2014年3月31日のシリア情勢:諸外国の動き

UPI(3月31日付)によると、トルコ・ハタイ県の対シリア国境に位置するギュゼルユルト村(ヤイラダーウ地方)近くにシリア領内から発射された迫撃砲3発が着弾、またシリア人避難民キャンプ近くのハッジ・ビラル・モスクにロケット弾が着弾し、シリア人女性1人が負傷した。

AFP, March 31, 2014、AP, March 31, 2014、ARA News, March 31, 2014、Champress, March 31, 2014、al-Hayat, April 1, 2014、Iraqinews.com, March 31, 2014、Kull-na Shuraka’, March 31, 2014、Naharnet, March 31, 2014、NNA, March 31, 2014、Reuters, March 31, 2014、SANA, March 31, 2014、UPI, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月31日のシリア情勢:国内の暴力

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、軍がカスタル・マアーフ町、第45監視塔、クーズ山、カビール山一帯、ズワイク村、カトフ・ルンマーン村、サルマーニーヤ村、カスブ村、カッバーナ村などを空爆・砲撃、またナスル山周辺、タッル・イドリース村一帯で、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、クッルナー・シュラカー(3月31日付)は、複数の活動家の話として、ラタキア県内の一部地域で、軍が反体制武装集団の襲撃に備えて「堀」の建設を始めている、と報じた。

SANA, March 31, 2014
SANA, March 31, 2014

これに対し、SANA(3月31日付)は、軍と国防隊が「テロリスト」との戦闘の末、第45監視塔を奪還し、「テロリスト」残党の追撃を続けたと報じた。

他方、イスラーム戦線が声明を出し、「ロシアの武器やイランのクドス軍団の傭兵を定期的に受け入れてきた…フマイミーム航空基地(バースィル・アサド国際空港内)」(殉教者バースィル・アサド国際空港)をグラード・ロケットで攻撃したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 31, 2014
Kull-na Shuraka’, March 31, 2014

またカルダーハ市近くの国防隊拠点もグラード・ロケットで迫撃したという。

クッルナー・シュラカー(3月31日付)によると、攻撃はシャーム自由人イスラーム運動とシャームの民のヌスラ戦線が行い、空港は閉鎖されたという。

 

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がムライハ市、ザバダーニー市西部の山岳地帯、アドラー市、ダーライヤー市周辺、ドゥーマー市周辺を砲撃・空爆する一方、ラアス・マアッラ町周辺の軍とシャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘で、軍の准将が戦死したという。

またアルバイン市で男性1人が、軍の狙撃兵に撃たれ死亡した。

一方、SANA(3月31日付)によると、アーリヤ農場、サルハ市周辺、イフラ村、アドラー市旧市街、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ南西部、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

またマアルーラー市、ジャブアディーン町で、反体制武装集団メンバー48人が当局に投降、その後釈放された。

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ダマスカス県では、マサーラート・ネット(3月31日付)によると、カダム区に展開する軍部隊が、30日に停戦合意が結ばれたアサーリー地区を砲撃し、これに対して「自由シリア軍」がカダム区の軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(3月31日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区周辺で軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(3月31日付)によると、ガースィビーヤ村、ドゥワイル村、ジュッブ・ジャッラーフ地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザーラ村の発電所を反体制武装集団が攻撃し、冷却塔の一つが破壊された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サイダー町、タイバ町を軍が「樽爆弾」で空爆する一方、ダルアー市のキャンプ地区、消費機構検問所周辺などでジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月31日付)によると、ワラダート村一帯、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(3月31日付)によると、アレッポ市のカラージュ・ハジャズ通行所(ブスターン・カスル地区・マシャーリカ地区間)で軍の狙撃兵が発砲し、1人が死亡、4人が負傷した。

一方、SANA(3月31日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ブライジュ村、カフルサギール村、マダーファ村、ヒーラーン村、シュワイフナ村、マンスーラ村、ダイル・ハーフィル市、ジュッブ・ガブシャ村、アンジャーラ村、バッラース村、ワディーヒー村、ハーン・アサル村、アレッポ市ハナーヌー地区、ハッダーディーン地区、ライラムーン地区、シャイフ・サイード地区、ブアイディーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(3月31日付)によると、ラアス・アイン市にある地元評議会本部に何者かが放火した。

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ラッカ県では、ARA News(3月31日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がタッル・アブヤド市の住民とクルド人ジャーナリストとの接触を禁じた。

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クナイトラ県では、SANA(3月31日付)によると、ダワーヤ・スグラー村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(3月31日付)によると、サラーキブ市、ビンニシュ市、マルイヤーン村、化フルナジュド村、クマイナース村、ナイラブ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 31, 2014、AP, March 31, 2014、ARA News, March 31, 2014、Champress, March 31, 2014、al-Hayat, April 1, 2014、Iraqinews.com, March 31, 2014、Kull-na Shuraka’, March 31, 2014、Masaratsyria, March 31, 2014、Naharnet, March 31, 2014、NNA, March 31, 2014、Reuters, March 31, 2014、SANA, March 31, 2014、UPI, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月31日のシリア情勢:シリア政府の動き

