関係当局がダルアー市ダム街道地区で、ダーイシュが保有していた大量の爆発物を発見(2022年11月18日)

ダルアー県では、SANA(11月18日付)によると、関係当局が、地元民兵とシリア軍第5軍団の治安作戦で制圧されたダルアー市ダム街道地区で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが保有していた大量の爆発物を発見、これを押収した。

一方、シリア人権監視団によると、東ムライハ村とダマー村を結ぶ街道で、正体不明の武装集団が車を襲撃、乗っていた若い男性1人と子供1人が死亡、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村、カルサア村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるワサータ村を砲撃した。

AFP, November 18, 2022、ANHA, November 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2022、Reuters, November 18, 2022、SANA, November 18, 2022、SOHR, November 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町などを砲撃(2022年11月18日)

ハサカ県では、ANHA(11月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のウンム・ムハルマラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市でシリア国民軍憲兵隊の兵士が、正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 18, 2022、ANHA, November 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2022、Reuters, November 18, 2022、SANA, November 18, 2022、SOHR, November 18, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県とラッカ県で、ダーイシュのスリーパーセルと思われる武装集団の襲撃で「イランの民兵」、シリア軍将兵が死亡(2022年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるティブニー町近郊で、「イランの民兵」がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団の襲撃を受け、2人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサブハ町近郊で、シリア軍部隊がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団の襲撃を受け、士官(大佐)1人と兵士1人が死亡した。

AFP, November 17, 2022、ANHA, November 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2022、Reuters, November 17, 2022、SANA, November 17, 2022、SOHR, November 17, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県アターリブ市一帯を砲撃し、子供5人負傷(2022年11月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市一帯を砲撃し、子供5人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアムキーヤ町を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカーヒラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

AFP, November 17, 2022、ANHA, November 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2022、Reuters, November 17, 2022、SANA, November 17, 2022、SOHR, November 17, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アブー・ハルドゥーブ村で住民がダイル・ザウル民政評議会東部地区から中部地区への編入に抗議してデモ(2022年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハルドゥーブ村で、住民が民政評議会の東部地区から中部地区への編入に抗議してデモを行った。

デモは前日も行われた。

AFP, November 17, 2022、ANHA, November 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2022、Reuters, November 17, 2022、SANA, November 17, 2022、SOHR, November 17, 2022などをもとに作成。

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米軍(有志連合)が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで、カルヤタイン市からのIDPsどうしが口論の末に撃ち合いに(2022年11月17日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプで、カルヤタイン市からの国内避難民(IDPs)どうしが口論の末に撃ち合いとなり、1人が同市出身のメディア活動家の家に手りゅう弾を投げ込んだ。

AFP, November 17, 2022、ANHA, November 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2022、Reuters, November 17, 2022、SANA, November 17, 2022、SOHR, November 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町などを砲撃(2022年11月17日)

ハサカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のハーン村、ハルブ・イード村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市に面するシリア政府支配下のターディフ市一帯で、シリア軍とシリア国民軍第3軍団が交戦した。

AFP, November 17, 2022、ANHA, November 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2022、Reuters, November 17, 2022、SANA, November 17, 2022、SOHR, November 17, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市、ラッカ県タッル・アブヤド市で抗議デモ(2022年11月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域にバーブ市で、シリア国民軍憲兵隊や文民警察が、メディア活動家のムハンマド・アブドゥッラティーフ氏(アブー・ガンヌーム)と妻の殺害事件(10月6日)への審判を求めて続けてきた座り込みデモのテントの撤去を試み、参加者に対して催涙弾を発射し、両者の間で衝突が起きた。

参加者は憲兵隊らに対して「シャッビーハ、シャッビーハ」などと連呼して抵抗したが、11月25日までに関係当局が事件についての調査結果を開示することを条件にテントの撤去に応じた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域にあるタッル・アブヤド市の国境通行所前で、女性らが生活状況の改善を求めて抗議デモを行った。

AFP, November 16, 2022、ANHA, November 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2022、Reuters, November 16, 2022、SANA, November 16, 2022、SOHR, November 16, 2022などをもとに作成。

