アフリーン解放軍団はトルコ軍兵士3人を殺害したと発表(2020年4月12日)

アレッポ県では、ANHA(4月12日付)によると、アフリーン解放軍団(人民防衛隊(YPG)傘下)が声明を出し、4月10日のトルコ軍およびその支援を受ける国民軍によるシーラーワー町郊外への攻撃で同軍団の戦闘員3人が死亡したことへの報復として、11日トルコ占領下のシーラーワー町で2度にわたる攻撃を実施し、トルコ軍兵士3人を殺害したと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(4月12日付)によると、トルコ軍がシリア軍と北・東シリア自治局の実効支配下にあるアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町に2カ所、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、アッブーシュ村にそれぞれ1カ所の拠点を新たに設置した。

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トルコのマルディン県は声明を出し、トルコ軍が領内に潜入しようとした人民防衛隊(YPG)の戦闘員5人を撃退したと発表した。

潜入を試みた5人はトルコ領内で爆破テロを企てていたという。

AFP, April 12, 2020、ANHA, April 12, 2020、AP, April 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2020、Reuters, April 12, 2020、SANA, April 12, 2020、SOHR, April 12, 2020、UPI, April 12, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県バーラ村などを砲撃(2020年4月12日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから38日目となる4月12日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、装甲車、トラックなど約50輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月12日付)によると、シリア軍と「イランの民兵」が11日深夜にカフルタアール村への潜入、反体制武装集団がこれを撃退した。

AFP, April 12, 2020、ANHA, April 12, 2020、AP, April 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 12, 2020、Reuters, April 12, 2020、SANA, April 12, 2020、SOHR, April 12, 2020、UPI, April 12, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構は拠点として使用するイドリブ県内の文化センターを医療施設に転用することを合意した地元名士の要求を拒否(2020年4月11日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから37日目となる4月11日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルバッティーフ村一帯、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、カフルバッティーフ村では、地元名士が、シャーム解放機構の拠点として使用している文化センターを医療施設に転用することを合意したが、シャーム解放機構はセンターからの退去を拒否した。

このほか、トルコ軍は、戦車、装甲車など55輌からなる車列がアレッポ県アフリーン郡方面から県内に進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハッダーダ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、HFL(4月11日付)によると、東ムライハ村と西ムライハ村を結ぶ街道に位置する空軍情報部の検問所が何者かの攻撃を受け、シリア軍兵士複数人が死傷した。

AFP, April 11, 2020、ANHA, April 11, 2020、AP, April 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2020、HFL, April 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 11, 2020、Reuters, April 11, 2020、SANA, April 11, 2020、SOHR, April 11, 2020、UPI, April 11, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市一帯を激しく砲撃し、シリア軍兵士1人死亡(2020年4月10日)

アレッポ県では、ANHA(4月10日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、バイナ村、ズィヤーラ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村、イルシャーディーヤ村、タナブ村、カシュタアール村、シャフバー国内避難民(IDPs)キャンプ(ダイル・ジャマール村)、スーガーニカ村、カフル・アントゥーン村を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, April 10, 2020、ANHA, April 10, 2020、AP, April 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2020、Reuters, April 10, 2020、SANA, April 10, 2020、SOHR, April 10, 2020、UPI, April 10, 2020などをもとに作成。

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ヒムス県スフナ市一帯をダーイシュに対して爆撃を続けるロシア軍戦闘機が被弾(2020年4月10日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県東部のスフナ市に対するダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、シリア軍と親政権民兵の大規模増援部隊が同地一帯に派遣された。

同監視団によると、9日のダーイシュのスフナ市攻撃に伴う戦闘は10日現在も続いており、シリア・ロシア両軍による爆撃も行われているという。

一方、バーディヤ24(4月10日付)は、ダーイシュはスフナ市一帯を爆撃するロシア軍戦闘機にミサイルを発射、被害を与えたと伝えた。

AFP, April 10, 2020、ANHA, April 10, 2020、AP, April 10, 2020、al-Badiya 24, April 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2020、Reuters, April 10, 2020、SANA, April 10, 2020、SOHR, April 10, 2020、UPI, April 10, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のスフーフン村を砲撃(2020年4月10日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから36日目となる4月10日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、装甲車、コンクリート・ブロックや兵站物資を積んだトラックなど20輌からなる車列が、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, April 10, 2020、ANHA, April 10, 2020、AP, April 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 10, 2020、Reuters, April 10, 2020、SANA, April 10, 2020、SOHR, April 10, 2020、UPI, April 10, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュはシリア政府支配下のヒムス県スフナ市を攻撃し、市内の複数棟を占拠、ロシア軍がこれを爆撃(2020年4月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の交通の要衝スフナ市を襲撃、シリア軍、国防隊と激しい戦闘の末、市内の住居複数棟を制圧した。