SANA(3月31日付)によると、ヒムス県クタイナ市で軍による「テロとの戦い」を支持するデモが行われ、多数の市民が参加した。

AFP, March 31, 2014、AP, March 31, 2014、ARA News, March 31, 2014、Champress, March 31, 2014、al-Hayat, April 1, 2014、Iraqinews.com, March 31, 2014、Kull-na Shuraka’, March 31, 2014、Naharnet, March 31, 2014、NNA, March 31, 2014、Reuters, March 31, 2014、SANA, March 31, 2014、UPI, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月31日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア人権監視団は、3月21日にシャームの民のヌスラ戦線などがラタキア県カサブ町一帯に侵攻して以降の同地での戦闘による死者数が1,052人以上に達している、と発表した。

同監視団によると、このうち194人が軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動、バアス大隊などの将兵・戦闘員で、士官の死者数は27人に達するという。

一方、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団戦闘員の死者数は128人で、そのなかの56人が外国人(アラブ人、EU出身者、アジア人)だという。

負傷者は軍側が500人以上、ヌスラ戦線側が230人以上だという。

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Kull-na Shuraka', March 31, 2014
Kull-na Shuraka’, March 31, 2014

自由シリア軍国内合同司令部のファフド・ミスリー中央広報担当官はパリで声明を出し、反体制勢力が統一司令部結成に失敗し、「革命」を混乱に陥れたと批判し、自由シリア軍メンバーとしての活動を停止することを決意したとのべ、離反を宣言した。

ミスリー氏は今後は「無所属の愛国的反体制活動家」に戻り、「殺戮・犯罪体制への反対運動」を続けるという。

声明の署名欄には「17年間フランスで亡命生活を送る無所属反体制活動家、ジャーナリスト、研究者」と書き添え、シリア国内での活動経験がなかったことを自ら暴露した。

AFP, March 31, 2014、AP, March 31, 2014、ARA News, March 31, 2014、Champress, March 31, 2014、al-Hayat, April 1, 2014、Iraqinews.com, March 31, 2014、Kull-na Shuraka’, March 31, 2014、Naharnet, March 31, 2014、NNA, March 31, 2014、Reuters, March 31, 2014、SANA, March 31, 2014、UPI, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

マサーラート・ネット(3月31日付)は、ダマスカス県アサーリー地区でシリア政府の代表と「自由シリア軍および反体制武装組織」が停戦合意を結んだ、と報じた。

al-Hayat, April 1, 2014、Masaratsyria, March 31, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:諸外国の動き

MENA(3月30日付)は、ヨルダン軍総司令部消息筋の話として、ヨルダンの国境警備隊がシリア領から潜入しようとした車輌5台を取り押さえ、武器弾薬を押収したと報じた。

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ヨルダン内務省は声明を出し、フサイン・ハザーア内務大臣がシリア人避難民に5年間の有効期限の仮パスポートを発行したとの一部報道を否定した。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、MENA, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:イラクの動き

イラク軍ニナワ作戦司令室は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員5人をモスル市西方で逮捕したと発表した。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:レバノンの動き

バアルベック・スンナ派自由人旅団はツイッターで29日のベカーア県バアルベック郡アルサール村検問所に対する自爆テロの実行犯(アブドゥルカーディル・タアーン氏)の写真を公開した。

Naharnet, March 30, 2014
Naharnet, March 30, 2014

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NNA(3月30日付)は、ダマスカス郊外県カラムーン地方(フリータ市、ラアス・マアッラ町)での戦闘激化を受け、29日までにシリア人避難民約700人がレバノン領内(ベカーア県バアルベック軍アルサール村一帯)に避難していると報じた。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、マサーラート・ネット(3月30日付)によると、シャイフ・ナッジャール市で、軍および「ヒズブッラー戦闘員」約30人が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の要撃を受けて、死亡した。

同ネットによると、ヌスラ戦線、イスラーム戦線は29日に同市内に地雷を仕掛けて爆破し、兵士らを殺害したという。

 

しかし、これに関して、クッルナー・シュラカー(3月31日付)は、シリア軍兵士とともに殺害されたのがヒズブッラー戦闘員ではなく、「イラク・シーア派民兵」だと報じた。

また、自由シリア軍第77師団司令官のズィヤード・ハーッジ・ウバイド准将は、反体制武装集団がシャイフ・ナッジャール市一帯で進軍を続け、同地一帯を再制圧したと述べた。

一方、シャームの民の合同作戦司令室は、アズィーザ村の製糖工場を砲撃し、軍兵士20人を殺害したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 30, 2014
Kull-na Shuraka’, March 30, 2014

また同作戦司令室は、軍、国防隊とともに戦っているイラク人民兵組織「ヌジャバー旅団」司令官のサイド・ハイダル氏を含む4人をアレッポ市ラーシディーン地区で殺害した、と発表した。

クッルナー・シュラカー(3月30日付)によると、ヌジャバー旅団は、アレッポ市内の某学校で教練を受けており、その写真がSNSなどに公開されていたという。

このほか、ARA News(3月30日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区にあるカラージュ・ハジャズ通行所近くで、軍の狙撃手が市民らに発砲、3人が死亡した。

またバーブ市、アアザーズ市近郊、ジャラーブルス市で、クルド戦線旅団、自由の暁旅団、民主統一党人民防衛隊が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘を続けた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナブアイン村周辺、ナスル山、第45監視塔一帯で、軍、国防隊などが、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦、この戦闘で軍側に5人の死者が出たという。

また軍は、バイト・アブリク村、アティーラ村、マフミヤト・ファルナルク村周辺を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市を軍が空爆した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆する一方、国連の人道支援物資がヤルムーク区に搬入された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市国立病院近く、ダム街道地区などで軍と反体制武装集団が交戦した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、農村各所を軍が砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マルカダ町でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線などの戦闘員35人が死亡した。

