な反体制勢力ではなく、過激派の手に渡り、長期的に英国の安全保障を脅かす可能性が指摘される一方、飛行禁止空域の設定などの軍事介入が、英国を紛争に巻き込む危険性が強調されたという。

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ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「シリアへの支援に関して、我々は毎日定期的に議会と協議している…。オバマ大統領は反体制勢力の能力を支援するうえで、シリアへの我々の支援が重要だと考えている」と述べた。

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フランスのフランソワ・オランド大統領はパリで潘基文国連事務総長と会談した。

会談後の記者会見で、オランド大統領はジュネーブ2会議開催のためにすべてのことを行う必要があると述べた。

AFP, July 15, 2013、The Daily Telegraph, July 15, 2013、al-Hayat, July 16, 2013, July 17, 2013、Kull-na Shuraka’, July 15, 2013, July 18,
2013、Kurdonline, July 15, 2013、Naharnet, July 15, 2013、Reuters, July 15,
2013、SANA, July 15, 2013、The Times, July 15, 2013、UPI, July 15, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダン・ジハード主義潮流のシャラビー指導者いわく「サラフィー主義組織と自由シリア軍の世俗的な戦闘員の間の衝突は必然」、ネタニヤフ首相はCNNなどによって報じられたラタキア県に対する越境攻撃についてコメントを留保(2013年7月14日)

シリア政府の動き

Damas Post(7月13日付)は、アレッポ県での反体制武装集団掃討を指揮していたシリア軍作戦司令官のムハンマド・ハドゥール准将が治安委員長を解任され、ムルシド・ダーヒル少将が後任の司令官に任命された、と報じた。

またイサーム・ザフルッディーン准将が同作戦司令室司令官に任命された。

反体制勢力の動き

ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)は『ハヤート』(7月15日付)に「我々と自由シリア軍の世俗的な戦闘員との間で…方法の相違ゆえに最近武力衝突が起きた」と述べた。

シャラビーはまた「彼らが先に戦闘を始めた。我々の戦闘員が何度もこの軍に属す手先の標的となった。彼らはダマスカスの政府と通じている…。イスラーム主義戦闘員と世俗主義戦闘員の間にはヴィジョンや目的の違いがある。例えば、自由シリア軍は、世俗的な民主制を科そうとしているが…、ヌスラ戦線などのサラフィー主義戦闘組織は、アッラーの法を適用しようとしている。それゆえ、衝突の発生は必然的なのだ」と述べた。

さらに「自由シリア軍のなかには、体制を支持する者も多く、バアス党支配の汚れを浄化することをいまだに拒否している者もいる。この組織には、イスラーム的支配体制の採用を激しく拒否する者もいる」と指摘した。

一方、「ヨルダン当局はイスラーム主義者が(対シリア)国境を越え、シリアでの戦闘に参加することを阻止しようとしている。それゆえ、彼らはトルコ経由で潜入するようになった」と付言した。

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反体制活動家がフェイスブック(7月14日付)を通じて、声明を出し、エジプトの政変に倣ってタマッルド運動の結成を発表、アサド政権の打倒を呼びかけた。

同声明は、シリア革命反体制勢力国民連立とシリア国民評議会のメンバーに辞任を求めるとともに、「外国に依存していない愛国的な人々に移行期の指導を任せる」よう主張した。

国内の暴力

共和国護衛隊住宅ニュースネットワーク(7月14日付)は、国防省殉教者局の統計データによると、2011年以降のシリア軍の戦死者数は50,000人に達し、うち30,000人が地中海岸地域出身者である、と報じた。

同報道によると、タルトゥース県出身の軍人の死者数は13,440人、ラタキア県ジャブラ市が4,477人。

この数値には、反体制武装集団に拉致された士官、下士官約5,000人は含まれていないという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区を包囲する軍と反体制武装集団が激しく交戦、また軍が砲撃を加え、少なくとも13人が死亡した。

同監視団によると、カーブーン区では約700世帯が包囲され、地区内から避難できずにいるという。

一方、SANA(7月14日付)によると、軍が反体制武装集団が化学物質の製造・保管に使用していたアジトを発見した。

押収した化学物質の一部はサウジアラビア製だという。

またバルザ区、カーブーン区で、軍が反体制武装集団と交戦し、カースィユーン自由人大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市郊外、ザマルカー町、フジャイラ村、ダーライヤー市などに、軍が空爆・砲撃を行った。

一方、SANA(7月14日付)によると、ダーライヤー市、ハルブーン市、ドゥーマー市、アドラー市、カースィミーヤ市、ダイル・サルマーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、ファーティフ・ナースィル旅団(シャームの民のヌスラ戦線)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・アティーヤ市では、反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車で自爆テロを行い、複数の市民が死傷した。

この自爆テロに関して、クッルナー・シュラカー(7月15日付)は、警察署の近くで発生し、警察官7人が死亡、10人が負傷したと報じた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市内各所で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月14日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ワーディー・サーイフ地区、クスール地区、ダール・カビーラ村、タルビーサ市、バイト・ハッジュー市、南マシュジャル市、ラスタン市、アーミリーヤ市、バイト・キスワート市、ウユーン・フサイン市、キースィーン市、タドムル市南東部、フィッラ村、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタッルカラフ市郊外のザーラ村にある燃料中継貯蔵所を反体制武装集団が襲撃し、火災が発生した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月14日付)によると、タッル・カサービーン市、カフルヌブーダ町、ルマイラ村で、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線、マジュド旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村、バサーミス市、バーラ村、ブサンクール村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

また同監視団によると、マガーラ村、イブリーン村、バサーミス市、カフルナブル市、バーラ村などに対して軍が激しい砲撃・空爆を加え、女性8人、子供6人を含む29人が死亡した。

一方、SANA(7月14日付)によると、ムウタリム村、カフルヤーヤー市、マルイヤーン村、バルシューン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、マズィーン村が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月14日付)によると、シャムスィーヤ村、ズワイク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月14日付)によると、アルカミーヤ村、マンナグ航空基地周辺、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、サーフール地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月14日付)によると、カバージブ村、ダイル・ザウル市工業地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(7月14日付)によると、タッル・タイイブ村、タッル・ナスル村、ウワイナ村、ラフバ村、ハズナ村、バースィル・ダム近く、カラーマ市、シャッダーディー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月14日付)によると、ダルアー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

その他の国内の動き

SANA(7月14日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区で武装テロ集団の退去を求めるデモが発生し、市民数百人が参加した。

諸外国の動き

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエル軍がシリアのラタキア県を越境攻撃し、ロシア製のヤコント地対艦ミサイルを破壊したとのCNNの報道に関して、直接回答することを避けつつ、イスラエルの政策が「ヒズブッラーなどのテロ組織に大量破壊兵器が運び込まれることを阻止することを前提としている」と述べた。

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イスラエル軍報道官によると、シリア国内での軍と反体制武装集団の戦闘で発射されたと思われる迫撃砲弾1発が、占領下のゴラン高原に着弾した。

またシリア人負傷者2人をイスラエル領内の病院に搬送したことを明らかにした。

AFP, July 14, 2013、Damas Post, July 13, 2013、al-Hayat, July 15, 2013, July 16, 2013、Kull-na Shuraka’, July 14, 2013, July 15,
2013、Kurdonline, July 14, 2013、Naharnet, July 14, 2013、Reuters, July 14,
2013、SANA, July 14, 2013、UPI, July 14, 2013などをもとに作成。

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ラッカ県でイラク・シャーム・イスラーム国が地元評議会のメンバー22人全員を逮捕、2ヶ月前にアフガニスタン・ターリバーンの使節団が「ジハード支援」を目的としてシリアを訪問していたことが明らかに(2013年7月13日)

反体制勢力の動き

『ハヤート』(7月14日付)などによると、対トルコ国境に面するラッカ県タッル・アブヤド市で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が、地元評議会のメンバー22人全員を逮捕した。

同報道によると、評議会メンバー逮捕は、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が外国によって供与された発電設備をタッル・アブヤド経由でシリア領内に持ち込もうとしたことに評議会が反対したことがきっかけだったという。

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地元調整委員会は声明を出し、イドリブ県やラタキア県での自由シリア軍司令官殺害、ラッカ県タッル・アブヤド市の地元評議会メンバーの拘束などを行うイラク・シャーム・イスラーム国を批判、アサド政権に奉仕している、と指弾した。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、9日にアレッポ市ブスターン・カスル地区で起きた検問所開放を求める住民のデモ排除に関して、関与を否定する一方、シャリーア委員会に、政府支配地域からの食糧品などの搬入を行う検問所の監督を要請した。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、ハサカ県アームーダー市で民主統一党のアサーイシュが身柄拘束中だった活動家8人のうち7人を釈放した。

釈放されたのはシリア・クルド・イェキーティー党のムハンマド・ハイル・バンクー、同じくアブドゥッラー・アウジーら。

アブドゥッラー・タハウウビーは依然として身柄拘束中。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、アレッポ県の国家治安局政党課長のムハンマド・バシール・ダアブール中佐が離反し、トルコのガズィアンテップ市に避難したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、バルザ区に対して、軍が激しい砲撃・空爆を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市、ライーバ市、ムウダミーヤト・シャーム市、タッル市、ドゥーマー市、ドゥマイル市で、軍が砲撃を加え、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月13日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、リーハーン農場、アルバイン市、フジャイラ村、ダーライヤー市、ドゥマイル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ザーラ村に、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、ザーラ村、カルアト・ヒスン市、ヒムス市クスール地区、バーブ・フード地区、バイト・スワイス地区、マルワハ村、アッバースィーヤ村、ラスタン市、タルビーサ市、ヒルブナフサ村、ウユーン・フサイン市、キースィーン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市各所に、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月13日付)によると、ダルアー市国立病院周辺などで、軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒード旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のフルースィーヤ地区などで、軍が逮捕摘発活動を行った。

またサラミーヤ市の国際幹線道路で反体制武装集団が軍の車列を襲撃し、複数の兵士を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山に軍が砲撃を加えた。

また軍は、ブサンクール村などアレッポ・ラタキア街道各所を空爆、また反体制武装集団が制圧している検問所周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。これにより、反体制武装集団の戦闘員11人が死亡したという。

一方、SANA(7月13日付)によると、ビンニシュ市北東部で、軍が反体制武装集団を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイダーン地区、アシュラフィーヤ地区、バヤーヌーン町などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月13日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ダーラト・イッザ市、マンナグ航空基地周辺、タッル・リフアト市、ハーン・アサル村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、サラーフッディーン地区、スッカリー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、アレッポ市スライマーニーヤ地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、4人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ラサーファ地区、ハウィーカ地区、カバージブ村が軍の砲撃を受けた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市の第93旅団本部などが反体制武装集団の砲撃を受けた。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月13日付)によると、カーミシュリー市の軍住宅機構の警備員2人が頭を切断されるなどして殺害された。

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ラタキア県では、SANA(7月13日付)によると、ハーン・ジャウズ村、カサブ村、ドゥッラ村、ワーディー・シャイハーン村、カサーティル・シャムスィーヤ村、アティーマ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、パキスタン人など外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

CNN(7月13日付)は米高官3人からの情報として、イスラエル軍戦闘機が7月5日にラタキア県を空爆し、ロシア製のヤコント対艦ミサイルを破壊していた、と報じた。

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BBC(7月13日付)は、アフガニスタンのターリバーンの使節団が2ヶ月前に、シリアを訪問していたと報じた。

使節団は12人の専門家・戦闘員からなり、シリア国内での拠点の設置と「ジハード支援」を行うことが目的だったという。

ターリバーンのシリア本部調整役のムハンマド・アミーンは「ジハードへの参加を志願するパキスタン人数十人が、シリアでの反体制武装活動に参加するのを待っている。しかし、現時点で我々が得たアドバイスは、シリアには充分な戦闘員がいる、というものだった」と述べた。

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赤十字国際委員会は、人道支援配給のため、軍による制圧作戦本格化を受けて戦闘が激化しているヒムス県ヒムス市での「休戦」を呼びかけた。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は声明を出し、エジプト当局がシリア人に入国ビザの取得を義務づけたことに関して懸念を表明、難民としての受け入れを要請するすべてのシリア人を受け入れ、保護するよう求めた。

AFP, July 13, 2013、BBC, July 13, 2013、CNN, July 13, 2013、al-Hayat, July 14, 2013、Kull-na Shuraka’, July 13, 2013、Kurdonline, July 13, 2013、Naharnet, July 13, 2013、Reuters, July 13, 2013、SANA, July 13, 2013、UPI, July 13, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

最近になって自由シリア軍とイラク・シャーム・イスラーム国の間で対立が激化していると報告される一方、ヒムス県では軍が世界文化遺産カルアト・ヒスンを空爆、破壊する映像が確認される(2013年7月12日)

シリア政府の動き

DPI(7月11日付)は、シリアの複数の消息筋の話として、シリア国内で軍を支援しているとされるレバノンのヒズブッラー戦闘員やイラクの戦闘員約40,000人に国籍を付与する措置を始めたと報じた。

戦闘員らはシーア派で、ドゥルーズ派が多く住み、イスラエルに近いスワイダー県に主に居住しているという。

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ムハンマド・アナス・ムハンマド・シャーミー人民議会(アレッポ市、A部門、無所属)はフェイスブック(7月12日付)で、アレッポ市に対する軍の包囲に抗議して、議員資格を自ら停止する、と宣言した。

反体制勢力の動き

ロイター通信(7月12日付)によると、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、自由シリア軍とイラク・シャーム・イスラーム国の間で最近になって対立が激化していると述べた。

