トルコの実質占領下にあるアフリーン郡(アレッポ県)でトルコ軍とシャーム軍団が住民数十人を拉致(2018年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のカブシーン村でトルコ軍とシャーム軍団が住民数十人を拉致、連行した。

**

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は声明を出し、28日にトルコの実質占領下にあるアレッポ県北東部のサンダラ村とタッル・シャイール村を結ぶ街道(ラーイー村近郊)でスルターン・ムラード師団のアブー・ムハンマド・ドゥーマーニー司令官を殺害したと発表した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロイター通信:イドリブ県に対するシリア軍の攻撃はまずは同県南部および西部に対して行われ、イドリブ市そのものが標的とはならない(2018年8月30日)

ロイター通信(8月30日付)は、シリア政府を支援する民兵の司令官の話として、イドリブ県に対するシリア軍の攻撃がまずは同県南部および西部に対して行われ、イドリブ市そのものが標的とはならない、と伝えた。

**

こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)によると、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党の増援部隊がシリア軍に対峙するため、ラタキア県山岳地域(クルド山、トルコマン山)やハマー県北部に到着した。

**

一方、ANHA(8月30日付)によると、イドリブ市中心街で、シャーム解放機構の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー2人が負傷した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)で爆弾が爆発(2018年8月30日)

アレッポ県では、ANHA(8月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるマンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス郊外県でダーイシュ掃討戦を継続(2018年8月30日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、ウンム・マルザフ方面の広範囲を新たに制圧した。

**

スワイダー県では、スカイ・ニュース・アラビック(8月30日付)によると、ヒズブッラーの戦闘員が乗った車が爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員3人が死亡した。Sky

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相がラヴロフ外務大臣と会談:「米英仏が攻撃しようがしまいが、シリア全土を解放するという我々の決意に影響はない」(2018年8月30日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相はロシアを訪問、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

**

会談後の共同記者会見で、ムアッリム外務在外居住者大臣は、イドリブ県で、シャーム解放機構と戦う決意を示しつつ、優先されるべきは、米英仏のシリアに対する愚かな攻撃を警戒しつつ、地元和解を推し進めることにあると強調した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、「我々とロシアはテロとの戦いのパートナーであり、戦地で偉大なる戦果を実現できた。我々は今、このテロの終わりの間近にいる。シリアで復興プロジェクトについて検討するのは当然だ。また、ロシアがこのプロジェクトに貢献することを優先課題とすることも当然だ」と述べた。

また「この7年から今まで、我々に対して陰謀を繰り返してきたックにの行為を忘れることなどできない…。シリアの指導部は、イドリブ県でどれだけの犠牲を払おうと、テロ組織であるヌスラ戦線(シャーム解放機構)と戦う決意をした。だが、我々は言いたい。優先事項は地元でも和解にある」と強調した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、米国がシリアでの化学兵器使用があった場合に再び対抗措置にでるとの姿勢を示しているやシリア国内に基地を建設し駐留していることに関して、「米国の駐留は敵対的なもので、違法だ」と非難、「米国の問題とは世界を欺いていることだ。その証拠に、テロ組織であるホワイト・ヘルメットのメンバーをシリア南部から、占領下ゴラン高原の兵力引き離し地域を経由して、イスラエル、そしてヨルダンに密出国させた。彼らがどこにいるのか我々は分からないが、そのほとんどがイドリブ県に戻ったのだろう」と述べた。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、「ホワイト・ヘルメットを作った英国諜報機関は…今、ホワイト・メルメットと協力して、イドリブ県郊外で化学兵器使用の劇場をでっちあげようとしている。最近、イドリブ県で子供44人を彼らは拉致したが、これは子供たちをこの劇場で訳者として利用するためだ。これは、西側が国連安保理の諸決議でテロリストに指定されているヌスラ戦線(シャーム解放機構)を救出するため、米英仏の攻撃を望んでいることを示している。だが、三カ国の攻撃があろうとなかろうと、シリア全土を解放するという我々の決意には影響はない」と強調した。さらに「米英仏が攻撃しようがしまいが、シリア全土を解放するという我々の決意に影響はない」と表明した。