この戦闘でダーイシュ戦闘員も7人が死亡したという。

AFP, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Masaratsyria, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月30日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月30日付)は、自由シリア軍(参謀委員会)が3月半ばから行っていた組織改編を終え、参謀委員会メンバーを新たに選出したと報じた。

同報道によると、新参謀委員会メンバーは以下の通り:

1. アスアド・ムスタファー移行期政府国防大臣

2. ムハンマド・ハッルーフ移行期政府国防副大臣(少将)

3. アブドゥルイラーフ・バシール参謀長(准将)

4. ハイサム・アフィースィー参謀副長(大佐)

5. ザキー・アリー・ルーラ作戦局長(准将)

6. アドナーン・フトバ兵器局長(准将)

7. アフマド・ガッラ兵站支援局長(准将)

8. アフマド・シュルーフ偵察局長(准将)

9. アブドゥルマジード・ドゥバイス迫撃ミサイル局長(准将)

10. タラール・ファルザート組織運営局長(准将)

11. イブラーヒーム・ダルウィーシュ財務局長(准将)

12. ムハンマド・アブー・ザイド軍事法廷局長(准将)

13. サラーフ・バシーリーニー空軍局長(准将)

14. リヤード・サイード指揮局長(大佐)

15. ヤフヤー・ビータール軍事諜報局長(准将)

16. ハーリド・ウマル化学局長(准将)

17. アブドゥルマジード・アシュタル軍事工科局長(准将)

Kull-na Shuraka', March 30, 2014
Kull-na Shuraka’, March 30, 2014

またバシール参謀長ら参謀委員会メンバーは、シリア国内に潜入し、アレッポ県内の武装集団を視察したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、「レバノンにおける問題とは、ヒズブッラーがシリアでの戦争に参加することが遅れたこと」としたヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の演説(29日)に関して、「ヒズブッラーと我々の問題は、彼らがアサド政権の軍を支援して、シリアが軍事介入し、無制限な殺戮を支援していることにある」と反論した。

アナトリア通信(3月30日付)が伝えた。

AFP, March 30, 2014、Anadolu Ajansı, March 30, 2014、AP, March 30, 2014、ARA News, March 30, 2014、Champress, March 30, 2014、al-Hayat, March 31, 2014、Iraqinews.com, March 30, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014、Naharnet, March 30, 2014、NNA, March 30, 2014、Reuters, March 30, 2014、SANA, March 30, 2014、UPI, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

クッルナー・シュラカー(3月30日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はツイッターを通じて声明を出し、ハサカ県マルカダ町でのシャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘の末、同村を制圧したと発表した。

しかしこの戦闘で、ダーイシュ司令官のアブドゥルファールーク・トゥルキー氏らが戦死したという。

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『ハヤート』(3月31日付)によると、ダマスカス郊外県ドゥーマー市など東グータ地方に国連の人道支援物資が搬入された。

物資は「自由シリア軍」の護衛のもとシリア赤新月社が16台の貨物車両で搬入したという。

al-Hayat, March 31, 2014、Kull-na Shuraka’, March 30, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

ARA News(3月30日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は2013年9月にラッカ県タッル・アブヤド市の国境通行所近くで拉致したスペイン人記者2人を解放した。

ARA News, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:諸外国の動き

イスラエル軍は声明を出し、28日深夜から29日未明にかけて、シリア領内から占領下ゴラン高原に侵入しようとした2人にイスラエル軍兵士が発砲、死亡した「と思われる」と発表した。

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バラク・オバマ米大統領は2日間にわたるサウジアラビア訪問を終え、リヤドを去った。

リヤド滞在中にアブドゥッラー国王らサウジ首脳と会談したオバマ大統領は、シリア情勢、イラン核開発問題などに関して協議した。

UPI(3月30日付)は、米高官の話として、会談ではシリア情勢などをめぐる両者の意見の相違が率直に議論され、サウジ側がシリアの反体制武装集団を支援するため、米国に防空システムの供与を求めたのに対し、米国側は慎重な姿勢を示したという。

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国連安保理で、決議第2139号の実施状況に関する非公式会合が行われた。

『ハヤート』(3月30日付)などによると、米英仏は、アサド政権が人道支援物資の搬入・配給を妨害していると非難する一方、バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、潘基文事務総長が提出した実施状況に関する報告書が「信頼できる情報を欠いている」と一蹴した。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、レバノン大統領選挙、国民対話会合、シリア情勢、対イスラエル抵抗運動などについて語った。

シリア情勢に関して、ナスルッラー書記長は「シリアでの戦闘が、レバノンに対するイスラエルの戦争の門戸を開くという者がいるが、我々は彼らに間違っていると言いたい…。イスラエルはレジスタンスが単に強力なのではなく、これまで以上に強力…だということを知っている。これまで以上に勝つ準備ができている」と述べた。

ナスルッラー書記長はまた「我々はシリアの主権を侵害していない。我々はシリアの内閣の合意を受けて(シリアに)赴いたのだ」と述べる一方、「しかし、まったく無名の廟を守るために、シリアに介入し、主権を侵害しようとする国がいる」と付言し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権を暗に批判した。