アブドゥッラフマーン代表によると、7月5日にはイドリブ県で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が自由シリア軍の司令官の首を切断して、殺害するなど、緊張が高まっているという。

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シリア・イスラーム解放戦線司令官でシャイフのアナス・アルヌートは、ロイター通信(7月12日付)に対して、「我々は彼ら(アラウィー派)の村、彼らの住居に集中せねばならない…。彼らのインフラに打撃を与えねばならない。彼らを安全に暮らしたままにしておいたら、何も変わらない。なぜなら彼らは体制の庇護のもとにあるからだ」と述べた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団、SANA(7月12日付)によると、アマーラ地区(タフリール広場近くのサーダート通り)に迫撃砲弾が3発着弾し、市民6人が死亡、数十人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、バルザ区、カーブーン区、ジャウバル区、アサーリー地区に対する軍の砲撃が激化し、カーブーン区では迫撃砲弾が着弾し、市民9人が死亡した。

さらに、ヤルムーク区では、カーブーン区にいたる検問所を制圧した反体制武装集団と軍が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市、アイン・タルマー村、バービッラー市などで、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月12日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、アドラー市、ムライハ市、ズィヤービーヤ町で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市内各所、ダーイル町、タスィール町、ワーディー・ヤルムークの村々で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

また、クッルナー・シュラカー(7月13日付)によると、県内の検問所を視察していた与党シリア民族社会党のサラーム・サアディーが乗っていた車が、反体制武装集団の襲撃を受け、サアディーが暗殺された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区、トゥルクマーン地区、ハーリディーヤ地区、ワルシャ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ダール・カビーラ村、カルアト・ヒスン市、ザーラ村、ハスラジーヤ村周辺、クマイリー村で、軍と反体制武装集団が交戦、また軍が空爆・砲撃を加え、複数人が死傷した。

うちカルアト・ヒスン市とタッルカラフ市郊外のザーラ村では、軍が空爆に先立って、住民に対して12日午前9時までに退去するよう通達し、砲撃の準備を行っていた。

またユーチューブなどに、UNESCO世界文化遺産のカルアト・ヒスン(クラック・デ・シュヴァリエ)を軍が空爆、破壊する映像(http://www.youtube.com/watch?v=QipF67RhX9Yなど)がアップされた。

一方、SANA(7月12日付)によると、ヒムス市のハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、ワルシャ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区、バイト・ハッジュー市、キースィーン市、ラスタン市、タルビーサ市、クマイリー村で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のクスール地区、ウライリーヤート地区、シャリーア地区、バーブ・クブラー地区、および同市郊外のアビー・フィダー地区、ダーヒヤ・シャヒード地区に軍が展開し、逮捕摘発活動を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフリーン市および同市周辺の村々が、ダイル・ジャマール地方の鉄塔を反体制武装集団が破壊したことで、停電に見舞われた。

アレッポ市では、アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、マンナグ航空基地周辺、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、旧市街で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の工業地区、航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月12日付)によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、工業地区、労働者住宅地区、ジュバイラ地区、マリーイーヤ村、マヤーディーン市で、軍が反体制武装集団と交戦、ユーフラテス殉教者大隊、ハック大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市の第93旅団本部に複数の迫撃砲弾が着弾した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市のシリア・アラブ航空事務所前の街道で、爆弾を仕掛けた車を爆発させようとしていた男を民主統一党人民防衛隊が殺害した。

また反体制武装集団が、カフターニーヤ市(クルド語名ディルベ・スピーイェ)郊外でクルド人2人を誘拐した。

レバノンの動き

LBCI(7月12日付)によると、シリアの反体制武装集団に参加して、シリア軍と戦っていたレバノンの北部県トリポリ市出身の男性1人が死亡、1人が負傷した、と報じた。

諸外国の動き

イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣がトルコを訪問、アフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、両国外相は、ラマダーン月の停戦を呼びかけた。

UPI(7月12日付)などが報じた。

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英国下院は、シリアの反体制勢力への武器供与に関して、内閣が議会に「事前に明確な同意」を得ることを義務づける決議案を114対1で可決した。

ロイター通信(7月12日付)が報じた。

AFP, July 12, 2013、al-Hayat, July 13, 2013、Kull-na Shuraka’, July 12, 2013, July 13, 2013、Kurdonline, July 12, 2013、LBCI, July 12, 2013、Naharnet, July 12, 2013、Reuters, July 12, 2013、SANA, July 12, 2013、UPI, July 12, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍参謀委員会のイドリース参謀長が最近供与が活発化した高性能兵器によって戦車90輌を破壊したことを明らかに、イラク・クルディスタン地域ではクルド民族主義政党6党がPUK政治局と会合を開き「合同移行機関」の発足について協議(2013年7月11日)

シリア政府の動き

バッシャール・アサド大統領はバアス党機関紙『バアス』(7月11日付)の単独インタビュー(http://www.albaath.news.sy/user/?id=1760&a=147399)に応じ、新地域指導部のもとでの党の政策方針などについて語った。

SANA, July 11, 2013
SANA, July 11, 2013

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り。

「危機が発生して以来、二つの理解の混同が見られる。第1に、(バアス)党が民衆から乖離してしまったというもの…、第2に、党員が党に反対するようになったというものだ。第1の理解に関して、民衆からの乖離はいかなるものであれ過ちであり、指導部の交代は常に、党を発展させることを目的としている。同時に、民衆からの乖離などあらゆる過ちを避けるのに、指導部交代は資するものである。他方、第2の理解に関して、バアス党最大の基盤と目されている労働者、農民、職人といった勤労者こそが、党に反旗を翻し、時にテロ活動を行ってきたとの一部の人々の主張は、現実に反している」。

「現在祖国を防衛しているのは、こうした勤労者階層、労働者や農民の子息である…。彼らの一部は軍に所属しているが、それ以外の大部分は、地元、とりわけ軍武装部隊への支援が必要とされている場所にいる」。

「つまりは、現在起きている紛争とは、無知なる者と意識の高い者との戦いであり、愛国者と手先の戦いであり、過激分子と穏健派の戦いなのだ。党員が党に反旗を翻したとの主張は、まったくもって不正確な言葉だ」。

「いかなる党幹部であれ…、これまでの過ちに対処しなければ、この幹部は処罰される。党指導部も、そのメンバーの役割分担に応じて処罰される。これこそが党中央委員会の真の役割だったが…、過去数年にわたってこうしたことは行われてこなかった」。

「党中央委員会会合において…、過ちが指摘されることさえなかった。処罰を科すこともなければ、過ちを解消するための真摯な提案もなかった。制度レベルで欠陥があったのであれば、我々みなが責任を負うことになる」。

「指導部が誤っていたとしたら、その責任を負わねばならない。これは指導部の活動を監督、評価、処罰することを基本的な任務とする中央委員会を経てなされるものだ。党内規にはそう規定されている。あるいは、中央委員会は、数日前に拡大会合を開いて、指導部全員の交代がなされたように、指導部メンバー個人、ないしは指導部全体の解任を提言することもできる」。

(世俗主義政党であるバアス党が、イランやヒズブッラーといった同盟者をいかに理解すべきかとの問いに関して)「私が(『サウラ』紙とのインタビューで)述べた政治的イスラーム、あるいは現在より一般的な概念として広まっているムスリム同胞団の類は、宗教を自らの狭量で身勝手な目的のために利用する集団で…、自らのために宗教を独占し、他者に背教宣告を行うような集団だ…。しかしこうしたことはイラン、ヒズブッラーには当てはまらない。なぜなら彼らは、そもそも宗教的、宗派的な時限で人々に接することはなく、愛国的、政治的な時限で接しているからだ」。

「つまり、自らの狭量な利益のために宗教を利用するものと、正当で合法的な大義を守るために宗教に依拠する者は区別されなければならない」。

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『ワタン・アラビー』(7月11日付)は、クルド政治筋の話として、アサド政権が6月、ハサカ県カーミシュリー市に使節団を派遣し、シリア・クルド国民評議会と「クルド問題の解決」の方途をめぐって交渉を行った、と報じた。

使節団はクルド人のムハンマド・ハイイル・ウースーほか3人からなっていたという。

なおこの交渉に関して、シリア・クルド国民評議会側は否定している。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長はアラビーヤ(7月11日付)に、最近入手した高性能兵器によって、シリア軍の戦車90輌を破壊したと述べた。

イドリース参謀長はまた「高性能兵器、通常兵器が充実すれば、バランスを変えることができる。我々が現在持っているものは、自分たちとその家族を守ることに資してはいる」と付言した。

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自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官はAFP(7月11日付)に「弾薬、カラシニコフ銃の銃弾、対戦車ミサイルが最近になって供給された…。(供給国は)EUでも、米国でもなく…、ミサイルはさほど大量ではないが…、政府軍戦車90輌以上と多数の検問所を破壊した」と述べた。

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ロイター通信(7月11日付)、アラビーヤ(7月11日付)は、離反士官のアスアド・ズウビー空軍士官の話として、反体制武装集団が最近、高性能兵器を供与され、アレッポ県などでの軍事バランスに明らかな変化が生じている、と報じた。

またシリア革命反体制勢力国民連立政治委員会メンバーのハーディー・バフラも、ヒムス市での戦況に関して、「アラブ諸国からの支援」によって、反体制武装集団が反撃に転じている、と述べた。

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アレッポ市のシャリーア委員会は声明を出し、ブスターン・カスル地区にあるカラージュ・ハジュズ検問所を開放し、政府が支配する同市西部に必需品を搬送するよう呼びかけた。

『ハヤート』(7月12日付)によると、同検問所は反体制武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員から明け渡され、10日に閉鎖されていた。

イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員は(シリア方言ではなく)アラビア語のフスハーを話していたという。

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スーマリーヤ・ニュース(7月11日付)は、複数のシリア人戦闘員が、アラブ人戦闘員とともに、イラクのサラーフッディーン県などに潜入、「ラマダーン襲撃」作戦の名のもと、自爆テロを行おうとしていると報じた。

同報道によると、これらの戦闘員は、イラク・イスラーム国を支援するために、シリアからイラクに潜入したという。

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ヨルダンのジハード主義潮流の指導者ムハンマド・シャラビー(アブー・サイヤーフ)はUPI(7月11日付)に「10人のメンバーがトルコを経由してシリア北部のアレッポ市に到達した…。トルコの同胞は…シリア政府と戦闘するため、国境を容易に通過させてくれた」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(7月16日付)は、イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市で、クルド民族主義政党6党がPUK政治局と会合を開き、西クルディスタン地域(シリア北東部)での「合同移行機関」(自治政府、自治議会)の発足について協議した、と報じた。

なおこれに関して、トルコのアラビア語サイト「トゥルキーヤ」(7月14日付)は、民主統一党がシリア北部での自治政府樹立の準備を進めていると報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、ブスターン・ディーワーン地区、ジャウラト・シヤーフ地区、サフサーファ地区、ハーリディーヤ地区、アクラマ地区、バアス大学周辺などに対して、軍が砲撃を続け、各所で反体制武装集団と交戦した。

同監視団によると、軍とともに、国防隊、ヒズブッラーの戦闘員が反体制武装集団と戦っているという。

一方、SANA(7月11日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお『ハヤート』(7月12日付)は、シリア政府に近い複数の消息筋の話として、ヒムス市での「戦闘の決着」は近いと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ地方のマシーク検問所で反体制武装集団が爆弾を積んだ車を爆発させ、軍の拠点を破壊、複数の兵士を殺傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナビー・ユーヌス地方、スーラース遺跡一帯で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月11日付)によると、ブルジュ・ザーヒー村、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アブー・バクル大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ラタキア県北部の山岳地帯(通称、トゥルウマーン山地方で、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員がイッズ・ブン・アブドゥッサラーム大隊(自由シリア軍)司令官で自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)メンバーのカマール・ハマーミー(アブー・バスィール・ジャブラーウィー)を殺害した。

ハマーミー司令官は、同地方にある大隊の検問所の撤去を試みたイラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員と交戦し、殺害されたという。

同検問所が位置する地域は、トルコとシリア各地を結ぶ兵站線上に位置する戦略拠点の一つだという。

『ハヤート』(7月13日付)などは、この暗殺に関して、シリアの反体制活動家らが「宣戦布告」だとサラフィー主義者への反発を強めたと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いアフリーン地方のバーシャムラ村に反体制武装集団が侵入し、女性1人を含むクルド人市民7人を逮捕、またアレッポ市からアフリーン市に向かっていたバスに乗っていた複数の市民を誘拐した。

アレッポ市のアシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、サブア・バフラート地区、サラーフッディーン地区、スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区で軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月11日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、アイン・ダクナ村、マンナグ村、ハーン・アサル村郊外、マンスーラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国が、イバードッラフマーン旅団司令官でシリア自由通信代表のジャースィム・アウワード氏を含む反体制活動家10人を釈放した。

10人は数週間前に身柄を拘束されていた。

なおラッカ市では、イラク・シャーム・イスラーム国が女性数十人を含む約1500人を逮捕拘束しているという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、軍がジスル・スィヤーサ地方を空爆、また同地方とハトラ村間の一帯を砲撃した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がイラク国境に近い部ジャーリーヤ村で軍と交戦し、同村を制圧した。

