ダイル・ザウル県でダーイシュがファーティミーユーン旅団の拠点を襲撃(2019年12月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市近郊の砂漠地帯に設置されているファーティミーユーン旅団(アフガン人民兵)の拠点複数カ所を襲撃し、3人を殺害、10人を負傷させた。

AFP, December 1, 2019、ANHA, December 1, 2019、AP, December 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2019、Reuters, December 1, 2019、SANA, December 1, 2019、SOHR, December 1, 2019、UPI, December 1, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構が無人航空機でハマー航空基地を爆撃(2019年12月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市西のハマー航空基地を所属不明の無人航空機複数機が攻撃、シリア軍防空部隊が迎撃した。

SANA(12月1日付)によると、飛来した無人航空機はヌスラ戦線(シャーム解放機構)のもので、シリア軍がこれを撃破したという。

同監視団によると、基地内で複数回の爆発と火災が発生したが、死傷者の有無は不明だという。

AFP, December 1, 2019、ANHA, December 1, 2019、AP, December 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2019、Reuters, December 1, 2019、SANA, December 1, 2019、SOHR, December 1, 2019、UPI, December 1, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構、国民軍、イッザ軍の侵攻によって前日に失った3カ村を奪還(2019年12月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「気力を失うな」作戦を開始した「必勝」作戦司令室(シャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍)がファルジャ村に侵攻、シリア軍地上部隊と激しく交戦した。

これに対し、シリア軍地上部隊はヒーシュ村、アーミリーヤ村、マウカ村、ダイル・ガルビー村、ビダーマー町、ラタキア県のクルド山、トルコマン山に至る街道一帯を砲撃した。

一方、ロシア軍戦闘機は、イドリブ氏一帯、カフルナブル市、カフルサジュナ村、カフル・ハルマ村、ジャバーラー村、ナキール村、ハーッス村、マアッラト・ヌウマーン市一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機も、サラーキブ市およびその一帯、ルバイア村、サイヤーダ村、スルージュ村、タッル・キルスヤーン村、ハラーキー村、バルサ村、ファルワーン村を爆撃、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、タッル・キルスヤーン村に対する爆撃で住民2人が死亡した。

さらにシリア軍ヘリコプターが、ハーッス村、トゥラムラー村、カンスフラ村、ハザーリーン村、カフルナブル市を「樽爆弾」で爆撃した。

一連の戦闘で、反体制武装集団戦闘員10人、シリア軍兵士5人が死亡、シリア軍は前日に喪失していたスルージュ村、イウジャーズ村、イスティブラート村、ラスム・ワルド村を奪還した。

なお、SANA(12月1日付)によると、シリア軍はカフリーヤ村に侵攻しようとした反体制武装集団も撃退した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイジャ村、ハウワーシュ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, December 1, 2019、ANHA, December 1, 2019、AP, December 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2019、Reuters, December 1, 2019、SANA, December 1, 2019、SOHR, December 1, 2019、UPI, December 1, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県北東部でロシア・トルコ軍が12回目となる合同パトロールを実施(2019年11月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市からダイリーク(マーリキーヤ)市にいたる国境地帯でロシア・トルコ軍が合同パトロールを実施した。

合同パトロールは今回で12回目。

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ラッカ県では、ANHA(11月30日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、サイダー村を砲撃した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県、アレッポ県各所で車に仕掛けられていた爆弾が爆発、住民が死傷(2019年11月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のアイン・アルース村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が負傷した(SANA(11月30日付)によると、住民13人が死傷)。


またラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市西のタッル・ハラフ村にあるトルコ軍の検問所近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジャラーブルス市で東部軍の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員複数が死傷した。

一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、29日にトルコ占領下のブルブル町近郊のアブラ村でシャーム戦線を攻撃し、2人を殺害したと発表した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍からなる「必勝」作戦司令室がイドリブ県で「気力を失うな」作戦を開始、3カ村を制圧(2019年11月30日)

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、トルコの支援を受ける国民軍国民解放戦線、「穏健な反体制派」と目されてきたイッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は声明を出し、県南東部のシリア軍拠点に対する新たな作戦「気力を失うな」作戦を開始したと発表した。

これを受けて、「必勝」作戦司令室は、ラスム・ワルド村、イスティブラート村、スルージュ村に侵攻、ドゥラル・シャーミーヤ(11月30日付)によると、シリア軍との戦闘の末、3カ村を制圧したという。

