北・東シリア自治局の管理下にあるグワイラーン刑務所でのダーイシュ・メンバーの暴動をシリア民主軍が鎮圧(2020年9月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市グワイラーン地区のスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)で19日に発生したダーイシュ(イスラーム国)メンバーによる暴動を、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が完全に制圧した。

一方、SANA(9月20日付)は、マーリキーヤ(ダイリーク)市にある刑務所を米軍士官からなる一団が訪れ、収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる5人を殺害したと伝えた。

米軍士官らは、イラクからワリード国境通行所を通ってシリア領内に入国し、5人を殺害した後、イラクに戻ったという。

米軍はまた、ハサカ市グワイラーン地区にあるスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)に収監されていたダーイシュ・メンバーと見られる3人をヘリコプターに乗せて、ライフ・ストーン基地とダイル・ザウル県ウマル油田の基地に連行したという。

このほか、SANAによると、米軍の大型トレーラーなど60輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に進入し、うち40輌がハサカ市へ、20輌がハッラーブ・ジール村に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南部の砂漠地帯で、シリア軍部隊と交戦、少尉1人を殺害した。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構支配下のイドリブ県を20回以上爆撃、シリア軍もトルコ軍監視所近くを砲撃(2020年9月20日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから197日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が昼頃、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市西のアラブ・サイード村、バータンター村一帯を1時間の間に22回にわたって爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月20日付)によると、爆撃を実施した戦闘機は10機、爆撃回数は27回。

この爆撃と前後して、シリア軍が、M4高速道路の要衝であるジスル・シュグール市近郊のイシュタブリク村に設置されているトルコ軍の監視所一帯を砲撃、森林地帯で火災を発生させた。

シリア軍がまた、カフルナブル市一帯、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦するとともに、同地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「結成」作戦司令室は、シリア政府支配下のサラーキブ市を砲撃した。

この戦闘により、カフルナブル市一帯でシリア軍兵士8人が死亡した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタカード村、バスラトゥーン村で「決戦」作戦司令室と交戦するとともに、カフルタアール村、タディール村を砲撃し、1人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構はバスラトゥーン村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 20, 2020、ANHA, September 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2020、Reuters, September 20, 2020、SANA, September 20, 2020、SOHR, September 20, 2020などをもとに作成。

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ハマー県東部でシリア軍とダーイシュが交戦、双方合わせて36人死亡(2020年9月19日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が、アレッポ県、ラッカ県との県境に位置するイスリヤー村一帯の三角地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を行う一方、シリア軍がダーイシュと交戦した。

この戦闘で、ダーイシュ戦闘員20人とシリア軍兵士16人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のシュマイティーヤ町近郊の砂漠地帯で、パレスチナ人によって構成されるクドス旅団の戦闘員3人が、地雷の爆発で死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ市グワイラーン地区にあるスィナーア刑務所(グワイラーン刑務所)で、収監中のダーイシュ(イスラーム国)メンバーが暴動を起こし、シリア民主軍が介入、強制解除した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がハサカ県アルーク村を砲撃(2020年9月19日)

ハサカ県では、ANHA(9月18日付)やSANA(9月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、ラアス・アイン市近郊のアルーク村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊にある国民軍の拠点複数カ所に対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が奇襲をかけ、戦闘員7人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で、国民軍に所属する第9師団の戦闘員が子供1人を射殺した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県とラッカ県でシリア民主軍への襲撃続く(2020年9月19日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月19日付)によると、米軍が駐留するウマル油田にいたる街道で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員2人が死亡した。

また、北・東シリア自治局の支配下にあるスブハ村で爆発が発生し、シリア民主軍の戦闘員複数人が負傷した。

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ラッカ県では、SANA(9月19日付)によると、ダルアー市西郊外のダルイーヤ地区で、シリア民主軍の戦闘員2人が何者かの発砲を受けて死亡した。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県とアレッポ県を砲撃(2020年9月19日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから196日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のハザーリーン村、ファッティーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ハントゥーティーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ミーズナーズ村近郊でシリア軍1人が「決戦」作戦司令室に狙撃され、死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のダルアー市アルバイーン地区で、軍事情報局の局員1人が何者かによって殺害され、遺体で発見された。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ86地区で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 19, 2020、ANHA, September 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 19, 2020、Reuters, September 19, 2020、SANA, September 19, 2020、SOHR, September 19, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県各所で攻撃を受ける(2020年9月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるダフラ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列が道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、その後爆弾を仕掛けたと見られる武装集団との間に銃撃戦が発生した。

