ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月17日付)を公開し、10月16日に難民136人(うと女性40人、子供69人)が新たに帰国したと発表した。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は18,181人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者17,863人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者360人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 247,461人(うち女性74,235人、子供126,188人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,639,529人(うち女性1,991,859人、子供3,319,765人)。
一方、国内避難民18人(うち女性5人、子供8人)が10月16日に新たに帰宅した。
帰宅先は東グータ地方で、イドリブ県アブー・ズフール町からの避難民の帰宅はなかった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は158,729人(うち女性48,038人、子供80,301人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,241,091人(うち女性373,036人、子供632,684人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2018をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.