トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所でロシア・シリア両軍の攻撃を非難するデモが発生、参加者の一部がトルコ領内に入り、憲兵隊が強制排除(2019年8月30日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)などによると、トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所で、金曜日の集団礼拝後にシリア・ロシア両軍による民間人への爆撃を非難し、国際社会やトルコに対して攻撃を停止させるために行動するよう求めるデモが発生し、数千人が参加した。

デモ参加者の一部は通行所を突破し、トルコ領内に入り、トルコ軍の装甲車を捕獲するなどしたが、トルコ軍憲兵隊が介入し、催涙ガスを発射するなどして強制排除した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所で発生した、シリア・ロシア両軍による民間人への爆撃の停止を求めるデモに関して、金曜日の集団礼拝後に「イドリブ県の情勢は受け入れられない。我々は我が国の国益を守るためあらゆる措置を講じる」と述べた。

エルドアン大統領は「イドリブ県から難民が新たに大挙している。同地で敵対的な行為が続いているためで、難民の波はトルコに向かって動き始めた」と述べる一方、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯に設置されたトルコ軍の監視所について「我々の第9、10監視所が攻撃された。この問題についてロシアのヴラジミール・プーチン大統領と議論し、必要な警告を行った」と付言した。

アナトリア通信(8月30日付)が伝えた。

AFP, August 30, 2019、Anadolu Ajansı, August 30, 2019、ANHA, August 30, 2019、AP, August 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2019、Reuters, August 30, 2019、SANA, August 30, 2019、SOHR, August 30, 2019、UPI, August 30, 2019などをもとに作成。

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