Naharnet, March 29, 2014
Naharnet, March 29, 2014

ナスルッラー書記長はそのうえで「当初から、我々は対話、改革を支持し、戦略的な選択を行うことに反対していると言ってきた。なぜアラブ諸国は、政治的解決が必要だと確信するまで、殺戮や苦悩を3年も放置してきたのか? 彼らは対話に参加することを拒否し、政権を転覆しようとしてきた」と非難するとともに、「我々は当初から、シリアで起きていることがこの地域をタクフィール主義の脅威に陥れると言ってきた。これに対して、あなた方はそれが人道であり革命だと言ってきた…。レバノンには未だにシリアで起きていることが自国にとって脅威になることを理解していない者がいる…。シリアで起きていることを再評価するよう呼びかけたい。レバノンにおける問題とは、ヒズブッラーがシリアでの戦争に参加することが遅れたことであり、あなた方にとっての問題とは、自分の国にとどまり戦闘に赴かなかったことなのだ」と強調した。

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NNA(3月29日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村の軍検問所で、爆弾が仕掛けられた車が自爆し、レバノン軍兵士3人が死亡、4人が負傷した。

この自爆テロに関して、バアルベック・スンナ派自由人旅団がツイッターを通じて声明を出し、「サーミー・アトラシュ氏の血に対する復讐」だと発表し、犯行を認めた。

アトラシュ氏は3月27日にアルサール村で軍が殺害した反体制武装集団メンバー。

また同村の軍検問所では、軍の制止を無視して通過しようとした車に、兵士が発砲し、女性1人、子供1人が死亡、男性1人が負傷した。

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NNA(3月29日付)によると、ベカーア県で治安当局は、ラーシャイヤー郡からシリア領内に武器を密輸しようとしていたグループのメンバー3人を逮捕した。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がフリータ市、ラアス・マアッラ町を空爆する一方、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともにシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と両市周辺で交戦した。

またダーライヤー市、ジャイルード市、バフア村およびその周辺、バイト・ナーイム村などを軍が空爆・砲撃した。

SANA(3月29日付)によると、軍は、ヤブルード市郊外のラアス・マアッラ町、フリータ市を制圧、同地の治安と安定を回復した。

またバスィーマ町、シャイフーニーヤ村、ドゥーマー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(3月30日付)に「たとえフリータとラアス・マアッラを制圧したとしても」、軍がカラムーン地方の数十キロにおよぶ対レバノン国境を完全に掌握することは不可能だと指摘した。

NNA(3月29日付)によると、これを受け、レバノン領内(ベカーア県バアルベック軍アルサール村一帯)にシリア人避難民約700人が流入した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市を軍が「樽爆弾」で空爆し、女性4人を含む7人が死亡した。

一方、SANA(3月29日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カサブ町郊外のガマーム村、第45監視塔周辺を軍が砲撃する一方、カサブ町周辺で、国防隊とともに、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

この戦闘で、士官1人を含むシリア軍兵士4と、ジハード主義武装集団の戦闘員2人が死亡したという。

一方、SANA(3月29日付)によると、カビール山などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市東部の武器庫前の検問所で、軍と反体制武装集団が交戦、軍の兵士複数が死傷した。

一方、SANA(3月29日付)によると、ビンニシュ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、カースティールー地区、アンジャーラ村を軍が砲撃・空爆した。

またクッルナー・シュラカー(3月29日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区で、共和国護衛隊第419大隊のクサイ・ムハンマド司令官(准将)が反体制武装集団との戦闘で戦死した。

一方、SANA(3月29日付)によると、アレッポ市ハミーディーヤ地区、サッド・アリー地区、バニー・ザイド地区、ハナーヌー地区、ライラムーン地区、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ラスム・アッブード村、フライターン市、カフルハムラ村、アターリブ市、マンスーラ村、マアーッラト・アルティーク村、カフルダーイル村、バッラース村、アナダーン市、シュハイヒナ村、アンジャーラ村、ハンダラート・キャンプ、バービース村、ワディーヒー村、マンスーラ村、カフルナーハー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月29日付)によると、ダール・カビーラ村、ラスタン市、タルビーサ市、サウラ村、ハウラ地方、バイト・カサワート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(3月29日付)によると、ハッジャ村郊外、カフルシャムス町・アウサジュ村街道、ダワーヤ・スグラー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(3月29日付)は、バアス党シリア地域指導部のアンマール・サーアーティー氏(シリア学生国民連合総裁)に近い消息筋の話として、シリア学生国民連合指導部が、進歩国民戦線加盟政党に「バアス大隊」のもとで教練に参加することを「強要」している、と報じた。

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クッルナー・シュラカー(3月29日付)はロンドン駐在のシリア人外交官の情報として、リフアト・アサド前副大統領がラタキア県カルダーハ市を防衛するために戦闘員を動員することでアサド政権と合意したと報じた。

同報道によると、リフアト・アサド前副大統領は、ラタキア県の若者約800人を戦闘員として動員できるという。

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クッルナー・シュラカー(3月29日付)は、アアザーズ市(アレッポ県)で拉致されていたレバノン人巡礼者との「捕虜交換」の一環として2013年10月にシリア当局によって釈放された女性ブロガーのタッル・マルーヒーさんが、アドラー刑務所に再び収監されたとの情報を得たと報じた。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月29日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア人権監視団によると、ラッカ県で活動するイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、他の武装集団やアラブ系部族民兵約1,500人からなる「アンサール軍」を創設した。

アンサール軍は、ラッカ県、タッル・アブヤド市、ジャラーブルス市(アレッポ県)、マンビジュ市(アレッポ県)などで、民主統一党人民防衛隊、イスラーム戦線との戦闘に投入されるという。

