イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月31日追記)

ARA News(8月3日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県ジャラーブルス市で7月31日、国際NGOのワールド・ヴィジョンとNRCのボランティア活動家6人(シリア人)を逮捕したと報じた。

ARA News, August 3, 2014をもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月31日追記)

イドリブ県では、ARA News(8月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がトルコ国境に近いサルマダー村を制圧した。

これを受け、軍は同村を空爆し、1人が死亡、約10人が負傷した。

ハリール・アフマドを名乗る活動家によると、ヌスラ戦線は地元住民の同意のもとにサルマダー村を制圧し、「自由シリア軍」とともに検問所を設置したが、軍の空爆を受け、同村から撤退したという。

ARA News, August 1, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月31日)

アレッポ県の対シリア国境に位置するバーブ・ハワー国境通行所運営局はフェイスブックを通じて声明を出し、トルコ当局が同国境通行所に面するトルコ側のキリス国境通行所を7月31日付で開放し、シリア人のシリアへの帰国を許可することを決定したと発表した。

ARA News(7月31日付)によると、これにより、武器以外の物資などの搬入も可能になるという。

しかし、複数の活動家によると、トルコ当局は西クルディスタン移行期民政局やシリア政府が実効支配するシリア領内と接する国境通行所(ラアス・アイン・ジェイランプナル間、カーミシュリー・ヌサイビン間、ダルバースィーヤ・シェンユルト間、アイン・アラブ・ミュルシトプナル間)の開放は行わないという。

AFP, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月31日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市(クルド語名コバネ)西部郊外で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員35人が殺害し、同地一帯の村々を奪還、ダーイシュの拠点複数カ所を制圧した。

人民防衛隊側も隊員14人が死亡した。

同監視団によると、ダーイシュはアイン・アラブ市とアフタリーン市を結ぶ対トルコ国境地帯の制圧をめざし、アイン・アラブ市攻略を進めていたという。

なお、アフタリーン市方面では、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線が撤退し、ダーイシュはクルド人戦線旅団と交戦を続けている。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、キシュキーヤ町、アブー・ハマーム市、ガラーニージュ市一帯で、シュアイタート部族の民兵とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

この戦闘に関して、シュアイタート部族民兵や活動家らは、インターネット上に殺害したダーイシュ戦闘員の写真などを公開、「シュアイタートはダーイシュどもに対して蜂起する」、「ダーイシュの傭兵に対する民衆抵抗」といったメッセージを書き込んだ。

これを受け、ダーイシュは、マヤーディーン市とアシャーラ市を結ぶ橋を閉鎖、ブサイラ市からガラーンンジュ村に至る地域一帯の検問所を強化、キシュキーヤ町、ガラーニージュ市、アブー・ハマーム市で強制捜査や住民の逮捕を行う一方、何者かがアシャーラ市に架かる橋にあるダーイシュ検問所に向けて発砲した。

一方、クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、ダーイシュは戦闘員数百人と重車輌を投入し、シュアイタート部族民兵に対抗、約60人を捕捉した。

他方、SANA(7月31日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、旧空港地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

ARA News, July 31, 2014
ARA News, July 31, 2014

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市郊外のマシュタル地区からダーイシュ(イスラーム国)が同市内に向けて迫撃砲を発射、7発が着弾、住民3人(ARA News(7月31日付)によると4人)が死亡した。

またシリア軍がハサカ市南部のサブア・スクール地区でダーイシュと交戦、双方に死傷者が出た。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍第93旅団基地への突入準備に向けて同基地周辺に集結、住民に退去を呼びかけた。

これに対してシリア軍は地対地ミサイルで基地周辺を攻撃した。

イラク国内の動き

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月31日付)によると、イラク軍がムーハサン市、ブーリダー村などを空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員27人を殺害した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(7月31日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がキルクーク市西部のザーブ地方で、忠誠を拒否したジュブール部族の族長の妻を殺害した。

またキルクーク市南部のターザ地方をダーイシュが砲撃した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月31日付)によると、イラク軍はジュルフ・サフル地方の複数カ所を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員20人を殺害した。

AFP, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月31日)

NNA(7月31日付)によると、レバノン軍はベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の検問所で、武装集団メンバーと思われるシリア人6人を拘束した。

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NNA(7月31日付)によると、イスラエル軍は、30日にナバティーヤ県カフルシューバー郡のシャブアー農場で拘束したレバノン人羊飼いをレバノン当局に引き渡した。

AFP, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム戦線がアレッポ市旧市街アレッポ城近くにあるハンマーム・ヤルバガー(公衆浴場)を制圧した。

一方、SANA(7月31日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、マルジャ地区、マアーディー地区、シャッアール地区、旧市街、アレッポ城周辺、ハーン・アサル村、フール村、バービース村、ダイル・ハーフィル市、ハンダラート・キャンプ、カフルナーハー村、ダーラト・イッザ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(7月31日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がシャンシャール村のバルグース検問所近くで爆弾を仕掛けた車を爆破し、軍兵士多数を殺傷した。

一方、SANA(7月31日付)によると、東サラーム村、アルシューナ村、ウンム・サフリージュ村、ウンム・シャルシューフ村、ナースィリーヤ村、タッルドゥー市、アーミリーヤ村、シャーイル山(ハマー県)武器庫北部、第105油田北部、マクサル・ヒサーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、ARA News(7月31日付)によると、ダーイル市をシリア軍が空爆し、3人が死亡した。

一方、SANA(7月31日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校東部、旧税関地区、郵便局一帯、アッバースィーヤ地区など、ラジャート高原、サムリーン村、インヒル市、アトマーン村、ダーイル町、ブスラー・シャーム市、ウンム・マヤーズィン町、フラーク市、カラク村、ヒルバト・シャフム村、タッル・ファーダ村、キヒール村・サイダー町街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月31日付)によると、ドゥーマー市、アーリヤ農場、アイン・タルマー渓谷、ムライハ市郊外、ナシャービーヤ農場、ザバダーニー市、ラアス・マアッラ町郊外の無人地帯(対レバノン国境)、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、ティーマー町、マガッル・ミール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、ジュンドッシャームの戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月31日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月31日付)によると、カフルズィーター市、ズール・アブー・ザイド村、タイバト・イマーム市、ハッターブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月31日付)によると、ナフラ村、イドリブ市郊外、シャビーバ軍事基地周辺、カルア・ガザール村、ハミーディーヤ村、アブー・ズフール町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月31日)

アサド大統領(シリア・アラブ軍武装部隊総司令官)は69回目となるシリア・アラブ軍創設記念日(8月1日)を記念して、軍機関誌『人民軍』を通じて祝辞を発表し、「我々のテロとの戦いは存在と運命をかけた戦いであり、怠慢や休戦の余地はない。我々は今日、これまで以上に、内乱と分割を狙った植民地主義的なテロ計略に敢然と対抗するために備えている。こうした計略はシリア、さらには地域全体に向けられており、現在起こっている混乱やテロに乗じたシオニストの敵の野望に資するものだからだ」と鼓舞した。

SANA(7月31日付)が伝えた。

AFP, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月31日)

アラビーヤ(7月31日付)は、シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー前事務局長とアレッポ・シャリーア委員会のアブドゥルカーディル・フィラース顧問が反体制武装集団戦闘員の結婚式に同席している様子を撮影した写真を独占公開した。

