赤十字国際委員会事業総局長「アレッポ市南東部から脱出・避難を続けている住民への対処をめぐってシリア政府と協議を行っている」(2016年12月1日)

赤十字国際委員会(ICRC)のドミニク・シュティルハルト事業総局長は、ロイター通信(12月1日付)に対して、同委員会が現在、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部からシリア政府支配下のアレッポ市西部に脱出・避難を続けている住民への対処をめぐってシリア政府と協議を行っていることを明らかにした。

シュティルハルト事業総局長はまた、シリア政府がアレッポ市南東部から脱出してきた住民数百人を逮捕・尋問しているとするシリア人権監視団の発表(シリア軍筋はこれを否定)に関して、「我々はもちろん、これらの施設への訪問を試み、我々はシリアで多くの拘置所を訪問することができる…。しかし状況は現在、極めて混乱しており、我々の」チームがこれらの施設を訪問することは容易ではない。その点についてはもちろん、シリア政府とも協議し、そのために我々は行動する」と述べた。

Kull-na Shuraka', December 1, 2016
Kull-na Shuraka’, December 1, 2016

 

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2016年12月1日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月1日付)によると、ヤルムーク川流域一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団と交戦を続けた。

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は、ロシアの求めに応じ、「アサドの専制を断ち切ること」とした前言を撤回、「ユーフラテスの盾」作戦は「テロ組織のみを標的とする」と訂正(2016年12月1日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アレッポ県北部でトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が遂行する「ユーフラテスの盾」作戦に関して、テロ組織のみを標的としていると述べ、「アサドの専制を断ち切ること」との前言を撤回した。

エルドアン大統領は「ユーフラテスの盾」作戦は、特定の国家、個人を標的とはしていない。テロ組織だけを標的としている。この点に関して誰も疑義を呈することなど許されないし…、この問題を曲解し歪めることも許されない」と述べた。

ARA News, December 1, 2016
ARA News, December 1, 2016

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が29日にイスタンブールで、「ユーフラテスの盾」作戦に参加し、シリア領内に侵攻中のトルコ軍の目標に関して「アサドの専制支配に歯止めをかけること…それ以外にはない」と述べたことに関して、ヴラジミール・プーチン大統領がエルドアン大統領から釈明を受けたと発表した。

ペスコフ報道官は30日、「きわめて危険な発言で、これまでの発言と矛盾している…。我々は、同盟国であるトルコから早急に、この問題についてのさらなる説明を期待する」と述べていた。


AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表「アレッポ市東部から3万人の住民がシリア政府、ロジャヴァ支配地域に脱出した」(2016年12月1日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、11月下旬以降のアレッポ市東部をめぐるシリア軍と反体制武装集団の戦闘で、反体制武装集団の支配下にあった同地から脱出した住民の数が3万人に達しているとしたうえで、シリア国内の避難民(IDPs)が400万人以上に及んでいると発表した。

脱出した3万人のうち、1万8000人はシリア政府支配下のアレッポ市西部、8,500人は西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区にも1万8,000人の住民が脱出・避難しているという。

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国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、ロシアがアレッポ市南東部にとどまる重篤患者・負傷者400人を含む住民の避難・搬送のための人道回廊(4カ所)の使用について、アレッポ市で国連の代表団と協議する意向を示していることを明らかにした。

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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民間人保護のため関係当事者との交渉を担当するという「アレッポ委員会」は声明で、シリア政府と停戦交渉を行っているとの情報を否定(2016年12月1日)

反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市南東部での民間人保護のため関係当事者との交渉を担当する「アレッポ委員会」は声明を出し、シリア政府と停戦交渉を行っているとする一部情報を否定した。

ARA News(12月1日付)に述べたところによると、「アレッポ委員会」は最近になって、アレッポ市東部の住民保護を目的に結成された機関で、現地の名士によって構成され、同地のすべての紛争当事者と交渉する権限を有しているという。

この「アレッポ委員会」が、11月下旬以降のシリア軍による攻勢を受けるかたちで、シリア軍側と交渉、同地からの反体制武装集団戦闘員と民間人の安全な退去や、シリア政府への同地の引き渡しについて交渉を行っていたのだという。

