シリア駐留米軍はハサカ県マーリキーヤ市の倉庫を撤去、イラクに施設を移動(2018年12月29日)

アナトリア通信(12月29日付)は、複数の地元消息筋の話として、ドナルド・トランプ米政権によるシリア駐留米軍の撤退決定を受けて、米軍が28日にハサカ県マーリキーヤ市の倉庫を撤去したと伝えた。

同倉庫には、米軍兵士50人が進駐していた。

撤去された施設はイラクに移送されたという。

AFP, December 29, 2018、Anadolu Ajansı, December 29, 2018、ANHA, December 29, 2018、AP, December 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 29, 2018、SANA, December 29, 2018、UPI, December 29, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣とトルコのチャヴシュオール外務大臣は米軍撤退後のシリアでの軍事的連携で合意(2018年12月29日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と会談し、ドナルド・トランプ米政権によるシリア駐留米軍の撤退決定への対応などを協議した。

会談後、ラブロフ外務大臣は、米軍撤退後のシリア情勢について集中的に協議したことを明らかにしたうえで、「ロシア、トルコ両軍の代表は新たな状況下で現場でどのように連携するかに関して理解に達した」と述べた。

これに対して、トチャヴシュオール外務大臣も、ロシアとともに、シリア領内でテロ組織を根絶するとの意思を示すとともに、「アスタナ会議の保障国として、我々はシリアの国土統一と国家としての存在を守り、これを無に帰そうとするあらゆる試みに対抗する」と述べた。

アナトリア通信(12月29日付)、スプートニク・ニュース(12月29日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 29, 2018

AFP, December 29, 2018、Anadolu Ajansı, December 29, 2018、ANHA, December 29, 2018、AP, December 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 29, 2018、SANA, December 29, 2018、Sputnik News, December 29, 2018、UPI, December 29, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はイラク内閣国家安全保障担当顧問と会談(2018年12月29日)

アサド大統領は首都ダマスカスでシリアを訪問中のイラクのファーリフ・ファイヤード内閣国家安全保障担当顧問と会談し、アーディル・アブドゥルマフディー首相の親書を受け取った。

SANA(12月29日付)によると、親書は、両国関係の発展、「テロとの戦い」での連携などについてのアブドゥルマフディー首相のメッセージが記されていたという。

会談では、国際情勢、地域情勢の進捗などについて意見が交わされ、アサド大統領は、両国の良好な関係や、「テロとの戦い」での連携の重要性を強調、中東地域において治安と安定の回復において進展が見られるとの見方を示した。

SANA, December 29, 2018

AFP, December 29, 2018、ANHA, December 29, 2018、AP, December 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 29, 2018、SANA, December 29, 2018、UPI, December 29, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから389人、ヨルダンから1,172人の難民が帰国、避難民232人が帰宅(2018年12月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月29日付)を公開し、12月28日に難民1,561人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは389人(うち女性117人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは1,172人(うち女性352人、子供598人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は81,028人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者35,837人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者45,191人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 310,308人(うち女性93,114人、子供158,157人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民232人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性9人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは133人(うち女性41人、子供59人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは71人(うち女性24人、子供18人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は184,861人(うち女性57,080人、子供90,896人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,267,455人(うち女性382,152人、子供643,370人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県5件、ラタキア県3件、ハマー県8件、アレッポ県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(ハマー県4件、ラタキア県3件、イドリブ県8件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 29, 2018をもとに作成。

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トルコ軍部隊がアレッポ県ジャラーブルス市に進軍、国民軍はマンビジュ市解放に向けた準備を完了(2018年12月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(12月28日付)は、複数の地元筋の話として、トルコ軍部隊がユーフラテス川河畔のカルカムシュ国境通行所(ガズィアンテップ県)を通過して、アレッポ県北東部のジャラーブルス市に進軍したと伝えた。

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トルコの支援を受けアレッポ県北部で活動を続ける国民軍は、トルコ軍とともに、マンビジュ市解放に向けた軍事行動を開始する準備を同市一帯地域で完了したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018

AFP, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。

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米中央軍報道官「有志連合はシリア軍のマンビジュ郡への展開を確認していない」(2018年12月28日)