「必勝」作戦司令室はまた、サルジャ村、イウジャーズ村一帯にも侵攻、シリア軍と交戦した。

さらに、ドゥラル・シャーミーヤによると、トルコの支援を受ける国民軍国民解放戦線が、タッル・ダム村に侵攻しようとしたシリア軍を要撃し、兵士6人を殺害、6人を負傷させ、1人を捕捉した。

シリア人権監視団によると、一連の戦闘でシリア軍兵士18人と反体制武装集団14人が死亡した。

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(11月30日付)によると、この戦闘ではロシア軍傭兵も殺害したという。

これに対して、シリア軍ヘリコプターもインジャーズ村、ラスム・ワルド村、ガドファ村、マアッラト・ハルマ村を「樽爆弾」で爆撃した。

シリア軍はまた、マアッラト・ヌウマーン市一帯、カフルナブル市、ヒーシュ村、カフルルーマー村、アブー・ズフール町西方一帯などを地対地ミサイルで攻撃した。

一方、ロシア軍戦闘機もマアッラト・ハルマ村、カフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北西部のフワイジャ村一帯で反体制武装集団がシリア軍と交戦、兵士4人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西のラーシディーン地区、ダーヒヤト・アサド地区一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザーキヤ町で街道に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ残党と思われる武装集団がダイル・ザウル県ブサイラ市を占拠(2019年11月29日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月30日付)が複数の地元情報筋の話として伝えたところによると、オートバイに乗った武装集団がブサイラ市に侵入、同市の中心街、イシュリーン通り、アブヤド通り一帯を占拠した。

侵入した武装集団に対して、北・東シリア自治局のアサーイシュ(内務治安部隊)は抵抗を試みたが、2人が負傷、同地から撤退した。

武装集団の身元は不明だが、住民は彼らがダーイシュ(イスラーム国)の残党で、ダーイシュの存在を誇示することが狙いだと見ているという。

AFP, November 30, 2019、ANHA, November 30, 2019、AP, November 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 30, 2019、Reuters, November 30, 2019、SANA, November 30, 2019、SOHR, November 30, 2019、UPI, November 30, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県で、シリア軍、シリア民主軍がトルコ軍、国民軍と交戦(2019年11月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北東部のウンム・ジャルード村一帯でトルコ軍、国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

一方、トルコ占領下のアフリーン市のノウルーズ交差点近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が負傷した(ドゥラル・シャーミーヤ(11月29日付)によると、住民4人が負傷)。

このほか、アフリーン解放軍団が声明を出し、28日にトルコ占領下のアフリーン市とマーリキーヤ村でトルコ軍やハムザ師団の拠点を攻撃し、反体制武装集団戦闘員1人を殺害、トルコ軍兵士2人を負傷させたと発表した。

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ハサカ県では、ANHA(11月29日付)によると、シリア軍がタッル・タムル町一帯でトルコ軍、国民軍を砲撃、トルコ軍、国民軍も応戦した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃(2019年11月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市一帯、シャンナーン村一帯を爆撃した。

またシリア軍も、地上部隊がヒーシュ村、タッフ村、スィフヤーン村、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村を砲撃した。

SANA(11月29日付)によると、シリア軍は県東部のイウジャーズ村一帯に侵攻しようとしたシャーム解放機構を撃退した。

一方、フーア市でシャーム自由人イスラーム運動(国民軍)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同組織の特殊部隊メンバー1人が死亡した。

また、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ市とサルミーン市を結ぶ街道で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍も地上部隊が同地を砲撃した。

同地では、シリア軍地上部隊とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルマーニーヤ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアンジャーラ村を砲撃し、複数の住民が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県6件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県の北・東シリア自治局支配地でシリア政府支配地域との交易(密輸)拠点の水上通行所の運営をめぐり部族どうしが交戦(2019年11月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のズィーバーン町で、シリア政府支配下とのマヤーディーン市との交易(密輸)の拠点となっている水上通行所の運営をめぐって、地元の部族どうしが交戦し、女性1人を含む3人が負傷した。

AFP, November 29, 2019、ANHA, November 29, 2019、AP, November 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 29, 2019、Reuters, November 29, 2019、SANA, November 29, 2019、SOHR, November 29, 2019、UPI, November 29, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯でロシア軍とトルコ軍が砲撃戦、ハサカ県タッル・タムル町近郊ではシリア軍とトルコ軍が交戦、シリア軍がトルコ軍無人航空機を撃墜(2019年11月28日)

