米主導の有志連合は1月3日にシリア領内で21回の爆撃を実施(2017年1月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月3日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は21回で、シャッダーディー市近郊(3回)、ラッカ市近郊(7回)、タンフ国境通行所近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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イランのヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問は、ヒズブッラーのシリア撤退を否定(2017年1月3日)

イランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問は、イラクのヌーリー・マーリキー前首相とテヘランでの会談に際して、シリア政府を支援しているヒズブッラーなどの外国人武装勢力について「シリア政府の要請に基づき現地入りしている」と述べ、ロシア・トルコの仲介により成立したシリア政府と反体制派の停戦が、ヒズブッラーのシリアからの撤退をも規定しているとの一部情報を、「敵のプロパガンダで事実無根だ」と否定した。

ヴェラーヤティー氏はそのうえで、イランが「抵抗枢軸への支援」を継続すると改めて表明、「シリアは、イランに始まり、イラクを経由し、シリア、レバノン、そしてパレスチナへと至るこの枢軸における重要な柱をなしている」と述べた。

『ハヤート』(1月4日付)などが伝えた。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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有志連合のB-52戦略爆撃機がイドリブ県内のシャーム・ファトフ戦線拠点を爆撃し、戦闘員25人を殺害(2017年1月3日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、有志連合と思われる戦闘機がサルマダー市一帯の丘陵地帯にあるシャーム・ファトフ戦線の主要拠点を空爆し、戦闘員25人と同戦線に拘束されていた人質4人が死亡、多数が負傷した。

ARA News(1月3日付)によると、空爆を実施したのはB-52戦略爆撃機で、サルマダー市とカフル・ドゥリヤーン村の間に点在するシャーム・ファトフ戦線の拠点複数カ所が5回にわたり爆撃を受けた。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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有志連合の航空支援を受けるYPG主体のシリア民主軍はダーイシュからラッカ市西方の4カ村を奪取(2017年1月3日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はラッカ市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アラブー村、ダフラーン村、アーリール村、ハンフード村を制圧した。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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トルコのユルドゥルム首相はトランプ米新政権にYPGへの支援を断念するよう暗に迫る(2017年1月3日)

トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は、与党公正発展党(AKP)の国会議員を前に演説を行い、「テロ組織が(トルコと米国の)戦略的パートナーシップを破壊することを米国は許してはならない」と述べ、1月20日に発足するドナルド・トランプ新政権に、民主統一党(PYD)、人民防衛隊への支援を断念するよう暗に迫った。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がユーフラテス川右岸に位置する西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊主導のシリア民主軍支配下のアリーマ村(アレッポ県)を激しく砲撃(2017年1月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川右岸のマンビジュ市西部に位置する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下ののアリーマ村一帯を、ハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍が激しく砲撃し、人民防衛隊隊員ら少なくとも2人が死亡、12人が負傷した。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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有志連合は2016年11月のシリア領内での爆撃による民間人犠牲者が3人だけだったと発表(2017年1月3日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2016年11月のシリアおよびイラク領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる16の新たな報告を受け、すでに報告されている7件の併せて23件を調査、うち13件が事実と異なり、民間人の犠牲者が確認できたのは5件のみで、のこる5件は調査続行中だと発表した。

民間人の犠牲者が確認できた5件のうち、シリアでの空爆は、2016年11月21日のサーリヒーヤ村近郊(民間人2人死亡)、11月26日のラッカ市近郊(民間人1人死亡)の2件。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月1~2日にかけてラッカ市近郊一帯のほか、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のイドリブ県への爆撃を実施(2017年1月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月1~2日の2日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

1月1日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して26回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(12回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、イドリブ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

なおイドリブ市近郊での2回の空爆はダーイシュ(イスラーム国)の戦術ユニット(車輌)を標的としていたというが、同地はダーイシュではなく、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍支配地域。

