シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域から、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域内のクワイト・ラフマ村(アレッポ県)に砲撃が行われ、1人死亡、女性と子ども3人負傷(2022年10月29日)

ハサカ県では、ANHA(10月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域から、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域内のクワイト・ラフマ村に対して砲撃が行われ、砲弾6発が着弾、1人が死亡、女性と子ども3人が負傷した。

AFP, October 29, 2022、ANHA, October 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2022、Reuters, October 29, 2022、SANA, October 29, 2022、SOHR, October 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は1人、コレラ感染者総数は1,097人に北・東シリア自治局支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は2人(2022年10月29日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月29日現在のシリア国内での感染者数は計57,358人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,183人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0HUxSi1hR75hRWaZUihrxaVBRBhyPwD78tASdFFor7DE35LtiyJCscCsx1ZVQMzPRl

**

保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が1,097人に達し、うちこれまでに44人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県658人、ダイル・ザウル県194人、ハサカ県75人、ラッカ県48人、ラタキア県46人、スワイダー県24人、ダマスカス県14人、ハマー県11人、ヒムス県11人、ダマスカス郊外県6人、ダルアー県5人、タルトゥース県4人、クナイトラ県1人。

死者の県別内訳は、アレッポ県39人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ダマスカス県1人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0JeSwr2V2ztifbdzpH79C7Ng98pNvJGmyHDd6EfdgTyVPnZv46RMC17gDDCEqQ8Hul

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、10月29日現在のシリア国内での感染者数は計39,258人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,578人となった。

https://hawarnews.com/ar/uploads//2022/10/29/081354_312359456_457963089768488_5701914415735544548_n.jpg

AFP, October 29, 2022、ACU, October 29, 2022、ANHA, October 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2022、Reuters, October 29, 2022、SANA, October 29, 2022、SOHR, October 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県フーア市に居住するダマスカス県、ヒムス県、ハマー県、イドリブ県からのIDPsが、仮設住宅からの退去を命じたシャーム軍団の決定を拒否し、抗議デモ(2022年10月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るフーア市に居住するダマスカス県、ヒムス県、ハマー県、イドリブ県からの国内避難民(IDPs)が、仮設住宅からの退去を命じた国民解放戦線を主導するシャーム軍団の決定を拒否し、抗議デモを行った。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ワタド石油社はシリア救国内閣が所轄する石油製品総局への登録条件を満たさなかったとして事業停止処分を受けることになったのを受け、会社を解散(2022年10月28日)

ワタド石油社は、シリア救国内閣が所轄する石油製品総局への登録条件を満たさなかったとして事業停止処分を受けることになったのを受け、会社を解散すると発表した。

ワタド石油社は、2017年に創業し、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」で灯油、ガソリンなどの燃料供給を担ってきた。

ワタド石油社の解散を受け、「解放区」の燃料供給は、認可を受けたアラブ社、サラーム社、ラフマ社、タイイバ社、イッティハード社、アーラミーヤ社が担うことになるという。

シリア人権監視団が伝えた。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局のはオーストラリアの使節団にダーイシュのオーストラリア人メンバーの妻子13人の身柄を引き渡す(2022年10月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外関係委員会は、オーストラリアの使節団に、ダーイシュ(イスラーム国)のオーストラリア人メンバーの妻4人と子ども13人の身柄を引き渡した。

17人はマーリキーヤ市にあるロジュ・キャンプに収容されていた。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県、ラタキア県で交戦(2022年10月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が決戦」作戦司令室の支配下のサーン村、マンタフ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はダーディーフ村近郊でシリア軍の14.5ミリ機関砲を破壊した。

「決戦」作戦司令室はまた、サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部のダーラ・イッザ市近郊のダッラ交差点でゴミ収集業者の車を対戦車ミサイルで攻撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルクール村、ズィヤーラ町、サルマーニーヤ村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセル・メンバーと思われる男性がダルアー市で自爆し、元反体制武装集団の司令官ら多数死傷(2022年10月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル・メンバーと思われる男性がダルアー市ダルアー・バラド地区での住宅の前で身に着けていた自爆ベルトを爆発させ、元反体制武装集団の司令官3人が死亡、複数が負傷した。

シリア人権監視団によると、その後死者は5人に増加した。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022、October 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県とラッカ県を砲撃、シリア軍兵士1人が死亡、5人が負傷(2022年10月28日)

ハサカ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ヒルバト・シャイール村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、シリア軍兵士1人が死亡、5人が負傷した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

 

**

 

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域からトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つマーリア市近郊への砲撃で、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線の戦闘員多数が負傷した。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍が占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」の境界に位置するダイル・バッルート村とガザーウィーヤ村に新たな基地の建設を開始(2022年10月28日)

アレッポ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍が、占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」の境界に位置するダイル・バッルート村とガザーウィーヤ村の2ヵ所に新たな基地の建設を開始した。

