米国務省報道官は制憲委員会第2ラウンドに際してシリア政府側が前提条件を提示したことを非難(2019年11月30日)

米国務省のモーガン・オータガス報道官は声明を出し、11月29日にゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が制憲委員会(憲法委員会)小委員会会合を開催しないまま第2ラウンドを終了すると発表したことに関して、「前提条件を提示するのは、制憲委員会の行動規範への明白な違反で、(シリア問題にかかる)小グループ(米国、英国、フランス、ドイツ、エジプト、ヨルダン、サウジアラビア)とアスタナ・グループ(ロシア、トルコ、イラン)が支援してきた努力を明らかに無に帰そうとするもの」と非難した。

オータガス報道官はまた「制憲委員会だけが、国連安保理決議第2254号の一環で努力が払われてきた中心課題ではない。逮捕者解放、包括的停戦、国連監視下での自由で公正な選挙を実施するための安全で中立的な環境の創出など、それ以外の点も合わせて実施されねばならない…。米国は引き続き、制憲委員会の活動を立ち上げようとしている国連のアントニオ・グテーレス事務総長とゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表の努力を支援し、」と付言した。

AFP, December 1, 2019、ANHA, December 1, 2019、AP, December 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2019、Reuters, December 1, 2019、SANA, December 1, 2019、SOHR, December 1, 2019、UPI, December 1, 2019などをもとに作成。

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「革命のサヨナキドリ」ことサールート(バセット)氏の母親が受け取った義援金全額をイッザ軍戦闘員40人の結婚費用として寄付(2019年11月30日)

ドゥラル・シャーミーヤ(11月30日付)は、6月のハマー県の北部での戦闘で死亡した「革命のサヨナキドリ」ことアブドゥルバースィト・サールート(バセット)氏の母親(ウンム・ワリード)が、同氏の死後に寄せられた義援金のすべてを、イッザ軍のメンバー40人の結婚のために寄付したと伝え、それを讃える様子を撮影した画像を公開した。

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サールート氏は1992年生まれで、ヒムス市出身。

地元サッカー・チーム(カラーマ・クラブ)でゴール・キーパーを務め、シリアのユース・サッカー代表メンバーだったが、2011年春にシリアに「アラブの春」が波及すると、政権打倒を求める抗議デモに参加し、注目を浴びるようになった。

シリア軍・治安部隊と反体制派の武力衝突が激しさを増すようになった2011年後半に、ヒムス市内で武装闘争に身を投じ、バイヤーダ殉教者大隊を結成、同組織はその後ヒムス軍団の傘下に身を置いた。

サールート氏は、シリア軍との戦闘で度々負傷、シリア軍の暗殺作戦や攻撃によってともに戦っていた父、4人の兄弟、親戚を戦闘で失っている。

シリア軍によるヒムス市への攻撃と包囲が強まるなか、サールート氏と彼らの仲間は2014年に同市から脱出し、同年12月にダーイシュ(イスラーム国)に参加することを決意、同組織に忠誠(バイア)を誓ったとされる。

ダーイシュへの参加は、サールート氏の本意ではなく、ヒムス県で活動を継続するため、資金や食糧を得ることが目的だったとされ、ダーイシュもこの忠誠を「不完全」だとして拒否している。

またサールート氏自身も2015年にビデオ声明でダーイシュとの関与を否定している。

だが、ダーイシュへの接近によって、シリアのアル=カーイダと目されるシャームの民のヌスラ戦線(現在の呼称はシャーム解放機構)の追及を受けることになり、バイヤーダ殉教者大隊はヌスラ戦線と度々交戦、トルコに逃れることを余儀なくされた。

その後、2016年12月にはイドリブ市で行われたアレッポ市救済デモに姿を表し、反体制派支配地域での活動を再開した。

なお、バイヤーダ殉教者大隊は一時(2015年)はヌスラ戦線の傘下に身を置き、ヒムス県タルビーサ市一帯でシリア軍との戦闘に参加している。

反体制派支配地域での活動を再開したサールート氏は、2018年1月にイッザ軍に参加、同組織に所属するヒムス・アディーヤ旅団の司令官として、6月に死亡するまでハマー県北部でのシリア軍との戦闘を主導していた。

サールート氏はドキュメンタリー映画『それでも僕は帰る:シリア、若者たちが求め続けたふるさと』(タラール・ディルキー監督、2013年)に出演したことで、欧米諸国や日本で広く知られるようになった。