また、同地では1月2日未明、無人戦闘機がシャーム・ファトフ戦線の司令官らが乗った車2台を相次いで空爆し、同戦線司令官ら9人が死亡している。

1月2日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は14回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(5回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 3, 2017、AP, January 3, 2017、ARA News, January 3, 2017、Champress, January 3, 2017、al-Hayat, January 4, 2017、Iraqi News, January 3, 2017、Kull-na Shuraka’, January 3, 2017、al-Mada Press, January 3, 2017、Naharnet, January 3, 2017、NNA, January 3, 2017、Reuters, January 3, 2017、SANA, January 3, 2017、UPI, January 3, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市西部郊外の2カ村をダーイシュから奪取(2017年1月2日)

ラッカ県では、ARA News(1月2日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハーンフード村、シャーリー村を制圧した。


AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュは異例の声明でイスタンブールでの銃乱射事件への関与を認める一方、トルコ政府は、シリア国内でのダーイシュ、YPGに対する作戦続行を意志表明(2017年1月2日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、トルコの最大都市イスタンブールのナイト・クラブで1日未明に発生した銃乱射事件(外国人多数を含む39人が死亡、69人が負傷)に関して、犯行を認める異例の声明を出した。

声明では、実行犯が「信徒の統率者の命令に従い、十字軍の下僕であるトルコを狙った」としたうえで、「背教者であるトルコ政府は、その空爆や砲撃によって流されたイスラーム教徒の血が、その家を炎で焼くことになることを知るが良い」と非難した。

これに対して、トルコのニマン・クルトゥルムシュ副首相(内閣報道官)は、ダーイシュが犯行声明を出したイスタンブールでの乱射事件に関して「国外での作戦に対して向けられたメッセージ」と断じ、アレッポ県北部でのダーイシュと西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の排除を目的に続行されている「ユーフラテスの盾」作戦に対する報復だとの見方を示した上で、「我々は断固として国外での作戦を継続する」と述べた。

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がダーイシュ支配下のバーブ市一帯を爆撃・砲撃し、戦闘員22人を殲滅する一方、ロシア軍も同地郊外を爆撃(2017年1月2日)

アレッポ県では、ロイター通信(1月2日付)によると、トルコ軍航空部隊と地上部隊がダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市一帯を空爆・砲撃し、戦闘員22人を殲滅した。

また、ロシア軍戦闘機もバーブ市近郊のダイル・カーク村一帯を空爆した。


AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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有志連合と思われる無人戦闘機の爆撃でシャーム・ファトフ戦線の幹部らが死亡、ホワイト・ヘルメットはその遺体を収容する動画を公開(2017年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線の司令官ら乗った車2台が相次いで無人戦闘機の空爆を受け、司令官複数人を含む8人が死亡した(クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、死亡した戦闘員は11人)。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月2日付)などによると、死者8人のなかには、シャーム・ファトフ戦線の軍事局幹部のハッターッブ・カフターニー氏、アブー・ムウタスィム・ダイリー氏、そしてシャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」との統合に向けた交渉を主導していたアブー・ウマル・トゥルキスターニー氏らが含まれているという。

空爆はサルマダー市・ハザーヌー町街道、サルマダー市・バーブ・ハワー国境通行所間の街道の2カ所で行われた。

アブドゥッラッザーク・スバイフを名乗る活動家は、クッルナー・シュラカー(1月2日付)に対して、空爆を実施した無人戦闘機は有志連合所属機と思われると述べた。

イドリブ県の民間防衛部隊(ホワイト・ヘルメット)が空爆現場から焼死体を収容する映像をユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=wiG69-QaZiQ&feature=youtu.be)を通じて公開した。

Youtube, January 2, 2017
Youtube, January 2, 2017

 

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は12月29~31日にかけてラッカ市近郊一帯を中心に40回の爆撃を実施(2017年1月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月29~31日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

12月29日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(1回)、タドムル市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

12月30日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は21回で、ラッカ市近郊(17回)、タンフ国境通行所近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

12月31日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は19回で、シャッダーディー市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 2, 2017、AP, January 2, 2017、ARA News, January 2, 2017、Champress, January 2, 2017、al-Hayat, January 3, 2017、Iraqi News, January 2, 2017、Kull-na Shuraka’, January 2, 2017、al-Mada Press, January 2, 2017、Naharnet, January 2, 2017、NNA, January 2, 2017、Reuters, January 2, 2017、SANA, January 2, 2017、UPI, January 2, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がダーイシュとの戦闘の末ラッカ市西部郊外の1カ村を制圧(2017年1月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