この戦闘で、シリア軍・国防隊の兵士27人、ダーイシュの戦闘員22人が死亡した。

ダーイシュは早朝、スフナ市に対して大規模な攻撃を仕掛け、シリア軍と砲撃戦を展開、ロシア軍が同地一帯を数十回にわたり爆撃した。

AFP, April 9, 2020、ANHA, April 9, 2020、AP, April 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2020、Reuters, April 9, 2020、SANA, April 9, 2020、SOHR, April 9, 2020、UPI, April 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県北部を砲撃(2020年4月9日)

アレッポ県では、ANHA(4月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・ヒラール村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(4月9日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクール・ハサン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車6輌とトルコ軍の装甲車6輌からなる合同部隊が、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊の油田地帯でパトロールを実施した。

AFP, April 9, 2020、ANHA, April 9, 2020、AP, April 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2020、Reuters, April 9, 2020、SANA, April 9, 2020、SOHR, April 9, 2020、UPI, April 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県ジャンナト・クラー村に新たな拠点を設置(2020年4月9日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから35日目となる4月9日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(イドリブ県6件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカンスフラ村、ザーウィヤ山一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍はジャンナト・クラー村に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は60カ所となった。
(シリア人権監視団の計算だと58)

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

AFP, April 9, 2020、ANHA, April 9, 2020、AP, April 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 9, 2020、Reuters, April 9, 2020、SANA, April 9, 2020、SOHR, April 9, 2020、UPI, April 9, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市で国民軍第3軍団が汚職容疑で拘束された司令官の釈放を求めて国民軍憲兵隊本部を包囲(2020年4月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市で、トルコ軍の支援を受ける国民軍第3軍団のメンバーが、同じく国民軍の傘下にある憲兵隊本部を包囲した。

包囲は、憲兵隊が第3軍団の司令官1人を汚職容疑で拘束したことを受けたもの。

現場では銃声が何度か聞こえたが、死傷者は出ていないという。

AFP, April 8, 2020、ANHA, April 8, 2020、AP, April 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2020、Reuters, April 8, 2020、SANA, April 8, 2020、SOHR, April 8, 2020、UPI, April 8, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県各所で爆弾が爆発、1人が死亡、国民軍戦闘員1人らが負傷(2020年4月8日)

アレッポ県では、ANHA(4月8日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・カッラーフ村、ウンム・フーシュ村、ハルバル村を砲撃した。

一方、トルコ占領下のバーブ市では、トルコの支援を受ける国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のアブー・ワリード・イッザ司令官の弟で同師団メンバーでもあるアブー・ファイサル・イッザ氏の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、アブー・ファイサル氏が重傷を負った。

同じくトルコ占領下のアフリーン市でも燃料を積んだトラックに仕掛けらていた爆弾が爆発した。

さらに、シリア人権監視団によると、カフル・ナースィフ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, April 8, 2020、ANHA, April 8, 2020、AP, April 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2020、Reuters, April 8, 2020、SANA, April 8, 2020、SOHR, April 8, 2020、UPI, April 8, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でロシア・トルコ軍合同パトロールが座り込みデモの妨害を受ける(2020年4月8日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから34日目となる4月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で合同パトロールを実施したが、これに反対する座り込みデモの参加者に進行を妨害された。

両軍合同部隊はサラーキブ市からムサイビーン村に向かってパトロールを開始したが、タルナバ村近くでデモ参加者の投石を受け、パトロールを中止、サラーキブ市に引き返した。

これに関して、トルコのフルシ・アカル国防大臣は声明を出し「我々はイドリブ県でロシア軍との3度目となる合同パトロールを完了した」と発表し、パトロール継続の意思を示した。

アカル国防大臣はまた、イドリブ県内で多くの停戦違反があるとしつつも、こうした違反は「個人行動」であり、戦闘の収束状態は続いているとの見方を示した。
アナトリア通信(4月8日付)が伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月8日付)によると、合同部隊はナイラブ村で座り込みデモの妨害を受けた。

一方、トルコ軍は、コンクリート・ブロックや兵站物資を積んだ貨物車輌30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

