シリア軍は東グータ地方ジスリーン町などを爆撃(2018年3月6日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市、ジスリーン町、ハムーリーヤ市を夜間爆撃、ジスリーン町では9人が死亡、40人が負傷した。

一方、SANA(3月6日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャルマーナー市に着弾し、3人が死亡、8人が負傷した。

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ラタキア県では、SANA(3月6日付)によると、シャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党などからなる反体制武装集団が県北東部のシリア軍拠点を襲撃、シリア軍がこれに応戦した。

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ダマスカス県では、SANA(3月6日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がバーブ・トゥーマ地区に着弾し、住民2人が負傷した。

AFP, March 6, 2018、ANHA, March 6, 2018、AP, March 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2018、al-Hayat, March 7, 2018、Reuters, March 6, 2018、SANA, March 6, 2018、UPI, March 6, 2018などをもとに作成。

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「イドリブ保健局」はシャーム解放機構とシリア解放戦線の戦闘に抗議し、医療活動を停止すると発表(2018年3月5日)

反体制派支配下のイドリブ県で活動する「イドリブ保健局」はフェイスブックを通じて声明を出し、イドリブ県、アレッポ県で戦闘を激化させているシャーム解放機構とシリア解放戦線を非難した。

声明のなかでイドリブ保健局は「居住地域で起きている戦闘、医療施設への攻撃を非難する」としたうえで、マアッラト・ヌウマーン市にある国立病院一帯での戦闘に抗議するため、病院での医療活動を停止し、医療スタッフを避難させると表明した。

al-Durar al-Shamiya, March 5, 2018

AFP, March 5, 2018、ANHA, March 5, 2018、AP, March 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2018、al-Hayat, March 6, 2018、Reuters, March 5, 2018、SANA, March 5, 2018、UPI, March 5, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァの拠点地シャッラーン町、ジャンディール市への包囲を強める(2018年3月5日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、シャッラーン町近郊のファティーラ丘陵を制圧、同村を三方から包囲した。

トルコ軍と反体制武装集団はまた、同地に近いブールシュク村、アルヤジー村を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ軍がジンディールス市を爆撃し、子供2人を含む住民13人が死亡した。

一方、ANHA(3月6日付)によると、トルコ軍がラージュー町近郊のバルバーナ村を砲撃し、住民3人が死亡、18人が負傷した。

トルコ軍はまた、ジンディールス市近郊のファリーリーヤ村を爆撃し、乳幼児1人を含む住民2人が死亡、8人が負傷した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はまた、シャッラー村近郊のジャマー村一帯、サンカー(サンカルリー)村、バーウルーン村、マイダーニカ村、ジンディールス市およびその近郊のカフルサフラ村、上マスキー村、ラージュー町近郊のマイダーン・アクバス村、ブルブル町一帯、マーバーター(マアバトリー)町近郊のブライムジャ村、マイルカーン村、シートカー村を爆撃・砲撃し、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

Twitter, March 5, 2018

AFP, March 5, 2018、ANHA, March 5, 2018、AP, March 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2018、al-Hayat, March 6, 2018、Reuters, March 5, 2018、SANA, March 5, 2018、UPI, March 5, 2018などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍は東グータ地方各所を激しく爆撃・砲撃、ホワイト・ヘルメットによると90人以上死亡、人権監視団によると40人以上死亡(2018年3月5日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月5日付)がホワイト・ヘルメットなどの情報として伝えたところによると、ロシア・シリア両軍の東グータ地方に対する爆撃により、ジスリーン町で住民12人、ハラスター市で10人、ドゥーマー市で6人、サクバー市で3人、ハムーリーヤ市で24人、カフルバトナー町で24人、ザマルカー町で3人、ハッザ町で3人、ザマルカー町で3人、フーシュ・アシュアリー農場で1人、アフタリース村で1人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、東グータ地方での4日から5日にかけての死者数は45人(うち子供5人)、負傷者数は170人以上、2月18日以降のロシア・シリア両軍の攻撃による死者総数は740人に達したという。

一方、SANA(3月5日付)によると、東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団がイブン・シーナー病院(アドラー市郊外)、警察病院一帯、ダーヒヤト・アサド町を砲撃し、8人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(3月5日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団がティシュリーン病院を砲撃し、7人が負傷した。

反体制武装集団が撃った迫撃砲はまた、バーブ・トゥーマ地区にも着弾した。

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イドリブ県では、SANA(3月5日付)によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にとどまるフーア市、カファルヤー町を砲撃し、子供1人を含む2人が負傷した。