米中央軍のアール・ブラウン報道官(中佐)は、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあったアレッポ県マンビジュ郡にシリア軍が展開したことに関して声明を出し、シリア軍の展開を確認していないと発表した。

ブラウン報道官は「マンビジュ市の軍隊の変化についての誤った情報にもかかわらず、有志連合はこうした主張(シリア軍の展開)が正しいことを示す兆候を目にしていない」と述べた。

また「我々の任務に変更はない。我々は引き続き協力部隊の支援を続けるとともに、慎重且つ管理されたかたちでの部隊撤退を行い、我が部隊と現場で活動する協力者の安全を確保するうえで可能なあらゆる措置を講じる」と付言した。

AFP, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「シリア政府は心理戦を行っており、マンビジュ郡へのシリア軍の展開はまだ確認されていない」(2018年12月28日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあったアレッポ県マンビジュ郡にシリア軍が展開したことに関して「我々はシリア政府が心理戦を行っていることを承知している。ロシア高官が述べたようなことはいまだ確認されていない」と述べた。

アナトリア通信(12月28日付)が伝えた。

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トルコ国防省は、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあったアレッポ県マンビジュ郡にシリア軍が展開したことに関して声明を出し、「マンビジュを武器で掌握しているYPGには地元住民を代表して、声明を出し、ほかの勢力を招き入れる権限などない…。我々はすべての当事者に、地域にさらなる不安定をもたらそうとするこうした挑発や声明発表から距離を置くよう警告する」と発表した。

AFP, December 28, 2018、Anadolu Ajansı, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。

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ロシア、イランはシリア軍のマンビジュ郡展開を歓迎(2018年12月28日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は報道向け声明を出し、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあったアレッポ県マンビジュ郡にシリア軍が展開したことに関して、「シリア情勢安定の回復に資する前進であることに何らの疑いもない」と高く評価した。

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イラン外務省のブラハーム・カーセミー報道官は声明を出し、ドナルド・トランプ米大統領によるシリア駐留米軍の撤退を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあったアレッポ県マンビジュ郡にシリア軍が展開したことに関して、「シリアが国土に主権を確立し、危機を解決し、安定を回復する新たな措置」と高く評価した。

AFP, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。

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UAEに続いてバーレーンも首都ダマスカスにある大使館を再開(2018年12月28日)

バーレーン外務省は声明を出し、シリアの首都ダマスカスにある大使館を再開したと発表した。

アラブ湾岸諸国で大使館を再開するのは、UAEに続いて2カ国目。

バーレーン外務省は声明で「場はレインはシリア・アラブ共和国との関係を継続し、シリアの独立、主権、領土統一の維持に向けアラブの役割を強化・活性化することが重要であることを確認すると表明している。

バーレーン通信(BNA、12月28日付)が伝えた。

また、バーレーンのハーリド・ビン・アフマド外務大臣はツイッターの自身アカウント(https://twitter.com/khalidalkhalifa/)で「シリアはこの地域における主要なアラブ国家で、どんなこんな状況下でも我々は同国と断交することはなかったし、同国も我々との関係を絶つことはなかった。我々は、あらゆる侵略から主権と国土を守る同国に寄り添っている。安定を回復し、友好国の国民の安全と繁栄を実現するために寄り添っている」と綴った。

AFP, December 28, 2018、ANHA, December 28, 2018、AP, December 28, 2018、BNA, December 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 28, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 28, 2018、SANA, December 28, 2018、UPI, December 28, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから421人、ヨルダンから953人の難民が帰国、避難民420人が帰宅(2018年12月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月28日付)を公開し、12月27日に難民1,374人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは421人(うち女性126人、子供215人)、ヨルダンから帰国したのは953人(うち女性286人、子供486人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は79,467人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者35,448人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者44,019人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 308,747人(うち女性92,645人、子供157,360人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民420人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは192人(うち女性68人、子供86人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは198人(うち女性90人、子供66人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は184,861人(うち女性57,080人、子供90,896人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,267,223人(うち女性382,078人、子供643,279人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、ハマー県2件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(ハマー県10件、ラタキア県5件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 28, 2018をもとに作成。