また、SANA(9月18日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャズラト・ブーハミード村で、シリア民主軍の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘員3人が死亡、複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川東岸のシュハイル村では、シリア民主軍がシリア政府支配下の同川西岸とを結ぶ船着き場に発砲、女性1人が死亡、5人が負傷した。

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ラッカ県では、SANA(9月18日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるファーティサ村でシリア民主軍が村の若者2人を拘束、連行した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局が管理するフール・キャンプで、シリア人男性1人と女性1人が何者かに刺殺された。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍兵士6人の遺体が発見される(2020年9月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯(ビイル・アブー・ハヤーヤー地区)で、ダーイシュ(イスラーム国)に刺殺されたと見られるシリア軍兵士6人の遺体が発見された。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県でトルコ軍装甲車を砲撃(2020年9月18日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから195日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマアズラーフ町近郊でトルコ軍装甲車2輌を砲撃した。

装甲車は炎上したが、死傷者はなかった。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月18日付)によると、カフルバッティーフ村に駐留するシリア軍部隊が、マアッルザーフ町近郊の街道を走行中のトルコ軍装甲車2輌を狙って砲撃した。

シリア軍は、トルコ軍に対する被害を抑えるため、比較的破壊力が低い82ミリ迫撃砲を使用したと見られる。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バイルーン村、フライフィル村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃、ファッティーラ村で住民4人が負傷した。

一方、バイニーン村の森林地帯では、シリア軍が地雷に触れて、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

このほか、トルコ軍が兵站物資を積んだ車輌約40輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 18, 2020、ANHA, September 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 18, 2020、Reuters, September 18, 2020、SANA, September 18, 2020、SOHR, September 18, 2020などをもとに作成。

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ヒムス県、ハマー県でダーイシュがシリア軍を攻撃(2020年9月17日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月17日付)によると、県東部のスフナ市西の街道で、シリア軍の車輌にダーイシュ(イスラーム国)が仕掛けたと見られる爆弾が爆発、兵士2人が死亡、7人が負傷した。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月17日付)によると、県北東部のイスリヤー村に近いシャッハーティーヤ村にあるシリア軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士2人死亡、5人が死傷した。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県マストゥーマ村のトルコ軍拠点に武装して接近した女性をトルコ軍が射殺(2020年9月17日)

イドリブ県では、ステップ・ニュース(9月17日付)、スーリーヤ・ネット(9月17日付)、ヘベル24(9月17日付)によると、トルコ軍が拠点として転用しているマストゥーマ村のバアス前衛キャンプに接近した女性を、基地に駐留するトルコ軍兵士が射殺した。

射殺された女性は40歳代で、爆弾ベルトを装着し、機関銃を乱射しようとして、基地の正門から施設内に侵入しようとしたが、トルコ軍兵士は、女性が正門にたどり着く前に発砲した。

女性は即死だった。

シリア人権監視団によると、女性はカラシニコフ銃を持って侵入しようとていたという。

遺体は、トルコ軍が回収し、一端基地内に運び込んだ後、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するシャーム軍団が引き取られた。

一方、また、アルマナーズ市では、シャーム解放機構の戦闘員と住民が交戦し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

交戦は、シャーム解放機構のメンバーと住民の口論がきっかけで、シャーム解放機構が無差別に発砲したという。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、Alsouria.net, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020、STEP News, September 17, 2020、Xeber 24, September 17, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県を100回あまりにわたり砲撃(2020年9月17日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから194日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、シャンナーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