そのうえで「我々は彼らの国(西側諸国)にいるシリア難民の帰還について共同の取り組みを行うべく検討を行った。我々は西側諸国に言いたい…。もし難民帰還で実質的な支援をしたいのなら、彼らが暮らすための復興を保証し、シリアへの一方的制裁を撤廃する努力をすべきだ」と述べた。

https://youtu.be/nm1kdOWBRyM

**

一方、ラブロフ外務大臣は、ロシアがシリア問題をめぐる地域の通信拠点になったと自負、各国との連絡を通じて建設的な意見交換を行ってきたと述べた。

ラブロフ外務大臣は「テロリストはイドリブ県の緊張緩和地帯に乗じて…、シリア軍への攻撃を行い、ラタキア県のフマイミームにあるロシア軍の航空基地に対して無人航空機で攻撃を行っている…。イドリブ県の武装勢力とテロリストを峻別する問題については意見交換がなされてきた。また地元和解や民間人の安全確保も試みられてきた。さらに我々は国連安保理決議第2254号や措置での国民対話大会での成果を遵守することを確認してきた」と述べた。

そのうえで「テロとの戦い、難民の帰還、安定回復は、シリア軍を挑発し、危機の政治的解決を妨害するテロリストなど一部の勢力のためになされるのではない」と強調した。

さらに、「ホワイト・ヘルメットが、西側諸国(による攻撃)のための口実を作り出そうとして、化学兵器使用捏造のための劇場を準備している」と警鐘を鳴らした。

SANA, August 30, 2018

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

日本政府が保健省と高等教育省所轄の公立病院のために供与したハイテク医療機器がWHOを通じて引き渡される(2018年8月30日)

SANA(8月30日付)は、日本政府が保健省と高等教育省所轄の公立病院のために供与したハイテク医療機器が、世界保健機関(WHO)を通じて引き渡されたと伝えた。

医療機器は総額1200万ドル相当で、機器には日本の国旗のシールが貼られている。

WHOのエリザベス・ホフ駐シリア代表によると、今回支援には、これらの機器のメンテナンスを行う技師の養成、病院・医療センターの復旧、救急車輌や移動式診療所の供与を通じた救急医療システムの確保、ダマスカス大学小児病院建設(200万ドル規模)も含まれているという。

SANA, August 30, 2018
SANA, August 30, 2018
SANA, August 30, 2018

AFP, August 30, 2018、ANHA, August 30, 2018、AP, August 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 30, 2018、SANA, August 30, 2018、UPI, August 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア合同調整センターが会合を開き、シリア難民・避難民の帰還の状況を報告(2018年8月30日)

ロシア国防省は、ロシア合同調整センターがモスクワで会合を開き、シリア難民・避難民の帰還の進捗状況報告を行ったと発表した。

ロシア国防省発表の骨子は以下の通り:

**

アサド大統領がレバノンのミシェル・アウン大統領で電話会談を行い、レバノンからの難民の帰還や支援について協議した。

ヨルダン政府はシリア政府との集中協議を行い、陸路交通の改善、難民帰還を促進するためにあたってシリア政府への信頼の増進の方途などについて意見を交わした。

中国通商省は、シリア経済復興に向けて国営企業にシリア側企業との関係深化を奨励している。

これまでにシリアに帰国した難民は23万8,000人にのぼる。

このうち過去2ヶ月で帰国したのは9,500人で、うち9,000人強がレバノンから帰還した。

避難先から帰宅した国内避難民の数は122万人にのぼる。

このうち2018年1月以降に帰宅した国内避難民は14万人にのぼる。

Ministry of Defense of Russia, August 30, 2018
Ministry of Defense of Russia, August 30, 2018

