シリア軍はダーイシュ最後の拠点都市ブーカマール市に再び突入、ヒズブッラー、イラク人民動員隊は作戦を主導せず(2017年11月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ロシアの航空支援を受けて、11日に喪失したダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市ブーカマール市の西部、南部、東部一帯で攻撃を強め、市内に再び突入し、市街戦を開始した。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、前回のブーカマール市後略は、シリア軍だけでなく、レバノンのヒズブッラー、イラク人民動員隊の地上部隊が主導したが、今回の作戦はシリア軍が指揮し、市内西部、東部、南部の複数の街区を制圧したという。

一方、SANA(11月16日付)によると、シリア軍がブーカマール市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を爆撃した。

AFP, November 16, 2017、ANHA, November 16, 2017、AP, November 16, 2017、ARA News, November 16, 2017、Champress, November 16, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2017、al-Hayat, November 17, 2017、al-Mada Press, November 16, 2017、Naharnet, November 16, 2017、NNA, November 16, 2017、Reuters, November 16, 2017、SANA, November 16, 2017、UPI, November 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構はアレッポ県西部のタカード村が砲撃を否定しつつ、ヌールッディーン・ザンキー運動が和解に応じなければ「軍事的解決」を目指すと脅迫(2017年11月15日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月15日付)が、ヌールッディーン・ザンキー運動に近い複数のSNSアカウントの情報として、シャーム解放機構が県西部のタカード村を砲撃したと伝えた。

これに対して、シャーム解放機構に近いイバー通信(11月15日付)は、委員会幹部筋の話としてこれを否定し、砲撃はシリア軍によるものだと主張した。

al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017

またシャーム解放機構は声明を出し、ヌールッディーン・ザンキー運動に改めて和解を呼びかける一方、同運動が攻撃を続ければ、「軍事的解決」をめざすと脅迫した。

al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017

**

一方、アフラール軍は声明を出し、アレッポ県西部で対立を続けるシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の兵力を引き離すための部隊を結成したと発表した。

AFP, November 15, 2017、ANHA, November 15, 2017、AP, November 15, 2017、ARA News, November 15, 2017、Champress, November 15, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017、al-Hayat, November 16, 2017、al-Mada Press, November 15, 2017、Naharnet, November 15, 2017、NNA, November 15, 2017、Reuters, November 15, 2017、SANA, November 15, 2017、UPI, November 15, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ拠点都市のアフリーン市近郊を砲撃(2017年11月15日)

アレッポ県では、ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍が支援する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)がアフリーン市一帯を砲撃、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに対して迎撃した。

ANHA, November 15, 2017

AFP, November 15, 2017、ANHA, November 15, 2017、AP, November 15, 2017、ARA News, November 15, 2017、Champress, November 15, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017、al-Hayat, November 16, 2017、al-Mada Press, November 15, 2017、Naharnet, November 15, 2017、NNA, November 15, 2017、Reuters, November 15, 2017、SANA, November 15, 2017、UPI, November 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はブーカマール市からの避難民を保護(2017年11月15日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月15日付)によると、ブーカマール市から避難した住民85人(ほとんどが女性と子ども)をシリア軍が保護し、ダイル・ザウル市に搬送した。

SANA, November 15, 2017

AFP, November 15, 2017、ANHA, November 15, 2017、AP, November 15, 2017、ARA News, November 15, 2017、Champress, November 15, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017、al-Hayat, November 16, 2017、al-Mada Press, November 15, 2017、Naharnet, November 15, 2017、NNA, November 15, 2017、Reuters, November 15, 2017、SANA, November 15, 2017、UPI, November 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県東グータ地方でアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動がラフマーン軍団とともに「彼らが不正を働いた」と銘打った作戦を開始(2017年11月15日)

ダマスカス郊外県・ダマスカス県では、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、アスタナ会議での決定に従い、緊張緩和地帯での戦闘停止を遵守するとしつつ、「彼らが不正を働いた」と銘打った新たな作戦をダマスカス郊外県グータ地方(ハラスター市一帯)で開始すると宣言、シリア軍との戦闘を再開する意思を表明した。

