シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がハマー県北部でシリア軍と激しく交戦するなか、ロシア・シリア両軍は同地を爆撃(2019年5月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カルアト・マディーク町一帯で、シャーム解放機構とシリア軍および親政権民兵が激しく交戦した。

戦闘はシリア軍が同地への進軍を試み、攻撃を激化させたことで発生、シリア軍戦闘機が6度にわたる空爆を実施、ヘリコプターが「樽爆弾」10発をカルアト・マディーク町に投下した。

シリア軍はまた、ザカート村、アルバイーン村を砲撃した。

また、ロシア軍戦闘機もブワイブ村を5度、シュールリーン村を2度にわたり爆撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月3日付)によると、トルコの支援を受ける国民解放戦線が、県西部のブルハーン丘一帯に進攻したシリア軍を撃退したと発表した。

これに対して、SANA(5月3日付)は、シリア軍がバーブ・ターカ村、サルマーニーヤ村にある反体制武装集団の拠点を砲撃したと伝えた。

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イドリブ県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がフバイト村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部のハッダーダ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(ハマー県5件、イドリブ県1件、アレッポ県4件、ラタキア県3件)確認した。

AFP, May 3, 2019、ANHA, May 3, 2019、AP, May 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 3, 2019、al-Hayat, May 3, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 3, 2019、Reuters, May 3, 2019、SANA, May 3, 2019、UPI, May 3, 2019などをもとに作成。

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