国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約100,000人に達していると発表(2024年9月30日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#4)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約100,000人に達していると発表した。

このうち60%がシリア人、40%がレバノン人だという。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県を3回爆撃:ヴィシェグラード24はこの爆撃でマーヒル・アサド少将が死亡したとの情報を拡散(2024年9月30日)

ポーランド人コンテンツクリエイターが創設したSNSアカウントのヴィシェグラード24はX(旧ツイッター(https://x.com/visegrad24/)を通じて以下のポストを発信した。

速報
イスラエル空軍が本日ダマスカス近郊の別荘を爆撃したことを受けて、体制はシリアの独裁者バッシャール・アサドの弟マーヒルとの連絡が取れなくなった。
別送では、イランの指導者らとの会談が行われていた。マーヒルはシリア軍第4師団の司令官である。

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これを受け、オンライン・ニュース・サイトのマルサド(9月30日付)などは、マーヒル・アサド少将がイスラエル軍の爆撃で暗殺されたとの情報が流れていると伝えた。

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また、シリア人権監視団は、イスラエル軍の無人航空機1機が、ヤアフール町近郊にあるシリア軍第4師団の別荘(ヴィラ)を高性能爆発ミサイル複数発で攻撃したと発表した。

複数筋によると、この別荘には、ヒズブッラーやイラン・イスラーム革命防衛隊の司令官らが度々訪れていたという。

複数の信頼できる筋によると、第4師団の司令官を務めるマーヒル・アサド少将は、師団の兵器がレバノンに搬入された場合、イスラエル軍の攻撃の標的に含まれることになるとの警告を度々受けていたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が29日深夜から30日未明にかけて、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所近くの建物1棟を爆撃し、シリア人2人と外国人5人が負傷した。

イスラエル軍はその数時間後にもディーマース町近郊の1ヵ所を無人航空機1機で攻撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って89回(うち72回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより163あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、164人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人

また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:39回
ダルアー県:16回
ヒムス県:20回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、al-Marsad, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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UNHCR:レバノンへのイスラエル軍の攻撃激化に伴い、レバノンからシリアに避難したシリア人とレバノン人の数が約10万人に達していると発表(2024年9月30日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、9月30日付の速報を発表し、レバノンへのイスラエル軍の攻撃激化に伴い、レバノンからシリアに避難したシリア人とレバノン人の数が約10万人に達していると発表した。

うち約60%がシリア人、40%がレバノン人だという。

一方、シリア人権監視団は、レバノンへのイスラエル軍の攻撃激化を受けてシリアに帰国したシリア人の数は約12万5000人に達していると発表した。

このうち、400世帯2,000人は北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるラッカ県出身者。

また、同監視団によると、21日以降のイスラエル軍による爆撃で、シリア難民137人(うち女性27人、子供40人)が死亡、2023年10月6日以降にレバノンで犠牲となったシリア人は172人(うち女性31人 子供45人)に達しているという。

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ダマスカス県では、保健省のタウフィーク・ヒサーバー救急局長が発表したところによると、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所の医療チームが、レバノンへのイスラエルの攻撃激化を受けてレバノンからの避難民と帰国者の受け入れを開始して以降、942人に対して医療サービスを提供した。

942人のうち891人が応急措置を必要とし、15人がイスラエルの攻撃による負傷者、21人が救急車輛で搬送されたという。

また、ダマスカス郊外県のアフマド・ハリール県知事がジュダイダト・ヤーブース国境通行所での避難民と帰国者の受け入れ状況を視察した。

SANA(9月30日付)が伝えた。

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高等教育科学研究省は、国内の大学病院に対して、レバノンからの避難民と帰国者に対して無料での医療サービスを提供するよう要請する布告を出した。

SANA(9月30日付)が伝えた。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルに対して4回の攻撃を行ったと発表(2024年9月30日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時18分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、本日朝に4回の攻撃を実施したと発表した。