撮影場所は不明だが、欧米諸国が後押しするキリスト教徒のサブラー前事務局長とサラフィー主義者のフィラース顧問が同席し、言葉を交わすことは異例だという。

Kull-na Shuraka', July 31, 2014
Kull-na Shuraka’, July 31, 2014

 

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シリア革命反体制勢力国民連立のアブドゥルハキーム・バッシャール副議長(シリア・クルド国民評議会代表)が、イラク・クルディスタン地域のアルビル市にあるシリア人避難民キャンプを慰問した。

ARA News(7月31日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', July 31, 2014
Kull-na Shuraka’, July 31, 2014

AFP, July 31, 2014、Alarabia, July 31, 2014、AP, July 31, 2014、ARA News, July 31, 2014、Champress, July 31, 2014、al-Hayat, August 1, 2014、Kull-na Shuraka’, July 31, 2014、al-Mada Press, July 31, 2014、Naharnet, July 31, 2014、NNA, July 31, 2014、Reuters, July 31, 2014、SANA, July 31, 2014、UPI, July 31, 2014などをもとに作成。

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最新論考「宗派対立」では読み解けないイラクの混乱:シリア紛争との連続線」(『外交』)

青山弘之「宗派対立」では読み解けないイラクの混乱:シリア紛争との連続線」(一点視界・一天四海)『外交』第26号、2014年7月、pp. 86-90

http://book.jiji.com/gaiko/

イスラム過激派の武装勢力が「イスラム国家」の樹立を宣言、首都バグダッドへの侵攻を続けるなどイラク情勢が緊迫の度を強めている。情勢悪化の本質的要因に何があるのか。「アラブの春」以降混乱が激化するアラブ世界の現状を、青山弘之・東京外国語大学教授に分析してもらった。・・・

イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月30日)

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュアイタート族民兵がアブー・ハマーム市でダーイシュ(イスラーム国)の偵察部隊とキシュキーヤ町のダーイシュ本部を襲撃、交戦した。

交戦は、キシュキーヤ町でシュアイタート族の子息3人がダーイシュに逮捕されたことが葉池にあるという。

この戦闘で、部族民兵3人とダーイシュ戦闘員少なくとも3人(8人という情報もあり)が死亡し、事態に対応するため、ダーイシュはタナク油田地帯からアブー・ハマーム市、ガラーニージュ市、キシュキーヤ町方面に援軍を派遣した。

またダーイシュは、「イスラーム法適用」のため、「タバコ、水タバコの販売と嗜好を禁止」するとの告知を発表した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がハッターブ氏東部一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(7月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、北の太陽大隊、ラッカ革命家旅団が、アイン・アラブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ドゥワイラート村、シュユーフ・タフターニー町、シュユーフ・ファウカーニー町、ブーラーズ村、バイヤーダ村、ハッラーブ・アトゥウ村、ジュッブ・ファラジュ村を制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がミールビーヤ連隊基地の食糧庫から大量の穀物をシャッダーディー市方面に持ち去った。

また、ARA News(7月30日付)によると、タッル・アブヤド市郊外のアフマディーヤ村に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)を、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が要撃、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

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アレッポ市北部で活動するクルド人戦線旅団総司令部は声明を出し、イスラーム戦線に属す一部の武装集団が同地一帯から撤退、その際にダーイシュ(イスラーム国)に自らの武器・弾薬を直接、間接に手渡したと批判した。

クルド人戦線旅団によると、イスラーム戦線の敗走により、同地でダーイシュと戦っているのは、自分たちとアムジャード・シャームなどわずかだという。

イラク国内の動き

アンバール県では、マダー・プレス(7月30日付)によると、ファッルージャ市周辺で、イラク軍がダーイシュ(イスラーム国)の車列を空爆し、ダーイシュ戦闘員13人を殺害した。

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イラク軍諜報機関によると、イラク軍がバードゥーシュ刑務所のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ニナワ県シャリーア委員会幹部のアフガン人、サウジ人、シリア人の3人を殺害した。

マダー・プレス(7月30日付)が伝えた。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月30日付)によると、イラク軍がシャルカート郡でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を空爆し、ダーイシュ戦闘員20人を殺害した。

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バグダード県では、マダー・プレス(7月30日付)によると、南部のユースフィーヤ地区で、イラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、イラク軍兵士9人が死傷、ダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

AFP, July 30, 2014、AP, July 30, 2014、ARA News, July 30, 2014、Champress, July 30, 2014、al-Hayat, July 31, 2014、Kull-na Shuraka’, July 30, 2014、al-Mada Press, July 30, 2014、Naharnet, July 30, 2014、NNA, July 30, 2014、Reuters, July 30, 2014、SANA, July 30, 2014、UPI, July 30, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月30日)

NNA(7月30日付)によると、レバノン軍はベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の国境地帯を不法入国しようとしたシャームの民のヌスラ戦線戦闘員と思われるシリア人男性1人を逮捕した。

また、ベカーア県ヘルメル郡ヘルメル市近郊にロケット弾2発が着弾した。

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NNA(7月30日付)によると、イスラエル軍がナバティーヤ県カフルシューバー郡のシャブアー農場でレバノン人羊飼い2人を拘束した。

AFP, July 30, 2014、AP, July 30, 2014、ARA News, July 30, 2014、Champress, July 30, 2014、al-Hayat, July 31, 2014、Kull-na Shuraka’, July 30, 2014、al-Mada Press, July 30, 2014、Naharnet, July 30, 2014、NNA, July 30, 2014、Reuters, July 30, 2014、SANA, July 30, 2014、UPI, July 30, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月30日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市東部および北東部前線で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

複数の活動家によると、シリア軍は、ムライハ市内に籠城する武装集団戦闘員に武器引き渡しを条件に退去を求めているが、武装集団はこれを拒否し続けているという。

一方、SANA(7月30日付)によると、ムライハ市およびその郊外、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アッラト・ザーキヤ町、マガッル・マイル村、ナシャービーヤ農場、シャイフーニーヤ農場、ザバダーニー市、ダーライヤー市、マシュラファ村周辺の無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区のアルファ検問所方面で軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ村、西ガーリヤ村、北スフール村を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ダルアー市旧税関地区、ビラール・ハバシー・モスク周辺、ヤルムーク学校地区、難民キャンプ地区、ヒルバト・ガザーラ町、インヒル市、タッル・ムタウワク、タッル・ファーディー、サムリーン村・スラヤー村街道、西ガーリヤ村、東ガーリヤ村、ムサイフラ町、フラーク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がハマー航空基地を砲撃、またアルザ村に対しても砲撃を行った。

スマート・ニュース(7月30日付)によると、ジハード主義武装集団(自由シリア軍)は、ハマー航空基地に向けて進軍を続け、軍と交戦したという。

これに対して、軍はタイバト・イマーム市、アイドゥーン村、トゥルール・ハムル村、カルアト・シュマイミース村、カフルズィーター市を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バーブ・ナイラブ地区、ハイダリーヤ地区、サーリヒーン地区を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、女性2人、子供1人を含む8人が死亡した。

