米中央軍(CENTCOM)は、10月31日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は9回、フール町近郊(3回)、マーリア市近郊(6回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。
CENTCOM, November 1, 2015などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市、ドゥーマー市、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯を「樽爆弾」などで空爆し、子供1人を含む6人が死亡した。
クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、ドゥーマー市への空爆はロシア軍によるもので、これにより住民4人が死亡、20人以上が負傷したという。
反体制武装集団はこれに対して、ダーヒヤト・アサド町を砲撃した。
一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、フーシュ・アドマル村およびその周辺、マルジュ・スルターン村一帯、ハラスター市郊外で、イスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまたダーライヤー市でアジュナード・シャーム・イスラーム連合の拠点に対し特殊作戦を行い、戦闘員10人を殺傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハーン・トゥーマーン村、タッル・ハディーヤ村、ダマスカス・アレッポ街道(ハーン・アサル村一帯)を15回にわたり空爆した。
一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアレッポ市南部のマルイーン村、ハミーミーヤ村、ハミーディー村、マシュラファ村、スバイヒーヤ村で反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、これらの村を含む50平方キロの地域を制圧した。
シリア軍はまた、アレッポ市マイサル・ジャズマーティー地区、マルジャ地区、ラーシディーン地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
シャームの民のヌスラ戦線はツイッターを通じて、「アレッポ南部郊外解放の戦い」の開始を宣言した。
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イドリブ県では、マアッラト・ヌウマーン市に対する空爆が実施され、子供3人を含む7人が死亡した。
またアブー・ズフール航空基地では、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、後者の戦闘員が死亡した。
一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市でファトフ軍の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アトシャーン村一帯でのシリア軍との戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員1人が死亡した。
一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍が、ラターミナ町、スカイク村、ムスタリーハ村、ワーディ・ジャッファールなどでファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまたジュッブ・ザアルール村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がダルアー市内国立病院南部の建物群22カ所を制圧し、反体制武装集団戦闘員数十人を殲滅し、司令拠点、武器・装備などを破壊した。
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ヒムス県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がガントゥー市、アブー・サナースィル丘、ファルハーニーヤ村、タルビーサ市、ティールマアッラ村でシャームの民のヌスラ戦線の拠点などを空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、クッルナー・シュラカー(10月31日付)は、シリア軍戦闘機がタルビーサ市で毒ガスを装填したロケット弾で空爆を行ったと報じた。
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ダマスカス県では、SANA(10月31日付)によると、クスール地区にイスラーム軍が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、少女1人が死亡した。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のアラブ民主軍の総司令部はインターネットを通じて声明を出し、「我々の軍事行動の第1歩の開始を今日宣言する」と発表し、「ハサカ県南部郊外解放作戦」の開始を宣言した。
声明によると、この軍事行動には、シリア民主軍を構成するすべての武装組織が参加、また有志連合との調整のもとに行われている、という。
ユーフラテスの火山作戦司令室のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官は、AFP(10月31日付)に対し、作戦が30日晩に開始され、シリア民主軍を構成するすべての武装集団が参加、シャッダーディー市、フール町、マリーシャ村、マルカダ町などダーイシュの支配下にある地域での作戦が遂行されると述べた。
これに関して、ARA News(10月31日付)は、人民防衛隊とサナーディード軍が30日深夜からフール町のダーイシュ拠点複数カ所に対する攻撃を開始したと伝えた。
また、シリア人権監視団によると、フール町とタッル・ハミース市の間に位置するガズィーラ村一帯で、シリア民主軍とダーイシュが交戦した。
さらに、有志連合もシリア民主軍の作戦開始を受け、フール町近郊のダーイシュ拠点を空爆したという。
なお、『ハヤート』(10月12日付)によると「シリア民主軍」は約5万人の兵力を擁し、以下の武装組織が参加しているという:
