米主導の有志連合がトルコ占領下のハサカ県北部で空挺作戦を敢行し、ダーイシュの幹部2人を逮捕(2023年9月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つラアス・アイン市近郊のウンム・ジャッルード村で空挺作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部2人を逮捕した。

逮捕された2人のうちの1人は、イラク人司令官(アミール)、もう1人はシリア人だという。

AFP, September 24, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北部とハサカ県北部でトルコ軍、シリア国民軍がシリア民主軍と砲撃戦(2023年9月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村とシュユーフ・タフターニー町一帯を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内の拠点都市の一つジャラーブルス市一帯を砲撃した。

一方、ANHA(9月24日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のイッビーン村、アキーバ村および周辺の森林地帯、スーガーニカ村近くの森林地帯、バイナ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会が、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のアリーシャ村一帯のシリア国民軍の陣地や拠点を砲撃した。

AFP, September 24, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 24, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回の砲撃を確認したと発表(2023年9月24日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による8回(イドリブ県)の砲撃を確認、これによりシリア軍兵士1人が死亡、3人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月24日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 24, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー司令官:「シリア民主軍をシリアの防衛システムの一部とみなし、法律に沿ってその役割や活動を認めるよう求めているが、その解体が求められるなら、政治的解決を反故にし、真剣な対話を阻害する」(2023年9月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官が英国のパン・アラブ月刊誌『ジャマッラ』(9月23日付)のインタビューに応じ、シリア政府との交渉を拒否しないが、今はまだ機は熟していないと述べた。

アブディー司令官は、ロシアにシリア危機の政治的解決を支援するよう要請したが、シリア政府があらゆる現実的な提案を拒否し、眼鏡な政策に固執していると批判した。

また、シリア政府に対して、シリア民主軍をシリアの防衛システムの一部とみなし、法律に沿ってその役割や活動を認めるよう求めているが、シリア民主軍の解体が求められるなら、政治的解決を反故にし、真剣な対話を阻害すると述べた。

なお、シリア民主軍側の要求に対してシリア政府からは何らの回答もないという。

 

AFP, September 24, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、al-Majalla, September 23, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣とヨルダンのサファディー外務大臣がニューヨークで会談し、シリア情勢について協議(2023年9月23日)

第78回国連総会に出席するために米国のニューヨークを訪れているイランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣が、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と会談した。

ヨルダンのアンムーン通信(9月23日付)によると、会談では、両国問題や中東地域の諸問題について意見が交わされた。

中東地域の諸問題においては、パレスチナ問題のほか、国連安保理決議第2254号に基づき、シリア危機を「一歩一歩」解決し、シリアの統一と団結、安全と安定を維持し、シリア国民の権利や要求に応えていくためのアラブ世界や国際社会の取り組みについて議論が行われた。

サファディー外務大臣は、ヨルダンと中東地域への脅威、とりわけ麻薬密輸を阻止する必要を強調した。

AFP, September 24, 2023、Ammon News, September 23, 2023、ANHA, September 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2023、‘Inab Baladi, September 24, 2023、Reuters, September 24, 2023、SANA, September 24, 2023、SOHR, September 24, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領とアスマー夫人は中国の浙江省杭州市での第19回アジア競技大会記念の晩餐会と開会式に出席(2023年9月23日)

アサド大統領とアスマー・アフラス大統領夫人は、中国の浙江省杭州市での第19回アジア競技大会開催を記念して、習近平国家主席と彭麗源夫人が主催した公式晩餐会に出席した。



**

続いて、アサド大統領とアスマー・アフラス大統領夫人は、同日晩に開催された19回アジア競技大会の開会式に出席した。















開会式には、習近平国家主席のほか、各国要人らも出席した。

**

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市で、北・東シリア自治局による燃料価格引き上げ決定に抗議するデモ(2023年9月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市で、自治局による燃料価格引き上げ決定に抗議するデモが行われた。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月23日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の貨物車輌など37輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所)からシリア領内に新たに進入(2023年9月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など37輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