またシャフバー・プレス(7月30日付)は、シリア軍がアレッポ市旧市街のアレッポ城一帯を毒ガス弾で攻撃、多数の市民が呼吸困難などの症状を訴えた、と主張した。

一方、SANA(7月30日付)によると、ハンダラート・キャンプ、アフタリーン市、バウワービーヤ村、ブラート丘村、タッル・アラム村、ハーン・アサル村、マンスーラ村、ナアナーイー村、ズィルバ村、アレッポ市ライラムーン地区、サカン・シャバービー地区、マルジャ地区、スライマーン・ハラビー地区、旧市街、アレッポ城周辺、カルム・タッラーブ地区、マイサル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月30日付)によると、アイン・ダルブ村、マジュダリヤー村、ラスム・シューリー村、バイト・ジン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月30日付)によると、ウンム・シャルシューフ村、ガジャル村、キースィーン村、ラスタン市、西サラーム村、アイン・フサイン村、サアン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月30日付)によると、ウカイリバート町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月30日付)によると、ナフラ村、サルジャ村、シャンナーン村、アブニヤ村、シュグル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 30, 2014、AP, July 30, 2014、ARA News, July 30, 2014、Champress, July 30, 2014、al-Hayat, July 31, 2014、Kull-na Shuraka’, July 30, 2014、al-Mada Press, July 30, 2014、Naharnet, July 30, 2014、NNA, July 30, 2014、Reuters, July 30, 2014、SANA, July 30, 2014、Shahba Press, July 30, 2014、SMART News, July 30, 2014、UPI, July 30, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月30日)

イドリブ県では、シャームの民のヌスラ戦線はツイッターで声明を出し、ハーミディーヤ航空基地攻略計画実施直前に、シリア革命家戦線(ジャマール・マアルーフ司令官)が作戦に使用される予定だったヌスラ戦線の戦車、装甲車に爆弾を仕掛け、ヌスラ戦線がほとんどの爆弾の解除に成功したもの、1輌が爆破されたと発表、破壊された戦車と装甲車の写真を公開した。

Kull-na Shuraka', July 30, 2014
Kull-na Shuraka’, July 30, 2014
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Kull-na Shuraka’, July 30, 2014

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディ・バフラ議長ら幹部一行は、トルコのイスタンブールからアンタキア市(ハタイ県)にある離反士官の居住キャンプを訪問した。

この居住キャンプには、離反士官約500人が暮らしており、バフラ議長らは自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐らと会談した。

ファーイズ・サーラ氏によると、この訪問は、新暫定政府の樹立、国内への活動拠点の移転などに向けた動きだという。

Kull-na Shuraka', July 30, 2014
Kull-na Shuraka’, July 30, 2014
Kull-na Shuraka', July 30, 2014
Kull-na Shuraka’, July 30, 2014

 

AFP, July 30, 2014、AP, July 30, 2014、ARA News, July 30, 2014、Champress, July 30, 2014、al-Hayat, July 31, 2014、Kull-na Shuraka’, July 30, 2014、al-Mada Press, July 30, 2014、Naharnet, July 30, 2014、NNA, July 30, 2014、Reuters, July 30, 2014、SANA, July 30, 2014、UPI, July 30, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月29日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアフタリーン市北部のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを砲撃、これに対してダーイシュも同村南部を迫撃した。

またシリア軍はカフルハムラ村を戦闘機で攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアイヤーシュ村、ハワーイジュ村、ハリータ村を空爆、住民が避難する一方、ダイル・ザウル航空基地周辺でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ダーイシュはまたシリア軍が駐留するジャヒーフ放送施設、第137旅団基地武器庫を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市南部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で、シリア軍兵士2人が死亡した。

イラク国内の動き

マダー・プレス(7月29日付)は、イラク軍アンバール県作成司令室筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がイラク国内で捕獲した武器・装備(車輌、装甲車、重火器、ロケット弾など)、発電機をカーイム郡経由でシリア領内(ダイル・ザウル県ブーカマール市一帯)に密輸していると報じた。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月29日付)によると、イラク軍がカルマ郡でダーイシュ(イスラーム国)残党を追撃し、ダーイシュ戦闘員40人を殺害した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月29日付)によると、イラク軍戦闘機がジュルフ・サフル地方のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員25人を殺害した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月29日付)によると、ダルーイーヤ郡東部にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点をイラク軍ヘリコプターが空爆し、ダーイシュ戦闘員10人を殺害した。

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マダー・プレス(7月29日付)は、内務省筋の話として、イラク軍兵士9人がバグダード県南部のユースフィーヤ地区およびガザーリーヤ地区でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で死傷したと伝えた。

諸外国の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)がイード・アル=フィトル初日(27日)だけで「自由シリア軍」兵士41人を処刑したと非難した。

AFP, July 29, 2014、AP, July 29, 2014、ARA News, July 29, 2014、Champress, July 29, 2014、al-Hayat, July 30, 2014、Kull-na Shuraka’, July 29, 2014、al-Mada Press, July 29, 2014、Naharnet, July 29, 2014、NNA, July 29, 2014、Reuters, July 29, 2014、SANA, July 29, 2014、UPI, July 29, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月29日)

ヒズブッラーに近いインターネット・サイト「南レバノン」(7月29日付)は、ヒズブッラー戦闘員の司令官を務めていたイブラーヒーム・ハーッジ氏(ベカーア県バアルベック郡カルヤー村出身、ハーッジ・サルマーン)を含む4人が「ワッハーブ主義的背教の傭兵に対する神聖なるジハード」で死亡したと発表した。

これに関して、ナハールネット(7月29日付)は、シリアの反体制勢力筋の話として、ハーッジ氏らがシリアのダマスカス郊外県カラムーン地方での戦闘で29日に死亡したと報じた。

Naharnet, July 29, 2014
Naharnet, July 29, 2014

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LBCI(7月29日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外をシリア軍戦闘機が空爆、シリア人4人が負傷した。

またバアルベック郡のラブワ村、ミクラーク村郊外にロケット弾4発が着弾したが、死傷者はなかった。

AFP, July 29, 2014、AP, July 29, 2014、ARA News, July 29, 2014、Champress, July 29, 2014、al-Hayat, July 30, 2014、Kull-na Shuraka’, July 29, 2014、LBCI, July 29, 2014、al-Mada Press, July 29, 2014、Naharnet, July 29, 2014、NNA, July 29, 2014、Reuters, July 29, 2014、SANA, July 29, 2014、South Lebanon, July 29, 2014、UPI, July 29, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(イスラーム戦線、ないしは「バドル・シャームの戦い」と行うとされる武装集団7組織)が、ハマー航空基地9キロの地点まで進軍した。

また同監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線は、ハマー市郊外のタラービーア検問所で軍と交戦し、同検問所を制圧し、ハマー市・ムハルダ市街道を寸断した。

戦闘は、ムハルダ市周辺のシール検問所、マジュダル検問所でも起きており、スカイ・ニュース(7月29日付)によると、ムハルダ市には多数の避難民が押し寄せているという。

これを受け、軍は、ハマー市・ムハルダ市街道を閉鎖し、ムハルダ市駐留部隊の一部を、武装集団によって占拠された同市西部のジャルマ村に派遣したという。

さらに、ジハード主義武装集団によって制圧されたハッターブ町や、ムーリク市周辺などを「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(7月29日付)によると、軍がハッターブ町の「武装テロ集団」拠点を破壊、またラターミナ町、カフルズィーター市、ズール・アブー・ザイド村、ズール・タイバ村、ズール・ブルフサイン村、ハラジャト・ハッジャーマ村、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャンナーン村、サルジャ村周辺、カフルハーヤー村を軍が空爆・砲撃し、子供5人と女性2人が死亡した。