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ARA News(3月29日付)によると、民主統一党人民防衛隊総司令部は声明を出し、ハサカ県ジャズア村一帯でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、26日にダーイシュ戦闘員56人を殺害したと発表した。

この戦闘での人民防衛隊戦闘員4人も戦死したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣は声明を出し、トルコでの統一地方選挙(29、30日)に関して、「トルコ国内に居住するシリア人避難民および在留者に…トルコの各政党の事務所、投票所に近づかず、いかなる政党活動、デモにも参加しないよう」呼びかけた。

AFP, March 29, 2014、AP, March 29, 2014、ARA News, March 29, 2014、Champress, March 29, 2014、al-Hayat, March 30, 2014、Iraqinews.com, March 29, 2014、Kull-na Shuraka’, March 29, 2014、Naharnet, March 29, 2014、NNA, March 29, 2014、Reuters, March 29, 2014、SANA, March 29, 2014、UPI, March 29, 2014などをもとに作成。

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2014年3月28日のシリア情勢:諸外国の動き

『ハヤート』(3月29日付)は、シリアの反体制勢力への支援策に関する米国務省の「陳述書」のアラビア語版を入手したと報じ、その概要を紹介した。

「陳述書」は2014年3月15日付で、アラビア語版は28日に回付されたという。

「陳述書」によると、米国は、シリアの危機に対してこれまで17億米ドルを供与、うち2億6,000万ドルが、自由シリア軍参謀委員会、地元評議会、市民社会団体など「穏健な反体制勢力核派」に対する「非殺傷兵器」の直接支援で、これにより「解放区」における反体制勢力の自治、法治、安定、復興が拡充しているのだという。

また「非殺傷兵器」の支援のなかには、教練と装備の供与も含まれており、これにより300以上の団体(地元評議会など)、女性、青年を含む4,000人以上の活動家が訓練を受けたという。

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『ワシントン・ポスト』(3月28日付)は、バラク・オバマ米政権が、6項目からなるシリア反体制勢力支援を検討していると報じた。

同紙によると、オバマ政権は、①毎月600人の反体制武装集団戦闘員の教練、②CIAによる教練監督と特殊部隊派遣の検討、③反体制武装集団への地対空ミサイル供与の検討、④シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャーム自由人イスラーム運動といったアル=カーイダ系組織と共闘する過激派の排除、⑤カタールを含む「シリアの友連絡グループ」による「アル=カーイダ」系組織への支援停止の保障、⑥地元評議会による自治支援、を検討しているのだという。

AFP, March 28, 2014、AP, March 28, 2014、ARA News, March 28, 2014、Champress, March 28, 2014、al-Hayat, March 29, 2014、Iraqinews.com, March 28, 2014、Kull-na Shuraka’, March 28, 2014、Naharnet, March 28, 2014、NNA, March 28, 2014、Reuters, March 28, 2014、SANA, March 28, 2014、UPI, March 28, 2014、The Washington Post, March 28, 2014などをもとに作成。

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2014年3月28日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月28日付)によると、北部県トリポリ市クッバ地区で内務治安軍総局の隊員1人が何者かに撃たれ死亡した。

27日にも同市内でレバノン軍兵士が何者かに殺害されている。

AFP, March 28, 2014、AP, March 28, 2014、ARA News, March 28, 2014、Champress, March 28, 2014、al-Hayat, March 29, 2014、Iraqinews.com, March 28, 2014、Kull-na Shuraka’, March 28, 2014、Naharnet, March 28, 2014、NNA, March 28, 2014、Reuters, March 28, 2014、SANA, March 28, 2014、UPI, March 28, 2014などをもとに作成。

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2014年3月28日のシリア情勢:国内の暴力

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、軍がカサブ町郊外の第45監視塔周辺、ナスル山、ナブアイン村、サムラ村、ナブア・ムッル村、タシャールマー山などを砲撃、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(3月28日付)によると、カサブ町郊外のスーラース村、第45監視塔周辺、サムラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トゥウーム村を軍が砲撃、フーア市周辺で、国防隊、人民諸委員会とともに、ジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員6人を殺害する一方、イスラーム戦線はカフラヤー村を砲撃した。

またクッルナー・シュラカー(3月28日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がフーア市を襲撃し、軍、国防隊と交戦する一方、イスラーム戦線がカフリヤー村を手製の迫撃砲などで攻撃した。

一方、SANA(3月28日付)によると、タラブ村、フータ村、タッル・サラムー村、ラーミー村、カフルシャラーヤー村、ビンニシュ市、ダイル・サンバル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ハージブ町、サミーリーヤ村を軍が空爆・砲撃した。

またイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、バーブ市で自爆攻撃を行おうとした男性2人を処刑した。

一方、SANA(3月28日付)によると、アレッポ市アアザミーヤ地区、ブアイディーン地区、ブスターン・カスル地区、アーミリーヤ地区、ライラムーン地区、フライターン市・カフルハムラ村回廊、ジュダイダ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ムスリミーヤ村、マンスーラ村、ハンダラート・キャンプ、カースィティールー地方、アンジャーラ村、アターリブ市、ハーン・アサル村、バッラース村、バシュカーティーン村、カフルナーハー村、フライターン市、ダイル・ハーフィル市、カフルサギール村、バービース村、マアッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ジャズア村周辺で、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、戦闘員5人を殺害した。

一方、SANA(3月28日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区で反体制武装集団メンバー16人が関係当局に投降し、その後釈放された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が砲撃した。