ARA News(1月1日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市南部郊外に位置するマフムーディーヤ村を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(1月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の広報局が、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のカルバナーフ村、クーラーン村、カールリーク村、カルフーフ村をトル尾軍が砲撃したと発表した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ支配下のバーブ市、ターディフ市(アレッポ県)内の住宅地を砲撃(2017年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市西部一帯で進軍を続けた。

ARA News(1月1日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室所属部隊が発射した迫撃砲弾がバーブ市内のサブア・バフラート地区に着弾し、子供2人が負傷した。

また、トルコ軍が、バーブ市南部に位置するターディフ市の住宅街を砲撃した。

一方、ダーイシュはバーブ市西部郊外のアズラク村、ダグルバーシュ村一帯で反撃を強め、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県アイン・フィージャ町の水源確保をめざして、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など停戦拒否派への攻撃を続行(2017年1月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力が、東グータ地方のマイダアーニー村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員など親政権武装勢力は、バラダー渓谷(アイン・ハドラー村、バスィーマ町、アイン・フィージャ町、フサイニーヤ村など)でシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団との戦闘を続け、アイン・フィージャ町を見下ろす周辺地帯に進軍した。

同地への進軍は、アイン・フィージャ町にある水源を確保するため。

Kull-na Shuraka', January 1, 2017
Kull-na Shuraka’, January 1, 2017

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がアターリブ市を空爆し、複数人が負傷、またシリア軍地上部隊がカフルダーイル村を砲撃し、子供2人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の包囲が続くフーア市、カファルヤー町に対して、反体制武装集団が砲撃を行った。

一方、ARA News(1月1日付)によると、ハーン・スブル村で、シャーム・ファトフ戦線メンバーが乗った車の近くで爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

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ヒムス県では、ARA News(1月1日付)によると、シリア軍がハウラ地方、タルビーサ市、ガントゥー市一帯を砲撃した。

また、ロシア軍と思われる戦闘機がシャンダーヒーヤ村、マスアダ村、ラビーア村を空爆し、女性1人を含む民間人3人が死亡した。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣はテヘランでヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問、ラリージャーニー国会議長と会談(2017年1月1日)

イランを訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、テヘランでアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問、アリー・ラリージャーニー国会議長と相次いで会談し、シリア・イラン二国間関係、シリア情勢の進捗などについて意見を交わした。

SANA, January 1, 2017
SANA, January 1, 2017

ヴェラーヤティー氏は会談で「イランはシリア人にとって第2の国であり、イランにシリアの高官が訪れたことは、イランがシリアと織りなしている戦略的関係を反映したもので、それはハーフィズ・アサド前大統領の時代から続いている」と述べた。

これに対して、ムアッリム外務在外居住者大臣は「我々がイラン、ロシアと行ってきた協力は、シリア人どうしが対話を行う余地を与えるための軍事的作戦停止をもたらす基軸となった…。停戦を利用して自らの組織の立て直しを画策している者は間違っている。すべての武装集団はヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)とダーイシュ(イスラーム国)といったテロ組織を遠ざけ、治安と安定を強化するため、これらの組織を都市部から排除しなければならない」と述べた。

SANA(1月1日付)、『ハヤート』(1月2日付)などが伝えた。

AFP, January 1, 2017、AP, January 1, 2017、ARA News, January 1, 2017、Champress, January 1, 2017、al-Hayat, January 2, 2017、Iraqi News, January 1, 2017、Kull-na Shuraka’, January 1, 2017、al-Mada Press, January 1, 2017、Naharnet, January 1, 2017、NNA, January 1, 2017、Reuters, January 1, 2017、SANA, January 1, 2017、UPI, January 1, 2017などをもとに作成。

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国連安保理は、ロシアとトルコによるシリアでの全土停戦と和平協議への取り組みを支持する安保理決議第2336号を全回一致で採択(2016年12月31日)