攻撃の内容は以下の通り:
1. アルカブ巡航ミサイル複数発で重要標的1ヵ所(場所明示せず)を攻撃。
2. ハイファー市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。
3. ハイファー港の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。
4. 「我々の占領地」内の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はサアダ県空域で米軍のMQ-9リーパー無人攻撃機1機を撃墜したと発表(2024年9月30日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後7時03分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、サアダ県空域で米軍のMQ-9リーパー無人攻撃機1機を撃墜したと発表した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はアリー・アブドゥルムンイム・カルキー司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク司令官の2人が戦死したと発表(2024年9月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月30日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)サダフ陣地のイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ナウラ村をファーディー2ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ゲシェル・ハジブ(キブツ)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、カブリ(キブル)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)クファル・ギラディをヌール長距離対艦巡航ミサイル1発で攻撃。

午後3時35分、ベツサイダ市に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)イフタ(キブツ)に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ザウラ入植地の砲台に集結する椅子れる軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ハイファー市北東の都市群をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

午後11時20分、ウダイサ村、カフルカラー村に面する果樹園を移動するイスラエル軍部隊を攻撃し、確実に損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、アリー・アブドゥルムンイム・カルキー(アブー・ファドル)司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク(シャイフ・ナビール)司令官の2人が戦死したと発表した。








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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前1時31分、イスラエル軍は現在、ベカーア地方でヒズブッラーのテロ標的への爆撃を実施中。

午前2時22分、多連装ミサイルが先ほど、レバノンから飛来した不審な航空標的1つを撃破。

午前9時15分、UAV1機が先ほど、イスラエルの経済水域に北方から侵入したが、これを撃破。

午前9時56分、同UAVはイスラエル軍ミサイル艇が撃破。

午前11時41分、午前11時12分と13分にゴラン高原南部、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、残りは空地に落下。11時8分と9分にもゴラン高原北部とスニル(キブル)地域で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、残りは空地にラッカ。

午後12時31分、イスラエル空軍はハマースのレバノン支部トップのファーティフ・シャリーフを殲滅。

午後3時39分、イスラエル空軍はパレスチナ人民解放戦線(PFLP)のレバノン支部トップのニダール・アブドゥルアールと同支部軍事部門トップのイマード・アウダを殲滅。

午後5時23分、午後4時22分、3時39分、42分に西ガリラヤ地方で警報が発令され、約35発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は同地に落下。イスラエル空軍は朝以降レバノン国内のヒズブッラーの指揮所、武器貯蔵施設、テロ細胞、ロケット弾発射装置、テロ・インフラなど数十のテロ標的を攻撃。

