イスラーム国(旧イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月30日)

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によるカリフ制樹立宣言にもかかわらず、ブーカマール市でダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

また、ARA News(6月30日付)によると、ダーイシュがブーカマール市各所を迫撃砲で攻撃し、複数の市民が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市周辺、マスウーディーヤ村周辺、バールーザ村周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)が、クルド人戦線旅団やジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マイダアー町にあるダーイシュ(イスラーム国)本部にイスラーム軍が突入、イスラーム軍戦闘員、広報関係者ら7人の遺体を発見した。

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Reuters, June 30, 2014
Reuters, June 30, 2014

ロイター通信(6月30日付)などによると、ラッカ県ラッカ市では、29日のカリフ制樹立と、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のイスラーム・カリフ制樹立を祝うパレードがダーイシュ戦闘員らによって行われ、その写真がインターネット上に公開された。

イラク国内の戦況

キルクーク県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、イラク軍がトゥーズ郡の複数の村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員19人を殺傷した。

またイラク・クルディスタン地域ペシュメルガは、バシーラ村でダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員数十人を殺害したという。

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アンバール県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、カーイム市、ルトバ市、アーナ市、ラーワ市、ウバイディー市一帯で、イラク軍がダーイシュ(イスラーム国)の掃討作戦を行い、ダーイシュ戦闘員7人を殺害、9人(いずれも外国人)を逮捕した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、ティクリート市北部のスパイカー軍事基地近郊でイラク軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

レバノン国内の動き

バアルベック自由人旅団はツイッターを通じて声明を出し、29日のダーイシュ(イスラーム国)によるイスラーム・カリフ制樹立に関して「全面的に支持する」としたうえで、カリフに就任したアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠を表明した。

諸外国の動き

ロシア外務省は、ロシア・イラク政府間の合意に従い、攻撃用戦闘機Su-25を5機の納品を完了したと発表した。

イタルタス通信(6月30日付)が伝えた。

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、シリア政府の管理下にないシリア産の原油の輸出入が違法であることを改めて確認し、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線によるシリア産石油の密売と取引を禁止する国連決議の採択を呼びかけた。

『ハヤート』(7月1日付)が伝えた。

AFP, June 30, 2014、AP, June 30, 2014、ARA News, June 30, 2014、Champress, June 30, 2014、al-Hayat, July 1, 2014、Itar-tass, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 30, 2014、al-Mada Press, June 30, 2014、Naharnet, June 30, 2014、NNA, June 30, 2014、Reuters, June 30, 2014、SANA, June 30, 2014、UPI, June 30, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内の暴力(2014年6月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市内各所をジュンド・アクサー機構が砲撃し、5~7人が死亡、23人が負傷した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ハーッジ・ハンムード農場、アイン・スーダ村、カフルラーター村、ファイルーン村、カストゥーン村、カフルハーヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市カッラーサ地区、フライターン市、カフルハムラ村を軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、ジハード主義武装集団はアレッポ市北部を手製の迫撃砲で攻撃した。

またジャバル・アッザーン周辺、バッラース村、アブティーン村・ワディーヒー村街道、タッラト・タアーナで軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月30日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、インザーラート地区、シャイフ・サイード地区、ライラムーン地区、シュカイフ村、マアーッラト・アルティーク村、アルド・マッラーフ地区、カフルハムラ村、ハーン・アサル村、タッル・ジャビーン村、バルダ村、カフルカール村、マーリア市、タッル・リフアト市、ザバディーヤ村、カフルサギール村、バービース村、サースィーン村、アターリブ市、マアブーディーヤ村、ラヒーマ村、マンスーラ村、シャルファ・スグラ村、フライターン市、ダイル・ジャマール村、ハンダラート・キャンプ、アナダーン市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、マアラカ村、ガディール・ブスターン村を軍が「樽爆弾」などで攻撃した。

一方、SANA(6月30日付)によると、カフターニーヤ町、トゥルナジャ村、西サムダーニーヤ村、マムティナ村、ビイル・アジャム村、ウーファーニヤー村・ジュバーター・ハシャブ村街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またクードナ村南部で軍が、シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、シャイフ・マスキーン市、ジッリーン村、ジャービヤ丘、ジュムーア丘、タスィール町にあるシャームの民のヌスラ戦線の拠点などを軍が空爆した。

またクッルナー・シュラカー(6月30日付)によると、県内で活動する「自由シリア軍」内最大の武装集団と目されるヤルムーク師団司令部が、6月28日にナスィーブ村で司令官の一人ムーサー・ズウビー空軍准将が武装した何者かの要撃を受け、拉致、連行されたと発表した。

一方、SANA(6月30日付)によると、アトマーン村、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、ダルアー市バジャービジャ地区、マンシヤ地区、ヒルバト・ガザーラ町、タファス市・アトマーン村街道、ジャニーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市南部および東部、ドゥワイル・アクラード村一帯で、軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また軍の砲撃によるものと思われる爆発がナージム村で発生した。

さらに、マブウージャ村にあるファイサル・クルスーム元ダルアー県知事の邸宅が何者かによって未明に爆破されるとともに、同村の東部に位置するラフジャーン村の軍検問所がジハード主義武装集団の攻撃を受け、兵士8人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(6月30日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市各所、ナシャービーヤ農場、アッブ農場、マイダアー町、ハーン・シャイフ・キャンプ、カフルバトナー町各所を軍が未明に空爆した。

一方、SANA(6月30日付)によると、カラムーン地方のアイン・ハスィーン渓谷(無人地帯)で、軍が爆弾が仕掛けられた自動車3台を発見、破壊した。

またシリア軍部隊はシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団

シリア政府の動き(2014年6月30日)

シリアの水資源総合委員会(バッサーム・ハンナー水資源大臣が委員長)はロシアのストロイ・トランス・ガス社とティグリス川灌漑計画の第1期計画実施に関する契約に合意した。

SANA, June 30, 2014
SANA, June 30, 2014

第1期計画は、ハサカ県マーリキーヤ市郊外のアイン・ディーワール村での給水所建設など総額1億9,300万ユーロの支援が予定されている。

またティグリス川灌漑計画は、年間1億2,500立方メートルの灌漑水の利用が予定されている。

SANA(6月30日付)が報じた。

AFP, June 30, 2014、AP, June 30, 2014、ARA News, June 30, 2014、Champress, June 30, 2014、al-Hayat, July 1, 2014、Kull-na Shuraka’, June 30, 2014、al-Mada Press, June 30, 2014、Naharnet, June 30, 2014、NNA, June 30, 2014、Reuters, June 30, 2014、SANA, June 30, 2014、UPI, June 30, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月29日)

イスラーム・カリフ制樹立、イスラーム国建国

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官(元シャームの民のヌスラ戦線報道官)は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=AycoYAdtmFs)を出し、「名望家、指導者、司令官からなるアフル・ハッル・ワ・アクドおよびシューラー評議会によって代表される国家(ダーイシュ)は、イスラーム・カリフ制樹立、ダーイシュの指導者アブー・バクル・バクダーディー氏のイスラーム教徒の国家のカリフへの就任と同氏への忠誠を決定し、同氏はこの忠誠を受け入れ、イスラーム教徒のイマーム、カリフとなった」と発表した。