国連安保理は、ロシアとトルコの仲介により29日に成立(30日午前0時に発効)したシリア政府と反体制武装集団7組織の停戦を支持する安保理決議第2336号(ロシア、トルコが提出)を全回一致で承認した。

安保理決議第2336号は、①シリアにおける暴力停止と(紛争解決に向けた)政治プロセス開始に向けたロシアとトルコの取り組みを関係・支援するとともに、両国が合意した停戦および和平協議の実施にかかる細目「S/2016/1133」(https://www.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=S/2016/1133&referer=/english/&Lang=E)を留意し、②国際シリア支援グループ(ISSG)による紛争解決に向けた工程表を承認した国連安保理決議第2254号および第2268号実施の重要性を強調、③12月20日のロシア・トルコ・イラン外務会談により実施に向けた動きが本格化し、2016年1月下旬に開催予定のカザフスタンの首都アスタナ市でのシリア政府と反体制派の和平協議(アスタナ会議)に期待を寄せている。

なお、安保理決議第2336号全文は以下の通り:

“The Security Council
“Recalling all its previous resolutions and presidential statements on the situation in the Syrian Arab Republic, in particular resolutions 2254 (2015) and 2268 (2016), and the Geneva communiqué of 30 June 2012,
“Reaffirming its strong commitment to the sovereignty, independence, unity and territorial integrity of the Syrian Arab Republic, and to the purposes and principles of the Charter of the United Nations,“Noting the joint statement by the Ministers for Foreign Affairs of the Islamic Republic of Iran, the Russian Federation and the Republic of Turkey of 20 December 2016,
“Noting with appreciation the mediation efforts undertaken by the Russian Federation and the Republic of Turkey to facilitate the establishment of a ceasefire in the Syrian Arab Republic,
“Reiterating its call on the parties to allow humanitarian agencies rapid, safe and unhindered access throughout Syria, as provided for in its relevant resolutions,
“Reiterating that the only sustainable solution to the current crisis in the Syrian Arab Republic is through an inclusive and Syrian-led political process based on the Geneva communiqué of 30 June 2012 as endorsed by resolution 2118 (2013), its resolutions 2254 (2015) and 2268 (2016) and relevant statements of the International Syria Support Group,
“1. Welcomes and supports the efforts by Russia and Turkey to end violence in Syria and jumpstart a political process, and takes note of the documents issued by Russia and Turkey in this regard (S/2016/1133);
“2. Stresses the importance of the full implementation of all relevant Security Council resolutions, particularly resolutions 2254 (2015) and 2268 (2016);
“3. Looks forward to the meeting to be held in Astana, Kazakhstan, between the Government of the Syrian Arab Republic and the representatives of the opposition viewing it as an important part of the Syrian-led political process and an important step ahead of the resumption of negotiations under the auspices of the United Nations in Geneva on 8 February 2017;
“4. Decides to remain seized of the matter.”

https://www.un.org/, December 31, 2016をもとに作成。

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バーブ市一帯でハワール・キリス作戦司令室がダーイシュと交戦、トルコ軍の爆撃で民間人3人が死亡(2016年12月31日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室がトルコ軍の全面支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦、バーブ市西部のダグルバーシュ村を制圧した。

なお、ARA News(12月31日付)によると、トルコ軍はまたバーブ市西部一帯を空爆し、民間人3人が死亡した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ラッカ市西部郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2016年12月31日)

ラッカ県では、ARA News(12月31日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外の東ジャアバル村一帯、マフムーディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣、マムルーク国民安全保障会議議長がイランを訪問し、ロウハーニー大統領らと会談(2016年12月31日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はイランの首都テヘランを訪問し、ハサン・ロウハーニー大統領、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談した。

ロウハーニー大統領との会談で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、アサド大統領からの親書を手渡し、30日に発効した停戦、2017年1月に予定されているアスタナ会議(カザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制派の和平協議)などのシリア情勢、シリア・イラン二国間関係などについて意見を交わした。