この戦闘で、国防隊兵士3人が死亡、12人が負傷したという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月11日付)によると、カッサーア地区、座ブラターニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がムウダミーヤト・シャーム市、ムライハ市、ザマルカー町、ドゥーマー市、ハラスター市などを空爆した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、アルバイン市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ダーライヤー市、カタナー市、ハーン・シャイフ・キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月11日付)によると、ダルアー市国立病院周辺、フラーク市、シャジャラ町、タファス市、シャブラク村、サフム・ジャウラーン村、タスィール町、ムサイフラ町などで、軍が反体制武装集団と交戦し、ヨルダン人、サウジ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月11日付)によると、タルナジャ市、ジュバーター・ハシャブ村、バイト・ジン市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団、シャーム自由人旅団戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月11日付)によると、ムウタリム村、ブサンクール村、バスタームーン市、マガーラ村、マアッラト・ヌウマーン市、ハーッス村、マルイヤーン村、カフルナジュド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内のその他の動き

「カフィー・カフィー(もうたくさんだ)運動」なる組織がクッルナー・シュラカー(7月11日付)を通じて声明を出し、シリア国内の治安、安定の回復、シリア社会のすべての成員の不和の解消を呼びかけた。

「カフィー・カフィー運動」はまた、ゴラン高原、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を含むシリアの完全統合を主唱している。

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SANA(7月11日付)は、アレッポ県のムハンマド・ワヒード・アッカード知事の話として、反体制武装集団の攻撃によって操業を中止していたアレッポ市のハムダーニーヤ・パン製造工場がパンの生産を再開したと報じた。

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AFP(7月11日付)は、アレッポ県マンビジュ市で、イラク・シャーム・イスラーム国のメンバーの退去を求めるデモが発生するなど、反体制勢力支配地域でサラフィー主義者の排斥を求める動きが強まっていると報じた。

こうしたデモには、民間人だけでなく、「自由シリア軍」の戦闘員が参加することもある、という。

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SANA(7月11日付)によると、ダマスカス県ヤルムーク区、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市で、「武装テロ集団」の退去を求めるデモが発生した。

レバノンの動き

ノルウェーのFafo研究基金がレバノンの900人を対象にシリア人避難民の流入に関する世論調査を行った。

同調査の主な結果は以下の通り:

52%が、シリア人避難民の流入によって、レバノンの治安、安定が脅かされると回答。
44%が、これ以上の避難民の流入を望まないと回答。
82%が、シリア人避難民によってレバノン人の雇用機会を奪い、賃金低下を招くと回答。
61%が、シリア人が隣人になることを心地よく思わないと回答。
67%が、シリア人と食事で同席したくないと回答。
82%が、家族にシリア人と結婚して欲しくないと回答。
90%以上が、シリアの紛争が、レバノン政府による統治能力や市民を保護する能力に悪影響を与えると回答。

AFP(7月11日付)が報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(7月12日付)は、フランス外交筋の話として、ローラン・ファビウス外務大臣とシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長で電話会談を行ったと報じた。

同報道によると、この電話会談で、ファビウス外務大臣は、「ラマダーン月の休戦」の可否に関して楽観視していないとしつつ、その実現をめざすべきだとの立場を示した。

またファビウス外務大臣は、ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班を辞任に関して、暫定政府の樹立をめざすのではなく、執行委員会を設置し「解放区」の行政を行うよう求めた、という。

AFP, July 11, 2013、Alarabia.net, July 11, 2013、al-Hayat, July 12, 2013, July 13, 2013、Kull-na Shuraka’, July 11, 2013, July 12,
2013, July 16, 2013、Kurdonline, July 11, 2013、Naharnet, July 11, 2013、Reuters,
July 11, 2013、SANA, July 11, 2013、al-Turkiya, July 14, 2013、UPI, July 11,
2013、al-Watan al-‘Arabi, July 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バアス党シリア地域指導部が第2回会合を開き新地域指導部各メンバーの担当部局(14ポスト)を新たに確定させるなか、ロシア外相がジュネーブ2会議への参加に消極的なジャルバー新議長を非難(2013年7月10日)

シリア政府の動き

反体制活動家のアブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領はアラビーヤ(7月10日付)に、8日に選出されたバアス党の新シリア地域指導部に関して、「兄弟で合意のうえ、マーヒル・アサドの影響力のもとに選出された」と批判した。

ハッダーム前副大統領は、ファールーク・シャルア副大統領の地域指導部退任に関して、アサド大統領が副大統領にジュネーブ2会議の使節団代表への就任を確約したとみられると述べた。

そのうえで、現体制内におけるシャルア副大統領の役割が終わった訳ではないと指摘、「シャルアの役割が終わったら、アサドは彼を解任するか、辞任を支持するはずだ」と付言した。

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クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、複数の活動家の話として、軍事情報局パレスチナ課がダマスカス郊外県で身柄拘束した女性活動家を戦場処刑している、と報じた。

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バアス党シリア地域指導部は第2回会合を開き、書記長、副書記長を除く新地域指導部各メンバーの担当部局を以下の通り確定した。

1. バッシャール・アサド:書記長
2. ヒラール・ヒラール:副書記長、財務経済局長
3. ファイルーズ・ムーサー:教育局長
4. マーリク・アリー:高等教育局長
5. ハラフ・ミフターフ:出版文化情報局長
6. アブドゥンナースィル・シャフィーウ:農民局長
7. アブドゥルムウティー・マシュラブ:組織局長
8. ラーカーン・シューフィー:組合局長
9. ユースフ・アフマド:地域組織局長
10. ムハンマド・シャアバーン・アッズーズ:労働者局長
11. アンマール・サーアーティー:青年局長
12. ワーイル・ハルキー(首相)
13. ムハンマド・ジハード・ラッハーム(人民議会議長)
14. イマード・ハミース(電力大臣)
15. ナジュム・アフマド(法務大臣)
16. フサイン・アルヌース(公共事業大臣)

『バアス』(7月11日付)、クッルナー・シュラカー(7月10日付)が報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は、エジプトへの再入国に際してカイロ国際空港で一時身柄拘束されたことに関して、アジア・ニュース通信(7月10日付)に「エジプトで起きている事態はシリア革命に影響を及ぼすだろうと言える。なぜならムハンマド・スィースィー国防大臣と彼の軍は、エジプト国民がシリア国民を支持しているにもかかわらず、シリア人に対して動員を試みている。こうしたことはこれまでに見られなかったことだ」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のワリード・サフール駐英代表(大使)は、サウジアラビア日刊紙『ウカーズ』(7月10日付)に、英国がジュネーブ2会議開催までは反体制勢力に武器を供与しないとの姿勢をとることで、反体制勢力の活動を抑制している、と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長はフェイスブック(7月10日付)でジュネーブ2会議に関して「反故となった。いつ開催されるかなど知らない。状況に応じて、いつ開催されるかは我々が決めることだ。ジュネーブに行くと我々が決定するとき、革命をめぐるバランスは非常に強力なものとなっていなければならない…。現地のパワー・バランスが今後6ヶ月で変わることを希望する。今後3ヶ月で変わるだろう。数年単位ではく、数ヶ月単位の話をしているのだ」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長に、反体制勢力の「解放区」に入り、調査を行うよう呼びかけた。

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クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、民主統一党消息筋の話として、6月28日付のアームーダー市(ハサカ県)でのデモ弾圧をめぐるクルド民族主義勢力内の対立激化を受け、民主統一党の使節2人がイラクのエルビル市でイラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領と会談、シリア情勢などについて協議した。

会談では、アサーイシュが拘束中のクルド人活動家らの処遇などが議題となったという。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区などで、軍と反体制武装集団が交戦、戸籍管理事務所ビルなど同地区内の複数の地点を軍が制圧したとの情報が流れた。

またヒムス市中心街にあるハーリド・ブン・ワーリド・モスクが砲撃を受け、煙をあげる映像がユーチューブなどを通じてアップされた。

軍による砲撃・空爆は、ヒムス市ワーディー・サーイフ地区、ハミーディーヤ地区、バーブ・トゥルクマーン地区などに対しても行われた。

一方、タッルカラフ市郊外のザーラ村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の兵士11人が死亡した。

他方、シャームプレス(7月10日付)によると、ヒムス市旧市街などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村、アレッポ市ラーシディーン地区、旧市街などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、ハーン・アサル村、フライターン市、アナダーン市、マンナグ村、マンスーラ村、アレッポ市ブスターン・カスル地区などで、軍が反体制武装集団と交戦、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ナフラ村、ムハムバル村などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(7月11日付)によると、対トルコ国境に位置するタッル・アブヤド市の地元評議会メンバーがイラク国境近くで逮捕され、所有していた発電機を没収されたと報じた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区フィラスティーン通りで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またシャッラーフ地区では、軍の迫撃砲が自動車に着弾し、乗っていた子供1人、女性4人の合わせて5人が死亡、複数人が負傷した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ミスラーバー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ザマーニーヤ市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シャームプレス(7月10日付)によると、フジャイラ村、バハーリーヤ市、ダイル・サルマーン市、ズブダイン市、ムライハ市、ハルブーン山、ハーン・シャイフ・キャンプなどで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またドゥーマー市で、シャームの民のヌスラ戦線を含む複数の反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって衝突し、戦闘員数十人が死亡したという。

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ダイル・ザウル県では、シャームプレス(7月10日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦、ジュンド・ラフマーン旅団、ユーフラテス・フィダーイーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シャームプレス(7月10日付)によると、ダルアー市、ムザイリーブ町、ジッリーン村、ナースィリーヤ村、サフム・ジャウラーン村、ジャムラ村、タファス市、ナワー市、ムハッジャ村、インヒル市で、軍が反体制武装集団と交戦、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シャームプレス(7月10日付)によると、ラビーア町、バイト・アワーン村、ドゥッラ村、シャムスィーヤ村、マアイティマ村で、軍が反体制武装集団と交戦、リビア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、カーミシュリー市とアレッポ市を結ぶ国際幹線道路と、タッル・ハミース市の街道で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の兵士4人が死亡、19人が負傷した。

シリア国内のその他の動き

クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、民主統一党が実効支配するシリア北西部の「クルド地域」(カーミシュリー市など)で、シリア・ポンドが1ドル300~310SP代に下落、これを受け食糧品などの物価が約2倍に急騰した、と報じた。

なお『ハヤート』(7月11日付)によると、ラマダーン月に入ったのを受けるかたちで、9日シリア・ポンドが1ドル325SPに下落、以降、1ドル300SP前後で推移している。

レバノンをめぐる動き

「第313旅団特殊任務」はフェイスブックで、ベイルート南部での爆弾テロ(9日)を実行したとする犯行声明を発表した。

声明で、第313旅団は「我々は何度も繰り返し、レバノンの「イランの党」(ヒズブッラー)にシリアに介入しないよう警告してきた…。ハサン・ナスルッラーの傭兵が参加することでヒムス市が曝されている激しい攻撃に対し、第313旅団特殊部隊は(ベイルート)南部郊外ビイル・アブド地区にあるヒズブッラーの治安拠点の一つを爆弾を搭載した車で攻撃した」と発表した。

また、この攻撃により「党(ヒズブッラー)の傭兵多数が死傷した」と主張した。

さらに「攻撃はこれが最初でもなければ最後でもない。イランの党は先月のザフレ郡クサーラ地方で誰が兵を襲ったのかをよく知っているはずだ。我々は、レバノンの党の拠点がどこにあっても攻撃する。このテロ組織の残党を追撃する」と付言した。

第313旅団は「アッラーの言葉を高めるためシリアで戦闘を行う独立軍事組織」を自称している。

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自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、AFP(7月10日付)に対して、「参謀委員会の立場は明白だ。民間人へのいかなるテロ行為にも反対しており、それを軍事行動とはみなさないというものだ」と述べ、ベイルート郊外での爆弾テロ(9日)への関与を否定した。

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イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は、ベイルート南部郊外での9日の爆弾テロに関して、「ヒズブッラーの干渉を受け、シリアの内戦がレバノンに波及している…。(爆弾テロは)レバノン国内のシーア派とスンナ派の闘争だ」と述べ、イスラエルの関与を否定、ヒズブッラーと対立するレバノン国内の勢力(サラフィー主義者)の犯行だと推定した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでのベラルーシ外相との記者会見で「もし我々がこの論理に従えば、いかなる大会の開催も成功しない…。西側諸国は反体制派を無条件でジュネーブ大会に出席させると誓約した」と述べ、ジュネーブ2会議への参加に消極的なシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長を非難した。

また米国による反体制組織への武器供与に関して「彼ら(反体制勢力)はすでに様々な種類の兵器を充分入手しており、これらの兵器を実際に使用している」と述べた。

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英議会諜報委員会は年次報告を出し、そのなかで「アル=カーイダとつながりがある過激派がアサド政権の武器庫からサリンガス、VXガス、リシン、マスタード・ガスを手に入れたら、大災難だ」と懸念を表明した。

また「アル=カーイダのメンバーとシリアで個別に戦うジハード主義者は現在、英国と西側にとって最大の新たなテロ脅威となっている」と強調、「アサド政権が崩壊すれば、(化学兵器の)拡散が大いに懸念される」と警鐘を鳴らした。

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ロンドンに本社があるパン・アラブ日刊紙『クドス・アラビー』(7月10日付)は、社説で、アブドゥルバーリー・アドワーン編集長が近く退任することを明らかにした。

退任の理由には触れられてない。

アドワーン氏(63歳)は1989年以来、編集長を務めてきた。

AFP, July 10, 2013、Alarabia.net, July 10, 2013、al-Ba’th, July 11, 2013、Champress, July 10, 2013、al-Hayat, July 11, 2013、Kull-na Shuraka’, July 10, 2013, July 11, 2013、Kurdonline,
July 10, 2013、Naharnet, July 10, 2013、Reuters, July 10, 2013、SANA, July
10, 2013、al-‘Ukaz, July 10, 2013、UPI, July 10, 2013などをもとに作成。