また貨物車輌25輌からなる有志連合の車列がワリード国境通行所を経由して、シリアからイラク領内に移動した。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3世帯11人がシリア政府の支配地に脱出(2023年9月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた3世帯11人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、ラタキア県、ハマー県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2023年9月23日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(9月24日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

これに対してシャーム解放機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク旅団は、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村近郊のシリア軍の陣地や拠点を攻撃、戦車1輌を破壊した。

シリア軍も、サルミーン市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプなどを砲撃、これにより住民2人が死亡、子供を含む2人が負傷した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区、ザクーム村、カルクール村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、September 24, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県のハムラーン通行所をめぐって、シャフバー連合がシリア国民軍と交戦、シャーム解放機構の増援部隊はトルコ軍の封鎖をかわしてトルコ占領地に侵入(2023年9月23日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(9月23日付)によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアフタリーン市一帯、バルアーン村、ハリーマ村、ナアマーン村などで、シリア国民軍諸派と、同軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の傘下で活動し、シャーム解放機構ともつながりがあるシャフバー連合が交戦、これによりバーブ市とラーイー村を繋ぐ街道が寸断された。

戦闘による死傷者の詳細は不明だが、シリア国民軍の憲兵隊3人と、アブー・ヤアクーブ・カッバースィーンを名乗るシャーム自由人イスラーム運動の司令官が死亡した模様。

シリア人権監視団によると、交戦したのは、シリア国民軍のスルターン・ムラード師団と、同軍とシャーム解放機構の双方に所属するシャーム自由人イスラーム運動・東部地区(アウラーン自由人)で、バルアーン村、アフタリーン市一帯のほか、ワーシュ村、タッル・バッタール村一帯でも戦闘が行われた。

またシリア人権監視団によると、トルコ軍が、占領下の「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」を結ぶアレッポ県のガザーウィヤ村とダイル・バッルート村の通行所一帯に戦車や装甲車を展開させ、両通行所を閉鎖、シャーム解放機構の増援部隊の通過を阻止した。

だが、シャーム解放機構の部隊は舗装されていない山道を通って、「オリーブの枝」地域内に侵入、シャーム自由人イスラーム運動の旗を掲げてバーブ市方面に向かったという。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍第2軍団はシャーム解放機構がシリア民主軍の協力のもとシリア北部でトルコ軍に対する合同軍事作戦の実施を計画していることを突き止めたと発表(2023年9月22日)

シリア国民軍第2軍団はテレグラムのアカウント(https://t.me/Second_Legion2/)を通じて声明を出し、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の協力のもとトルコ軍に対する合同軍事作戦の実施を計画していることを突き止め、「分離主義グループ」(シリア民主軍)に対する治安作戦の実施を開始したと発表した。

声明によると、シャーム解放機構とシリア民主軍は、ハサカ県のジャトル村やアレッポ県のアイン・ダーダート村に設置されている通行所を砲撃、シリア国民軍の陣地を襲撃しようとしていたという。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構とつながりがあるシリア国民軍所属のシャフバー連合はハムラーン通行所奪還をめざすシャーム自由人イスラーム運動・東部地区(アウラーン自由人)への支援を表明(2023年9月22日)

シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の傘下で活動し、シャーム解放機構ともつながりがあるシャフバー連合はテレグラムのアカウント(https://t.me/ShahbaaGathering/)を通じて声明を出し、ハムラーン通行所(ハムラーン村通行所、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地側はウンム・ジャッルード村通行所)の奪還を目指して攻勢を強めていたシャーム自由人イスラーム運動・東部地区(アウラーン自由人)への支援を表明した。

AFP, September 23, 2023、ANHA, September 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2023、‘Inab Baladi, September 23, 2023、Reuters, September 23, 2023、SANA, September 23, 2023、SOHR, September 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カタールのムハンマド首相:「我々はシリアの戦争犯罪者を容認することはできない」(2023年9月22日)