ラッカ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍がアイン・イーサー市西のディブス村、フーシャーン村などM4高速道路沿線一帯を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、アイン・イーサー市に駐留するロシア軍部隊が同地西に設置されたトルコ軍と国民軍の拠点複数カ所に対して砲撃を行い、トルコ軍も応戦、ロシア軍の基地周辺に砲弾が着弾した。

トルコ軍と国民軍はまた、タッル・アブヤド市近郊のサアルナジュキー村などを砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(11月28日付)によると、シリア軍がハサカ市とアレッポ市を結ぶM4高速道路沿いのタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タッル・ラバン村、ウンム・ハイル村に新たに展開した。

新たに展開したシリア軍部隊は28日晩、タッル・ラバン村でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍と交戦した。

シリア軍部隊また、カーミシュリー市南東部郊外のハームー村でトルコ軍の無人航空機1機を撃墜した。

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アレッポ県では、ANHA(11月28日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下に入ったマンビジュ市一帯のマンビジュ軍事評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属)の拠点を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市内で、国民軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員3人が負傷した。

同じくトルコ占領下のアアザーズ市でも、シャーム軍団メンバーの車に仕掛けられていた爆弾が爆発、車に乗っていた戦闘員1人が死亡した。

さらに、ANHA(11月28日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のアシュラフィーヤ地区でも車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、26、27日にマーリア市近郊とアアザーズ市近郊のカフル・カルビーン村で反体制武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機、シリア軍ヘリコプターがイドリブ県、ラタキア県に対する爆撃を再開(2019年11月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によるとロシア軍戦闘機がカフルナブル市の住宅街を爆撃した。

ロシア・シリア軍は前日の悪天候を理由に爆撃を中止していた。

一方、ジスル・シュグール市では、アリー・ブン・アビー・ターリブ学校近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ山一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(イドリブ県6件、ラタキア県3件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 28, 2019、ANHA, November 28, 2019、AP, November 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2019、Reuters, November 28, 2019、SANA, November 28, 2019、SOHR, November 28, 2019、UPI, November 28, 2019などをもとに作成。

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トルコとその支援を受ける国民軍がラッカ県、アレッポ県でシリア民主軍と交戦(2019年11月27日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市西のアブドゥーキー村で国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦、国民軍がトルコ軍とともにカズアリー村などを砲撃した。

また、ANHA(11月27日付)によると、トルコ軍がビールキータク村を砲撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がトルコ占領下のアアザーズ市を砲撃し、少なくとも3人が負傷した。

シリア民主軍はまた、マーリア市南のハルバル村一帯に侵攻し、国民軍と交戦した。

一方、ANHA(11月27日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局支配とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍は天候不順で空爆を実施せず、しかし地対地ミサイルでダブルタップ攻撃を行い、ホワイト・ヘルメット・メンバー10人負傷(2019年11月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市北部のナフル・アブヤド地区に対して地対地ミサイルでダブル・タップ攻撃を行い、1度目の攻撃の被害現場で瓦礫の撤去作業を行っていたホワイト・ヘルメットのメンバー10人が負傷した。

またタフターヤー村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

シリア軍はまた、シュグル・ダム、ハムブーシーヤ村、ビダーマー町一帯を砲撃した。

爆撃は天候不順のために実施されなかった。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(11月27日付)は、シリア軍ヘリコプターが(天候不順にもかかわらず)カフルナブル市を「樽爆弾」で爆撃、ラウダ病院を利用不能にしたと伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコマン山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と和解した元体制武装集団の司令官1人がタファス市で何者に撃たれて死亡した。

一方、HFL(11月27日付)によると、ブスル・ハリール市で空軍情報部の曹長が要撃を受けて、死亡した。

また、ダーイル町とタファス市を結ぶ街道に設置された空軍情報部の検問所近くで車に仕掛けれていた爆弾が爆発し、兵士複数人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県11件、ラタキア県6件、アレッポ県6件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、HFL, November 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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米国は25日のトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域への爆撃への関与を否定、トルコのシンクタンクはロシア軍の関与を指摘(2019年11月26日)

トルコのイスタンブールにあるジュスール軍事戦略研究センターは、11月25日にトルコが占領するアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域各所に対する所属不明の戦闘機による爆撃に関して、ロシア軍戦闘機によるものだとの見方を示した。