**

一方、SANA(8月30日付)によると、国外難民帰還調整委員会の委員長を務めるフサイン・マフルーフ地方自治環境大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らシリア政府関係者がテレビ会議システムで会合に参加した。

マフルーフ地方自治環境大臣、ミクダード外務在外居住者副大臣は、シリア政府が難民帰還に必要なあらゆる措置を行っていると強調した。

SANA, August 30, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは27件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年8月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(ラタキア県10件、アレッポ県15件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも2件(アレッポ県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連OCHAシリア事務所代表「イドリブ県に対するシリア軍の総攻撃が開始されたら、80万人が避難を余儀なくされる」(2018年8月29日)

国連OCHA(人道問題調整事務所)のシリア事務所代表を務めるリンダ・トム氏はAFP(8月29日付)の取材に対して、イドリブ県に対するシリア軍の総攻撃が開始されたら、80万人が避難を余儀なくされ、人道支援を必要とするようになると警鐘を鳴らした。

イドリブ県には現在300万人が暮らしていると推計される。

**

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明を出し、イドリブ県での大規模な軍事作戦が行われることで人道的危機が発生する危険が増しているとしたうえで、「いかなる化学兵器の使用も完全に拒否される」と警鐘を鳴らした。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米・ロシアは、米諜報機関使節団がシリアを極秘訪問したとのイランの報道を否定(2018年8月29日)

ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣は、米諜報機関使節団がシリアを極秘訪問し、シリア政府側と協議したとのファルス通信(8月28日付)の報道に関して、「捏造されたニュースだと思う」と述べた。

RT(8月29日付)が伝えた。

また、米国務省のヘザー・ナウアート報道官も「6月に米高官がダマスカスを訪問し、シリアの高官と会談したとの報道は正しくない…。報道は我々が知っている真実を何ら伝えていない…。私はこのような会談が行われたなどと承知していない」と述べた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制派系サイトのザマーン・ワスル:共和国護衛隊は首都ダマスカス近郊の人民宮殿近くの地下に化学兵器製造・貯蔵施設を建設(2018年8月29日)

反体制派系サイトのザマーン・ワスル(8月29日付)は、共和国護衛隊の元隊員からの情報として、首都ダマスカスの郊外にある人民宮殿の近くの秘密刑務所の地下部分に化学兵器を製造・貯蔵する施設が建設されている、と伝えた。

元隊員は、共和国護衛隊第289施設大隊のマルワーン・マフムード大佐の監督のもとに進められたこの秘密刑務所の建設(2002年から使用開始)に参加したとしたうえで、共和国護衛隊化学兵器大隊の地下トンネルがこの刑務所に併設されていたと証言した。

地下トンネルは4カ所の出入り口があり、その中にはそれぞれ幅3.5メートル、高さ4メートル、厚さ25センチの扉が三重に設置され、全長約500メートルのトンネル内部では北朝鮮の専門家たちが空気清浄機の設置を監督していたという。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018、Zaman al-Wasl, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラヴロフ外務大臣はサウジアラビアのジュバイル外務大臣と会談「イドリブ県での攻撃開始は間近。反体制派は「腐った膿」で殲滅する必要がある」(2018年8月29日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣との会談、二国間関係、シリア情勢、イエメン情勢、イランへの対応などについて意見を交わした。

ラブロフ外務大臣は会談後の共同記者会見でシリア情勢に言及、イドリブ県に対するシリア軍の攻撃開始が間近に迫っていると述べた。

ラブロフ外務大臣は「イドリブ県は緊張緩和地帯を悪用しようとしているテロリストにとっての最後の温床だ…。「革命家」は民間人を人間の盾にする一方で、シリア政府との交渉の準備をしている武装集団に身を置こうとしている…。トルコとロシアは、シリアの反体制派とテロリストとみなされる人々を分ける必要があるという点で、政治的に相互理解に達している」と述べた。