デモ指導者から戦闘員となったサールート氏の軌跡を追ったこの映画は2014年、サンダンス映画祭(Sundance Film Festival)のワールド・シネマドキュメンタリー部門でグランプリを受賞した。

サールート氏はまた、ドキュメンタリー映画『シリアの悲痛な叫び』(エフゲニー・アフィネフスキー監督 、2017年)にも出演している。

その美しい歌声から「革命のサヨナキドリ」として知られるようになった。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「タッル・タムル町とアイン・イーサー市から撤退はしない」(2019年11月30日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、アラビーヤ・チャンネル(11月30日付)のインタビューに応じ、ロシアの仲介によりシリア軍の展開が合意されたハサカ県のタッル・タムル町およびラッカ県アイン・イーサー市から部隊を撤退させる意思がないことを明らかにした。

アブディー総司令官は「タッル・タムル町とアイン・イーサー市は政権にもロシア軍にも引き渡されないだろう。両地はM4高速道路とともに、我々の支配下にとどまる」と述べた。

アブディー総司令官はまた、シリア民主軍がシリアの防衛システムの一環をなしているとしたうえで、「新憲法が承認されれば、シリア軍の一部となるが、個人としてではなく、独立した軍事組織としての特性は維持される」と強調した。

そのうえで「問題が最終解決するまで、シリア政府との対話は続けられる。我々はバアス主義的な排外思想が(政権の)言説において支配的であることを承知しているが、シリア統合のためにこれは克服されねばならない…。何事もなかったかのように、2011年以前の状態に戻ることを我々は受け入れることはない」と付言した。

AFP, November 30, 2019、Alarabia, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県カラク村で住民が逮捕者釈放を求める抗議デモ(2019年11月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カラク(東カラク)村で住民が逮捕者釈放を求める抗議デモを行った。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県北東部でロシア・トルコ軍が12回目となる合同パトロールを実施(2019年11月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市からダイリーク(マーリキーヤ)市にいたる国境地帯でロシア・トルコ軍が合同パトロールを実施した。

合同パトロールは今回で12回目。

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ラッカ県では、ANHA(11月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、サイダー村を砲撃した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県、アレッポ県各所で車に仕掛けられていた爆弾が爆発、住民が死傷(2019年11月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のアイン・アルース村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が負傷した(SANA(11月30日付)によると、住民13人が死傷)。


またラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市西のタッル・ハラフ村にあるトルコ軍の検問所近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市で東部軍の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員複数が死傷した。

一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、29日にトルコ占領下のブルブル町近郊のアブラ村でシャーム戦線を攻撃し、2人を殺害したと発表した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍からなる「必勝」作戦司令室がイドリブ県で「気力を失うな」作戦を開始、3カ村を制圧(2019年11月30日)

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、トルコの支援を受ける国民軍国民解放戦線、「穏健な反体制派」と目されてきたイッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は声明を出し、県南東部のシリア軍拠点に対する新たな作戦「気力を失うな」作戦を開始したと発表した。

これを受けて、「必勝」作戦司令室は、ラスム・ワルド村、イスティブラート村、スルージュ村に侵攻、ドゥラル・シャーミーヤ(11月30日付)によると、シリア軍との戦闘の末、3カ村を制圧したという。

「必勝」作戦司令室はまた、サルジャ村、イウジャーズ村一帯にも侵攻、シリア軍と交戦した。

さらに、ドゥラル・シャーミーヤによると、トルコの支援を受ける国民軍国民解放戦線が、タッル・ダム村に侵攻しようとしたシリア軍を要撃し、兵士6人を殺害、6人を負傷させ、1人を捕捉した。

シリア人権監視団によると、一連の戦闘でシリア軍兵士18人と反体制武装集団14人が死亡した。

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月30日付)によると、この戦闘ではロシア軍傭兵も殺害したという。

これに対して、シリア軍ヘリコプターもインジャーズ村、ラスム・ワルド村、ガドファ村、マアッラト・ハルマ村を「樽爆弾」で爆撃した。

シリア軍はまた、マアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルナブル市、ヒーシュ村、カフルルーマー村、アブー・ズフール町西方一帯などを地対地ミサイルで攻撃した。