Kull-na Shuraka', December 1, 2016
Kull-na Shuraka’, December 1, 2016

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市南東部で籠城を続けるすべての武装集団が糾合し「アレッポ軍」を結成(2016年12月1日)

ハラブ・トゥデイ・ニュース(12月1日付)、クッルナー・シュラカー(12月1日付)によると、アレッポ市南東部で籠城を続けるすべての反体制武装集団が同地の開囲に向け、「アレッポ軍」を新たに結成し、シャーム戦線の司令官の一人で、トルコで活動するアブー・アブドゥッラフマーン・ヌール氏を最高司令官、アブー・バシール・マーッラ氏を副司令官に任命した。

アレッポ市南東部には、シャーム・ファトフ戦線戦闘員400人を含む反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)戦闘員1万5,000人が抵抗を続けている。

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一方、シャーム自由人イスラーム運動の新総司令官に任命されたアリーウマル氏はビデオ声明(https://youtu.be/S6bES4zlZRw)で、「革命挫折の理由は分裂にある」と自己批判、「みなを統合するまで、例外なくすべての組織に手を差し伸べる」と表明した。

Youtube, December 1, 2016
Youtube, December 1, 2016

 

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、Halab News Today, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプで反体制武装集団の退去・投降が完了(2016年12月1日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月1日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプでの反体制武装集団のイドリブ県方面への退去と、残留を希望する戦闘員による武器引き渡しと投降が完了した。

またタッル市では、シリア軍と反体制武装集団の停戦合意を受け、戦闘が終結した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(12月1日付)によると、シリア軍がフィキーア村近郊の放棄された大隊基地(第82師団所属)を制圧した。

一方、SANA(12月1日付)によると、シリア軍がラジャート高原一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

SANA, December 1, 2016
SANA, December 1, 2016

 

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月1日付)によると、イドリブ市内にあるファトフ軍の拠点で誤爆と思われる爆発が起こり、戦闘員1人が死亡した。

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ラタキア県では、SANA(12月1日付)によると、シリア軍がフィッラ村一帯の反体制武装集団拠点を攻撃した。

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍(共和国護衛隊、第4機甲師団)がアレッポ市南東部での市街戦に向けカルム・ジャズマーティー地区一帯に展開(2016年12月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が籠城を続けるアレッポ市南東部での市街戦に向け、カルム・ジャズマーティー地区一帯に、共和国護衛隊、第4機甲師団などからなる部隊を展開させた。

ARA News(12月1日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市サカン・シャバービー地区、バニー・ザイド地区を砲撃した。

一方、SANA(12月1日付)によると、アレッポ市南東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市ファイイド地区を砲撃し、子供2人、女性1人を含む6人が死亡した。

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍によって制圧されたアレッポ市北東部マサーキン・ハナーヌー地区への住民の帰宅が始まる(2016年12月1日)

アレッポ県では、SANA(12月1日付)によると、11月26日に完全制圧されたアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区で、シリア軍が地雷、爆発物の撤去を完了、同地から一時避難していた住民の帰宅が始まった。

アレッポ県知事のフサイン・ディヤーブ氏によると、100世帯(約600人)がアレッポ市西部に設置された仮設居住センターからすでに帰宅したという。

SANA, December 1, 2016
SANA, December 1, 2016

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は11月30日にシリア領内で5回の爆撃を実施(2016年12月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月30日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, December 1, 2016、AP, December 1, 2016、ARA News, December 1, 2016、Champress, December 1, 2016、al-Hayat, December 2, 2016、Iraqi News, December 1, 2016、Kull-na Shuraka’, December 1, 2016、al-Mada Press, December 1, 2016、Naharnet, December 1, 2016、NNA, December 1, 2016、Reuters, December 1, 2016、SANA, December 1, 2016、UPI, December 1, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍を実質統括するサウジ人説教師は、アレッポ市東部、西グータ地方の反体制武装集団の敗退の責任が分裂状態の司令官、兵士と非難(2016年11月30日)

シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装連合体のファトフ軍を実質統括するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏は、ツイッターを通じて、アレッポ市東部やダマスカス郊外県(ハーン・シャイフ・キャンプ一帯など西グータ地方)での反体制武装集団の敗走について「残念なことに、一部の司令官は自分たちの椅子、そして地位にしがみついていた」、「今日起こっていることは分裂状態に最大の原因がある」、「この分裂ゆえに、司令官らは自分たちの兵士だけを弁護し、兵士たちは沈黙し、自分たちの兄弟に疑いをかけている」と批判した。

AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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イスラエル軍はレバノン領空からシリア領内を爆撃(2016年11月30日)

SANA(11月30日付)によると、イスラエル軍戦闘機が29日早朝、レバノン領空を侵犯し、ダマスカス郊外県サッブーラ村一帯に向かってミサイル2発を発射した。

この攻撃による人的・物的被害はなかったという。

『ハヤート』(12月1日付)によると、イスラエル軍の空爆は、ヒズブッラーの武器輸送車輌、第4機甲師団の武器庫を標的にしたと思われる。

AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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ロシア大統領府はシリア侵攻の目的を「アサドの専制を断ち切ること」と述べたトルコのエルドアン大統領に釈明を求める(2016年11月30日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が29日にイスタンブールで、「ユーフラテスの盾」作戦に参加し、シリア領内に侵攻中のトルコ軍の目標に関して「アサドの専制支配を断ち切ること…それ以外にはない」と述べたことに関して、釈明を求めたいと述べた。

ペスコフ報道官は「きわめて危険な発言で、これまでの発言と矛盾している…。我々は、同盟国であるトルコから早急に、この問題についてのさらなる説明を期待する」と述べた。

エルドアン大統領は「私の見積りでは、シリアで100万人近くが命を落とし、今も子供、女性、男性など、多くの人々が命を落としている。国連はどこにいるのか? 何をしているのか? イラクにいるとでも言うのか? 何もしていない! 我々は堪え忍ぶよう呼びかけてきたが、こんな状況には絶えきれず、自由シリア軍とともにシリアに侵攻した…。なぜ侵攻したのか? シリアの国土の割譲を企図しているのか? いや、侵攻の任務はシリアの国土の本来の持ち主に与えることだ。つまり、我々は…アサドの専制支配を断ち切るために侵攻したのだ」と述べていた。

一方、エルドアン大統領は、ヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、アレッポ市の状況について意見を交わした。

『ハヤート』(12月1日付)などが伝えた。

AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年11月30日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆するとともに、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、工業地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーヤ地区、ラサーファ地区、ブガイリーヤ村、ジャフラ村一帯でダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍がカスル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は東グータ地方のマイダアーニー村の東部・北部を制圧(2016年11月30日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のマイダアーニー村内でシリア軍と反体制武装集団が交戦し、シリア軍が同村の東部と北部を制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(11月30日付)によると、停戦合意が成立したハーン・シャイフ・キャンプから、投降を拒否する反体制武装集団戦闘員とその家族の第2陣がイドリブ県に向かって退去を開始した。

Kull-na Shuraka', November 30, 2016
Kull-na Shuraka’, November 30, 2016

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イドリブ県では、SANA(11月30日付)によると、ファトフ軍がフーア市を砲撃し、1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、ワーディー・アイス、サイヤード村でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍がタィーバ村、サムアリール村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍がダルアー市電力会社一帯、避難民キャンプ西部一帯、ブスラー広場一帯などでシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。


AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団はシリア軍がアレッポ市東部から脱出した数百人と逮捕したと発表、AMCもシリア政府が脱出した若者の収容キャンプを設置したと主張(2016年11月30日)

シリア人権監視団は、シリア軍が、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から脱出した数百人を逮捕したと発表した。

同監視団によると、同地から脱出した300人以上も行方が不明だという。

また、AMC(11月30日付)は、シリア軍と親政権武装勢力が、アレッポ市東部から脱出してきた住民のうちのすべての男性(青年)を収容するためのキャンプをサーフール地区、ナカーリーン地区などに設置したと主張した。