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ラタキア県内でロシア製の地対艦ミサイルが格納されていた兵舎にミサイルが着弾するも自由シリア軍参謀委員会は犯行を否定、アフリーン地方の複数村では人民防衛隊が自由シリア軍と交戦(2013年7月9日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、ラマダーン月に合わせて2013年政令第45号を発し、関税法違反者(罰金刑)に対する恩赦を実施すると発表した。

SANA(7月9日付)が報じた。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)報道官のカースィム・サアドッディーン大佐は、7月5日未明、ラタキア港に近い海軍兵舎が攻撃されたと発表しつつ、「自由シリア軍が攻撃したのではない」と述べ、外国軍の関与を示唆した。ロイター通信(7月10日付)が報じた。

この兵舎には、2013年6月にロシアからシリア海軍に供与された地対艦ミサイルが格納されていた、という。

サアドッディーン大佐はまた『ハヤート』(7月10日付)に対して、ラタキア港への攻撃が地中海上からの長距離ミサイルによる可能性が高く、「自由シリア軍が得た情報は、地域の同盟国の結論と合致する」と述べた。

これに関連して、シリア人権監視団は「ラタキア市東部のサーミヤ村に近くで発生した爆発は、正規軍の大隊本部近くの武器庫の爆発だと判明した」と発表していた。

またマナール・チャンネルも、シリア軍消息筋の話として「サーミヤ村の軍兵舎の一つに若干のミサイルが着弾して爆発した…。攻撃は海上、ないしは敵機から軍の兵舎に対するものだ」と報じていた。

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サウジアラビア紙『ワタン』(7月8日付)は、「自由シリア軍」に所属する大隊司令官の話として、武器・弾薬不足を補いつつ政府軍に対抗するため「自爆ベルト」、「自爆部隊」を駆使した戦術的計画を策定した、と報じた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国の戦闘員が、反体制活動家でジャーナリストのムハンマド・ヌール・マタル氏を県庁ビル前で逮捕した。

逮捕前、マタル氏は「座り込みデモを行おうとしていた女性1人と一緒にいた」という。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区に対して軍が砲撃を加える一方、ティシュリーン地区、タダームン区、ヤルムーク区で軍と反体制武装集団が交戦、ヤルムーク区の軍検問所を反体制武装集団が制圧したとの情報が流れた。

一方、SANA(7月9日付)によると、ジャウバル区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の掃討を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアッバースィーイーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市、ザマルカー町、サイイダ・ザイナブ町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月9日付)によると、フジャイル市、ハラスター市郊外、バハーリーヤ市周辺、ハルブーン市などで、軍が反体制武装集団の掃討を続け、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市で反体制武装集団が車に発砲、市民1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のビラール・モスク周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、ワーディー・ヤルムークの村々を軍が砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市各所に対する軍の包囲作戦にヒズブッラーの戦闘員が参加するなか、軍が各所への空爆・砲撃を継続した。

攻撃はクスール地区、ハーリド・ブン・ワリード・モスク周辺、バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区、旧市街などに集中したという。

またカフルラーハー市でも、軍が車を攻撃し、2人を殺害した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ナアーミヤ村、サダド村、カルアト・ヒスン市、西タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村、ナイラブ航空基地周辺、アレッポ市サラーフッディーン地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またトルコ国境に近いアフリーン地方のバーシャムラ村、クワンディー村では、民主統一党人民防衛隊が反体制武装集団(自由シリア軍)と交戦した。

戦闘は、反体制武装集団がクワンディー村の人民防衛隊の拠点を襲撃したことで発生、反体制武装集団の戦闘員6人が死亡した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ハーン・アサル村、ブアイディーン市、カフルダーイル村、アナダーン市、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ラーシディーン地区、アーミリーヤ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市中心街、シャイフ・ヤースィーン地区、クーリーヤ市近郊のアイン・アリー地域に対して、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月9日付)によると、マヤーディーン市郊外、ダイル・ザウル市工業地区、労働者住宅地区、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市・ラッカ市間の街道で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムーハサン市とブーライル村の反体制武装集団どうしが略奪品の分配をめぐって衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山の村々を軍が空爆した。

一方、SANA(7月9日付)によると、軍がカフルルーマー村、ヒーシュ村近郊のサワーミウ地域および周辺の山間部で反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安を回復した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(7月9日付)によると、カーミシュリー市南部の農村が軍の無差別砲撃に曝された。

国内のその他の動き

シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区の住民がデモを行い、政府軍が支配するマシャーリファ地区との間に設置された反体制武装集団の検問所を開放し、シリア政府が支配する地域への食糧品の受け入れを許可するよう求めた。

ユーチューブ(7月9日付)にアップされた映像によると、デモには若者数十人が参加、「国民は包囲解除を望む」とシュプレコールを上げ抗議行動を行っていたが、まもなく小銃を携帯し黒いシャツを着た反体制武装集団と思われる男性4人が表れ、デモを強制排除した。

レバノンの動き

ベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)のビイル・アブド地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民53人が負傷した。死者は出なかった。

NNA(7月9日付)などによると、イスラーム協力ショッピング・センター近くの駐車場で発生した。

ヒズブッラーのアリー・アンマール議員は、マナール・チャンネル(7月9日付)に対して、爆弾テロが「イスラエルの指紋がついている」と断じ、犯行が米国・イスラエルの支持者による者だと主張した。

マルワーン・シルビル法務大臣は、爆弾テロに関して「スンナ派とシーア派の対立を作り出そうとする試み」と非難した。

諸外国の動き

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は記者団に対して、シリアの反体制勢力が3月19日にアレッポ市近郊でサリンガスを使用した証拠をロシアは持っていると述べた。

チュルキン国連大使は「ロシアの専門家が攻撃地点のサンプルを回収、潘基文事務総長に証拠を提出した」と述べた。

これに対して、ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は「こうした(ロシアの)断定を支持する証拠は今のところないと思う」と述べ、ロシアの主張に反論した。

AFP(7月9日付)が報じた。

なお同様の応酬は、「シリア政府が化学兵器を使用した」と断定する米英仏と、「証拠がない」と否定するロシアの間で散々行われてきた。

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ロイター通信(7月9日付)は、米国家安全保障局に近い消息筋の話として、米国議会内の複数の委員会が、バラク・オバマ政権によるシリアの反体制勢力への武器供与計画を中止させたと報じた。

同報道によると「これらの武器が現地の戦闘を決着させないまま、イスラーム主義武装集団の手に渡ることを恐れた」動きだという。

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エジプト外務省のバドル・アブドゥルアーティー報道官は、エジプトへの入国を希望するシリア人に対して事前にビザ取得を求める決定を下したと発表した。

同報道官によると、この決定は「エジプトの現状に関わる」措置で、シリア人の安全を守ることが目的で、「シリア革命への原則支持というエジプトの姿勢に影響はない」という。

『ハヤート』(7月9, 10日付)によると、この措置を受け、カイロ国際空港は8日には189人のシリア人の入国を拒否、また9日には、ダマスカス・カイロ便に乗っていたシリア人200人とベイルート・カイロ便に乗っていたシリア人76人の入国を拒否した。

さらにカイロ国際空港はシリア・アラブ航空などの旅客機の着陸を禁じ、シリア(ラタキア県バースィル・アサド国際空港)への帰還を要請した、という。

一方、同紙によると、カイロには、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ、リヤード・サイフ、ハイサム・マーリフら著名な反体制指導者が活動拠点を構えている。

このうちマーリフは、正規の入国ビザを取得していなかったため、空港で2時間にわたって留め置かれたという。

AFP, July 9, 2013、al-Hayat, July 10, 2013, July 11, 2013、Kull-na Shuraka’, July 9, 2013、Kurdonline,
July 9, 2013、Naharnet, July 9, 2013、NNA, July 9, 2013、Reuters, July 9,
2013、SANA, July 9, 2013、UPI, July 9, 2013、al-Watan (Riyad), July 8, 2013などをもとに作成。

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バアス党中央委員会がダマスカスで拡大会合を開き新シリア地域指導部を選出、アサド大統領は書記長に留任(2013年7月8日)

シリア政府の動き

シリアのバアス党(アラブ社会主義バアス党シリア地域)の中央委員会はダマスカスで拡大会合を開いた。

SANA, July 8, 2013
SANA, July 8, 2013

会合には地域指導部、中央委員会メンバーなど300人が出席した。マナーフ・トゥラース、ナウワーフ・ファーリスら離反者は出席しなかった。

議長を務めたアサド大統領(シリア地域指導部書記長)は「シリア国民が曝されている戦争、最近の情勢、アラブ世界、国際社会の対応に関する政治的分析的報告」を行うとともに、現段階における党の役割を提言した。

アサド大統領はこの報告のなかで、党および党員の活動への自己批判を通じて、積極的側面の伸長と消極的側面の克服を訴えるとともに、国民との関係深化のために党指導部と人民基盤を結びつけるチャンネルの拡充の必要を強調した。

また今後の党活動における最優先事項として、人民諸組織、職業諸組合を通じた国民統合の強化をあげた。

党組織に関しては、上意下達の徹底、国家機関への適材の登用の必要を強調した。

アサド大統領の報告後、質疑応答が行われた。

その後、中央委員会は、新シリア地域指導部を選出して閉幕した。

新指導部メンバーは以下の通り。

1. バッシャール・アサド:1965年、ダマスカス県生まれ、大統領
2. ワーイル・ハルキー:1964年、ダルアー県生まれ、首相
3. ムハンマド・ジハード・ラッハーム:1954年、ダマスカス県生まれ、人民議会議長
4. アンマール・サーアーティー:1967年、ダマスカス県生まれ、人民議会議員、バアス党中央委員会メンバー、シリア国民学生連合総裁
5. イマード・ハミース:1961年、ダマスカス郊外県生まれ、電力大臣
6. ムハンマド・シャアバーン・アッズーズ:1953年、アレッポ県生まれ、労働者総連合総裁
7. ヒラール・ヒラール:1966年生まれ、アレッポ支部指導部書記長
8. アブドゥンナースィル・シャフィーウ:1956年、ハマー県生まれ、バアス党ハマー支部指導部前書記長
9. アブドゥルムウティー・マシュラブ:1953年、ヒムス県生まれ、人民議会議員(書記)、バアス党ヒムス指導部メンバー
10. ファイルーズ・ムーサー:1961年、ヒムス県生まれ、バアス党バアス大学支部書記長
11. ラーカーン・シューフィー:1957年生まれ、スワイダー県生まれ、バアス党スワイダー支部書記長
12. ユースフ・アフマド:1947年、アレッポ県生まれ、在エジプト・シリア大使
13. ナジュム・アフマド:1969年、アレッポ県生まれ、法務大臣
14. ハラフ・ミフターフ:1955年、ラッカ県生まれ、バアス党ラッカ支部指導部メンバー、情報省次官
15. フサイン・アルヌース:1953年、イドリブ県生まれ、公共事業大臣
16. マーリク・アリー:1956年、タルトゥース県生まれ、クナイトラ県知事

15人中、アサド大統領とラッハーム人民議会議長を除く13人は新人で、地域指導部内の担当部局は不明。

ファールーク・シャルア副大統領ら旧メンバー13人は退任した(改選前のシリア地域指導部メンバーはhttp://www.tufs.ac.jp/ts/personal/aljabal/biladalsham/syria/bath_rc/2012_07.htmを参照のこと)。

また中央委員会拡大会合閉幕後、新地域指導部は第1回会合を開き、ヒラール・ヒラールを地域指導部副書記長に任命した。

書記長にはアサド大統領が留任した。

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シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、シリア政府が、化学兵器使用に関する国連調査団のアキ・セルストロム団長とアンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表に対して、化学兵器使用に関する問題を協議するためにダマスカスを訪問するよう招聘した、と述べた。

ジャアファリー国連代表は「我々はキーン女史とセルストロム博士がシリアの高官と建設的な交渉を行い、(調査団の)の任務、しくみ、スケジュールに関して合意に達することができると信頼している」と述べた。

また「バーニヤース市でシリアの当局は危険な化学物質が入った281もの樽を発見した」と述べ、反体制武装集団による化学兵器使用を疑った。

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クッルナー・シュラカー(7月9日付)は、法務省内の信頼できる複数の消息筋の話として、アフマド・ナジュム法務大臣がダマスカス県第一検事長に対して書面で、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長をテロ煽動、武器資金供与容疑(死刑求刑)でテロ法廷に起訴するよう指示した、と報じた。

反体制勢力の動き

ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班は、イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会で組閣を辞退、連立がこれを正式に受理した。

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『ハヤート』(7月9日付)によると、ムスタファー・サッバーグ前事務局長は、議長選挙落選を受け、シリア・ムスリム同胞団のメンバーら30人の代表メンバーとともに「無所属決定ブロック」を結成した。

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ロイター通信(7月8日付)は、シリア国内の反体制武装集団に、中国製、クロアチア製の高性能対戦車ミサイル(RPG-6など)、対空ミサイル(RPG-22など)が供与されたと報じた。

同報道によると、高性能兵器を供与しているのはサウジアラビアで、トルコやヨルダンの空輸を経由して、シリア領内に陸路で搬入、西側諸国がそれを支援していると思われる。

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ダルアー県軍事作戦司令室に解任されたダルアー軍事評議会のアフマド・ファフド・ニウマ議長(大佐)が声明を出し、自身が自由シリア軍参謀委員会によって議長職を務めていたと反論した。