またアドナーニー報道官は「イラクとシャーム」という名を廃し…、本声明よりイスラーム国家を名乗る」と付言、「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)」という組織名を改め、「イスラーム国」を名乗ると発表した。

シリア国内の動き

Kull-na Shuraka', June 29, 2014
Kull-na Shuraka’, June 29, 2014

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がダイル・ハーフィル市およびバーブ市で、男性8人を「覚醒評議会」(反体制武装集団のこと)に所属していた罪で、広場で貼り付けにしたうえ、処刑した。

またスマート・ニュース(6月29日付)は、シャームの民の合同作戦司令室が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の県北部での攻勢がシリア軍によるマクバラ村とラフマーニーヤ村攻略を後押しする動きだと批判している、と報じた。

同報道によると、ヌスラ戦線などからなるシャームの民の合同作戦司令室は、29日にシリア軍との戦闘の末、ラフマーニーヤ村を奪還していた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)本部一帯をシリア軍が3度にわたって空爆した。

これに対して、ダーイシュは第17師団基地を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月29日付)によると、ラッカ市内のマカッス検問所で、ダーイシュが、男性11人を「民間人を徴兵し、国防隊に協力した」容疑で拘束した。

ARA News, June 29, 2014
ARA News, June 29, 2014

またARA News(6月29日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の女性部隊「ハンサー大隊」が、「組織の法に反した女性」の追跡を行い、少女1人を拘束した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハムーリーヤ市周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイスラーム軍(イスラーム戦線)が交戦した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ダマスカス郊外県でダーイシュとジハード主義武装集団が交戦するのはこれが初めてだという。

また両者の戦闘は、シリア軍が攻略を進めるムライハ市郊外でも発生したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が対立するブサイラ市(ダーイシュが制圧中)各所をシリア軍が空爆した。

シリア軍はまたダーイシュが占拠するカスラ村に対しても空爆を行った。

また、ARA News(6月29日付)によると、ブーカマール市で、ダーイシュとヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦し、4人が死亡した。

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シリア人権監視団は、2014年1月3日以降のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の武装集団のシリア各地での戦闘による死者数が、5,641人に達したと発表した。

このうち605人が民間人の犠牲者、ダーイシュ戦闘員の死者が2,196人、それ以外の武装集団の死者が2,764人。

またダーイシュによる処刑者は68人、またダーイシュの本部などで発見された身元不明の遺体が76体にのぼるという。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、イラク軍部隊がティクリート大学周辺地域からイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を掃討、同地を解放した。

これに対し、ダーイシュはイスハーキー地方で、サーマッラー市警察の高官の邸宅3件を爆破し、家族6人を拉致した。

またシャルカート郡北部では、軍の士官1人を含む軍・治安部隊隊員20人を拉致した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、キルクーク市南部のタマース地方で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク・クルディスタン地方ペシュメルガが交戦し、ダーイシュ戦闘員1人が死亡、双方に14人の負傷者が出た。

またバシーラ村のトルクメン人義勇兵数十人が、同村を占拠するダーイシュと交戦したが、10人がダーイシュによって殺害された。

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バービル県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、軍・警察合同部隊がジュルフ・サフル地方での2日間にわたるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、ダーイシュ戦闘員70人を殺害した。

また治安部隊は、イスカンダリーヤ地方でダーイシュの車列を要撃し、車2台を破壊、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は記者会見で、過去24時間でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員14人を殺害、車輌51台を破壊、また軍ヘリコプターによる攻撃が102回に及んだと発表した。

レバノン国内の動き

LBCI(6月29日付)は、ベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルでの自爆テロに関する捜査で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアブドゥッサラーム・ウルドゥンニーを名乗る活動家をレバノンのアミールに任命したとの情報を捜査当局が掴んだと報じた。

LBCIによると、捜査当局は、アブドゥッラフマーン・シュナイフィー容疑者(自爆未遂容疑)への取り調べにより、このウルドゥンニー氏が、レバノン人仲介者のマズハル・ハサン氏を教練し、彼を介して、シュナイフィー容疑者とドゥロイ・ホテルで自爆したアブドゥッラフマーン・フマイキー氏がトルコのイスタンブール経由で送り込まれたことが明らかになったという。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、LBCI, July 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、SMART News, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月29日)

イドリブ県では、スマート・ニュース(6月29日付)によると、複数の反体制武装集団が、ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地解放に向けた新たな作戦を開始し、軍の検問所などへの砲撃を強めた。

これに対し、軍はハーミディーヤ航空基地に近いカフルルーマー村を「樽爆弾」で空爆した。

またシリア人権監視団によると、軍がサルキーン村を空爆し、ジハード主義武装集団戦闘員2人、男性20人、子供4人、女性1人の合わせて27人が死亡した。

一方、SANA(6月29日付)によると、サルキーン村、カフルルーマー村近郊、ヒーラ村、ルージュ平原、マールティーン村、サラーキブ市周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、ハーッジ・ハンムード農場、フルール村、アイン・スーダ村、ズィヤーディーヤ村、マクバラ村、タッル・カリーマ村、ビカフルーン村、ナイラブ村、クマイナース村、タッル・サラムー村、ブワイティー村、クーリーン農場、カフルルーマー村、で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動、ザーウィヤ自由人大隊、シャームの鷹旅団、マアッラの鷹旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒルブナフサ村近郊、ムーリク市、ドゥワイル・アクラード村一帯で、軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、ジュダイダ地区で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月29日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、サイファート地区、インザーラート地区、バーブ・ハディード地区、ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、シュカイイフ地区、マアーッラト・アルティーク村、ハンダラート・キャンプ、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、タッル・ジャビーン村、カフルハムラ村、バービース村、カフルサギール村、ハーディル村、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA, June 29, 2014
SANA, June 29, 2014

ラタキア県では、SANA(6月29日付)によると、ラビーア地方のザガールー村およびザガールー山で、軍が「テロ集団」を殲滅し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(6月29日付)によると、マイダーアー市郊外、ナシャービーヤ農場、ハラスター市、ザバダーニー市為政部、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またミスラーバー市では、市内に侵入しようとした外国人戦闘員を市民が撃退した。

さらにキスワ市一帯で、反体制武装集団メンバー44人が当局に投降し、その後釈放された。

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ダマスカス県では、SANA(6月29日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月29日付)によると、ジーザ町、ヌアイマ村、ダルアー市バジャービジャ地区、ビラール・ハバシー・モスク西部、アトマーン村、ワーリダート村、インヒル市、タッル・シハーブ町などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月29日付)によると、マムティナ村、ブライカ村の「テロリスト」の拠点を軍が攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月29日付)によると、県南部の「テロリスト」の拠点を軍が攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月29日)

