シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は寒波で被害を受けたIDPsを支援するため100万ドルを集めるための募金キャンペーンを開始(2022年1月31日)

イドリブ県では、反体制系サイトのイナブ・バラディー(1月31日付)、イドリブ県ラジオ(1月31日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が、県北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察した。

ジャウラーニー指導者が視察したのは、ダイル・ハッサーン村近郊とサルマダー市近郊のキャンプ。

https://www.facebook.com/radio.province.of.idlib/posts/119623083933332

シャーム・ネットワーク(2月1日付)やシュアーア・ニュース(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者が黒いカジュアル・ウェアーに身を包んで登場し、覆面姿の治安要員に守られながら避難民らと言葉を交わし、同行したカメラマンらがその様子を撮影したなどと批判的に報じた。

https://www.facebook.com/ShaamNetwork.Arabic/posts/5059145860802614

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また、イドリブ県中部、ラタキア県北東部、アレッポ県西部、ハマー県北西部の反体制派支配地の自治を執り行う「解放区自治局」は2月1日に声明を出し、1月31日晩にイドリブ県北部(正確な場所は不明)で緊急会合を開き、寒波によって被害を受けた住民への支援策について意見を交わしたと発表した。

https://www.facebook.com/sarmada2021/posts/426387585893038

緊急会合には、シャーム解放機構のジャウラーニー指導者、同機構が自治を委託するシリア救国内閣のアリー・カッダ首班、立法機関のシューラー総評議会のムスタファー・ムーサー議長が出席した。

ジャウラーニー指導者、カッダ首班、ムーサー議長は会合後に記者会見を行い、IDPs支援策の内容について明らかにした。

シャウラーニー指導者は以下の通り述べた。

「あなた方の暖は我々の義務だ」と銘打ったキャンペーンを開始し、100万ドルを集めて、救国内閣の開発人道問題省の関係部局を通じて5万世帯に届ける。
我々は自らの住民を支援し、彼らのニーズに対応し、災害から彼らを救わねばならない。
寒波によって被害を受けた世帯のために暖房を確保したい。
解放区は今日、熟慮された計画に沿って組織され、歩み始めている。
開発や建設事業の影響が解放区において目に見えるようになっている。
さまざまな問題、災害に対する緊急対応策を講じるために取り組んでいる。
この計画は尊厳のある生活をもたらすのに資するもので、尊厳のある暮らしに機会を与える。
その最たるものが、テントを人間の尊厳にふさわしい家に置き換えるためのプロジェクトを立ち上げ、住民が支援に頼らずに苦難を解決できるようにしたい。

カッダ首班は以下の通り述べた。

シリア救国内閣は、被害を受けた住民に火急に対応するため、関係部局とともに可能なあらゆる努力を行い、これによって「テントなき祖国」と銘打った次なる段階に着手したい。

ムーサー議長は以下の通り述べた。

解放区が困難な状況に置かれ、人道分野で活動する地元の組織が充分対応できないことを踏まえ、5万世帯以上に暖房物資を割り当てる。

https://www.facebook.com/watch/?v=511197387036766

https://www.youtube.com/watch?v=o0G30McWSRg

https://www.facebook.com/shurasyria/posts/6978144748894408

これに関して、イナブ・バラディー(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者の言動はフェイスブックなどで厳しい批判に晒されていると伝えた。

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一方、シリア人権監視団、シュアーア・ニュース(2月1日付)などは、反体制活動家らはSNS等を通じて、生後7日の女児ファーティマ・ムハンマド・イード・マフムードちゃんが県北部のハルブヌーシュ村のIDPsキャンプで、生後2カ月のアーミナ・ムハンマド・サラーマちゃんがシャイフ・バドル村のキャンプで凍死したとの情報を拡散した。

このほかにも、複数の乳幼児が寒さや呼吸器疾患で死亡したとの情報が拡散されている。

呼吸器疾患は、薪に適さない材料を燃やしたことで発生する有害な煙を吸ったことが原因だという。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、‘Inab Baladi, January 31, 2022、February 1, 2022、Radiyu Muhafaza Idlib, January 31, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、Sham Network, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022、Shu’a’ News, February 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務省のネッド・プライス報道官はオマーンのブーサイーディー外務大臣のシリア訪問に関して「今は正常化を行う時ではない」と述べる(2022年1月31日)

米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを訪問したことに関して、「今は正常化を行う時ではない」と述べた。