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クッルナー・シュラカー(7月8日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国の名で武装解除を呼びかけるビラが配布されたと報じた。

ビラには「金曜日に武器を携帯するすべての者へ、今日の晩までにイラク・シャーム・イスラーム国の本部に進んで武器を引き渡すこと。さもなくば暴君の処遇を受けよう。備えあれば憂いなし」と書かれていたという。

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SANA(7月8日付)によると、ヒムス県のタッル・シュール村、ラビーア町、がースィビーヤ村、タンバ村、マシャーヒダ村で、約350人の指名手配者(反体制活動家)が関係当局に出頭し、武器を引き渡した。

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国内で活動する反体制組織の民主的変革諸勢力国民調整委員会はダマスカスで執行部会合を開き、国内外の情勢への対応を協議した。

会合後に発表された声明で、調整委員会は「シリア危機のすべての関係当事者にジュネーブ2会議開催の前にいかなる障害物も置かないよう呼びかける。なぜなら紛争継続、軍事的決着、現地でのパワー・バランス変更の検討は、現下の破壊、包囲、殺戮を踏まえるともはや有用ではないからである。ここかしこの地域をいずれかの陣営が制圧したとしても、政治的な結果が変わることはなく、危機を悪化させるだけだ」と述べ、アサド政権、「自由シリア軍」、シリア革命反体制勢力国民連立を暗に批判した。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区に対して、軍が総攻撃を続け、同地区の約20%と同地区東部の住宅地区11ブロックを完全制圧した。

ハーリディーヤ地区の35~40%では、依然として軍と反体制武装集団の交戦が続いているという。

一方、SANA(7月8日付)によると、ヒムス市アクラマ地区で爆弾が仕掛けられた車2台が連続して爆発し、市民4人が死亡、女性・子供を含む約40人が負傷した。

また、SANA(7月8日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団、リジャールッラー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アウラム・ジャウズ市、ムハムバル村で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月8日付)によると、タッル・スルターン村、カフルシャラーヤー市、ブサンクール村、マアッラト・ヌウマーン市、バサーミス市、マルイヤーン村、バーラ村、カフルルーマー村、ラスム・アービド市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市郊外、クワイリス航空基地周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

またアレッポ市のブスターン・バーシャー地区、サラーフッディーン地区、アシュラフィーヤ地区、旧市街などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月8日付)によると、タッル・リフアト市、ハーン・アサル村、フライターン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市ではラーシディーン地区、ダウワール・ブアイディーン、シャッアール地区などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区の国際幹線道路で複数回の爆発音が聞こえ、ジャウバル区で軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月8日付)によると、カフルスーサ区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が負傷した。

またジスル・ライース下のガレージでも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民3人が負傷した。

さらにウルード地区でも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民3人が負傷した。

このほか、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が、ダマスカス国際空港街道、ダーヒヤ・アサド市を迫撃砲で攻撃した。

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一方、SANA(7月8日付)によると、リーハーン農場、ドゥーマー市、フジャイラ村、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月8日付)によると、フバイト村、ハウワーシュ村で、軍がアッツ=シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃・破壊し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月8日付)によると、ムアイティマ村、シャムスィーヤ村、ダッラ村で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊し、サウジ人ら複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(7月8日付)によると、タイバ町で、軍が反体制武装集団の拠点を攻撃・破壊し、サウジ人、リビア人ら複数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月8日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムーハサン市では、略奪品の分配をめぐって反体制武装集団どうしが衝突、複数の戦闘員が死傷した。

レバノンの動き

AFP(7月7日付)は、シリア領(ヒムス県)から発射されたロケット弾2発がベカーア県ヘルメル郡ヘルメル市に着弾した。死傷者は出なかった。

諸外国の動き

マーティン・デンプスィー米陸軍参謀長は、CNN(7月8日付)にシリアの紛争が、レバノン、イラクなどといった周辺諸国を巻き込んだ問題に発展していることへの懸念を表明する一方、「スンナ派とシーア派の紛争」としての様相を帯びていると宣伝した。

また「10年は続く地域全体の問題だということを理解しなければ、我々は間違いを犯すことになるだろう」と述べた。

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ロシア外務省は声明を出し、最新兵兵器の入手に固執したシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長のロイター通信(7月7日付)での発言に関して「今のところ期待に応じておらず、連立が危機の政治的解決にいたろうとしているのかという点で多くの疑問を呈している」と批判した。

しかし声明は「ロシアは、シリアの破壊的紛争停止のために連立の新指導部と連絡をとる用意がある」と付言した。

AFP, July 8, 2013、al-Hayat, July 9, 2013, July 10, 2013、Kull-na Shuraka’, July 8, 2013, July 9, 2013、Kurdonline,
July 8, 2013、Naharnet, July 8, 2013、Reuters, July 8, 2013、SANA, July 8,
2013、UPI, July 8, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会が政治委員会のメンバー計19人を選出するなか、同委員会のジャルバー新議長は反体制勢力の劣勢を理由にアサド政権との対話を拒否、ジュネーブ2に参加しない意思を示す(2013年7月7日)

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長は、自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長と会談した。

『ハヤート』(7月8日付)などによると、会談は「シリア国内」で行われたとのことだが、詳細な場所は明らかにされなかった。

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イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会は、選挙に政治委員会の定数を11人から19人に8増させ、そのメンバーを選出した。

政治委員会には、議長、副議長(2人)、事務局長、そして15人のメンバーから構成される。

新政治委員会メンバーの氏名は以下の通り:

1. アフマド・アースィー・ジャルバー議長(シリア民主主義者連合、民主ブロック)
2. ムハンマド・ファールーク・タイフール副議長(シリア・ムスリム同胞団)
3. スハイル・アタースィー副議長
4. サーリム・ムスラト
5. バドル・ジャームース事務局長
6. ルワイユ・サーフィー(シリア国民評議会)
7. アブドゥルバースィト・スィーダー(シリア国民評議会前事務局長)
8. ムワッファク・ニールビーヤ(市民権潮流)
9. ミシェル・キールー(シリア民主主義者連合代表、民主ブロック)
10. カマール・ルブワーニー(シリア民主主義者連合)
11. ハーディー・バフラ
12. アナス・アブダ
13. ファーイズ・サーラ(シリア民主主義者連合)
14. ムナー・ムスタファー
15. ザカリヤー・サッカール
16. ナズィール・ハキーム
17. アクラム・アッサーフ
18. ムンズィル・マーフース(駐フランス代表)
19. アフマド・ラマダーン(シリア国民評議会)

また総合委員会は、ガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班の進退をめぐって集中審議を行った。

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シリア革命反体制勢力国民連立のズィヤード・アブー・ハムダーンは『グムフーリーヤ』(7月7日付)に、「ムハンマド・ムルスィー大統領の退陣はシリアの同胞団にも影響を及ぼすだろう」と述べた。

またアブー・ハムダーンは、カタールのハマド・ビン・ジャースィム首長退位によって、「シリア・ファイルがドーハからリヤードの手に移ったかのようだ」と述べ、タミーム首長のもとでのカタールの外交政策が「慎重になり、これまでのように強硬ではなくなった」と指摘した。

さらに「言われている通り、シリア国民連立議長への(アフマド・アースィー)ジャルバーの就任をサウジは支持していた。しかしこれは悪いことではない。なぜなら、サウジアラビアは地域において影響力があるからだ…。革命の目標の達成と政権交代のための支援なら、サウジによるものであれ、カタールによるものであれ、我々は歓迎する」と付言した。

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シリア・ムスリム同胞団はツイッター(7月7日付)を通じて声明を出し、米国およびEUに対して、自由シリア軍への武器供与を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・アースィー・ジャルバー新議長は、ロイター通信(7月7日付)に対して「この状況下でジュネーブに行くことは不可能だ。ジュネーブに行くことを検討するのなら、現地で強者とならねばならない。しかし我々の現状はというと、弱者だ」と述べ、反体制勢力の劣勢を理由にアサド政権との対話を拒否した。

また自身を後援するサウジアラビアがカタールに代わって反体制勢力支援を主導するようになっていることに関して「我々はこの方向に向かっている。事態は以前より良くなっている。これらの武器(サウジアラビアからの武器)はシリアにまもなく届くだろう」と述べた。

そのうえで「シリア国民支援は軍事的側面と人道的側面によって保障される。それが私の優先事項だ。先端兵器と中距離兵器を自由シリア軍と解放区に供与するために活動する」と強調し、ラマダーン月(7月9日~)であってもアサド政権との停戦に応じる意思はないと述べた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ハミーディーヤ地区などを軍が砲撃し、両地区などで反体制武装集団と交戦した。

シリア人権監視団によると、軍の攻撃により、ヒムス市ハーリディーヤ地区の60%から70%が全壊、ないしは半壊したという。

一方、SANA(7月7日付)によると、タドムル市郊外のタイバ村、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市郊外で旅客バスが反体制武装集団によって襲撃され、市民1人が死亡、複数が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市などに軍が砲撃を加え、ダーライヤー市、フジャイラ村、ハジャル・アスワド市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、軍がフジャイラ村ウカイラ地区で反体制武装集団の浄化を完了、同地区の治安を回復した。

またザマルカー町、アルバイン市、ハラスター市、バハーリーヤ市、ダイル・サルマーン市、ズィヤービーヤ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、ヤルムーク区が軍の砲撃・空爆を受け、バルザ区では軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カンスフラ村、ブサンクール村などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月7日付)によると、シュグル市、ジャーヌーディーヤ町、スッカリーヤ町、アルバイーン山、ラーミー村、ジャウバート市、ナフリーヤ市、アーファス市、ダイル・サンバル村、マアッラト・ニウマーン市、イフスィム町、マガーラ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイサルーン地区に迫撃砲弾複数発が着弾、またサブウ・バフラート地区の学校で爆発が発生した。

またザフラー町などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、シリア人権監視団は、アレッポ中央刑務所を包囲する軍と、イラク・シャーム・イスラーム国、シャーム自由人大隊が交戦し、収監者6人が死亡したと発表した。

同監視団によると、4月以来軍によって包囲されている刑務所の人道衛生状況は劣悪を極め、約120人いるとされる収監者らはネコや鳥を食べて飢えをしのいでいる、という。

他方、SANA(7月7日付)によると、アレッポ中央刑務所にマーリア・イスラーム戦線を名のる武装集団が突撃を試みたが、軍によって撃退された。

またヌッブル市、ザフラー町では、住民の協力のもと、軍が反体制武装集団を撃退し、チェチェン人を含む複数の戦闘員を殺害した。

さらにアレッポ市では、シャイフ・ヒドル地区、スライマーニーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、サラーフッディーン地区、サーリヒーン地区、アシュラフィーヤ地区、マンスーラ村、カフルダーイル村、ダフラ・カルア村、ヒルバト・アンダーン村、マンナグ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市を軍が空爆した。

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ハマー県では、SANA(7月7日付)によると、カフルヌブーダ町、カルアト・マディーク町、ハウワーシュ丘、カサービーヤ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線などの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

イラク・シャーム・イスラーム国は声明を出し、エジプトでの政変に関して「イスラーム国は、権利の獲得が力によってのみなされることを改めて知り、投票箱ではなく弾薬庫を選んだ」と発表した。

また「不正の撤廃と変革は、剣によってのみなされる。ホテル(ファナーディク)ではなく、塹壕(ハナーディク)において交渉することを強く主張する」と付言した。

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米国務省は、シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会によるアフマド・アースィー・ジャルバー新議長選出を受けて声明を出し、新議長との協力の意思を示すとともに、反体制勢力に統合を呼びかけた。

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フランス外務省報道官は、シリア革命反体制勢力国民連立によるアフマド・アースィー・ジャルバー新議長選出を歓迎し、「自由で民主的なシリア建設のための政治的解決にいたるため、連立と協力を続ける」と表明した。

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『ハヤート』(7月8日付)は、カタール外務省高官の話として、シリア革命反体制勢力国民連立の議長らの選出を「民主的方法」を評価し、新議長との協力の意思を示すとともに、新指導のもとにすべての反体制勢力が結集するよう呼びかけた、と報じた。

AFP, July 7, 2013、al-Hayat, July 8, 2013、al-Jumhuriya, July 7, 2013、Kull-na Shuraka’, July 7, 2013, July 8, 2013、Kurdonline,
July 7, 2013、Naharnet, July 7, 2013、Reuters, July 7, 2013、SANA, July 7,
2013、UPI, July 7, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立の新議長はサウジアラビアが後援するジャルバー氏に、イドリブ県ではイドリブ自由青年連合が「アル=カーイダとつながりがある」反体制武装集団と交戦(2013年7月6日)

シリア政府の動き

アサド大統領は、アルジェリアの政治、メディア、研究関係者からなる青年使節団(アブドゥルマジード・ハーミディー団長)とダマスカスで会談した。

SANA, July 6, 2013
SANA, July 6, 2013

SANA(7月6日付)が報じた。

反体制勢力の動き

イスタンブールで開催中のシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会(定数114人)は、正副議長、事務局長の選挙を実施し、シリア民主主義者連合(民主ブロック、22人)のアフマド・アースィー・ジャルバー氏を新議長に選出した。

議長選挙には以下6人が立候補し、投票は5、6日の2日に分けて行われた。

ジョルジュ・サブラー暫定議長(シリア国民評議会事務局長)
ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会元事務局長)
アフマド・アースィー・ジャルバー
ムスタファー・サッバーグ事務局長
ルワイユ・サーフィー(イスラーム主義者)
ズィヤード・アブー・ハムダーン