『ハヤート』(6月30日付)は、アレッポ県のシャリーア委員会がラマダーン月を記念して、女性2人を含む37人に対して恩赦を与えると発表した、と報じた。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月28日)

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、サウジアラビアのジェッダでのジョン・ケリー米国務長官とシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長との会談に関して、ケリー国務長官が「反体制派の指導力をシリアのすべての人々に拡大」するよう求めたことを明らかにした。

ハーフ副報道官はまた、会談においてイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻勢についても協議されたとしたうえで、「穏健」な反体制武装集団への軍事支援が、「ダーイシュの過激派と戦うことが唯一の理由ではなく、治安と安定の拡充を支援するためシリア人の能力を強化し、穏健な反体制派が政府軍、過激派の攻撃に対抗できるよう支援する」ためと述べた。

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アレッポ県では、ARA News(6月28日付)によると、アフリーン市郊外のダイル・サワーン村で、トルコ領に不法入国しようとした若者1人がトルコの国境警備隊に射殺された。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月28日)

シリア国内の動き

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県で戦闘を続けるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が「県内での停戦に向けた非公式交渉」を行っていると発表した。

しかし同監視団によると、シュアイタート地方からヌスラ戦線が拠点を置くブサイラ市郊外シュハイル村に、100台からなるダーイシュの車輌が入ったことを受け、シュアイタート地方で活動する武装集団は停戦を拒否する姿勢を示したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がブーカマール市に増援部隊を派遣、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

ヌスラ戦線らは、市内の複数カ所に検問所を設置し、外出禁止令を発し、ダーイシュに武器引き渡しと、市外への退去を要求しているという。

これに対し、ダーイシュはブサイラ市郊外のクーア・イタール地方を砲撃した。

またマヤーディーン市で未明に、大きな爆発が2回発生した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、シリア軍が、ダーイシュとヌスラ戦線などが争奪戦を続けるブサイラ市を空爆した。

この空爆において、シリア軍はダーイシュの本部などを攻撃したが、女性、子供を含む10人が負傷した。

シリア軍はまた、ハトラ村、マズルーム村に対しても同様の空爆を行った。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市郊外で、シリア軍と国防隊が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)および部族民兵と交戦し、5つの村を制圧した。

軍はまた同地一帯を砲撃し、ダーイシュ戦闘員11人が死傷、また戦闘でシリア軍側も6人が死傷した。

このほか、アブー・カサーイブ村とハッラーブ・アスカル村間で爆発が発生した。爆発の原因は不明。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市内の市場で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、数十人が死傷した。

この爆弾テロに関して、反体制活動家はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の犯行だと疑っているという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するバーブ市郊外のアアブド村をシリア軍が砲撃し、子供2人が死亡した。

またダーイシュが包囲するフライターン市周辺をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、アイン・アラブ市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が地元名士らとの交渉の末、拘束していた学生15人を解放した。

このほか、シャフバー・プレス(6月28日付)は、フライターン市郊外のカースティールー街道検問所で2013年11月に拘束された反体制記者のムアイイド・サッルームがダーイシュによって処刑されたと報じた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が包囲する第17師団基地周辺をシリア軍が空爆した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、ダーイシュがラッカ市郊外のマアダーン地方で住民に対して、7歳から14歳の子供をラマダーン月の「イスラーム教教育」のためにキャンプに差し出すよう呼びかけた。

イラク国内の戦況

ニナワ県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍がモスル市内のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点複数カ所を5回にわたり空爆した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍によるマンスーリーヤ地方での掃討作戦で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とナクシュバンディー教団戦闘員40人が死亡し、車輌20台が破壊された。

一方、ヤアクーバ市北部のダリー・アッバース地方での戦闘では、イラク軍、部族民兵の兵士18人が死傷した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍・警察合同部隊がジュルフ・サフル地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュ戦闘員37人が死傷した。

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アンバール県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍がファッルージャ市北部のハーミディーヤ地方にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を攻撃市、ダーイシュ戦闘員6人を殲滅した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍部隊がティクリート市内に2方面から突入し、南部および西部の地区の一部を制圧した。

またサーマッラー市南西部のラッカ地方では、イラク軍とダーイシュが交戦し、ダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

レバノン国内の動き

LBCI(6月28日付)は、ベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルでの自爆テロに関連して逮捕されたアブドゥッラフマーン・シュナイフィー容疑者(自爆未遂容疑)が、レバノンの捜査当局の取り調べに対して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシリアやイラクで石油を密売し、テロ活動のための資金を得ていると証言した、と報じた。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、LBCI, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、Shahba Press, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月28日)

NNA(6月28日付)によると、ベカーア県バアルベック郡ブリタール村にロケット弾2発が着弾した。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月28日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(6月28日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市で軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月28日付)によると、ザバダーニー市および東部山間部、ハーン・シャイフ・キャンプ、ハラスター市郊外、アドラー市工業団地地区、アイン・タルマー渓谷で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市、ダルアー市各所、インヒル市を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(6月28日付)によると、インヒル市、ムサイフラ町・東カラク村街道、ジッリーン村、ダルアー市ハマーディーン地区、ビラール・ハバシー・モスク東部、バジャービジャ地区、ジーザ町、アトマーン村、ヤードゥーダ村・ダルアー街道、ジャースィム市・ナマル町街道、西ガーリヤ村、ナワー市、サフム・ジャウラーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区、サーフール地区、アナダーン市、ラトヤーン村、フライターン市郊外を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

またシャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ブライジュ村、アレッポ中央刑務所周辺、タアーナ村で、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、軍が「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(6月28日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハイダリーヤ地区、旧市街、ハナーヌー地区、ウワイジャ地区、マンスーラ村、マスカナ市、タッル・スースィーン村、アナダーン市、スバイヒーヤ村、カフルダーイル村、カフルカール村、カフルハーシル村、サミーリーヤ村、バービース村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(6月28日付)によると、クサイル市郊外、ウンム・シャルシューフ村、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月28日付)によると、アイン・ティーナ村、アーリヤ村、タッル・マハッス村、ジャービヤ丘、小ダワーヤ村、ハッジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月28日付)によると、シャンナーン村、ナフリーヤ村、バドリーヤ村、ジダール・ビカフルーン村、アルバイーン山周辺、ビンニシュ市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月28日付)によると、県南部のサバーフ・ハイル地方、アブヤド地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マアダーン村各所を軍が空爆し、女性1人とその子供3人の合わせて4人が死亡した。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月28日)

アサド大統領はシリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、6月のシリア大統領選挙、化学兵器破棄プロセス、「テロとの戦い」などについて意見を交わした。

SANA, June 28, 2014
SANA, June 28, 201460

リバコフ外務次官は会談後、「地域諸国においてテロを広める集団の試みに対してロシアは手をこまねいたりはしない」としたうえで、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の活動に関して「問題はイラクにおいてきわめて危険だ。イラク国家の基礎にとって脅威だ…。問題は真の国民対話なくして解決し得ない」と述べた。