午後5時26分、イスラエル空軍は前日の首都ベイルートに対する攻撃で、ヒズブッラーの中距離ロケット部隊司令官のイード・ハサン・ナッシャールを殺害。

午後5時57分、飛翔体1発が先ほど、レバノンからハイファー市近郊の空地に着弾。

午後7時46分、イスラエル軍はベイルート国際空港から約1.5キロの距離に設置されていたヒズブッラーの対空ミサイル発射装置貯蔵施設を破壊。

午後8時7分、中部ガリラヤ地方、ハイファー港い地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

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ハマースは声明を出し、在外指導部メンバーで、レバノンにおける指導者を務めるファトフ・シャリーフ・アブー・アミーン氏がレバノン南部のブッス難民キャンプにあるの自宅を標的としたイスラエル軍の爆撃により、家族数名とともに死亡したと発表した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Qanat al-Manar September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を7件確認したと発表(2024年9月30日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MQ-9リーパー無人攻撃機1機による領空侵犯を7件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月30日付)、タス通信(9月30日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 30, 2024、TASS, September 30, 2024をもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県、ラタキア県、アレッポ県各所を自爆型無人航空機で攻撃(2024年9月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサルミーン市の住居複数棟を狙って砲撃し、2人が死亡、3人が負傷した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯を自爆型無人航空機7機で攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原を砲撃、「決戦」作戦司令室のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配官あるラシュー丘を砲撃し、シリア軍兵士1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室はまた、ナフシャッバー村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトゥッファーヒーヤ村一帯を4機の自爆型無人航空機で攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、ウスース村一帯を4機の自爆型無人航空機で攻撃した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で何者かが30代の男性を銃で撃ち殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市で武装集団に所属するとされるメンバー1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県シュハイル村で強襲作戦を実施、ダーイシュのメンバーと見られる1人を殺害、1人を逮捕(2024年9月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の無人航空機1機の支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村で2回にわたって強襲作戦を実施、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと見られる1人を殺害、1人を逮捕した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県ジャバーブ・ハマド村一帯に敷設していた地雷に、シリア軍の軍用車輛が触れて爆発、兵士8人が死亡(2024年9月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャバーブ・ハマド村一帯に敷設していた地雷に、シリア軍の軍用車輛が触れて爆発、兵士8人(うち士官2人)が死亡した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のカフルタハーリーム町、カッリー町で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年9月30日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるカフルタハーリーム町、カッリー町で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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ダマスカス県、アレッポ県でヒズブッラーのナスルッラー書記長の追悼式が開かれる(2024年9月30日)

ダマスカス県では、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣と同県のイスラーム教のウラマーらとともに、アミーン地区のムフスィニーヤ教会でのレバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の追悼式に参列し、故人の御霊に対してコーランを読誦した。

アレッポ県では、イラン領事館で追悼式が行われた。

SANA(9月30日付)が伝えた。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣は第79回国連総会での一般討論演説でイスラエル、欧米諸国を非難(2024年9月30日)

バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は第79回国連総会で一般討論演説を行った。

演説のなかで、サッバーグ外務在外居住者大臣は、地域の国々や諸国民に対するイスラエルの大規模な侵略が、深刻な事態悪化や予測不能な結果をもたらす対立の瀬戸際に追いやっていると警告、地域の平和と安全に悲惨な影響を与えかねないと警鐘を鳴らした。

また、すべての加盟国に対し、パレスチナ、シリア、レバノンに対するイスラエルの侵略を止め、占領による犯罪を追及し、イスラエルが責任を逃れないようにするよう求めた。

さらに、イスラエルの占領による犯罪やシリアに対する継続的な侵略を、米国などの西側諸国によるシリアへの破壊的な政策と切り離して考えることはできないと強調した。

そのうえで、こうした状況が、シリアに対する西側諸国の政策の真の姿を明らかにしており、それが国連の設立およびその活動の根幹をなす原則や目的に反していることを明確に示していると述べた。

SANA(9月30日付)が伝えた。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍が米国占領下の55キロ地帯を出て、ヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯に潜伏していた武装集団の潜伏地21ヵ所に対して爆撃を行ったと発表(2024年9月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア空軍が、米国(有志連合)の実質占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を出て、ヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯に潜伏していた武装集団の潜伏地21ヵ所に対して爆撃を行ったと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月29日付)、タス通信(9月29日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 29, 2024、TASS, September 29, 2024をもとに作成。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約9,900人に達していると発表(2024年9月29日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#3)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約6,900人に達していると発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はアリー・カルキー(アブー・ファドル)司令官が死亡したと発表(2024年9月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月29日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、オフィク基地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)マナラ入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ロシュ・ビナ入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ソノバル入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)ラーミヤー陣地のイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、アリヤティキム基地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に正確に損害を与える。

(時刻明示せず)シュトゥラ入植地をロケット弾で攻撃し、確実に損害を与える。

(時刻明示せず)占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ゼブルン軍事基地をロケット弾で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗は、ヒズブッラーのアリー・カルキー(アブー・ファドル)司令官が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前6時36分、イスラエル空軍は数時間以上にわたり、ロケット弾発射装置、武器貯蔵施設、テロ・インフラんど、ヒズブッラーのテロ標的数十ヵ所を攻撃。イスラエル軍は終日、ヒズブッラーのテロ標的数百ヵ所を攻撃。