砲撃は100回あまりに及んだ。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020などをもとに作成。

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シリア軍、シリア民主軍がハカサ県北部でトルコ軍と交戦(2020年9月17日)

ハサカ県では、SANA(9月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア軍と国民軍が砲撃で応戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アイン・イーサー市近郊に設置されている国民軍の拠点複数カ所に潜入、戦闘員複数人を殺傷した。

一方、ANHA(9月17日付)によると、トルコ軍とロシア軍がアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。
https://hawarnews.com/ar/uploads//2020/09/17/062950_03.jpg

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県で襲撃を受ける(2020年9月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留を続けるウマル油田にいたる街道を走行中の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が道路にしかけられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員複数人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で16日深夜から17日未明にかけて、国民軍のパトロール部隊が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

また、北・東シリア自治局支配下のジャズラ村にある国民軍所属の「自衛部隊」の検問所をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃し、自衛部隊の戦闘員1人が負傷した。

さらに、アブリーハ村で米主導の有志連合の車列の近くで爆弾が爆発した。

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ラッカ県では、SANA(9月17日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊で、シリア民主軍の拠点が何者かの襲撃を受け、戦闘員2人が死亡した。

AFP, September 17, 2020、ANHA, September 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2020、Reuters, September 17, 2020、SANA, September 17, 2020、SOHR, September 17, 2020、September 18, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2020年9月16日)

アレッポ県では、ANHA(9月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、カーミーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市近郊のバラーズィーヤ村でトルコ軍基地で通訳として働く男性が乗った車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、この男性と同乗していた女性1人が負傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のいわゆる「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市近郊のサールージュ村にある民家やシリア軍の拠点を砲撃した。

AFP, September 16, 2020、ANHA, September 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2020、Reuters, September 16, 2020、SANA, September 16, 2020、SOHR, September 16, 2020などをもとに作成。

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米軍の勢力下にあるハサカ県ルマイラーン町近郊のガソリン・スタンド近くで爆発が発生(2020年9月16日)

ハサカ県では、SANA(9月16日付)、シリア人権監視団によると、米軍の勢力下にあるルマイラーン町近郊のアリー・アーガー・ガソリン・スタンド近くで爆発が発生した。

爆発は何者かが、タッル・アッルー村とヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町を結ぶ街道沿いに位置するステーション前に停車していたタンクローリーに仕掛けた爆弾によるもの。

これにより、住民1人が死亡、複数人が負傷した。

一方、米軍の大型トレーラーなど58輌からなる車列が、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に入り、カーミシュリー市方面に向かった。

AFP, September 16, 2020、ANHA, September 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2020、Reuters, September 16, 2020、SANA, September 16, 2020、SOHR, September 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方を爆撃(2020年9月16日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから193日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯とルワイハ村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍がザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、カンスフラ村、バーラ村、バイニーン村および周辺の森林地帯、スフーフン村、ファッティーラ村、ハルーバ村、フライフィル村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は砲撃で応戦する一方、ミラージャ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、射殺した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村近郊で地雷が爆発、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サイダー町でシリア軍第5軍団の兵士1人が何者かに撃たれて死亡した。

また、ジャースィム市でも、軍第5軍団の兵士1人が何者かに殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 16, 2020、ANHA, September 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 16, 2020、Reuters, September 16, 2020、SANA, September 16, 2020、SOHR, September 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラアス・アイン市近郊で国民軍と地元民兵が交戦(2020年9月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊で、国民軍に所属するハムザ師団および東部自由人連合が、地元住民からなるハサカ自由人連動や地元民兵と交戦した。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍はラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュを爆撃(2020年9月15日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠に展開するシリア軍の拠点複数カ所を襲撃、これに対してロシア軍戦闘機が出撃し、同地を爆撃した。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がM4高速道路でのトルコ軍との合同パトロールへの参加を見送り、イドリブ県各所を爆撃(2020年9月15日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから193日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がラタキア市とアレッポ市を結ぶM4高速道路沿線のアリーハー市、ジスル・シュグール市一帯に部隊を展開させ、ヘリコプターを投入して、上空から監視活動を行い、ロシア軍との合同パトロール実施の準備を行った。