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関係当局がダルアー市ダム街道地区で大量の武器弾薬を押収(2022年11月16日)

ダルアー県では、SANA(11月16日付)によると、関係当局が地元民兵や住民の支援を受け、前日にダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが放逐されたダルアー市ダム街道地区で大量の武器弾薬を押収した。

一方、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、若い男性が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、フラーク市でも住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 16, 2022、ANHA, November 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2022、Reuters, November 16, 2022、SANA, November 16, 2022、SOHR, November 16, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県ダーディーフ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2022年11月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるダーディーフ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

一方、11月6日のシリア軍によるマラーム国内避難民(IDPs)キャンプへの砲撃で重傷を負っていた女性1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にカブターン・ジャバル村を砲撃した。

AFP, November 15, 2022、ANHA, November 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2022、Reuters, November 15, 2022、SANA, November 15, 2022、SOHR, November 15, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県アブー・ラースィーン町などを砲撃(2022年11月15日)

ハサカ県では、ANHA(11月15日付)、SANA(11月15日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のアニーク・ハワー村、ダーウーディーヤ村、ルバイアート村、ウンム・ハルマラ村を砲撃した。

AFP, November 15, 2022、ANHA, November 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2022、Reuters, November 15, 2022、SANA, November 15, 2022、SOHR, November 15, 2022などをもとに作成。

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地元民兵とシリア軍第5軍団がダーイシュとの2週間におよぶ戦闘の末、ダルアー市ダム街道地区を完全制圧(2022年11月15日)

ダルアー県では、SANA(11月15日付)が治安筋の話として伝えたところによると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと、地元民兵、シリア軍第5軍団第8旅団との戦闘が続いていたダルアー市ダム街道地区が完全に制圧され、ダーイシュの「テロリスト」が浄化された。

同筋によると、治安作戦により、司令官4人を含むテロリスト数十人を殲滅、爆弾が仕掛けられていた自爆用の車輌4台を捕獲したほか、14日には爆弾が仕掛けられた車輌1輌を破壊し、乗っていた自爆戦闘員1人を殺害した。

また、数年にわたって使用されていたダム街道地区内での複数の作戦司令室、指揮所1ヵ所を浄化した。


シリア人権監視団によると、同地の制圧は、双方の激しい戦闘の末、ダーイシュ・スリーパーセルが、技師会館から撤退したことを受けたもの。

同監視団によると、ダルアー市ダム街道地区での戦闘で、ダーイシュのメンバー2人が死亡した。

また、ダーイシュの司令官1人を含むメンバー5人の遺体が発見された。

これにより、10月31日以降のダルアー市などでのダーイシュに対する治安作戦での死者は、民間人6人(うち子ども2人、メディア活動家1人、高齢者1人)、ダーイシュ・メンバー16人、地元民兵・第5軍団兵士5人となった。

一方、イナブ・バラディー(11月15日付)によると、同地のスリーパーセルのリーダーだったムハンマド・ムサーラマ氏(通称「ハフー」)とムアイイド・ハラフーシュ氏(通称「アブー・タアジャ」)の消息は不明。


他方、HFL(11月15日付)によると、地元民兵とシリア軍第5軍団第8旅団は、ダーイシュのスリーパーセルのリーダーの1人、ムハンマド・ムサーラマ氏(通称「ハフー」)の住居に到達し、同住居を含む住居複数棟、周辺のビル複数棟を制圧した。

HFLはまた、地元民兵と第8旅団が、ハマーディーン地区に向かおうとしていた車輌1輌を破壊、乗っていた「自由シリア軍」の元司令官のハーリド・アバーズィード氏(通称「アブー・ウマル」)を負傷させたと伝えた。

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一方シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、地元民兵が2018年のシリア政府との和解以降、逮捕者の釈放が行われていないとして、主要道路を封鎖し、抗議の意思を示した。

AFP, November 15, 2022、ANHA, November 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2022、HFL, November 15, 2022、‘Inab Baladi, November 15, 2022、Reuters, November 15, 2022、SANA, November 15, 2022、SOHR, November 15, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイタリアのマフィアの麻薬密売人を逮捕したと発表(2022年11月15日)