西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)および女性防衛部隊(YPJ):兵力は2万5,000人
シリア・アラブ同盟(SAC):ハサカ県のアラブ人戦闘員からなり、兵力は1,200人。有志連合から11日にパラシュートでの投下により弾薬を供与された組織。
革命家軍:アレッポ県郊外およびラッカ県のトルコ国境地帯の戦闘員からなり、兵力は2,500~3,000人)
ユーフラテスの火山作戦司令室:兵力は4,000~5,000人
サナーディード軍:ハサカ県のアラブ系部族の民兵で、兵力は700人
ジャズィーラ旅団連合:ハサカ県のアラブ系部族の民兵で、兵力は700人
シリア正教軍事評議会:ハサカ県のシリア正教徒の民兵で、兵力は1,500人
このうちSACは米軍から50トンの弾薬を供与されている。
バラク・オバマ米大統領はまた30日、シリア領内に米特殊部隊50人弱を派遣することに合意したが、特殊部隊はシリア民主軍を支援することが目的だとされている。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハナースィル市・イスリヤー村(ハマー県)街道一帯で、シリア軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
また、ARA News(10月31日付)によると、シリア軍は30日深夜、ダーイシュの拠点都市の一つマンビジュ市を空爆し、民間人数十人が死傷した。
一方、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がフマイマ村、シャイフ・アフマド村、ウンム・アルキーラ村、アブー・ダンナ村、カスキース村、マスカナ村、ハフサ町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。
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ヒムス県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がラスム・サブア村、ガズィーラ村、フナイフィース村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(10月31日付)によると、シリア軍がラスム・アムーン村、ラスム・ティーナ村、ハムダーニーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区、タカーヤー地区、シャイフ・ヤースィーン地区をシリア軍戦闘機が空爆した。
また有志連合はウマル油田一帯のダーイシュ拠点を空爆した。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、November 1, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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国連の潘基文事務総長は、スペインの主要紙の共同インタビューに応じ、そのなかでシリア情勢に関して、「たった1人の人物の進退によって政治交渉のプロセス全体が滞ることは非論理で…受け入れられない」と述べた。
『ハヤート』(11月1日付)などが伝えた。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は、スカイ・ニュース・アラビック(10月31日付)のインタビューに応じ、ウィーンでの30日の外相会合で「バッシャール・アサド退陣の期日と手段」と「外国軍、すなわちイラン軍撤退の期日と方法」の2点をめぐってロシア、イランとの意見の一致を見なかったことを明らかにした。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、Sky News Arabic, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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ARA News(10月31日付)などは、アントニー・J・ブリンケン米国務省副長官が、米国がシリアの反体制派に1億ドルの追加支援を行う予定だと述べた、と伝えた。
ブリンケン米国務省副報道官によると、この新規の支援により、2012年以降の米国の反体制派への支援額は5億ドルになる見込みだという。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、シリアの治安当局(ムハーバラート)は、2012年末のシリア軍によるヒムス市バーブ・アムル地区突入によって避難した同地区住民約200世帯の帰宅を許可した。
バーブ・アムル地区への住民の帰宅を認めたのはこれが初めてだという。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(10月31日付)は、イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県カラムーン地方(レバノン国境地帯)にあるシリア軍とヒズブッラーの拠点複数カ所に対して越境空爆を行ったと伝えた。
現地の複数の消息筋によると、イスラエル軍戦闘機は4度にわたり空爆を行い、16発のミサイルを発射した。
4度にわたる攻撃のうちの2回はクタイファ市の第155旅団の拠点複数カ所を標的とし、また2回は西カラムーン地方のラアス・マアッラ町とラアス・アイン村の間に位置するヒズブッラーのイナーシュ拠点に対して行われた。
イスラエル軍戦闘機は、レバノン領空を侵犯した後に、シリア領空を侵犯し空爆を行ったという。
AFP, October 31, 2015、AP, October 31, 2015、ARA News, October 31, 2015、Champress, October 31, 2015、al-Hayat, November 1, 2015、Iraqi News, October 31, 2015、Kull-na Shuraka’, October 31, 2015、al-Mada Press, October 31, 2015、Naharnet, October 31, 2015、NNA, October 31, 2015、Reuters, October 31, 2015、SANA, October 31, 2015、UPI, October 31, 2015などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(10月30日付)などによると、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(http://www.raqqa-sl.com/)の活動家2人、イブラーヒーム・アブドゥルカーディル氏とファーリス・ハマーディー氏がトルコのシャンルウルファ市で首を斬られて死亡しているのが発見された。