また、ラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官はツイッターを通じて、ハラスター市一帯でのシャーム自由人イスラーム運動による戦闘を砲撃などで支援していることを明らかにした。

al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017

これに対して、SANA(11月15日付)は、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団がアッバースィーイーン広場一帯、バーブ・ドゥーマ地区を砲撃し、2人が負傷したと伝えた。

一方、ウサーマ・ミスリーを名乗る活動家は、ドゥラル・シャーミーヤ(11月15日付)に対して、シリア軍によるダマスカス郊外県東グータ地方各地(ハラスター市、ドゥーマー市、アルバイン市、カフルバトナー町、ハッザ町、ハムーリーヤ市、サクバー市、マディーラー市)、ダマスカス県ジャウバル区を空爆・砲撃し、数十人が死亡したと主張した。

**

ハマー県では、SANA(11月15日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、カスル・シャーウィー村を制圧した。

これに対して、反体制武装集団はサルハブ市を砲撃し、女性1人が負傷した。

**

ヒムス県では、SANA(11月15日付)によると、ラスタン市一帯にシリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームが医療・教育関連物資(貨物車輌48台分)を搬入した。

SANA, November 15, 2017

AFP, November 15, 2017、ANHA, November 15, 2017、AP, November 15, 2017、ARA News, November 15, 2017、Champress, November 15, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017、al-Hayat, November 16, 2017、al-Mada Press, November 15, 2017、Naharnet, November 15, 2017、NNA, November 15, 2017、Reuters, November 15, 2017、SANA, November 15, 2017、UPI, November 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダイル・ザウル県南端からユーフラテス川にいたる全長157キロの国境地帯をダーイシュから解放(2017年11月14日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月14日付)が複数の現地消息筋の話として伝えたところによると、シリア軍は、ロシア軍の航空支援を受け、ダイル・ザウル県の南端からユーフラテス川右岸(西)のカーイム市(イラク領)に至る全長約157キロの国境地帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

AFP, November 14, 2017、ANHA, November 14, 2017、AP, November 14, 2017、ARA News, November 14, 2017、Champress, November 14, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2017、al-Hayat, November 15, 2017、al-Mada Press, November 14, 2017、Naharnet, November 14, 2017、NNA, November 14, 2017、Reuters, November 14, 2017、SANA, November 14, 2017、UPI, November 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県、ハマー県などでシリア軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦(2017年11月14日)

ダマスカス郊外県では、SANA(11月14日付)によると、バイト・ジン村農場地帯で活動を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がバイト・サービル町を砲撃し、1人が死亡、5人が負傷した。

またドゥーマー市で活動を続ける反体制武装集団は、アドラー市郊外のダマスカス中央刑務所を砲撃した。

これに対して、シリア軍はハラスター市一帯に進攻した反体制武装集団と交戦し、これを撃退した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月14日付)によると、シリア軍と「イランの民兵」がシャイフ山(ヘルモン山)の山麓地帯を包囲するかたちで増援部隊を派遣した。

**

アレッポ県では、SANA(11月14日付)によると、反体制武装集団がヌッブル市北部を砲撃し、2人が死亡、2人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(11月14日付)によると、シリア軍は県北東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦を続け、サルハー・カバリーヤ村を制圧した。

これに対して、反体制武装集団はサルハブ市、ムハルダ火力発電所を砲撃し、女性1人を含む5人が負傷した。

AFP, November 14, 2017、ANHA, November 14, 2017、AP, November 14, 2017、ARA News, November 14, 2017、Champress, November 14, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2017、al-Hayat, November 15, 2017、al-Mada Press, November 14, 2017、Naharnet, November 14, 2017、NNA, November 14, 2017、Reuters, November 14, 2017、SANA, November 14, 2017、UPI, November 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県北東部の2カ村をシャーム解放機構から解放、ロシア軍はアレッポ県西部の反体制派拠点都市を爆撃(2017年11月13日)

ハマー県では、SANA(11月13日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、ハスナーウィー村、アブー・ガッル村を制圧した。