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ロシアの仲介でYPG主体のシリア民主軍とシリア政府が協議:シリア民主軍はトルコ国境地帯へのシリア軍展開に同意するも、シリア政府は北・東シリア自治局支配地域の支配回復を主張し物別れに(2018年12月27日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数の消息筋は、アラビー・ジャディード(12月27日付)に対して、ラタキア県のフマイミーム航空基地で数日前に、シリア民主軍幹部とロシア軍士官およびシリア政府代表が会合を開き、米軍地上部隊撤退後の北・東シリア自治局支配地域の処遇について意見を交わしたことを明らかにした。

同消息筋によると、この会合では、シリア民主軍側は、トルコ軍の軍事侵攻を回避するため、ロシアを保障国とするかたちで、トルコ国境地帯にシリア軍が展開することに同意した。

だが、シリア政府側が、北・東シリア自治局支配地域の支配回復を強く主張したために物別れに終わったという。

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アナトリア通信(12月27日付)は、トルコ軍がキリス県のシリア国境地帯に増援部隊を新たに派遣した。

al-Durar al-Shamiya, December 27, 2018

AFP, December 27, 2018、Anadolu Ajansı, December 27, 2018、ANHA, December 27, 2018、AP, December 27, 2018、al-‘Arabi al-Jadid, December 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2018、al-Hayat, December 28, 2018、Reuters, December 27, 2018、SANA, December 27, 2018、UPI, December 27, 2018などをもとに作成。

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サウジアラビア匿名外交筋は、シリアへの復興支援を約束していないとしてトランプ米大統領の発言を否定(2018年12月27日)

CNBC(12月27日付)は、サウジアラビアの匿名外交筋の話として、ドナルド・トランプ米大統領が24日にツイッターのアカウントで「サウジアラビアは今、シリアを再建するのに必要な資金を支払うことに合意してくれた。見たか? 5,000マイルも離れた米国のような超大国ではなく、非常に裕福な国々が隣国の再建を助けるのは素敵じゃないか。ありがとう、サウジ!」」と綴ったことに関して、サウジアラビアは支援増を約束していないと伝えた。

AFP, December 27, 2018、ANHA, December 27, 2018、AP, December 27, 2018、CNBC, December 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2018、al-Hayat, December 28, 2018、Reuters, December 27, 2018、SANA, December 27, 2018、UPI, December 27, 2018などをもとに作成。

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シャーム・ウィング航空がダマスカス・チュニス定期便を再開(2018年12月27日)

SANA(12月27日付)は、シャーム・ウィング航空のダマスカス・チュニス定期便が再開され、乗客約150人を載せた旅客機がダマスカス国際空港を離陸、ハビーブ・ブルギバ国際空港に向かったと伝えた。

ダマスカス・チュニス定期便が再開するのは約8年ぶり。

Akhir Khabar Online, December 27, 2018

AFP, December 27, 2018、ANHA, December 27, 2018、AP, December 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2018、al-Hayat, December 28, 2018、Reuters, December 27, 2018、SANA, December 27, 2018、UPI, December 27, 2018などをもとに作成。

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ダマスカスにあるUAE(アラブ首長国連邦)大使館が7年ぶりに再開(2018年12月27日)

シリアの首都ダマスカスにあるUAE(アラブ首長国連邦)大使館が27日付で再開された。

同大使館が再開されるのは2012年2月の断交以来、7年ぶりで、再開式典には各国大使や外務在外居住者省職員も参加、ユースフ・ヌアイミー理事代理大使、アブドゥルハキーム・イブラーヒーム参事官、フサイン・アブドゥッラー・バルーシー事務担当官が国旗を掲揚した。

式典では、ヌアイミー臨時代理大使は「シリアはアラブの祖国に力強く復帰するだろう。UAE大使館の再開は他のアラブ諸国の大使館の再開の先駆けとなる」と述べた。

また、これに合わせて、UAE外務省は声明を出し、「臨時代理大使は本日より、シリア・アラブ共和国における大使館で本務を開始した。この措置はUAEが二国間関係を正常化したいというUAEの意思を確認するもので、これにより、シリア・アラブ共和国の独立、国土統一、地域の平和を支援するアラブの役割が強化・活性化され、シリア・アラブの内政への域内介入の危険が抑えられる」と発表した。