イナブ・バラディー(11月15日付)などによると、同地の軍事・治安権限を握るシャーム解放機構の総合治安機関が、イタリアの4大マフィアの一つカモッラのメンバーで麻薬密売人のブルーノ・カルボーネ容疑者を逮捕したと発表した。

総合治安機関のディヤー・ウマル報道官の発表によると、国際指名手配を受けているカルボーネ容疑者は数ヵ月前に逮捕され、麻薬密売、資金洗浄、違法送金などの国際犯罪への関与を認めているという。

ウマル報道官はまた、カルボーネ容疑者が、名前や国籍を偽り、賄賂や違法な方法を駆使して、多くの国に出入国を繰り返し、逃亡を続けていたと付言した。

カルボーネ容疑者は、シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部を経由して、シリア政府支配地に向かおうとしたところを拘束された。

拘束時、カルボーネ容疑者は、スペイン語を操り、ロレックスの腕時計の偽物を取引したことの捜査を逃れて、メキシコから逃亡したメキシコ人だと装っていた。

シリア北西部に入ろうとした際、総合治安機関は入国の日付を確認できなかったために拘束した。

そして、数ヵ月にわたる捜査を経て、カルボーネ容疑者であることを特定し、多くの国際犯罪に関与していたことをつきとめたという。

シリア政府の支配地への、ロシア国籍を取得して潜入を試み、同地を潜伏地として麻薬密売を続けようとしていたという。

カルボーネ容疑者は1977年2月23日生まれの45歳。

身長は186センチ、国籍はイタリア、麻薬密売人、麻薬や向精神薬を違法に取引する犯罪組織への参加の罪で2013年にイタリアで懲役20年の有罪判決を受けたが、逃亡したため、EUが国際指名手配していた。

ウマル報道官によると、イタリアから逃亡したカルボーネ容疑者は、長らくUAEで潜伏生活を続けた後、欧州、トルコ、「解放区」を経由して、シリア政府の支配地に入ろうとしていたという。

2021年8月にUAEのドバイで逮捕されたカモッラのメンバーで麻薬密売人のラファエル・インペリアーレ容疑者(ナポリ出身)の「右腕」と目される人物。

2019年にUAEの警察当局は、ドバイ国際空港でドミニコ・アルファーノを名乗るビジネスマンを逮捕、同人物はカルボーネ容疑者だと疑われたが、2020年11月に釈放されていた。

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なお、シリア救国内閣のムハンマド・サンカリー広報局長はフェイスブックのアカウント(https://mobile.twitter.com/mhmdsankary/)で、救国内閣内務省がこの3月に「解放区」を経由してシリア政府支配地に入ろうとしていたカルボーネ容疑者を逮捕し、イタリアに身柄を引き渡したと発表した。

https://twitter.com/mhmdsankary/status/1592527506665779201

 

また、イタリアのナポリ警察は、ローマ・チャンピーノ空港に移送されたブルーノ・カルボーネ容疑者の身柄を引き取ったと発表した。

AFP(11月16日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2022、November 16, 2022、ANHA, November 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2022、‘Inab Baladi, November 15, 2022、Reuters, November 15, 2022、SANA, November 15, 2022、SITE Intelligence Group, November 15, 2022、SOHR, November 15, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍第3軍団は組織の完全統合のためとして諮問会議を解散(2022年11月14日)

トルコの支援を受けるシリア国民軍の主力部隊の一つ第3軍団は声明を出し、組織の制度を強化し、参加組織を完全統合するために、組織の内規に従い、諮問評議会を解散すると発表した。

イナブ・バラディー(11月14日付)が第3軍団のサッラージュッディーン・ウマル広報局長の話として伝えたところによると、解散は、10月にトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で発生し、シャーム解放機構の介入を招いた同軍団とハムザ師団の戦闘にも関連しているという。

だが、10月末にトルコのガジアンテップ県で開催された同軍団と、シリア問題担当のトルコ高官らとの会談との関係は否定した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、‘Inab Baladi, November 14, 2011、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍イドリブ市で活動家1人を逮捕(2022年11月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、同機構の総合治安機関が、活動家1人を逮捕した。