ダイル・バッルート村とガザーウィーヤ村には「オリーブの枝」地域と「解放区」を結ぶ通行所が設置されているが、いずれも最近になってシャーム解放機構によって制圧されている。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、シャーム解放機構による軍事、治安、自治の掌握を拒否するデモが行われ、住民や国内避難民(IDPs)数十人が参加した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア難民120人あまりがバーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア領内に強制退去させられた。

AFP, October 28, 2022、ANHA, October 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2022、Reuters, October 28, 2022、SANA, October 28, 2022、SOHR, October 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下のアレッポ県アアザーズ市で、シャーム解放機構への自治・軍事・治安権限の移譲を拒否する抗議デモ(2022年10月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の主要都市の一つアアザーズ市で、シャーム解放機構への自治・軍事・治安権限の移譲を拒否する抗議デモが行われ、住民らが参加した。

デモではまた、駐留トルコ軍の撤退、シリア国民軍の隊列の統合、シャーム解放機構を排除したかたちでの民政自治局の設置などが求められた。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県を砲撃(2022年10月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村、バイニーン村、シャンナーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年10月27日)

アレッポ県では、ANHA(10月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、スーガーニーカ村、クナイトラ村を砲撃、アキーバ村では子ども2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市に接するシリア政府支配下のターディフ市近郊で、シリア軍とシリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線が交戦、シャーム戦線の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

**

ハサカ県では、ANHA(10月27日付)、SANA(10月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ヒルバト・シャイール村、ルバイアート村、アッブーシュ村、アサディーヤ村、ダーダー・アブダール村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、タッル・ワルド村にあるシリア軍の拠点が被弾し、兵士1人が死亡した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, October 27, 2022、ANHA, October 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2022、Reuters, October 27, 2022、SANA, October 27, 2022、SOHR, October 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回の砲撃を確認したと発表(2022年10月27日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回(アレッポ県1件、ラタキア県3件)の砲撃を確認したと発表し、アレッポ県ミーズナーズ村一帯に対する「テロリスト」の狙撃で、シリア軍兵士1人が殺害されたことを明らかにした。

RIAノーヴォスチ通信(10月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 27, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の総合治安機関がアレッポ県アフリーンに設営されていたテントを強襲し、シリア国民軍第3軍団メンバーと思われる若い男性3人を追放(2022年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市中心街のカーワー・ハッダード交差点近くに設営されていたテントを強襲し、シリア国民軍第3軍団メンバーと思われる若い男性3人を追放した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッルバリート村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部のアージル村一帯で砲撃戦を行った。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町で住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局渉外関係委員会はカナダ政府使節団に、ダーイシュのカナダ人メンバーの子ども2人と女性2人の身柄を引き渡す(2022年10月26日)

ハサカ県では、CBC(10月26日付)によると、北・東シリア自治局渉外関係委員会がカナダ政府の使節団に、ダーイシュ(イスラーム国)のカナダ人メンバーの子ども2人と女性2人の身柄を引き渡した。

 

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、CBC, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県アブー・ラースィーン町近郊の村々を砲撃(2022年10月26日)

ハサカ県では、ANHA(10月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ウブード村、アサディーヤ村を砲撃した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはシャーム解放機構がイドリブ県で有毒物質が装填されたロケット弾36発の使用を準備していると発表(2022年10月12日)(2022年10月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、シリアのアル=カーイダとして知られるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、イドリブ県南部のアルバーン山の洞窟に設置されている複合施設で有毒物質が装填されたロケット弾36発の使用を準備していると発表した。

エゴロフ副センター長によると、シャーム解放機構はこれらのロケット弾を使用して、シリア軍が民間人に有毒物質を使用したと見せかけようとしているという。

RIAノーヴォスチ通信(10月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 26, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域で共闘関係にあるシリア国民軍所属ハムザ師団とスルターン・ムラード師団のメンバー9人を麻薬密輸に関与しているとして逮捕(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市、ジンディールス町で、共闘関係にあるシリア国民軍所属ハムザ師団とスルターン・ムラード師団のメンバー9人を麻薬密輸に関与しているとして逮捕した。

AFP, October 26, 2022、ANHA, October 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 26, 2022、Reuters, October 26, 2022、SANA, October 26, 2022、SOHR, October 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が前日に続いて捕虜交換(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域と「オリーブの枝」地域に進攻中のシャーム解放機構と、シリア国民軍第3軍団が前日に続いてバースータ村で捕虜交換を行った。

捕虜交換はトルコの仲介によるもの。

双方が釈放した戦闘員の数は不明。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2022年10月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、スフーフン村を砲撃した。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、ラッカ県、ハサカ県の北部でトルコ軍とシリア民主軍の交戦続く(2022年10月25日)

アレッポ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・ヒラール村、スーガーニーカ村の森林地帯、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハルバサーン村一帯、クーラーン村一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、マーリア市近郊では、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線のメンバーが乗った車に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地から発射された対戦車ミサイルが命中し、乗っていた戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

また、シャッラーン町近郊のクワイト・ラフマ村にシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地からの砲撃が行われた。