一方、ロシア軍戦闘機もマアッラト・ハルマ村、カフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北西部のフワイジャ村一帯で反体制武装集団がシリア軍と交戦、兵士4人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西のラーシディーン地区、ダーヒヤト・アサド地区一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザーキヤ町で街道に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ残党と思われる武装集団がダイル・ザウル県ブサイラ市を占拠(2019年11月29日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月30日付)が複数の地元情報筋の話として伝えたところによると、オートバイに乗った武装集団がブサイラ市に侵入、同市の中心街、イシュリーン通り、アブヤド通り一帯を占拠した。

侵入した武装集団に対して、北・東シリア自治局のアサーイシュ(内務治安部隊)は抵抗を試みたが、2人が負傷、同地から撤退した。

武装集団の身元は不明だが、住民は彼らがダーイシュ(イスラーム国)の残党で、ダーイシュの存在を誇示することが狙いだと見ているという。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は制憲委員会第2ラウンドを開催しないまま終了すると発表(2019年11月29日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、スイスのジュネーブにある国連本部で記者団に対して、25日に開始予定だった制憲委員会(憲法委員会)の小委員会第2会合が、議題をめぐるシリア政府代表と反体制派代表の意見の相違ゆえに開催できなかったと述べた。

ペデルセン氏は、この間、シリア政府代表、反体制派代表、市民社会代表と個別協議を続け、議題の調整を行ってきたが、会合開催にこぎ着けることはできなかったとしたうえで、この協議を踏まえて次回の会合の日程を確定したいと付言した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県ダルダーラ村の住民が若者を徴兵キャンプに連行するために訪れたシリア民主軍を追放(2019年11月29日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、イラク国境に面するヤアルビーヤ町に近いダルダーラ村の住民が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍部隊を追放した。

シリア民主軍部隊は、若者を徴兵キャンプに連行するために村に入ったが、住民が投石などを行って抵抗し、シリア民主軍の兵士1人が負傷、部隊は退散したという。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県各所でシリア救国内閣の政策に抗議するデモ(2019年11月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているサラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市、イドリブ市で、同組織に自治を委託されているシリア救国内閣の政策に抗議するデモが行われ、住民数百人が参加した。

デモ参加者は、食糧品、燃料の値上げなどに抗議した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、イドリブ市やカフルタハーリーム町で金曜日の集団礼拝後に住民数十人が抗議デモを行い、体制打倒、ロシアとイランの排斥、革命継続を訴えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市、アアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所で政権打倒を訴える抗議デモが行われ、国内避難民(IDPs)数十人が参加した。

「アレッポは自由人のもの、イランのものでない」と銘打たれたデモではまた、トルコ軍、国民軍に北・東シリア自治局支配地域を制圧するよう呼びかけられた。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ダルアー市で元反体制武装集団メンバー2人の葬儀に参列した会葬者数千人が反体制デモを行う(2019年11月29日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市で、シリア政府と和解し、シリア軍に従軍していた元反体制武装集団メンバー2人(兄弟)の葬儀に参列した会葬者数千人が集団礼拝後に、抗議デモを行い、シリア政府や「イランの民兵」排斥を訴えた。

この2人は28日に市内のスワイダーン市場で何者かによって撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、ナスィーブ村でも、体制打倒、逮捕者釈放、イラン排斥を訴える抗議デモが行われた。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県南東部で米軍とシリア民主軍がパトロールを実施(2019年11月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の装甲車6輌が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともにイラク国境とトルコ国境に近い北東部のアイン・ディーワール村一帯でパトロールを行った。

また同地上空に、米軍の航空機複数来が飛来し、パトロール部隊の護衛にあたった。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県で、シリア軍、シリア民主軍がトルコ軍、国民軍と交戦(2019年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北東部のウンム・ジャルード村一帯でトルコ軍、国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

一方、トルコ占領下のアフリーン市のノウルーズ交差点近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が負傷した(ドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、住民4人が負傷)。

このほか、アフリーン解放軍団が声明を出し、28日にトルコ占領下のアフリーン市とマーリキーヤ村でトルコ軍やハムザ師団の拠点を攻撃し、反体制武装集団戦闘員1人を殺害、トルコ軍兵士2人を負傷させたと発表した。