また米国によるシリアの「穏健」な反体制武装集団への軍事支援については「この手の政策は受け入れられない。シリアでの関係正常化を促すような責任ある姿勢をとることが、米国を含むみなにとっての利益になる」と述べた。

SANA(6月28日付)などが伝えた。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月28日)

シャームの剣旅団は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣の解散とトゥウマ首班の処罰を求めた。

同声明によると、トゥウマ暫定政府は、革命の財産を独占し、シリア国内の不和を助長し、無責任な行動を続けてきたという。

Kull-na Shuraka', June 28, 2014
Kull-na Shuraka’, June 28, 2014

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月27日)

諸外国の動き

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠しているイラクのカーイム市(アンバール県)に対してシリア軍ヘリコプターが空爆を行ったこと(24日)に関して、「イラクの治安に資するということはいかなる状況でもあり得ない…。イラクの治安状況は、アサド政権の空爆であれ、同政権が資金援助し、地域諸国が支援する民兵であれ、ダマスカスの政権によって解決され得ないし、そうあってはならない」と述べた。

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月27日付)によると、ダイル・ザウル市に隣接する村々で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

またダーイシュは、マヤーディーン市を占拠する反体制武装集団に対して、28日までに武器を捨て、同市を引き渡すよう求めた。

一方、シリア人権監視団によると、自爆ベルトを着用したヌスラ戦線戦闘員が、ブーカマール市内にあるダーイシュの本部の一つに対して殉教作戦を行い、ダーイシュの外国人戦闘員3人が死亡、18人が負傷した。

イラク国内の戦況

ディヤラ県では、マダー・プレス(6月27日付)によると、ダリー・アッバース地方のダワーリーブ地区、シューハーニー地区で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク軍、部族民兵からなる合同部隊が交戦し、イラク軍兵士4人(うち士官1人)が死亡、14人が負傷した。

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アンバール県では、アンバール県議会のファーリフ・イーサーウィー副議長が、治安部隊が部族民兵、覚醒評議会の支援のもとに、ラマーディー市全域など同県の大部分を掌握したと述べた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、June 29, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月27日)

LBCI(6月27日付)は、25日にベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルで発生したサウジ人男性による自爆テロに関して、この男性がトルコのイスタンブールからレバノンに入国したと報じた。

Naharnet, June 27, 2014
Naharnet, June 27, 2014

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NNA(6月27日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で、武装したシリア人とレバノン人が衝突し、レバノン人1人が死亡した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月27日)

クッルナー・シュラカー(6月27日付)は、シリア政府と反体制武装集団の「停戦」が難航していたヒムス市ワアル地区で、「停戦合意」の文言の修正がなされ、合意が成立したと報じた。

複数の地元筋によると、「停戦合意」に向けた交渉は、反体制武装集団を代表するシャイフ、ガズワーン・サカー氏と、シリア政府代表(イラン人、政治治安部、軍事情報局、総合情報部代表から構成)によって行われた。

「停戦合意」の主な内容は以下の通り:

1. 反体制武装集団によるカラシニコフ銃500丁の引き渡し
2. 指名手配者、離反兵、徴兵忌避者の免罪、退学処分を受けた学生の復学
3. シリア軍によるワアル地区周辺の検問所設置
4. 軍・警察部隊、女性隊員によって構成される国防隊部隊のワアル地区への進駐と家宅捜査を条件とするすべての逮捕者の釈放

修正されたこの合意では、当初予定されていたイラン仲介事務所設置に関する文言は削除されている。

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ヒムス県では、SANA(6月27日付)によると、アルシューナ村、バルグースィーヤ村、ラスタン市、タイバ村、カフルラーハー市、ヒルバト・フーラーター村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月28日付)によると、バイト・ジン市郊外を軍ヘリコプターが「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月27日付)によると、ランクース平原・ザバダーニー市間の一帯、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯、ムライハ市郊外、アイン・タルマー渓谷、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アドラー市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(6月28日付)によると、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(6月27日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(6月27日付)によると、アレッポ市郊外のバイト・ジュナイド採石場、第3地区発電所一帯で、軍が「テロ集団」を掃討し、同地を完全制圧した。

またマーリア市、マンスーラ村、ズィルバ村、カフルハムラ村、タッル・リフアト市、ハーン・トゥーマーン村、ダイル・ハーフィル市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市ライラムーン地区、シャッアール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月27日付)によると、サラーキブ市周辺、サルジャ村周辺、サラーキブ市・タフタナーズ市街道、ヒーラー村、タッル・ダーウード村、バーブッラー村、クーリーン村、アブー・ズバイル村、マアッルザーフ町、ビンニシュ市、ハントゥーティーン村、カフルルーマー村、スィージャル村、マクバラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月27日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、シリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、二国間関係の強化、化学兵器廃棄プロセスなどについて意見を交換した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年6月27日)

ARA News(6月27日付)によると、ハサカ県ラアス・アイン市で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがシリア・クルド・イェキーティー党幹部の一人バドルアーン・マストゥー氏の自宅を強制捜査し、同氏を逮捕した。

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ハサカ県では、ARA News(6月27日付)によると、アームーダー市で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの車両を狙った爆弾テロが発生した。

アサーイシュ隊員に死傷者はなかった。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリアの反体制勢力の動き(2014年6月27日)

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線などによって構成される統一司法評議会傘下の軍事評議会は声明を出し、ダマスカス県、ダマスカス郊外県各所でシリア政府と反体制武装集団が交わした「休戦合意」に関して「政権との関係正常化であれ和解」であれ一切を拒否すると発表した。

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ヒムス県で活動する反体制武装集団8組織は共同声明を出し、ヒムス軍団を結成すると発表し、すべての武装集団に同軍団への参加を呼びかけた。

ヒムス軍団を結成したのは、ハーリド・ブン・ワリード大隊、預言者追従者大隊、ファーティヒーン連隊、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、預言者を愛する者たち大隊(ラスタン市)、アブー・アスアド・ニムル大隊、バイヤーダ殉教者大隊、ハーリディーヤ殉教者大隊。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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「穏健」な反体制勢力と米国の動き(2014年6月27日)

『ハヤート』(6月28日付)などによると、ジョン・ケリー米国務長官はサウジアラビアを訪問し、ジェッダでアブドゥッラー国王を会談、イラク情勢、シリア情勢、エジプト情勢、イラン情勢などへの対応について協議した。

またケリー国務長官は、ジェッダを訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談し、「穏健な」反体制勢力への軍事支援などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、「穏健な反体制勢力は、シリアだけでなくイラクでもダーイシュを食い止めるのに重要な役割を果たすことができる…。ジャルバー議長は、イラクに広く暮らす一部族を代表している。彼は現地の人々を知っている。彼の見方、そして穏健な反体制勢力の見方は、前進するうえできわめて重要だ…。我々は反体制勢力とまさに努力を集中させようとしている」と述べた。