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相はCNN(9月22日付)のインタビューに応じ、そのなかで、シリアのアラブ連盟への復帰に対する不満を露わにした。

ムハンマド首相は以下の通り述べた。

我々の姿勢は、アラう連盟へのシリアの復帰が決定した時に明示したものと同じだ…。我々はアラブ連盟への復帰に値するものを何も目にしていない。我々は決定へのコンセンサスを無に帰したくなかった…。他のアラブ諸国が我々と行った見解を持っている。だが、我々はこうした決定に反対はしたくなかった。
しかし、アラブ諸国とシリアの関係正常化は各国に委ねられている…。我々は戦争犯罪者を容認することはできない。(シリア)政府の(アラブ連盟への)復帰や(同政府との)関係正常化で譲歩しながら、シリア国民が苦しみ続けることを目にすることはできない。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、CNN, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

中国を訪問中のアサド大統領が習近平国家主席と会談、両国の戦略的関係を前進させると表明(2023年9月22日)

アサド大統領は、第19回アジア競技大会(9月22~25日)の開会式に合わせて訪問中の中国の浙江省杭州市で習近平国家主席と首脳会談を行い、両首脳はさまざまな分野において両国の戦略的関係を前進させると表明した。





https://youtu.be/zDtYbgs4d5I

会談において、アサド大統領は、今回の訪問が多極的世界の形成が世界のバランスと安定を回復させるなかで、重要で時宜を得たものだとしたうえで、みなが明るく有望な未来のため、この瞬間を見届けねばらならないと述べた。

アサド大統領の主な発言は以下の通り。

私は、今日の会談がさまざまな分野で広範かつ長期的な戦略的協力を確立し、中国が築いてきた多くの架け橋を補完するさらなる協力の架け橋となることを期待している。
私は、国際社会における中国の政策の基礎をなし、なおかつ各国の独立、諸国民の意思の尊重、テロ撲滅に根ざした法的、人道的、道徳的原則に基づき、諸国民の大義に寄り添う中国を訪問できたことへの幸福を表明したい。中国は、シリアに対する戦争の被害を軽減する上で大きな役割を果たてくれた。
これらの原則は、ほとんどの諸国民が信じている普遍的な原則である。それゆえに、グローバル文明イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアティブ、そして紛争ではなく、統合を通じてすべての人々に安全と発展を実現しようとする一帯一路構想に具体化されたグローバル開発構想といった貴国のイニシアチブへの世界的且つ広範な支持が存在する。
シリアは国際社会における中国の建設的な役割を注視し、これを弱体化させようとするあらゆる試みを拒否する。また南シナ海に緊張を作り出し、東南アジアの安定を打ち崩そうとする域内同盟結成に向けたあらゆる試みを拒否する。
中国は大国で、発展し、経済的にも強い国だが、ほかの先進国とは異なり人間性を失っていない。それどころか、政治の場においてバランスをもたらすうえで大きな役割を担っており、協力と相互利益に基づいた開発の新たな道を作り出そうとしている。両国は共通の原則によって結びついている。それゆえ、シリアは中国の忠実は友人であり続ける。
シリアは、人類の安全な未来を保障しようとする習近平国家主席が推し進めるすべてのイニシアチブを支援し、一つの中国という原則を堅持したい。
シリア、ウクライナ、南シナ海に違いはない。西側は諸国を混乱させるためこれらの地域を利用している。それゆえ、我々は、道徳と中国が認めた協力関係に基づくソフトパワーをもって軍事力の原則に対抗せねばならない。
個人的に、シリア国民に寄り添ってくれている中国政府に謝意を示したい。友好的な中国国民が、さらなるグローバルで、文明的で、人道的な勝利を実現することを願っている。

