ロシア軍は、シリア軍駐留に向け、トルコ軍が掌握を目指すロジャヴァの拠点都市タッル・リフアト市(アレッポ県北西部)から部隊を撤退(2018年1月25日)

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(1月25日付)は、アレッポ県における西クルディスタン移行期民政局の拠点都市の一つでアレッポ市北部に位置するタッル・リユアト市から、ロシア軍部隊が撤退した、伝えた。

西クルディスタン移行期民政局支配地域からのロシア軍部隊の撤退は、トルコ軍のアフリーン市一帯への侵攻に合わせて、同地近郊のカフルジャンア村から80人の将兵をヌッブル市、ザフラー町方面に撤退させたのに続く動き。

だが、タッル・リフアト市からの撤退は、トルコ軍の侵攻を黙認するためではなく、シリア軍の展開を促すためだという。

AFP, January 25, 2018、ANHA, January 25, 2018、AP, January 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2018、al-Hayat, January 26, 2018、Reuters, January 25, 2018、SANA, January 25, 2018、UPI, January 25, 2018、Yeni Safak, January 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.