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SANA(3月5日付)によると、シリア軍はラタキア県、ハマー県の農村地帯に侵攻した反体制武装集団を撃退した。

AFP, March 5, 2018、ANHA, March 5, 2018、AP, March 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2018、al-Hayat, March 6, 2018、Reuters, March 5, 2018、SANA, March 5, 2018、UPI, March 5, 2018などをもとに作成。

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ノールス研究センターはシリア政府、ロジャヴァ、反体制派、ダーイシュ、有志連合の支配(占領)地域の割合を示すインフォグラフィアを発表(2018年3月4日)

シリア軍およびその同盟勢力の軍事攻勢を分析するサイト「ノールス研究センター」(3月4日付)は、シリア政府、西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦(ロジャヴァ)、反体制派、ダーイシュ(イスラーム国)の支配地域の割合を示すインフォグラフィアを発表した。

それによると、シリア政府支配地域はシリア全体の53.62%、ロジャヴァは24.72%、ダーイシュは8.08%、反体制派は7.93%、米主導の有志連合の占領地は3.00%、そして係争地が2.65%。

Nors, March 4, 2018

AFP, March 4, 2018、ANHA, March 4, 2018、AP, March 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2018、al-Hayat, March 5, 2018、Nors for Studies, March 4, 2018、Reuters, March 4, 2018、SANA, March 4, 2018、UPI, March 4, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡の国境地帯全域を制圧(2018年3月4日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、アフリーン市西に位置する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の拠点地シーヤ(シャイフ・ハディード)町とその近郊のムスタカーン村、アランダ村、シャッラーン町近郊のカルカリー村、アリー・バーザンリー村、バフルユーン山、そしてラージュー町近郊のハッジ・ハリール村を人民防衛部隊主体のシリア民主軍との戦闘の末に制圧した。

シーヤ町の制圧により、トルコ軍と反体制武装集団は、トルコ国境に接するロジャヴァの支配地域全域を制圧した。

一方、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍がシャッラー村近郊のジャマー村を爆撃する一方、反体制武装集団とともに同地に進軍、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

また、シリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はこのほかにも、マバーター(マアバトリー)町一帯、シャッラー村近郊のバーフルール村、ラージュー町近郊のムーサーカー村、ジンディールス市近郊のフミールカー村、フジャイラル村、シーヤ(シャイフ・ハディード)町およびその一帯を爆撃・砲撃した。

なお、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はアフリーン市から12キロの地点に到達した。

Twitter, March 4, 2018

AFP, March 4, 2018、ANHA, March 4, 2018、AP, March 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2018、al-Hayat, March 5, 2018、Reuters, March 4, 2018、SANA, March 4, 2018、UPI, March 4, 2018などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍は東グータ地方ハラスター市を爆撃・砲撃(2018年3月4日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)によると、ロシア・シリア両軍がハラスター市を激しく爆撃・砲撃し、ホワイト・ヘルメットによると住民10人が負傷した。

一方、SANA(3月4日付)によると、東グータ地方で活動を続けている反体制武装集団がハラスター市郊外のダーヒヤト・アサド町を砲撃し、住民2人が負傷した。

国境なき医師団(MSF)は、ロシア・シリア両軍がダマスカス郊外県東グータ地方での爆撃・砲撃を激化させた2月18日から2月27日までの10日間で、民間人770人が死亡、4,050人が負傷したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, March 4, 2018

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ダマスカス県では、SANA(3月4日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けている反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、旧市街カイマリーヤ地区、バーブ・トゥーマ地区に着弾し、住民1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(3月4日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアスィーラ村を砲撃し、住民1人が死亡、2人が負傷した。

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ダルアー県では、SANA(3月4日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区を砲撃し、住民2人が負傷した。

AFP, March 4, 2018、ANHA, March 4, 2018、AP, March 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2018、al-Hayat, March 5, 2018、Reuters, March 4, 2018、SANA, March 4, 2018、UPI, March 4, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は東グータ地方東部のイスラーム軍支配地ナシャービーヤ町などを制圧(2018年3月4日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月4日付)によると、シリア軍が東グータ地方東部一帯でイスラーム軍と戦闘を続け、ナシャービーヤ町、ウーターヤー町、フーシュ・サーリヒーヤ町、フーシュ・ハラーブー村、ハザルマー村、バイト・ナーイム村、アッブ農場、航空大隊基地、運輸連隊基地を制圧した。