**

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市西部にある反体制武装集団の拠点都市アターリブ市を3度にわたり爆撃し、30人以上が死傷した。

al-Durar al-Shamiya, November 13, 2017

AFP, November 13, 2017、ANHA, November 13, 2017、AP, November 13, 2017、ARA News, November 13, 2017、Champress, November 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2017、al-Hayat, November 14, 2017、al-Mada Press, November 13, 2017、Naharnet, November 13, 2017、NNA, November 13, 2017、Reuters, November 13, 2017、SANA, November 13, 2017、UPI, November 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル航空基地入口でダーイシュが自爆、シリア軍兵士多数が死傷(2017年11月13日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月13日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がダイル・ザウル市近郊のダイル・ザウル航空基地入口に配備されていたシリア軍部隊に対して自爆ベルトを着用して特攻し、兵士多数が死傷した。

al-Durar al-Shamiya, November 13, 2017

AFP, November 13, 2017、ANHA, November 13, 2017、AP, November 13, 2017、ARA News, November 13, 2017、Champress, November 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2017、al-Hayat, November 14, 2017、al-Mada Press, November 13, 2017、Naharnet, November 13, 2017、NNA, November 13, 2017、Reuters, November 13, 2017、SANA, November 13, 2017、UPI, November 13, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動は停戦に合意(2017年11月12日)

アレッポ県西部で戦闘を続けるアル=カーイダ系のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動は、シリア領内解放地部族名士評議会、アターリブ市革命評議会、アティマ・キャンプ名士評議会の仲介で停戦に応じた。

停戦合意は、①双方が戦闘によって捕捉した捕虜の解放、②部族長、名士、シャリーア学者からなる調停委員会の設置などを骨子とし、12日午後9時に発行した。

al-Durar al-Shamiya, November 12, 2017

AFP, November 12, 2017、ANHA, November 12, 2017、AP, November 12, 2017、ARA News, November 12, 2017、Champress, November 12, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2017、al-Hayat, November 13, 2017、al-Mada Press, November 12, 2017、Naharnet, November 12, 2017、NNA, November 12, 2017、Reuters, November 12, 2017、SANA, November 12, 2017、UPI, November 12, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はタナク油田とユーフラテス川とハーブール川が交差する要衝ブサイラ市を制圧(2017年11月12日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がブーカマール市北東部のユーフラテス川左岸(東岸)地域に位置するタナク油田と、ユーフラテス川とハーブール川が交差する要衝に位置するブサイラ市をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

ANHA, November 12, 2017

AFP, November 12, 2017、ANHA, November 12, 2017、AP, November 12, 2017、ARA News, November 12, 2017、Champress, November 12, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2017、al-Hayat, November 13, 2017、al-Mada Press, November 12, 2017、Naharnet, November 12, 2017、NNA, November 12, 2017、Reuters, November 12, 2017、SANA, November 12, 2017、UPI, November 12, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はブーカマール市一帯を激しく爆撃(2017年11月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月12日付)によると、シリア軍戦闘機がブーカマール市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を数十回にわたり爆撃した。

シリア軍はまた、ダイル・ザウル市北部のフワイジャト・カーティア地区(島)内でダーイシュの残党を追撃した。

AFP, November 12, 2017、ANHA, November 12, 2017、AP, November 12, 2017、ARA News, November 12, 2017、Champress, November 12, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2017、al-Hayat, November 13, 2017、al-Mada Press, November 12, 2017、Naharnet, November 12, 2017、NNA, November 12, 2017、Reuters, November 12, 2017、SANA, November 12, 2017、UPI, November 12, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はラフマーン軍団支配下のダマスカス県・ダマスカス郊外県各所を爆撃(2017年11月12日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ラフマーン軍団が活動を続ける、ザマルカー町、アルバイン市、アイン・タルマー村、ジャウバル地区各所を爆撃・砲撃した。