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ハサカ県では、ANHA(11月29日付)によると、シリア軍がタッル・タムル町一帯でトルコ軍、国民軍を砲撃、トルコ軍、国民軍も応戦した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃(2019年11月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市一帯、シャンナーン村一帯を爆撃した。

またシリア軍も、地上部隊がヒーシュ村、タッフ村、スィフヤーン村、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村を砲撃した。

SANA(11月29日付)によると、シリア軍は県東部のイウジャーズ村一帯に侵攻しようとしたシャーム解放機構を撃退した。

一方、フーア市でシャーム自由人イスラーム運動(国民軍)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同組織の特殊部隊メンバー1人が死亡した。

また、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ市とサルミーン市を結ぶ街道で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍も地上部隊が同地を砲撃した。

同地では、シリア軍地上部隊とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルマーニーヤ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアンジャーラ村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県6件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから209人、ヨルダンから475人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年11月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月29日付)を公開し、11月28日に難民684人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは209人(うち女性63人、子供107人)、ヨルダンから帰国したのは475人(うち女性143人、子供242人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は478,432人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者150,553人(うち女性45,552人、子ども77,080人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者327,536人(うち女性98,301人、子ども167,033人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,670,431人(うち女性2,007,129人、子供3,401,920人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 707,712人(うち女性212,614人、子供361,211人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,493人(うち女性11,487人、子供17,045人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,089人(うち女性394,046人、子供660,811人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 29, 2019をもとに作成。

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ダイル・ザウル県の北・東シリア自治局支配地でシリア政府支配地域との交易(密輸)拠点の水上通行所の運営をめぐり部族どうしが交戦(2019年11月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のズィーバーン町で、シリア政府支配下とのマヤーディーン市との交易(密輸)の拠点となっている水上通行所の運営をめぐって、地元の部族どうしが交戦し、女性1人を含む3人が負傷した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県タファス市でシリア政府と和解した反体制武装集団元司令官の葬儀に参列した会葬者が反体制デモを行い、参列しようとしたロシア軍使節団を追放(2019年11月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で、シリア政府と和解した反体制武装集団の元司令官の葬儀が行われ、会葬者数十人がシリア政府に対する抗議デモを行った。

会葬者はまた、葬儀に参列しようとしたロシア軍の使節団を追い返した。

元司令官は27日に何者かによって撃たれて死亡した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領は仏週刊誌のインタビューに応じる:「我々はテロを根絶した時に勝利する…。テロ支援と占領に違いはない、同じコンテキストで、違うタイトルなだけだ」(2019年11月28日)

アサド大統領はフランスの週刊誌『パリ・マッチ』(11月28日付)の単独インタビューに応じた。

インタビューは首都ダマスカスの大統領公邸でレジス・ル・ソミエール(Regis Le Sommier)副編集長が行い、全文がフランス語で公刊された。

また、SANAがアラビア語全訳(https://www.sana.sy/?p=1062762)を配信した。

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

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「西側が押しつけようとする説明は、職にとどまりたい大統領の戦争、というものだ。だが、実際には、それは国民の戦争、テロに対するシリア人の戦争だ…。この戦争で重要な進展があったという発言は正しい…。だが、我々は勝った訳ではない。我々はテロが根絶する時に勝つのだ。北部の一部地域に今もテロは残っている。より危険なのは、このテロが今もトルコ、そして米国、英国、フランスといった西側諸国の支援を受けているということだ。だから、勝利について話すのは時期尚早だ」。

「(フランスがテロを支援しているのは)間違いない…。フランスは武器を供与していた…。フランスの部隊は正当な政府に招かれないなかシリアに入ってきた。これは占領だ。テロ支援と部隊を派遣して占領することには何の違いもない。同じコンテキストで、違うタイトルなだけだ」。

「地球レベルと言うと、国家は自らの意思ではなく、国際法によって治められている。テロと戦いたいという意思だけでは充分ではない。テロと戦うための国際的なルールがある。もちろん、善意によるものなのかもしれない。だが、我々は善意だとは思っていない。シリア政府はダーイシュ(イスラーム国)と戦っている。なぜ、フランスはこれを支援しなかったのか。また、フランス政府はダーイシュと戦いながら、なぜ今もヌスラ(シャーム解放機構)を支援しているのか。いずれもがテロ組織なのに」。