SANA, March 4, 2018

シリア人権監視団によると、これにより、シリア軍は東グータ地方の4分の1を制圧、ドゥーマー市から3キロの地点に到達した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)によると、東グータ地方でのイスラーム軍との戦闘でナシャービーヤ町などを制圧したシリア軍はまた、バイト・サワー村、ハムーリーヤ市に向けて西進を続けた。

シリア人権監視団によると、東グータ地方でのシリア軍地上部隊の戦闘には、ロシア軍顧問が随行し、作戦遂行を支援しているという。

一方、イスラーム軍のハムザ・ビークダール報道官は3日、報道声明を出し、フーシュ・ダワーヒラ村、シャイフーニーヤ村近郊の運輸連隊基地から撤退したことを認めていた。

同地一帯でシリア軍が毒ガスやクラスター弾を多用し、「焦土作戦」を実施したのが、撤退の理由だという。

syria.liveuamap.com, March 1, 2018
syria.liveuamap.com, March 4, 2018

AFP, March 4, 2018、ANHA, March 4, 2018、AP, March 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2018、March 4, 2018、al-Hayat, March 4, 2018March 5, 2018、Reuters, March 4, 2018、SANA, March 4, 2018、UPI, March 4, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア解放戦線がシャーム解放機構に反撃し、5カ村を制圧(2018年3月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山一帯で、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)とシャームの鷹旅団が、シャーム解放機構に反撃し、アルナバ村、スフーフン村、アイン・ラールーズ村、ファティーラ村、ムーザラ村を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とシリア解放戦線(ヌールッディーン・ザンキー運動)が県西部のダーラト・イッザ市一帯で戦闘を続けた。

AFP, March 3, 2018、ANHA, March 3, 2018、AP, March 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2018、al-Hayat, March 4, 2018、Reuters, March 3, 2018、SANA, March 3, 2018、UPI, March 3, 2018などをもとに作成。

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シリア軍がダマスカス郊外県東グータ地方をナパーム弾などで爆撃・砲撃(2018年3月3日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月3日付)によると、シリア軍が東グータ地方のミスラーバー市、ドゥーマー市、ムハンマディーヤ町、バイト・サワー村に対してナパーム弾などで爆撃を加えた。住民多数が死傷した。

これに対して、イスラーム軍が反撃、リーハーン農場一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

al-Durar al-Shamiya, March 3, 2018

シリア人権監視団によると、午前9時から午後2時までの停戦時間内にシリア軍の砲撃で住民2人が死亡した。

なお、2月18日以降の同地での死者数は630人を超えているという。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月3日付)によると、シャーム軍団がアレッポ市北部のライラムーン地区北の回廊地帯に進軍しようとしたシリア軍部隊と交戦、これを撃退した。

AFP, March 3, 2018、ANHA, March 3, 2018、AP, March 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2018、al-Hayat, March 4, 2018、Reuters, March 3, 2018、SANA, March 3, 2018、UPI, March 3, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡におけるロジャヴァの拠点地ラージュー町を制圧(2018年3月3日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊主体のシリア民主軍との戦闘の末、国境地帯におけるロジャヴァの拠点地ラージュー町を制圧した。

トルコ軍と反体制武装集団はまた、ジンディールス市近郊のラマーディーヤ村、ジュマイラク村を制圧した。

一方、ANHA(3月3日付)によると、トルコ軍がマバーター(マアバトリー)町およびその一帯の村々(クービー村、イーブー村、ミールカーン村)、ラージュー町のバアディーナー村を激しく砲撃し、住民多数が負傷した。

トルコ軍はまた、ラージュー町近郊のクーラー村を爆撃した。

このほか、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍は、ラージュー町近郊のクワーンダ村、ムーサーカー村一帯、ジンディールス市近郊のラマーディーヤ村、フミールカー村、フジャイラル村、バーフルール村、ジャムラ村、シャッラー村およびその近郊のスィーンカー村、バルアーファー村、ジャマー村、マシュアラ村を爆撃・砲撃し、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