一方、SANA(3月28日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市を軍が砲撃し、ジハード主義武装集団の戦闘員6人が死亡した。

一方、SANA(3月28日付)によると、マシュラファ村北部、ラアス・マアッラ町、ザバダーニー市東部山岳地帯、アドラー市旧市街およびウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市南東部、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヤルダー市では、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市の国民和解委員会委員長でモスク説教師のサーリフ・ハティーブ氏が負傷した。

さらにクドスィーヤー市およびその郊外に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、女の子1人が死亡、子供2人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(3月28日付)によると、ジャムラ村、リーシャ村、ズバイラ村、ワルダート村、ムハッジャ村、カラク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月28日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤ村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市カラービース地区で反体制武装集団戦闘員7人が投降した。

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クナイトラ県では、SANA(3月28日付)によると、バリーカ村・ダワーヤ・サギーラ村回廊、ハッジャ村北部、ダワーヤ・カビーラ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、80人以上の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(3月28日付)によると、サアン村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, March 28, 2014、AP, March 28, 2014、ARA News, March 28, 2014、Champress, March 28, 2014、al-Hayat, March 29, 2014、Iraqinews.com, March 28, 2014、Kull-na Shuraka’, March 28, 2014、Naharnet, March 28, 2014、NNA, March 28, 2014、Reuters, March 28, 2014、SANA, March 28, 2014、UPI, March 28, 2014などをもとに作成。

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2014年3月28日のシリア情勢:シリア政府の動き

シリア民族社会党はフェイスブックで声明を出し、ラタキア県カサブ町一帯へのシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の侵攻に関して、「テロと過激主義」との戦闘に参加することを決定したと発表した。

AFP, March 28, 2014、AP, March 28, 2014、ARA News, March 28, 2014、Champress, March 28, 2014、al-Hayat, March 29, 2014、Iraqinews.com, March 28, 2014、Kull-na Shuraka’, March 28, 2014、Naharnet, March 28, 2014、NNA, March 28, 2014、Reuters, March 28, 2014、SANA, March 28, 2014、UPI, March 28, 2014などをもとに作成。

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2014年3月28日のシリア情勢:反体制勢力の動き

東グータ統一革命医療局は声明を出し、ダマスカス郊外県ハラスター市を、軍が毒ガス弾で砲撃、25人が窒息などの中毒症状を発症したと発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣は、ラタキア県カサブ町一帯へのシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の侵攻に関して、3月27日付で50万米ドルの軍事支援を行うことを決定した。

暫定政府はこれまでにすでに20万ドルの軍事支援を同地での作戦のために供与しているという。

クッルナー・シュラカー(3月28日付)が、自由シリア軍消息筋の話として伝えた。

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シリア人権監視団は、ラタキア市の複数の医療筋の話として、カサブ町一帯へのシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の侵攻を受け、3月21日以降、士官13人を含む150人以上の軍将兵、国防隊の隊員が死亡、数百人が負傷したと発表した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会(広報局)は声明を出し、アレッポ県アイン・アラブ市、ラッカ県タッル・アブヤド市でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻勢と民主統一党人民防衛隊などとの戦闘に関して、ダーイシュの蛮行を非難するとともに、トルコにシリア国内でのテロ組織への支援を停止するよう強く求めた。

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民主統一党アサーイシュ総務局は、ロージュアーヴァー(Rojava、シリア北東部の「西クルディスタン」の別称)地域への外国(イラク)からの出入国の手続きを整備すると発表した。

同地域の国境通行所を経由した出入国は、申請書類、顔写真(カラー)2枚、IDカードのコピー、パスポートのコピー、同地域内の身元引受人の個人情報をあらかじめ提出することが求められるという。

クッルナー・シュラカー(3月28日付)が伝えた。

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ダマスカス郊外県東グータ地方を拠点とするアジュナード・シャーム・イスラーム連合(アブドゥッラー・シャーミー報道官)は声明を出し、2,000人以上のムジャーヒドゥーンが新たに隊列に加わったと発表した。

新たに参加した戦闘員は、ダマスカス郊外県カラムーン地方(ヤブルード市、ランクース市)、東グータ地方(ハラスター市、ザマルカー町、カフルバトナー町、マルジュ市)、ダマスカス県ジャウバル区、ヒムス県で活動する以下の部隊に配属されるという。

ワ・アイッドゥー旅団
イスラーム青年旅団
アムジャード・シャーム旅団
ハーフィズ・ザハビー旅団
イスラーム・ジハード大隊
バイアト・ラドワーン大隊
カーディスィーヤ大隊
ヌスール・シャーム大隊
ダマスカス真理の険大隊

AFP, March 28, 2014、AP, March 28, 2014、ARA News, March 28, 2014、Champress, March 28, 2014、al-Hayat, March 29, 2014、Iraqinews.com, March 28, 2014、Kull-na Shuraka’, March 28, 2014、Naharnet, March 28, 2014、NNA, March 28, 2014、Reuters, March 28, 2014、SANA, March 28, 2014、UPI, March 28, 2014などをもとに作成。

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2014年3月27日のシリア情勢:諸外国の動き

ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は、アラブ連盟首脳会議出席のために訪問していたクウェートでRT(3月27日付)のインタビューに応え、そのなかで2014年7月に予定されているシリア大統領選挙に関しては「シリア大統領選挙で何かが変わる訳ではない。シリア領内で政府の支配もとに行われるもの一つに過ぎない。支配が及ばない地域、さらには避難民を含むかたちで行われるものではない。つまり包括的ではなく、客観的な欠陥でもある。また、たとえ選挙が実施されたとしても、つまり政府と反体制勢力が新たな選挙実施の門戸を開けたとしても…反体制勢力はアサド大統領の正統性を承認することはないだろう」と述べた。