「(フランス首脳のシリア政府に対する発言内容が軟化していることに関して)我々は発言に関心はない。現場での行動に関心がある…。ただ、国際法に立ち返ればよい。我々はフランス政府に何も求めることはない。政治、経済、安全保障での支援を頼むことはない。必要ないからだ…。だが、我々はフランスに国際的な秩序に立ち返って欲しい…。国際的なカオス状態だ…。我々はシリアで流血、殺戮、苦しみをもたらすすべてのことを支援しないで欲しい」。

「(シリア国内でジハード主義者を収監しているかとの問いに対して)国籍にかかわらず…、ジハード主義者がいれば、彼らはシリアの法律に従うことになる…。(フランス人ジハード主義者が収監されているか否かを把握する)統計はない。我々にとって、テロリストはテロリストだ。フランス人であっても、シリア人であっても変わりない…。テロに関してシリアの法律は明確だ。我々はテロへの対応を専門とする法廷がある。彼ら(北・東シリア自治局支配地域で拘束されているダーイシュ・メンバー)はそこで訴追される」。

「(トルコのレジェップ・タイイップ・)エルドアン(大統領)は(ダーイシュ・メンバーを欧州に送り返すと言うことで)欧州を恐喝しようとしている。自尊心のある男であればそのようなことは言わない。制度、そして法律があるからだ。テロリストを追放したり、他国に引き渡す場合、二国家合意に準じることになる。だが、テロリストと知っていて釈放したり、他国に送り込んで市民を殺害させることは、非道な行為だ」。

「戦争とは過酷でたやすいものではない。また、我々は超大国ではない。我々は世界でもっとも裕福で協力な国々と戦っている。論理的に考えて、我々の友人(ロシアやイラン)の支援があることで間違いなく損害は減ったし、領土を取り返すことができた」。

「(戦争中に亡命を考えたことはあったかとの問いに対して)ない。それ以外の選択肢はないし、考えたこともなかったからだ」。

「最近では、この6ヶ月で、複数の企業がシリアにやって来て投資を始めた。現状において外国の投資は停滞したままだが、制裁を回避する方法はある…。だが、このことは投資や復興プロセスが加速することを意味していない。このことに関して私は現実主義的だ」。

「(復興に必要な歳月に関して)制裁がいつまで、そしてどのようなかたちで続くかによる。またシリア人が外国から戻ってくるかどうかにもよる…。100万人以上のシリア人が1年弱の間に帰国した。このプロセスは、ダマスカス(郊外県)と南部が解放されて以降、加速している。もちろん、シリア人の帰還はインフラ復旧や、電気、学校、病院などの福祉が利用可能になることとかかわっている。なぜなら、残念なことに、これらのセクターは制裁でもっともダメージを受けているからだ。加えて、西側が難民にシリアに帰国しないよう圧力をかけている。西側にとって、それは政治的目的を実現するために利用できる人道カードのようなものだ」。

「ほとんどの移民(シリア難民)は国家を支援している。その逆ではない。その証拠に彼らは2014年の大統領選挙で投票している。彼らの多くは戦争そのもの、そしてその経済的な結果が理由で避難した。だから、彼らが帰国することには何の問題もない。彼らは恩赦がなくとも、帰国できる。罪を犯しておらず、逮捕状が発効されていない反体制派もいる。彼らが私に反対していることも問題ではない。なぜなら、シリア国内にも反体制派はいるが、彼らと絶えず関わりをもっているからだ」。

「恩赦だが、我々は何度も実施してきた。最近では数ヶ月前に行った。なぜなら、恩赦がないかたちで帰国れば、逮捕されると恐れている者がいるからだ。彼らが武器を携帯していれば逮捕されるが、それでも彼らは免罪される」。

「一部の者は(武器を棄てることを拒否して、ダマスカス郊外県グータ地方から)イドリブ県に向かった。彼らは我々(政府支配地域)に家族を残していった。我々は残された家族の面倒を見ている…。また、イドリブに去った一部の戦闘員はその後我々の側に戻ってきた…。彼らは恩赦の対象となった」。

「(イラン、レバノン、イラクでの最近の抗議デモで掲げられたスローガンについて)尊厳、自由など、デモで掲げられたスローガンに限って話すと、それらはきれいなマスクのようなもので、その背後にあるものは醜い。例えば…、フランス、英国、そして米国は(シリアの)クルド人を守るという口実のもとに国際法を破っている。彼らがシリア国民の一部をなしていて、独立したグループではないにもかかわらずだ。2011年のシリアでも、尊厳や自由というまったく同じスローガンが掲げられた。それらは警官、市民を殺害し、公共の財産を破壊するために利用された。だから、現場で起きている事実、見出しではなく実際に起きていることに関心を持つべきだ」。