これに対して、習国家主席は、今回の会談が、不安定要素に満ちた国際情勢に直面する二国間の関係の歴史の分岐点として位置づけられると評価したうえで、以下の通り述べた。

中国は、一帯一路構想の枠組みのなかでシリアとの協力関係を強化し、シリアが上海条約機構に対話パートナーとして参加することを支援したい。また、外国の干渉に対抗するシリアの取り組みをしっかりと支援し、シリア領内における違法な部隊駐留を拒否する。さらに、諸外国に対して、違法な制裁や経済封鎖の解除を求めるとともに、テロ撲滅に向けたシリアの能力構築を支援したい。

首脳会談では、経済協力、経済開発分野の協力、一帯一路構想にかかる協力計画など、両国間の協定・覚書について協議が行われ、同席したファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と王毅外交部長、ムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣と中国国家発展改革委員会(NDRC)の何立峰主任が調印を行った。

**

首脳会談後、両国は両国戦略パートナーシップ関係構築にかかる共同声明を発表した。

声明においては、シリアによる一つの中国の原則支持、台湾における中国の主権支持、中国への内政干渉拒否、新疆ウイグル自治区における中国の姿勢とテロ撲滅への支持、一帯一路構想の支持、中国によるシリアの独立、主権、領土保全の支持、内政干渉拒否、外国軍の違法な駐留拒否、違法な一方的措置の解除支持などが確認された。

**

SANA(9月22日付)が伝えた。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣が新華社通信のインタビューに応じ、アサド大統領の訪中を両国関係の歴史における「新たな飛躍」と評価(2023年9月22日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は新華社通信(9月22日付)のインタビューに応じ、今回のアサド大統領の訪中について、両国関係の歴史における「新たな飛躍」と評価したうえで、過去数年間でシリアと中国の関係が大きな進展を遂げ、国際情勢が急激に変化するなかで、さまざまなレベルにおける中国の役割が増大していると述べた。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023、新華社通信2023年9月22日などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は部族長を部族、暴行を加えた国防隊のアブドゥルカーディル・ハンムー司令官を殺害、国防隊との戦闘の末ハサカ市治安厳戒地区を完全制圧(2023年9月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団、ノース・プレス(9月22日付)、イナブ・バラディー(9月22日付)などによると、シリア政府の支配下にあるハサカ市の治安厳戒地区で、シリア軍とアブドゥルカーディル・ハンムー司令官率いる国防隊の戦闘が続いた。

戦闘は、ハンムー司令官の自宅がある集合住宅や、抵抗を続ける国防隊のメンバーらの拠点の一帯で激しく行われた。

シリア軍は戦闘の末、ハンムー司令官を自宅で殺害した他、抵抗を続けていた国防隊メンバーを殲滅し、治安厳戒地区を完全に制圧した。

シリア軍は、投降を拒否していたハンムー司令官の自宅に手りゅう弾を投げ込み、彼を殺害した。

**

戦闘では、北・東シリア自治局の支配下にあるウムラーン地区で女性1人と女児1人が治安厳戒地区から発射された迫撃砲弾の残骸で負傷した。

また、ハシュマーン地区でも女児1人が、サーリヒーヤ地区でも女児1人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、North Press, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるラタキア県北部各所を砲撃(2023年9月22日)

ラタキア県ではシリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアイン・イーサー村、キンサッバー町、アイン・ガザール村、シャルフ砦、ラシュー丘、アブー・アスアド丘、カルミール丘を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍の憲兵隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を隔てるハムラーン通行所に展開(2023年9月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍の憲兵隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を隔てるハムラーン通行所(ハムラーン村通行所、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地側はウンム・ジャッルード村通行所)に展開した。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモにスワイダー県各地の住民が参加、ダルアー県でも同様デモが発生(2023年9月22日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモにはシャフバー町、ムルダク村、カナワート市、クライヤー町、サルハド市、ウルマーン村、マラフ町、ムクリン村などの住民がサイル広場に集まり、「カラーマ広場があなた方を呼んでいる」、「バッシャールなんて要らない」、「シリアは自由を欲している」、「さぁ、出ていけ、バッシャール」、「倒れろ、倒れろ、バッシャール」といったシュプレヒコールを連呼し、抗議の意思を示した。