会談で、ロウハーニー大統領は、シリア全土での治安と安定の回復が実現するまで、「テロとの戦い」でシリアへの支援を継続することを確認した。

SANA(12月31日付)が伝えた。

SANA, December 31, 2016
SANA, December 31, 2016

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『ハヤート』(1月1日付)によると、ムアッリム外務在外居住者大臣には、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長も同行、同議長はアリー・シャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長と会談した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍によるバーブ市(ダーイシュ支配下)への爆撃・砲撃で民間人30人が死亡(2016年12月30日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月31日付)によると、トルコ軍航空部隊と地上部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市を激しく空爆・砲撃し、民間人30人が死亡、多数が負傷した。

AFP, December 31, 2016、AP, December 31, 2016、ARA News, December 31, 2016、Champress, December 31, 2016、al-Hayat, January 1, 2017、Iraqi News, December 31, 2016、Kull-na Shuraka’, December 31, 2016、al-Mada Press, December 31, 2016、Naharnet, December 31, 2016、NNA, December 31, 2016、Reuters, December 31, 2016、SANA, December 31, 2016、UPI, December 31, 2016などをもとに作成。

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ラッカ市西部郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2016年12月30日)

ラッカ県では、ARA News(12月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外の東ジャアファル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外相「シリアの領土の統一性を認めれば、PYD、YPGはアスタナ会議(シリア政府と反体制派の和平協議)の枠内に身を置くことができる」(2016年12月30日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、2017年1月にカザフスタンのアスタナで予定されているシリア政府と反体制派の和平協議(アスタナ会議)に関して、「ロシアは当初から、民主統一党(PYD)のようなテロ組織はアスタナ会議に参加すべきでないと、我々に伝えてきた…。もしPYDや人民防衛隊(YPG)がシリアの領土の統一性を支持するのであれば、両組織は包括的問題解決の枠内に身を置くことができるだろう」と述べた。

ARA News(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍が前日に引き続き、シリア領内に進攻中のトルコ軍を航空支援し、バーブ市一帯のダーイシュ拠点を爆撃(2016年12月30日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月31日付)によると、ロシア軍戦闘機が、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が攻撃を続けるバーブ市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点3カ所を空爆、トルコ軍の発表によると、この空爆でダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、バーブ市近郊のアズラク地区一帯では、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室とダーイシュが交戦したが、トルコ軍兵士1人が死亡、5人が負傷したという。

トルコ軍はまた、バーブ市一帯などを激しく砲撃し、ダーイシュの拠点17カ所を破壊、戦闘員26人を殲滅したという。

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トルコ軍は声明を出し、2016年8月下旬に開始された「ユーフラテスの盾」作戦で、トルコ軍がダーイシュ(イスラーム国)戦闘員1,171人を殺害、117人を負傷させるとともに、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員291人を殺害、4人を負傷させ、11人を投降させたとの戦果をハッピー発表した。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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イランのザリーフ外相はシリア全土停戦を「大きな成果」と称賛(2016年12月30日)

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、30日に発効した停戦合意に関して、ツイッターのアカウントを通じて「大きな成果」だとしたうえで「この機会を利用してテロを根絶すべき」と綴った。

またIRNA通信(12月30日付)が報じたところによると、ザリーフ外務大臣はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、シリア全土での停戦に歓迎の意を示し、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム・ファトフ戦線、そして両組織の同盟者に対する「テロとの戦い」を継続することを強調したという。

また、ザリーフ外務大臣は、イラン、トルコ、ロシアが引き続きシリア政府と反体制派の和平協議に向けて連携と協議を続けることでラブロフ外務大臣と合意したという。

AFP, December 30, 2016、AP, December 30, 2016、ARA News, December 30, 2016、Champress, December 30, 2016、al-Hayat, December 31, 2016、Iraqi News, December 30, 2016、IRNA, December 30, 2016、Kull-na Shuraka’, December 30, 2016、al-Mada Press, December 30, 2016、Naharnet, December 30, 2016、NNA, December 30, 2016、Reuters, December 30, 2016、SANA, December 30, 2016、UPI, December 30, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍がシリア領内で侵攻作戦を継続するトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室を支援するかたちでバーブ市一帯のダーイシュ拠点を初めて爆撃(2016年12月29日)