一方、ジャルバー議長は、シリアの反体制勢力へのさらなる支援を米国に求める一方、「イラク情勢に対処するためにワシントンと地域諸国は最大限の努力を行う」べきだと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、ジョン・ケリー米国務長官との会談に合わせるかたちで、自由シリア軍参謀委員会の解体を決定したアフマド・トゥウマ暫定内閣首班の決定(https://syriaarabspring.info/wp/?p=11024)に関して「トゥウマ氏は首班権限を逸脱し、連立内規第31条に違反している」と批判し、同決定を無効にすると発表した。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

ジャルバー議長はまた、7月4~6日に開催される連立の政治委員会と総合委員会でトゥウマ首班の「権限逸脱」への対応について審議すると付言した。

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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班による解体令が無効だと主張、連立にトゥウマ首班の処罰を求めた。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、バラク・オバマ米政権がシリアの「穏健」な反体制勢力への5億ドル相当の武器供与の方針を示したことに関して、記者団に対して「よりよい手段はあるはずだ…。米国は政治的イニシアチブを実行するのではなく、事態を間違った方向に導き、炎を燃やしたままにしようとしている」と非難した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月26日追記)

シリア軍ヘリコプターによるカーイム市空爆に関して、イラクのヌーリー・マーリキー首相はBBC(6月26日)に対して、対シリア国境のダーイシュ拠点を空爆したことを明らかにした。

マーリキー首相はこの空爆がイラク軍との連携によるものではないとしつつ、「シリアによる空爆はいつでも歓迎する」と表明した。

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ハサカ県では、ARA News(6月27日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が、マルカダ市とラカーウィー市を結ぶ橋に爆弾を仕掛け爆破した。

爆破はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を狙ったものだったがダーイシュ側に死傷者はなかった。

ARA News, June 27, 2014、BBC, June 26, 2014をもとに作成。

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シリアの反体制勢力の動き(2014年6月26日追記)

ムジャーヒディーン軍は声明を出し、すでに離反している離反兵、離反士官に対して、ムジャーヒディーン軍に参加するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', June 26, 2014
Kull-na Shuraka’, June 26, 2014

al-‘Arabi al-Jadid, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014などをもとに作成。

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「穏健」な反体制勢力と米国の動き(2014年6月26日)

米国家安全保障会議のケイトリン・ヘイデン報道官は、バラク・オバマ政権がシリアの「穏健」な反体制勢力への教練や装備供与のため、5億ドル規模の支援に乗り出す方針を明らかにし、米議会に予算の承認を求めていると述べた。

具体的な装備供与の内容については明らかにはしなかった。

オバマ大統領は5月の外交演説で、レバノン、ヨルダン、トルコ、イラクでの「テロとの戦い」を支援するための50億ドルの基金を設立すると表明し、シリアの「穏健」な反体制勢力への軍事支援はこのなかから支出される。

ヘイデン報道官は「危機の軍事的解決はない。ワシントンは戦闘地域に米軍を派遣しない…。(「穏健」な反体制勢力への軍事支援は)シリア人が、政権の攻撃から身を守り、混乱のなかに安住の地を見出しているイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のような組織を退けるための支援に向けた措置」と述べた。

しかし、オバマ大統領はカナダのCBS(6月21日付、http://www.cbsnews.com/news/obama-notion-that-syrian-opposition-could-overthrow-assad-a-fantasy/)のインタビューで、シリア情勢に関してアサド政権を倒すことができる「穏健な反体制派」は存在しないとしたうえで、彼らへの武器供与の可能性が「幻想」だ述べていた。

また米国が「穏健な」反体制武装集団として想定している自由シリア軍参謀委員会は、6月に前線司令官9人が共同声明を出し、辞任すると発表、またダーイシュのイラクでの攻勢を受けて、東部戦線(ダイル・ザウル県)元司令官らがダーイシュと共闘、ダイル・ザウル県の軍事評議会もダーイシュに「忠誠」を近い、「穏健」ではなくなっている。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は深夜(26日)、「首班権限と公共の利益に基づき、組織上の理由により」、自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)の解散とバシール・アブドゥルイラーフ参謀長の解任を発表した。

トゥウマ首班はまた「シリア国内で活動するすべての革命勢力に対して、1ヶ月以内に軍事防衛評議会の結成と参謀委員会の包括的再編」を行うよう要請した。

またトゥウマ首班は、解任したバシール参謀長に代えて、アーディル・イスマーイール准将を暫定参謀長に任命した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班により、自由シリア軍参謀委員会アブドゥルイラーフ・バシール参謀長の後任の暫定参謀長に任命されたアーディル・イスマーイール准将は、アラビー・ジャディード(6月26日付)に対して、自身が暫定参謀長に任命されたことを知らなかったと述べた。

al-‘Arabi al-Jadid, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月26日)

国連安保理はUNDOFの任期を6ヶ月延長することを定めた安保理決議2163号を全会一致で採択した。

決議は、イスラエルとシリアの双方に1974年の兵力引離合意の順守を求めるとともに、兵力引離地域内でのシリア政府軍と反体制武装集団の交戦、重火器使用を批判している。

以下決議全文

“The Security Council,

“Noting with concern that the situation in the Middle East is tense and is likely to remain so, unless and until a comprehensive settlement covering all aspects of the Middle East problem can be reached,

“Having considered the report of the Secretary-General on the United Nations Disengagement Observer Force of 10 June 2014 (S/2014/401), and also reaffirming its resolution 1308 (2000) of 17 July 2000,

“Stressing that both parties must abide by the terms of the 1974 Disengagement of Forces Agreement between Israel and the Syrian Arab Republic and scrupulously observe the ceasefire,

“Concurring with the Secretary-General’s findings that the ongoing military activities conducted by any actor in the area of separation continue to have the potential to escalate tensions between Israel and the Syrian Arab Republic, jeopardize the ceasefire between the two countries, and pose a risk to the local civilian population and United Nations personnel on the ground,

“Expressing grave concern at all violations of the Disengagement of Forces Agreement,

“Stressing that there should be no military forces in the area of separation other than those of UNDOF,

“Strongly condemning the recent intense fighting in the area of separation and calling on all parties to the Syrian domestic conflict to cease military actions in the UNDOF area of operation, and further condemning the increased use by elements of the Syrian opposition and other groups of improvised explosive devices in the UNDOF area of operation,

“Condemning the use of heavy weapons by both the Syrian armed forces and armed members of the opposition in the ongoing Syrian conflict in the area of separation, including the use of tanks by the Syrian armed forces and opposition during clashes,

“Also condemning the horrific crimes committed by some armed members of the opposition and calling upon all parties to the ongoing conflict to respect international humanitarian law,

“Echoing the Secretary-General’s call upon all parties to the Syrian conflict to cease military actions throughout the country, including in the UNDOF area of operation,

“Strongly condemning the incidents threatening the safety and security of United Nations personnel in recent months,

“Underscoring the need for UNDOF to have at its disposal all necessary means and resources to carry out its mandate safely and securely, and recalling that the theft of United Nations weapons and ammunition, vehicles and other assets, and the looting and destruction of United Nations facilities, are unacceptable,

