米軍特殊部隊がラッカ市内でダーイシュ・メンバーと思われる避難民を拘束するための作戦を敢行(2018年12月9日)

ラッカ県では、ユーフラテス・ポスト(12月9日付)によると、米軍のハマー(HUMMER)複数輌が早朝、ヘリコプターの航空支援を受けて、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるラッカ市マシュラブ地区で特殊作戦を敢行した。

同サイトによると、特殊作戦は、ダイル・ザウル県からの避難民1人を捜索するのが目的で、米軍はこの男性を拘束したという。

男性は最近ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるダイル・ザウル県南東部から避難民として逃れて来たばかりで、ダーイシュのメンバーだと疑われているという。

AFP, December 9, 2018、ANHA, December 9, 2018、AP, December 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2018、Euphrates Post, December 9, 2018、al-Hayat, December 10, 2018、Reuters, December 9, 2018、SANA, December 9, 2018、UPI, December 9, 2018などをもとに作成。

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