AFP, November 12, 2017、ANHA, November 12, 2017、AP, November 12, 2017、ARA News, November 12, 2017、Champress, November 12, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2017、al-Hayat, November 13, 2017、al-Mada Press, November 12, 2017、Naharnet, November 12, 2017、NNA, November 12, 2017、Reuters, November 12, 2017、SANA, November 12, 2017、UPI, November 12, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュの反転攻勢でブーカマール市ほぼ全域を喪失(2017年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、9日にシリア軍、イラン人民動員隊、ヒズブッラーによって制圧されたブーカマール市で反転攻勢を続け、同市をほぼ全域を奪還した。

AFP, November 11, 2017、ANHA, November 11, 2017、AP, November 11, 2017、ARA News, November 11, 2017、Champress, November 11, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2017、al-Hayat, November 12, 2017、al-Mada Press, November 11, 2017、Naharnet, November 11, 2017、NNA, November 11, 2017、Reuters, November 11, 2017、SANA, November 11, 2017、UPI, November 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌールッディーン・ザンキー運動はアレッポ県西部で攻勢を強めるシャーム解放機構との停戦を拒否し、「無制限の戦争」を布告(2017年11月11日)

ヌールッディーン・ザンキー運動のシューラー評議会メンバーで組織の「ナンバー・ツー」と目されるフサーム・アトラーシュ氏は自身のテレグラムのアカウントを通じて声明を出し、トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団が、アレッポ県西部のヌールッディーン・ザンキー運動支配地域へのシャーム解放機構の進攻に際して、車輌を提供するなど協力していると批判した。

**

これに対して、シャーム戦線は、シャーム解放機構との協力関係を強く否定し、「我々は常に対立し合う当事者どうしの和解をめざしている」と反論した。

**

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏は自身のテレグラムのアカウントを通じて、使節団を率いてアレッポ県西部のヌールッディーン・ザンキー運動の支配地域に入り、シャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の和解を試みたが、失敗に終わったことを明らかにした。

また、シャーム解放機構のシューラー評議会メンバーであるアブー・マーリヤ・カフターニー氏もイバー通信(11月11日付)に対して、ヌールッディーン・ザンキー運動との和解に向けた折衝が奏功していないことを認めた。

**

一方、シリア北部の反体制派支配地域の部族や名士数十人は共同声明を出し、アレッポ県西部でのシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動に対して戦闘の停止を求めた。

al-Durar al-Shamiya, November 11, 2017

**

こうしたなか、ヌールッディーン・ザンキー運動の副司令官を務めるアリー・サイードゥー氏はビデオ声明(https://youtu.be/TX9Z2ucOqzI)を出し、シャーム解放機構に対する「無制限の戦争」を布告すると発表した。

サイードゥー氏は「シャーム解放機構が始めた戦争は、宗教、住民、革命を守るため、最後まで続けられる…。シャーム解放機構が自由シリア軍諸派を解体し、国民に敵対し、国のインフラを売り渡し、シャリーアの支配と称してシリア国民の問題を売りものにしようとしていることは、みなにとってもはや隠しごとではない」と非難した。

Youtube, November 11, 2017

AFP, November 11, 2017、ANHA, November 11, 2017、AP, November 11, 2017、ARA News, November 11, 2017、Champress, November 11, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2017、al-Hayat, November 12, 2017、al-Mada Press, November 11, 2017、Naharnet, November 11, 2017、NNA, November 11, 2017、Reuters, November 11, 2017、SANA, November 11, 2017、UPI, November 11, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県、アレッポ県でシャーム解放機構と交戦(2017年11月11日)

ハマー県では、SANA(11月11日付)によると、ムハルダ発電所一帯に進攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が撃退した。

**

アレッポ県では、SANA(11月11日付)によると、シリア軍は、県南部のラムラ村、ラスム・カッバーラ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点や兵站路を爆撃した。

**

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、シリア軍がタルビーサ市を砲撃した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(11月11日付)によると、反体制武装集団が県南部のハラファー村を砲撃し、3人が負傷した。

**

アレッポ県では、SANA(11月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下の地域の出身者約70人が、アフリーン市とヌッブル市を結ぶ街道を通ってターイハ通行所からシリア政府支配地域に入り、当局に投降、その後必要な手続きを経て放免となった。