午前9時17分、ティベリアス湖地域で警報が発令され、約8発の飛翔体がレバノンから飛来し、空地に落下。

午後12時24分、ヒズブッラーの防諜部隊司令官のナビール・カーウークを殺害したとする声明を発表。

午後2時31分、イスラエル空軍戦闘機複数機が、ロケット弾発射装置、武器貯蔵施設、テロ・インフラなど、ヒズブッラーのテロ標的を攻撃。

午後2時47分、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)への精密爆撃を実施。

午後3時00分、西ガリラヤ地方、ハアマキム市地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

午後3時23分、27日のイスラエル空軍ジェット戦闘機複数機によるダーヒヤのビル群への爆撃で、ハサン・ナスルッラー書記長、南部地区司令官のアリー・カルキー、治安部隊司令官のイブラーヒーム・フサイン・ジャズィーニー、ナスルッラー書記長のアドバイザーのサミール・タウフィーク・ディーブ、兵力増強責任者のアブドゥルアミール・ムハンマド・サブリーニー、火力部門責任者のアリー・ナーイフ・アイユーブら20人以上のテロリストを殺害したと発表。

午後4時59分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機は先ほど、カフラー村地域にある武器貯蔵施設などヒズブッラーのテロ標的約45ヵ所を攻撃。

午後5時11分、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、ほとんどを撃破。

午後6時44分、レバノンから先ほど2機のUAVがイスラエル領海方面に飛来、ミサイル艇とヘリコプターがこれを撃破。

午後6時59分、西ガリラヤ地方で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部が落下したことを確認。またハイファー港地域で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、空地に落下。

午後7時48分、イスラエル軍は先ほど、レバノン南部および奥地にある司令部、テロ・インフラなどヒズブッラーのテロ標的約120ヵ所を重点的に爆撃。

午後9時31分、イスラエル北部で先ほど警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンから飛来した飛翔体1発を撃破。

午後10時27分、複数の飛翔体が本日早く、レバノンからスデ・エリエゼル入植地地域に飛来、イスラエル空軍が発射地点を爆撃。イスラエル空軍は正午から、ロケット弾発射装置、武器を貯蔵する建物、テロ・インフラなど、ヒズブッラーの数十の標的を攻撃。

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NNA(9月29日付)によると、レバノン南部のアイン村に対する爆撃で、11人が死亡した。

また、ナースィル・ヤースィーン環境大臣は、約25万人の国内避難民(IDPs)が発生していると発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、NNA, September 29, 2024、Qanat al-Manar September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県、ヒムス県を爆撃(2024年9月29日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、スィルガーヤー町近郊のレバノン国境地帯に非公式に設置されている複数の通行所を狙って爆撃を行った。

また、その数時間後にもレバノン国境地帯にあるヒズブッラーやイラク・イスラーム革命防衛隊の司令官らが使用していると見られる建物1棟を爆撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はまた、クサイル市郊外(ワーディー・ハンナー地区)にあるシリア軍の検問所近くの1ヵ所を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って87回(うち70回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより160あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、157人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人

また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:37回
ダルアー県:16回
ヒムス県:20回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県各所の「イランの民兵」の拠点を爆撃し、司令官1人を含む少なくとも17人(シリア人6人、イラク人8人、外国人3人)が死亡、20人あまりが負傷(2024年9月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機5機が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市ハラービシュ地区、サルダ山、ダイル・ザウル航空基地一帯、労働者住宅地区(ブール・サイード通りの開発財団)にある「イランの民兵」の拠点複数ヵ所、ブーカマール市近郊のハリー村にあるイラン・イスラーム革命防衛隊のゲストハウス、フザーム村とスワイイーヤ村にある貯蔵施設を爆撃し、司令官1人を含む少なくとも17人(シリア人6人、イラク人8人、外国人3人)が死亡、20人あまりが負傷した(その後(30日)、死者数は19人(シリア人7人、イラク人9人、外国員3人)となった)。

この爆撃を受け、イランの支援を受ける地元武装集団と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川を挟むかたちで激しく交戦した。