そのうえでイドリブ県で抵抗を続ける反体制武装集団を「腐った膿」と非難、殲滅する必要があるとしつつ、「テロリストに対する作戦に向けた準備をするにあたっては、民間人の犠牲を最小限にするため、できるすべてを行わねばならない」と付言した。

一方、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を改めて強調し、和平協議に向け、サウジアラビアが行ってきた反体制派糾合の試みに謝意を示すとともに、西側諸国による挑発や「テロとの戦い」への妨害を促さないよう求めた。

これに対して、ジュバイル外務大臣も、国連安保理決議第2254号に基づく政治的解決の必要を確認した。

Reuters, August 30, 2018

**

イランのモハンメド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、トルコの首都アンカラを電撃訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。

『ハヤート』(8月30日付)などが伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、RT, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国民解放戦線はイドリブ県内でシリア政府との和解を主唱する30人以上を粛清(2018年8月29日)

国民解放戦線は声明を出し、イドリブ県東部のブライサー村、タッル・シーフ村、ハルバ村、ダイル・シャルキー村、タッル・シャイフ村、ムアイサルーナ村で、シリア政府との和解を主唱する活動家・住民30人以上を拘束したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)が伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエルのカッツ諜報大臣「我々はイスラエルを脅かし得るイランのいかなる標的に対しても全力で報復する」(2018年8月29日)

イスラエルのイスラエル・カッツ諜報大臣は、イランのエミール・ハータミー国防大臣のシリア訪問時に締結された「軍事技術合意」に関して「バッシャール・アサドとイランが交わした合意はイスラエルにとって試練になる。我々の対応は明白なものとなろう。我々はイランがシリアを軍事拠点化することを許さない…。我々はイスラエルを脅かし得るイランのいかなる標的に対しても全力で報復する。シリア軍防空部隊が介入し、我々に対抗しようものなら、代償を支払うことになるだろう」と述べた。

AFP(8月28日付)が伝えた。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍増援部隊がイドリブ県内の反体制派支配地域に設置された監視所に配備(2018年8月29日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)によると、カフルルースィーン村に設置された国境通行所を経由して、15輌の車輌からなるトルコ軍部隊がシリア領内に進入、反体制派支配地域に設置された監視所に向かった。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの実質占領下にあるアフリーン郡(アレッポ県)で武装集団どうしの戦闘、爆発事件、YPGによるトルコ軍部隊への攻撃、トルコ軍の砲撃(2018年8月29日)

アレッポ県では、ANHA(8月29日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市でスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団と第7師団が交戦し、双方に死傷者が出た。

こうしたなか、市内のノウルーズ広場に仕掛けられた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士3人、武装集団戦闘員1人、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去してきた住民4人が死亡、20人以上が負傷した。

ANHA, August 29, 2018

このほかにも、市内で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、4人が負傷した。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)がシーラーワー町各所でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団に対して特殊作戦を敢行し、複数の兵士、戦闘員を殺傷、車輌などを破壊した。

これに対して、トルコ軍はシーラーワー町近郊のバーシャムリー村、クワンダト・マザン村を重火器で砲撃した。

トルコ軍はまた、ハムザ師団、シャーム軍団とともにアンダーラ村、ブルジュ・ハイダル村(シーラーワー町近郊)で強制捜査を行い、住民22人を拉致、連行した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘でダーイシュ追撃を続ける(2018年8月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に面するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、カブル・イード・フナイシュ地区、ハウィー・アワド池一帯を制圧した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県でシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃(2018年8月29日)

ハマー県では、SANA(8月29日付)によると、シリア軍が県北部のラターミナ町西方、ジャイサート村、ジャナービラ丘、ハスラーヤー村、カフルズィーター市でシャーム解放機構の拠点、車輌を、ズィヤーラ町、マシーク村でトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃した。

