アルマ研究教育センターは「第二次イラン戦争」がシャルア移行期政権に戦術的機会を与えていると指摘


イスラエルのアルマ研究教育センターは公式サイトで、「第二次イラン戦争」(2月28日の米国とイスラエルのイランへの先制攻撃に端を発する武力紛争)がアフマド・シャルア移行期政権に戦術的機会を与えているとする報告書を公開した。

報告書によると、シャルア移行期政権は紛争に国際社会の関心が集まるなか、国内各地や国境地帯において安全保障上および政治上の目標を前進させようとする可能性があると指摘している。

シャルア移行期政権は、ヒズブッラーや親イラン勢力に対する打撃がいかなるものであれ、国家安全保障と政権安定の強化にとどまらず、前政権やこれを支援してきた勢力との対立に決着をつける機会と見ているという。

とりわけ、クナイトラ県、ダルアー県の国境地帯への部隊展開は、政策変更やイスラエルとの直接対決を宣言することなく、停戦ライン近くで軍事プレゼンスを徐々に拡大するだけでなく、スワイダー県のドゥルーズ派に対処する機会を提供する可能性もあるという。

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