AFP, November 11, 2017、ANHA, November 11, 2017、AP, November 11, 2017、ARA News, November 11, 2017、Champress, November 11, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2017、al-Hayat, November 12, 2017、al-Mada Press, November 11, 2017、Naharnet, November 11, 2017、NNA, November 11, 2017、Reuters, November 11, 2017、SANA, November 11, 2017、UPI, November 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はダイル・ザウル県の爆撃で民間人10人以上と救急隊員複数人を殺害(2017年11月11日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月11日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月12日付)が複数の住民筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合がドゥアイジー村のタッル・シャーイル地区を爆撃し、住民10人以上と負傷者の救出・搬送作業にあたっていた救急隊員複数人を殺害した。

なお、米中央軍(CENTCOM)は、11月4日の発表を最後に、シリア、イラク領内での空爆実績を公表していない。

CENTCOM

**

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、ロシア軍戦闘機がブーカマール市郊外のマラーシダ村を爆撃し、10人が死亡した。

AFP, November 11, 2017、ANHA, November 11, 2017、AP, November 11, 2017、ARA News, November 11, 2017、Champress, November 11, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2017、November 12, 2017、al-Hayat, November 12, 2017、al-Mada Press, November 11, 2017、Naharnet, November 11, 2017、NNA, November 11, 2017、Reuters, November 11, 2017、SANA, November 11, 2017、UPI, November 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はシャーム解放機構との戦闘の末、アレッポ県南部のラーシディーヤ村を制圧(2017年11月10日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月11日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、アレッポ市南部郊外でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、ラーシディーヤ村を制圧した。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県西部アウラム・クブラー村でシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の戦闘停止を求めるデモに何者かが発砲(2017年11月10日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月10日付)によると、アウラム・クブラー町で金曜日の集団礼拝後にデモが発生し、シャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動による県西部での戦闘の停止が求められた。

しかし、デモ参加者に対して何者かが発砲し、複数人が負傷した。

この発砲事件に関して、シャーム解放機構のアブドゥッラー・イーサー氏(アレッポ県西部地区代表)は、発砲への関与を否定した。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構はヌールッディーン・ザンキー運動との衝突に関して和解を呼びかける(2017年11月10日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構は声明を出し、アレッポ県西部でのヌールッディーン・ザンキー運動との衝突に関して、「我々が和解を求めているとみなに伝えてきた…。我々には準備ができている…。我々はすべての問題点、相違点を解決し、合同作戦司令室を設置する用意があると今も表明している…。内部抗争をしている時間はない」と発表した。

al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017
al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構と、バラク・オバマ前米政権が支援してきた「穏健な反体制派」の一つでシャーム解放機構から離反したヌールッディーン・ザンキー運動が、県西部のタカード村、アブザムー町、ハーン・アサル村、アウラム・クブラー町、カフルナーハー村、ウワイジル村、サハーラ村、サアディーヤ村、タディール村、第111連隊基地一帯(シャイフ・スライマーン村)、電力協会一帯で交戦した。

戦闘は7日以降断続的に続いているという。

戦闘が行われているアレッポ県西部一帯は、そのほとんどがヌールッディーン・ザンキー運動の支配地域で、シャーム解放機構はイドリブ県方面から部隊を派遣し、同地への攻撃を行っており、アブザムー町一帯を制圧したという。

**

ラタキア県では、シャーム解放機構の司令官の一人アブドゥルアズィーズ・マフムード氏が、ドゥラル・シャーミーヤ(11月10日付)に対して、ジャブラ市内のブスターン・バーシャー地区を移動中のロシア軍の車列を狙って、仕掛けた爆弾を爆発させ、ロシア軍兵士1人を殺害したと述べた。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはシリア軍が解放したばかりのブーカマール市の約40%を奪還(2017年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が9日にシリア軍、イラク人民動員隊、ヒズブッラーなどによって制圧されたばかりのブーカマール市に対して反転攻勢をかけ、同市の約40%を奪還した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュはシリア軍側がブーカマール市を制圧した直後の9日晩から、反転攻勢を開始し、10日早朝までには同市北部と北東部の複数の街区を奪還したという。