一方、SANA(7月29日付)によると、クマイナース村、Syriatel塔、アルバイーン山周辺、シャンナーン村、カンスフラ村、ナリラヤー村、マルイヤーン村、クーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がアレッポ市旧市街に位置するアレッポ城周辺にある警察署地下に掘ったトンネルで爆弾を2発爆発させ、シリア軍兵士13人を殺害した。

アレッポ報道センター(7月29日付)によると、爆発後、同地一帯で軍とジハード主義武装集団が交戦した。

またシリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がアレッポ市ハーリディーヤ地区、アシュラフィーヤ地区を手製の迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(7月29日付)によると、アレッポ市マイサル地区、バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、ジャズマーティー地区、ハーディル地区、旧市街、シャイフ・ルトフィー村、ダイル・ハーフィル市、アルド・マッラーフ地区郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ムライハ市東部および北東部の戦線で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また軍はダーライヤー市、ザブディーン村、ドゥーマー市を空爆・砲撃し、子供1人を含む複数人が死亡した。

一方、SANA(7月29日付)によると、カラムーン地方(ラアス・マアッラ町、マシュラファ町)無人地帯、ザバダーニー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ドゥーマー市郊外、シャイフーニーヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ムライハ市、ナシャービーヤ農場、カフルバトナー町、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月29日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市、ナワー市を軍が「樽爆弾」で空爆し、一家5人(老人1人、その孫3人、孫の母親1人)が死亡した。

一方、SANA(7月29日付)によると、ダルアー市アッバースィーヤ地区、ビラール・ハバシー・モスク周辺、シャッアーラ、インヒル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月29日付)によると、カフターニーヤ町郊外、タルジャナ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月29日付)によると、ヌーバ山、カトフ・ルンマーン村、ズワイク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月29日付)によると、ハスヤー町郊外、ラスタン市、カフルラーハー市、タッルドゥー市、ドゥワイイル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 29, 2014、AMC, July 29, 2014、AP, July 29, 2014、ARA News, July 29, 2014、Champress, July 29, 2014、al-Hayat, July 30, 2014、Kull-na Shuraka’, July 29, 2014、al-Mada Press, July 29, 2014、Naharnet, July 29, 2014、NNA, July 29, 2014、Reuters, July 29, 2014、SANA, July 29, 2014、Sky News Arabic, July 29, 2014、UPI, July 29, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月28日)

国連の動き

国連安保理は、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線との石油取引が、「テロ組織」に対する制裁を定めた国連の決議に反すると警鐘を鳴らす議長声明(ロシア提案、S/PRST/1014/14、http://www.un.org/News/Press/docs//2014/sc11495.doc.htm)を満場一致で可決した。

安保理議長声明(S/PRST/1014/14)全文は以下の通り:

“The Security Council recalls its resolutions 1267 (1999), 1373 (2001), 1989 (2011), 2129 (2013), 2133 (2014), and 2161 (2014), stresses the obligation of the Member States to prevent and suppress the financing of terrorist acts, and expresses grave concern over the reports of the access to and seizure of oilfields and pipelines in Syria and Iraq by terrorist groups listed by the Security Council 1267/1989 Committee, namely ‘Islamic State in Iraq and the Levant’ and ‘Jabhat Al-Nusra’, and underscores in this regard that any trade of oil with these entities would be inconsistent with the Council’s resolutions and that all States are required to ensure that their nationals and any persons within their territory do not trade in oil with these entities.

“The Security Council reaffirms its strong commitment to the sovereignty, independence and territorial integrity of Syria and Iraq, and in this regard, strongly condemns any engagement in direct or indirect trade of oil from Syria and Iraq involving terrorist groups.  The Security Council also emphasizes that such engagement constitutes financial support for terrorists and may lead to further sanctions listings if those groups are listed by the Security Council 1267/1989 Sanctions Committee as associated with Al-Qaida.

“The Security Council notes with concern that any oilfields and related infrastructure controlled by terrorist organizations could generate material income for terrorists, which would support their recruitment efforts, including of foreign terrorist fighters, and strengthen their operational capability to organize and carry out terrorist attacks.

“The Security Council reminds all States that they are required to ensure that their nationals and any persons within their territory not engage in any commercial or financial transactions with or for the benefit, directly or indirectly, of the Islamic State in Iraq and the Levant and Jabhat Al-Nusra, notably with respect to oil in Syria and Iraq.

“The Security Council also emphasizes the importance of all Member States upholding their obligation to ensure that their nationals and persons within their territory do not make donations to individuals and entities designated by the Security Council 1267/1989 Committee.

“The Security Council calls upon all Member States, should any information on such activities be available to them, to bring it to the notice of the 1267/1989 Sanctions Committee and cooperate closely with the Security Council in this regard.”

シリア国内の動き

ハサカ県では、ARA News(7月28日付)によると、ハムル村を拠点とするダーイシュが、同村からハサカ市に向けて迫撃砲を撃ち込み、サーリヒーヤ地区、ムフティー地区などに着弾、女性1人が負傷した。

スマート・ニュース(7月28日付)によると、ダーイシュによるハサカ市への侵攻に備え、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の増援部隊がアームーダー市、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市に向かった。

人民防衛隊は、ハサカ市のシリア軍拠点複数カ所を引き継ぎ、同市の守備にあたっているという。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に制圧されたミールビーヤ連隊基地(第121連隊基地)周辺をシリア軍が砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハサン・ターハー通りをシリア軍が砲撃した。

また、ダイル・ザウル航空基地近くに集結するシリア軍部隊が、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市街道で旅客バスを攻撃、女児1人を含む3人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)による第17師団基地攻撃・占拠で消息不明となっていたシリア軍将兵数十人がタブカ航空基地に到着した。

またアイン・イーサー市近郊の第93旅団基地にも多数のシリア軍将兵が逃げ延びたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市西部郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を攻撃、両者が交戦した。

また同監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠しているバーブ市の市議会議事堂近くに、ダーイシュ戦闘員との結婚を望む女性を登録するための「結婚相談所」を設置した。

一方、SANA(7月28日付)によると、バーブ市の「テロリスト」拠点をシリア軍が攻撃した。

イラク国内の動き

ニナワ県では、イラク軍諜報機関によると、モスル市北部のナッジャール地区で、ダーイシュ(イスラーム国)が拠点として使用していたサブアーウィー・イブラーヒーム・ハサン氏(サッダーム・フサイン大統領の弟)の邸宅をイラク軍が空爆、中にいたダーイシュ全員を殺害した。

また同諜報機関によると、モスル市北部のガーバート地区でのイード・アル=フィトルの祝典会場をイラク軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員約150人を殺害した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月28日付)によると、カルマ郡で、治安部隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員7人を殺害した。

またダルーイーヤ郡では、イラク軍がダーイシュの車列を空爆し、ダーイシュ戦闘員25人を殺害した。

さらに、ダルーイーヤ郡のブー・フラージュ族民兵がダーイシュを要撃し、ダーイシュ戦闘員5人を死傷させた。

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バービル県では、マダー・プレス(7月28日付)によると、イラク軍戦闘機がイスカンダリーヤ地方のダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所を空爆し、ダーイシュ戦闘員12人を殺害した。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月28日付)によると、カーイム郡周辺でイラク軍がダーイシュ(イスラーム国)拠点などを攻撃し、ダーイシュ戦闘員6人が死亡した。