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また、ディフェンス・ポスト(11月26日付)は、米中央軍の報道官の話として、米主導の有志連合はこの爆撃に関与していないと伝えた。

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一方、SANA(11月26日付)は複数の現地情報筋の話として、北・東シリア自治局の支配地域からトルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市を経由してトルコに石油を密輸しようとしていた石油トレーラー複数輌と石油精製施設複数カ所が破壊されたと伝えた。

SANAは誰が破壊したかは明らかにしなかったが、シリア領から石油を密輸しようとするいかなる行為に対しても相応の措置が講じられるだろうと付言している。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、The Defense Post, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Jusoor for Studies, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

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前日に続いて所属不明の戦闘機複数機がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域を爆撃(2019年11月26日)

アレッポ県では、ANHA(11月26日付)によると、前日に続いて所属不明の戦闘機複数機がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の中心都市の一つバーブ市近郊のタッル・バッタール村を爆撃した。

所属不明の戦闘機はまた、アフタリーン市上空にも飛来した。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県を爆撃(2019年11月26日)

ラッカ県では、ANHA(11月26日付)によると、トルコ軍無人航空機がディブス村を爆撃した。

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アフリーン解放軍団が声明を出し、25日にトルコ占領下のマーリア市近郊に位置するトゥワイス村でワッカース旅団の拠点複数カ所を攻撃し、5人を殺害、6人を負傷させたと発表した。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領地、北・東シリア自治局支配地域各所で爆発が発生し17人死亡(2019年11月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下に入ったラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市に近いタッル・ハラフ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員ら17人が死亡、20人あまりが負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月26日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市のズフール地区にあるアサーイシュ(内務治安部隊)の検問所前で爆発が発生した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下にあるアフリーン市内のスィヤーサ通りで車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、8人が負傷した。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県を爆撃し2人死亡(2019年11月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカルサア村、マアッラト・ハルマ村、アルマナーヤー村、ラカーヤー村、ウライニバ村、カフルナブル市一帯、シャイフ・ムスタファー村を爆撃し、カルサア村で市民2人が死亡した。

また数日前のロシア軍のマアッルズィーター村への爆撃で負傷していた医師1人が死亡した。

シリア軍も地上部隊が、サハール村、ブルジュ村、ブライサ村、タッフ村、タフターヤー村、バーブーリーン村、ウンム・ジャラール村、ティーナ村、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村を砲撃した。

またタッル・ダム村、ティーナ村、サハール村、ファルジュ村でシリア軍は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県6件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県8件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 26, 2019、ANHA, November 26, 2019、AP, November 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 26, 2019、Reuters, November 26, 2019、SANA, November 26, 2019、SOHR, November 26, 2019、UPI, November 26, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県、アレッポ県北部でシリア民主軍とトルコ軍・国民軍の戦闘続く(2019年11月25日)

ハサカ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町近郊のタッル・ワルド村、ルバイア村(東ルバイア村、西ルバイア村)を爆撃するなか、国民軍が同地を攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある県北部のマーリア市を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が砲撃した。

シリア民主軍はまたハルバル村、タッル・マーリド村一帯で国民軍と交戦、戦闘員4人を殺害した。

一方、トルコ占領下のアアザーズ市では車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていたシャーム戦線の戦闘員2人が死亡、司令官1人が負傷した。

このほか、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のマリーミーン村で23日にトルコ軍の拠点を攻撃し、兵士9人を負傷させたと発表した。

AFP, November 25, 2019、ANHA, November 25, 2019、AP, November 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2019、Reuters, November 25, 2019、SANA, November 25, 2019、SOHR, November 25, 2019、UPI, November 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍はイドリブ県を激しく爆撃するなか、シリア軍はシャーム解放機構などとの戦闘の末同県の4カ村・農場を新たに奪還(2019年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタッフ村、ヒーシュ村、バイニーン村、トゥラムラー村、カフルルーマー村、マアッルズィーター村、タフターヤー村、ウンム・ジャラール村、カフルナブル市一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機もタッル・ダム村、サハール村、ファルジャ村、ブライサ村、ティーナ村を爆撃、地上部隊がシャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、ウンム・スィール村、カフルサジュナ村、マアッラト・ヌウマーン市郊外を砲撃した。