なお、人口12万人を擁していたブーカマール市の住民はみな、ダーイシュの支配を避けて避難していた。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ブーカマール市解放戦に参加したイラク人民動員隊とヒズブッラーが市内で交戦、いずれも市外に撤退(2017年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(11月10日付)によると、ブーカマール市解放戦に参加していたイラク人民動員隊とレバノンのヒズブッラーが市内で衝突、交戦した。

衝突を受け、イラク人民動員隊はただちにブーカマル市から、ハリー村や国境地帯に撤退、ヒズブッラーもブーカマール市郊外のジャムイーヤート地区、工業地区、ハジャーナ村一帯に撤退した。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、Euphrates Post, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県ユーフラテス川左岸(東岸)で5カ村を制圧(2017年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダイル・ザウル市南東部のユーフラテス川左岸(東岸)に位置するルーズィーヤ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

シリア民主軍(ダイル・ザウル軍事評議会)はまた、県北部のドゥマーン村、マーシフ村、ハリーザ村、タワーミーヤ村も制圧した。

AFP, November 10, 2017、ANHA, November 10, 2017、AP, November 10, 2017、ARA News, November 10, 2017、Champress, November 10, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2017、al-Hayat, November 11, 2017、al-Mada Press, November 10, 2017、Naharnet, November 10, 2017、NNA, November 10, 2017、Reuters, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017、UPI, November 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がヒズブッラー、イラン人民動員隊の支援を受け、ダーイシュ最後の拠点都市ブーカマール市を解放(2017年11月9日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明(https://youtu.be/2jnSY8OWOb4)を出し、シリア軍が予備部隊および同盟部隊の支援を受け、ダイル・ザウル県南東部のイラク国境沿いのユーフラテス川右岸(西岸)に位置するダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市ブーカマール市を解放し、「シリア、イラク両国を繋ぐ街道の安全を確保」したと発表した。

声明は、ブーカマール市の解放を、「地域におけるダーイシュの改革が頓挫し、同地域を分割しようとして、ダーイシュを保護・支援してきた者どもの幻想が瓦解したことを宣言する」戦果と位置づけた。

なお、シリア軍部隊は現在も、ブーカマール市一帯の砂漠地帯でダーイシュ残党の追撃を続けているという。

SANA, November 9, 2017
SANA, November 9, 2017
syria.liveuamap.com, November 9, 2017

**

ユーフラテス・ポスト(11月9日付)は、イラン人民動員隊がシリア・イラク国境から3キロ北西のユーフラテス川右岸(西岸)地帯に進攻、シリア軍とともにブーカマール市西方のハムダーン村、スッカリーヤ村、ハリー村一帯を制圧することで同市を包囲、その後ブーカマール市周辺地域でダーイシュとの激しく交戦し、ダーイシュを撤退させ、同市を制圧した、と伝えた。

また、シリア人権監視団によると、ブーカマール市制圧に向けた作戦には、レバノンのヒズブッラー、イラン革命防衛隊、イラク人戦闘員(人民動員隊)が参加、AFP(11月9日付)がシリア軍とともに戦闘に参加した同盟部隊筋の話として伝えたところによると、このうちヒズブッラーの部隊は、その一部がブーカマール市の南側を迂回してイラク領内に入る一方、別の部隊が同市北端に到達し、同地を包囲したという。

シリア人権監視団によると、シリア軍によるブーカマール市制圧は、ダーイシュ戦闘員が同市からダイル・ザウル県東部(ユーフラテス川左岸(東岸)地帯)に撤退したことで実現したという。

なお、ブーカマール市撤退に先立って、シリア国営のSANAだけでなく、ユーフラテス・ポストなどの反体制サイトが、米軍ヘリコプターによってダーイシュの外国人幹部らがブーカマール市一帯から「連行」とたびたび報じていた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)は、8日にシリア・イラク国境地帯でのイラク人民動員隊とダーイシュの戦闘で人民動員隊の司令官1人が戦死したと伝えた。