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内務省筋によると、バグダード県南部のユースフーヤ地区で、イラク軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、双方合わせて7人が死傷した。

マダー・プレス(7月28日付)が伝えた。

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カルバラー県警察は、避難民を偽って県内に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)の「南部州アミール」を含む5人をナジャフ空港で逮捕したと発表した。

マダー・プレス(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2014、AP, July 28, 2014、ARA News, July 28, 2014、Champress, July 28, 2014、al-Hayat, July 29, 2014、Kull-na Shuraka’, July 28, 2014、al-Mada Press, July 28, 2014、Naharnet, July 28, 2014、NNA, July 28, 2014、Reuters, July 28, 2014、SANA, July 28, 2014、UPI, July 28, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がバイト・ティーマー村を迫撃砲で攻撃し、子供3人が死亡した。

また軍はマルジュ市一帯を砲撃する一方、ムライハ市東部および北部前線では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月28日付)によると、ムライハ市およびその周辺、ザバディーン農場、ナシャービーヤ農場、アドラー市旧市街、アドラー市ウンマーリーヤ地区、シャイフーニーヤ農場、アーリヤ農場、ザバダーニー市、ラアス・マアッラ町およびマシュラファ村郊外の無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区各所を軍が「樽爆弾」などで攻撃し、子供3人を含む9人が死亡、またジャービリーヤ地区でも軍の空爆により、子供3人、女性1人を含む6人が死亡した。

一方、SANA(7月28日付)によると、ハイヤーン町、ムスリミーヤ村、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市ハイダリーヤ地区、シャッアール地区、ジャズマーティー地区、サーフール地区、ハルワーニーヤ地区、ハナーヌー地区、タッル・ハターバート地区、サラーフッディーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ区、アダウィー地区、ムハージリーン区に迫撃砲弾複数発が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市、ブスラー・シャーム市を軍が「樽爆弾」などで攻撃する一方、ジハード主義武装集団が、サナマイン市とイズラア市の軍関係者用団地、サナマイン軍事病院、第9師団基地、第15旅団基地、サルハビーヤ大隊基地を迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(7月28日付)によると、ジャドヤー村、タファス市、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク、ヤルムーク学校一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ARA News(7月28日付)によると、フリーカ村で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、軍兵士数十人が死傷した。

一方、SANA(7月28日付)によると、ナフラ町、クマイナース町、アルバイーン山周辺、Syriatel塔、ビカフルーン村、バルーマー農場、マアッラトミスリーン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月28日付)によると、ガースィビーヤ村、マシュラファ村、サアン村、ジャズル・ガス採掘所、ワーディー・アブヤド・ダム、カルヤタイン市、ウンク・ハワー村、ウンム・シャルシューフ村、ダイル・フール村、タルビーサ市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月28日付)によると、ウカイリバート町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 28, 2014、AP, July 28, 2014、ARA News, July 28, 2014、Champress, July 28, 2014、al-Hayat, July 29, 2014、Kull-na Shuraka’, July 28, 2014、al-Mada Press, July 28, 2014、Naharnet, July 28, 2014、NNA, July 28, 2014、Reuters, July 28, 2014、SANA, July 28, 2014、UPI, July 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月28日)

SANA(7月28日付)などシリアの主要メディアは、アサド大統領が、イード・アル=フィトルに合わせてダマスカス県ムハージリーン区のハイル・モスクで礼拝を行ったと報じ、その映像、写真を公開した。

礼拝には、ワーイル・ハルキー首相、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長、バシュル・サッバーン・ダマスカス県知事、ヒラール・ヒラール・バアス党シリア地域指導部副書記長らも参列した。

集団礼拝後、ムハンマド・シャリーフ・サウワーン師が説教を行い、「我々の国が1,300日以上さいなまれてきたこの危機は終わった…。1,300日におよぶ痛み…、敵の陰謀、同胞国(アラブ諸国)の裏切りは終わった」と述べた。

またサウワーン師は「シャームは今日、その影響を回復し、民族の宗教、アラブ性、そしてその思考を、軍事面、思想面で防衛し、陰謀者たちの策略に対応する…。そうだ、陰謀は瓦解し、シリアは勝利した。なぜなら国民の意志、そしてその指導者の政策が防波堤となったからだ」と強調した。

SANA, July 28, 2014
SANA, July 28, 2014

AFP, July 28, 2014、AP, July 28, 2014、ARA News, July 28, 2014、Champress, July 28, 2014、al-Hayat, July 29, 2014、Kull-na Shuraka’, July 28, 2014、al-Mada Press, July 28, 2014、Naharnet, July 28, 2014、NNA, July 28, 2014、Reuters, July 28, 2014、SANA, July 28, 2014、UPI, July 28, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月28日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーディ・バフラ議長は、イード・アル=フィトルに合わせて演説を行い、「国内における我々の家の整備」を始めると述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立元議長で無所属活動家のアフマド・ハティーブ氏は、イード・アル=フィトルに合わせてビデオ声明を出し、アサド政権に危機解決に向けた対話を行うよう呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、クルド語のHPを新たに立ち上げた。

ARA News(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2014、AP, July 28, 2014、ARA News, July 28, 2014、Champress, July 28, 2014、al-Hayat, July 29, 2014、Kull-na Shuraka’, July 28, 2014、al-Mada Press, July 28, 2014、Naharnet, July 28, 2014、NNA, July 28, 2014、Reuters, July 28, 2014、SANA, July 28, 2014、UPI, July 28, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月27日)

シリア国内の動き

ARA News(7月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は軍、国防隊との戦闘の末、ミールビーヤ連隊(第121連隊基地)基地を制圧した。

ARA News, July 27, 2014
ARA News, July 27, 2014

ザマーン・ワスル(7月27日付)によると、ダーイシュによるミールビーヤ連隊襲撃によって、連隊長のマズィード・サラーマ少将、副隊長のニダール・アフマド・ムハンマド准将、マジュド・アフマド・ハサン大尉らが死亡した。

クッルナー・シュラカー(7月27日付)によると、シリア軍は、これを受け、ミールビーヤ連隊基地周辺を空爆した。

またシリア軍は、ハサカ市アフダース刑務所、殉教者墓地、シャッダーディー市街道通行上一帯のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆したという。

一方ARA Newsによると、カーミシュリー市各所に検問所を設置し、シリア当局が発効した正規の車検証を携帯していない自動車、バイクの政府支配地域への侵入、通行を禁止した。

車輌通行・進入規制が課されたのはカーミシュリー市中心街や治安厳戒地区など。

これに関連して、同市の複数の活動家は、治安体制の強化は、シリア軍、国防隊だけでなく、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、アサーイシュによっても行われており、市内では両者の合同によるパトロール部隊が巡回を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の攻撃に備えている、と述べた。

他方、SANA(7月26日付)によると、ハサカ市アフダース刑務所、電力関連施設、殉教者墓地、アフラーシュ地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)撃退し、同地の治安を回復した。

またシリア軍は、カーミシュリー市南部のヒルバド・ジュドゥーア村に潜入したダーイシュ戦闘員を撃退、さらにアブー・カサーイブ村、ハーッラ市、シャルムーフ村のダーイシュ拠点を攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(7月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイヤーシュ村でジハード主義武装集団司令官とその父親を、またハリータ村では地元の名士を逮捕した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって制圧された第17師団基地一帯をシリア軍が空爆した。