車列はM4高速道路沿線方面に向かった。

トルコ軍はまた、アリーハー市に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は59カ所となった。
(シリア人権監視団の計算だと57。なぜならサラーキブ市が3カ所のはずなのに、2カ所で計算されているため)

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

このほか、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ハラブ村、アターリブ市一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村で住民1人がオートバイに乗った2人組の武装集団に撃たれて死亡した。

AFP, April 8, 2020、Anadolu Ajansı, April 8, 2020、ANHA, April 8, 2020、AP, April 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 8, 2020、Reuters, April 8, 2020、SANA, April 8, 2020、SOHR, April 8, 2020、UPI, April 8, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市(アレッポ県)で国民軍所属の武装集団どうしが交戦(2020年4月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市で、トルコの支援を受ける国民軍所属の武装集団どうしが交戦した。

交戦したのは、「クルドの鷹」とシャーム戦線。

「クルドの鷹」がシャーム戦線の検問所で静止せずに通過しようとしたことがきっかけで戦闘になったという。

この戦闘で、シャーム戦線は「クルドの鷹」のメンバー1人を拘束した。

一方、国民軍に所属する第12旅団は、ラージュー町近郊のバイト・アディーン(バアドゥンリー)村で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ、現在は北・東シリア自治局に発展改称)統治下で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍していたことが疑われるクルド人3人を拘束した。

AFP, April 7, 2020、ANHA, April 7, 2020、AP, April 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2020、Reuters, April 7, 2020、SANA, April 7, 2020、SOHR, April 7, 2020、UPI, April 7, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県でシリア民主軍とトルコ軍が衝突(2020年4月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯に潜入しようとした国民軍の戦闘員4人を捕捉した。

だたし、シリア国民軍のユースフ・ハンムード報道官はこれを否定した。

一方、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、タッル・タムル町近郊のタッル・マナーフ村を砲撃した。

また、トルコ国防省は声明を出し、トルコ軍特殊部隊が「平和の泉」地域に潜入しようとしたシリア民主軍を撃退、9人を無力化したと発表した。

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アレッポ県では、ANHA(4月7日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、スムーキーヤ村を砲撃した。

AFP, April 7, 2020、ANHA, April 7, 2020、AP, April 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2020、Reuters, April 7, 2020、SANA, April 7, 2020、SOHR, April 7, 2020、UPI, April 7, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県ビダーマー町に新たな拠点を設置(2020年4月7日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから33日目となる4月7日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県1件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の貨物車輌からなる車列が大型のセメント・ブロックを積んで、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に入った。

トルコ軍はまた、県西部のビダーマー町に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は58カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

一方、シリア軍と「決戦」作戦司令室がフライフィル村、スフーフン村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカスル村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市でバアス党ダルアー県支部のサルワーン・ジュンディー・ナワー支局書記長が何者かの襲撃を受けて死亡した。

AFP, April 7, 2020、ANHA, April 7, 2020、AP, April 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 7, 2020、Reuters, April 7, 2020、SANA, April 7, 2020、SOHR, April 7, 2020、UPI, April 7, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍士官1人とシリア民主軍兵士2人が何者かの要撃を受けて死亡(2020年4月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月6日付)によると、有志連合を主導する米軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合同パトロール部隊が、スワル町近郊のワスィーア村付近で何者かの要撃を受けて、米軍士官1人とシリア民主軍兵士2人が死亡した。

死亡した米軍士官の遺体は、ハサカ県シャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地に搬送された。

一方、シリア人権監視団によると、ウマル油田に至る街道で、シリア民主軍の戦闘員が乗った救急車輌がダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の要撃を受け、運転手1人が負傷した。

このほか、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ブーカマール市近郊のジャラー町、スィヤール村、アッバース村にあるシリア軍と「イランの民兵」の拠点を襲撃し、戦闘で双方に複数の死傷者が出た。

また、アイン・フラート(4月6日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、5日に県南東部のブーカマール市に近いイラク国境地帯を所属不明の航空機が爆撃、「イランの民兵」数十人が死亡した。

爆撃を受けたのは、マイーズィーラ村、サーリヒーヤ村近郊の砂漠地帯、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯。

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ハサカ県では、SANA(4月6日付)によると、米軍の貨物車輌35輌からなる車列が違法に設置されているワリード国境通行所から兵站支援のためにシリア領内に新たに進入し、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のハッラーブ・ジール村にある米軍基地に向かった。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、‘Ayn al-Furat, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県とハサカ県で反体制武装集団どうしが戦闘(2020年4月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市近郊で国内避難民(IDPs)キャンプで、地元の若者グループがダイル・ザウル県からのIDPsの若者グループを銃やナイフで襲撃、戦闘となった。