記者からの質問に対してプライス報道官は以下の通り述べた。

そのことに関して特に何もない。ご存知かと思う…、我々の…アサド体制、そしてこの体制が自国民に対して行ってきた残忍行為に対する(姿勢については)。我々は今は正常化を行う時ではないと考えている。今は体制の残虐行為の責任を追及し続けるときだ。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して8回の爆撃を実施(2022年1月31日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯、ダイル・ザウル県とラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して8回の爆撃を実施した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍の砲撃で避難した住民53世帯がギレ・スピ・キャンプに収容される(2022年1月31日)

ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の農村地帯に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃によって避難を余儀なくされた住民53世帯が、同市近郊に設置されているギレ・スピ(タッル・アブヤド)キャンプに収容された。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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PYDに近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」がラッカ市で第2回年次大会を開催(2022年1月31日)

ラッカ県では、民主統一党(PYD)に近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市で第2回年次大会を開催した。



大会は「民主主義シリアは多元的、分権的、我々の自治、アイデンティティ、部隊は我々の誇り」と銘打って開かれ、党の活動方針などについて意見を交わした。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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オマーンのブーサイーディー外務大臣がシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談(2022年1月31日)

オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣がシリアを公式訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。
https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/306179064881747



SANA(1月31日付)によると、会談では、両国関係、二国間協力の状況について協議され、さまざまな分野で関係強化に向けた取り組みを行うことの重要性が確認された。

また、アラブ情勢、中東情勢、両国共通の関心時についても意見が交わされ、アサド大統領は、各国の相互理解、ヴィジョンの刷り合わせを行う必要を指摘、オマーンのバランスの採れた政策、シリアへの姿勢、シリア国民による「テロとの戦い」への支援を高く評価した。

アサド大統領はまた、「我々アラブ人に欠けているのは、政治関係を体系化するための基礎を構築し、諸国民の利益に基づいた合理的な対話を行おうとする取り組みである」としたうえで、「現実の変化、アラブ社会の変化への取り組みは、我々の利益や国際社会における我々の立場をもとに、政治的アプローチや思考を変化させることだ」と述べた。

これに対して、ブーサイーディー外務大臣は、ハイサム・ビン・ターリク国王の挨拶を伝え、アラブ世界における「礎石」であるシリアの政策や姿勢を強く支持すると述べた。

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ブーサイード外務大臣はまた、外務在外居住者省でファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3188286638125108

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍とアサーイシュはハサカ市内外でダーイシュ・メンバーの追跡・掃討を続ける(2022年1月31日)

ハサカ県では、SANA(1月31日付)によると、ハサカ市内の北・東シリア自治局支配地(グワイラーン地区、アズィーズィーヤ地区、ズフール地区)で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱走事件の逃走犯を追跡するとして民家複数棟を破壊、住民多数を拉致、連行した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がタッル・タムル町南のアブドゥルアズィーズ山一帯で、ダーイシュに対する追跡・掃討作戦を実施し、ダーイシュ・メンバーと思われる170人あまりを拘束した。

シリア民主軍総司令部のナウルーズ・アフマド氏は、アサーイシュのスィヤーマンド・ワラート総司令官、シリア民主軍総司令部のマフムード・バルハダーン氏と記者会見を開き、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(ハサカ県グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱獄事件の詳細について改めて説明した。

会見によると、ダーイシュのスリーパーセルによる刑務所襲撃により、刑務所職員や守衛77人が殺害された。

またダーイシュとの戦闘でシリア民主軍とアサーイシュの兵士・隊員40人が死亡、民間人4人が巻き添えとなって死亡した。

一方、シリア民主軍とアサーイシュによる掃討作戦(「人民の金槌」作戦)ではダーイシュ・メンバー374人を殲滅した。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、1月20日以降の死者数は373人。

内訳は、ダーイシュのメンバー268人、シリア民主軍、アサーイシュ、守衛98人、住民7人。

このなかには、1月30日に新たに遺体で発見された刑務所職員ら100人あまりはこの数には含まれてない。

北・東シリア自治局の内務委員会(内務省に掃討)は布告第2号を発出し、グワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件に伴う治安の混乱に対処するためにハサカ市およびその周辺地域に発出していた外出禁止令を解除する一方、2月1日から午後6時から翌6時までの時間帯の外出を禁止すると新たに発表した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779701275553135

このほか、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

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ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市東の農村や仮設の国内避難民(IDPs)キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバー27人を逮捕した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン領空を侵犯し、首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイル複数発を発射(2022年1月31日)