初日の第1回投票では、ジャルバーが49票、サッバーグが46票、サーフィーが10票、アブー・ハムダーンが2票を獲得、過半数を獲得した立候補者がいなかったため、決選投票の実施が決定された。

2日目に行われた決選投票では、ジャルバーが55票、サッバーグが52票を獲得し、ジャルバーの当選が決まった。

ジャルバーには、民主ブロックのほか、自由シリア軍ブロック(15人)、世俗派ら投票したという。

ジャルバーは、1969年、ハサカ県カーミシュリー市生まれ。シャンマル部族のシャイフの一人。

なお、地元評議会ブロック(14人)を代表するサッバーグは、議長職の落選により、事務局長職も失った。

クッルナー・シュラカー(7月5日付)によると、ジャルバーはサウジアラビアが、サッバーグはカタールがそれぞれ後援していた。

al-Hayat, July 7, 2013
al-Hayat, July 7, 2013

一方、副議長選挙には、以下の4人が立候補した。

スハイル・アタースィー副議長
ムハンマド・ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)
サーリム・ムスラト
ワースィル・シャマーリー

投票により、アタースィーは副議長に再選(76票獲得)、またタイフールが新副議長に選出された。

事務局長選挙には、以下の3人が立候補した。

ウンス・アブダ(公正建設党党首)
バドル・ジャームース
ハーディー・バフラ

第1回投票では、アブダが49票、ジャームースが42票、バフラが18票を獲得、決選投票で、ジャームースが54票を獲得して、新事務局長に当選した。

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クッルナー・シュラカー(7月6日付)によると、ミシェル・キールーが代表を務めるシリア民主フォーラムが事務局、政治局の選挙を行い、キールーが政治局メンバーから落選した。

同報道によると、選挙は3日にわたって行われ、新政治局には、リーム・ファルハ、サミール・イータ、マズィン・ガリーバが当選したという。

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シリア・ムスリム同胞団のムハンマド・リヤード・シャカファ最高監督者は、DPI(7月6日付)に対して、エジプトの政変を「軍事支配に再び戻ることは間違いで…、不安定をもたらす危険がある」と述べた。

また「我々シリアの同胞団は、アサド体制が崩壊後、民主的で自由な選挙を実施することをみなと合意しており、いかなる結果をも受け入れる…。たとえ共産党が勝ってもだ」と強調した。

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ヒムス県議会(反体制勢力の自治評議会の一つ)メンバーで反体制活動家のワースィフ・シャマーリーは、AFP(7月6日付)に対して、「シリア軍、ヒズブッラー、イランが行う猛攻撃に抗議する一方、国際社会が何もしない状況を踏まえ、(シリア革命反体制勢力国民連立への)参加資格を停止する」と発表、シリア革命反体制勢力国民連立に抗議の姿勢を示した。

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ダルアー県軍事作戦司令室は、ダルアー軍事評議会のアフマド・ファフド・ニウマ議長(大佐)を解任し、革命法廷に起訴することを決定した。

解任の理由に関して、作戦司令室は「革命家の隊列に継続的に亀裂をもたらそうと活動し、彼らの間に内乱をもたらし、彼らどうしの戦闘を煽動した」と発表した。

またニウマ議長のこうした行動ゆえに「ヒルバト・ガザーラ町とムライハ市(ダマスカス区外県が陥落」し、さらに「ハウラーン(地方)にとどまり、革命家たちとともに戦闘に参加することを拒否し、アンマンのホテルに拠点を構えた」と非難した。

『ハヤート』(7月8日付)などが報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アサーリー地区、カーブーン区周辺、バルザ区、ヤルムーク区、マイダーン地区、ナフル・イーシャ地区、南部環状道路沿いに軍が空爆・砲撃を行う一方、カダム区ブール・サイード地区に突入しようとした軍と反体制武装集団が交戦した。

またザブラターニー地区で、軍と反体制武装集団が交戦したという。

一方、SANA(7月6日付)によると、軍がカーブーン区で反体制武装集団の掃討を完了し、同地区の治安を回復した。

またバルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市、ザマルカー町などに、軍が空爆を行った。

一方、SANA(7月6日付)によると、軍がサイイダ・ザイナブ町の避難民キャンプ北西部で反体制武装集団の掃討を完了し、同地の治安を回復した。

またフジャイラ村、ハラスター市郊外、ドゥーマー市郊外、ザマルカー町、アルバイン市、バハーリーヤ市郊外、タッル市郊外、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、第15旅団基地近くの軍拠点を反体制武装集団が砲撃、またスィヒム・ジャウラーン市、ジーザ町などを軍が砲撃した。

一方、SANA(7月6日付)によると、ジャースィム市内の反体制武装集団のアジト(爆弾製造所)で爆発が起き、戦闘員10人が死亡した。

またジーザ町、西ガーリヤ村、ヌアイマ村、(東)カラク村、ムサイフラ町、サフワ村、ブスラー・シャーム市、サフワ・カムフ市、ハイト村、シャジャラ町、スィヒム・ジャウラーン市、ダルアー市内各所で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区など各所が、軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月6日付)によると、ヒムス市ワアル地区、カラービース地区、クスール地区、ワルシャ地区、バーブ・スィバーア地区、バーブ・フード地区、タドムル市、キースィーン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、AFP(7月6日付)は、レバノンのベカーア県バアルベック郡マシュルーウ・カーアに面するシリア領内の国境地帯にシリア軍が土塁の建設・増強を始めたと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マアーッラト・アルティーク村で爆弾が仕掛けられた車が爆発(自爆)し、軍の兵士複数名が死傷した。

またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区、ハムダーニーヤ地区、タッル・リフアト市などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月6日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、ムスリミーヤ・アレッポ街道沿い、アレッポ・イドリブ街道沿い、マンナグ村、マンナグ軍時飛行場周辺、カフルダーイル村、ワディーヒー村、フライターン市、カースティールー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市ガザル地区の学校近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、軍の兵士2人が死亡、複数が負傷した。

これに関して、SANA(7月6日付)は、ハサカ市ガザル地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、5人が負傷したと報じた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ムハムバル村、マアッラト・ヌウマーン市、ラファキーヤ村、シャッターン村、サルジャ村、サンガラ市、イーナーター市、カムルミード市、アブー・ズバイル市、シャジャラ・イラーキーヤ市、バフタームーン市、ハディーディーヤ市、ブサンクール村、イフスィム町で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、イドリブ自由青年連合を名のる武装集団は、「アル=カーイダとつながりがある」反体制武装集団とダーナー市で交戦し、数十人の戦闘員を殺傷、拘束したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、「デモに発砲したイラク・シャーム・イスラーム国に抗議するかたちで戦闘が発生したとしたうえで、イスラーム旅団の司令官を含む2人の首を切断された遺体が発見された、と発表した。

しかしイドリブ県の活動家によると、この戦闘は「デモであったというよりは権力闘争だった」と証言した。

他方、SANA(7月6日付)によると、マジャース市、アブー・ズフール市、マサーキン市、ブワイティー市、カフルルーマー村、バーラ村、イブリーン村、バルシューン市、マガーラ村、バルユーン・ラーミー村、カフルシャラーヤー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサラーキブ市では、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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タルトゥース県では、SANA(7月6日付)によると、バーニヤース市郊外の農場にある反体制武装集団のアジトで、取引が禁じられてる大量の化学物質を関係当局が発見・押収した。

押収されたのは、ポリエチレングリコール79缶、モノエチレングリコール67缶、モノエタノールアミン25缶、ジエタノールアミン68缶、トリエタノールアミン42缶。

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ラタキア県では、SANA(7月6日付)によると、上ズワイク村、ダイル・ハンナー村、ワーディー・シャイハーン村、カンダースィーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、チェチェン人など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月6日付)によると、ガーブ地方で軍がシャームの民のヌスラ戦線メンバーの拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

諸外国の動き

オーストラリアとルクセンブルグが国連安保理に共同提出していたヒムス市への人道支援に関する決議案に対して、ロシアは「二重基準」だと指摘、軍が包囲するヒムス市だけでなく、反体制武装集団が包囲する他の都市にも人道支援を行うべきだと主張、決議案を拒否する姿勢を明示した。

AFP(7月6日付)が報じた。

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AFP(7月6日付)によると、シリア国内で2月前に失踪したドイツ人3人のうちの2人が遺体で発見されたとドイツ外務省が発表した。

ドイツ外務省は2人の身元については明らかにしなかったが、5月中旬にイドリブ県で誘拐されたグリューンヘルメ(Gruenhelme、緑のヘルメット)の3人のうちの2人だと思われる。

AFP, July 6, 2013、DPI, July 6, 2013、al-Hayat, July 6, 2013, July 7, 2013, July 8, 2013、Kull-na Shuraka’, July 5, 2013,
July 6, 2013, July 7, 2013、Kurdonline, July 6, 2013、Naharnet, July 6, 2013、Reuters,
July 6, 2013、SANA, July 6, 2013、UPI, July 6, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍参謀委員会副司令官が「ヒムス陥落は時間の問題」としつつ自軍の窮地を訴える、民主統一党のアサーイシュが西クルディスタン人民議会とシリア・クルド国民評議会の地元評議会の交渉を受け6月27日のデモで逮捕していた人々を釈放(2013年7月5日)

反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、反体制勢力が制圧する各地区で「大隊よ、注意し、目覚めよ」金曜日と銘打ってデモが行われ、反体制武装集団の統合、アサド政権打倒が呼びかけられた。

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ザマーン・ワスル(7月5日付)は、自由シリア軍参謀委員会副司令官でヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐が、ヒムス市の人口の約30%を占めるアラウィー派とシーア派が「ヒムス市周辺の道路網を完全に掌握し…、兵站路は完全に包囲されており、武器を入れることが困難になっている」と述べたと伝えた。

ハッスーン大佐はまた「ヒムス市周辺には、レバノンからの兵站線を確保しているヒズブッラー、イランからの兵站線を確保しているアブー・ファドル・アッバース旅団がおり、ヒムス陥落は時間の問題だ」と付言した。

さらに「話題になっているのとは異なり、我々のもとに高性能兵器は届いていない…。我々を支援している国々は例外なく、条件付きで武器を供与しているだけだ。つまり、彼らはこの武器は特定の部隊に届けられねばならない、と言っているようなものだ。こうした部隊の代理人がやって来て、武器を受け取ってしまうこともある…。我々のもとには20%程度の武器が届いているだけだ」と主張した。

そのうえで「我々が保持する武器はきわめて乏しい。一戦線を武装するには不十分だ。一方、一部の部隊は必要以上の武器を持っていて、武器を供与する国々が要請しない限り戦闘に参加しない部隊もある。このことをクサイル市での戦闘で目の当たりにした。あるアラブの国が支援する部隊の一つは、その国の要請がなかったために、クサイルの戦闘に参加することを拒んだのだ。彼らが戦闘に参加していれば、クサイルは陥落しなかった」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連、シリアの友などに対して、軍が包囲するダルアーとヒムスへの人道回廊を設置し、「民間人を防衛するに充分な力を革命家に支援するべく緊急に行動」するよう呼びかけた。

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クッルナー・シュラカー(7月5日付)は、西クルディスタン人民議会とシリア・クルド国民評議会の地元評議会の交渉を受け、ハサカ県アームーダー市で、民主統一党のアサーイシュが6月27日のデモで逮捕した15人を釈放したと報じた。

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自由シリア軍参謀委員会は、シリア国内情勢に関する報告書をシリア革命反体制勢力国民連立総合委員会会合(4日からイスタンブールで開催)に提出、一部地域の「軍事化」への警鐘を鳴らした。

『ハヤート』(7月6日付)が報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市の旧市街、ハーリディーヤ地区など各所で、軍、国防隊がヒズブッラーの支援を受けて、反体制武装集団と交戦、また軍が砲撃・空爆を行った。

なお『ハヤート』(7月6日付)は、反体制武装集団司令官の話として、ヒムス市内(全14地区)には5月以来4,000人の戦闘員が籠城していると報じた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ハッバート地方、ヒムス市ジャウラ・シヤーフ地区、クスール地区、ワーディー・サーイフ地区、カラム・シムシム地区、ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、カラービース地区、ハウラ地方、カフルラーヤー市、タッルドゥー市、ラスタン市、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍がアレッポ市アシュラフィーヤ地区への突入を試み、反体制武装集団が交戦した。

またハイダリーヤ地区を軍が砲撃する一方、ラーシディーン地区で反体制武装集団が軍戦車を破壊した。

このほか、ハーン・アサル市で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月5日付)によると、ハーン・アサル市、マンナグ村、マンスーラ村、マーイル町、カフルハムラ村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市ではラーシディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市シュハダー地区を軍が空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のシャウラ検問所、同市近くの高台の軍拠点などを反体制武装集団が襲撃し、戦車1輌、装甲車2輌を破壊した。

またマルバイーヤ市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、ハウィーカ地区、工業地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またカナージブ市の街道で、反体制武装集団が旅客バスを襲撃、市民2人が死亡、複数が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ナビー・アイユーブ市、ジューズィフ市、バーラ村、イーナーター市、バルシューン市、マアッラト・ニウマーン市を軍が砲撃・空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアリーハ市・アウラム・ジャウズ市間の街道沿いの検問所を砲撃した。