“Expressing its profound appreciation to UNDOF’s military and civilian personnel, including those from Observer Group Golan, for their service and continued contribution, in an increasingly challenging operating environment, underscoring the important contribution UNDOF’s continued presence makes to peace and security in the Middle East, welcoming steps taken to enhance the safety and security of UNDOF, including Observer Group Golan, personnel, and stressing the need for continued vigilance to ensure the safety and security of UNDOF and Observer Group Golan personnel,

“1. Calls upon the parties concerned to implement immediately its resolution 338 (1973) of 22 October 1973;

“2. Stresses the obligation on both parties to scrupulously and fully respect the terms of the 1974 Disengagement of Forces Agreement, calls on the parties to exercise maximum restraint and prevent any breaches of the ceasefire and the area of separation, and underscores that there should be no military activity of any kind in the area of separation, including military operations by the Syrian Arab Armed Forces;

“3. Underlines that there should be no military activity of the armed opposition groups in the area of separation, and urges Member States to convey strongly to the Syrian armed opposition groups in UNDOF’s area of operation to halt all activities that endanger United Nations peacekeepers on the ground and to accord the United Nations personnel on the ground the freedom to carry out their mandate safely and securely;

“4. Calls on all parties to cooperate fully with the operations of UNDOF, to respect its privileges and immunities and to ensure its freedom of movement, as well as the security of and unhindered and immediate access for the United Nations personnel carrying out their mandate, including the unimpeded delivery of UNDOF equipment and the temporary use of an alternative port of entry and departure, as required, to ensure safe and secure troop rotation activities, in conformity with existing agreements, and urges prompt reporting by the Secretary-General to the Security Council and troop-contributing countries of any actions that impede UNDOF’s ability to fulfil its mandate;

“5. Welcomes the efforts being undertaken by the United Nations Disengagement Observer Force to implement the Secretary-General’s zero-tolerance policy on sexual exploitation and abuse and to ensure full compliance of its personnel with the United Nations code of conduct, requests the Secretary-General to continue to take all necessary action in this regard and to keep the Security Council informed, and urges troop-contributing countries to take preventive and disciplinary action to ensure that such acts are properly investigated and punished in cases involving their personnel;

“6. Decides to renew the mandate of the United Nations Disengagement Observer Force for a period of six months, that is, until 31 December 2014, and requests the Secretary-General to ensure that UNDOF has the required capacity and resources to fulfil the mandate in a safe and secure way;

“7. Requests the Secretary-General to report every 90 days on developments in the situation and the measures taken to implement resolution 338 (1973).”

AFP, June 26, 2014、AP, June 26, 2014、ARA News, June 26, 2014、Champress, June 26, 2014、al-Hayat, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 26, 2014、al-Mada Press, June 26, 2014、Naharnet, June 26, 2014、NNA, June 26, 2014、Reuters, June 26, 2014、SANA, June 26, 2014、UPI, June 26, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャームのイスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月26日)

シリア国内の動き

イスラーム戦線を主導するイスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官は、ダマスカス郊外県東グータ地方内の某所で反体制活動家や反体制記者らを前に記者会見を行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との徹底抗戦を誓約した。

アッルーシュ司令官は、25日に東グータ地方でシャームの民のヌスラ戦線などとともに設置した統一司法評議会に関して、「発足に際してダーイシュに連絡をとったが、回答はなかった」と述べ、「我々は東グータ地方の住民にこの見にくい悪党どもから離反するよう呼びかけている」と述べた。

そのうえで、アッルーシュ司令官は、イスラーム軍がイドリブ県、ダイル・ザウル県でダーイシュと戦っていると述べるとともに、他の武装集団とのコンセンサスのもとダマスカス郊外県でもダーイシュとの戦闘を開始したことを明らかにした。

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シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなる統一司法評議会は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がイスラーム戦線、イスラーム連合、ラフマーン旅団、シャームの民のヌスラ戦線の指導者、メンバーに背教宣告をしたと避難、「ダーイシュは法的にも知覚的にも国家としての要素を有しておらず、国家としては承認しない。ゆえに、我々はお前たちに、この「国家」の解体を宣言する明確な声明を出すよう求める」と宣言した。

また統一司法評議会は別の声明で「イスラーム教徒に流血をもたらした件でこの集団(ダーイシュ)はアッラーの裁定、すなわちアッラーのシャリーアのもと裁定に服させねばならず、東グータ地方で活動する同組織(ダーイシュ)は、自らの呼称から「国家」という語を削除せねばならない」と主張した。

さらに統一司法評議会は声明で、ダーイシュに対して、①東グータ地方で活動する組織に対する姿勢の明示、②組織の解体、③統一司法協議会の承認、を求めていたとしたうえで、回答のために与えていた猶予期間が終了したと宣言した。

また声明において、統一司法評議会は、ダーイシュのメンバーに対して評議会への出頭、改悛の意思表明を通じて、ダーイシュからの離反を要求した。

一方、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ヌスラ戦線、イスラーム軍などからなる統一司法評議会の声明に対して、「アッラーの法ではない」と一蹴した。

『ハヤート』(6月27日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県で活動する自由シリア軍事評議会のイスマーイール・ムッラー・アミール副司令官はAKI(6月26日付)に対して、自身がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって殺害されたとの一部報道を否定するとともに、ダーイシュに忠誠を尽くした同評議会士官らが「ムーハサン市住民を裏切った」と批判した。

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イスラーム戦線を主導するイスラーム軍は、21日にダマスカス郊外県ザマルカー町でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の前筆頭カーディーのアナス・クワイディル氏(アブー・ハマーム)が暗殺された事件に関して、東グータ地域で活動するダーイシュのシャリーア学者の一人アブー・アッバース・トゥーニスィー氏が電話での会話でダーイシュの関与を否定したと発表、その音声データをユーチューブ上で公開した。

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ダイル・ザウル県では、スマート・ニュース(6月26日付)によると、「自由シリア軍」とジハード主義武装集団がダイル・ザウル市郊外のダイル・ザウル航空基地周辺の拠点複数カ所から撤退、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が同地を制圧、航空基地に駐留するシリア軍に対して砲撃を加えた。

またダーイシュは、シャームの民のヌスラ戦線などからなるムジャーヒディーン・シューラー評議会が占拠するドゥマーン村、マーシフ村、タキーヒー村を戦闘の末に制圧するとともに、ハリージー村に無血入城した。

これに対して、ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団は、ダーイシュが占拠するブサイラ市を砲撃、これにより男性1人とその妻、孫2人の合わせて4人が死亡した。

一方、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区では、シリア軍とヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦、またブーライル村郊外の砂漠地帯でヌスラ戦線戦闘員が、爆弾が仕掛けられた車に発砲、爆破した。

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ラッカ県では、スマート・ニュース(6月26日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ラッカ市郊外のシリア軍第17師団拠点複数カ所を砲撃し、軍兵士複数が死傷した。

