ヒムス県北部、ハマー県南部の反体制武装集団の戦闘員と家族がイドリブ県に退去(2018年5月14日)

SANA(5月14日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7~8、11~13日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス112台に分乗し、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

このうち59台はヒムス県サムアリール村からイドリブ県方面に、63台はラスタン市近郊のラスタン橋から同じくイドリブ県方面に向かった。

SANA, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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アスタナ9会議開幕:反体制派は「トルコとシャーム解放機構(ヌスラ戦線)の戦いはない」とする一方、シャーム解放機構に脱アル=カーイダ化を呼びかける(2018年5月14日)

カザフスタンの首都アスタナで、シリア政府と反体制武装集団の停戦協議「アスタナ9会議」が開幕した。

会議は14、15日の2日の予定。

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府使節団は、アスタナで、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣を団長とするイラン代表団、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を団長とするロシア代表団と個別に会談した。

イラン代表団との会談では、アスタナ9会議の議事内容のほか、トルコによる国際法、国連憲章、アスタナ合意への違反に対して協力して対処すること、テロとの戦いを継続することが確認された。

SANA, May 14, 2018

ロシア代表団との会談では、テロとの戦いの継続について意見が交わされた。

SANA(5月14日付)が伝えた。

なお、ロシア、イランとともに、会議の保証国であるトルコは、セダト・オナル外務大臣特別顧問を団長とする代表団を派遣している。

また、ヨルダンの代表団、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はオブザーバーとして参加した。

ロシア、イラン、トルコ、そしてシリア政府の代表団、デミストゥラ・シリア特別代表、ヨルダンの代表団は13日に、反体制派代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は14日未明にアスタナ入りした。

シリア政府代表団とシリア軍事革命諸勢力代表団の直接協議はなされない。

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シリア軍事革命諸勢力代表団の団長を務める自由シリア軍参謀委員会副司令官でヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐はDPA(5月14日付)の取材に応え、「イドリブ県でトルコとシャーム解放機構の間にいかなる逃走も起きない」としつつ、シャーム解放機構に対して、アル=カーイダの思想に準じた活動を放棄するよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018

『ハヤート』(5月15日付)が、複数の反体制消息筋の話として伝えたところによると、会合では、緊張緩和地帯での停戦違反、強制移住、逮捕者・捕虜への対応、1月末のソチでのシリア国民対話大会で設置が合意された制憲委員会への対応などが話し合われる予定だという。

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一方、カザフスタン外務省のアンワル・ザイナコフ(Anwar Zhainakov)報道官は記者団に対して、「米国代表団は今次のアスタナでの会議への参加を見合わせた」と発表した。

RT(5月14日付)が伝えた。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、DPA, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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ダマスカスにある世界最古のシナゴーグからトーラーの写本を持ち出そうしたラフマーン軍団(自由シリア軍)の密輸グループをトルコ警察が逮捕(2018年5月13日)

『ハヤート』(5月14日付)などによると、トルコ警察当局は、シリア国内からユダヤ教の聖典トーラーの写本2冊を持ち出そうとした密輸グループを逮捕した。

逮捕されたのは5人組の密輸グループのメンバー2人で、最近になってダマスカス郊外県東グータ地方からシリア北部に退去したラフマーン軍団(自由シリア軍)のメンバーだという。

写本は、ダマスカス県ジャウバル国ある世界最古のユダヤ教のシナゴーグのエリヤフ・ハナヴィ寺院が所蔵していた貴重な文化財で、羊皮紙で作られており、金、エメラルド、サファイヤなどで装飾されている。

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AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県で武装集団戦闘員の暗殺相次ぐ(2018年5月13日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月13日付)によると、マアッラト・ミスリーン市近郊の街道で、ナスル軍の車が爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