シリア軍はまた、スカイラビーヤ市近郊で反体制武装集団の無人航空機を補則、これを撃墜した。

**

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月29日付)によると、国民解放戦線がアレッポ市ラーシディーン地区西方に進攻を試みたシリア軍を要撃した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:28日に難民152人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は9,359人に(2018年8月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月29日付)を公開し、28日に難民152人が新たに帰国したと発表した。

 

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は9,359人となった。

 

内訳は、レバノンからの帰国者9,041人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万5,282人(うち女性209万5585人、子供356万2494人)。

 

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(ラタキア県13件、アレッポ県12件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも1件(ハマー県)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 29, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連安保理でイドリブ県情勢への対応協議:ロシア、シリアはホワイト・ヘルメットによる化学兵器攻撃捏造準備、米英仏の敵対姿勢を非難(2018年8月28日)

国連安保理で、シリア情勢、とりわけシリア軍による攻撃が間近に迫っているとされるイドリブ県情勢への対応をめぐる会合が開かれた。

会合はロシアの呼びかけによるもの。

会合では、米国のケリー・エッケルズ=クリー国連経済社会理事会代表が、イドリブ県で開始されようとしているシリア軍の攻撃とロシアによる支援に懸念を表明、これを非難した。

また、シリア政府が国民に対して再び化学兵器を使用しようとしていると指摘、英仏とともにこうした攻撃に対しては適切な対抗措置を講じると脅迫した。

フランスのアンヌ・ゲゲン国連大使が、市民を殺戮し、学校や病院を破壊するシリア軍の軍事作戦を止めるべきだと主張、国際社会に対してシリア政府に緊張を悪化させないよう迫るべきだと訴えた。

ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は、ロシアのイニシアチブのもとに、シリア政府の支配下に復帰した地域で難民、避難民の帰還が進んでいると強調する一方、「UNHCR・・・。はシリア人の帰還を支援するのではなく、なぜホワイト・ヘルメットを支援している」と批判した。

また、米国が違法に占領下に置いているシリア南部に航空基地の建設を進め、同地をテロリスト数百人が拠点・避難所としていると指摘、これを避難しない国際社会の二重基準を非難し、「具体的支援」を改めて求めた。

一方、ロシア国防省がシリア軍による化学兵器使用を隠蔽しようとしているとの英国国連代表大使の指摘について、「滑稽」だと反論、「良識ある人々は三カ国(米英仏)の報復の危険があるような無目的の軍事手段を使わない」と述べ、シリア軍を擁護、欧米諸国が、シリアのアル=カーイダであるヌスラ戦線(シャーム解放機構)などのテロ組織を支援していると逆に批判した。

8月の議長国である英国のカレン・ピース国連代表は、「現状のままでは…シリアのための「マーシャル・プラン」はない」と述べ、西側諸国によるシリア復興支援に消極的な姿勢を示した。

また、ホワイト・ヘルメットと英国が化学兵器攻撃を捏造しようとしているロシアの指摘をプロパガンダだと非難した。

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、シリア政府がUNOCHAによる人道支援に協力していると主張する一方、「この部屋の巨象」(西側諸国)が、テロ組織に対する戦争における自らの責任を認めようとせず、その代わりにホワイト・ヘルメットを駆使して新たな化学兵器攻撃を捏造し、シリアに対する敵対政策を継続しようとしている、と批判した。

AFP, August 29, 2018、ANHA, August 29, 2018、AP, August 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2018、al-Hayat, August 31, 2018、Reuters, August 29, 2018、SANA, August 29, 2018、UPI, August 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ホワイト・ヘルメットのサーリフ代表「化学兵器攻撃に関するロシアの発言は、イドリブ県で彼らがそれを使うための口実だ」(2018年8月28日)

トルコで活動するホワイト・ヘルメットのラーイド・サーリフ代表はイナブ・バラディー(8月28日付)の取材に対し、「イドリブ県での化学兵器攻撃に関するロシアの最近の嫌疑は、彼らがそれをこの地域で使うための口実だ」と非難した。