SANA(1月31日付)は、シリア軍筋の話として、午前3時05分、イスラエル軍がレバノン領空を侵犯し、首都ベイルート東のリヤーク市(ベカーア県)上空から首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けてミサイル複数発を発射し、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、ミサイルの一部を撃破したと伝えた。

このミサイル攻撃で若干の物的被害が出たという。

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シリア人権監視団によると、攻撃はダマスカス郊外県クタイファ市一帯に設置されているレバノンのヒズブッラーの拠点や武器弾薬庫複数カ所を狙ったもので、少なくとも5回の爆発が発生した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県マスカナ市に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月31日)

アレッポ県では、SANA(1月31日付)によると、マスカナ市に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始められた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月31日付)によると、1月29日にザーキヤ町に設置された和解センターで、前日に続いて指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが行われた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月31日付)によると、1月19日にダイル・ザウル市スポーツ・サロンで開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ラッカ県では、SANA(1月31日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発表したと発表、トルコ側発表によると6件(2022年1月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149034108672657

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で61人、北・東シリア自治局支配地域で27人(2022年1月31日)

保健省は政府支配地域で新たに61人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者315人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計51,402人、うち死亡したのは2,989人、回復したのは38,618人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/240249921616325

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに27人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計37,478人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性11人、女性16人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市18人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779687392221190

AFP, January 31, 2022、ACU, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民273人と国内避難民(IDPs)10人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,056人、2019年以降帰還したIDPsは105,833人に(2022年1月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月30日に難民273人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民261人(うち女性78人、子供133人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,056人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,630人(うち女性105,070人、子ども178,016人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,426人(うち女性119,280人、子ども202,698人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,336人(うち女性293,008人、子供497,636人)となった。

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一方、国内避難民10人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは10人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は10人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149032765339458

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022をもとに作成。

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アラブ連盟のアブー・ガイト事務総長:「クウェートでのアラブ連盟外相会議でシリアの連盟復帰は協議されない」(2022年1月30日)

アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長は今日(1月30日)クウェートで開催されるアラブ連盟外相会議の議事に関して、シリアの連盟復帰は協議されないと述べた。

アブー・ガイト事務総長は「今日のクウェートでのアラブ連盟外相会議でシリアのアラブ連盟への復帰の問題は提起されていないが、シリア危機の問題全廃を検討する…。連盟への復帰にかかる措置はそれに先立って常に協議が行われる」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月30日付)などが伝えた。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2022年1月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月30日)

ラッカ県では、ANHA(1月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、ディブス村、ハーリディーヤ村、アブー・ナイトゥーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市とカッバースィーン村を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、トルコの占領下にあるラージュー町の地元評議会議長が正体不明の武装集団によって仕掛けられた爆弾の爆発によって死亡した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県ザーキヤ町で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月30日付)によると、前日に和解センターが設置されたザーキヤ町で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始められ、多数の住民が手続きを済ませた。

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ダルアー県では、SANA(1月30日付)によると、昨年8月にダルアー市のフーリーヤート・センターで開始されていた指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、多くの県民が手続きを済ませた。

フーリーヤート・センターでの手続きは1月30日まで再延長することが決定されていた。

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アレッポ県では、SANA(1月30日付)によると、指名手配者社会復帰委員会(フサイン・ディヤーブ・アレッポ県知事が議長)がマスカナ市でマスカナ郡内の名士、部族長らと会談し、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続き(和解プロセス)開始の準備を行った。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022、January 31, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュ・メンバー数十人がグワイラーン刑務所からの逃亡に成功、刑務所内で遺体22体発見(2022年1月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン刑務所(北・東シリア自治局管理下)からダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数十人が、同地への襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱のなか、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の追跡を逃れて逃亡に成功した。

また、グワイラーン刑務所では新たにダーイシュ・メンバーの遺体22体が発見された。

同監視団によると、刑務所を襲撃したダーイシュのメンバーらは、刑務所職員らを首を切り落として殺害、遺体を焼くなどの残忍な行為を働いていたという。

惨殺された職員のほどんとは、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市の出身者だという。

これにより、1月20日以降の戦闘などでの死者は、373人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバーが268人、シリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)、刑務所周平が98人、住民が7人。

一方、シリア民主軍広報センターは声明を出し、1月20日にダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、ダーイシュ・メンバーが立て籠もりを続けていたグワイラーン刑務所内で捜索・掃討作戦を終了したと発表した。

ANHA(1月30日付)が伝えた。

また、SANA(1月30日付)によると、シリア赤新月社のハサカ県支部が、ハサカ市のグワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあるグワイラーン地区、ズフール地区から政府支配下の治安厳戒地区に避難した住民に支援物資の配給を続けた。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(1月30日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市、アブー・ハルドゥーブ村でシリア民主軍に所属するハジーン軍事評議会がダーイシュ(イスラーム国)のメンバー9人を逮捕した。