SANA(12月27日付)、WAM(12月27日付)などが伝えた。

SANA, December 27, 2018

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スプートニク・ニュース(12月27日付)は、複数のアラブ諸国外交筋の話として、バーレーンがUAEに続いて来週にも在ダマスカスの大使館を再開すると伝えた。

AFP, December 27, 2018、ANHA, December 27, 2018、AP, December 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2018、al-Hayat, December 28, 2018、Reuters, December 27, 2018、SANA, December 27, 2018、Sputnik News, December 27, 2018、UPI, December 27, 2018、WAM, December 27, 2018などをもとに作成。

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UAEの商業用の貨物トラックの車列がシリア内戦勃発後初めてナスィーブ国境通行所を経由してシリアに入国(2018年12月23日)

『バヤーン』(12月23日付)は、UAEの商業用の貨物トラックの車列がシリア内戦勃発後初めてヨルダンを経由して、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)からシリア国内に入国した。

入国した日付は明らかにされなかったが、車列はドバイ首長国のトラック3輌からなり、乾燥食品、チョコレートなどを積み、ドゥバイのジャバル・アリー港の自由貿易地区を出発、サウジアラビア、ヨルダンを経由して、シリアに入り、その後はレバノンに向かうという。

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Bayan, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官「米軍が駐留していた領土はシリア政府に返還されるべき」(2018年12月26日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、19日にドナルド・トランプ米政権がシリアからの駐留米軍の撤退を発表したことに関して、記者会見で米国が駐留していた領土をシリア政府に返還すべきだと述べた。

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省はイスラエル軍の25日のシリア爆撃によりダマスカス、ベイルートを離陸しようとしていた民間機が脅かされたと非難(2018年12月26日)

ロシア国防省は、25日のイスラエル軍戦闘機によるレバノン領空への侵犯とシリア領への爆撃に関して声明を出し、「イスラエル空軍の挑発行為は民間機2機が直接脅かした」と発表した。

国防省は「レバノン領空から行われた攻撃は、ベイルートとダマスカスの空港を2機の航空機が離陸しようとしてた時に行われた。うち1機はダマスカスを、もう1機はベイルートを離陸したばかりだった…。2機はロシアの航空機ではない」としたうえで、「悲劇が起きないようシリア領空の防空システムの規制強化がなされた」と付言した。

ロシア外務省も声明を出し、イスラエル軍の爆撃を非難、シリアへの主権侵害と国連安保理諸決議(第1701号など)への違反に懸念を表明した。

Youtube, December 25, 2018

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一方、シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、25日のイスラエル軍戦闘機によるレバノン領空への侵犯とシリア領への爆撃について報告、両国の兵力引き離しを取り決めた国連安保理決議第350号(1974年)に違反し、シリアの危機と「テロとの戦い」を長引かせようとしていると非難した。

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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『ニューズウィーク』、タイムズ・オブ・イスラエルは、イスラエル軍の25日のシリア爆撃がヒズブッラー高官を載せた航空機がイランに向けた離陸しようとしていたところを狙ったと伝える(2018年12月26日)

『ニューズウィーク』(12月26日付)は、25日にイスラエル軍戦闘機がレバノン領空を侵犯し、ダマスカス県西のマッザ航空基地などを爆撃した事件に関して、ヒズブッラーの高官複数が負傷したと伝えた。

この高官らは、爆撃時、マッザ航空基地を離陸し、イランに向かおうとしていた航空機内におり、負傷したという。

なお、爆撃の数分後にイランの航空機2機が同空港を離陸したという。

一方、タイムズ・オブ・イスラエル(12月26日付)も匿名筋の話として、ヒズブッラーの幹部を乗せたイランの航空機1機が離陸した数分後に爆撃が行われたと伝えた。

SANA, December 25, 2018

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Newsweek, December 26, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、Times of Israel, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから1,134人、ヨルダンから866人の難民が帰国、避難民757人が帰宅(2018年12月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月26日付)を公開し、12月25日に難民2,000人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは1,134人(うち女性340人、子供579人)、ヨルダンから帰国したのは866人(うち女性260人、子供442人)。