「ラッカは沈黙によって惨殺される」の活動家のサルマト・ジャイラーニー氏によると、2人は29日晩に斬首されたと思われるという。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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スワイダー県では、SANA(10月30日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにカスル村、サアド遺跡でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、ARA News(10月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市への進攻を試みたが、シャーム戦線がこれを撃退した。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団やシリア民間防衛団などによると、ドゥーマー市へのシリア軍の砲撃により、57人が死亡、100人が負傷した(マサール・プレス(10月30日付)によると55人が死亡、200人以上が負傷、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、47人が死亡、100人以上が負傷)。
一方、SANA(10月30日付)によると、ヌーラ村・マルジュ・スルターン村回廊一帯、マルジュ・スルターン航空基地南部、シャイフーニーヤ村、マイダアー町農場地帯、ドゥーマー市でシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまたダーライヤー市でアジュナード・シャーム・イスラーム連合の拠点を攻撃し、戦闘員9人を殲滅した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市フィルドゥース地区、サラーフッディーン地区、カッラーサ地区、シャイフ・サイード地区、ハーン・アサル村を空爆し、サラーフッディーン地区では子供2人が死亡、2人が負傷、フィルドゥース地区では10人が死亡、28人が負傷、カッラーサ地区では20人が死亡、42人が負傷した。
またシャイフ・サイード地区では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員3人が死亡する一方、アレッポ市西部のザフラー地区では反体制武装集団が米国製のTOW対戦車ミサイルでシリア軍戦車を攻撃した。
シリア軍と反体制武装集団はこのほかにも、ハーン・トゥーマーン村で交戦した。
なお、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、カッラーサ地区への空爆はロシア軍によるものだという。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒラール・シャイフ村などガーブ平原北部を空爆する一方、反体制武装集団はアトシャーン村でシリア軍の戦車2輌を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥワイル村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスカイク村、カスタン村を「樽爆弾」などで空爆し、子供3人を含む4人が死亡した。
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ラタキア県では、SNN(10月31日付)は、反体制武装集団がカフルダブラ村を奪還したと伝えた。
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ダルアー県では、SANA(10月30日付)によると、シリア軍がムザイリーブ町、ダルアー市避難民キャンプ一帯で反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(10月30日付)によると、カッサーア地区、サーリヒーヤ区、ザバダーニー地区に迫撃砲弾20発が着弾し、1人が死亡、12人が負傷した。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Masar Press Agency, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、SNN, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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AFP(10月30日付)は、米政府高官の話として、バラク・オバマ米大統領が、シリア北部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘に米特殊部隊隊員50人弱を派遣することを許可したと伝えた。
派遣される米特殊部隊は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が計画しているとされるラッカ市攻略作戦を支援するものと思われる。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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ロシア国防省は9月30日から10月29日までの1ヶ月間でのシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線などのテロ組織に対する空爆作戦の成果を発表した。
それによると、過去1ヶ月でのロシア軍の出撃回数は1,391回で、1,623の目標を破壊したという。
破壊した目標の内訳は、司令連絡拠点249カ所、教練キャンプ51カ所、爆弾・爆発物製造所35カ所、武器弾薬庫131カ所、壕・拠点371カ所、野営キャンプなどの基地786カ所。
また西側メディアで、ロシア軍とシリア軍が無差別攻撃を行っているとの作り話が明確な証拠もなく連日が拡散されていると批判、病院、モスク、住居などが破壊されたとする情報では別の場所で撮影された廃墟の画像などが使用されていると指摘した。