また反体制武装集団はブサンクール村の検問所でシリア軍の戦車を破壊する映像を公開した。

一方、SANA(7月5日付)によると、カフルハーヤー村、カフルシャラーヤー市、マジュダリヤー村、バルシューン市、アブー・ズフル市、イドリブ中央刑務所周辺、カフルルーマー村、カフルナブル市、ビンニシュ市、マガーラ村、マルイヤーン村、ムウタリム村、サースィム市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダーナー市では、シャームの民のヌスラ戦線と反体制武装集団が衝突し、戦闘員14人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サーミヤ村にある軍の弾薬庫が爆発した。

複数の活動家によると、この爆発は、反体制武装集団の砲撃の直後に起きた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で反体制武装集団が軍の戦車1輌を破壊した。

またマイダーン地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

このほか、カーブーン区では、軍の砲撃によって負傷していたジャーナリスト1人が死亡した。

一方、SANA(7月5日付)によると、マイダーン地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、子供3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ町周辺、ハジャル・アスワド市で軍と反体制武装集団が交戦し、ダーライヤー市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(7月5日付)によると、アフマディーヤ市、ザマーニーヤ市、ダイル・サルマーン市、リーハーン農場、ドゥーマー市郊外、ズィヤービーヤ町、アドラー市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャバーター・ハシャブ市、タルナジャ市、アジュラフ村、マシャーイラ村、マアルバ町などに軍が砲撃を加えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ナワー市、ジーザ町、ブスラー・シャーム市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月5日付)によると、ダーイル町、タファス市、ムザイリーブ町、ヤードゥーダ村、ナーフィア村、シャジャラ町、スィヒム・ジャウラーン市、ダルアー市、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

レバノンの動き

レバノンの声(7月5日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡ナビー・シート村、フドル村で、「自由シリア軍」とヒズブッラーの戦闘員が交戦した。

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LBCI(7月5日付)は、南部県サイダー郡アブラー市のサラフィー主義指導者アフマド・アスィールは、アブラー市脱出後、整形し、シリア国内に潜伏している(未確認情報)と報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(7月6日付)によると、FAOとWFPは5~6月にかけてシリア国内で現地調査を行い、小麦生産量が紛争前の40%に落ち込むなど、紛争により農業が深刻な打撃を被っているとの報告書を作成した。

AFP, July 5, 2013、al-Hayat, July 6, 2013、Kull-na Shuraka’, July 5, 2013、Kurdonline, July 5, 2013、Naharnet,
July 5, 2013、Reuters, July 5, 2013、SANA, July 5, 2013、UPI, July 5, 2013、Zaman
al-Wasl, July 5, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立がイスタンブールで2日間の予定で総合委員会会合を開催、アラブ部族連合を名のる組織が「ハサカ県での民主統一党による国防隊兵士2人の暗殺」を非難(2013年7月4日)

シリア政府の動き

『サウラ』(7月4日付)は、創刊50周年を記念して、アサド大統領への単独インタビューを行い、その全文を掲載した(http://thawra.alwehda.gov.sy/_View_news2.asp?FileName=63241515720130704021727)。

SANA, July 4, 2013
SANA, July 4, 2013

インタビュー記事におけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「植民地主義がシリアから出ていったときも、我々を解放したまま出ていくことなかった。植民地主義は別の方法で我々を支配するために出ていっただけであり、その方法とは、様々な新たな手段を必要とした。そうした手段のなかで最も重要なのが、分裂をもたらすような内乱を発生させることだ」。

「最も危険な真の分裂とは、アイデンティティの分裂だ。我々はみな一つのくに暮らすが、さまざまなアイデンティティを持ってしまっている。このことは一つの祖国だと我々が思っている場所に、分断された複数の祖国が存在してしまっているということを意味する…。植民地主義は、互いを拒絶するような隔絶された集団を作り出すことに一定程度成功を収めたのだ」。

「現在、結果として見ることができるこの(社会の)亀裂は、ムスリム同胞団の成長とともに生じた。独立後、シリアを含む多くのアラブ諸国において同胞団が悪しき役割を果たすことで、この亀裂は強まってしまった。彼らこそがウルーバ(アラブ性)とイスラーム教の間に根本的な亀裂を作り出し、イスラーム主義者の祖国と民族主義者の祖国という二つの祖国を作り出した」。

「我々は今日、『サウラ(革命)』紙創刊50就任を迎えた。私は当初から、今シリアで起きていることは革命ではない、と言ってきた…。真の革命は純粋に国内だけの革命でなければならず、外国とは一切関係がないはずだ…。しかし、シリアで起きていることは当初から、外的要因が顕著だった。彼らはそれを隠そうとしたが、今日それはきわめて明らかになっている。我々はシリアでああすべきだ、ああすべきでないといった多く声明が外国から発せられているのを耳にする」。

「アラブ本来のアイデンティティとは、社会的、文化的、政治的、そして宗教的に穏健なアイデンティティである…。外国がこのアイデンティティを、矛盾した二つの方向に引き裂こうすることで作り出されたのが…宗教的過激主義と西側に執着しようとする過激主義なのだ。これらはいずれもアイデンティティを破壊し、この破壊がシリアなどでの混乱をもたらしたのである」。

「シリアに敵対的な西側諸国の敵対的メディアでさえ、シリア情勢が革命ではないという真実を覆すことはできなかった。彼らはもはや革命という言葉にさえ言及していない。彼らは今、テロについて言及している。彼らは新たな段階に入ったのだ。アメリカと同様、良いテロと悪いテロを分けるという段階に。しかし革命という言葉にはもう言及しなくなった…。しかしそのことを様々な理由で認めることができない人々がいる。その一部は、おそらくはテロリストと同じ考え方、すなわち過激なタクフィール主義的思考なのだろう…。また知的盲目に苛まれている者もいる。こうした者は自分の目で見ても、知性をもってそれを見ようとはしない」。

「シリアはジハードが行われる土地とはならなかった。ジハードとは善のためのジハードである。それは祖国や啓示を護り、それに基づき建設、発展を行うべきものである…。シリアで起きていることはそもそも、こうしたジハードの概念に反するものだ…。今起きていることはシリアをテロの土地にしようとするものだ。それにはさまざまな理由があるが、テロとは混沌という名の肥料によって成長、増殖する…。またこうしたテロを支援する諸外国がある」。

「こういったワッハーブ主義的タクフィール主義者が行っていることは、預言者が啓示の前後に行ったこととどれほど似通っているというのか?」

「(クサイル地方は)レジスタンスの後背地に関わる場所だ。レジスタンスは、真の深層部分がなくして強力ではあり得ず、シリアはレジスタンスの深層なので。この地は…シリアとレバノン、とりわけレジスタンスとの関係において戦略的な意味を持っている。こうした状況ゆえ、レジスタンスが同地、さらにはシリアに関わる戦闘を行うために存在する必要があるのだ。それ(クサイルでの戦闘へのレジスタンスの参加)は必要なことなのだ。我々はこのことに躊躇しないし、隠しだてもしないし、恥じることもない」。

「国家(アサド政権)が宗派主義的環境の創出に寄与するということは、国家がシリア社会の分断に寄与していることを意味する。つまり、国家は祖国の分断をめざしていることになる。しかし、これはシリアを統合するために我々が各地で行っている戦闘と一致することなのか?…国家は複数の多数派によって支えられている。しかしそれは、民族的多数派、宗派的多数派、宗教的多数によってではなく、国民の多数派によってである…。国民の多数派が国家を支えてきたのであり、多数派について言及するのであれば、それはすべての宗派が包摂されているのが当然で、少数派から国民の多数派が構成されることなどあり得ない」。

「残念ながら…、我々が現在耳にする宗派主義的な言説の多くは、過激なタクフィール主義者だけでなく、世俗主義者を自負する人々によっても発せられている。我々は今日、宗派主義について言及する二つの集団を前にしている。第1に、自ら世俗主義的だと名のり、宗派主義は宗教と矛盾せず、信仰の自由を意味すると言う集団。第2に、宗教の本質…について知らない無理な人々である…。宗教への無知こそが、宗派主義的思考をもたらすのだ」。

「エジプトで起きていること…はいわゆる政治的イスラームの崩壊だ…。政治、ないしは特定集団のために宗教を持ち出し、利用してきた者は世界のどこでも退陣するだろう…。ムスリム同胞団の支配の経験は始まる前に頓挫した。なぜなら、こうした支配は人々の性格と合致することがないからだ。同胞団の計画は実際のところ、アラブ世界に内乱を引き起こすことをめざした偽善に満ちた計画で、意識の高い社会では持続し得ない」。

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アサド大統領は2013年法律第18号を施行し、2012年法律第29号が定める無許可での両替に対する罰則(罰金刑)を強化した。

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『ハヤート』(7月5日付)は、複数の消息筋の話として、バアス党が近くシリア地域の「縮小大会」を開催する予定だと報じた。

大会には、シリア地域指導部、中央委員会メンバーらが参加し、地域指導部メンバーの刷新などが決定される見込みだという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立がイスタンブールで総合委員会会合を開催した。

al-Hayat, July 5, 2013
al-Hayat, July 5, 2013

5月にシリア民主主義者連合(民主ブロック)の代表メンバーへの新規参加が決定されて以降、初となる会合には、同連合のミシェル・キールー代表らも参加した。

会合は2日間の予定で、議長、事務局長、政治委員会メンバー(11人)、移行期政府首班の選出するほか、ジュネーブ2会議、欧米諸国による反体制勢力への武器供与への姿勢が改めて審議される予定だという。

アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長の後任の選出をめぐっては、ジョルジュ・サブラー暫定議長、ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会元事務局長)、ルワイユ・サーフィー(シリア国民評議会)、アフマド・アースィー・ジャルバー(シリア民主主義者連合)らが立候補すると思われている。

またガッサーン・ヒートゥー暫定首班の後任としては、アフマド・トゥウマが最有力だという。

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サラフィー主義者と思われる軍服姿の反体制活動家がビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=cjb4F9YQXvQ)を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県で活動する複数の武装集団が「第四師団ダマスカス護衛隊」を名のる連合組織を結成したと発表、首都ダマスカスを「軍事戦闘活動地域」に指定したと宣言し、住民に「即時退去と安全な地域への移動」を呼びかけた。

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アラブ部族連合を名のる組織が声明を出し、ハサカ県で民主統一党が国防隊の兵士2人を暗殺したと非難した。

暗殺されたとされる兵士は、タイイ部族の子息だという。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆、またバルザ区、カーブーン区で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月4日付)によると、バラームカ地区で、労働省のラーカーン・イブラーヒーム次官の自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、次官が負傷、病院に搬送された。

またドゥワイラア地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲1発が着弾し、市民3人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ザマーニーヤ市、ハラスター市、カラムーン山地一帯郊外、ムウダミーヤ・シャーム市を軍が砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月4日付)によると、フジャイラ村、ドゥーマー市郊外、ナブク市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャバーブ・フダー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市にある国立病院の検問所の大部分を反体制武装集団が制圧、これに対して、軍はウマリー・モスク周辺を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルヌブーダ町を軍が砲撃する一方、ハマー市各所で軍が逮捕摘発活動を行った。

一方、SANA(7月4日付)によると、ガーブ地方のバドリーヤ農場で、軍が特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市、ヒムス市各所で、軍と反体制武装集団が交戦、また軍が砲撃を行った。

一方、SANA(7月4日付)によると、タドムル市、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラ・シヤーフ地区、クスール地区、ハーリディーヤ地区、ラスタン市郊外、マシュジャル・ジャヌービー市、タッルドゥー市、ザアフラーナ村、タルビーサ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市とイドリブ市を結ぶ幹線道路沿いで軍と反体制武装集団が交戦、反体制武装集団はブサンクール村内の同街道にかかる第2の橋を破壊した。

またムウタリム村、アウラム・ジャウズ市、カフルナブル市などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月4日付)によると、クーリーン村、アブー・ズフール市、ブサンクール村、カフルシャラーヤー市、アルバイーン山、ムウタリム村、サルジャ村、カフルルーマー村、マガーラ村、マルイヤーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、リビア人、サウジ人、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアーファス村では、反対対武装集団どうしが略奪品の分配で衝突、複数の戦闘員が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラーシディーン地区で、軍と反体制武装集団が交戦し、後者の司令官が死亡した。

またブスターン・アスル地区、アシュラフィーヤ地区、イザーア地区、ハムダーニーヤ地区では、子供1人を含む複数人が殺害された。

このほかハーン・アサル市で、反体制武装集団が軍の拠点を迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(7月4日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ハーン・アサル市、マンスーラ村、マアーッラト・アルティーク村、アターリブ市、マンナグ村、マーイル町、ズィラーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、マイダーン地区、ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区などが、軍の砲撃を受けた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、軍がラッカ市住民に対して反体制武装集団との戦闘を支援するよう呼びかけた。

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ラタキア県では、SANA(7月4日付)によると、ラビーア町、ジュッブ・アフマル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヨルダン人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 4, 2013、al-Hayat, July 5, 2013、Kull-na Shuraka’, July 4, 2013、Kurdonline, July 4, 2013、Naharnet,
July 4, 2013、Reuters, July 4, 2013、SANA, July 4, 2013、al-Thawra, July 4, 2013、UPI, July 4, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がインタビューのなかでエジプト情勢を「いわゆる政治的イスラームの崩壊」と評する、ロシアはヒムス市で包囲されている市民への人道支援を受け入れるようシリア政府に求める決議案の審議を延期するよう求める(2013年7月3日)

