ティラーソン米国務長官、ペイホン国防総省報道官は国境治安部隊の創設を否定(2018年1月18日)

レックス・ティラーソン米国務長官は報道声明を出し、そのなかで、米国による国境治安部隊が創設していることをトルコが厳しく非難しているとの報道が過熱しているに関して、「この問題は、誤ったかたちでイメージ、そして定義されている。一部の人々は誤った話をしている。我々はいかなる国境警備隊も創設していない」と述べた。

ティラーソン国務長官は「米国には、シリア・トルコ国境に展開する部隊を創設するいかなる意思もない…。トルコ政府を憤らせた問題は、適切に提起されていなかった…。一部の人の発言は不正確だった。我々は国境警備隊を決して創設しない」と述べた。

ティラーソン国務長官はしかし、「我々はシリア北西部、ユーフラテス川警告に対するダーイシュ(イスラーム国)の攻撃は(引き続き)あると見ている。それゆえ、さらなる教練を行い、ダーイシュが逃亡する道を閉ざす試みが目的となる」と述べ、引き続き西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を支援する意思を表明した。

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一方、米国防総省のエリック・ペイホン報道官は、米国が国境治安部隊を創設していることへのトルコの反発に関して、「トルコがテロリストに指定しているクルド人組織の指導のもとに、シリアで創設が計画されている国境治安部隊は、新たな軍隊でも、伝統的な意味での国境警備隊でもない」と述べた。

ペイホン報道官は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して継続されている教練が「難民帰還のための治安を確保し、ダーイシュ(イスラーム国)が解放された地域で復活しないようにするためのもの」と強調した。

『ハヤート』(1月19日付)、アナトリア通信(1月18日付)などが伝えた。

AFP, January 18, 2018、Anadolu Ajansı, January 18, 2017、ANHA, January 18, 2018、AP, January 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2018、al-Hayat, January 19, 2018、Reuters, January 18, 2018、SANA, January 18, 2018、UPI, January 18, 2018などをもとに作成。

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