『ハヤート』(12月1日付)によると、シリア軍消息筋は、アレッポ市南東部からの避難民の逮捕を否定している。

Kull-na Shuraka', November 30, 2016
Kull-na Shuraka’, November 30, 2016

 

AFP, November 30, 2016、AMC, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市では、シリア軍と反体制武装集団の砲撃の応酬で30人近くが死亡(2016年11月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市南東部のジュッブ・クッバ地区に対して砲撃を加え、子供2人を含む21人が死亡、数十人が負傷した。

また、ホワイト・ヘルメットによると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市南東部に避難する住民に対して、シリア軍が砲撃を加えたとし、複数の画像をインターネットで拡散した。

White Helmets, November 30, 2016
White Helmets, November 30, 2016
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White Helmets, November 30, 2016
White Helmets, November 30, 2016

一方、SANA(11月30日付)によると、反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市アアザミーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、フルカーン地区を砲撃し、子供2人を含む8人が死亡した。

SANA, November 30, 2016
SANA, November 30, 2016


AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制武装集団との戦闘の末、アレッポ市南東部南端のシャイフ・サイード地区を完全制圧(2016年11月30日)

アレッポ県では、SANA(11月30日付)によると、シリア軍が予備部隊・同盟部隊とともに、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部の南西の端に位置するシャイフ・サイード地区を完全制圧し、治安と安定を回復した。

Youtube, November 30, 2016
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SANA, November 30, 2016
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AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は11月29日にシリア領内で5回の爆撃を実施(2016年11月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月29日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, November 30, 2016、AP, November 30, 2016、ARA News, November 30, 2016、Champress, November 30, 2016、al-Hayat, December 1, 2016、Iraqi News, November 30, 2016、Kull-na Shuraka’, November 30, 2016、al-Mada Press, November 30, 2016、Naharnet, November 30, 2016、NNA, November 30, 2016、Reuters, November 30, 2016、SANA, November 30, 2016、UPI, November 30, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県タッル市でシリア政府と反体制武装集団が停戦に再合意(2016年11月29日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(11月29日付)によると、停戦合意後も散発的な戦闘が続いていたタッル市で、28日付でシリア軍と反体制武装集団の停戦合意が改めて成立した。

また、ハーン・シャイフ・キャンプを退去した反体制武装集団戦闘員とその家族はハマー県カルアト・マディーク町に到着した。

Kull-na Shuraka', November 29, 2016
Kull-na Shuraka’, November 29, 2016

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なお、SANA(11月29日付)によると、シリア政府と反体制武装集団の停戦(国民和解)は、ハーン・シャイフ・キャンプの他に、ザーキヤ町、カナーキル村、キスワ市、フサイニーヤ町、タイバ村、ムカイラビーヤ市、マッラーナ村、ダルーシャー村でも推し進められた。

AFP, November 29, 2016、AP, November 29, 2016、ARA News, November 29, 2016、Champress, November 29, 2016、al-Hayat, November 30, 2016、Iraqi News, November 29, 2016、Kull-na Shuraka’, November 29, 2016、al-Mada Press, November 29, 2016、Naharnet, November 29, 2016、NNA, November 29, 2016、Reuters, November 29, 2016、SANA, November 29, 2016、UPI, November 29, 2016などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動は支配地域のモスク管理を目的とする委員会を設置(2016年11月29日)

アル=カーイダとの関係を解消したアル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線(旧シャームの民のヌスラ戦線)と、アル=カーイダ・メンバーの主導のもとに結成されアル=カーイダとの関係を否定するシャーム自由人イスラーム運動は共同声明を出し、国境地帯および沿岸地方におけるモスクなどの施設を管理するための中央ワクフ委員会を設置したと発表した。

Kull-na Shuraka', November 29, 2016
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シャーム自由人イスラーム運動は、ムハンナド・ミスリー氏の任期終了を受け、アリー・ウマル氏を新たな総司令官に任命した。