**

ラッカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプ、サイダー村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(10月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のヒルバト・シャイール村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, October 25, 2022、ANHA, October 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 25, 2022、Reuters, October 25, 2022、SANA, October 25, 2022、SOHR, October 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の総合治安機関がアレッポ県アフリーン市でイスラーム軍の元メンバー4人を新たに逮捕(2022年10月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、最近になって制圧したトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市のアフリーン市でイスラーム軍の元メンバー4人を新たに逮捕した。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県アブー・ハマーム市で教師や住民らが、自治当局による学校でのニカーブ着用禁止令に反対して抗議デモ(2022年10月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で教師や住民らが、自治当局による学校でのニカーブ着用禁止令に反対して、抗議デモを行った。

また、ハワーイジュ・ブーマスア村、ハワーイジュ・ズィヤーブ村、ムハイミーダ村では、前日に続いて生活状況改善を訴えるデモが行われた。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県サルミーン市で住民が薬局の閉鎖を決定したシリア救国内閣に抗議するデモ(2022年10月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣が、住民の収入に応じた価格で医薬品を販売していない薬局の閉鎖を決定したことに抗議して、サルミーン市で住民数十人がデモを行った。

**

シリア救国内閣は抗議デモを受けて、25日に決定を撤回した。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022、October 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がイドリブ県ザーウィヤ山地方でシリア軍の拠点を砲撃し、兵士1人を殺害(2022年10月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方でシリア軍の拠点を砲撃し、兵士1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はシャンナーン村マアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、シャンナーン村で女性1人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アターリブ市一帯を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるアウラム・スグラー村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、軍事治安局の傘下で活動する地元民兵のメンバーが銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県マンビジュ市北のトルコ占領地で、シャーム戦線に代わってアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が展開(2022年10月24日)

アレッポ県では、ANHA(10月24日付)がトルコ占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市の住民筋や人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の複数の軍事筋の話として伝えたところによると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北側に接する「ユーフラテスの盾」地域内の複数の村で、同地を支配していたシリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線に代わって、シリアのアル=カーイダとして知られる国際テロ組織のシャーム解放機構と共闘関係にあるアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が展開した。

シャーム自由人イスラーム運動が展開したのは、ジャトル村、小アラブ・ハサン村、ハムラーン村、タッル・アリー村、シュアイブ村、ハダーディージュ村。

シャーム戦線はシャーム自由人イスラーム運動に、これらの村を譲渡したという。

シャーム自由人イスラーム運動はまた、トルコ軍が展開していたヤーシリー村、アブー・バスマ農場の基地にも展開したという。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県カーミシュリー市にあるシリア民主軍の施設をドローンで攻撃(2022年10月24日)

ハサカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のマイサルーン地区にある殉教者ダリール・サールーハーン廟近くを無人航空機(ドローン)で攻撃し、複数人が負傷した。

シリア人権監視団によると、攻撃は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事拠点(憲兵隊の拠点、あるいは「軍事工業機構」の施設)を狙ったもので、4人が死傷した。

トルコ軍によるシリア領内への爆撃は今年になって62回目だという。

**

アレッポ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハルバサーン村、クーラーン村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のニスリーヤ村でトルコ軍憲兵隊が、トルコ領内に密入国しようとした男性1人を射殺した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線、サイダー村などを砲撃した。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「カエル」の異名で知られる元反体制武装集団指導者で現在はロシアの支援を受けているアフマド・アウダ第5軍団第8旅団司令官がトルコを訪問

反体制系サイトのラースィド(10月23日付)は、複数の地元メディア筋の話として、2018年にシリア政府との和解に応じ、ロシアの支援を受けるシリア軍第5軍団所属の第8旅団の司令官になったアフマド・アウダ氏(スンナ青年旅団元司令官、「カエル」の異名で知られる)が、トルコ政府の招きで、トルコを訪問したと伝えた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid04cq5uWEMmVEedG2uNX2rtLtPokCBWrfrRc8vLB5bnJJPUiYYM8WUkeNh9tzxTeX6l&id=100064171899115

アウダ氏の訪問は、最近になって、シリア問題担当のトルコの治安問題高官を勤めていたエルデム・オザン氏が今月初めに在ヨルダン・トルコ大使に任命されたのを受けたもの。

訪問の目的は不明だという。

AFP, October 23, 2022、ANHA, October 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2022、al-Rasid, October 23, 2022、Reuters, October 23, 2022、SANA, October 23, 2022、SOHR, October 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

革命特殊任務軍のカースィム司令官は、タンフ国境通行所の米軍(有志連合)の基地司令官と会談し、組織の名称を「自由シリア軍」に変更することを決定(2022年10月23日)

米国が違法に駐留するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍のファリード・カースィム司令官(大佐)は、タンフ国境通行所の米軍(有志連合)の基地で、基地司令官と会談し、組織の名称を「自由シリア軍」に変更することを決定した。

シリア人権監視団が発表した。

新たな呼称はアラビア語で「جيش سوريا الحرة」。広く用いられている「自由シリア軍」(الجيش السوري الحر)とは異なる。

AFP, October 23, 2022、ANHA, October 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2022、Reuters, October 23, 2022、SANA, October 23, 2022、SOHR, October 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.