またラッカ市ハラーミーヤ地区で、爆弾が爆発した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地周辺で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

同監視団によると、ダーイシュは飛行場本舎に突入するなど、空港の複数カ所を制圧、これに対してシリア軍が空爆を行っている、との情報が入っているという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団戦闘員35人が離反し、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うため、武器を引き渡した。

イラク国内の動き

アンバール県では、マダー・プレス(7月27日付)によると、軍、警察、部族民兵の合同部隊が、ヒート郡に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員14人を殺害した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月27日付)によると、ジュルフ・サフル地方をイラク軍ヘリコプターが空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員8人が死亡した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は、イラク軍合同部隊がサラーフッディーン県ティクリート市周辺を完全制圧したと発表した。

マダー・プレス(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 27, 2014、AP, July 27, 2014、ARA News, July 27, 2014、Champress, July 27, 2014、al-Hayat, July 28, 2014、Kull-na Shuraka’, July 27, 2014、al-Mada Press, July 27, 2014、Naharnet, July 27, 2014、NNA, July 27, 2014、Reuters, July 27, 2014、SANA, July 27, 2014、UPI, July 27, 2014、Zaman al-Wasl, July 27, 2017などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月27日)

バアルベック・スンナ派自由人旅団ベカーア・イスラーム首長国を名乗る集団がツイッターを通じて声明を出し、内務治安軍総局サイバー犯罪知的所有権保護課長のスーザン・ハーッジ大佐を殺害するとの予告を行った。

Naharnet, July 27, 2014
Naharnet, July 27, 2014

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NNA(7月27日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外でのシリア軍、ヒズブッラー戦闘員と反体制武装集団の戦闘に巻き込まれて、レバノン人男性1人が重傷を負った。

AFP, July 27, 2014、AP, July 27, 2014、ARA News, July 27, 2014、Champress, July 27, 2014、al-Hayat, July 28, 2014、Kull-na Shuraka’, July 27, 2014、al-Mada Press, July 27, 2014、Naharnet, July 27, 2014、NNA, July 27, 2014、Reuters, July 27, 2014、SANA, July 27, 2014、UPI, July 27, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市にあるジハード主義武装集団の拠点近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、司令官2人を含む戦闘員4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イスラーム戦線などからなる武装集団がハッターブ町、ラフバ村で軍と交戦、ラフバ平原軍事基地(および武器庫)などを含む同地一帯を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(7月27日付)によると、アレッポ市シャッアール地区などをシリア軍が「樽爆弾」で攻撃し、約20人が死亡した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ハンダラート・キャンプ、ラスム・アッブード村、ハーン・アサル村、タッル・ハッターブ村、ズィルバ村、バービンニシュ市、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市シャイフ・サイード地区、シハーディーイーン地区、ラームーサ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、ARA News(7月27日付)によると、「自由シリア軍」がジャウバル区のアーリファ検問所近くでシリア軍を要撃、兵士15人を殺害した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、ヒムス市アルメニア地区で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、7人が死亡、21人が負傷した。

またヒムス市ザフラー地区に、「テロリスト」が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、2人が負傷した。

このほか、カフルラーハー市、ワーディー・カフフ村、ウンク・ハワー村、ラッフーム村、ウンム・ハリース村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月26日付)によると、アーリヤ農場、シャイフーニーヤ農場、ムライハ市南東部、ナシャービーヤ農場およびその周辺、ハーン・シャイフ・キャンプったい、カラムーン山地一帯の無人地帯(マシュラファ村郊外、ラアス・マアッラ町郊外)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月26日付)によると、ウンム・マヤーズィン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月26日付)によると、アルバイーン山周辺、Syratel塔、カンスフラ村、クマイナース村、イドリブ中央刑務所周辺、ナフラ村近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 27, 2014、AP, July 27, 2014、ARA News, July 27, 2014、Champress, July 27, 2014、al-Hayat, July 28, 2014、Kull-na Shuraka’, July 27, 2014、al-Mada Press, July 27, 2014、Naharnet, July 27, 2014、NNA, July 27, 2014、Reuters, July 27, 2014、SANA, July 27, 2014、UPI, July 27, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月27日)

シャームの暁運動はアレッポ県ナイラブ・キャンプ上空でのシリア軍ヘリコプター撃墜(26日)に関して声明を出し、「科学・軍事研究分野における多大な努力の結果…、(シャームの暁運動)司令官および専門家は、自家製の対空ミサイルの開発に成功し、実験を終え、ナイラブ航空基地空でシリア軍ヘリコプター1機を撃墜」したと発表した。

『ニューヨーク・タイムズ』(7月25日付、http://www.nytimes.com/2014/07/26/world/middleeast/a-syrian-rebel-advance-off-the-battlefield-a-longer-lasting-rechargeable-battery-for-the-sa-7b-a-shoulder-fired-missile-system.html?_r=0)は、離反士官が、携帯式の地対空ミサイルを発射するための充電式バッテリーを開発したと報じていた。

Kull-na Shuraka', July 27, 2014
Kull-na Shuraka’, July 27, 2014

このバッテリーは、中国、北朝鮮、パキスタンなどで1960年代末に生産された旧ソ連製のSA-7B、ストレラ2に対応可能だという。

バッテリーを開発したというアブー・バッラー氏は、シリア空軍の元少佐で、カタールでの反体制武装集団の教練に2度参加、またこれまでに自家製のミサイル・システムを使用して、シリア軍航空機2機を撃墜しているという。

Kull-na Shuraka', July 27, 2014
Kull-na Shuraka’, July 27, 2014

 

Kull-na Shuraka', July 27, 2014
Kull-na Shuraka’, July 27, 2014

 

Kull-na Shuraka', July 27, 2014
Kull-na Shuraka’, July 27, 2014

なお、この報道に先立ち、ハマー県ムーリク市一帯で活動するシャームの鷹旅団は7月21日にビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?v=ngC-GRSjikk)を出し、コンピュータ制御の無人狙撃装置を開発したと発表、その写真を公開していた。

しかし『ハヤート』(7月28日付)は、こうした発表の一方で、米国が使用に同意していない対空ミサイル20基がシリア国内に持ち込まれ、うち15基はシリア北部に配備されたと複数の消息筋が指摘していると報じた。

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アレッポ県で活動するイスラーム戦線は声明を出し、戦線所属の全武装集団を解体し、アブドゥルアズィーズ・サラーマ司令官の指揮下に統一組織として再編すると発表した。

同声明によると、イスラーム戦線に所属するシャームの鷹旅団(アフマド・イーサー・シャイフ氏)、シャーム自由人イスラーム運動(ハッサーン・アッブード氏)、タウヒード旅団、イスラーム軍(ザフラーン・アッルーシュ氏)は、これまでの組織名を名乗ることを止め、イスラーム戦線として活動するのだという。

AFP, July 27, 2014、AP, July 27, 2014、ARA News, July 27, 2014、Champress, July 27, 2014、al-Hayat, July 28, 2014、Kull-na Shuraka’, July 27, 2014、al-Mada Press, July 27, 2014、Naharnet, July 27, 2014、The New York Times, July 25, 2014、NNA, July 27, 2014、Reuters, July 27, 2014、SANA, July 27, 2014、UPI, July 27, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月26日)