AFP, November 29, 2016、AP, November 29, 2016、ARA News, November 29, 2016、Champress, November 29, 2016、al-Hayat, November 30, 2016、Iraqi News, November 29, 2016、Kull-na Shuraka’, November 29, 2016、al-Mada Press, November 29, 2016、Naharnet, November 29, 2016、NNA, November 29, 2016、Reuters, November 29, 2016、SANA, November 29, 2016、UPI, November 29, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはアレッポ県北部でトルコ軍兵士2人を捕捉(2016年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍部隊が、同県におけるダーイシュ(イスラーム国)の最後の拠点都市であるマンビジュ市に対して初めて砲撃を行い、砲弾複数発が市内に着弾した。

また、ハワール・キリス作戦司令室は、マンビジュ市とマンビジュ市の間に位置するアリーマ町郊外のウーシャーラー一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

一方、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(11月30日付)は、ダーイシュがバーブ市近郊のダーナー市でトルコ軍兵士2人を捕捉したと発表した。

Kull-na Shuraka', November 29, 2016
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シリア政府が難民の帰国や状況改善を目的とする「欧州国民和解主幹委員会」をベルリンに設置(2016年11月29日)

『ハヤート』(11月30日付)は、シリア国内での停戦プロセスに携わる国民和解委員会が、ドイツの首都ベルリンに、シリア人難民の帰国や状況改善を目的とした「欧州国民和解主幹委員会」の設置を発表したと伝えた。

それによると、国民和解委員会のファイサル・カッシャーシャ委員長は、アリー・ハイダル国民和解担当国務大臣の指示を受け、アブドゥルマスィーフ・シャーミー氏、サバーフ・カースーハ氏に、ドイツで欧州国民和解主幹委員会を設置するよう任じたという。

欧州国民和解主幹委員会は、欧州に避難したシリア人の祖国への帰国を促し、在外居住者の状況改善を支援することを任務とするという。

Kull-na Shuraka', November 29, 2016
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シリア・ロシア両軍がハマー県北部を爆撃(2016年11月29日)

ハマー県では、ARA News(11月29日付)によると、ロシア軍がカフルズィーター市を空爆し、イッザ軍の戦闘員多数が死亡した。

一方、SANA(11月29日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ラターミナ町、ジャニー・アルバーウィー村、スカイク村、マアーン市北部、カフルズィーター市北部、ズラーキーヤート村、サイヤード村でファトフ軍の拠点を空爆した。

これに対して、ファトフ軍は、ムハルダ市を砲撃し、女性1人と子供1人が死亡した。

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ダルアー県では、ARA News(11月29日付)によると、シリア軍がフィキーア村とダリー町の間に位置する戦略的要衝のウユーン丘を制圧した。

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クナイトラ県では、SANA(11月29日付)によると、反体制武装集団がハドル村を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(11月29日付)によると、シリア軍がラスタン市でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

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アレッポ市救済と反体制武装集団統合を呼びかけるイドリブ市での抗議デモを顎鬚の男が妨害(2016年11月29日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月29日付)によると、イドリブ市で若者数十人がデモを行い、アレッポ市救済と反体制武装集団の統合を呼びかけた。

しかし、これに対して、顎鬚を蓄えた戦闘員1人が乱入し、デモ参加者が掲げていた「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を取り上げて妨害し、デモを中止に追い込んだ。

Kull-na Shuraka', November 29, 2016
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Youtube, November 29, 2016
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反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から1万人以上の住民が戦火を逃れ、シリア政府およびロジャヴァ支配下のアレッポ市西部に脱出(2016年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に7,000人が、またシリア政府支配下のアレッポ市西部に5,000人以上が新たに脱出した。

脱出した住民の多くは、シリア軍と反体制武装集団の戦闘の最前線に位置するシャッアール地区、バーブ街道地区にとどまっていた住民だという。

また、SANA(11月29日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が籠城を続けるアレッポ市南東部にとどまっていた住民数千人が、シリア政府支配下のアレッポ市西部に脱出し、シリア軍によって保護され、仮設居住センターに移送された。