車は、アレッポ県アフリーン市から戻る途中だったという。

また、シャーム解放機構のメンバーがカフルナブル市とハザーリーン市を結ぶ街道で襲撃され、1人が死亡、1人が負傷した。

このほか、サルキーン市近郊で、1ヶ月前に拉致されていたイドリブ県政治委員会メンバーのアブドゥッラー・シャウキー・ダラア氏が殺害された。

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イナブ・バラディー(5月14日付)は、イドリブ県ビンニシュ市にあるシャーム解放機構の拘置所で収監されていたダーイシュ(イスラーム国)の捕虜28人が数日前に脱走していたと伝えた。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、‘Inab Baladi, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ダイル・ザウル県バーグーズ村を制圧(2018年5月13日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月13日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、県東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域で掃討作戦を継続し、バーグーズ村を制圧した。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団戦闘員とその家族の退去続く(2018年5月13日)

SANA(5月13日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8、11、12日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス73台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

うち53台はアレッポ県に、33台はイドリブ県に向かった。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ハジャル・アスワド市北部地区を制圧(2018年5月13日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、市役所交差点などがある同市北部地区を制圧した。

SANA, May 13, 2018

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市のナイル通り、ハーリディーヤ地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾6発が着弾し、住民多数が負傷した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月13日付)によると、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物」作戦司令室はダルアー市内のシリア軍拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が支配するイドリブ市にある国民救済内閣の施設で爆発が発生、9人死亡(2018年5月12日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)やホワイト・ヘルメットによると、イドリブ市内のカスィーフ地区にある国民救済内閣の施設で爆発が発生し、9人が死亡、25人以上が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ支配下のハサカ県南東部を爆撃し、女性と子供を含む17人を殺害(2018年5月12日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県南東部のハマーディー村を爆撃し、女性と子供を含む一家8人を殺害した。

有志連合はまた、ハッダージュ村に対しても爆撃を行い、女性5人と子供4人を殺害した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受け、県東部のイラク国境地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、バーグーズ村を制圧した。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のラッカ市で爆発が発生し、多数が死傷(2018年5月12日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるラッカ市中心街のタッル・アブヤド街道で爆弾が仕掛けられていた車が爆発し、多数が死傷した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団は、トルコによる受入拒否を受け、トルコ占領下のアレッポ県北部だけでなく、シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県に退去(2018年5月12日)

SANA(5月12日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8、11日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス86台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

うち53台はアレッポ県に、33台はイドリブ県に向かった。

SANA, May 12, 2018

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、イドリブ県への戦闘員と家族の退去は、アレッポ県北部を実質占領するトルコ当局が、バーブ市方面への戦闘員の退去を拒否したのを受けた動きだという。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、トルコ当局は、アレッポ県バーブ市方面に向かったバスの車列に対しても通行を許可した。

シリア人権監視団によると、12日に退去した戦闘員とその家族は約3,500人。

また、これまでに退去した戦闘員とその家族の数は9,000人に達しているという。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハジャル・アスワド市でダーイシュ掃討戦を続ける(2018年5月12日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月12日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

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ダルアー県では、SANA(5月12日付)によると、反体制武装集団がダルアー市空港地区を砲撃した。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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シリア国民連合とムウタスィム旅団の仲介で、ダマスカス郊外県で対立を続けてきたイスラーム軍とラフマーン軍団が和解(2018年5月11日)

シリア革命反体制国民連立傘下の暫定内閣はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/syriaig/)を通じて声明を出し、アレッポ県北部でムウタスィム旅団とともに、イスラーム軍とラフマーン軍団の幹部の会合を仲介、両者を和解させたと発表した。

会合には、暫定内閣のジャワード・アブー・ハトブ首班、シリア革命反体制国民連立のムハンマド・シャマーリー准将らが出席し、仲介にあたったという。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGがトルコ軍とその支援を受ける武装集団と交戦、トルコ軍は同地を爆撃(2018年5月11日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の広報センターによると、人民防衛部隊がシャッラー村近郊でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団と交戦した。

戦闘が行われたのは、マイダーニカ村、クールト・クーラーク村、カフルルーマ村で、トルコ軍はこの戦闘で同地一帯を爆撃したが、人民防衛部隊は武装集団戦闘員7人を殺害したという。