シリア国内の動き

ハサカ県では、ARA News(7月26日付)によると、ハサカ県南部のハムル村で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

またパノラマ検問所近くからのダーイシュの部分撤退(25日)を受け、西クルディスタン移行期部民局の人民防衛隊が、スィナーア交差点方面に進軍し、サーリヒーヤ地区、ムフティー地区、アズィーズィーヤ地区に至る街道が交わるナスル交差点にあるシリア軍の検問所の脇に複数の検問所を設置した。

また複数の消息筋によると、人民防衛隊は、シリア軍や国防隊との調整のもと、バアス党ハサカ支部司令部一帯に展開したほか、シリア軍と国防隊の拠点の一つであるイサーム・バグディー病院に周辺にも、人民防衛隊とアサーイシュが展開した。

これに関して、人民防衛隊に近い消息筋はARA Newsに対し、シリア軍と人民防衛隊の間でハサカ県の治安対策を調整するための合意がなされ、これに基づき、人民防衛隊の隊員3,500人がシリア軍のミールビーヤ連隊に派遣されたことを明らかにした。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するラッカ市内の国立病院周辺の複数カ所を、シリア軍が空爆し、子供1人を含む5人が死亡した。

また同監視団によると、ダーイシュが制圧したとされる第17師団基地に対してシリア軍が空爆を続けるなか、ダーイシュは依然として「同基地本部に集結できていない」という。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部のマクバラ村・ラフマーニーヤ村間で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍部隊を要撃し、兵士30人を殺害した。

またダーイシュと軍は、タアーナ村、ラフマーニーヤ村、アアブド村、マクバラ村一帯で交戦した。

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軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア軍が国防隊の支援のもと、ヒムス県東部のシャーイル山(ハマー県)西部一帯およびシャーイル・ガス田の採掘所に対する特殊作戦の末、ダーイシュ(イスラーム国)の「テロリスト」多数を殲滅、また地雷・爆発物を撤去し、同地の制圧を完了したと発表した。

SANA(7月26日付)が伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が、ハジャル・アスワド市にあるとされるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を砲撃した。

イラク国内の動き

キルクーク県では、マダー・プレス(7月26日付)によると、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガがトゥーズ・フールマートゥー郡各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ニナワ県では、マダー・プレス(7月26日付)によると、モスル市を制圧するダーイシュ(イスラーム国)がナビー・ジルジース廟およびモスク、カディーブ・バーン廟およびモスクを爆破、破壊した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月26日付)によると、ジュルフ・サフル地方にダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員、車輌が再び展開した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(7月26日付)によると、治安部隊が、ヤアクーバ市南部のハムリーン・ガス備蓄所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員26人を死傷させ、同地を解放した。

AFP, July 26, 2014、AP, July 26, 2014、ARA News, July 26, 2014、Champress, July 26, 2014、al-Hayat, July 27, 2014、Kull-na Shuraka’, July 26, 2014、al-Mada Press, July 26, 2014、Naharnet, July 26, 2014、NNA, July 26, 2014、Reuters, July 26, 2014、SANA, July 26, 2014、UPI, July 26, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月26日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、「自由シリア軍」の複数の武装集団が「バドル・シャームの戦い」と銘打って、ハッターブ町周辺の軍施設への攻撃を開始した。

Kull-na Shuraka', July 26, 2014
Kull-na Shuraka’, July 26, 2014

攻撃に参加した武装集団は以下の通り:

1. ジュンド・アクサー

2. サラーキブ革命家戦線

3. ハッターブ旅団

4. イーマーン旅団

5. ムハージリーン・ワ・アンサール旅団(外国人)

6. アジュナード・シャーム・イスラーム連合

7. ハック戦闘戦線

この攻撃により、武装集団は、ハッターブ丘軍事基地、サールート川ダム検問所、バイト・ガザール検問所、ワーディー・ナーウーラ検問所、バイト・バシール検問所などを制圧した。

スマート・ニュース(7月26日付)によると、武装集団(「自由シリア軍」)は戦闘でTOW対戦車ミサイルを使用し、シリア軍の戦車を破壊、兵士13人を殺害したという。

また「自由シリア軍」戦闘員は、Gradミサイルでハマー航空基地を攻撃し、基地内の戦闘機2機を破壊したという。

しかし、スマート・ニュースによると、イスラーム戦線がハマー航空基地をGradミサイルで攻撃し、軍ヘリコプターを破壊したと報じた。

このほか、「自由シリア軍」は県北部のダマスカス・アレッポ国際幹線道路(カムハーナ町近く)で、「シャッビーハとヒズブッラー部隊」を狙って、爆弾を爆発させ、複数名を殺害したという。

さらにハマー市内のサカン・シャバービー地区検問所近くのアレッポ街道地区でも大きな爆発が発生したという。

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アレッポ県では、反体制武装集団がナイラブ航空基地近くで、シリア軍のヘリコプターを熱源誘導ミサイルで撃墜し、登場していた士官4人を殺害、またこのヘリコプターが新政権の民兵「クドス旅団」の本部に墜落し、同旅団の戦闘員25人近くが死亡した、と発表した。

またシリア人権監視団によると、アアザーズ市で爆弾が仕掛けられた車が野菜市場で爆発し、少なくとも4人が死亡、女性や子供が負傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、アアザーズ市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、5人が死亡、複数人が負傷した。

また第46連隊基地近くでも爆発が発生し、ハズム運動の士官1人を含む複数人が死亡した。

他方、SANA(7月26日付)によると、アナダーン市、カフルハラブ村、ヌサイビーン村、サッハーラ村、カッバースィーン村、ハーディル村、ラスム・アッブード村、アレッポ市インザーラート地区、バーブ・ハディード地区、シーハーディーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、ジャウバル区をシリア軍が2度にわたり空爆した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、軍がダーライヤー市を「樽爆弾」で空爆、またカラムーン地方の無人地帯(対レバノン国境地帯)で軍、国防隊とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員6人が死亡した。

一方、SANA(7月26日付)によると、ダーライヤー市、ムライハ市周辺、ザバディーン町、ジスリーン町郊外、アルバイン市、ザーキヤ町・ハーン・シャイフ・キャンプ街道、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、マガッル・ミール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、対トルコ国境のアティマ村で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、10人が死亡、20人余りが負傷した。

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ヒムス県では、SANA(7月26日付)によると、西サラーム村、東サラーム村、ハタムルー村、アルシューナ村、ハリージャ村、タッルドゥー市、カフルラーハー市、アイン・フサイン村、ジャズル・ガス採掘所一帯、ウンム・サフリージュ村、アブー・ハワーディード村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月26日付)によると、アトマーン村、サムリーン村・インヒル市街道、ジャースィム市郊外、サマン丘、ズィムリーン村周辺、マアルバ町、ウンム・ワラド村・ムサイフラ町街道、ムサイフラ町、ジーザ町、カラク村、ウンム・ワラド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月26日付)によると、クードナ村東部、アイン・ダルブ村南部、ラスム・アクラア村西部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 26, 2014、AP, July 26, 2014、ARA News, July 26, 2014、Champress, July 26, 2014、al-Hayat, July 27, 2014、Kull-na Shuraka’, July 26, 2014、al-Mada Press, July 26, 2014、Naharnet, July 26, 2014、NNA, July 26, 2014、Reuters, July 26, 2014、SANA, July 26, 2014、SMART News, June 26, 2014、UPI, July 26, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月26日)