一方、シャーム解放機構によって自治を委託されているシリア救国内閣が、シリア政府支配地の大学卒業者のイドリブ大学での就労を認めた決定を撤回した。

同大学の学生らが12日から決定に抗議してストライキを行ってきたことに対処するための措置。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県で「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害、イドリブ県ではシリア軍の砲撃で1人死亡(2022年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県西部のカブターン・ジャバル村でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、カフル・ハラブ村、ミーズナーズ村、バスラトゥーン村を砲撃した。

一方、シリア軍は県西部の第46中隊基地一帯、ダーラ・イッザ市を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるサーン村、マアッルバリート村一帯を砲撃し、オリーブの収穫作業をしていた住民1人が死亡した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダム街道地区で、地元民兵、シリア軍第5軍団第8旅団と、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの戦闘が続き、ダーイシュ・メンバー2人が新たに死亡した。

これにより、10月31日以降のダルアー県でのダーイシュに対する治安作戦での死者は、これにより民間人6人(うち子供2人、メディア活動家1人、高齢者1人を含む)、ダーイシュ・メンバー11人、地元民兵およびシリア軍第5軍団兵士5人となった。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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YPGとシリア民主軍は13日のトルコのイスタンブールでの爆破テロへの関与を否定(2022年11月14日)

人民防衛隊(YPG)の公式報道官は声明を出し、13日のトルコのイスタンブールでの爆破テロ事件に関して、「我々がテロ行為を実行したアフラーム・バシールなる(シリア人)女性と一切関係があり、役割を果たしていたことを完全に否定する」と発表した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官もツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて、「我々の部隊は何ら関係はない」と関与を否定した。

ANHA(11月14日付)が伝えた。

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トルコでは13日夕、最大都市イスタンブール中心部のタクシム広場にあるショッピング街で、爆発があり、少なくとも6人が死亡、81人が負傷、当局は14日、容疑者とされる女性1人を逮捕していた。

これに関して、シュレイマン・ソイル内務大臣は14日朝、爆発事件に関してクルディスタン労働者党(PKK)の犯行だと断じ、非難した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県を砲撃(2022年11月14日)

アレッポ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のシャイフ・アリー村を砲撃した。

AFP, November 14, 2022、ANHA, November 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2022、Reuters, November 14, 2022、SANA, November 14, 2022、SOHR, November 14, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊をドローンで攻撃(2022年11月13日)

ハサカ県では、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアームーダー市近郊のサンジャク・サアドゥーン村を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

この攻撃で車1台が破壊された。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のアウン・ダーダート村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のウンム・ハルマラ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のダーダー・アブダール村、ブービー村を砲撃した。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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シリア救国内閣がシリア政府支配地の大学卒業者のイドリブ大学での就労を認めたことに抗議し、同大学の学生らがスト(2022年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構によって自治を委託されているシリア救国内閣が、シリア政府支配地の大学卒業者のイドリブ大学での就労を認めたことに抗議し、同大学の学生らが12日にストライキを開始、13日も抗議行動を続けた。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハーウィー・ヒサーン村で住民数十人が生活状況改善を求めて抗議デモ(2022年11月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハーウィー・ヒサーン村の墓地に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍検問所の前で、住民数十人が抗議デモを行い、生活状況の改善を訴え、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ市内になるシャーム軍団の法務委員会事務所を包囲し、イスラーム教の伝道師やシャイフらを追放(2022年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市内になるシャーム軍団の法務委員会事務所を包囲し、なかにいたイスラーム教の伝道師やシャイフらに退去を要請、彼らを追放した。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が「解放区」とトルコ占領地を結ぶ通行所を封鎖し、トルコ占領地からのガスや灯油の密輸の取り締まりを実施(2022年11月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、イドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」とトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の境界に位置するダイル・バッルート村(アレッポ県)とアティマ村を結ぶ通行所を封鎖し、「オリーブの枝」地域からのガスや灯油の密輸の取り締まりを行い、通行所で大渋滞が発生した。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県、ハマー県で交戦(2022年11月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県西部のカブターン・ジャバル村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッルバリート村、マジュダリヤー村、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、バーラ村、ファッティーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアルカミーヤ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダム街道地区に進軍した地元民兵との戦闘で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われるメンバー1人が死亡、遺体で発見された。