「シリアでのデモ参加者は最大で17万人だとされる。だが、この数字は不正確で、しかんも、それは何倍にも誇張されて、百万人のデモ参加者がいるとされた。シリアの人口は2,300万強だ。だからこの数は何も代表していない。規模という点では民衆蜂起ではない。第2に、民衆蜂起はカタールが人々にカネを払ってデモをさせている時に起こることはない。第3に、実際に民衆蜂起が起きていたら、私は9年も政府にとどまっていることなどできるはずない…。民衆蜂起と呼ぶのは誤りで、少なくとも現実味がない」。

「(2011年にサイドナーヤー刑務所からジハード主義者を釈放したことに関して)数年ごとに我々は収監者に対する恩赦を行っている。戦争前に一般的に行われてきた政策だ。恩赦が発せられれば、スパイ容疑、麻薬密売などを除いた犯罪に対して適用される。だが、恩赦法には、過激派というカテゴリはなく、恩赦は彼らを含んでしまった」。

「特に2011年は、恩赦によってではなく、刑期を終えて釈放された収監者もいた。我々が過激派やテロリストを釈放して、シリア軍の士官や民間人を殺させることに何の得があるのか?! 西側の解説では、我々は平和的デモを「悪魔化」するためにそうしたことになっている。だが、実際には、彼ら当初から、警官を殺し、市民を攻撃し、殺害するビデオを投稿することで自らを「悪魔化」したのだ」。

「実施される政策と個人の行動は別ものだ。ハラスメントやレイプはシリア社会で横行はしてない。だが、そうした事件があれば、それは法の下に罰せられる。個人的な事件はある…。我々はこの手の政策が世界のどこで行われていようと非難する。なぜなら、非道だからだ。そうした政策があれば、シリアの安定が揺らぐだろう」。

「(政権による拷問を告発したドキュメンタリーの)ストーリーと文書化された証拠は別ものだ。(ドキュメンタリーなどで)示されているものはすべて根拠がなく、写真も立証されていない。目撃者は誰だったのか? 彼らの名前は伏せられている。こうした事例の多くは、カタールが資金を援助し、レポートとして配信されたものだ。それを事実と認定するには専門的な調査が必要だったはずだ…。だが、我々はなぜそのようなことをする必要があったのか?! 拷問で何を達成できるというのか?! 結果は復讐か?! だが、国家によって奪還された反体制派支配地域に行けば、逆の状況を目にするだろう。我々は統合失調症ではない。ある場所では寛容で、別の場所で人々を拷問するようなことはない。それは根拠のない政治的な主張に過ぎない…。この手の話についての事実を目の前にすれば議論できるが、噂や作り話は議論できない。事実があれば、どんな罪を犯した者であれ、シリアの法律によって訴追される。これが規範だ」。

「(米国によるダーイシュのアブー・バクル・バグダーディー指導者殺害に関して、米国に情報を提供したかとの問いに対して)この質問がなされる度に、笑ってしまう。なぜなら、より質問されるべきより重要な問いがあるからだ。バグダーディーは本当に殺されたのか? 米国による「ファンタジーのような演技(プレイ)」は本当の行われたのか?

「(ダーイシュはバグダーディー殺害を認めているが)ダーイシュは米国が作り出した。ダーイシュは演劇の一部で、イラクにある米国の刑務所にいたバグダーディーに米国がどう演技(アクト)するかを教えたのだ。だから、この壮大な演技が実際に行われたのかと言っているのだ。我々には分からない。だが、彼が殺されたかどうかでは意味のないことだ。彼が殺されたら、それは彼がテロリストだったからではない。米国はシリアからイラクに石油が運ばれている時にダーイシュを攻撃できた。だが、しなかった。ダーイシュがダイル・ザウル県のシリア軍を攻撃したとき、米国はダーイシュに代わってシリア軍を爆撃した。我々は米国と何らの協力もしていなかった。テロを支援する者とテロとの戦いで協力などできない」。