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方で数週間前に設置された統一司法評議会への参加を中止すると発表した。

同評議会が刑を執行する能力を持たない、というのがその理由。

Kull-na Shuraka', July 26, 2014
Kull-na Shuraka’, July 26, 2014

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クッルナー・シュラカー(7月26日付)は、自由アレッポ県議会が、フルカーン青年機構の協力のもと、アンジャーラ村で「きれいにしよう」運動を開始し、村内の清掃、整備業務を開始したと報じ、その写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', July 26, 2014
Kull-na Shuraka’, July 26, 20146

AFP, July 26, 2014、AP, July 26, 2014、ARA News, July 26, 2014、Champress, July 26, 2014、al-Hayat, July 27, 2014、Kull-na Shuraka’, July 26, 2014、al-Mada Press, July 26, 2014、Naharnet, July 26, 2014、NNA, July 26, 2014、Reuters, July 26, 2014、SANA, July 26, 2014、UPI, July 26, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月25日)

『ハヤート』(7月26日付)は、ヨルダン軍消息筋の話として、シリア人避難民キャンプがある対シリア国境に近いザアタリー・キャンプ上空を飛行していた無人偵察機を、ズグラト・ジュブ基地に駐留するヨルダン軍部隊が撃墜した、と報じた。

無人偵察機の国籍は調査中だという。

AFP, July 25, 2014、AP, July 25, 2014、ARA News, July 25, 2014、Champress, July 25, 2014、al-Hayat, July 26, 2014、Kull-na Shuraka’, July 25, 2014、al-Mada Press, July 25, 2014、Naharnet, July 25, 2014、NNA, July 25, 2014、Reuters, July 25, 2014、SANA, July 25, 2014、UPI, July 25, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月25日)

シリア国内の動き

ラッカ県では、『ハヤート』(7月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州が県内におけるシリア軍の一大拠点の一つ第17師団基地を制圧したと発表した。
『ハヤート』(7月28日付)は、これに関して、シリア政府がラッカ県において保持していた三つの軍事拠点、すなわち第17師団基地、第93旅団本部、そしてタブカ航空基地のうちの一つを喪失した、と報じた。

第17師団基地喪失を受け、ハマー県サラミーヤ地方に駐留するシリア軍部隊が、戦闘機、ヘリコプターの援護のもと、ラッカ市方面に進軍を開始したという。

シリア人権監視団によると、第17師団基地では、第17師団基地では、シリア軍兵士50人がダーイシュにより一斉処刑されたほか、軍将兵900人の消息が途絶えている。

同監視団によると、その一部はアイン・イーサー地方にあるシリア軍のもう一つの拠点第93師団基地方面に撤退したか、基地内での戦闘を続けていると思われるという。

同監視団によると、シリア軍はまた、アレッポ市とラッカ市を結ぶタブカ市の街道を砲撃し、寸断した。

シリア軍はさらに、ラッカ市の出入国管理局に隣接するアンマール・ブン・ヤースィル学校近郊のイスラーム国ダーイシュ拠点などに対して砲撃を加えた。

ARA News, July 25, 2014
ARA News, July 25, 2014

スカッド・ミサイルによる攻撃だと思われるという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているムーハサン市各所、ハワーイジュ村各所をシリア軍が砲撃した。

ARA News(7月25日付)によると、シリア軍はまたダイル・ザウル市ハウィーカ地区などを空爆、ダーイシュと交戦した。

これに関して、SANA(7月25日付)は、シリア軍部隊が第17師団基地に侵攻した武装テロ集団の拠点などを破壊し、同集団との戦闘に向けた再集結を成功裏に完了させた、と報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地に侵攻するダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が同飛行場周辺で交戦した。

また、タアーナ村、ムクビラ村周辺では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がダーイシュと交戦した。

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ハサカ県では、SANA(7月25日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)によるハサカ市南部の連隊基地襲撃に対して、シリア軍が応戦し、ダーイシュに打撃を与えたと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(7月25日付)によると、シャーイル山(ハマー県)西部周辺、ジャズル・ガス採掘所東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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シリア人権監視団は、24日に本格化したダーイシュ(イスラーム国)によるラッカ県(第17師団基地)、ハサカ県、アレッポ県での攻勢による死者数が74人にのぼっている、と発表した。

死者の内訳は、ダーイシュ戦闘員32人、シリア軍将兵30人、バアス党ハサカ支部の職員ら12人。

クッルナー・シュラカー(7月25日付)によると、犠牲者のなかには、バアス党ハサカ支部組織局長のハンナー・アターッラー氏も含まれているという。

イラク国内の動き

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月25日付)によると、サーマッラー郡ムウタスィム地方の警察検問所で、ダーイシュ(イスラーム国)と治安部隊が交戦し、ダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

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ニナワ県では、マダー・プレス(7月25日付)によると、モスル市中心部にあるナビー・シート廟をダーイシュ(イスラーム国)が爆破、破壊した。

AFP, July 25, 2014、AP, July 25, 2014、ARA News, July 25, 2014、Champress, July 25, 2014、al-Hayat, July 26, 2014、July 28, 2014、Kull-na Shuraka’, July 25, 2014、al-Mada Press, July 25, 2014、Naharnet, July 25, 2014、NNA, July 25, 2014、Reuters, July 25, 2014、SANA, July 25, 2014、UPI, July 25, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月25日)

ナハールネット(7月25日付)は、レバノン軍が声明を出し、ベカーア県ラーシャイヤー郡バイト・ラフヤー村郊外からイスラエル領に向けてロケット弾が深夜に発射されたが、イスラエル領には届かず、ラーシャイヤー・フハール村に着弾したと発表した、と報じた。

レバノンの声(7月25日付)によると、このロケット弾発射を受け、イスラエル軍戦闘機が領空侵犯し、同地一帯を空爆した、という。

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LBCI(7月25日付)によると、対レバノン国境の無人地帯(ダマスカス郊外カラムーン地方)で反体制武装集団の掃討を続けるシリア軍戦闘機が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外のワーディー・ザムラーニー、アジュラム、ラフワを空爆した。

一方、OTV(7月25日付)によると、ヒズブッラー戦闘員が対シリア国境に位置するアルサール村郊外の高地を制圧した。

このほか、NNA(7月25日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村東部の軍検問所が武装集団の発砲を受けた。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のサイイド・シュハダー複合施設で開催されたエルサレムの日の記念式典に姿を現し演説、パレスチナのガザ地区との連帯を訴える一方、イランとシリアがパレスチナのレジスタンスを長年にわたり支援してきたと賞賛、他のアラブ・イスラーム諸国に対してもガザ封鎖解除などを通じて支援を行うよう呼びかけた。

Naharnet, July 25, 2014
Naharnet, July 25, 2014
Naharnet, July 25, 2014
Naharnet, July 25, 2014

AFP, July 25, 2014、AP, July 25, 2014、ARA News, July 25, 2014、Champress, July 25, 2014、al-Hayat, July 26, 2014、Kull-na Shuraka’, July 25, 2014、LBCI, July 25, 2014、al-Mada Press, July 25, 2014、Naharnet, July 25, 2014、NNA, July 25, 2014、OTV, July 26, 2016、Reuters, July 25, 2014、SANA, July 25, 2014、UPI, July 25, 2014、Voice of Lebanon, July 25, 2014などをもとに作成。

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