SANA, November 29, 2016
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ステファン・オブライエン国連人道問題担当事務次長は、シリア軍、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるアレッポ市東部に対する攻勢と同地北側地域の完全制圧により、反体制武装集団の支配下にとどまっていた住民約1万6000人が避難したと発表したうえで、「アレッポ市を襲っている身も凍るようなきわめて恐ろしい状況の結果として、民間人が辿りかねない運命を深く懸念している」と述べた。

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シリア・ロシア両軍が反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市南東部進軍に向けて激しい爆撃・砲撃を実施(2016年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍戦闘機・ヘリコプターがアレッポ市南東部のバーブ・ナイラブ地区、ムワーサラート地区、アンサーリー地区、マシュハド地区、サイフ・ダウラ地区、カーティルジー地区、シャッアール地区、フルワーニーヤ地区、マイサル地区を空爆した。

またジャバル・バドルー地区とサーフール地区の南側に隣接するバーブ街道地区、シャッアール地区、アレッポ国際空港と市内を結ぶ街道沿い、フルワーニーヤ地区、科学技術センター集合住宅地区一帯、サカン・シャバービー地区一帯、バーブ・ハディード地区(旧市街)一帯でシリア軍と反体制武装集団が激しく交戦、シリア軍が同地を間断なく砲撃した。

またアレッポ・ファトフ軍作戦司令室に所属するシャーム戦線の幹部がロイター通信(11月29日付)に語ったところによると、アレッポ市東部の北側部分を完全制圧したシリア軍は、アレッポ市南東部のアズィーズィーヤ地区などに激しい砲撃を加えた。

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米空軍中央司令部は9月17日のダイル・ザウル市近郊でのシリア軍に対する有志連合の爆撃を誤爆と認める(2016年11月29日)

米空軍中央司令部は、2016年9月17日にダイル・ザウル県サルダ山一帯に展開するシリア軍に対して米主導の有志連合が行った空爆に関する調査結果を発表した。

同司令部が一部を公開した11月2日付の覚書(http://www.centcom.mil/Portals/6/media/REDACTED_FINAL_XSUM_Memorandum__29_Nov_16___CLEAR.pdf)によると、空爆は、標的を誤認し、「ダーイシュ(イスラーム国)を標的としているという誠意(good faith)」に基づいて実施された誤爆だったという。

www.centcom.mil, November 29, 2016
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AFP, November 29, 2016、AP, November 29, 2016、ARA News, November 29, 2016、Champress, November 29, 2016、al-Hayat, November 30, 2016、Iraqi News, November 29, 2016、Kull-na Shuraka’, November 29, 2016、al-Mada Press, November 29, 2016、Naharnet, November 29, 2016、NNA, November 29, 2016、Reuters, November 29, 2016、SANA, November 29, 2016、UPI, November 29, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は11月28日にシリア領内で12回の爆撃を実施(2016年11月29日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月28日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、シャッダーディー市近郊(2回)、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

AFP, November 29, 2016、AP, November 29, 2016、ARA News, November 29, 2016、Champress, November 29, 2016、al-Hayat, November 30, 2016、Iraqi News, November 29, 2016、Kull-na Shuraka’, November 29, 2016、al-Mada Press, November 29, 2016、Naharnet, November 29, 2016、NNA, November 29, 2016、Reuters, November 29, 2016、SANA, November 29, 2016、UPI, November 29, 2016などをもとに作成。

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イスラエル軍は前日に引き続き、ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点を爆撃(2016年11月28日)

ダルアー県では、ARA News(11月28日付)、クッルナー・シュラカー(11月28日付)によると、イスラエル空軍が前日に引き続き、ヤルムーク川流域一帯にあるハーリド・ブン・ワリード軍の拠点に対して複数回の空爆を実施した。

ハーリド・ブン・ワリード軍は、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓う組織で、ヤルムーク殉教者旅団を中心に結成された組織。

イスラエル軍報道官によると、空爆は、占領下ゴラン高原のイスラエル偵察部隊に対するハーリド・ブン・ワリード軍の26日の砲撃への報復で、UNDOFが放棄した軍事施設(ハーリド・ブン・ワリード軍が流用)を標的としたという。

ARA News, November 28, 2016
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