その一例として、ロシア国防省は、ロシア軍の空爆で破壊されたとされるジスル・シュグール市のファールーク・ウマル・ブン・ハッターブ・モスクが損壊していないことを示す衛星画像を公開した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がガントゥー市、ティールマアッラ村の反体制武装集団拠点を空爆した。
また、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、ロシア軍戦闘機がラスタン市を空爆し、子供1人、女性1人が死亡した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がタッル・マラク村、ハムダーニーヤ村を空爆した。
また、クッルナー・シュラカー(10月30日付)によると、ロシア軍はマアッラト・ヌウマーン市などを空爆し、民間人9人が死亡したという。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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ロシアのセルゲイ・ボグダノフ外務副大臣は、オーストリアの首都ウィーンでの17カ国外相会合に先だって開かれた米、ロシア、サウジアラビア、トルコの4カ国外相会合で、シリア政府との和平交渉においてロシア政府が招集できる反体制派の代表38人のリストを開示したことを明らかにした。
ボグダノフ外務副大臣はまた、この38人のほかに自由シリア軍の代表者を和平交渉に参加させたいとの意向を表明したが、「率直に言って、我々は自由シリア軍全体を指揮する人物を知らない。我々は彼らが一つの組織として参加することを支持するが、今のところ、我々には、誰が自由シリア軍を代表しているのか不明確だ」と述べた。
ボクダノフ外務副大臣はそのうえで、「ムスタファー・ミスリーなど、自由シリア軍を代表しているという数人と協議したが、別の当事者は、我々は会ったこの数名が自由シリア軍には所属していないと考えている…。ロシアは自由シリア軍が存在するのであれば対話する用意がある」と付言した。
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クッルナー・シュラカー(10月30日付)は38人の氏名が列記されたペーパーの画像を公開した。
この画像に記されていた38人は以下の通り:
1. アッバース・ハビーブ(北東部諸部族代表)
2. アブドゥルカーディル・サンカリー(ビジネスマン代表)
3. アイマン・アスファリー(アスファリー慈善機構代表)
4. アミーナ・ウースィー(西クルディスタン移行期民政局代表)
5. アーリフ・ダリーラ(「ダマスカスの春」指導者)
6. アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
7. アフマド・ムアーッズ・ハティーブ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
8. バドル・ジャームース(シリア革命反体制勢力国民連立元事務局長)
9. ワリード・ブンニー(シリア革命反体制勢力国民連立元事務局長)
10. ジャマール・スライマーン(俳優)
11. カドリー・ジャミール(変革解放人民戦線代表)
12. ルワイユ・フサイン(シリア国家建設潮流代表)
13. ラマー・アタースィー(シリア統一党書記長)
14. マージド・ハッブー(民主主義と和平のためのキリスト教運動代表)
15. マーズィン・マグリビーヤ(変革解放人民戦線)
16. マフムード・マルイー(民主国民運動委員会代表)
17. ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム潮流代表)
18. ムナー・ガーニム(シリア国家建設潮流)
19. ムニール・ハミシュ(元工業大臣、ハイサム・マンナーア寄り)
20. ムハンマド・ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)
21. ムハンマド・ハバシュ(シリア・ムスリム同胞団)
22. ナムルード・スライマーン(在シカゴ・アッシリア教徒代表)
23. ランダー・カッスィース(多元的社会運動代表)
24. リーム・トゥルクマーニー(人権活動家)
25. S.・シャーミー(在イスタンブール・宗教指導者)
26. サーリフ・ムスリム(民主統一党共同党首)
27. サリーム・ハイル・ベク(ミンバル機構事務局長)
28. サミール・アイタ(シリア民主フォーラム)
29. サフワーン・アッカーシュ(共産主義行動党)
30. サンハーリーブ・バルスーム(ハサカ県の反体制活動家)
31. ファンナール・クート(ハサカ県の反体制活動家)
32. ファーティフ・ジャームース(平和的変革の道潮流代表)
33. ハーディー・バフラ(シリア革命反体制勢力国民連立前代表)
34. ハーリド・マハーミード(ビジネスマン代表)
35. ハーリド・イーサー(民主統一党)
36. ハーリド・ハウジャー(シリア革命反体制勢力国民連立代表)
37. ハサン・アブドゥルアズィーム(民主的変革諸勢力国民調整委員会代表)
38. ハイサム・マンナーア(カムフ機構代表)



AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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オーストリアの首都ウィーンで、米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、エジプト、フランス、ドイツ、イラン、イラク、イタリア、ヨルダン、レバノン、オマーン、カタール、UAE、英国、EUの外務大臣、中国の外務副大臣、そしてスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が一同に会し、シリア情勢への対応について協議、声明(ウィーン声明)を発表した。

声明によると、参加国は、シリア国内の暴力を早急に停止させる方法について議論、実質面で意見の相違が見られたが以下9点で合意に達した:
1. シリアの統一、独立、領土保全、世俗性を基礎とする。
2. 国家機構を維持する。
3. シリア人の権利を、民族、宗教のいかんにかかわらず保護する。
4. 戦争終結に向けたあらゆる外交努力を行う。
5. シリア全土で人道的なアクセスを保証し、すべての参加国がシリア国内の避難民、自国の難民支援を増加させる。