またボグダノフ副大臣は、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の活動に関して「ジュネーブ2会議第3ラウンド開催のため…ロシア、米国、国連の三者協議による…さらなる連絡」を望むと述べた。

そのうえで「シリアを温床にしようとしているテロとの戦い」が重要だと強調した。

AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、RT, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。

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2014年3月27日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月27日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の山間部をシリア軍戦闘機が攻撃し、5人が負傷した。

またアルサール村では、軍偵察部隊がサーミー・アトラシュ容疑者の自宅に突入、同容疑者を殺害した。

アトラシュ容疑者は、2014年2月半ばのベイルート県南部郊外(ダーヒヤ)のビイル・ハサン地区での同時自爆テロなどに関与したとして指名手配されていた。

AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。

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2014年3月27日のシリア情勢:国内の暴力

Kull-na Shuraka', March 27, 2014
Kull-na Shuraka’, March 27, 2014

ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)が、反体制活動家のヒシャーム・ハーッジ・スライマーン氏からの情報として、反体制武装集団が、カサブ町近郊のナブアイン村での作戦を指揮していたシリア軍部隊司令官のイマード・イスマーイール大佐ら数十人の将兵を殺害するとともに、カスタル・マアーフ町の一部を制圧し、シャイフ・ハサン村、バドルースィーヤ村に進軍を続けたと報じた。

これに対して、軍は、クルド山(アレッポ県)およびトルクメン山(ラビーア町一帯)の村々を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(3月27日付)によると、バイト・イブリフ村、カンタラ村、クーズ山、第587監視ポスト、第669監視ポストで、軍部隊が「テロ集団」を攻撃し、甚大な打撃を与えた。

またヒルバト・スーラーン村に対して特殊作戦を行い、武装集団に拉致されていた兵士多数を解放した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン軍事評議会(自由シリア軍)議長でハックの剣(サイフ・ハック)旅団司令官のアフマド・ナウワーフ・ドゥッラ氏が、フリータ村に対する軍の「樽爆弾」投下によって、5人の戦闘員とともに死亡した。

ドゥッラ氏とともに死亡した戦闘員のなかには、ハックの剣旅団副司令官のビラール・ハルブーシュ氏も含まれているという。

ドゥッラ氏とハルブーシュ氏はいずれも2012年2月28日にシリア軍を離反し、両名が結成したハックの剣旅団は、『ハヤート』(3月28日付)によると、自由シリア軍の枠内で結成された最初の武装部隊だという。

一方、SANA(3月27日付)によると、カラムーン地方、ザバダーニー市郊外、アーリヤ農場、アドラー市、ランクース市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またタイバ町、ムカイラビーヤ市で、反体制武装集団21人が当局に投降した。

このほか、ハラスター市では反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民4人が死亡し、ジャルマーナー市でも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民5人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線やアラブ系部族民兵からなる武装集団と交戦の末、ブサイラ市を制圧した。

同村は、マヤーディーン市やシュハイル村の油田地帯を見下ろすことができる戦略的要衝で、1ヶ月半前にヌスラ戦線などがダーイシュを放逐し、制圧していた。

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Kull-na Shuraka', March 27, 2014
Kull-na Shuraka’, March 27, 2014

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)によると、ムジャーヒディーン軍シャリーア委員会とシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市西部郊外にあるジュンド・シャームの拠点複数カ所を包囲、戦闘員約80人を投降させ、武器弾薬を押収した。

投降した80人はほとんどが外国人で、彼らは「一般市民への背教宣告」、「自由シリア軍襲撃」といった容疑で逮捕されたという。

一方、SANA(3月27日付)によると、ズィラーア村・バッルーザ村間、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ジュダイダ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、クワイリス村、フライターン市、シュワイフナ村郊外、ウンム・マンスーラ村、ダイル・ハーフィル市、カフルナーハー村、ハーン・アサル村、アレッポ市ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(3月28日付)によると、アイン・アラブ(コバネ)市郊外で、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、戦闘員3人を殺害した。

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Kull-na Shuraka', March 27, 2014
Kull-na Shuraka’, March 27, 2014

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)、SANA(3月27日付)などによると、ラッカ市のウワイス・カラニー・モスク(廟)とアンマール・ブン・ヤースィル(預言者ムハンマドの教友の一人)廟を破壊した。

またシャームの民のヌスラ戦線がツイッター(3月27日付)を通じて出した声明によると、ヌスラ戦線の同県のアミールであるフマイス・マルイー氏(アブー・ドゥジャーナ)がラッカ市で「バグダーディーの民兵」によって殺害された。

「バグダーディーの民兵」とは、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のこと。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)によると、ヤードゥーダ村近くの交差点で旅客バスに仕掛けられた爆弾が爆発し、女性、子供を含む乗客10人が死亡した。

一方、SANA(3月27日付)によると、アトマーン村、ダルアー市ヤルムーク学校周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(3月27日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(3月27日付)によると、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハーリディーヤ村、サラーム・シャルキー村、タルビーサ市、シャンダーヒーヤ村、ザクルーティーヤ村、スルターニーヤ村・サラーム・ガルビー村間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市ジャンダリー地区、カラービース地区で武装集団メンバー2人が投降した。