この戦闘で双方に複数の負傷者が出た。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で盗んだ洗濯機をめぐって国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、4人が負傷した。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県に56カ所目となる新たな拠点を設置(2020年4月6日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから32日目となる4月6日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

砲撃と前後して、ロシア軍の無人偵察機(ドローン)が上空に飛来、旋回を繰り返した。

一方、トルコ軍は県西部のバルナース村に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は57カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

AFP, April 6, 2020、ANHA, April 6, 2020、AP, April 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2020、Reuters, April 6, 2020、SANA, April 6, 2020、SOHR, April 6, 2020、UPI, April 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県シャルカラーク村の住民を強制退去させ、その住居を破壊(2020年4月5日)

ハサカ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のシャルカラーク村の住民を強制退去させ、彼らが住んでいた住居を破壊した。

一方、トルコ軍は、ラアス・アイン市西のアルーク村にある揚水所からハサカ市方面への水道水の供給を再開した。

トルコ軍は4月2日にタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村でアルーク揚水場からの水道水供給に使用されている管水路を破壊したが、シリア政府が4日にこれを修繕していた。

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アレッポ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市、カフル・ナーヤー村を砲撃した。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県内に3つの拠点を新たに設置、アレッポ県西部でシリア軍を砲撃(2020年4月5日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから31日目となる4月5日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車や装甲車など30輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

トルコ軍はまた、ジスル・シュグール市近郊のズアイニーヤ村、バクサルヤー村、フライカ村に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は55カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(2カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町、ナージヤ村、ズアイニーヤ村、ガッサーニーヤ村、クファイル村、ズアイニーヤ村、バクサルヤー村、フライカ村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラト・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

一方、シリア軍は、マルアンド村、サーリヒーヤ村、アーフィス村を砲撃、反体制派支配地域との地帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

このほか、ホワイト・ヘルメットによると、M4高速道路沿線に位置するジスル・シュグール市近郊のカスタン村で大きな爆発が発生し、ホワイト・ヘルメットのメンバー3人を含む少なくとも14人が負傷した。

爆発の原因は不明。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が県西部の第46中隊基地に展開するシリア軍に対して砲撃を加えた。

また、ミーズナーズ村にあるシリア軍の武器弾薬庫や拠点で爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, April 5, 2020、ANHA, April 5, 2020、AP, April 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 5, 2020、Reuters, April 5, 2020、SANA, April 5, 2020、SOHR, April 5, 2020、UPI, April 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県クーバルラク村、アフダクー村を砲撃し住民が避難、国民軍は車を強奪、乗っていた3人を殺害(2020年4月4日)

ラッカ県では、ANHA(4月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクーバルラク村、アフダクー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で住民数十世帯が安全な場所への避難を余儀なくされた。

国民軍はまた、タッル・アブヤド市とアフダクー村を結ぶ街道で住民の車を襲撃・強奪したうえ、乗っていた住民3人を捕らえ、その後殺害した。

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アレッポ県では、ANHA(4月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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カーミシュリー市で国防隊がアサーイシュ、トラフィックに発砲し、1人死亡(2020年4月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団やANHA(4月4日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市のサブア・バフラート交差点近くで、国防隊が北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)と交通警察(トラフィック)の車列に向けて発砲、アサーイシュとトラフィックの隊員3人が負傷した。

発砲を受けたアサーイシュは反撃し、国防隊の隊員複数が負傷した。

その数時間後、国防隊は、アサーイシュ、トラフィック、医療関係車からなる車列に向けた再び発砲、アサーイシュの隊員1人が死亡した。

国防隊は車列が検問所を突破しようとしたために発砲したという。

事態悪化を受けて、ロシア軍部隊が現場に駆けつけ、対立の収拾にあたった。
AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍の砲撃で破壊されたアッブーシュ村の管水路復旧(2020年4月4日)