SANA(11月25日付)などによると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ザルズール村、ウンム・スィール村、ウンム・ハラーヒール村、ムシャイリファ村の農場地帯を制圧した。

シリア人権監視団によると、この戦闘などで、反体制武装集団戦闘員4人が死亡した。

https://youtu.be/rlSPTWuRxs8

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がクルド山一帯、トルコマン山一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がフワイズ村を砲撃した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市東の砂漠地帯(ワアル・ダム街道)でシリア軍のバスを要撃し、士官1人を含む5人を殺害、12人を負傷させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県7件、ラタキア県8件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県0件、ラタキア県8件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 25, 2019、ANHA, November 25, 2019、AP, November 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2019、Reuters, November 25, 2019、SANA, November 25, 2019、SOHR, November 25, 2019、UPI, November 25, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人負傷(2019年11月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人が負傷した。

シリア人権監視団が信頼できる複数の情報筋から得た情報によると、シリア軍司令部はハサカ県に駐留する部隊にトルコ軍に発砲しないよう司令を出しているが、一部兵士が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を加勢しているという。

一方、SANA(11月24日付)によると、シリア軍部隊がタッル・タムル町西に向けて展開地域を拡大、アーリヤト・フサイン村に新たな拠点を設置した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃、病院が被弾する一方、シリア軍はムシャイリファ村(イドリブ県)をシャーム解放機構などからなる反体制派から奪還(2019年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカンスフラ村、カフルサジュナ村、カフルナブル市、ハーッス村、マアーッラト・ナアサーン村、ムシャイリファ村一帯、放棄された大隊基地、イブリーン村、カフル・ウワイド村、カルサア村を爆撃、カンスフラ村にあるカイワーン病院が被弾し、被害を受けた。

シリア軍ヘリコプターもバスカラー村、カフルナブル市およびその一帯、イフスィム町、ハザーリーン村、バスカラー村一帯、マアッラト・スィーン村、ハーッス村、カフルルーマー村一帯、ヒーシュ村、マアッルズィーター村、バーラ村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がザルズール村、イブリーン村、カフルナブル市、マアッラト・ハルマ村、カルサア村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

シリア軍地上部隊はウンム・ハラーヒール村、ザルズール村一帯で反体制武装集団と交戦した。

SANA(11月24日付)によると、シリア軍はこれにより、20日にシャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室によって奪われていたムシャイリファ村を奪還した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

またシリア軍が同地で反体制武装集団を狙撃、2人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(イドリブ県4件、ラタキア県5件、アレッポ県6件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラッカ県アイン・イーサー市北西部に侵攻、IDPsキャンプと2カ村を制圧、M4高速道路に到達、事態を受けてロシア・トルコ軍が緊急協議(2019年11月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市北西部に侵攻、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、同市から数百メートルの距離に設置されていた国内避難民(IDPs)キャンプ、その西に位置するサイダー村、マアラク村を制圧、M4高速道路に到達した。

SANA(11月23日付)も、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が迫撃砲、無人航空機でアイン・イーサー市および同市一帯を攻撃したと伝えた。

これを受けて、ロシア軍とトルコ軍は緊急の協議を行い、国民軍をサイダー村、マアラク村の北2キロの地点まで撤退させることで合意した。

両軍はまた、アイン・イーサー市西のM4高速道路一帯からの国民軍の撤退についても合意した。

一方、ANHA(11月23日付)、SANA(11月23日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が死傷した(ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、7人死亡、数十人負傷)。

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アレッポ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を、シャワーリガ砦を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団、ANHA(11月23日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西の国境地帯で10度目となる合同パトロールを実施した。

AFP, November 23, 2019、ANHA, November 23, 2019、AP, November 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2019、Reuters, November 23, 2019、SANA, November 23, 2019、SOHR, November 23, 2019、UPI, November 23, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県などを爆撃、イッザ軍戦闘員3人死亡(2019年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が最近になってシャーム解放機構などからなる反体制武装集団によって制圧されたムシャイリファ村、スィフヤーン村、カルサア村、カフルナブル市、カフルサジュナ村、シャイフ・バフル村(イドリブ市郊外)、カンスフラ村を爆撃し、カフルナブル市ではイッザ軍の戦闘員3人が死亡した。

またシリア軍ヘリコプターもカフルナブル市、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がムシャイリファ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

