シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)が、ヌスラ戦線らによって9日までに完全制圧されたイドリブ県アブー・ズフール航空基地と思われる場所で、シリア軍捕虜の処遇について発言する映像(https://www.youtube.com/watch?v=9eXncU1DNX0)がインターネットなどを通じて公開された。
映像のなかで、ムハイスィニー氏は、戦闘員に銃を突きつけられ、後ろでに縛られ、目隠しされたシリア軍兵士と思われる男性の横にたち、「彼らは自分たちがスンナ派だと言っている…。しかし、彼らは、ヌサイリー政権を支持して、軍に入ったがゆえに、背教者だ」と述べた。
そのうえで「スンナ派の兵士の母たちに告ぐ」として、「彼ら(兵士ら)の離反させてやらなければ…、イドリブの空港の捕虜と同じような運命を辿ることになろう」と脅迫した。
また「シリア軍の拠点に対する攻撃の第2段階を数日中に開始する」と付言した。
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また、ヌスラ戦線の砂漠(バーディヤ)特派員はインターネットを通じて、アブー・ズフール航空基地で捕捉したと思われるシリア軍兵士の写真を公開した。
AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。
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