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アレッポ県では、スマート・ニュース(6月26日付)によると、アフタリーン市郊外のバールーザ村、マスウーディーヤ村周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がイスラーム戦線と交戦した。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、アラム地方に進入していたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はティクリート市クスール地区大統領宮殿方面への撤退を開始した。

これを受け、イラク軍ヘリコプターが大統領宮殿一帯を空爆した。

またティクリート病院の医療筋によると、同病院で治療を受けていたダーイシュ戦闘員50人以上が、命令を受けて撤退(撤退先は不明)したという。

一方、アフマド・アブドゥッラー・ジャブーリー県知事によると、イラク軍は空挺作戦を実行し、ダーイシュによって占拠されていたティクリート大学キャンパスを奪還した。

またティクリート市北部のカーディスィーヤ地区へのイラク軍の空爆で、民間人4人が死傷した。

このほか、サーマッラー市北部のラサース川をわたって潜入しようとしたダーイシュの狙撃手3人を治安部隊が射殺した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、バイジ製油所(サラーフッディーン県)に近接するフワイジャ郡ザルバート村のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)拠点をイラク軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員5人を含む13人を殺害した。

またキルクーク市南部のバシール村近郊をダーイシュが砲撃し、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガ隊員5人が死傷した。

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ニナワ県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、モスル市南部のハマーム・アリール地方にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点をイラク軍ヘリコプターが空爆し、8人が死傷した。

ダーイシュはまた、モスル市内のハドバー警察署を破壊した。

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アンバール県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、ラマーディー市南部のタアミーム地区でイラク軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、ダーイシュ戦闘員6人が死亡した。

またイラク軍部隊が、ダーイシュによって占拠されていたラマーディー市南部のドゥッバート地区を解放した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、ヤアクーバ市北部のダリー・アッバース地方をイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が数時間にわたって占拠したが、治安部隊がこれを解放した。

ダリー・アッバース地方の戦闘ではダーイシュ戦闘員5人が死亡、またダーイシュが警官1人を処刑した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月26日付)によると、軍、警察、民兵の合同部隊がイスカンダリーヤ地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討を行い、ダーイシュ戦闘員15人を殺害、逮捕した。

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ヌーリー・マーリキー首相は、BBC(6月26日付)に対して、ロシア、ベラルーシから中古のスホーイ戦闘機複数機を購入したと明かす一方、米国がF-16戦闘機36機の供与を遅らせていることが事態混乱につながっていると批判した。

AFP, June 26, 2014、AKI, June 26, 2014、AP, June 26, 2014、ARA News, June 26, 2014、BBC, June 26, 2014、Champress, June 26, 2014、al-Hayat, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 26, 2014、al-Mada Press, June 26, 2014、Naharnet, June 26, 2014、NNA, June 26, 2014、Reuters, June 26, 2014、SANA, June 26, 2014、SMART News, June 26, 2014、UPI, June 26, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月26日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月26日付)によると、シリア軍ヘリコプターがダイリーク市南部にあるカッルザイルー村の集油所を空爆した。

カッルザイルー集油所は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が制圧していた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市カルム・ジャバル地区、サーフール地区、ハイダリーヤ地区、インザーラート地区、バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、ハリーサ村を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、少なくとも10人が死亡、またブスターン・バーシャー地区では軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、「テロリスト13」人を殲滅、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市バーブ・ナスル地区、フルワーニーヤ地区、サーフール地区、マイサル地区、インザーラート地区、ズィルバ村、アアザーズ市、ラスム・アッブード村、シュワイフナ村、マーイル町、カラム・ジャバル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市、アレッポ市ワアル地区に軍が砲撃を加え、反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、アブー・ハワーディード村、ウンム・サフリージュ村、ハリージャ村、カフルラーハー市、ナースィリーヤ村、ウンム・シャルシューフ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団、スマート・ニュース(6月26日付)によると、ムーリク市を軍が「樽爆弾」などで空爆、県西部のカラーミタ検問所周辺では軍と反体制武装集団が交戦、シャルユート村を制圧した。

また県西部のカスル・アブー・サムラ村の軍拠点をジハード主義武装集団が迫撃砲で攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、ジスリーン町、ザバダーニー市、アイン・フィージャ村周辺、カーラ市郊外の無人地帯、カラムーン山地一帯郊外の無人地帯、バイト・ジン村各所、アイン・タルマー渓谷を軍が空爆・砲撃した。

またサアサア町周辺、ダーライヤー市周辺など、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村に隣接するシリア領内で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月26日付)によると、バラダー渓谷のバスィーマ村、ザバダーニー市、アイン・ダッラ村郊外、アッサール・ワルド村郊外の対レバノン国境地帯、ダーライヤー市、ムライハ市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が占拠するタッル・ジャマーア、ジャービヤ丘、タッル・ムタウワク、ダルアー市ダム街道地区、ダーイル町、インヒル市周辺を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(6月26日付)によると、インヒル市・サムリーン村街道、アトマーン村・タファス市街道、ワルダート村南東部、マハッジャ町、ズィムリーン村近郊、サムリーン村、アトマーン村、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(6月26日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(6月26日付)によると、カッサーア地区に迫撃砲弾1発が着弾し、3人が死亡、8人が負傷したという。

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ラタキア県では、SANA(6月26日付)によると、ラビーア町、ムアイティナ村、サーキヤト・クルト村、ダイル・ハンナー村、カトフ・ルンマーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月26日付)によると、マアッルザーフ町、アルバイーン山周辺、バッザ農場、カフルラーター村、マアッルバリート村、ナフラ村、ビンニシュ市、ビカフルーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA(6月26日付)によると、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ハサカ県、ダイル・ザウル県で、指名手配者(反体制武装集団元メンバー、徴兵忌避者ら)116人が当局に投降した。

またヒムス県ドゥハイリジュ町では、当局に身柄投降していた反体制武装集団元メンバー60人が釈放された。

このほかイドリブ県では、大統領当選を記念してアサド大統領が発令した恩赦(2014年政令第22号)を受けて29人が釈放され、タルトゥース県でも8人が釈放された。

AFP, June 26, 2014、AP, June 26, 2014、ARA News, June 26, 2014、Champress, June 26, 2014、al-Hayat, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 26, 2014、al-Mada Press, June 26, 2014、Naharnet, June 26, 2014、NNA, June 26, 2014、Reuters, June 26, 2014、SANA, June 26, 2014、UPI, June 26, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月26日)

西クルディスタン移行期民政局アサーイシュは、ハサカ県ラアス・アイン市のシリア・クルド・イェキーティー党の事務所を閉鎖した。

同事務所では、閉鎖時に党のセミナーが開催されていた。

クッルナー・シュラカー(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 26, 2014、AP, June 26, 2014、ARA News, June 26, 2014、Champress, June 26, 2014、al-Hayat, June 27, 2014、Kull-na Shuraka’, June 26, 2014、al-Mada Press, June 26, 2014、Naharnet, June 26, 2014、NNA, June 26, 2014、Reuters, June 26, 2014、SANA, June 26, 2014、UPI, June 26, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月25日追記)