ANHA(5月11日付)が伝えた。

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一方、人民防衛隊の広報センターが声明を出し、4月28日から5月8日までの16日間で、アレッポ県アフリーン郡各所でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団に対いて8回の軍事作戦を敢行し、トルコ軍兵士や武装集団戦闘員合わせて15人を殺害、5人を負傷させたと発表した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハジャル・アスワド市でダーイシュ掃討戦を続け、変電所などを制圧(2018年5月11日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月11日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

この戦闘で、シリア軍は同市西部の変電所や学校などの施設を制圧した。

SANA, May 11, 2018

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍拠点複数カ所を奇襲した。

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アレッポ県では、SANA(5月11日付)によると、アレッポ市マアーディー地区で反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、9人が負傷した。

この爆発に関して、アブー・アマーラ特殊任務中隊が声明を出し、犯行を認めた。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、シリア軍が県北部のハマーミーヤト丘一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団支配下のダルアー市各所を砲撃し、数十人が負傷した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団がトルコ占領下のアレッポ県北部への退去を再開(2018年5月11日)

SANA(5月11日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス71台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去した。

SANA, May 11, 2018

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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CENTCOM:YPG主体のシリア民主軍車列がダイル・ザウル市近郊で何者かの攻撃を受ける(2018年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市近郊で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列が正体不明の勢力の攻撃を受け、自衛のために反撃を行った、と発表した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、CENTCOM, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室がシリア政府支配下のダルアー市を砲撃(2018年5月10日)

ダルアー県では、SANA(5月10日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で活動を続ける反体制武装集団が隣接するバアス党ダルアー支部一帯や難民キャンプ地区を砲撃し、女性1人を含む2人が負傷した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月10日付)は、アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が、シリア政府支配下にあるダルアー市ダルアー・バラド地区の治安厳戒地区を重火器で攻撃したと伝えた。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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ヤルダー市、バッビーラー町、バイト・サフム市からの反体制武装集団戦闘員退去続く(2018年5月10日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、3、4、5、6、7、8日に引き続き、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族数十人が、シリア政府によって準備された大型バスに分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

AFP, May 10, 2018、ANHA, May 10, 2018、AP, May 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2018、al-Hayat, May 11, 2018、Reuters, May 10, 2018、SANA, May 10, 2018、UPI, May 10, 2018などをもとに作成。

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シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会報道官「トルコのアフリーン侵攻を受け、米仏がマンビジュ一帯に新たな基地を建設し、境界地域の監視にあたっている」(2018年5月9日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官は、トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官の発言を受け、「トルコがアフリーン郡を攻撃し、マンビジュ市へのその脅威が増すなかで、有志連合は、トルコが支援する「ユーフラテスの盾」とマンビジュの武装部隊を引き離すための境界線の監視・警備を目的とする新たな基地を建設した」ことを明らかにした。

ダルウィーシュ報道官によると、「この基地には、米軍、フランス軍が駐留し、境界線を日夜パトロール、監視している」という。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ハマー県北部の住民が緊張緩和地帯を拡大し、帰村させるようトルコに求めるデモを国境地帯で実施(2018年5月9日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月9日付)によると、ハマー県ジャルニーヤト・タール村の住民がトルコ国境に面するカフル・ルーサイン村で座り込みデモを行い、トルコ政府に対して、ハマー県北西部アースィー川(オロンテス川)流域の村々を緊張緩和地帯に含め、帰還可能な状態にするよう求め、トルコ当局に要望書を提出した。

al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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米占領下のタンフ国境通行所一帯で活動を続ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、ロシア、アサド政権との和解を拒否(2018年5月9日)

ヒムス県南東部(シリア砂漠)のタンフ国境通行所一帯を実質占領する米国の支援を受けて、ダマスカス郊外県東カラムーン地方で活動を続けてきた殉教者アフマド・アブドゥー軍団は声明を出し、同組織の最後の活動地域であるシリア砂漠でのアサド政権やロシアとの和解(停戦)を拒否すると表明した。

声明で、殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、「この犯罪者体制(アサド政権)との唯一の関係正常化とは、国際法廷の前でなされるべき」と主張した。

al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ムウタスィム旅団はトランプ米政権によるイラン核合意離脱に反対の姿勢を示す西側諸国を批判(2018年5月9日)