サーリフ代表は「イドリブ県での化学兵器攻撃をめぐるロシアの動きは、ハーン・シャイフーン市(イドリブ県)やダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市で化学兵器攻撃が行われた時に行われたことと似ている」としたうえで、ロシア・シリア両軍がアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構やホワイト・ヘルメットの自作自演に見せ掛けて化学兵器を使用しようとしていると断じた。

また、ロシア・シリア両軍による化学兵器が行われた場合、ホワイト・ヘルメットにはこれに対処するための十分な技術を持っていないと窮状を訴えた。

Reuters, August 27, 2018

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、’Inab Baladi, August 28, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マティス米国務長官「シリアでの化学兵器の問題についてロシアと最近協議した」(2018年8月28日)

ジェームズ・マティス米国務長官は記者会見で「我々の目的は、シリア国民がアサドによって指導されない政府を選ぶことだ」と述べた。

マティス国務長官はまた、「シリアでの化学兵器の問題についてロシアと最近協議した」と付言したが、その内容については明らかにしなかった。

一方、米国防総省のエリック・ペイホン報道官は、米国がシリアへのミサイル攻撃に備えてアラビア湾などで軍備を増強しているとのロシアの主張に対して、「プロパガンダに他ならず、正しくない」と否定しつつ、「しかしこのことは米国が(ミサイル攻撃の)用意ができていないことを意味するものではない」と述べた。

『ハヤート』(8月29日付)などが伝えた。

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2011年3月以降トルコ軍国境警備隊は避難しようとしたシリア人400人を射殺(2018年8月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月28日付)は、複数の活動家による記録に基づき、2011年3月15日以降、トルコ軍国境警備隊が国境で銃殺したシリア人の数が400人にのぼっていると伝えた。

射殺されたのは、トルコ領内に避難しようとしていた難民で、400人のうち子供は74人、女性は36人だったという。

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主評議会(YPG主体のシリア民主軍)は大幅譲歩にもかかわらずシリア政府に交渉継続を拒否され、ハサカ県カーミシュリー市で統一地方選挙立候補者数十人を拘束して対抗(2018年8月28日)

バスニュース(8月28日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の代表団がシリア政府との会談を終えて、首都ダマスカスからハサカ県に帰還して以降、両者の関係がにわかに悪化していると伝えた。

同サイトによると、シリア政府はシリア民主評議会代表団との会談で、両者の交渉継続に向けた合同委員会の設置を拒否、これによって事態が悪化、ハサカ県カーミシュリー市では、ロジャヴァの治安機関であるアサーイシュが9月16日に投票が予定されている統一地方選挙の立候補者数十人を拘束するなど強硬な姿勢に出ているという。

シリア民主評議会の代表団は、シリア政府に対して、連邦制や「クルド」という呼称を用いないことなど大幅な譲歩を行ったが、シリア政府の態度は軟化しなかったという。

同サイトによると、シリア民主評議会は近く、シリア民主軍の支配下にある地域を統合するための新たな民政局を正式に発足させる予定で、この民政局の呼称は「クルド」の文字は削除されているという。

al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、Basnews, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラン・ファルス通信:米諜報機関がシリアを極秘訪問し、タンフ国境通行所からの撤退の条件として三つの要求を提示(2018年8月28日)

イランのファルス通信(8月28日付)は、米諜報機関の使節団がシリアを極秘訪問したと伝えた。

同通信社によると、28日深夜、UAEの特別機1機がダマスカス国際空港に到着、その約40分後に、黒塗りの四輪駆動車多数からなる車列が特別機に乗っていた米諜報機関の高官を乗せて、ダマスカス県マッザ区にある、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長の事務所に向かったという。

al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018

米諜報機関の使節団は、この事務所で、マムルーク国民安全保障会議議長のほか、ディーブ・ザイトゥーン総合情報部長、ムワッファク・アスアド少将(参謀副長)と約4時間にわたり会談、シリア情勢、中東地域情勢などについて意見を交わしたという。