ダルアー県のダルアー市ダルアー・バラド地区、ジーザ町でも同様の抗議デモが発生した。

一方、ダルアー県の南カリーム村では、シリア軍の兵士2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の傘下にあるダイル・ザウル民政評議会はアラブ系部族の蜂起に関して声明を出し「外国による一連の試みが及ぶ度に部族の自治局と連帯する」と表明(2023年9月22日)

北・東シリア自治局の傘下にあるダイル・ザウル民政評議会は、8月末から9月上旬にかけてダイル・ザウル県で発生した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族の蜂起に関して声明を出した。

声明のなかで、民政評議会は、北・東シリア自治局の発展を阻止しようとする外国による一連の試みが地域(ダイル・ザウル県)に及ぶ度に、部族の姿勢は豊かなものとなり、彼らはシリア人の希望や願望を実現する民主的で自由な空間に到達するまで、民主的な自治局と連帯する、と表明した。

ANHA(9月22日付)が伝えた。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市北のアラブ・ハサン村にあるシリア軍の陣地を多連装ロケット砲で攻撃し、兵士5人が負傷(2023年9月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のアラブ・ハサン村にあるシリア軍の陣地を多連装ロケット砲で攻撃し、兵士5人が負傷した。

**

ハサカ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会は声明を出し、ハサカ県タッル・タムル町近郊でのトルコ軍やシリア国民軍に対する一連の作戦を実施し、トルコ軍兵士3人とシリア国民軍戦闘員7人を殺害したと発表した。

声明によると、作戦は、9月4日に1回、7日に1回、10日に2回実施された。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのギュレル国防大臣:「シリアで新憲法が採択され、選挙が実施され、すべての人のための政府が樹立されれば、トルコ軍は喜んで去る」(2023年9月22日)

トルコのヤシャル・ギュレル国防大臣はトルコ日刊紙『ミッリイイェト』(9月22日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリアからのトルコ軍撤退の条件を明らかにした。

ギュレル国防大臣は以下の通り述べた。

我々は誰の土地も侵害していない。我が国の大統領は会合のたびにそう説明している。我々は誰の土地も必要としていない…。しかし、我が国には現在、400万人のシリア人がいる。
まず条件を整える必要がある…。(シリアで新)憲法が採択され…、選挙が実施され…、すべての人のための政府が樹立されれば、我々は喜んで去るだろう。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Milliyet, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣、イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣、トルコのフェダン外務大臣が第78回国連総会に出席するため訪問中の米ニューヨークで会談(2023年9月22日)

第78回国連総会に出席するため、米ニューヨークを訪問中のロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣、トルコのハカン・フェダン外務大臣が会談した。

三ヵ国は、シリアでの停戦、和平プロセスの推進を目的とするアスタナ会議(アスタナ・プロセス)の保証国。

会談に先立って、ラブロフ外務大臣とアブドゥッラフヤーン外務大臣は二者会談を行い、続いてフェダン外務大臣が加わり、三者会談となった。

さらにその後、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表も会談に加わった。

**

ロシア外務省の発表によると、会談では、シリア情勢に関して、同国において持続可能な安定を確保するという課題に重点をおいて、意見交換が行われ、アスタナ会議の保証国である3ヵ国は、シリアの主権、統一、領土の一体性を尊重するという原則を遵守し、同国の紛争の包括的な解決に向けて努力を継続することが確認された。

合わせて、紛争終結後の復興、難民の帰還促進などにおける貢献の必要が強調された。

 