6. ダーイシュ(イスラーム国)とそのほかのテロ組織を、国連安保理での決議および参加国の同意に基づき打倒する。
7. 2012年のジュネーブ合意と国連安保理決議第2118号に従い、参加国は、国連にシリア政府と反体制派の代表を招集させ、信頼でき、包括的で、非宗派主義的な統治を樹立し、新憲法制定と選挙実施を行うための政治プロセスを推し進める。選挙は国連の監視下で行われ、透明性、信頼性といった点で国際水準を満たす自由且つ公正なものなければならず、また難民を含むすべてのシリア人が参加する。
8. こうした政治プロセスはシリア人によって主導され、シリア国民がシリアの将来を決する。
9. 参加国は国連とともに、この政治プロセスと並行して、全国規模の停戦の方法を探求、実施する。
また声明では、参加国の間で意見が対立している点について引き続き協議を続けるため、2週間以内に外相会合を開催すること明記された。
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ジョン・ケリー米国務長官は会合の前に「楽観はできないが希望は持っている。前進できると希望しているが、それは困難だ」と述べた。
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サウジアラビアのアーディル・ジュバイリー外務大臣はBBC(10月30日付)に対して「アサドは政治プロセスのなかで退任するか、力によって排除されるだろう」と述べた。
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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は会合前に「テロリストに対するより効果的な戦いを行うことが優先事項でなければなれらない」としたうえで、「そのうえで政治的移行に向けたプロセスを構築すべきだ…。シリアの悲劇の大部分に責任があるアサドがシリアの未来になることはあり得ない」と述べた。
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一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「過激なテロ集団に打撃を与えない限り、政治的解決にいたるのは困難だ」と述べた。
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ジョン・ケリー米国務長官は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との共同記者会見で、会合において多くの点が合意されたと述べる一方で、「米、ロシア、イランがアサド大統領の進退について合意しないことを合意した」として、大統領の処遇をめぐる意見の相違が解消しなかったことを認めた。
一方、ラブロフ外務大臣は、「シリア国民がアサド大統領の進退を決定する」と述べた。
AFP, October 30, 2015、AP, October 30, 2015、ARA News, October 30, 2015、BBC, October 30, 2015、Champress, October 30, 2015、al-Hayat, October 31, 2015、Iraqi News, October 30, 2015、Kull-na Shuraka’, October 30, 2015、al-Mada Press, October 30, 2015、Naharnet, October 30, 2015、NNA, October 30, 2015、Reuters, October 30, 2015、SANA, October 30, 2015、UPI, October 30, 2015などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がドゥーマー市など東グータ地方各所を空爆し、数十人が死傷した。
ドゥーマー市では野戦病院が被弾し、少なくとも8人(うち女児1人)が死亡した。
これに対して、反体制武装集団はダーヒヤト・アサド町を砲撃し、1人が死亡した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ロシア大使館のあるアダウィー地区とマズラア地区に迫撃砲弾約10発が着弾した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町を砲撃した。
一方、SANA(10月29日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハナースィル市(アレッポ県)・イスリヤー村街道一帯でシャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスカイク村を砲撃した。
一方、SANA(10月29日付)によると、シリア軍がスカイク村一帯、カンスフラ村を攻撃し、反体制武装集団の司令拠点を破壊、戦闘員23人を殲滅した。
シリア軍はまた、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村でシャームの民のヌスラ戦線拠点を攻撃し、戦闘員11人を殲滅した。
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ダルアー県では、SANA(10月29日付)によると、アトマーン村、ヒルバト・ガザーラ町南部、ダルアー市各所でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(10月29日付)によると、バアス市一帯に侵入しようとしたシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団をシリア軍が人民防衛諸集団とともに撃退し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(10月29日付)によると、シリア軍がアレッポ市サーフール地区、ラームーサ地区、カルム・フーミド地区、カルム・マイサル地区、カルム・タッラーブ地区、シャイフ・ルトフィー村、アーミリーヤ村、マアーッラト・アルティーク村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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アレッポ県では、SANA(10月29日付)によると、シリア軍がシャイフ・アフマド村、クワイリス航空基地一帯、ダイル・ハーフィル市、マドユーナ村、航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、サフィーラ市東部、タイバ村、ウンム・アルキーラ村でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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スワイダー県では、SANA(10月29日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにサアド遺跡でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(10月29日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)をシリア軍が撃退した。