このほか、ロシア国防省は声明を出し、アレッポ県アフリーン郡への国連による人道支援搬入の安全を確保するために、ロシア軍部隊が車列に随行したと発表した。

Twitter, March 3, 2018

AFP, March 3, 2018、ANHA, March 3, 2018、AP, March 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2018、al-Hayat, March 4, 2018、Reuters, March 3, 2018、SANA, March 3, 2018、UPI, March 3, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でシャーム解放機構がシリア解放戦線との戦闘の末、30以上の村を制圧(2018年3月2日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、シャーム解放機構がシリア解放戦線に対して反転攻勢を激化させ、アティマ村、カーフ村、サルワ村、カフル・ルーサイン村、ハザーヌー町、カフル・ヤフムール村、マアッラトミスリーン市、ザルダナー村、ラーム・ハムダーン村、ダイル・ハッサーン村、マアーッラト・ナアサーン村、ハルブヌーシュ村など25カ村を制圧した。

al-Durar al-Shamiya, February 2, 2018

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、シャーム解放機構がシリア解放戦線に対して反転攻勢を激化させ、タルマーニーン村、カフル・ハラブ村、タッル・サンダル村、マシュタル村、カナーティル検問所、タディール村、カフルタアール村、カフルヌーラーン村などを制圧した。

AFP, March 2, 2018、ANHA, March 2, 2018、AP, March 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2018、al-Hayat, March 3, 2018、Reuters, March 2, 2018、SANA, March 2, 2018、UPI, March 2, 2018などをもとに作成。

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ハマー県、ヒムス県で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団とシリア軍が交戦(2018年3月2日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、シャーム解放機構がガーブ平原のサルマーニーヤ村でシリア軍と交戦した。

また、アンサール・イスラーム戦線がサルマーニーヤ村近郊とブルカーン検問所にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃した。

al-Durar al-Shamiya, February 2, 2018

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、イッザ軍などからなる反体制武装集団が、県北部のアーミリーヤ村一帯でシリア軍と交戦した。

AFP, March 2, 2018、ANHA, March 2, 2018、AP, March 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2018、al-Hayat, March 3, 2018、Reuters, March 2, 2018、SANA, March 2, 2018、UPI, March 2, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァの拠点地ラージュー町入口に到達(2018年3月2日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、ラージュー町一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊主体のシリア民主軍と戦闘を続け、国境地帯におけるロジャヴァの拠点地ラージュー町入口まで進軍した。

一方、ANHA(3月2日付)によると、トルコ軍がマバーター(マアバトリー)町近郊のイムラー村に対して空挺作戦を実施した。

トルコ軍はまた、マバーター町近郊のカーヒラ村、ラージュー町近郊のバアディーナー村を砲撃し、カーヒラ村では住民1人が死亡した。

このほか、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍は、アフリーン市近郊のマイダーニカ村、ラージュー町近郊のクワーンダ村、アリー・ビースカー村、マーサーカー村、ビリーカー村、シャッラー村近郊のウームル村、ジャマー村、ジンディールス市近郊のバーフルール村、フミールカー村、シーヤ(シャイフ・ハディード)村一帯、マーバーター町近郊のダムリヤー村を爆撃・砲撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

ANHA, February 2, 2018

AFP, March 2, 2018、ANHA, March 2, 2018、AP, March 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2018、al-Hayat, March 3, 2018、Reuters, March 2, 2018、SANA, March 2, 2018、UPI, March 2, 2018などをもとに作成。

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シリア軍ヘリコプターは東グータ住民に退去を呼びかけるためのビラを散布する一方、ドゥーマー市、ハラスター市などを砲撃、反体制武装集団との戦闘を続ける(2018年3月2日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月2日付)によると、シリア軍ヘリコプター複数機が、反体制武装集団が活動を続ける東グータ地方の市町村に対して、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに設置された人道回廊を通じて、シリア政府支配地域に非難するよう呼びかけるビラを散布した。

これに対して、反体制武装集団はワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに設置された人道回廊に迫撃砲3発を撃ち込み、同回廊を経由してシリア政府支配地域に避難しようとした住民の通行を阻止した。

SANA, February 2, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)によると、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)、ラフマーン軍団、シャーム解放機構が主導する「彼らが不正を働いた」作戦司令室は、ハラスター市一帯のシリア軍拠点に対して反撃した。

また、シリア人権監視団によると、午前9時から午後2時にかけての停戦時間中にシリア軍がドゥーマー市、ハラスター市および両市一帯を砲撃した。

AFP, March 2, 2018、ANHA, March 2, 2018、AP, March 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2018、al-Hayat, March 3, 2018、Reuters, March 2, 2018、SANA, March 2, 2018、UPI, March 2, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でYPG主体のシリア民主軍がダーイシュの襲撃を受ける(2018年3月1日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に拠点複数カ所を襲撃され、戦闘員多数が死傷した。