RIAノーヴォスチ通信(9月22日、23日付)が伝えた。

AFP, September 22, 2023、ANHA, September 22, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2023、‘Inab Baladi, September 22, 2023、Reuters, September 22, 2023、RIA Novosti, September 22, 2023、September 23, 2023、SANA, September 22, 2023、SOHR, September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍が占領下ゴラン高原からシリア政府支配地に侵入し、監視所2ヵ所を破壊する一方、ドローンでダマスカス郊外県を爆撃、パレスチナのイスラーム聖戦機構のメンバーと見られる2人を殺害(2023年9月21日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦車と重機多数が占領下ゴラン高原から停戦ラインに沿って貼られている有刺鉄線を越えて進入した。

イスラエル軍戦車は進入してから数時間後、アイン・ティーナ村にある親政権民兵の仮設監視所複数ヵ所を砲撃した。
これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、1974年の兵力引き離し合意に違反して設置されているシリア軍の仮設施設2ヵ所を砲撃し、破壊したと発表した。

**

これと前後して、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機が占領下のゴラン高原からシリア政府支配地の上空を侵犯し、ダマスカス郊外県のバイト・ジン村一帯にまで侵入、男性2人が乗って移動していたオートバイを爆撃し、2人を殺害した。

イナブ・バラディー(9月21日付)によると、殺害されたのは反体制武装集団の元司令官で、アブー・ジャッラーフを名乗る人物とザーヒル・サアディー(アブー・アラー)なる人物。

一方、『ハアレツ』(9月21日付)は、殺害されたのがパレスチナのイスラーム聖戦機構のメンバーだと伝えた。

AFP, September 21, 2023、ANHA, September 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2023、Haaretz, September 21, 2023、‘Inab Baladi, September 21, 2023、Reuters, September 21, 2023、SANA, September 21, 2023、SOHR, September 21, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍とシャーム解放機構の双方に所属するアウラーン自由人がハムラーン通行所への攻勢を強める一方、トルコ軍が援軍派遣阻止をめざしてシャーム解放機構支配地とを結ぶ通行所を閉鎖(2023年9月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のサルサーナ村にあるシリア国民軍所属のシャーム自由人イスラーム運動の陣地を、同軍とシャーム解放機構の双方に所属するシャーム自由人イスラーム運動・東部地区(アウラーン自由人)が襲撃し、激しい戦闘の末、アウラーン自由人は村を制圧した。

一方、アウラーン自由人はシリア国民軍第2軍団に所属するアブー・ハイダル・マスカナ氏率いる武装グループが集結しているアブラ村を包囲した。

アウラーン自由人の進攻は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を隔てるハムラーン通行所(ハムラーン村通行所、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地側はウンム・ジャッルード村通行所)の奪還が目的。

トルコ軍は、占領下の「オリーブの枝」地域とシャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」を結ぶダイル・バッルート村の通行所、ガザーウィーヤ村の通行所を閉鎖した。

「解放区」からシャーム解放機構がアウラーン自由人に部隊増援を派遣するのを阻止するため。

なお、シリア人権監視団によると、 戦闘はダイル・バッルート村の通行所とガザーウィーヤ村の通行所一帯、ジャラーブルス市、ラーイー村でも発生し、22日未明に収束するまでにシリア国民軍の戦闘員3人が死亡した。

AFP, September 21, 2023、ANHA, September 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2023、‘Inab Baladi, September 21, 2023、Reuters, September 21, 2023、SANA, September 21, 2023、SOHR, September 21, 2023、September 22, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室、シャーム解放機構がラタキア県、イドリブ県で交戦(2023年9月21日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市で反体制武装集団の元メンバーが正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, September 21, 2023、ANHA, September 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2023、‘Inab Baladi, September 21, 2023、Reuters, September 21, 2023、SANA, September 21, 2023、SOHR, September 21, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年9月21日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, September 21, 2023、ANHA, September 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2023、‘Inab Baladi, September 21, 2023、Reuters, September 21, 2023、SANA, September 21, 2023、SOHR, September 21, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.