トルコのガジアンテップ市になるシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣本部前で、シリア人の一団が座り込みデモを行い、大臣と職員の賃上げなどを要求した。

Kull-na Shuraka', June 26, 2014
Kull-na Shuraka’, June 26, 2014

Kull-na Shuraka’, June 26, 2014をもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月25日追記)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月25日付)によると、フーシュ・アシュアリー地方で、アブドゥルマジード・ウタイビー氏(本名カリーン・カッラーシュ)が武装集団の発砲を受け暗殺された。

Kull-na Shuraka', June 24, 2014
Kull-na Shuraka’, June 24, 2014

ウタイビー氏は2013年半ばに東グータ地域に入り、シャームの民のヌスラ戦線に所属、その後ヌスラ戦線を離反し、シャーキル・シャーミー氏、アブー・アブドゥッラフマーン・タッリー氏とともに東グータ地域におけるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を築き、ヌスラ戦線やイスラーム戦線と対立した。

これに関して、ダーイシュは、イスラーム戦線所属のイスラーム軍による犯行だと非難しているという。

al-Hayat, June 26, 2014、Kull-na Shuraka’, June 24, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月25日)

シリアの反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、シリアのダイル・ザウル県ブーカマール市で活動するシャームの民のヌスラ戦線所属の「ジュヌード・ハック」は24日深夜から25日未明にかけて、イラクのニナワ県ラビーア地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に忠誠を誓った。

これに関して、ダーイシュ(ヒムス州)はツイッター(https://twitter.com/homs_isis)で「アッラーのおかげで、ブーカマール市は戦闘なくしてダーイシュ(イスラーム国)の支配下に入った。アッラーのおかげで、同地では、(アブー・ムハンマド・)ジャウラーニーの戦線(ヌスラ戦線)がイラク・シャーム・イスラーム国に忠誠を誓った」と綴った。

またダーイシュを支持するアブー・ハフス・アサリー氏もツイッター(https://twitter.com/abohafsalathare)で、ダーイシュの司令官のひとりウマル・シーシャーニー氏とヌスラ戦線の報道官アブー・ユースフ・ミスリー氏が握手を交わす写真を公開した。

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これに関して、AFP(6月25日付)は、複数の活動家の話として、ヌスラ戦線(ミスリー報道官)によるダーイシュへの忠誠は、ダイル・ザウル県内で共闘していたヌスラ戦線とそれ以外の武装集団(部族など)の関係悪化と内部対立をもたらしていると報じた。

シリア政府の動き

SANA(6月25日付)は、24日にシリア軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するイラクのアンバール県カーイム市を空爆したとの報道に関して、報道筋の話として「事実無根」と否定した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するラッカ市の複数カ所(ダーイシュの本拠地周辺)をシリア軍が空爆し、女性1人、子供1人を含む12人が死亡した。

またシリア軍地上部隊がラッカ市各所で重火器による攻撃を行った。

諸外国の動き

米国家安全保障会議のベルナデット・ミーハン報道官は、24日にシリア軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するイラクのアンバール県カーイム市を空爆したことに関して「イラクが直面する脅威の解決策は、ダーイシュを最初に繁栄させたアサド政権による介入ではない…。イラクの安全保障に対する挑戦の解決策は、民兵や残忍なアサド政権を関与させることではなく、イラクの治安部隊を強化することにある」と述べた。

AFP(6月25日付)が伝えた。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月25日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ティクリート市北東部のハムリーン地区にあるアジール油田を制圧した。

またテロ撲滅部隊筋によると、ダーイシュが侵入したバイジ製油所の警備に当たっていた部隊80人が降伏後も、テロ撲滅部隊の大佐が率いる部隊員25人が製油所の制圧を阻止するため抵抗を続ける一方、イラク軍はヘリコプターが同地一帯を空爆、増援部隊を派遣、武器弾薬を補給したという。

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ニナワ県では、マダー・プレス(6月25日付け)によると、モスル市東部のカッラ・クーシュ村に接近しようとしたイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク・クルディスタン地域ペシュメルガが交戦し、撃退した。

またダーイシュは未明、トルクメン人が多く住むシュライハーン村とクッバ村に進軍し、フサイニーヤ2カ所を破壊、村の青年数十人を一時拘束した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月25日付け)によると、ジュルフ・サフル地方で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員6人を殺害、武器庫と爆弾製造所を発見・破壊した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は記者会見で、アンバール県各所で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の掃討を続け、ダーイシュ戦闘員34人を殺害、車両12台を破壊したと発表した。

またアター大将はサラーフッディーン県ティクリート市一帯などでもダーイシュ戦闘員25人を殺害、車両13台を破壊したと付言した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(6月25日付)によると、フワイジャ郡マーフーズ村近郊で、「フワイジャ解放大隊」がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車を銃撃し、ダーイシュ戦闘員3人を殺害した。

これに対して、ダーイシュは報復として、フワイジャ解放大隊メンバー2人を拉致、連行したという。

またダーイシュは、フワイジャ覚醒評議会の司令官1人を含む4人をハワーイジュ村に連行し、銃殺処刑した。

AFP, June 25, 2014、AP, June 25, 2014、ARA News, June 25, 2014、Champress, June 25, 2014、al-Hayat, June 26, 2014、Kull-na Shuraka’, June 25, 2014、al-Mada Press, June 25, 2014、Naharnet, June 25, 2014、NNA, June 25, 2014、Reuters, June 25, 2014、SANA, June 25, 2014、UPI, June 25, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンの動き(2014年6月25日)

Naharnet, June 24, 2014
Naharnet, June 24, 2014

ジャディード・テレビ(6月25日付)などによると、ベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテル(Duroy Hotel)の宿泊部屋で男性が自爆し、総合情報総局退院4人を含む11人が負傷した。

NNA(6月25日付)によると、自爆したのは20歳のサウジアラビア人、アブドゥッラフマーン・フマイキー氏。

またサクル・サクル軍事裁判所長官は、ジャディード・チャンネルに対して「ルーシャ地区のホテルに2人のサウジ人自爆犯がおり、治安当局は1人を逮捕、1人は自爆した」と述べた。

この自爆テロに関して、バアルベック・スンナ派自由人旅団はツイッターを通じて声明を出し、「(イラクのヌーリー・)マーリキー(政権)の軍に対してイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が実現しようとしている勝利が世界中のすべてのジハード主義者に意欲を与える」と述べ、関与を示唆した。

AFP, June 25, 2014、AP, June 25, 2014、ARA News, June 25, 2014、Champress, June 25, 2014、al-Hayat, June 26, 2014、al-Jadid TV, June 25, 2014、Kull-na Shuraka’, June 25, 2014、al-Mada Press, June 25, 2014、Naharnet, June 25, 2014、NNA, June 25, 2014、Reuters, June 25, 2014、SANA, June 25, 2014、UPI, June 25, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.