AFP, March 1, 2018、ANHA, March 1, 2018、AP, March 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018、al-Hayat, March 2, 2018、Reuters, March 1, 2018、SANA, March 1, 2018、UPI, March 1, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡にシリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームが支援物資を搬入(2018年3月1日)

アレッポ県では、SANA(3月1日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームは、トルコ軍と反体制武装集団の侵攻が続くアフリーン郡に支援物資を搬入した。

搬入されたのは、貨物トラック29台分の物資で、シリア政府支配下のズィヤーラ村の通行所を経由してアフリーン郡に入った。

SANA, March 1, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、ラージュー町近郊のハッラーブ・スルーク村、ハイダル村、ジャアンキー村、シャイフ・ムハンマドリー村、同地一帯の丘陵地帯を制圧した。

他方、ANHA(3月1日付)によると、トルコ軍がマイダーニカ村を砲撃し、女性1人が死亡した。

これに対して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)は、シャッラー村近郊のウームラー村で、トルコ軍と反体制武装集団の車輌を攻撃、これを破壊した。

AFP, March 1, 2018、ANHA, March 1, 2018、AP, March 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018、al-Hayat, March 2, 2018、Reuters, March 1, 2018、SANA, March 1, 2018、UPI, March 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイスラーム軍の支配下にあった東グータ地方フーシュ・ダワーヒラ村を制圧(2018年3月1日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)によると、イスラーム軍が東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯、ズライキーヤ村一帯に進攻したシリア軍と交戦した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はこの戦闘で、2月28日までにフーシュ・ダワーヒラ村と同地近郊の航空大隊基地を制圧した。

syria.liveuamap.com, March 1, 2018
al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018

ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)によると、シリア軍はまた同地一帯を激しく爆撃・砲撃した。

反体制武装集団はこのほかにも、ハラスター市郊外のダーヒヤト・アサド地区を砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア軍による砲撃(ドゥーマー市、カフルバトナー町)での死者は7人にとどまったという。

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一方、アレッポ市郊外のハンダラート・パレスチナ難民キャンプの若者によって構成されているクドス旅団が、東グータ地方での戦闘に参加するための部隊を派遣したと発表、戦闘員や車列の写真をフェイスブックを通じて公開した。

al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018

AFP, March 1, 2018、ANHA, March 1, 2018、AP, March 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2018、al-Hayat, March 2, 2018、Reuters, March 1, 2018、SANA, March 1, 2018、UPI, March 1, 2018などをもとに作成。

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シリア解放戦線と対立を続けるシャーム解放機構はハマー県とイドリブ県の拠点での戦闘を回避するためイッザ軍に移譲、イドリブ県アティマ村がシャーム軍団と中立化に合意(2018年2月28日)

イドリブ県、アレッポ県でシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)と対立を続けているシャーム解放機構は、ハマー県のムーリク市とイドリブ県ハーン・シャイフーン市を、共闘する「穏健な反体制派」の一つのイッザ軍に移譲した。

シャーム解放機構に近いイバー通信(2月28日付)によると、この移譲は、同地を中立化し、住民を戦闘に巻き込まないため。

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イドリブ県では、トルコ国境に位置するアティマ村の住民代表評議会が声明を出し、住民がシャーム軍団と同地を中立化することで合意したと発表した。

中立化宣言は、イドリブ県、アレッポ県でのシャーム解放機構とシリア解放戦線の対立下北を受けた動き。

al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018

AFP, February 28, 2018、ANHA, February 28, 2018、AP, February 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018、al-Hayat, March 1, 2018、Reuters, February 28, 2018、SANA, February 28, 2018、UPI, February 28, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, February 28, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡で4カ村を新たに制圧(2018年2月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月28日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末に、シーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のアーンカラ村とサンナーラ村、ラージュー町近郊のハイダラ村、ジャアルナカー村を制圧した。

一方、ANHA(2月28日付)によると、トルコ軍がマーバーター(マアバトリー)町近郊のミールカーン村を砲撃し、住民1人が死亡、3人が負傷した。

このほか、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はこのほかにも、ジンディールス市およびその一帯、シーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のアーンカラ村、サンナーラ村、ブルブル町近郊のアリー・ジャッルー村一帯、カスタル村一帯、マーバーター(マアバトリー)町近郊のバアディーナー村、ラージュー町近郊のビリーカー村一帯を爆撃・砲撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

