イドリブ県では、ARA News(2月26日付)によると、ロシア軍・シリア軍戦闘機がイドリブ市、アリーハー市および県南部一帯を空爆、これに米軍主導の有志連合も参加した。
イドリブ市へのロシア軍の空爆では、民間人1人が死亡、4人が負傷、またアリーハー市に対するシリア軍の空爆では、ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)のセンターが利用不能となった。
一方、米主導の有志連合の無人航空機は、アリーハー市近郊を移動中のシャーム解放機構の車輌を空爆し、メンバー2人を殺害した。
クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、有志連合の空爆によって、シャーム解放機構のエジプト人幹部の一人アブー・ハイル・ミスリー氏が死亡した。
これに関して、シリア人権監視団は、戦闘機(所属明示せず)がタマーニア町、バアルブー村、タルマラー村、カサービーヤ村、アリーハー市を空爆し、子供1人を含む10人が死亡したと発表した。
また、SANA(2月26日付)によると、シリア軍がマアッル・フルマ村、ジャービリーヤ村でシャーム解放機構、ナスル軍の拠点を空爆した。
AFP, February 26, 2017、AP, February 26, 2017、ARA News, February 26, 2017、Champress, February 26, 2017、al-Hayat, February 27, 2017、Iraqi News, February 26, 2017、Kull-na Shuraka’, February 26, 2017、February 27, 2017、al-Mada Press, February 26, 2017、Naharnet, February 26, 2017、NNA, February 26, 2017、Reuters, February 26, 2017、SANA, February 26, 2017、UPI, February 26, 2017などをもとに作成。
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