このほか、ヒムス市アルメニア地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、11人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(3月27日付)によると、カフルタハーリーム町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(3月27日付)によると、ハサカ県ダウワール地区で、国防隊隊員がレストランの店主の口論となり、これに軍部隊が介入、国防隊と軍が撃ち合いとなった。

軍と国防隊が交戦したのはこれが初めてだという。

またダルバースィーヤ市では、シリア・クルド国民評議会が計画したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃に曝されるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市との連帯を訴えるデモを民主統一党アサーイシュが強制排除した。

AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年3月27日のシリア情勢:シリア政府の動き

アサド大統領はアルメニア議員団(サムヴェル・ファルマニアン議員が団長)とダマスカスで会談した。

SANA(3月27日付)によると、会談でアルメニア議員団は、トルコの支援のもとに行われているラタキア県カサブ町へのテロ攻撃を非難する一方、同地の市民(アルメニア教徒ら)保護に向けたシリア国家の努力に謝意を示した。

SANA, March 27, 2014
SANA, March 27, 2014

また議員団は、シリアの治安・安定回復、避難民帰宅への全面支持を表明した。

これに対して、アサド大統領は、シリアの安定に向けたアルメニアの客観的支援を高く評価するとともに、西側諸国および一部中東地域諸国が支援するテロや過激思想の危険に警鐘を鳴らした。

議員団はまた、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長とも会談した。

AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。

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2014年3月27日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ラタキア県カサブ町一帯に侵攻したシャームの民のヌスラ戦線などを「自由シリア軍の英雄たち」と讃え、「シリアおよびすべてのシリア国民をアサド家の独裁支配から解放する努力を賞賛する」と表明した。

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Kull-na Shuraka', March 27, 2014
Kull-na Shuraka’, March 27, 2014

自由シリア軍参謀委員会のハイサム・アスィーフィー副参謀長はクッルナー・シュラカー(3月27日付)に対し、シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府と参謀委員会が、ラタキア県カサブ町一帯でのシャームの民のヌスラ戦線などによる侵攻を「一丸となって全面支持し、資金、武器、装備を提供することで合意している」と述べたうえで、シリア革命家戦線などがハマー県ムーリク市一帯やイドリブ県からラタキア県へのシリア軍の増援部隊派遣や補給を阻止するため活動していることを認めた。

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シリア・ムスリム同胞団政治局メンバーのサミール・アブー・ラバン氏はクッルナー・シュラカー(3月27日付)のインタビューに応じ、そのなかで、同胞団は「革命」当初から平和的活動を維持することを試み、武力活動が事態を長引かせると考えてきたとしたうえで、「同胞団は独自の武装集団を持たないようにしてきた。つまり同胞団は武装集団の結成に着手したが、我々はそれを全く望んでいない」と述べた。

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シリア人権ネットワークは、アサド政権が化学兵器に代えてクラスター爆弾を使用、これにより子供64人を含む民間人138人が犠牲となっている、と主張した。

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ARA News(3月28日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は、ハサカ県シャッダーディー市のアカバ・ブン・ワリード学校で、体育と音楽の授業を廃止し、軍事教練の授業を新設する決定を行った。

AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。

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2014年3月26日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記2)

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のウスマーン・アール・ナーズィフ氏を含むサウジ人戦闘員らがビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=AktXHH7bUD4)を出し、サウジアラビアのパスポートを破り捨て、シリアを離れ「アラビア半島」に帰還し、同地に「ダーイシュの指紋を残す」と宣言した。

ビデオ声明には、ムフティーを名乗るサウジ人ウスマーン・アール・ナーズィフ氏、その弟のハーリド氏、ファフド・ハーリス氏、ムンズィル・ズウビー氏(アブー・ガーダ・ムハージル、ないしはアブー・ガーダ・ズウビー)らが出演している。

 

Youtube
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al-Hayat, March 31, 2014、Youtube, March 26, 2014などをもとに作成。

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2014年3月26日のシリア情勢:諸外国の動き(追記)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相が、シリア情勢をめぐって、アフメド・ダウトオール外務大臣らと交わした会話の音声(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=c-1GooSDwJ8#t=0http://www.youtube.com/watch?v=lm7eg0-IjlI)がユーチューブ(3月26日付)にアップされた(英語訳はhttp://www.ibtimes.co.uk/turkey-youtube-ban-full-transcript-leaked-syria-war-conversation-between-erdogan-officials-1442161を参照)。

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会話のなかで、エルドアン首相は「この攻撃(スライマーン・シャー廟への攻撃)を、我々にとってのチャンスと捉えねばならない」と述べたのに対し、国家諜報機構(MİT)のハカン・フィダン長官は「そうする必要があるのなら、シリアから4人を送りましょう。トルコにミサイル攻撃を行うよう命令し、戦争の理由を作り出しましょう。必要なら、スライマーン・シャー廟への攻撃も準備できます」と応えている。

スライマーン・シャー廟は、アレッポ県北部に位置する史跡で、トルコ軍が管轄しているが、最近になって、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)による襲撃の可能性が示唆されていた。

なお、ユーチューブにアップされた会話の音声に関して、トルコ外務省は「一部が改ざんされている」としたうえで、国家安全保障に対する「卑劣な攻撃」だと非難した。

IB Times, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014などをもとに作成。

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2014年3月26日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハサカ県では、ARA News(3月27日付)によると、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェフ)市郊外の民主統一党人民防衛隊検問所前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、隊員2人が死亡した。

ARA News, March 27, 2014などをもとに作成。

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