シリア政府の動き

アサド大統領は『サウラ』紙のインタビューに応じた。

SANA, July 3, 2013
SANA, July 3, 2013

SANA(7月3日付)によると、アサド大統領はエジプト情勢に関して「いわゆる政治的イスラームの崩壊」と位置づけ、「政治、ないしは特定集団のために宗教を持ち出し、利用してきた者は世界のどこでも退陣するだろう」と述べた。

そのうえで「ムスリム同胞団の支配の経験は始まる前に頓挫した。なぜなら、こうした支配は人々の性格と合致することがないからだ。同胞団の計画は実際のところ、アラブ世界に内乱を引き起こすことをめざした偽善に満ちた計画で、意識の高い社会では持続し得ない」と付言した。

『サウラ』(7月3日付)によると、インタビュー全文は7月4日号に掲載される。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、『インディペンデント』(7月3日付)のインタビューで、「米国は自らが武器供与する過激派を制御などできない…。反体制派に資金や武器を供与しているが、彼らを制御できず、誰も米国には耳を傾けていない。米国は2年間、彼らを統合しようとしてきたが、分裂は進み、この半年、事態はシリア政府に有利に動いている」と述べた。

また、デヴィッド・キャメロン首相とウィリアム・ヘイグ外務大臣に関して「過激派に武器を供与し、軍事バランスが彼らにとって有利に傾くと考えているとは、まったく愚かで間違っている」と非難した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のジョルジュ・サブラー暫定議長は滞在先のドーハで声明を出し、4日にイスタンブールで開催予定の連立総合委員会会合に関して、「互いに対立するのではなく、体制に対抗するコンセンサスに達した反体制勢力でありたい…。もしコンセンサスに達しなければ、深刻な分裂が生じるだろう」と警鐘を鳴らした。

一方、国内情勢に関しては、反体制武装集団の劣勢を「イラン、ヒズブッラーの部隊、イラクが派遣したマーリキー(イラク首相)の部隊の侵略」の結果だと断じ、「シリア国民に武器を供与するための計画を依然として期待している」と述べ、西側諸国に武器供与を求めた。

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ハビーブ・ムスタファー旅団は声明を出し、アブー・バッシャール・サクバーに代えて、ハールーン・ラシード旅団司令官のアブー・ハサンを副司令官に任命したと発表した。

ハビーブ・ムスタファー旅団はダマスカス郊外県で活動する反体制武装集団の連合体で、2013年2月3日、ダマスカス県アダウィー街道・バグダード街道交差点の検問所を襲撃した。

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俳優のジャマール・スライマーンは声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立加入後の連立の活動に不満の意を示し、辞意を表明した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ムライハ市周辺、アルバイン市、サクバー市、ナシャービーヤ町、ダーライヤー市、ザマルカー町、ハジャル・アスワド市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を行った。

これに対し、反体制武装集団はクタイファ市の軍第155旅団の本部に砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、アイン・タルマー村、アルバイン市、ハラスター市、ドゥーマー市、ヤブルード市、ワーディー・アアワジュ地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カッサーア地区のジョルジュ・フーリー広場に迫撃砲が着弾した。

一方、SANA(7月3日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアマーラ地区の住宅街とカッサーア地区のカルーロス教会に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人が負傷した。

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『ハヤート』(7月4日付)によると、シリア軍のヘリコプターが、イドリブ県ザーウィヤ山で、反体制武装集団に「投降」を呼びかけるビラ(通行許可書)を散布した。

al-Hayat, July 4, 2013
al-Hayat, July 4, 2013

ビラには「残されたチャンスを活かせ。正しい判断を下せ。自らを危険に曝すな。家族とともにいることがあなたのためになる。武器を棄て、最寄りの検問所に直ちに出頭せよ」と書かれているという。

シリア人権監視団によると、ラーミー村、ムハムバル村、ラタキア・アレッポ街道沿いなどで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、カフルシャラーヤー市、アーリヤ市、マーニア市、ブサンクール村、ムウタリム村、タッル・マルディーフ市、ブワイティー市、ハーン・サブル市、シャイフ・ダーミス市、カフルバッティーフ市、カフルアウム市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のラサーファ地区、ハミーディーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、旧空港地区、マリーイーヤ村などで、軍と反体制武装集団が攻撃、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(7月3日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、工業地区、スィーニマー・フアード地区、フワイジャ地区、ジスル・スィヤーサ地区、ブーサイード村、フワイジャ・マリーイーヤ村、マリーイーヤ村、ムーハサン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャイフ・イスラーム大隊、アブー・バクル・スィッディーク大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アサル村で、軍と反体制武装集団が交戦、後者の司令官1人が死亡した。

また軍は、アレッポ国際空港周辺を空爆した。

アレッポ市では、ラーシディーン地区、ハムダーニーヤ地区で、軍と反体制武装集団が交戦、複数の消息筋によると、反体制武装集団は軍のラーシディーン地区で戦車2輌を破壊、ハムダーニーヤ地区とハーン・アサル村を結ぶ街道やダマスカス・アレッポ国際幹線道路を遮断、アレッポ国際空港街道に向かって兵を進めたという。

このほか、マイサルーン地区に複数の迫撃砲が着弾、カーティルジー地区で軍に逮捕された市民1人の遺体が発見された。

一方、SANA(7月3日付)によると、マーイル町、フライターン市、マンナグ村、アレッポ中央刑務所周辺、アレッポ市旧市街各所(ウマイヤ・モスク南部など)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市マイダーン地区の住宅街に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、子供2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市南部、ムザイリーブ町、シャイフ・ミスキーン市、ブスル・ハリール市を軍が砲撃・空爆した。

一方、SANA(7月3日付)によると、(東)カラク村、シャブラク村、ナースィリーヤ村、ヌアイマ村、タファス・ダーイル街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またムザイリーブ町の街道で、反体制武装集団が略奪品の分配をめぐって衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ラタキア県では、SANA(7月3日付)によると、サーキヤ・クルト村、ズワイク村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、SANA(7月3日付)によると、マナーヒール地方で、軍が反体制武装集団のアジトを攻撃・破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、対イラク国境に近いタッル・ブラーク町を軍が空爆した。

一方、SANA(7月3日付)によると、タッル・ブラーク町、ヒッティーン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町、ラターミナ町などで、軍と反対し武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月3日付)によると、カルアト・マディーク町、カフルヌブーダ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市郊外のバイダー町に軍が突入した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区、旧市街などへの砲撃を軍が続けた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ジャッバー村周辺を軍が砲撃した。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はアルジェリア紙『ハバル』(7月3日付)のインタビューで、「考えられているのとは異なり、我々にはシリアにおいて戦略的狙いなどない。自分たちの意思を押し付けるために影で人形を操ってもいない。我々がめざしているのは、シリア人が自分たちの将来を民主的に、そして主権に基づいて決定できるようになることである」と述べた。

またラブロフ外務大臣は「我々はシリアの内紛に干渉はしない…。我々は明確、かつ無条件にテロ行為や過激な行為、とりわけ宗教・宗派的憎悪を動機とする犯罪を…非難する」と付言した。

さらに「我々は前提条件を示して対話のテーブルに着くことを拒むすべての者が行っていることに同意しない。彼らは事態をさらなる対立、暴力、流血に導き、力尽くで現体制を崩壊させるという欲望を実現しようとしているだけだ」と強調した。

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『ハヤート』(7月4日付)は、安保理の外交筋の話として、ヒムス市で包囲されている市民への人道支援を受け入れるようシリア政府に求める決議案(英国提案)の審議の「延期」をロシアが求めたと報じた。

AFP, July 3, 2013、al-Hayat, July 4, 2013、The Independent, July 3, 2013、Kull-na Shuraka’, July 3, 2013, July 4, 2013、Kurdonline,
July 3, 2013、Naharnet, July 3, 2013、Reuters, July 3, 2013、SANA, July 3,
2013、al-Thawra, July 3, 2013、UPI, July 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

第四機甲師団司令官のマーヒル・アサド准将が反体制派掃討作戦で大きな成果を上げていることが明らかに、米国務長官「(ジュネーブ2会議の開催は)EUなどにとって8月は非常に困難」(2013年7月2日)

シリア政府の動き

ダマスポスト(7月2日付)は、複数の消息筋の話として、マーヒル・アサド准将がアレッポ県での「嵐作戦」やヒムス県解放作戦を指揮し、大きな成果を上げていると報じた。

同消息筋は「マーヒル・アサド准将は、一歩一歩武装部隊を進め、前進し、武装集団を殲滅している。アレッポでの戦闘で反体制勢力を撹乱したのち、ヒムスでの作戦を成功裏に進めた…。第四師団の司令官として、ヒムス市での戦闘を早急に終えるよう指揮をしており…、第四師団は戦闘を終わることのできる力を充分持っている…。アレッポでも第四機甲師団の部隊にさらなる努力を行うよう指示を下しており…、アレッポ市南部の郊外などで大勝利を収め、アレッポ包囲は同市の治安回復に資するだろう」と述べた。

反体制勢力の動き

『ハヤート』(7月2日付)は、アレッポ市内で活動する反体制サラフィー主義者「アレッポ・シャリーア委員会フィルドゥース地区センター)がフェイスブックを通じて、ヒジャーブをまとっていない女性の外出を禁じるとのファトワーを発し、一部住民の怒りを買っていると報じた。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長は『ハヤート』(7月3日付)のインタビューに応じ、そのなかで国際社会に対して飛行禁止空域を設置し、アサド政権の拠点に軍事的「外傷」を与えるべきだと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立の最高教育委員会は声明を出し、周辺諸国および「解放区」で2013年度の高校修了試験を実施すると発表した。

声明によると、試験は、8月15日から29日にかけて実施される。

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『ハヤート』(7月3日付)は、複数の活動家の話として、アレッポ県、イドリブ県で、反体制武装集団が最近供与されたとされる赤外線誘導ミサイルを使用し、シリア軍の戦車20輌以上を破壊した、と報じた。

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市の制圧をめざす軍が、ハーリディーヤ地区、カーヒラ地区、バーブ・フード地区に対して砲撃・空爆を継続、また反体制武装集団と交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

またワアル地区では、軍の拷問などにより市民2人が死亡したという。

このほか、タルビーサ市、タッルドゥー市に、軍が砲撃を加え、市民2人が死亡した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ヒムス市のバーブ・フード地区、ジャウラ・シヤーフ地区、カルアト・ヒスン市、ラスタン市、タルビーサ市、ガントゥー市、タッルドゥー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市バーブ・クブラー地区、マハッタ地区、シャイフ・アンバル地区、ジャラー地区、カラーマ地区、バーシューラ地区に軍が突入し、逮捕摘発活動を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ブサンクール村で反体制武装集団が橋(ラタキア県とアレッポ県を結ぶ橋)を爆破し、また市内にある軍の検問所を破壊した。

一方、軍はハザーリーン村などに砲撃を加えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、カフルアンマ村、ハーン・アサル村、アブザムー市、サフィーラ市、ナイラブ航空基地周辺、タッル・ハダーラ村、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区で軍と反体制武装集団が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、SANA(7月2日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、マーイル町、フライターン市で、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、アグユール地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊する一方、反体制武装集団はバーブ・ファラジュ地区に迫撃砲を撃ち、市民4人を殺害、6人を負傷させた。

このほか、タッル・リフアト市では、トルコから送られてきた資金や武器・装備の分配をめぐって反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。またアレッポ市ブスターン・カスル地区でも、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区郊外で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ジャウバル区で軍が反体制武装集団の掃討を続け、同地区の大部分を制圧、治安を回復した。

またバルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、カッバース地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民3人が死亡、13人が負傷、さらにカーブーン区でも同様に迫撃砲弾が着弾し、子供を含む10人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町、ムライハ市、ドゥーマー市、ザバダーニー市、ヤブルード市郊外、ザマルカー町、バイト・ジン市、ヤルダー市などで、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加え、複数人が死傷した。

一方、SANA(7月2日付)によると、アドラー市、ドゥーマー市、ザバダーニー市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ハーン・シャイフ・キャンプおよび周辺一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、リビア人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヤブルード市では、略奪品の分配をめぐって、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市、ダルアー市の国立病院周辺などで、軍と反体制武装集団が交戦した。

またElaph(7月2日付)は、中東地域の複数の治安当局高官の話として、中国からの情報提供により、米国製の武器を積載してヨルダンからシリアに潜入した貨物車輌をシリア軍が空爆・破壊した、と報じた。

一方、SANA(7月2日付)によると、シャクラー村で、略奪品の分配をめぐって、反体制武装集団どうしが衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月2日付)によると、ダイル・ザウル市のジュバイル地区、ウルフィー地区、シャイフ・ヤースィーン地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アブー・バクル・スィディーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

諸外国の動き

ジョン・ケリー米国務長官がロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がASEAN安全保障会議参加のために訪問中のブルネイで会談し、シリア情勢などについて協議した。

90分にわたる会談後、ケリー国務長官は、「早急に(ジュネーブ2)大会を開催することで合意した」としつつ、「EUなどにとって8月(開催)は非常に困難だ」と述べた。

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国連の潘基文事務総長は、軍によるヒムス市包囲により、2,500人の民間人が市内にとり残されていると述べ、軍および反体制武装集団の双方に民間人が犠牲にならないよう努力を尽くすよう呼びかけた。

AFP, July 2, 2013、DamasPost, July 2, 2013、Elaph, July 2, 2013、al-Hayat, July 2, 2013、July 3, 2013、Kull-na Shuraka’, July 2, 2013、Kurdonline,
July 2, 2013、Naharnet, July 2, 2013、Reuters, July 2, 2013、SANA, July 2,
2013、UPI, July 2, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.