「(トランプ大統領がシリアに謝意を示したことは)トランプのちょっとしたジョークだ」。

「(シリア政府による化学兵器使用の)証拠は一つもない…。シリア軍がテロとの戦いで進軍していたから、彼ら(米国)はシリア軍を攻撃する口実を探していた。そして事件は起きた…。我々は進軍していたのに…なぜ化学兵器を使用するのか?」。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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シリア人権監視団はダーイシュ元メンバー64人がトルコの支援を受ける国民軍メンバーとして活動していると発表(2019年11月28日)

シリア人権監視団はトルコの占領下にあるアレッポ県北西部の「オリーブの枝」地域、同県北部の「ユーフラテスの盾」地域、ラッカ県・ハサカ県北部の「平和の泉」地域で活動する国民軍に、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーが戦闘員として参加していると発表した。

同監視団によると、ダーイシュの元メンバー(イニシャルはM.M.F.)は、ダイル・ザウル県マヤーディーン市出身で、早い段階にダーイシュに忠誠(バイア)を近い、同市の検問所の一つを任されていた。

その後、ダーイシュが弱体化するなか、住民の車を盗み、シリア北部に逃走、東部自由人連合に参加、現在はアレッポ県アフリーン市近郊のジンディールス町で暮らしているという。

また、別の元メンバー(H.’.J.)も、マヤーディーン市出身で、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム解放機構)メンバーだったが、離反してダーイシュに加入、同市内の橋の検問所を任されていた。

その後、この人物が橋を通過する石油トレーラーから通行料を受け取っていたことが発覚し、シリア北部に逃走、現在は東部自由人連合のメンバーとして、アフリーン郡で暮らしているという。

シリア人権監視団によると、これまでにダーイシュの元メンバー64人が国民軍に参加したことを確認しているという。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア外務省使節団がラッカ県アイン・イーサー市を訪問し、北・東シリア自治局の代表らと会談(2019年11月28日)

ロシア外務省の使節団が、ラッカ県アイン・イーサー市を訪問し、北・東シリア自治局の代表らと会談した。

ANHA(11月28日付)によると、会談では、同地やインフラ、学校、病院などの福祉施設の状況について意見が交わされた。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊から英軍が撤退、ダイル・ザウル県のウマル油田に向かう(2019年11月28日)

ハサカ県では、ユーフラテス・プレス(11月28日付)によると、タッル・タムル町北のカスラク村に駐留していた英軍部隊がダイル・ザウル県南東部のウマル油田方面に向けて撤退した。

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また、シリア人権監視団によると、車輌約60台からなる米軍の車列がカーミシュリー市近郊ハイムー村方面からルマイラーン町方面に移動した。

同監視団によると、27日、米軍の車列がイラク国境に違法に開設したワリード通行所からシリア領内に進入していた。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯でロシア軍とトルコ軍が砲撃戦、ハサカ県タッル・タムル町近郊ではシリア軍とトルコ軍が交戦、シリア軍がトルコ軍無人航空機を撃墜(2019年11月28日)

ラッカ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍がアイン・イーサー市西のディブス村、フーシャーン村などM4高速道路沿線一帯を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、アイン・イーサー市に駐留するロシア軍部隊が同地西に設置されたトルコ軍と国民軍の拠点複数カ所に対して砲撃を行い、トルコ軍も応戦、ロシア軍の基地周辺に砲弾が着弾した。

トルコ軍と国民軍はまた、タッル・アブヤド市近郊のサアルナジュキー村などを砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(11月28日付)によると、シリア軍がハサカ市とアレッポ市を結ぶM4高速道路沿いのタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タッル・ラバン村、ウンム・ハイル村に新たに展開した。

新たに展開したシリア軍部隊は28日晩、タッル・ラバン村でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍と交戦した。

シリア軍部隊また、カーミシュリー市南東部郊外のハームー村でトルコ軍の無人航空機1機を撃墜した。

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アレッポ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下に入ったマンビジュ市一帯のマンビジュ軍事評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属)の拠点を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市内で、国民軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員3人が負傷した。

同じくトルコ占領下のアアザーズ市でも、シャーム軍団メンバーの車に仕掛けられていた爆弾が爆発、車に乗っていた戦闘員1人が死亡した。

さらに、ANHA(11月28日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のアシュラフィーヤ地区でも車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、26、27日にマーリア市近郊とアアザーズ市近郊のカフル・カルビーン村で反体制武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機、シリア軍ヘリコプターがイドリブ県、ラタキア県に対する爆撃を再開(2019年11月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によるとロシア軍戦闘機がカフルナブル市の住宅街を爆撃した。