この戦闘でシリア軍兵士3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアルド・マッラーフ地区、アレッポ市ラーシディーン地区、マンスーラ村、ハーン・アサル村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 23, 2019、ANHA, November 23, 2019、AP, November 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 23, 2019、Reuters, November 23, 2019、SANA, November 23, 2019、SOHR, November 23, 2019、UPI, November 23, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県ユーフラテス川に停泊中のシリア軍の石油輸送用ボートを爆撃で破壊(2019年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機複数機がズィーバーン町のユーフラテス川岸に設置されている水上通行所内に停泊していた輸送用ボート4隻を破壊した。

破壊されたボートは、シリア軍第4師団に所属していると思われ、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸で採掘された原油をシリア政府支配下のユーフラテス川西岸に輸送するために使用されていたという。

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一方、ユーフラテス・ポスト(11月22日付)によると、米主導の有志連合がズィーバーン町で空挺作戦を実施し、住民数十人を拘束した。

同サイトによると、拘束されたのはダーイシュ(イスラーム国)に所属していたとの容疑をかけられているという。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Euphrates Post, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラアス・アイン市近郊(ハサカ県)のタッル・ワルド村、ルバイアート村を迫撃砲や無人航空機で攻撃(2019年11月22日)

ハサカ県では、SANA(11月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける国民がラアス・アイン市近郊のタッル・ワルド村、ルバイアート村を迫撃砲や無人航空機で攻撃した。

ノールス研究センター(11月22日付)によると、この砲撃によってシリア軍兵士5人が死亡した。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Nors for Studies, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県への爆撃を続ける(2019年11月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルサジュナ村、タッル・ナール村、ラカーヤー・サジュナ村、マルイヤーン村、シャンナーン村一帯、マアッラト・ハルマ村、ナキール村、ファッティーラ村、ムシャイリファ村、ファルジャ村を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも、ハザーリーン村、カフルナブル市、ブサクラー村、マアッラト・スィーン村、シャイフ・ムスタファー村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がムシャイリファ村一帯、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、タフターヤー村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、ザルズール村、マアッラト・スィーン村、ビダーマー町、ナージヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市西のジャムイーヤト・ザフラー地区一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍地上部隊がマンスーラ村、ハーン・アサル村を砲撃、ハーン・アサル村一帯やアレッポ市西部郊外一帯で反体制武装集団と激しく交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市とヤードゥーダ村を結ぶ街道で第4師団の兵士2人が何者かに撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県9件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県11件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県タッル・アブヤド市近郊を越境砲撃(2019年11月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村を越境砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のルバイア村とタッル・ワルド村の間に位置するシリア軍の拠点を砲撃し、兵士5人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市内で何者かがシャーム戦線の拠点に手榴弾を投げ込んだ。

AFP, November 21, 2019、ANHA, November 21, 2019、AP, November 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2019、Reuters, November 21, 2019、SANA, November 21, 2019、SOHR, November 21, 2019、UPI, November 21, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市を砲撃し市民6人死亡(2019年11月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市を砲撃、ハムダーニーヤ地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、市庁舎に砲弾が着弾、市民6人が死亡、30人あまりが負傷した(SANA(11月21日付)によると、5人死亡、40人負傷)。

また、タッル・ダーディーン村一帯を砲撃、同地にある「イランの民兵」の武器弾薬庫が爆発した。

反体制武装集団はこのほかにもアッザーン山を砲撃した。

これに対して、シリア軍はヘリコプターでハーン・アサル村、アレッポ市東部郊外の電力境界一帯を爆撃した。

また地上部隊が、ジャズラーヤー村、カフルハムラ村一帯、マアーッラト・アルティーク村、ザンマール町、タッル・バージル村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハザーリーン村、ザルズール村、カフルナブル市、ラカーヤー・サジュナ村、マウカ村、バスカラー村、ウライニバ村、前日にシャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室によって制圧されたムシャイリファ村を爆撃した。

シリア軍戦闘機もザルズール村を爆撃、ヘリコプターもカフルナブル市およびその一帯、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、シャーム解放機構は、フワイン村一帯を砲撃した。

一方、マアッラト・ヌウマーン市では不発弾の爆発で子ども2人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がラスィーフ村、フライカ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県9件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 21, 2019、ANHA, November 21, 2019、AP, November 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 21, 2019、Reuters, November 21, 2019、SANA, November 21, 2019、SOHR, November 21, 2019、UPI, November 21, 2019などをもとに作成。

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