アレッポ県北部でトルコの支援を受け活動するムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー政治局長は、ドナルド・トランプ米大統領が8日にイラン核合意(2015年)からの離脱と対イラン制裁の再開を決定したことに関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MustafaSejari/)で「国際社会(フランス、ドイツ、英国、EU)が示した反応は…、イランがこれらの国の庇護のもと、中東地域で勢力を伸長し、シリアやイエメンを支配するようになったことを明確に示している…。イラン人が我々に対して行うテロ行為のすべてが(これらの国の)青信号のもとに行われてきた」と綴った。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派支配下のダルアー市ダム街道地区などを砲撃(2018年5月9日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団支配下のダルアー市ダム街道地区、西ガーリヤ村を砲撃した。

またシャイフ・サアド村とナワー市を結ぶ街道で、反体制武装集団の司令官が何者かの襲撃を受け、死亡した。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はイラク国境地帯に向けてダーイシュ掃討戦を続ける(2018年5月9日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月9日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部でダーイシュ(イスラーム国)との交戦を続け、イラク国境地帯のバーフーズ村(ユーフラテス河畔)方面に1キロ進軍した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、ユーフラテス川東岸のダーイシュ支配地域を砲撃、ダーイシュと交戦したという。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県南西部で対ダーイシュ掃討作戦を実施し、80平方キロメートルを浄化(2018年5月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月9日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県南西部でダーイシュ(イスラーム国)の残党に対する掃討作戦を実施し、ファイダ地区、ファイダト・ブン・ムワイニア地区、タンマーフ地区一帯の砂漠地帯約80平方キロメートルで浄化を完了した。

SANA, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュが首都ダマスカスを砲撃し、4人が死亡、24人が負傷(2018年5月9日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月9日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

これに対して、ダーイシュは首都ダマスカスに向けて迫撃砲弾を発射、複数発がマルジャ地区(ダマスカス貿易タワー)とマイサート広場に着弾、4人が死亡、24人が負傷した。

SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
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SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018
SANA, May 9, 2018

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部、ハマー県南部で活動していた反体制武装集団がシリア軍に重火器、中火器を引き渡す(2018年5月9日)

SANA(5月9日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(5月1日)に従い、同地からの退去を予定している武装集団がシリア軍に重火器、中火器を引き渡した。

AFP, May 9, 2018、ANHA, May 9, 2018、AP, May 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 9, 2018、al-Hayat, May 10, 2018、Reuters, May 9, 2018、SANA, May 9, 2018、UPI, May 9, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県の武装集団8組織がヒズブッラー、アサド政権、ダーイシュを根絶するため新たな武装部隊を発足させることで合意(2018年5月8日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月8日付)によると、同地で活動を続ける反体制武装集団など8組織が共同声明を出し、ヒズブッラー、アサド政権、そしてダーイシュ(イスラーム国)の「細胞」を放逐するため、新たな武装部隊を発足させることで合意したと発表した。

共同声明を出したのは、ナイームの獅子旅団、ナイーム自由人旅団、ゴランの鷹旅団、ラフマーンの獅子旅団、イスラーム軍、殉教者ラカーン・カルヤーン旅団、自由スワイサ警察、スワイサ村落連合地元評議会。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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イスラーム軍はアレッポ県北部で活動する武装集団との糾合を否定(2018年5月8日)

イスラーム軍はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/jaishalislam)を通じて声明を出し、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去した戦闘員が、アレッポ県北部で活動する反体制武装集団とともに新たな連合体として糾合、これを受けて幹部らが同県マーリア市を訪問したとの情報を否定した。

イスラーム軍は声明で「我々はこうした噂を否定し、我らが部隊を統合するための愛国的計画を希求していると明言した」と表明、マーリア市への幹部の訪問が、第3軍団の招待を受けたもので、定例会合への参加がその目的だったことを明らかにした。

al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018

AFP, May 8, 2018、ANHA, May 8, 2018、AP, May 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2018、al-Hayat, May 9, 2018、Reuters, May 8, 2018、SANA, May 8, 2018、UPI, May 8, 2018などをもとに作成。

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