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ラッカ県では、SANA(1月30日付)によると、シリア民主軍が県東部のライヤーシュ村の民家で強制捜査を行い、住民多数を拘束した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が捕虜交換(2022年1月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が、ナイラブ村・タルナバ村近郊で捕虜交換を行った。

シリア軍は捕虜として拘束していたイッザ軍の戦闘員3人を、イッザ軍はイラン人士官(准将)の遺体とシリア軍兵士5人の遺体をそれぞれ引き渡した。

一方、トルコ軍の憲兵隊は、ダリーヤ村の農場で子供1人を銃で撃ち射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3148310918744976

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で57人、北・東シリア自治局支配地域で37人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で30人(2022年1月30日)

保健省は政府支配地域で新たに57人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者295人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、1月30日現在のシリア国内での感染者数は計51,341人、うち死亡したのは2,986人、回復したのは38,303人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/239668845007766

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに37人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、1月30日現在のシリア国内での感染者数は計37,451人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性23人、女性14人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市22人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、アームーダー市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779211188935477

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月30日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1,684人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計93,073人、うち死亡したのは2,363人、回復したのは76,515人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1764348903769993

AFP, January 30, 2022、ACU, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民279人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,783人に(2022年1月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月29日に難民279人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民276人(うち女性83人、子供141人)、ヨルダンから帰国したのは3人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,783人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,369人(うち女性104,992人、子ども177,883人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,414人(うち女性119,276人、子ども202,692人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,063人(うち女性292,926人、子供497,497人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,823人(うち女性41,466人、子供34,098人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,419人(うち女性424,021人、子供677,867人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3148306022078799

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 30, 2022をもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュに対して16回の爆撃を実施(2022年1月29日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠とハマー県のイスリヤー村の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して16回の爆撃を実施した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

スプートニク通信:米主導の有志連合とシリア民主軍はダーイシュ幹部司令官のグワイラーン刑務所脱獄を支援(2022年1月29日)

スプートニク通信(アラビア語版、2022年1月29日付)は、複数の消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官多数が、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所からダイル・ザウル県の砂漠地帯に移送されたと伝えた。

移送された司令官は、アラブ諸国、ベルギー、オランダの出身者約750人で、そのなかには多数の幹部司令官も含まれているという。

移送は、米軍がグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に伴う混乱に乗じて行ったもの。

同消息筋によると、ダーイシュのスリーパーセルが刑務所を掌握し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との間で戦闘が始まった最初の数時間で、シリアとイラクの国境に近いダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のブーカマール市一帯の砂漠地帯、ビシュリー山東部への逃走経路が確保され、米国が主導する有志連合の偵察機複数機が脱獄したダーイシュの司令官らを監視、迂回路へと誘導したという。

逃走先のダイル・ザウル県の砂漠地帯は、米国が違法に駐留を続けるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)へと通じている。

司令官らの移送は数回に分けて行われた。

この間、シリア民主軍は、注意を逸らすため、刑務所やその周辺地域を混乱させるような行動をとる一方で、刑務所周辺の拠点3カ所から撤退し、有志連合によって設定された逃走ルートに向かう抜け道を確保したという。

また、これと並行して、シリア民主軍は、収監者が投降したとして、彼らを計画的に刑務所の外から、刑務所に近い2カ所へと移動させ、司令官らはここから四輪駆動車やバスに分乗して、ダイル・ザウル県の砂漠地帯に向かったという。

司令官らを載せた四輪駆動車やバスは、シリア民主軍の特殊部隊が護衛するとともに、有志連合の偵察機複数機がこれを監視・誘導した。

同消息筋は、ダーイシュ司令官らの脱獄幇助の狙いについて、ダーイシュをシリア東部で再生し、同地が混乱することは、シリア東部への米軍や有志連合の違法駐留継続の根拠を与えると指摘している。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県下バクラス村で正体不明の武装集団がシリア軍の拠点を襲撃、軍事情報局第217課の兵士4人が死亡(2022年1月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある下バクラス村で正体不明の武装集団がシリア軍の拠点を襲撃、軍事情報局第217課の兵士4人(司令官1人を含む)が死亡した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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グワイラーン刑務所で抵抗を続けていたアブー・ウバイダを名乗るアミールと彼に忠誠を誓った20人のメンバーが投降(2022年1月29日)