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クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(10月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団幹部のムスタファー・イーサー・ハマド司令官が、ナースィリーヤ村にいたる街道で反体制武装集団に要撃され、死亡した。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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ダルアー県では、シリア人権監視団が複数の活動家の話として、ロシア軍と思われる戦闘機がハーッラ市、アンタル丘、カフル・ナースィジュ村、アクラバー村に空爆を行ったと主張した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がフーシュ・ハッジュー村、サアン・アスワド村、タドムル市一帯を空爆した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタマーニア町を空爆した。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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ロイター通信(10月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山作戦司令室に所属するラッカ革命家戦線(自由シリア軍)のアブー・イーサーを名乗る司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点であるラッカ市一帯を「軍事地区」に指定したと発表、ダーイシュのメンバーに対して「5日以内に離反する」よう警告するとともに、ラッカ市住民に支援を呼びかけ、同市攻略への意思を示した。

AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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ヒムス県のハウラ地方で活動するアル=カーイダ系武装集団と「穏健な反体制派」と目される武装集団が「アッラーの綱につかまり、離れるでない」作戦司令室として糾合した。
「アッラーの綱につかまり離れるでない」作戦司令室に参加したのは以下の武装集団:
シャーム自由人イスラーム運動(ハウラ地方)
タッル・ザハブ・ムジャーヒディーン連合(ファールーク大隊、アッラーの剣大隊、ムラービティーンの旗大隊、ハウラ自由人特殊任務中隊)
アフガード・ウスマーン旅団
第313アクラブ自由人旅団
第114特殊任務旅団
アルブッディーン・アルスラーン旅団
アサーラ・ワ・タンミヤ戦線(ムクダード・ブン・アスワド大隊)
サアド・ブン・ムアーッズ大隊
殉教者マフムード・サアドッディーン大隊
アリー・ビン・アビー・ターリブ大隊
イスラーム・マフディー大隊
ティーバ殉教者大隊
殉教者アフマド・アブドゥルワーヒド大隊
第44ハウラ監視隊

AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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国境なき医師団は声明を出し、ロシア軍とシリア軍による空爆が激化して以降の過去数週間で、シリア領内の病院12カ所が空爆され、患者や医療スタッフ合わせて35人が死亡、70人以上が負傷した、と発表した。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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カタールのハーリド・アティーヤ外務大臣は、ジャズィーラ・チャンネル(10月29日付)のインタビューで、「我が軍がシリア領を踏みにじることはない…。なぜなら、彼ら(シリアの反体制派)は自分たちの国を自力で解放できるからだ。彼が望んでいるのは資金援助だ。彼らは人々に耳を傾けて欲しいと考えている」と述べ、シリアへの直接軍事介入を否定した。
また、「我々が目の当たりにしていること、そして恐れているのは、アラブ・ペルシャ紛争だ」とも述べた。
アティーヤ外務大臣は米CNN(10月21日付)とのインタビュー「もし軍事介入が、シリア国民を政権の蛮行から守ることになるのなら、我々はそれを行うだろう」と述べていた。
AFP, October 29, 2015、Aljazeera, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、オーストリアの首都ウィーンでの米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、イラン、エジプト、ヨルダンなどの外相会合に関して、「ウィーンでの会談の目的は、シリアで政治プロセスを開始するための保証することであって、この国の政府を代えるかどうかを議論することではない」と述べた。
一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナ情勢をめぐり欧米諸国がロシアに対して科している制裁をめぐる問題と、シリア領内での軍事作戦とを結びつけて「取引」することはない、と述べた。