このメンバーは自爆作戦を行おうとして死亡したと見られる。

なお、10月31日以降のダルアー県でのダーイシュに対する治安作戦での死者は、これにより民間人6人(うち子供2人、メディア活動家1人、高齢者1人を含む)、ダーイシュ・メンバー9人、地元民兵およびシリア軍第5軍団兵士5人となった。

このほか、ダルアー市ダム地区では若い男性1人が狙撃されて死亡したほか、ジャースィム市でも住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 13, 2022、ANHA, November 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2022、Reuters, November 13, 2022、SANA, November 13, 2022、SOHR, November 13, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回の砲撃を確認したと発表(2022年11月13日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回(イドリブ県1回、ラタキア県2回、アレッポ県1回)の砲撃を確認し、イドリブ県でシリア軍兵士1人が死亡、1人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月13日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 13, 2022をもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市近郊で、IDPsがオートバイに乗った武装グループによって銃で撃たれて死亡(2022年11月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市近郊のアマーリナ村に至る街道で、シュユーフ・タフターニー町からの国内避難民(IDPs)1人がオートバイに乗った武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 12, 2022、ANHA, November 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2022、Reuters, November 12, 2022、SANA, November 12, 2022、SOHR, November 12, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県南部のシリア軍拠点を砲撃、兵士1人が死亡(2022年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県南部のシリア軍拠点を砲撃、兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が第46中隊基地一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

 

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ダルアー県では、SANA(11月12日付)によると、アルマー町の町議会議長が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町では正体不明の武装集団が空軍情報部の協力者とされる若い男性を銃で撃ち殺害した。

さらに、マアルバ町でも、15歳の女児が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 12, 2022、ANHA, November 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2022、Reuters, November 12, 2022、SANA, November 12, 2022、SOHR, November 12, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は2人、コレラ感染者総数は1,351人に、北・東シリア自治局支配地域で4人(2022年11月12日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、11月12日現在のシリア国内での感染者数は計57,379人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,209人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0R22H662BiUkWQ3za5Bmfg12CZyDwJ5GmFxkkMyzVC9e2eg2cvepkkwhn2GA1FkSpl

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保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が1,351人に達し、うちこれまでに49人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県811人、ダイル・ザウル県217人、ハサカ県84人、ラタキア県70人、ラッカ県52人、スワイダー県26人、ハマー県26人、ヒムス県24人、ダマスカス県17人、ダマスカス郊外県8人、タルトゥース県8人、ダルアー県5人、クナイトラ県3人。

死者の県別内訳は、アレッポ県49人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ヒムス県1人、ハマー県1人、ダマスカス県1人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid032Gyt54B1qm4gzuCcmGLTPYJ56Kp3G5r8L1BZDZvSGziMpudZjNs3gbvabSDw8JjAl

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに4人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、11月7日現在のシリア国内での感染者数は計39,266人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,578人となった。

AFP, November 12, 2022、ACU, November 12, 2022、ANHA, November 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2022、Reuters, November 12, 2022、SANA, November 12, 2022、SOHR, November 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による5回の砲撃を確認したと発表(2022年11月12日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による5回(イドリブ県4回、ラタキア県1回)の砲撃を確認し、イドリブ県でシリア軍兵士1人が死亡、1人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 12, 2022をもとに作成。

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シリア民主軍が政府の支配下にあるダイル・ザウル県タービヤト・ジャズィーラ村に新たな軍事拠点を設置(2022年11月11日)

ダイル・ザウル県では、ナフル・メディア(11月11日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府の支配下にあるタービヤト・ジャズィーラ村に新たな軍事拠点を設置した。

軍事拠点はシリア政府の支配地とダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配地の境界線から400メートルの距離に位置し、シリア政府の支配は事実上及んでいなかったという。

AFP, November 11, 2022、ANHA, November 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2022、Nahermedia, November 11, 2022、Reuters, November 11, 2022、SANA, November 11, 2022、SOHR, November 11, 2022などをもとに作成。

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