ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから140人、ヨルダンから42人の難民が帰国、避難民23人が帰宅(2018年10月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月18日付)を公開し、10月17日に難民182人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは140人(うち女性42人、子供71人)、ヨルダンから帰国したのは42人(うち女性13人、子供21人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は19,187人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者18,827人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者360人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 248,607人(うち女性74,586人、子供126,762人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。

一方、国内避難民23人(うち女性6人、子供10人)が10月17日に新たに帰宅した。

帰宅先は東グータ地方で、イドリブ県アブー・ズフール町からの避難民の帰宅はなかった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は158,816人(うち女性48,060人、子供80,335人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,178人(うち女性373,058人、子供632,722人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 18, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.