シャルア移行期政権はラッカ県でドイツ人女性記者を拘束していたことを確認

APによると、アフマド・シャルア移行期政権の情報省は1月18日以降消息不明となっていたドイツ人女性記者のエヴァ・マリア・ミヒェルマン氏(36歳)がシリア国内で拘束されていることを確認した。

ジャーナリスト保護委員会(CPJ)は、ミヒェルマン氏がクルド系トルコ人の同僚アフメド・ポラド氏とともに、ラッカ県でのシリア民主軍に対するシャルア移行期政権軍の制圧作戦時に移行期政権側に拘束されたと見られると発表していた。

CPJによると、2人はイスタンブールを拠点とするエトキン通信社(ETHA)および欧州各地で放送を行うオズギュルTVに所属しているという。

シリア情報省によると、2人は、内務省の治安部隊によるラッカ県での掃討作戦中に、シリア民主軍が治安本部として使用していた建物内で発見され、その際に、身元の開示を拒否し、身分を証明する公的書類を所持していなかったために拘束された。

また、2人は当初は尋問で「人道支援活動に従事している」と主張し、ジャーナリストとしての活動には言及せず、国連のために働いていると述べたが、これは後に虚偽であると判明した。

さらに、2人はその後逃亡を試みたため、「シリアに不法滞在する外国人戦闘員である可能性がある」として再拘束され、司法当局への送致に向けた法的手続きが開始されたという。

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ロイター通信:シャルア移行期政権が欧米諸国との関係を強めているにもかかわらず、ロシアがシリアへの最大の石油供給国に

ロイター通信は、アフマド・シャルア移行期政権が欧米諸国との関係を強めているにもかかわらず、ロシアがシリアへの最大の石油供給国となったと伝えた。

ロイターが、公式発表や、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)、マリン・トラフィック、シップネクストの船舶追跡データを分析したところ、今年ロシアからシリアへの石油輸送量は約75%増加し、1日あたり約6万バレルに達している。

これにより、ロシアは、アサド前政権下のシリアへの最大の石油供給国であったイランにとってかわるかたちとなっているという。

ロシアへの依存の背景には、欧米諸国による対シリア制裁の解除にもかかわらず、シリア経済がいまだ世界金融システムと十分に統合されておらず、制裁解除後もシリア経済に変化が見られないという状況がある。

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アブー・カスラ国防大臣はティシュリーン軍事病院がダマスカス軍事病院として再整備され、近く再開されると発表

ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はXを通じて、ティシュリーン軍事病院がダマスカス軍事病院として再整備され、近く再開されると発表した。

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イスラエル軍によるレバノン南部への攻撃で少なくとも15人が死亡:3月2日以降の死者は2,586人、負傷者は8,020人に

ナハールネットによると、イスラエル軍によるレバノン南部への攻撃で少なくとも15人が死亡した。

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レバノン保健省(フェイスブック)によると、3月2日から4月30日までのイスラエル軍の攻撃による死者は2,586人、負傷者は8,020人を記録したと発表した。

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イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて、1日に9の声明を発表、ビント・ジュベイル市、ハウラ村、バイヤーダ村、タイバ村、アドシート・カスィール村、ラシャーム村でイスラエル軍部隊の車両・戦車や拠点を無人航空機などで攻撃したと主張した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はXを通じて以下の通り発表した。

第98師団はビント・ジュベイル市でヒズブッラーのテロ・インフラ900ヵ所以上を破壊、数百の武器を発見し、200人以上の戦闘員を排除。

レバノン南部でヒズブッラーの武器7,500点以上を解体・無力化、3,300点以上の技術機器を発見。

ハブーシュ村の住民に直ちに自宅を離れ、1キロ以上離れた空き地に避難するよう警告。

ビント・ジュベイル市郊外のラシャーフ村で武器を発見・押収。

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4月17日連合の呼びかけにもかかわらず、アレッポ市サアドゥッラー・ジャービリー公園で抗議デモは行われず

アレッポ県のアレッポ市では、4月17日連合が金曜礼拝後にサアドゥッラー・ジャービリー公園で抗議デモを呼び掛けていたものの、デモは発生しなかった。




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4月17日連合はフェイスブックを通じて、アレッポ市での平和的抗議運動を全面支持すると表明した。

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アレッポ県バーブ市のアキール山地区で住民がトルコ軍基地前に集結し、軍管区に指定された同基地一帯の土地や住宅の返還を求めるとともに、シャルア移行期政権の沈黙を非難

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市のアキール山地区で、住民がトルコ軍基地前に集結し、軍管区に指定された同基地一帯の土地や住宅の返還を求めるとともに、アフマド・シャルア移行期政権および公式メディアの沈黙を非難した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市での再開発に伴う住宅数千棟を対象とする解体計画に反対するデモが発生した。

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ヒムス市サビール地区で同地区長の甥にあたるアラウィー派の青年が正体不明の武装グループの発砲を受けて死亡

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市サビール地区で同地区長(ムフタール)の甥にあたるアラウィー派の青年が、正体不明の武装グループの発砲を受けて死亡した。

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ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町でシーア派宗教指導者が爆殺される

SANAは、治安筋の話として、内務省治安部隊がダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町で発生した手榴弾による爆発を捜査していると伝えた。

SANAによると、治安筋はまた、同町で手榴弾を投げた容疑者を特定するための捜査を開始したことを明らかにした。

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イナブ・バラディーによると、この爆発で、シーア派の聖廟であるサイイダ・ザイナブ・モスクの説教師であるファルハーン・ハサン・マンスール師が死亡した。

手榴弾はマンスール師が乗った車の車内に投げ込まれ、同師は殺害された。

マンスール師がメンバーを務めるシリア・アフル・バイト信奉者のためのイスラーム・ウラマー機構はフェイスブックを通じて哀悼の意を示した。

また、同機構の副代表を務めるアドハム・ハティーブ師もフェイスブックで哀悼の意を示した。

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内務省はテレグラムを通じて以下の通り発表した。

内務省は、ここ数日、国内で治安と安定を揺るがし、混乱を広げ、国内の平和を損なおうとする組織的な試みが見られたことを、きわめて重大な関心をもって注視している。
この文脈において、本日発生したサイイダ・ザイナブ廟の説教師暗殺事件は、この危険なエスカレーションの流れのなかの一環であり、宗教的・社会的象徴を標的にして、内紛を扇動し、社会の安定状態を損なおうとする枠組みに位置づけられる。
内務省は、この犯罪が責任追及なしに済まされることはないと強調する。関係機関は、事件の経緯を解明し、実行犯およびその背後にいる者の身元を特定するため、捜査に着手しており、彼らに対して必要な法的措置を講じる準備を進めている。
内務省は、市民を保護し、公共の治安を守り、国の安定を標的とするいかなる試みに対しても断固として立ち向かうという完全な責務を改めて表明する。

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宗教関係省はフェイスブックを通じて以下の通り声明を発表した。

宗教関係省は、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ廟の説教師ファルハーン・ハサン・マンスール師を標的とした事件を、最も強い言葉で非難し、社会の安全と安定を損なう非難されるべき行為であるとみなす。
同省は、このような攻撃が社会の平和に対する直接的な脅威であり、シリア人の団結を損ない、社会的結束を揺るがすことを目的としていると強調する。
また同省は、犯人の追跡、事件の詳細解明、関与者の法的責任追及に向けた内務治安部隊の取り組みに対し、全面的な支持を改めて表明し、法に従って相応の処罰を受けさせるべきであるとした。

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