また、シリア軍とともにT2(第2石油輸送ステーション)一帯でのダーイシュと戦っていたファーティミーユーン旅団の司令官2人も戦死したという。

**

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)によると、ロシア軍戦闘機がクーリーヤ市、ハリーザ村を爆撃し、7人が死亡した。

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、Euphrates Post, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動は「シャーム解放機構はシリアの戦場を悲劇的な状況に陥れた」と非難(2017年11月9日)

アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、アレッポ県西部でのアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の衝突に関して、「シャーム解放機構はシリアの戦場を悲劇的な状況に陥れた」と批判した。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017

一方、アフラール軍も声明を出し、両者の衝突を非難し、和解を呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はハサカ県南東部におけるダーイシュの拠点マルカダ町を制圧(2017年11月9日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会は、県南部のハーブール川右岸(西岸)に位置するダーイシュ(ダーイシュ)支配下のマルカダ町を制圧した。

Google Map

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とイラク軍・人民動員隊がブーカマール市・カーイム市間のユーフラテス川河畔の国境地帯でついに対面、ダーイシュ最後の拠点への包囲強まる(2017年11月8日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市ブーカマール市制圧に向けて進軍を続け、イラク国境に面するフワイジャート・バーグーズ村に進攻、イラク領内のアンバール県カーイム郡を制圧し、国境地帯に到達していたイラク軍・人民動員隊と対面し(https://youtu.be/AcPjNJdYHV0)、同市一帯への包囲を強めた。

RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
RT, November 8, 2017
syria.liveuamap.com, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県でシャーム解放機構・シャーム軍団がイスラーム軍と交戦、アレッポ県西部ではシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動対立解消に向けた動きが活発化(2017年11月8日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月8日付)によると、東グータ地方のフーシュ・アシュアリー農場一帯で、シャーム解放機構とシャーム軍団が、イスラーム軍と交戦した。

**

シャーム軍団は声明を出し、アレッポ県西部で対立を深めるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とヌールッディーン・ザンキー運動の和解に向けて仲介を行う用意があると表明した。

al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏はテレグラムを通じてビデオ声明を出し、ムジャーヒディーンどうしの紛争に際しては、あらゆるチャンネルを通じて原因、過失を救命し、すべての違反行為をシャリーア法廷で裁くべきだと表明した。

シャーム解放機構の幹部の一人で説教師のアブドゥッラッザーク・マフディー氏もテレグラムを通じてファトワーを発し、戦闘停止を呼びかけた。

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県北東部のシャーム解放機構支配地域への攻勢強める(2017年11月8日)

ハマー県では、SANA(11月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、県東部でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、バリール村を制圧した。

シリア軍はまた、ラフジャーン村一帯の治安を回復し、イスリヤー村(アレッポ県)とハマー市を結ぶ街道の安全を確保した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はまた県北東部のシャーム解放機構支配地域に向けた奪還作戦の一環として、カフルズィーター市、ラターミナ町、ブワイダ村、マアルカバ村を砲撃、ラフジャーン村、カスル・イブン・ワルダーン村、サルージュ村一帯を空爆した。

syria.liveuamap.com, November 8, 2017
SANA, November 8, 2017

**

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(11月8日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、シャーグール地区、カシュクール地区、アッバースィーイーン地区、ハラスター市郊外に着弾、子ども2人を含む3人が負傷したほか、乗用車やモスクを直撃した。

SANA, November 8, 2017

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月8日付)によると、シリア軍は、アイン・タルマー村、ジャウバル区一帯を空爆、ラフマーン軍団と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(11月8日付)によると、地元和解プロセスの一環で当局に投降していたラスタン市およびタルビーサ市出身の反体制武装集団戦闘員120人が放免となった。

SANA, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュの拠点を急襲し、4人殺害(2017年11月7日)

イドリブ県では、イバー通信(11月8日付)によると、シャーム解放機構の治安局がナイラブ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を急襲し、メンバー4人を殺害した。

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, November 8, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.