SANA, December 26, 2018

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は76,948人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者34,599人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者42,349人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 306,228人(うち女性91,980人、子供156,075人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民757人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは36人(うち女性12人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは171人(うち女性47人、子供81人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは550人(うち女性183人、子供157人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は183,663人(うち女性56,651人、子供90,445人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,266,025人(うち女性381,649人、子供642,828人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、アレッポ県1件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(アレッポ県1件、ラタキア県3件、イドリブ県4件、ハマー県7件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ大統領府報道官「イドリブ県でトルコ軍が攻撃を受けたら、シリア軍の頭のうえで世界をぶち壊す」(2018年12月25日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は、首都アンカラでの記者会見で、シリア軍がイドリブ県内のトルコ軍の部隊を攻撃したら「その頭のうえで世界をぶち壊す」と述べた。

「我々はこの件(トルコ軍のイドリブ県駐留)についてロシア、イランと合意した…。両国は、シリア政府と行ってきた交渉が完了したと発表するだろう。この地域には(トルコ軍の)監視所が12カ所ある…。今のところ、敵対行為を受けていない。我々はこの状態を続くことを望んでいるし…、そのために十分な措置を講じている…。彼ら(シリア軍)は、我々を攻撃すれば、割れレ我が自分達の頭のうえで世界をぶち壊すことを知っている」と述べた。

トゥルク・プレス(12月26日付)が伝えた。

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、Turk Press, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機がレバノン領空を侵犯し、ダマスカス郊外県西部を爆撃、シリア軍防空部隊はミサイルのほとんどを撃破(2018年12月25日)

シリア軍消息筋は、イスラエル軍戦闘機がレバノン領空を侵犯し、シリア領に向かってミサイル複数発を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、ほとんどのミサイルを撃破したと発表した。

一部のミサイルは着弾し、武器弾薬庫1棟が被害を受け、兵士3人が負傷したという。

SANA(12月25日付)特派員によると、シリア軍防空部隊はダマスカス郊外県西部上空でイスラエルのミサイルを迎撃した。

スプートニク・ニュース(12月25日付)によると、ミサイル1発はサブーラ町近郊に着弾したという。

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一方、ANHA(12月25日付)によると、イスラエル軍戦闘機がミサイル攻撃したのは、ダマスカス県西のマッザ航空基地で、同基地、カシオン山、人民宮殿一帯に展開する防空部隊が迎撃を行ったという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(12月25日付)は複数の活動家の話として、攻撃がマッザ航空基地、シリア軍が武器弾薬庫として使用しているダーライヤー国立病院、第4師団所属の第555連隊基地を狙ったものだと伝えた。

 

Youtube, December 25, 2018
SANA, December 25, 2018


AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、Sputnik News, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国連大使「シリア北部でのトルコの活動は一時的な現象にとどまるだろう」(2018年12月25日)

ロシアのゲンナージー・ガティロフ国連大使(7月に任命)は『イズベスチア』(12月25日付)のインタビューに応じ、そのなかでトルコが準備を進めているシリア北東部ユーフラテス川以東地域への侵攻作戦に関して、「クルド問題はシリアの政治的モザイクのなかできわめてセンスィティブな問題だ。シリア北部でのトルコの活動は、(同国の)安全保障やテロの脅威にかかわる脅威と結びついた一時的な現象に留まるだろう」と述べた。

ガティロフ国連大使はまた「我々はこの脅威がどの程度(軍事行動を)正当化するのかを判断するつもりはない。我々はアンカラがシリアの領土統一と主権を完全に支持していることを承知しており、この姿勢に疑いの念を抱く余地はまったくない」と付言した。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Izvestia, December 25, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「フランスがYPGを守るためにシリアに留まるなら、フランスのためにもYPGのためにもならない」(2018年12月25日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は報道向け声明で、北・東シリア自治局の支配地域への地上部隊の駐留を継続するとの姿勢を示しているフランスに「フランスのためにも人民防衛隊(YPG)のためにもならない」と警告した。