AFP, February 28, 2018、ANHA, February 28, 2018、AP, February 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018、al-Hayat, March 1, 2018、Reuters, February 28, 2018、SANA, February 28, 2018、UPI, February 28, 2018などをもとに作成。

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東グータ地方東部でシリア軍とイスラーム軍が激しく抗戦(2018年2月28日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月28日付)によると、イスラーム軍が東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯に進軍したシリア軍部隊(共和国護衛隊)と交戦した。

イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官は、ツイッターのアカウントを通じて「アサドの民兵は(フーシュ・ダワーヒラ)村の制圧を試み、重火器、戦闘機、ナパーム弾、白リン弾といった国際的に禁止された白リン弾、毒ガスを使用している」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018

また、シリア解放戦線、ラフマーン軍団、シャーム解放機構などからなる「彼らが不正を働いた」作戦司令室は、ハラスター市郊外のダマスカス・ヒムス街道(国際幹線道路)近くの前線でシリア軍と交戦した。

al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018

AFP, February 28, 2018、ANHA, February 28, 2018、AP, February 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018、al-Hayat, March 1, 2018、Reuters, February 28, 2018、SANA, February 28, 2018、UPI, February 28, 2018などをもとに作成。

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反体制派が東グータ地方の人道回廊を砲撃、住民の退去は実現せず(2018年2月28日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月28日付)によると、東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が、住民退去のために人道回廊が設置されたワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃し、砲弾6発が着弾した。

人道回廊が設置されて2日目となる28日も、シリア政府当局が搬出態勢を整えているにもかかわらず、反体制武装集団の砲撃によって、前日に引き続き人道回廊からの住民の退去は行われなかったという。

SANA, February 28, 2018
SANA, February 28, 2018

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国連のステファン・ドゥジャリク事務総長付報道官は、ニューヨークの国連本部での記者会見で、ダマスカス郊外県東グータ地方での「戦闘激化によって、グータ地方での救命や負傷者搬出のために車輌を動かすことができない」と述べた。

また、赤十字国際委員会シリア事務所のアンジー・スィドキー報道官は、「十分な安全の保障がなければ、市民…、そして母親や子供からなる家族が回廊を使うのは困難だ…。民間人は、双方がコンセンサスに達していないことを恐れている」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018

シリア人権監視団によると、シリア軍は27日夜から28日未明にかけて、東グータ地方東部のフーシュ・ダワーヒラ村、シャイフーニーヤ村一帯に対して激しい爆撃・砲撃を加えるとともに、地上部隊がイスラーム軍と交戦した。

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一方、イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官によると、東グータ地方の住民は、戦闘員を残して同地から退去することを拒否している、という。

AFP, February 28, 2018、ANHA, February 28, 2018、AP, February 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2018、al-Hayat, March 1, 2018、Reuters, February 28, 2018、SANA, February 28, 2018、UPI, February 28, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構とシリア解放戦線はイドリブ県のハーン・シャイフーン市、サラーキブ市、カフルダルヤーン村で不戦合意(2018年2月27日)

イドリブ県、アレッポ県で対立を激化させているシャーム解放機構とシリア解放戦線は、イドリブ県のハーン・シャイフーン市、サラーキブ市、カフルダルヤーン村での戦闘を行わないことで合意した。

al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018

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アフラール軍は声明を出し、アレッポ県で対立を激化させているシャーム解放機構とシリア解放戦線に所属する武装集団に対して、戦闘に参加しないよう呼びかけた。

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イドリブ県、アレッポ県でシャーム解放機構と衝突しているシリア解放戦線は声明を出し、両者の戦闘を回避するために他の反体制武装集団が兵力引き離し部隊として展開することを拒否した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月27日付)が伝えた。

AFP, February 27, 2018、ANHA, February 27, 2018、AP, February 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018、al-Hayat, February 28, 2018、Reuters, February 27, 2018、SANA, February 27, 2018、UPI, February 27, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡各所でYPG主導のシリア民主軍と交戦(2018年2月27日)

アレッポ県では、ANHA(2月27日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍はシャッラー村近郊のウームラー村および周辺の丘陵地帯、マーバーター(マアバトリー)町近郊のクールカー村、シーヤ(シャイフ・マディード)村近郊のサンナーラ村、アーンカラ村、ジンディールス市およびその近郊のヤラーンクーズ村、ハイカジャ村、ラージュー町近郊のマスキー村、シーラーワー町近郊のジャムラ村を砲撃・爆撃し、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