また、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田の米軍(有志連合)の基地に配備されている米主導の有志連合に所属するヘリコプターが同地上空を旋回、同基地の有志連合部隊がジュダイド・アカイダート村、ジュダイド・バッカーラ村一帯でパトロールを実施し、警戒にあたった。

また、ダイル・ザウル市などに対する爆撃の数時間後、クーリーヤ市でイラン・イスラーム革命防衛隊とともに活動するイラク人民兵の車輛が所属不明の無人航空機1機の攻撃を受けた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024、September 30, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は前日のイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)による攻撃への往復として、イスラエル空軍が、イエメンのラアス・イーサー港およびフダイダ市地域にある発電所、港湾施設などの軍事標的を爆撃したと発表(2024年9月29日)

イスラエル軍は午後6時7分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、前日のイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)による攻撃への往復として、イスラエル空軍ジェット戦闘機、空中給油機、情報収集機を含む多数の航空機が、イエメンのラアス・イーサー港およびフダイダ市地域にある発電所、港湾施設などの軍事標的を爆撃したと発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル各所を4回にわたって攻撃したと発表(2024年9月29日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時19分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

また、午後9時19分にも声明を出し、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

さらに、午後9時35分にも声明を出し、「我々の占領地」内の標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後10時8分にも声明を出し、「我々の占領地」内の標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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一連の攻撃に関連して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、以下の通り発表を発表した。

午前7時44分、イスラエル海軍のサール4.5級ミサイル艇が本日早く、紅海方面から接近した無人の航空標的1つを撃破した。

午後8時45分、イスラエル海軍ミサイル艇が先ほどイスラエル領外の紅海上空でUAV1機を撃破。

午後9時7分、このUAVは東方から飛来。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は9月16日と24日にシリアに対する爆撃を実施し、フッラース・ディーン機構とダーイシュの幹部ら37人を殺害したとは発表(2024年9月2日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前1時14分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)などを通じて声明(第20240929-01号)を出し、9月24日にシリア北西部の標的1ヵ所に対する爆撃を実施し、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構の幹部の1人で、シリア国外での作戦を監督していたとされるマルワーン・バッサーム・アブドゥッラウーフを含むテロリスト9人を殲滅したと発表した。

また9月16日にもシリア中部で大規模な爆撃を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部4人を含むメンバー28人を殲滅したと発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年9月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するシャーム戦線がシリア暫定内閣の国防大臣を乗せた車列をアレッポ県カフルジャンナ村にある同戦線の検問所で襲撃(2024年9月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線が、シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣の国防大臣を乗せた車列をカフルジャンナ村にある同戦線の検問所で襲撃した。

一方、トルコの支援を受けるシリア国民軍の合同部隊は、ハワール・キリス村にある北部の鷹旅団の司令部を包囲した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県カフル・ヌーラーン村、アスース村を無人攻撃機10機で攻撃(2024年9月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アスース村を無人攻撃機10機で攻撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、アンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がラシュー丘一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を殺害した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊のカラーマ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地を無人攻撃機1機で攻撃(2024年9月29日)

ハサカ県では、ANHA(9月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアームーダー市近郊のカラーマ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地を無人攻撃機1機で攻撃した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年9月29日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はレバノンから帰国するシリア人について、支配地域の出身者であることを条件にこれを受け入れると発表(2024年9月29日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry)などを通じて声明を出し、レバノンに対するイスラエルの激しい爆撃が続いてことを受けて、レバノンから帰国するシリア人について、支配地域の出身者であることを条件にこれを受け入れると発表した。


AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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首相府はレバノンに対するイスラエル軍の激しい爆撃に緊急事態に対応するため、入国時にシリア人に対して100米ドル定めている2020年の閣議決定第46号およびその修正条項の実施を1週間停止すると発表(2024年9月29日)

首相府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry)を通じて声明を出し、レバノンに対するイスラエル軍の激しい爆撃が続いていることに伴う緊急事態に対応するため、両国間での国境通行所でのレバノンからの避難民のシリアへの入国を円滑化し、受け入れに適切な環境を提供するため、入国時にシリア人に対して100米ドルあるいはそれに相当する指定外貨の金額を換金することを定めている2020年の閣議決定第46号およびその修正条項の実施を29日から1週間停止すると発表した。

