米中央軍のジョン・トーマス報道官は、アレッポ県ジャラーブルス市南部郊外一帯でのトルコ軍および同軍の支援を受ける反体制武装集団と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属部隊との戦闘に関して「数時間前にすべての関係当事者が戦闘を停止し、ダーイシュ(イスラーム国)の脅威に集中するとの確認を得た」と述べ、両者が米国の仲介のもとに連絡を取り合い、「非公式の合意」に達しつつあることを明らかにした。
ARA News(8月30日付)が伝えた。
これに関して、マンビジュ軍事評議会のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官はロイター通信(8月30日付)に対して、トルコとジャラーブルス軍事評議会の間で戦闘停止の合意が成立、30日未明に発効したことを明らかにした。
またジャラーブルス軍事評議会の総司令部も声明を出し、米国主導の有志連合との集中的協議を受け、有志連合の仲介のもとにトルコ軍との暫定停戦の合意し、29日深夜に合意が発効されたと発表した。
しかし、トルコ外務省は、この停戦合意を否定、トルコに対する脅威がなくならない限り、トルコ軍は作戦を中止しないと発表、米国に対して人民防衛隊をユーフラテス川以東に撤退させるとの約束を履行するよう改めて呼びかけた。
AFP, August 30, 2016、AP, August 30, 2016、ARA News, August 30, 2016、Champress, August 30, 2016、al-Hayat, August 31, 2016、Iraqi News, August 30, 2016、Kull-na Shuraka’, August 30, 2016、al-Mada Press, August 30, 2016、Naharnet, August 30, 2016、NNA, August 30, 2016、Reuters, August 30, 2016、SANA, August 30, 2016、UPI, August 30, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…