AFP, February 27, 2018、ANHA, February 27, 2018、AP, February 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018、al-Hayat, February 28, 2018、Reuters, February 27, 2018、SANA, February 27, 2018、UPI, February 27, 2018などをもとに作成。

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反体制武装集団は東グータ地方の人道回廊入口を砲撃し住民の退去を阻止、シリア軍は東グータ地方各所を爆撃・砲撃(2018年2月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月27日付)によると、住民が非難するためにシリア軍がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ設置した人道回廊を、東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が砲撃した。

砲撃は、シリア政府支配地域に避難しようとした住民を狙ったもの。

同地では、関係当局がシリア軍の支援を受けて、住民を受け入れる態勢を整えているという。

SANA, February 27, 2018

反体制武装集団による砲撃はまた、ダーヒヤト・アサド町やジャルマーナー市に対しても行われた。

これらの砲撃で住民3人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月27日付)によると、イスラーム軍はフーシュ・ダワーヒラ村一帯でシリア軍と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ロシアが発表した午前9時から午後2時の人道停戦に違反して、ジスリーン町、ミスラーバー市を爆撃・砲撃し、住民2人が死亡、十数人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月27日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、ドゥワイラア地区に着弾し、住民1人が死亡、5人が負傷した。

AFP, February 27, 2018、ANHA, February 27, 2018、AP, February 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018、al-Hayat, February 28, 2018、Reuters, February 27, 2018、SANA, February 27, 2018、UPI, February 27, 2018などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでダーイシュとシャーム解放機構が交戦(2018年2月26日)

ダマスカス県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(2月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内のシャーム解放機構拠点複数カ所を襲撃、シャーム解放機構がこれを撃退した。

AFP, February 26, 2018、ANHA, February 26, 2018、AP, February 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2018、al-Hayat, February 27, 2018、Reuters, February 26, 2018、SANA, February 26, 2018、UPI, February 26, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡の国境地帯掌握をめざす(2018年2月26日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はシーヤ(シャイフ・ハディード)村近郊のカルマンラク村を制圧、アフリーン郡の国境地帯の支配地域を拡大した。

国境地帯は長さ約9キロを除いてトルコ軍の支配下に入ったという。

al-Durar al-Shamiya, February 26, 2018

アナトリア通信(2月26日付)は、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が制圧したアレッポ県アフリーン郡の国境地帯に、憲兵隊と警察から構成される特殊部隊が派遣された、と伝えた。

一方、ANHA(2月26日付)によると、トルコ軍がシャッラー村とマイダーニカ村を砲撃した。

また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターによると、トルコ軍は、ラージュー町近郊のムースキー村、カワーンダ村、ジンディールス市近郊のフジャイラル村、バーフルール村、バラーンクーズ村、シーハ(シャイフ・ハディード)村近郊のアーンカラ村、サンナーラ村、カルマトラグ村を砲撃・爆撃、反体制武装集団とともにシリア民主軍と交戦した。

ANHA, February 26, 2018

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西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦(ロジャヴァ)のアフリーン地区保健評議会は記者会見を開き、1月20日にトルコ軍が「オリーブの枝」作戦の開始を宣言して以降、アレッポ県アフリーン郡での民間人192人が死亡、574人が負傷したと発表した。

AFP, February 26, 2018、Anadolu Ajansı, February 26, 2018、ANHA, February 26, 2018、AP, February 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2018、al-Hayat, February 27, 2018、Reuters, February 26, 2018、SANA, February 26, 2018、UPI, February 26, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はアフリーン郡の国境地帯をほぼ制圧(2018年2月25日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末に、ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、ブルブル町とラージュ町を結ぶ回廊地帯に位置するシャマールカ村、シャイフ・ムハンマドリー村、バルカリー村、クーンダー・ドゥードゥー村、バンダルリーク村、クーサーンリー村、マイダーン・アクバス村、ウムラーンリー村、マシュラファ村、シャラーン村近郊のウムラーンリー村郊外にあるYPGの教練キャンプを新たに制圧した。

al-Durar al-Shamiya, February 25, 2018

一方、ANHA(2月25日付)によると、トルコ軍がラージュー町近郊のハーッジ・ハリール村を砲撃し、男性1人が負傷した。

トルコ軍はまた、シャッラー村に対しても砲撃を行った。

ANHA, February 25, 2018

AFP, February 25, 2018、ANHA, February 25, 2018、AP, February 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2018、al-Hayat, February 26, 2018、Reuters, February 25, 2018、SANA, February 25, 2018、UPI, February 25, 2018などをもとに作成。