ロシア・シリア軍は前日の悪天候を理由に爆撃を中止していた。

一方、ジスル・シュグール市では、アリー・ブン・アビー・ターリブ学校近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ山一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県6件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから134人、ヨルダンから667人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年11月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(11月28日付)を公開し、11月27日に難民801人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは134人(うち女性40人、子供69人)、ヨルダンから帰国したのは667人(うち女性200人、子供340人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は477,748人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者150,687人(うち女性45,592人、子ども77,149人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者327,061人(うち女性98,158人、子ども166,791人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,670,431人(うち女性2,007,129人、子供3,401,920人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 707,028人(うち女性212,408人、子供360,862人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2019をもとに作成。

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ラッカ県タッル・アブヤド市に面するアクチャカレ市のトルコ軍基地が砲撃を受け、兵士2人死亡(2019年11月27日)

トルコ国防省は声明を出し、ラッカ県タッル・アブヤド市に面するアクチャカレ市のトルコ軍基地が砲撃を受け、兵士2人が死亡したと発表した。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ルクバーン・キャンプ民政局は避難民をシリア政府支配地域に連れ出そうとしているとして国連使節団の訪問を拒否(2019年11月27日)

米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプの民政自治局は、国連の使節団の訪問を拒否した。

広報担当者のマフムード・フマイリー氏はアラビー・ジャディード(11月27日付)に対して、「国連はロシアとアサド政権を支援し、キャンプの住民をシリア政府支配地域に連れ出そうとしている。我々は過去、そして現在においてこれを拒否している。また、この理由により我々は国連の訪問を拒否している」と述べた。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-‘Arabi al-Jadid, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)第2ラウンドは開催されず:反体制派代表団はシリア政府代表団を「独裁使節団」「諜報機関の使節団」と非難(2019年11月27日)

25日に再開が予定されていた制憲委員会(憲法委員会)は、27日も第2ラウンドを開会できずに終わった。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月27日付)によると、シリア政府代表団は25、26日に続いてジュネーブの国連本部にある控え室に入ったが、会合に臨むことなく退場した。

SANA(11月27日付)は、シリア政府代表団は、反体制派代表団が「愛国的共通項」として提示されている議題案を受け入れなかったため、会合に臨まなかったと伝えた。

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反体制派代表団の代表を務め、制憲委員会の共同議長でもあるハーディー・バフラ氏は記者会見を開き、シリア政府側の姿勢を批判した。

バフラ氏は「我々が愛国的なよりどころと言うとき、数百万におよぶ難民、国内避難民、数十万におよぶ逮捕者、アサドの刑務所で拷問を受けて殺された数千人を含むシリア国民が合意するよりどころについて話している」としたうえで、「我々は拡大委員会のメンバー150人の発言すべてを要約し、政権側が愛国的共通項と呼んでいるものを含む基本的な政治原則の議論から始めて、憲法にかかわる考えや条文を案出した。それゆえ、彼ら(シリア政府側)は解決策や突破口を作り出せるはずだ…。シリア政府代表団が今日、そしてこの数日、行動規範から逸脱すれば…、独裁使節団、諜報機関の使節団だと言わざるを得ない」と述べた。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県南部で米軍車列が乗り合いタクシーと衝突、乗っていた住民多数が負傷(2019年11月27日)

ハサカ県では、SANA(11月27日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が依然として駐留を続けている県南部のシャッダーディー市近郊の街道で、米軍の車列がセルヴィス(乗り合いタクシー)と衝突、ゼルヴィスに乗っていた住民多数が負傷した。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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トルコとその支援を受ける国民軍がラッカ県、アレッポ県でシリア民主軍と交戦(2019年11月27日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市西のアブドゥーキー村で国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦、国民軍がトルコ軍とともにカズアリー村などを砲撃した。

また、ANHA(11月27日付)によると、トルコ軍がビールキータク村を砲撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がトルコ占領下のアアザーズ市を砲撃し、少なくとも3人が負傷した。

シリア民主軍はまた、マーリア市南のハルバル村一帯に侵攻し、国民軍と交戦した。

一方、ANHA(11月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局支配とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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