チャヴシュオール外務大臣外務大臣は「もしフランスがYPGを守るためにシリアに留まるなら、それはフランスのためにもYPGのためにもならないだろう」と述べた。

TRT(12月25日付)が伝えた。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、TRT, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから347人、ヨルダンから507人の難民が帰国、避難民967人が帰宅(2018年12月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月25日付)を公開し、12月24日に難民854人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは347人(うち女性104人、子供177人)、ヨルダンから帰国したのは507人(うち女性152人、子供259人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は74,948人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者33,465人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者41,483人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 304,228人(うち女性91,290人、子供155,054人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民967人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは223人(うち女性77人、子供101人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは708人(うち女性227人、子供303人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は182,906人(うち女性56,409人、子供90,192人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,265,269人(うち女性381,407人、子供642,575人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(ハマー県4件、ラタキア県9件、アレッポ県4件、イドリブ県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも25件の停戦違反(アレッポ県1件、ラタキア県5件、イドリブ県1件、ハマー県18件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 25, 2018をもとに作成。

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ローマ法王フランシスコ1世は、国外に逃れたシリア難民が平和に国に戻れるようにするため、国際社会に不断の取り組みを呼びかける(2018年12月24日)

ローマ法王フランシスコ1世は24日夜、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂でクリスマス・イブのミサを司式した。

法王は説教でシリア情勢についても言及、国外に逃れたシリア難民が平和に国に戻れるようにするため、国際社会に不断の取り組みを行うよう呼びかけた。

AFP(12月26日付)など伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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マクガーク大統領特使もマティス米国防長官に続いて駐留シリア米軍撤退決定を受けるかたちで辞任(2018年12月24日)

米国務省は、ブレット・マクガーク米大統領特使(有志連合調整担当)が12月31日付で辞任すると発表した。

マクガーク特使は2015年にバラク・オバマ前大統領によって任命されていたが、ドナルド・トランプ米大統領がシリアからの駐留部隊の撤退を決定(19日)する直前、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」という「ミッションが完了したなどと誰も発表していない」と述べていた。

なお、トランプ米大統領がシリアからの駐留部隊の撤退を決定して以降、辞任を表明したのは、ジェームズ・マティス国防長官(20日に辞任表明)に続いて2人目。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ヨルダン国王アブドゥッラー2世「シリアとの関係はかつてのようになるだろう」(2018年12月24日)

ヨルダン国王アブドゥッラー2世は、ヨルダンの記者団と懇談し、そのなかで「シリアの情勢は改善している、我々はシリアの盛運を願っている」としたうえで、「シリアとの関係はかつてのようになるだろう…。(シリアとの)業務もかつてのようになるだろう」と述べ、外交関係を修復する意向を示した。

アナトリア通信(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2018、Anadolu Ajansı, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「トルコ軍はシリア政府の合意のうえでイドリブ県に駐留している」(2018年12月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、スプートニク・ニュース(12月24日付)に対し、トルコ軍がシリア政府との合意の上にイドリブ県に監視所を設置するなどして駐留していると述べた。

ラブロフ外務大臣は「イドリブ県をめぐりロシアとトルコは合意に至り、12月17日にロシアのソチで基本合意書(MoU)として署名された。これは、アスタナ会議の枠組みに沿って、シリア領内に緊張緩和地帯し、トルコの監視所を設置することなどを定めたこれまでの決定を継続するものだ」としたうえで、「シリア領内の緊張緩和地帯におけるトルコ軍の駐留は、シリア政府との連携のもとに行われており、シリア政府はソチのMoUを歓迎している…。アスタナ会議の保障国の一つイランもMoUを支持している」と述べた。

ロシアのラブロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は12月17日、イドリブ県での非武装地帯設置にかかる合意を継続することを定めてMoUに署名していた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、Sputnik News, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トルコのソイル内務大臣「29万1,790人のシリア難民がトルコから既に帰国した」(2018年12月24日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、エディルネ県での演説で、トルコで暮らすシリア難民約30万人がすでに帰国したと述べた。

ソイル内務大臣は「二つの作戦(「ユーフラテスの盾」作戦と「オリーブの枝」作戦)開始以降に帰国したシリアの同胞の数は29万1,790人になる」と述べた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領「サウジアラビアが米国に代わってシリア再建に必要な資金を支払う」(2018年12月24日)

ドナルド・トランプ米大統領はツイッターのアカウント(https://twitter.com/realDonaldTrump/)で「サウジアラビアは今、シリアを再建するのに必要な資金を支払うことに合意してくれた。見たか? 5,000マイルも離れた米国のような超大国ではなく、非常に裕福な国々が隣国の再建を助けるのは素敵じゃないか。ありがとう、サウジ!」と綴った。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1077253411358326785

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.