アレッポ県では、『12月30日付』などによると、トルコ軍と「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室が攻略をめざすバーブ市内のダーイシュ(イスラーム国)の複数拠点に対して、ロシア軍戦闘機が空爆を実施した。

ロシア軍戦闘機が、トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室を空爆支援するのはこれが初めて。

ロシア軍によるバーブ市空爆は、ロシアとトルコの仲介により30日午前0時に発効予定のシリア軍と反体制派の停戦合意を受けた動きだと思われる。

なお、シリア人権監視団によると、ロシア軍は28日にもバーブ市を空爆したという。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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エジプト外務省は全土停戦を歓迎(2016年12月29日)

エジプト外務省は声明を出し、トルコおよびロシアの仲介のもと、30日午前0時に発効予定のシリア政府と反体制武装集団7組織の全土停戦に歓迎の意を示した。

SANA(12月29日付)が伝えた。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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トルコのユルドゥルム首相「YPG、ダーイシュ、ヌスラ戦線は停戦の対象ではない」(2016年12月29日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、30日午前0時発効予定のシリア政府と反体制武装集団7組織の停戦に関して「シリアでの戦闘を終結させる歴史的機会」と述べた。

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トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は、30日午前0時に発効予定の停戦合意に関して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)は停戦から除外されると発表した。

ユルドゥルム首相は「YPGはテロ組織であり、我々がテロ組織と分類する組織がシリアの問題解決の一部をなすことはできず、政治的解決のために当時者が集うに際して、交渉のテーブルにつくことはできない」と述べた。

ユルドゥルム首相はまた、「ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)は停戦の対象ではない」と強調した。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、December 30, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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ロシアは全土停戦を監視するためのホットラインをトルコと開設する一方、トランプ米新政権に停戦への参加を呼びかける意向(2016年12月29日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、セルゲイ・ショイグ国防大臣とシリア情勢への対応を協議するための会合を開き、トルコおよびロシアの仲介のもと、30日午前0時に発効予定のシリア政府と反体制武装集団7組織の全土停戦に関して、シリア政府を支援し、同国内での「テロとの戦い」を継続する意思を示した。

プーチン大統領は、「成立した合意はもちろん脆く、特別なケアが必要となる…。しかし、それは我が国の国防省、国防省、そして地域の我々のパートナーの協業と努力の具体的な結果だ」と述べ、トルコの取り組みを高く評価、シリア全土停戦に関して「ロシア、イラン、トルコは停戦監視の責任を負うとともに、和平プロセスを保障するための役割を果たす」と強調した。

ロシア国防省によると、シリア政府との停戦に応じた反体制武装集団は、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、シャーム革命家、ムジャーヒディーン軍、イドリブ自由軍、シャーム戦線の7組織で、その兵力は6万2,000人におよぶという。

一方、ロシア大統領府は、プーチン大統領とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が電話会談で、ダーイシュ(イスラーム国)を筆頭とするテロ組織を停戦から除外することを改めて確認したと発表した。

RT(12月29日付)などが伝えた。

SANA, December 29, 2016
SANA, December 29, 2016

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プーチン大統領との会合に出席したショイグ国防大臣は、停戦が除外される組織に関して「停戦合意に参加しない武装した反体制派はテロリストとみなされる」としたうえで、停戦監視のためのホットラインをトルコと開設したことを明らかにした。

また、トルコとの間で停戦に向けて2ヶ月にわたって、反体制武装集団の拠点を地図に記すことを中心に協議を重ねてきたと付言した。

一方、ラブロフ外務大臣は、「ロシアは国連加盟国に対してシリアをめぐる合意の実施に参加するよう呼びかけることになる。ドナルド・トランプ氏を指導者とする新生米国に参加を求めることになる」と述べた。

AFP, December 29, 2016、AP, December 29, 2016、ARA News, December 29, 2016、Champress, December 29, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 29, 2016、Kull-na Shuraka’, December 29, 2016、al-Mada Press, December 29, 2016、Naharnet, December 29, 2016、NNA, December 29, 2016、Reuters, December 29, 2016、RT, December 29, 2016、SANA, December 29, 2016、UPI, December 29, 2016などをもとに作成。

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