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国連安保理決議第2401号採択にもかかわらず、東グータ地方で戦闘激化、ダルアー県にも戦火は飛び火(2018年2月25日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、シリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動)、ラフマーン軍団、シャーム解放機構などからなる「彼らが不正を働いた」作戦司令室が、ハラスター市近郊のダマスカス・ヒムス街道(国際幹線道路)一帯に進攻したシリア軍と交戦した。

「彼らが不正を働いた」作戦司令室によると、この戦闘でシリア軍兵士20人を殺害、20人以上を負傷させた。

また、イスラーム軍も東グータ地方のズライキーヤ村、ハズラマー村、フーシュ・ダワーヒラ村、リーハーン農場一帯でシリア軍と交戦した。

イスラーム軍のハムザ・ビークダール報道官によると、この戦闘でシリア軍兵士25人以上を殲滅したという(シリア人権監視団によると、シリア軍・親政権民兵側に13人、イスラーム軍側に6人の死者が出たという)。

シリア人権監視団によると、25日の戦闘で双方に19人の死者が出たという。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、ロシア・シリア軍による東グータ地方への爆撃・砲撃が続き、フーシュ・ダワーヒラ村で7人、ドゥーマ市で3人、ナシャービーヤ町で3人、サクバー市で2人、フーシュ・サーリヒーヤ町で2人、ミスラーバー市で2人、ハムーリーヤ市で1人、マディーラーで1人、ウーターヤーで1人、シャイフーニーヤで1人、バイト・サワーで1人、合計27人が死亡した(シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍の爆撃・砲撃での死者数は26人)。

al-Durar al-Shamiya, February 25, 2018

一方、SANA(2月25日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線)が撃った迫撃砲弾16発がハラスター市郊外のダーヒヤト・アサド町に着弾した。

なお、シリア人権監視団によると、18日以降のロシア・シリア両軍の爆撃・砲撃による民間人死者数は527人、うち129人が子供だという。

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ダマスカス県では、SANA(2月25日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾5発がバーブ・トゥーマ地区に着弾し、住民1人が負傷した。

このほか、SANAによると、シリア軍はジャウバル地区で、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団に違法に供与されようとしていた大量のイスラエル製の武器弾薬を押収した。

SANA, February 25, 2018

 

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、ウマリー旅団連合の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)複数人がイズラア市近郊のシリア軍第12旅団基地近くのシリア軍陣地に対して特攻攻撃を行い、シリア軍兵士多数を殲滅した。

これを受けシリア軍は、反体制武装集団が活動を続けるラジャート拘置一帯の砲撃、反体制武装集団も第12旅団基地、第175連隊基地一帯のシリア軍拠点に対して応戦した。

また、スンナ青年師団と革命軍がヒルバト・ガザーラ町近郊の発電所一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

シリア軍はこれらの攻撃に対抗して、ダルアー市各所、ムサイカ村、ガラズ刑務所一帯を砲撃した。

一方、SANA(2月25日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がダルアー市マハッタ地区、北部一帯、イズラア市を砲撃し、女性2人が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, February 25, 2018

AFP, February 25, 2018、ANHA, February 25, 2018、AP, February 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2018、al-Hayat, February 26, 2018、Reuters, February 25, 2018、SANA, February 25, 2018、UPI, February 25, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でシリア解放戦線がシャーム解放機構支配下の複数カ村を制圧(2018年2月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア解放戦線(シャーム解放機構、ヌールッディーン・ザンキー運動)が、シャームの鷹旅団とともに、シャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原の村々を襲撃し、複数カ村を制圧した。

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アレッポ県でも、シリア人権監視団によると、シリア解放戦線(シャーム解放機構、ヌールッディーン・ザンキー運動)が、シャームの鷹旅団とともに、シャーム解放機構が支配するカフルナースィフ村(アターリブ市近郊)方面に侵攻、シャーム解放機構の撤退を受けて同村を制圧した。

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏は、テレグラムのアカウントで、22日にイドリブ県とアレッポ県で激化したシャーム解放機構とシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)の衝突で、250人が死傷したと綴った。

AFP, February 24, 2018、ANHA, February 24, 2018、AP, February 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2018、al-Hayat, February 25, 2018、Reuters, February 24, 2018、SANA, February 24, 2018、UPI, February 24, 2018などをもとに作成。

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