同通信社によると、この会談で、米諜報機関の使節団は、米軍をタンフ国境通行所(ヒムス県)から撤退させる用意があるとマムルーク国民安全保障会議議長らに伝える一方、その見返りとして、イランのシリア南部からの完全撤退、シリア東部の油田地帯での米企業の利権の文書による承認、シリア政府が把握している反体制武装集団や外国人戦闘員についての情報(死者数、生存情報など)の提供、を求めたという。

これに対して、マムルーク国民安全保障会議議長はイランの撤退を拒否する一方、米企業の利権の承認については、シリア政府が策定する復興政策において善意に基づいて米企業の参入を認める可能性を示唆したという。

反体制武装集団の情報については、二国間の関係が確定しない限りは協力できないとの姿勢を示したという。

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、FARS, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのショイグ国防大臣はイドリブ県の反体制派と平和的解決に向けた協議を行っていると述べるも、国民解放戦線はこれを否定(2018年8月28日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、「当事者和解調整センターの職員が、イドリブ県の反体制武装集団の司令官やシャイフたちとシリア危機の平和的解決に向けて協議を行っている」と述べた。

協議を行っている武装集団の組織名や司令官の名前は明らかにしなかったが、「現在協議されているもっとも重要な問題はイドリブ県の緊張緩和地帯の状況、そして難民の帰還だ」としつつ、「かつて「穏健な反体制派」と呼ばれていた彼らとの協議はあらゆるレベルで困難なもののだが…、その目的は、ダルアー県やダマスカス郊外県東グータ地方での危機解決と同じように、この地域で平和的に事態を収拾することになる」と付言した。

スプートニク・ニュース(8月28日付)が伝えた。

**

これに対して、国民解放戦線は声明を出し、ロシア側との交渉の事実はないと発表した。

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、Sputnik News, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロバック元駐バーレーン米国大使ら有志連合高官がロジャヴァ支配下のダイル・ザウル県東部でアラブ系部族長と会談(2018年8月28日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるダイル・ザウル県東部を視察訪問中のウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使ら有志連合高官一行は、ブサイラ市でアラブ系部族長および同地一帯の地元評議会幹部らと会談した。

会談は非公開で行われ、地域のインフラ整備や社会問題などについて意見が交わされたという。

ANHA(8月28日付)が伝えた。

https://youtu.be/ukRWjH_yV4g

ANHA, August 28, 2018

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市(アレッポ県)でシャーム戦線と自由警察が交戦(2018年8月28日)

アレッポ県では、ANHA(8月28日付)によると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市でシャーム戦線と自由警察が交戦し、双方に死傷者が出た。

交戦は、自由警察がシャーム戦線のメンバー1人をダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだの容疑で逮捕したことがきっかけで起こったという。

al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県北部でシャーム解放機構などの拠点を砲撃、ダマスカス郊外県でダーイシュを追撃(2018年8月28日)

ハマー県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がイドリブ県に隣接する県北部のハスラヤー村などでシャーム解放機構、イッザ軍の拠点に対して砲撃を行った。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はズィヤーラ町を砲撃した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯を制圧した。

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県ダーライヤー市に住民数千人が避難生活を終えて帰宅(2018年8月28日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、戦闘を避けて避難生活を送っていたダーライヤー市住民数千人が、同市のインフラや治安が回復したのを受けて帰宅した。

帰還した住民は市の中心部にシリア国旗を掲揚し、帰還を祝った。

SANA, August 28, 2018

AFP, August 28, 2018、ANHA, August 28, 2018、AP, August 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2018、al-Hayat, August 29, 2018、Reuters, August 28, 2018、SANA, August 28, 2018、UPI, August 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.