ハサカ県では、ANHA(1月29日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)ファーティマ・ザフラー高校近くで、内務治安部隊(アサーイシュ)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、グワイラーン刑務所(工業高校)を襲撃・脱走事件に関与したダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと交戦した。

スリーパーセルは5人からなり、戦闘で1人が死亡した。

アサーイシュとシリア民主軍はまた、グワイラーン刑務所の近く(パン製造所近く)でダーイシュのメンバー3人を拘束した。

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一方、シリア人権監視団によると、グワイラーン刑務所ではシリア民主軍テロ撲滅部隊(YAT)が米軍の監督のもとに、施設内に立て籠もるダーイシュのメンバー5人に人質としていた刑務所職員らの救出作戦を敢行した。

人質をとっていたダーイシュ・メンバー5人のうち3人はシリア民主軍によって殺害され、2人は着用していた自爆ベルトを爆発して死亡した。

人質の消息はいまだ不明だという。

なお、1月20日以降の戦闘での死者は270人、内訳はダーイシュのメンバーが189人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が74人、住民7人。

また、刑務所内に立て籠もり、抵抗を続けてきたアブー・ウバイダを名乗るアミール(司令官)と彼に忠誠(バイア)を誓った20人のメンバーが投降し、シリア民主軍テロ撲滅部隊(YAT)がこれを拘束され、所持していた武器を押収した。

これに対して、グワイラーン地区では、自爆戦闘員少なくとも4人からなるダーイシュのスリーパーセルが、アガワート通りのコミューン(北・東シリア自治局における最小の自治政体)長と住民3人を要撃し、拘束した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月29日)

ラッカ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス県キスワ市および同市近郊のザーキヤ町で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月29日付)によると、キスワ市に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始められた。

また、ザーキヤ町では、和解センターの開設を祝う式典が催され、ムウタッズ・アブー・ナスル・ジャムラーン・ダマスカス郊外県知事、ラドワーン・ムスタファー・バアス党ダマスカス郊外支部指導部書記長、アブドゥッラフマーン・ハティーブ人民議会議員らが祝辞を述べた。


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ダルアー県では、SANA(1月29日付)によると、昨年8月にダルアー市のフーリーヤート・センターで開始されていた指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、多くの県民が手続きを済ませた。

フーリーヤート・センターでの手続きは1月29日まで延長されることが27日に決定されていたが、関係当局は手続きの期間を1月30日まで再延長することを決定した。


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ダイル・ザウル県では、SANA(1月29日付)によると、1月19日にダイル・ザウル市スポーツ・サロンで開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ラッカ県では、SANA(1月29日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にあるハマー県、アレッポ県を砲撃(2022年1月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にあるガーブ平原のシール・サハーブ地区にあるシリア軍拠点複数カ所を砲撃、複数の兵士が死傷した。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアンカーウィー村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ組織の一つアンサール・イスラームがシリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3147608245481910

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で54人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で0人(2022年1月29日)

保健省は政府支配地域で新たに54人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者296人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、1月29日現在のシリア国内での感染者数は計51,284人、うち死亡したのは2,984人、回復したのは38,008人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/239093781731939

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月28日に新型コロナウイルス感染者752人が完治する一方、新規の感染者は確認されなかったと発表した。

これにより、同地での感染者数は計93,068人、うち死亡したのは2,363人、回復したのは71,831人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1763496200521930

AFP, January 29, 2022、ACU, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民331人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,504人に(2022年1月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月28日に難民331人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民324人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは7人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,504人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,093人(うち女性104,909人、子ども177,742人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,411人(うち女性119,275人、子ども202,690人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,784人(うち女性292,842人、子供497,354人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3147605512148850

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 29, 2022をもとに作成。

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グワイラーン刑務所内外でシリア民主軍、アサーイシュによるダーイシュの捜索・掃討続くなか、避難住民が帰宅を開始(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)で、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(Yekîneyên Antî Teror、YAT)の支援を受けて、施設内での捜索・掃討活動を継続した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアサーイシュは、グワイラーン地区、ズフール地区、ブーマイーシュ地区、ナースィラ地区などでも捜索・掃討活動を行った。

同監視団によると、捜索・掃討活動中にシリア民主軍YATの隊員がダーイシュ・メンバーによって銃で撃たれて死亡した。

これにより、1月20日以降の戦闘での死者は262人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバー181人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛74人、住民7人。

 

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シリア人権監視団によると、政府の支配下にある市内の治安厳戒地区に避難していたグワイラーン地区の住民が帰宅を開始した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.