ハサカ県では、SANA(4月4日付)によると、水道公社の補修チームが、2日にトルコ軍の砲撃で破壊されたアッブーシュ村の管水路の修復を完了した。

AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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シリア政府支配下のラッカ県マアダーン町近郊で7人が何者かによって殺害され、反体制派はシリア軍の犯行と断じる(2020年4月4日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから30日目となる4月4日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、SANA(4月4日付)は、複数の住民筋の話として、シャーム解放機構と中国新疆ウィグル自治区出身者を中心に構成されるトルキスタン・イスラーム党が、ハマー県北西部のガーブ平原の農地から金属製の農業用水道管を掘り出し、トルコで密売していると伝えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、シリア政府との和解に応じ総合情報部に勤務していた元反体制武装集団のメンバー1人が何者かに撃たれて死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、死亡したのはアバービール軍の司令官だったウハンマド・ハリール・イーサー・ハッジー氏。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のマアダーン町近郊で一家7人が何者かによって誘拐・殺害された。

これに関して、「ラッカは沈黙によって惨殺される」は、シリア軍が羊を遊牧する民間人8人を殺害したと主張した。

AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、April 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 4, 2020、Raqqa-sl, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラク人民防衛隊がダーイシュの襲撃を受け、10人死傷(2020年4月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県南東部のブーカマール市近郊の砂漠地帯に展開するイラク人民動員隊ヌジャバー運動がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、10人が死傷した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍所属部隊がマンビジュ市でダーイシュ・メンバーを殺害(2020年4月3日)

アレッポ県では、ANHA(4月3日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下にあるマンビジュ軍事評議会が声明を出し、同評議会のテロ撲滅部隊がマンビジュ市内で特殊作戦を実行し、トルコの占領地から潜入し、テロを企てていたダーイシュ(イスラーム国)メンバーを殺害したと発表した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県アフダクー村、クーバルラク村を砲撃、兵士2人死亡(2020年4月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団やANHA(4月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、クーバルラク村を砲撃した。

この砲撃で民家やシリア軍拠点が被害を受け、兵士2人が死亡、1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃に合わせて、トルコ軍無人航空機が飛来、上空を旋回していたという。

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アレッポ県では、ANHA(4月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタッル・ジージャーン村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯の国境地帯でパトロール活動を実施した。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山一帯を砲撃(2020年4月3日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから29日目となる4月3日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のカンスフラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍と「イランの民兵」がカフルナブル市、ハザーリーン村、ファッティーラ村一帯に増援部隊を派遣した。

一方、トルコ軍は、戦車、装甲車など35輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, April 3, 2020、ANHA, April 3, 2020、AP, April 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 3, 2020、Reuters, April 3, 2020、SANA, April 3, 2020、SOHR, April 3, 2020、UPI, April 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県北部の管水路などを砲撃し、2人を殺害、水路を利用不能に(2020年4月2日)

ハサカ県では、ANHA(4月2日付)やシリア人権監視団によると、ラアス・アイン市一帯を占領するトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のアッブーシュ村、ウンム・カイフ村を砲撃、アッブーシュ村にあるシリア軍検問所が被弾し、士官(大尉)1人を含む将兵2人が死亡、5人が負傷、ウンム・カイフ村でも住民1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、負傷した兵士は7人。


砲撃は、ラアス・アイン市西のアルーク村にある揚水場からタッル・タムル町に至る管水路を狙ったもので、シリア人権監視団によると、管水路は利用不能となった。

これに関して、SANA(4月2日付)は、タッル・タムル町近郊の小カブル村、アッブーシュ村を砲撃し、住民2人が死亡、4人が負傷したと伝えた。

一方、トルコ国防省は声明を出し、トルコ軍特殊部隊がアレッポ県で「テロリスト」に対する軍事作戦を成功裏に実施し、「ユーフラテスの盾」地域に潜入しようとしたPKK(クルディスタン労働者党)/YPG(人民防衛隊)のメンバー14人を無力化したと発表した。

その後、シリア人権監視団やANHAによると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市からアブー・ラースィーン(ザルカーン)町にいたる国境地帯で合同パトロールを実施した。

パトロールにはロシア軍のヘリコプター2機も参加した。

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ラッカ県では、ANHA(4月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のヒルバト・バカル村、サーファーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(4月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、アキーバ村、ズィヤーラ村、マンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、アラブ・ハサン村に対する砲撃では、シリア軍士官(少尉)2人が負傷した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、3月26日と4月1日にアフリーン郡の2カ所で国民軍の拠点や車輌を攻撃し、戦闘員6人を殺害したと発表した。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘は小康状態が続く(2020年4月2日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから28日目となる4月2日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が戦車と装甲車など40輌からなる車列をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, April 2, 2020、ANHA, April 2, 2020、AP, April 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2020、Reuters, April 2, 2020、SANA, April 2, 2020、SOHR, April 2, 2020、UPI, April 2, 2020などをもとに作成。

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