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ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣とサマル・スィバーイー社会問題労働大臣が、ヒムス県のジュースィヤ国境通行所とラブラ町に設置された避難民収容センターを視察し、レバノン人意難民を慰問した。

両大臣には、ヒムス県のヌマイル・マフルーフ知事らが同行した。

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シリアの医師組合は、イスラエルによる爆撃が続くレバノンに派遣する医療ボランティア医師の名簿作成を完了したと発表した。

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SANA(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣はインドネシア、イラン、チュニジア、ベネズエラ、キューバの外務大臣らと会談(2024年9月29日)

第79回国連総会に出席するために米ニューヨークに滞在中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、インドネシアのルトノ・マルスディ外務大臣と会談、両国間のビザ発給免除にかかる合意に調印した。

サッバーグ外務大臣はまた、アバース・アラーグジー外務大臣と会談、イスラエルのレバノンに対する攻撃激化の影響への対応、レバノンのハサン・ナスルッラー書記長を死亡などについて意見を交わした。

サッバーグ外務大臣はこのほかにも、チュニジアのムハンマド・アリー・ニフティー外務大臣、ベネズエラのイバン・ヒル・ピント外務大臣、キューバのブリュノ・ロドリゲス外務大臣、フィルモン・ヤン国連総会議長と会談した。



SANA(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はレバノンのナスルッラー書記長が死亡したことを受けて声明を発表:「私のメッセージは、抵抗運動の指導者の殉教に対する弔辞ではない」(2024年9月29日)

アサド大統領は、27日のイスラエル軍によるレバノンの首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のビル群に対する爆撃でレバノンのハサン・ナスルッラー書記長が死亡したことを受けて声明を出した。

声明の内容は以下の通り。

レバノンの愛国的抵抗運動へ
殉教者ハサン・ナスルッラーの家族へ
私のメッセージは、抵抗運動の指導者の殉教に対する弔辞ではない。貴方はこれまでの数十年にわたり、いかに大きな災難であろうと、これに打ち勝つ強さ、決意、そして結束力を固辞してきた。貴方は、いかに高価であろうと、正義の道を貫く以外のことを知らない闘争の学派に属している。尊い血は、正義とその大義のため以外に流されることはない。
抵抗運動はその指導者の殉教によって弱まることはなく、むしろ心と頭のなかで揺るぎなく根づくことになる。偉大な指導者たちは、その生涯において、闘争の信念、指針、そして方法を築き、去る時には、抵抗と名誉における思想体系と実践的指針を後に残す。彼らは、偶然に訪れることのない必然的な運命の時に向けてこれらを築き、その時において、教訓と結果が導出される、すなわち、彼らを我々と共にいる一時的な存在から、永遠の不滅へと昇華させる。
我々の情熱と知性のなかで、幾世代にもわたり、闘いにおける模範となる。抵抗は単なるアイデアや思想ではない。殉教者ハサン・ナスルッラーは、その記憶であり、歴史だ。彼が、いつの日か伝説になることはなく、現実をかたち作る真実を生み出す指針であり続ける。彼の心は抵抗であり、彼の本質は誇りであり、彼の指針は尊厳であり、彼の主題は解放であり、彼の尖塔は世代を超えて光を灯す。これこそが殉教者ハサン・ナスルッラーだ。
我々は、レバノンの愛国的抵抗運動が占領に対して闘争と正義の道を歩み続け、パレスチナ人民が正当な大義のために闘う際の支えであり続けると確信している。また、殉教者ハサン・ナスルッラーは、レバノンの愛国的抵抗運動を率い、シリアがシオニズム諸勢力と戦うなかで、数々の重荷を抱えながらも、シリアに寄り添ってくれたことにへの忠誠心のしるしとして、シリア国民の記憶に留まるだろう。この忠誠心のなかで、殉教者ハサン・ナスルッラーの名は永遠であり続ける。

SANA(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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