『ハヤート』(10月30日付)などが伝えた。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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中国の李克強首相は北京でドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談した。
会談ではシリア情勢への対応も話し合われ、李首相は「シリア情勢を解決する必要がこれまで以上に増している…。もっとも重要なのは、政治的解決を実現し、バランスがとれ、包括的で開かれた政治対話を行う機会をつかむことだ」と述べた。
これに対してメルケル首相も「我々は外交的な政治解決を必要としており、解決策を導き出す必要がある。少なくとも、そのために必要なすべての参加者が集う対話の兆候が現れている」と述べた。
ARA News(10月29日付)などが伝えた。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、チャンネル24(10月28日付)に対して、シリアのクルド人が自治に固執する場合、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対して武力を行使する、と述べた。
エルドアン大統領は「トルコは必要だと考えることを行うだろう。そのなかにはシリアのクルド人過激派が、米国と同盟して、ラッカ県のタッル・アブヤド市に自治政体樹立を宣言することを阻止するための軍事作戦の強化も含まれる…これは警告だ。トルコは誰の許可も必要とはしていない。我々は必要なことをするだけだ」と述べた。
エルドアン大統領はまた、「シリアのクルド人を西側が支援すれば、テロを支援することになる」と主張し、人民防衛隊を間接支援する米国を暗に批判した。
さらに、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党が「タッル・アブヤド市一帯での民族浄化」を行っていると主張、「クルド人が立ち去れば…問題はない」と付言した。
AFP, October 29, 2015、AP, October 29, 2015、ARA News, October 29, 2015、Champress, October 29, 2015、al-Hayat, October 30, 2015、Iraqi News, October 29, 2015、Kull-na Shuraka’, October 29, 2015、al-Mada Press, October 29, 2015、Naharnet, October 29, 2015、NNA, October 29, 2015、Reuters, October 29, 2015、SANA, October 29, 2015、UPI, October 29, 2015などをもとに作成。
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青山弘之「ロシア軍事介入で液状化するシリア:錯綜する反体制派の相関図(特集Ⅰ・シリアに橋頭堡を築くロシア)」
Janet e-World、2015年10月28日
9月30日、ロシア軍がシリア領内での空爆を開始した。バッシャール・アサド大統領は10月21日に電撃訪問したモスクワでのプーチン大統領との会談で、この空爆がシリア政府の正式な要請に基づく国際法上合法的な軍事支援であり、「ダーイシュ」(「イスラム国」の中東での通称)やアルカイダ系「ヌスラ戦線」といった組織に対する「テロとの戦い」の成果が上がっていると述べ、安定回復への手応えを表明した。しかし、こうした主張とは裏腹に、ロシアの軍事介入は、「内戦」と呼ばれて久しい紛争が、シリア人自身には制御できない問題に変質してしまっているという事実を再認識させるものだった。・・・
Janet e-Worldはこちら
『ハヤート』(10月29日付)は、29日にオーストリアのウィーンで再開されるた米・ロシア・サウジアラビア・トルコの外相会談に、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣の出席が確定したと伝えた。
ロシア消息筋によると、イランのほかにも、エジプト、イラク、そしてレバノンの外務大臣も出席を予定しているという。
新規に参加する4カ国はいずれも、シリア政府寄りの立場をとる国。
イランは、アサド大統領の進退などシリアの紛争後のありようが、諸外国ではなくシリア国民に決せられるべきとの立場から、2012年6月のジュネーブ合意を起点とするシリア政府と反体制派の和解に向けたプロセス(いわゆる「ジュネーブ・プロセス」)に参加していなかったが、ウィーンでの外相会談に出席すれば、シリアの紛争和解に関する諸外国の会合に初めて参加することになる。
一方、レバノンは、政府としては、シリア紛争発生当初より「不関与政策」をとっているが、周知の通り、ヒズブッラ-、シリア民族社会党、バアス党レバノン地域指導部といった勢力が、シリア政府を全面支援しており、総じてシリア政府に近い立場をとっている。
また、エジプトも、アブドゥルファッターフ・スィースィー政権発足以降、シリア国内での「テロとの戦い」と紛争解決の重要性を強調し、アサド政権との対話による紛争解決と体制転換をめざしている反体制派の意見集約などに務めるようになっている。
さらに、イラクは、ダーイシュ(イスラーム国)掃討でシリア政府との連携を強めており、9月に入ると、ロシア、イラン、シリアとの戦略的な連携を強化している。
この会談に先立ち、フランス、ドイツ、英国、米国、サウジアラビア、トルコ、湾岸諸国、ヨルダンの外相がパリで会合を持ち、アサド大統領の退陣要求などについて意見を交わしているが、イラン、エジプト、イラク、レバノンの参加により、大統領の処遇をめぐる内政問題をシリア国民(移行期)に委ねるべきだとの声が高まるものと見られる。
AFP, October 28, 2015、AP, October 28, 2015、ARA News, October 28, 2015、Champress, October 28, 2015、al-Hayat, October 29, 2015、Iraqi News, October 28, 2015、Kull-na Shuraka’, October 28, 2015、al-Mada Press, October 28, 2015、Naharnet, October 28, 2015、NNA, October 28, 2015、Reuters, October 28, 2015、SANA, October 28, 2015、UPI, October 28, 2015などをもとに作成。
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