だが、ロシア軍部隊は参加せず、トルコ軍部隊は単独でパトロールを実施した。

ロシア軍部隊が参加を見送った理由は不明。

その後、ロシア軍戦闘機6機はマアッラトミスリーン市西に展開するシャーム解放機構の拠点複数カ所を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月15日付)によると、ロシア軍戦闘機が爆撃したのは、シャイフ・バフル村、ブフーリー村、バータンター村で、これと合わせて地中海東部に展開するロシア海軍の艦艇が対地巡航ミサイルで同地を攻撃したという。

この爆撃で、シャーム解放機構のメンバー複数人が負傷した。

ロシア軍戦闘機はまた、イドリブ市西の森林地帯に対して20回以上の爆撃を行った。

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のルワイハ村、バイニーン村および周辺の森林地帯、マウラザ、スフーフン村、バーラ村、カフル・ウワイド村、ハルーバ村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町とサフワ村を結ぶ街道に設置されているシリア軍第5軍団の検問所で、首を切り落とされた兵士5人の遺体が発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合と見られるドローンがイドリブ市を爆撃し、フッラース・ディーン機構のチュニジア人司令官を殺害(2020年9月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と見られる無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構によって軍事・治安権限が掌握されているイドリブ市のクスール地区内を走行中のヒュンダイ社のサンタフェを攻撃、乗っていたフッラース・ディーン機構のチュニジア人司令官を殺害した。

攻撃には、空対地ミサイルR9X(通称ニンジャ)が使用されたと見られる。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍所属と見られる戦闘機がダイル・ザウル県南東部の「イランの民兵」拠点を爆撃、10人死亡(2020年9月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市南のイラク国境に近いいわゆる「スラーサート」地区に配置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して、イスラエル軍所属と思われる戦闘機複数機が爆撃を行った。

これにより、「イランの民兵」のイラク人戦闘員8人、シリア人戦闘員2人が死亡、多数が負傷した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県でシリア軍拠点を砲撃し、兵士複数が死傷、トルコ占領地ではトルコ赤新月社のスタッフが襲撃を受けて死亡(2020年9月14日)

ラッカ県では、ANHA(9月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市の近郊に位置し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクーバルラク村、ビールキータク村、ヒルバト・サルーンジュ村にあるシリア軍の拠点に対して砲撃を行い、ヒルバト・サルーンジュ村に対する砲撃でシリア軍兵士1人が負傷した。

この砲撃に関して、シリア人権監視団は、シリア軍兵士1人が死亡、7人が負傷したと発表した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカズアリー村の穀物サイロを砲撃、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が反撃し、砲撃を行った。

SANA(9月14日付)も、トルコ軍と国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクーバルラク村を砲撃したと伝えた。

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アレッポ県では、ANHA(9月14日付)やSANA(9月14日付)によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民9人が死亡、40人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、トルコが占領する「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市とラーイー村を結ぶ街道上に位置するタッル・バッタール村で、トルコ赤新月社の車輌に対して何者かが発砲し、トルコ人1人が死亡した。

これに対して、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、9月12日にトルコが占領するいわゆる「オリーブの枝」地域内のガザーウィーヤ村(ジンディールス町近郊)のトルコ軍の本部を攻撃し、兵士7人を殺害、10人を負傷させ、装甲車2輌を破壊したと発表し、その映像をパーレズヴァーン・テレビのサイトを通じて公開した(http://parezvan.tv/v/2573473880/%C3%87alakiya-li-gund%C3%AA-Xzewiy%C3%AA-ya-nav%C3%A7eya-Cindir%C3%AAs%C3%AA)。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Parezvan TV, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のハサカ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県でシリア民主軍の襲撃相次ぐ(2020年9月14日)

ハサカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるファッジュ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部が正体不明の武装集団の攻撃を受け、2人が殺害された。

シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーによると見られるという。

また、SANAによると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、国内避難民(IDPs)の女性2人と子供1人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町で、内務治安部隊(アサーイシュ)のパトロール部隊が市場を通行しようとした際に、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団は、この爆発でシリア民主軍兵士1人が死亡したと発表した。

また、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるカシュキーヤ村近くの街道をシリア民主軍の車輌が通行しようとした際、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ラッカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるラッカ市の青年住宅地区にあるシリア民主軍の拠点が正体不明の武装集団の攻撃を受け、1人が負傷した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア軍が「決戦」作戦司令室に対して激しい砲撃を加えるなか、シリア軍兵士1人が狙撃され死亡(2020年9月14日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから192日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、スフーフン、フライフィル村に対して、シリア軍が砲弾190発以上を打ち込んだ。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室も応戦し、砲撃戦となった。

「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃、ザーウィヤ山地方のルワイハ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町で、シリア政府との和解に応じ、空軍情報部に勤務していた元反体制武装集団司令官が、正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で国民軍が派遣した武装集団と地元の武装集団が交戦(2020年9月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊のアドワーニーヤ村で、国民軍に所属する東部自由人連合とハサカ自由人連合が交戦した。

ハサカ自由人運動は、国民軍に所属していた地元住民が、通行所や検問所で通行料を徴収されることを拒否し、国民軍を離反して結成した組織。

ハサカ自由人運動はまた、地元出身の戦闘員とともに、2019年10月のトルコによる「平和の泉」侵攻作戦実施に際して、トルコ占領下のアレッポ県北部からラアス・アイン市一帯に移動してきた東部自由人連合、ハムザート師団の受け入れを拒否している。

なお、東部自由人連合、ハムザート師団は、ダイル・ザウル県、アレッポ県、ヒムス県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県などの出身者が多い。

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ラッカ県では、ANHA(9月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、ハーニー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のシャッラーン町で、国民軍のメンバー1人が何者かに射殺された。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県に350発以上の砲弾を浴びせる(2020年9月13日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから191日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村、スフーフン村、カンスフラ村、バーラ村、シャンナーン村、バイニーン村、サルジャ村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍が撃った砲弾の数は350発以上に達した。

シリア軍はまた、ハーン・シャイフーン市一帯およびマアッラト・ヌウマーン市一帯に増援部隊を派遣した。

これに対して、シャーム解放機構は、シリア政府支配下のハザーリーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、スーラ町でシリア軍第5軍団に所属する武装集団が、地元の部族民兵と交戦し、第5軍団の兵士2人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月13日付)によると、交戦したのは第5軍団に所属する第8旅団と地元の部族民兵で、部族民兵側も1人が死亡したという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県ラサーファ砂漠でシリア軍を襲撃、兵士6人を殺傷(2020年9月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ砂漠でシリア軍のパトロール部隊を要撃し、兵士2人を殺害、4人を負傷させた。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県北部を砲撃するトルコ軍が反撃を受け兵士複数人が負傷(2020年9月12日)

アレッポ県では、SANA(9月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウカイバ村、サワーギヤ村を砲撃した。

ANHA(9月12日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍はまた、ブルジュ・カース村を砲撃し、住民複数人が負傷した。

シリア人権監視団によると、これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はガザーウィーヤ村に設置されているトルコ軍の拠点を砲撃し、トルコ軍兵士複数人が負傷した。

なお、シリア民主軍の砲撃と戦後して、所属不明の無人偵察機(ドローン)が同地上空に飛来、旋回していたという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月12日付)は複数の地元筋の話として、砲撃がシリア民主軍ではなく、ヌッブル市、ザフラー町に展開する「イランの民兵」によるものだと伝えた。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市での連続爆発で住民多数が死傷(2020年9月12日)

ハサカ県では、ANHA(9月12日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で3度にわたって爆発が続けて発生し、多数の住民が死傷した。

これに関して、SANAは(9月12日付)は、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民4人が死亡、5人が負傷したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市郊外で、国民軍に所属する東部自由人連合と第20師団が交戦した。

交戦は、密輸をめぐる対立がきっかけだったという。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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